試作ソーラースターリングエンジンの構造


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エンジンの構造
 このエンジンは、γ形スターリングエンジンです。集熱器には表面にジルコニアをコーティングした黄銅を用い、その裏面にアルミのフィンを接着して加熱器をも兼ねています。パワーピストンのボア×ストロークは200mm×80mmです。ディスプレーサは発泡ウレタン製で、スポンジテープの上にテフロンシートを接着したものをディスプレーサシールに採用しています。パワーピストンクランクにはスコッチヨーク機構を、ディスプレーサには単クランク機構を用いています。エンジン下面には内部圧力制御用のバルブが取り付けてあり、エンジンの平均圧力をコントロールすることができます。

主な仕様
集熱器平板型コレクタ
加熱器プレートフィン
再生器金網積層式
冷却器シェルアンドチューブ式(水冷)
ピストンリング一方向性ピストンリング
クランク機構スコッチヨーク
加熱方式太陽光、電球



コレクタの構造
 右写真は電球による加熱実験中の受光面です。透明アクリルのカバーを通過した太陽光は、受光部(集熱器)に吸収され熱に変換されます。受光部には表面にジルコニアをコーティングした黄銅を使用しています。また、その裏面にはアルミ製のフィンを接着し、スターリングエンジンの加熱器としています。


試作ソーラースターリングエンジンの性能


低温度差ソーラースターリングエンジン

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