直立2気筒α形スターリングエンジン


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 スターリングエンジンは、高い理論熱効率や、低公害性などの種々の魅力的な特徴を持ち、現在まで多くの研究がなされ、その成果として、既存の内燃機関等に匹敵する出力、熱効率を得られるエンジンも開発されています。しかしながら比出力(エンジン重量当たりの出力)の点から見た場合、これは内燃機関に対しまだまだ劣り、現状ではこれら内燃機関の代替動力源として広く位置づけることはできません。一方、スターリングエンジンの簡易な機構によるメンテナンス性や静粛性、低公害性等は現状に置いても内燃機関等に対し十分な優越を持ち、この特徴を生かしたアプリケーションとしての実用化は大きな意義をもつと考えられます。

 直立2気筒α形スターリングエンジン(通称NSE)は比較的簡略な機構を有し、バッファ圧力は数気圧程度で運転され、主に低出力な分野での応用が期待される試作エンジンです。設計目標出力は数100W程度となっています。


直立2気筒α形スターリングエンジンの構造

直立2気筒α形スターリングエンジンの性能


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