埼玉大学のスターリングエンジン


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はじめに

 埼玉大学工学部機械工学科機械力学研究室(岩本昭一教授)では、1998年3月までスターリングエンジンの研究を行ってきました。しかし、岩本教授の定年退官によって、現在ではスターリングエンジンの研究は行われていません。ここでは、当時の学生たちの手作りのページを紹介します。


埼玉大学のスターリングエンジンのページへようこそ!

 私たちの研究室ではスターリングエンジンの研究を行っています。スターリングエンジンはあらゆる熱源を利用することができる環境に優しい動力源です。このホームページではスターリングエンジンの特徴から、私たちの研究室の研究内容まで幅広く紹介していきます。

研究の内容

 エネルギ問題や環境問題が取りざたされている現在、クリーンで環境に優しい動力源が必要とされています。近い将来、化石燃料は枯渇すると言われています。そして太陽や風力、水力、地熱などのクリーンなエネルギを利用した新しい動力源が必要とされるでしょう。私たちはこれらの問題を解決するために、温泉熱や排気ガスなどの低い温度の熱源を利用した低温度差スターリングエンジンの研究を行っています。
 低い温度の熱源を利用した低温度差スターリングエンジンは高い温度の熱源を利用した高温度差スターリングエンジンと比べると出力は小さく、熱効率も低くなってしまいます。しかし、地球上に低い温度の熱源は多量にあり、そのエネルギを有効に利用することは将来の地球にとって非常に有意義なことだと考えています。
 スターリングエンジンは本当にあらゆる熱源を利用することができるのでしょうか。また、その場合、どのようなことが技術的な問題となるのでしょうか。これらの問題を解決することで環境に優しい無公害エンジンが実現すると考えています。


  • スターリングエンジンの基本
    初心者のためのスターリングエンジン
    「スターリングエンジンってなんですか。」って方のためのページです。

  • 低温度差スターリングエンジン
    1kW級低温度差スターリングエンジン
    実用化目前の高出力低温度差スターリングエンジンを紹介します。
    300W級低温度差スターリングエンジン
    温泉熱利用動力源を目的とした低温度差スターリングエンジンです。
    小型α形低温度差スターリングエンジン
    低温度差スターリングエンジンをα形で初めて実現した小型エンジンです。
    10W級低温度差スターリングエンジン
    低温度差スターリングエンジンの基本特性を得るための実験用エンジンです。
    低温度差ソーラースターリングエンジン
    太陽熱を利用した低温度差スターリングエンジンを紹介します。

  • 高温度差スターリングエンジン
    直立2気筒α形スターリングエンジン[NSE]
    高い温度の熱源を利用した100W級スターリングエンジンです。
    排気ガスを利用したスターリングエンジン
    内燃機関の排気ガスでスターリングエンジンを動かします。
    実験用水平対向形スターリングエンジン
    このエンジンで様々な実験を行いました。

  • 新しい要素技術
    一方向性ピストンリング
    漏れが少なく、摩擦も少ない。理想のピストンリングです。

  • 解析手法
    スターリングエンジンの解析
    解析に興味がある方はこちら。
    解析プログラム
    Javaを使って実際に簡単な計算ができます。

  • 模型スターリングエンジン
    様々な模型スターリングエンジン
    私たちが作った手作りの模型スターリングエンジンです。
    模型スターリングエンジン 〜1996年度学生作品〜
    1996年度の学生がつくった模型スターリングエンジン達です。

  • その他の情報
    スタッフ紹介
    私たちがこのページを作りました。


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    Koichi Hirata (khirata@gem.bekkoame.ne.jp)