2003年12月30日(火)
■夜明けまで写真撮影することができました。
だんだん残りの日(夜)も少なくなりました。
満天の南天の夜空は毎日見ていても飽きません。
今朝は寝坊して、昼近くに起床。
コーヒーを飲みながら音楽を聴いてゆっくり過ごします。
ipodと小型スピーカーで夜のアウトドア、FMトランスミッターとの組み合わせで車内のカーステレオ用として楽しみます。
音楽は空気のようなものです。
外国に来て聴くのは日本のアーティストばかり。
特にミスチルのアルバムは何度も聴きました。
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▲朝のコーヒー
| ▲ガソリンスタンド
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■午後から外出です。
リゾートにあるガソリンスタンドで給油(もちろんセルフ)し、ミネラルウォーターを購入。
そして、アボリジニの文化を紹介しているカルチャル・センターに行きました。
(この施設の中は撮影禁止です)
アボリジニの生活や文化を紹介する施設とビジターセンター、売店、軽食コーナーなどがあります。
ここで土産物を購入しました。
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▲カルチャル・センターから望む
| ▲カルチャル・センター入口
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■カルチャル・センターの帰り、エアーズロック・サンセット・ビューイング・エリアのバス用駐車場に行きました。
ここで以前撮影した天体写真の何枚かが、雑誌やカメラ広告にも使われたので思い出の場所です。
前来たときはただの砂地でしたが、現在ではきちんと舗装され、休憩所も整備されていました。
国立公園内入場可能時間中であれば、なかなかおすすめの天体撮影用のロケーションかもしれません。
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▲バス用駐車場
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■リゾートに戻り、買物をしようとセイルズ・イン・デザートホテルを訪ねました。
ここは前来たときに宿泊したホテルです。
(当時はシェラトン・エアーズロック)
大きなプールやレストランも併設されています。
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▲セイルズ・イン・デザート・ホテル
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■ホテルのロビーで休んで、売店を見たあと部屋の戻り、今夜の撮影計画を立てます。
パソコンで作成しておいたチャートを活用して、カメラレンズに合わせた構図をいくつも決めておきます。
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▲リゾート案内地図
| ▲機材準備
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■今夜も車で移動し撮影です。
このリゾートから約28キロ先の駐車場を利用します。
地面は舗装されており、虫の害も少なく、三脚もよく安定します。
つまり赤道儀も精度良くセッティングできるわけです。
月没までは固定撮影。
月が地球に隠されるのを待ってガイド撮影です。
下の写真は火星と月が並んで沈む様子をシミュレートしたものです。
北半球にある日本で沈むのとは異なり、左下の方向に動きながら沈みます。
(北半球では右下方向に沈みます。)
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▲2003年12月31日午前0時30分の西の空
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■月が沈むと、辺りはほんとうの星あかりだけになります。
なにしろ光害皆無の場所です。
前に来た時、天頂に位置したさそり座〜いて座の天の川の星明かりで、新聞が読めることを確かめたのですが、今回はまた別の発見がありました。
星ひとつひとつの明かりがわかるということです。
まさに「宇宙浴」です。
あるいは「星光浴」とでも呼ぶのが正しいでしょうか。
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▲星の影がたくさん!
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■夢のような体験でした。
感激しつつ車の窓を見ると、星座が窓ガラスに映り、車のフロントガラスが星でいっぱいです。
ちょうど水槽に星の光を飼っているとか、車を宝石箱にしてしまったとか、そんな表現がぴったりでした。
「う〜んこれも賢治に見せたいぞ」
■快晴のまま夜明けまで撮影。
なんとも贅沢一夜でした。
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