事務局だより 第72号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第72号
2004,7,20
Office Kenji

宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -

事務局だより 第72号
 *夏季特設セミナー 長期企画
「風の又三郎」の謎に迫る(第2回)
「風の又三郎」草稿成立再考


 賢治童話「風の又三郎」・「風野又三郎」をめぐって、4年間にわたる長期企画「夏季特設セミナー」の2回目が開催されます。
 天沢退二郎さんをコーディネーターに、前回は〈風の又三郎の出現〉をテーマに「初期本文史」を取り上げたところです。
 今回は、まず初日に「風の又三郎」草稿成立をめぐって、当時花巻農学校生徒であった松田浩一筆写による行間稿(用紙のおもてのマス目の行間に、鉛筆の細字でなされた写稿)を取り上げ、天沢さんによる基調報告後、中村三春さんと平澤信一さんのお二人に、「風野又三郎」と「風の又三郎」の問題点について語っていただきます。
 2日目は、映像「風の又三郎」の第二弾。 前回に引き続き、岡村民夫さんにお話いただきます。
 なお、当日は宮沢賢治生誕祭行事として郷土芸能祭も開催されておりますので、挽夏の花巻へ、どうぞ皆様おいでください。
 開催要項は次のとおりです。

◆期 日 03年8月28日(土)・29日(日)
◆会 場 宮沢賢治イーハトーブ館
◆コーディネーター
    天沢退二郎(詩人・明治学院大学教授)

第1日(8月28日)
 (1) 受  付 13:00〜
 (2) 基調報告 14:00〜15:00
  『「風の又三郎」”行間稿”の位置と役割』
   報告 天沢退二郎
 (3) シンポジウム 15:00〜17:00
  『「風野又三郎」と「風の又三郎」の間』
   パネリスト
    中村三春(山形大学教授)
    平澤信一
    (本学会ビブリオグラフィー委員)
   司会 天沢退二郎
 (4) 交流会・懇親会 17:30〜18:30
  希望者による会費制(千円、当日会場にて)

第2日(8月29日)
(5) 映画とお話 10:00〜12:00
  映画 検討中
  講話 岡村民夫(法政大学教授)
◆受講料 無料
◆申込 電話・FAX・葉書・電子メールで本会事務局まで。
 〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
 電話 0198-31-2116
 FAX 0198-31-2118
 E_Mail Iiha0828@city.hanamaki.iwate.jp
◆宿泊 お手数でも各自お手配ください。 花巻観光センターは、市内すべての宿泊施設のご案内をいたします。
 電話 0198-31-2244
◆ 本会の催しものはすべて会員以外のかたも参加できます。 お誘いあわせのうえ、ご参加ください。


 *定期大会 第14回研究発表会 −発表者募集−


 本年も、当定期大会のプログラムのひとつとして、宮沢賢治研究発表大会を下記のとおり開催いたします。 ここに、その発表者を募集いたしますので、どうぞご応募くださいますようご案内申し上げます。

 期日 9月23日(木・祝) 午前10時から
 会場 宮沢賢治イーハトーブ館
 発表時間 発表時間20分、質疑時間10分とし、一人(一件)の持ち時間30分。
 発表者数 会場と時間の都合で、人数を限らせていただくこともあります。
 申込方法 所定の申込用紙に発表要旨(四百字以内)を添えて事務局あてお申込みください。 申込用紙は事務局に請求していただくか、学会ホームページにも掲載いたします。 ホームページアドレス
http://www.kenji.gr.jp/index.html
 締め切り 2004年7月31日(事務局必着)
 選考 申込者が定員を上回る場合は、大会実行委員会において、発表者を選考させていただきます。
 発表資料 発表者は発表会場用資料として、800字以内の要旨を提出してください。 これ以外の必要とする資料は、発表者において準備願います。  なお、研究発表の記録集を作成するため、後日発表の内容を原稿にして提出願います。
 その他 発表者の旅費は各自負担願います。 これ以外の必要とする資料は、発表者において準備願います。
 なお、研究発表の記録集を作成するため、後日発表の内容を原稿にして提出願います。


 *イーハトーブ館ショップ 猫の事務所(ご案内)


 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の新書籍等販売図書と当学会出版物についてお知らせいたします。 宮沢賢治に関する図書・CD・ビデオ・雑誌・グッズ等多数そろえております。 宅配もしておりますので、どうぞご利用ください。
 なお、会員は5パーセント割引(一部対象外あり)となります。

▼宮沢賢治学会花巻市民の会
 ・ゆかりの地ガイドブック『賢治のイーハトーブ花巻』
  (花巻プラス、近隣の石鳥谷町、大迫町、東和町を加えた改訂版)
  (価格五〇〇円)
▼洋々社
 ・伊藤三弥『森からの手紙』
  (価格二、五二〇円)
▼アールアイシー出版
 ・翻訳・ピーターハレウッド、リチャード・マクナマラ、絵・佐藤国男『注文の多い料理店』
  (英語版・CD付)
▼石と賢治のミュージアム
 ・賢治宇宙研修センター『双思堂文庫目録全三冊』
  (価格 分冊三、五〇〇円、三冊セット一万円)
▼NHK
 ・朗読画集『銀河鉄道の夜』(CD2枚付)
  画・エム ナマエ、朗読・青木裕子
  (価格二、九四二〇円)
▼小林敏也
 ・イーハトーブ館「画本宮澤賢治」原画展関連
  手刷
 ・画本雨ニモマケズ額装(価格六万円)
       シート  (価格五万円)
       大判額装 (価格九万円)
       シート  (価格七万五千円)
 ・全文雨ニモマケズ額装(価格三万円)
       シート  (価格二万五千円)
  「手刷り」については送料込みの価格です。
  雨ニモマケズシート(価格一、五〇〇円)



 *地方セミナー来年度開催地募集


 本会のセミナーは、花巻での定例のほかに、本年度の滋賀県能登川市(5月1日)、千葉県(11月20・21日)のような他地方セミナーを1993年より企画しております。 開催にあたっては、会員のみなさんからの申込制となっておりますので、ここに来年度の開催地を募集いたします。
 なお、今回より申し込み締め切り日が8月末日となりますので、ご注意願います。 これにより、年内に開催地が決定することとなります。
 開催基準、申込要領は次のとおりです。

▼主催・主管(申込者)
 セミナーの主催は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター。
申込者は、本会会員で、個人もしくは団体・グループの代表者、あるいは会場施設・機関の代表者など。
申込者は、主管として実際の運営にあたっていただきます。

▼運営費用
 セミナー開催に要する費用のうち、本会は概ね次の費用を負担します。
 ・講師謝礼
 ・講師派遣旅費
 ・会場使用料(できるだけ公的施設を利用)
  運営費用のうち一部を受講者負担として受講料をいただく場合もあります。

▼事務分掌
 主管者(地元開催者)に担当していただく事務局は、次のとおりです。
 ・セミナーの企画作成
 ・会場の確保
 ・講師依頼・交渉
 ・受講申し込み受付
 ・セミナー当日の運営
 ・講義記録の作成など
 これらのことは、主催者と協議しながらすすめていくものとします。
また、主管者のほうで困難なものは直接主催者が担当することもあります。

▼申し込み決定
 この制度を利用してセミナーを開催しようとする場合は、8月末日までに申込書を事務局に提出してください。 用紙は事務局にご請求ください。 申し込みのあった企画は、本会企画委員会および理事会において審議し、決定します。


 *会費納入のお願い


本会の会費は、毎年4月から翌年3月までとなっております。 前年度分滞納の方及び今年度の会費未納の方に、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申し上げます。 同時に、会費の受納は随時受け付けており、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行にお立ち寄りの際、納めて下さっても結構です。


 *イーハトーブ館図書室
図書・資料受入れ報告
(2003年11月13日〜2004年1月14日)


【寄贈図書・資料】
〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕

・古今社『なめとこ山の熊』『狼森と笊森、盗森』『セロ弾きのゴーシュ』(画・小野かおる)
・堀田さやか「宮沢賢治の「修羅」と「青」」(京都造形芸術大学芸術文化学科2001年度卒業論文集)
・くまがや賢治の会『ミミズク通信』24号
・近畿田口昭典『あるびれお通信』710〜719号
・日本近代文学館『日本近代文学館』196・197号
・近畿大学文芸学部『日本語・日本文学』2号
・安田女子大学日本文学会『国語国文論集研究と資料』
・歴程社『歴程』751号
・四国大学文学部国文学研究室「うずしお文藻」16号
・白百合女子大学キリスト教文化研究所『研究論集』37号
・路傍舎『銀河地人通信』40・41号
・宮沢賢治記念館『記念館通信』84号
・村瀬甲治「宮沢賢治「オホーツク挽歌」詩群論」(『言語態』4号抜刷)
・真世界社『真世界』6176・6177号
・風間効『宮沢賢治の教育入門』(あづま書房・刊行)
・栃木・宮沢賢治の会〈ぎんどろの会〉『通信』70・71号
・リクルート『東北じゃらん』5巻1号
・佐藤謹悟「ビデオ「賢治生誕祭夜神楽祭」「賢治祭」「賢治先生を偲ぶ会」「第8回賢治葛丸祭」」
・山猫通信編集室『山猫通信』122号
・時間上司と空間の会『時間と空間』51号
・筑摩書房『ちくま』393・394号
・昭和女子大学近代文化研究所『学苑』759号
・大坪れみ子『詩の発見』(西一知・著、高知新聞社・刊)
・瀬上正仁『仏教霊界通信』『魚と水』『明治のスウェーデングボルグ』『しられざるいのちの思想家』(理楽社・刊)『いきいきライフみやぎ』45・49号(宮城いきいき財団・刊)
・でくのぼう宮沢賢治の会『でくのぼう』5号
・冨永幸夫『プレアデス通信』60号(前橋宮沢賢治を語る会・刊)
・ギャラリー風武田芳明『俳句雑誌ばあこうど』2〜5号(根っこの会・刊)
・江古田文学会『江古田文学』54号
・ワルトラワラの会『ワルトラワラ』19号
・Nhien Do An Ngyen 『A Comparative Study of Kenji Miyazawa and Lewis Carrol』
・鎌倉・賢治の会『かま猫通信』68号
・IASの会『やまなし』(画・吉本文夫)
・花巻農業協同組合『ぽらーの花巻』69・70号
・米村みゆき『宮沢賢治を創った男たち』(青弓社・刊)
・香川大学教育学部『研究報告』第I部120号
・宮沢賢治記念会『イーハトーブ短信』35号
・山上弘『所報』(内村鑑三研究所・刊)
・田口昭典「宮沢賢治入門」33宮沢賢治の学生時代(七)」(コピー)
・加藤三朗『中庭』31号(中庭の会・刊)
・路上発行所『路上』97号
・八戸・賢治を語る会『イーハトーブ海岸』27号
・漉林書房『漉林』117号『詩語りの現場報告III』(田口紀久雄・著)
・中地文「宮沢賢治の中の中国」(王敏・著、『東方』コピー)
・藤原隆男『岩手史学研究』85・86号(岩手史学会・刊)
・花巻市ビデオ「イマージュ オブ 花巻」
・パンフレット『中島みゆき夜会24時着0時発』(Bunkamuraシアター・コクーン・刊)




宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -


メインページへ

宮沢賢治のページへ

☆星のページへ

△山のページへ

Copyright (C)1996-2004 Atsuo Kakurai. All rights reserved.