事務局だより 第70号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第70号
2004,02,13
Office Kenji

宮沢賢治学会
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事務局だより
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事務局だより 第70号
 *春季セミナーは5月8日(土)9日(日)に延期になりました


 03年となりました。 花巻は、雪のない正月でしたが、今は一面の銀世界です。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、来る3月開催予定でありました春季セミナーは、先日の理事会におきまして、4月24日の花巻市立博物館のオープンに合わせ、その見学と、花巻市内の賢治ゆかりの地散策を企画し、5月8日(土)9(日)に延期することとなりました。 ゴールデンウイーク後となりますので、どうぞご予定につきまして、よろしくお願いいたします。 詳しくは、「事務局だより」次号にてお知らせいたしますので、それまでしばしお待ちください。



 *「中国画家が描く賢治の童話の世界−兪理さし絵原画展」
開催記念行事のお知らせ



 宮沢賢治イーハトーブ館では、3月1日より、「中国画家が描く賢治の童話の世界−兪理さし絵原画展」を開催いたします。 このさし絵原画は、昨年5月、上海少年児童出版社より出版された、中国語訳『宮沢賢治童話文集』(全3巻)及び中国語による『宮沢賢治童話論』に使われた、中国人画家・兪理さん(上海在住)の鉛筆による作品です。 兪理さんは、1959年から児童読み物の絵画制作に携わり、現在「中国美術家協会会員」「上海美術家協会理事」、今回は原画作品125点の中から、兪理さんが選ばれた33作品を展示する(6月末日まで)予定です。  また、この原画展開催を記念しまして、『宮沢賢治童話文集』の翻訳を担当された周龍梅さん(宮沢賢治学会員)による、講演会を開催します。 皆様どうぞご参加ください。
▼期日 04年3月20日(土) 14時00分〜15時30分
▼会場 初 日 宮沢賢治イーハトーブ館
▼内容
 講話「賢治作品を中国語で読む」(仮題)
 講師 周龍海(宮沢賢治学会会員)
▼受講料 無料
▼定員 200名・定員になり次第締切
◆申込 電話・FAX・葉書・電子メールで本会事務局まで。
  025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
  電話 0198-31-2116
  FAX 0198-31-2132
  E-mail: Iiha0828@city.hanamaki.iwate.jp



 *冬季セミナー報告


 去る11月29日、30日の両日に、定例の冬季セミナー「賢治と荘巳池の時代」が開催され、のべ179名の受講がありました。
 初日は岩手近代文庫主宰の浜田敬三さんに新聞記事などの貴重な資料をもとに、「森荘巳池。賢治との出会い前後」と題して語っていただきました。
 続いて、長期新企画「イーハトーブの郷土芸能」、第一弾は岩手県江刺市田原「原体剣舞」。 演舞に先立ち心象スケッチ「原体剣舞連」の解説と朗読がありました。
 二日目は、雨の一日となりましたが、まず『新校本宮澤賢治全集』編纂委員の奥田弘さんによる「森さんをしのんで」の講演。 続いて森美紗さんには、「父、森荘巳池」を語っていただくとともに、やむなく出席できかねた宮沢潤子さんによる手紙の紹介がありました。 そして最後は、「賢治が荘巳池に贈ったレコード」コンサート。 その時代を彷彿させる音色に、開場はしばし静寂につつまれておりました。
 このセミナー概要は、三月刊行の『会報28号』に報告されます。



 *全国〈宮沢賢治の会〉活動紹介募集報告


 「事務局だより」前号にて、全国〈宮沢賢治の会〉活動紹介について、希望する団体及び個人を募集しましたところ、全国数団体から応募がありました。 今後は、応募内容等をみながら企画委員会にて、イーハトーブ館での紹介展示の方法や、パンフレット等につきまして検討し、その後各団体(個人)とご相談していくこととなります。 急くのではなく、来年度中の実現という予定でおりますので、応募された皆様には、その点をどうぞご了解願います。



 *小・中学生会員のみなさんへ


 同じく前号にて、小・中学生会員のみなさんに、絵や写真などの募集と、企画の案などを呼びかけたところですが、残念ながら誰からも反応がありませんでした。 それで今回は、小・中学生むけにアンケート用紙を同封いたしましたので、どうぞヨロシク。
 会員みんなで、いろいろな行事の企画をつくりあげていきましょう。



 *イーハトーブ館ショップ 猫の事務所(ご案内)


 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の新書籍等販売図書と当学会出版物についてお知らせいたします。 宮沢賢治に関する図書・CD・ビデオ・雑誌・グッズ等を多数そろえております。 宅配もしておりますので、どうぞご利用ください。
 なお、会員は5l割引(一部対象外あり)となります。

▼共和印刷企画センター
・佐藤成『賢治と気仙』
         (価格700円+税)

▼青弓社
・米村みゆき『宮沢賢治を創った男たち』
         (価格3,000円+税)

▼東京書籍
・梅津時比古『〈セロ弾きのゴーシュ〉の音楽論』
         (価格1,500円+税)

▼教育出版社
・読んでおきたい日本の名作『宮沢賢治詩集』『どんぐりと山猫・雪渡り ほか』(解説・大塚常樹)
         (価格各800円+税)

▼信山社
・小野美知子作品集1(英訳)
 『宮沢賢治掌編集I 雁の童子ほか5編』
 『宮沢賢治掌編集II 林の底ほか7編』
         (価格各2,000円+税)
・SBCバイリンガルブックス(英訳)
 3『学者アラムハラドの見た着物』
 4『いちょうの実』
  (小野美知子・編訳、佐藤英理・絵)
         (価格各2,000円+税)

▼コロンビアミュージックエンタティメント
・DVD『桑島法子のイーハトーヴ朗読紀行』
         (価格各4,700円+税)
・CD『究極のヒーリングアルバム FRUSATO〜桃源郷 イーハトーヴの指揮〜』
▼教育出版社
・読んでおきたい日本の名作『宮沢賢治詩集』『どんぐりと山猫・雪渡り ほか』(解説・大塚常樹)
         (価格各2,381円+税)

▼麦スタジオ
・畑中純カレンダー  (04年4月〜05年3月)
  宮沢賢治2004・風の又三郎
       (価格1,500円税込み)



 *イーハトーブ館図書資料の利用について


 宮沢賢治イーハトーブ館では、開館以来宮沢賢治作品及び関係研究論文、エッセイその他の各種刊行物の収集につとめるとともに、これまで、会員の皆様をはじめ、多くの出版社、団体、図書館、大学、著者の方々から、多数の図書資料をご寄贈いただき、それらは全てデータベース化してきております。
 それらのイーハトーブ館(一部宮沢賢治記念館)所蔵の図書資料のうち1993年12月まで刊行されたものは『宮沢賢治イーハトーブ館所蔵図書資料目録』(有料頒布)にまとめられ、また1990年以降のものについては、本会の機関紙『宮沢賢治研究Annual』(現在13号まで刊行)のビブリオグラフィーに掲載し、同じく、イーハトーブ館図書室への「図書・資料受け入れ」については、この「事務局だより」にそのつど報告し、それら全ての収集整理にむけて努力を続けております。
 このイーハトーブ館図書室は、直接ご来館によるほか、電話やFAX等でのお問い合わせも受付ており、特に、個人的に入手、閲覧等の難しい資料類につきましては、著作権法等関係法令に触れない範囲で、コピー等の有料サービスも行っておりますので、どうぞ併せてご利用ください。



 *【2004年度】会費納入のお願い


 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっております。 今年度の会費未納の方には、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申し上げます。 なお、会費未納の方には『会報21号』(昨年9月刊)を送付しておりませんので、受納確認後お送りいたします。 同時に、会費の受納は随時受け付けておりますので、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行へお立ち寄りの際納めてくださっても結構です。
 なお、すでに納入されているにもかかわらず振込用紙が同封されている場合は、お手数ですがご一方いただければ幸いです。 また、このお知らせと行き違いにお支払い済みの場合は、何卒ご容赦願います。

郵便振替口座02330=7=26637
岩手銀行花巻支店 普通口座0480908
名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
会費年額 一般・3,000円
     学生・1,500円
     賛助会員・30,000円



 イーハトーブ館図書室
図書・資料受入れ報告(2003年7月17日〜9月24日)



【寄贈図書・資料】
〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕

・日本近代文学館『日本近代文学館』194・195号
・歴程社『歴程』500〜502号
・佐藤謹悟『企画展記念行事 賢治と荘巳池の時代 コンサートと講話』ビデオ
・泉沢善雄『声楽曲(下)』『歌劇(上)(下)』『名曲解説事典』『音楽辞典』(音楽の友社・刊)
・雑草社『活字倶楽部』6巻第30号
・黒の会『同時代』14号
・江古田文学『江古田文学』53号
・CHaGの会『「ぼくらの理由」通信』
・前橋・宮沢賢治を語る会『プレアデス通信』58号
・田口昭典『あるびれお通信』694〜703号
・田口昭典『宮沢賢治の会7月例会 花壇工作』
・ダ・ダ・スコ編集室『ダ・ダ・スコ』
・くまがや賢治の会『ミミズク通信』23・特別号
・パロル舎『画本宮澤賢治』全巻及び賢治関連書(小林敏也・画)
・作品社『東北学へ』1〜3(赤坂憲雄・著)
・五柳書院『物語からの風』『「注文の多い料理店」考』(赤坂憲雄・著)
・東北芸術工科大学東北文化研究センター『東北学vol.3』
・角川書店『言葉の流星群』(池澤夏樹・著)
・渡辺守男著『歌集 宮澤賢治随唱(一)(二)』
・D文学研究会『Д文学通信』1047~1050
・香川大学教育学部『研究報告』
・名古屋女子大学『紀要人文・社会編』49号
・真世界社『真世界』6172・6173号
・山猫通信編集室『山猫通信』120号
・注釈と批評の会『近代文学』
・筑摩書房『ちくま』389・390号
・ぎんどろの会『栃木・宮沢賢治の会通信』66・67号
・釧路・宮沢賢治を語る会『マグノリア』99号
・新潟大学人文学部国語国文学会誌『国語国文学会誌』45号
・高知大学宮沢賢治研究会『注文の多い土佐料理店』7号
・熊谷印刷『東北の森』(森林総合研究所・刊)『サキ先生へのおくりもの』(岩手県学校生活協組合・刊)『岩泉の昔ばなし』『音岩手の刊行50年』『岩手山の植物』
・草野心平記念文学館『図録高村光太郎・智恵子展』
・田口昭典「宮沢賢治の学生時代(六)」(コピー)
・宮沢賢治記念館『記念館通信』83号
・八戸・宮沢賢治を語る会『イーハトーブ海岸』7号
・岩手古文書研究会『会報』290号
・路傍舎『銀河地人通信』37号
・花巻農業協同組合『ぽらーの花巻』65・66号
・路上発行所『路上』96号
・岩田安正『CDイーハトーブ ウインズ』(音楽・あんべ光俊)『CD花巻弁による宮澤賢治を読む、語る』(語りと朗読・谷口秀子)
・国際子ども図書館『図録未知の世界へ』
・東京賢治の学校『賢治の学校』10・11号
・空・山・川研究所『源流』115号
・対馬美香『宮沢賢治の「文語詩」と「不軽の二十四時」』(『岩法華仏教文化史論叢』抜刷)
・熊谷市立別府小学校『ようこそ第6回くまがや賢治祭』
・昭和女子大学『学苑』756号
・千葉賢治の会『雲の信号』4号
・朝文社『宮沢賢治の心象の宇宙論改訂版』(大塚常樹・著)『宮沢賢治妹トシの拓いた道』(山根知子・著)
・安田女子大学言語文化研究所『研究叢書8』(伊藤眞一郎、橋本典子・編)
・ボグナ・ヤンコフスカ「「土神ときつね」小論(京都大学大学院人間・環境学研究科日本文化環境論講座『紀要』)5号抜刷




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