事務局だより 第64号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第64号
2002,11,08
Office Kenji

宮沢賢治学会
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事務局だより
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事務局だより 第64号
 *冬季セミナー 「すきとほったたべもの」ってなんだろう


 来る11月30日と12月1日の2日間にわたって、宮沢賢治冬季セミナーを開催します。
 今回のセミナーは「宮沢賢治と〈食〉」をテーマに、現在イーハトーブ館にて開催中の企画展示「宮沢賢治のごちそう博覧会〜たべものから見るイーハトーブ」展(来年2月28日まで)とリンクし、賢治作品に登場する「すきとほったたべもの」について、さまざまな視点から考えてみようという企画です。  初日は、宮沢賢治の妹・トシゆかりの「旧県立花巻南高校」である生涯学園都市開館(愛称・まなび学園)を会場に、昨年岩波現代文庫より『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』を出版された鎌田東二さんに、宮沢賢治の食と生命について語っていただきます。
 続いて、「注文の多い料理店」を精養軒からながめてみると題しまして、企画展示監修者によるなつかしの精養軒スライドと解説、蓄音機レコードコンサートを企画中ですのでこうご期待。
 また夕方からの交流・懇親会は、会場をやぶ屋本店に移して、好評をいただいております、宮沢賢治を食べる会「ブッシュへ行こう」といたします。 賢治がブッシュとよび、そこで好んだという「てんぷらそばとサイダー」をはじめ、イーハトーブに関する料理メニューと、ゲストの講話が予定されております。
 2日目は、会場をイーハトーブ館に移動し、本学会理事の斉藤征義さんを司会に、「すきとほったたべもの」について、スコットランド・フィンドホーンについての著書翻訳をされている山川紘矢さんほか3名のパネリストの方に、それぞれの立場から報告していただきます。
 開催要項は次のとおりです。

◆期日 2002年11月30日(土)・12月1日(日)
◆会場 初 日 生涯学園都市会館(まなび学園・旧花巻南高等学校)
    2日目 宮沢賢治イーハトーブ館
◆日程

■第1日(11月30日)
(1) 受付 13:00〜
(2) 講演 14:00〜15:30
  「宮沢賢治における食と生命」(仮題)
   講師 鎌田東二(武蔵丘短期大学教授)
(3) 講演 15:30〜16:30
  「注文の多い料理店」を精養軒からながめてみる
   講話「精養軒スライドと解説」
   講師 中野由貴(企画展監修者)
   ・蓄音機レコードコンサート
(4) 交流会・懇親会 第4回たべる会17:30〜18:30
   希望者による会費制(千円、当日会場にて)
   ・ゲスト 笹川博之(やぶ屋業務部)
        神沼一郎(くまがや賢治の会)

■第2日(12月1日)
(5) シンポジウム 10:00〜12:30
 「すきとほった ほんとうの たべもの」
 についての報告会
 パネリスト(交渉中の方あり)
  山川紘矢(翻訳家)
  西澤直行(岩手大学農学部教授)
  阿部弥之(本学会理事・花巻農業高校
  阿部勝昭(JA花巻営農推進部)
 司会 斉藤征義(本学会理事)
◆受講料 無料
◆定員 200名・「たべる会定員」60名
◆申込 電話・FAX・葉書・電子メールで本会事務局まで。
 〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
 電話 0198-31-2116
 FAX 0198-31-2132
◆宿泊 お手数でも各自お手配ください。
 花巻観光センターは、宿泊施設のご案内をいたします。
 電話 0198-31-2244
    0198-24-1931

本会の催しものはすべて会員以外の方も参加できます。
お誘いあわせのうえ、ご参加ください。


 *会費納入のお願い


 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっております。 今年度の会費未納の方には、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしました。 同時に、会費の受納は随時受け付けておりますので、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行へお立ち寄りの際納めてくださっても結構です。
 なお、すでに納入されているにもかかわらず振込用紙が同封されている場合は、お手数ですがご一報いただければ幸いです。 また、このお知らせと行き違いにお支払い済みの場合は、何卒ご容赦願います。

郵便振替口座02330=7=26637
岩手銀行花巻支店普通口座0480908
名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
会費年額 一般・3,000円 学生・1,500円
     賛助会員・30,000円



 *イーハトーブ館ショップ 猫の事務所(ご案内)


 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の新書籍等販売図書と当学会出版物についてお知らせいたします。 宮沢賢治に関する図書・CD・ビデオ・雑誌・グッズ等多数そろえておりますので、どうぞご利用ください。
 なお、会員は5パーセント割引(一部対象外あり)となります。
▼笠間書院
・佐藤泰正『宮沢賢治を読む』(価格1,000円+税)
▼サンマーク出版
・サラ・ストロング、カレンコリガー・テイラー訳『英文宮沢賢治傑作選』(価格1,400円+税)
▼洋々社
・山本玲子・牧野立雄『夢よぶ啄木・野を行く賢治』(価格1,600円+税)
▼国文社
・斎藤文一『宮沢賢治の春』(価格2,000円+税)
▼北水
・佐藤国男『山猫博士のひとりごと』(価格1,400円税込み)
▼佐藤孝
・『再訂 宮澤賢治に誘われてI−郷土誌童話の森を行く−』(価格500円税込み)
▼五十嵐吉夫写真事務所
『イーハトーヴ暦 自然野鳥写真』(価格600円税込み)


 *『宮沢賢治−多文化の交流する場所(トポス)第2回宮沢賢治国際研究大会記録集』刊行のお知らせ(再掲)


 昨年末に刊行された「第2回宮沢賢治国際研究大会」(2000年8月)記録集につきまして、すでに「事務局だより60号」にて、紹介してきたところですが、問い合わせが多いことから、再度ご案内いたします。

 本記録集(B5判200ページ)は、6ヶ国17名の研究発表について、各発表者に掲載原稿を提出いただき、編集委員会においてその内容に応じ、(1)童話の展開、(2)詩の展開、(3)世界への展開、(4)宗教の展開の4つの柱のもとに区分し、研究書として付加価値のあるものをめざしており、各本文には、原稿要約の英訳が併記されております。
 また、記念講演とシンポジウムに関しては、『宮沢賢治国際フェスティバル2000記録集』(非売品)の、実行委員会によってまとめられた内容をそのまま転載しております。
 定価は、1,800円(税込み)ですが、会員の皆様には割引価格として1,500円にて頒布。 また、『第1回記録集』(定価2,500円・会員価格2,000円)とセット価格(定価3,500円・会員価格3,000円税込み)も用意いたしましたので、ご利用ください。
『第2回記録集』講師・発表者
●記念講演
 (1)サトヤ・ブシャン・ヴァールマ(インド)
 (2)山折哲夫
 (3)サカイ・セシル(フランス)
●シンポジウム「銀河鉄道の夜−異文化へ−」
 基調報告 天沢退二郎(千葉県)
 司会 ロジャー・パルバース(オーストラリア)
 パネリスト 天沢退二郎
       アブラハム・ジョージ
       サラ・ストロング
●研究発表
 (1)童話の展開
   ・奥山文幸
   ・へレン・キルパトリック(オーストラリア)
   ・周龍梅(中国)
 (2)詩の展開
   ・澤田由紀子 ・杉浦静
 (3)世界への展開
   ・ギーダ・キニ(インド)
   ・アブラハム・ジョージ(インド)
   ・安井猛 ・山根久之介
   ・佐藤容子 ・佐藤栄二
   ・崔博光(韓国) ・水野達朗
   ・ボグナ・ヤンコフスカ(ポーランド)
 (4)宗教の展開
   ・鈴木健司 ・岡屋昭雄
   ・小林節子



 *報告 ふくやまセミナー(広島県)


 去る8月30日、ふくやまセミナーが、ふくやま文学館との共催により開催されました。 「「銀河鉄道の夜」をめぐって」のシンポジウムでは、中四国宮沢賢治研究会の四人のパネリストからの発表等、充実した内容となりました。 ただ、参加者が定員を大幅に上回ったため、入場できない方が出るなど、参加者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びしますとともに、今後の課題としてまいります。
 続いて、ふくやま芸術文化ホールに会場を移して銀河学園による「賢治児童劇」、林洋子さんによる「賢治童話一人語り」と続きました。 関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。



 *イーハトーブ館図書室 図書・資料受入れ報告
(2002年4月30日〜6月26日)



【寄贈図書】
〔配列は受入れ日順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて掲載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行所(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕
・路上発行所『路上』
・真世界社『真世界』6517・6518号
・天沢退二郎「フランソワ・ヴィヨン《フラン・ゴンティエに反駁するバラード》の複数的読解の試み」(『フランス語フランス文学研究80号』、日本フランス語フランス文学会・刊)
・田口昭典『あるびれお通信』629〜636号
・鎌倉・賢治の会『かま猫通信』61・62号
・山根知子「「銀河鉄道の夜」における新世界」(『ノートルダム清心大学紀要』26巻1号)
・島根栃木・宮沢賢治の会『賢治さんのトランクからの手紙』51〜53号
・齊藤征義「センターリポート」136号(北海道建築指導センター・刊)
・島根大学教育学園国文学会『国会教育論叢』11号
・宮沢賢治記念館『記念館通信』78号
・日貿出版社『宮沢賢治の山猫に学ぶ楽しい木版画教育』
・鎌田東二『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』(岩波書店・刊)、『CDこの星に魅かれて』(ムーンサルトプロジェクト・刊)、『エッジの思想』(新曜社・刊)
・ちひろ美術館『美術館通信』22号
・日本女子大学文化学会『文化学研究』10号
・漉林書房『田川紀久雄詩集 翔び立つ日を夢見ながら』、『漉林』107号、『CDライブシリーズ(1)(2)(3)詩語りの世界』
・安田女子大学大学院文学研究科『紀要第7集』、『日本語学日本文学専攻第7号』
・青山学院大学日文院生の会『緑岡詞林』26号、青山学院大学日本文学会『青山語文』32号
・藤根研一『大地の森と海のはなし』(川口印刷工業・刊)
・八戸・賢治を語る会『イーハトーブ海岸』12・13号
・香川大学教育学部『研究報告』第I部115号
・同志社女子大学『同志社女子大学大学院文学研究科紀要』2号
・山猫通信編集室『山猫通信』113号
・中村節也『赤い鳥』3巻2号、20巻2号(赤い鳥社・刊)
・宮沢賢治研究会『賢治研究』87号
・鈴木健司『宮沢賢治という現象』(蒼丘書林・刊)
・秋沢孝昇『みやぎ親子読書をすすめる会30周年記念誌』
・佐藤孝『再訂 宮澤賢治に誘われて』
・筑摩書房『ちくま』375号
・サンマーク出版『宮沢賢治と中国』(王敏・著)
・中川真平『こーひー・かっぷ』234〜237号(太陽企画・刊)
・牛山恵『文学研究の楽しみ』(鼎書林・刊)
・笠間教育書院『宮沢賢治を読む』(佐藤泰正・編)
・時間と空間の会『時間と空間』49号
・兵庫教育大学言語表現学会『言語表現研究』18号
・奥山文幸『近代文学研究』19号(日本文学協会近代部会)
・でくのぼう出版『こころで読む宮沢賢治』(熊谷えり子・著)
・安田女子大学言語文化研究所『安永十年刊当世鳥の跡』、『要覧』(平成12・13年度)
・ブレイン『とっておきロード東北02』
・佐藤栄二『銀河地人通信』24・25号(路傍舎・刊)
・佐々木羊三『岩手県農業史』(熊谷印刷出版部・刊)
・水野達朗『韓国語訳「銀河鉄道の夜」』(キム・ナンジュ訳、ウンジン・ドットコム刊)、(イ・ソンヒ訳、バダ出版社・刊)、(イ・ヨンスク訳、ドンチョクナ カラ・刊)




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