事務局だより 第60号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第60号
2002,02,01
Office Kenji

宮沢賢治学会
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事務局だより
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事務局だより 第60号
 *春季セミナー 賢治の歩いた東京・・・【PartI】
〜3月23日24日 一泊バスツアーご案内〜


 2002年となりました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、来る3月23日24日に開催の春季セミナーは、恒例となりました一泊バスツアー。
 今回はテーマを「賢治の歩いた東京」と題して、大正5年19歳から昭和6年34歳まで、少なくとも9回上京している賢治の東京体験をたどる旅のパートIです。
 宮沢賢治研究会(東京)のご協力を得ながら、現在内容をあれこれ具体化しております。
 いつもキャンセル待ちは出る春季セミナー。 定員になり次第締め切らせていただきますので、申込はお早めにどうぞ。
 開催要項は次のとおりです。

◆期日 2002年3月23日(土)・24日(日)
◆日程(案)

 第1日(3月23日)
(1)13:00〜東京駅に集合
(2)中央区日本橋、京橋周辺
   (大正7年12月、大正15年12月、昭和3年6月、大島旅行前後の在京)
(3)国柱会(江戸川区)
(4)千代田区神田駿河台周辺
   (大正15年12月、各種勉強のため上京。
    昭和6年9月、東北砕石工場の仕事のため上京)
   17:30〜「東京グリーンホテル水道橋」着
       東京都千代田区三崎町1-1-16
       (講演会・夕食交流会・宿泊会場)
(5)講話18:00〜19:00
   「賢治の見た東京」
   講師 杉浦静(大妻女子大学教授)
(6)夕食交流会 19:00〜(飲み物代自己負担)

 第2日(3月24日)
    8:30〜「東京グルーンホテル水道橋」発
(7) 8:45〜文京区本郷周辺
   (大正10年1月〜8月、家出、上京生活)
(8)10:30〜豊島区雑司ヶ谷周辺
   (大正7年12月〜8年3月、妹トシの看病のため上京)
(9)12:00〜北区西ヶ原
   (大正5年3月、盛岡高等農林学校2年生の修学旅行の訪問地
    昭和3年6月、大島に出かける前に再訪)
    昼食(自己負担)
(10)14:30〜上野公園(上野図書館ほか)
   16:00〜上野駅(解散)
   16:30〜東京駅(解散)
◆参加費 15,000円(当日バスにて)
 内訳 バス代・宿泊費(1泊2食)
 参加受付者には、後日詳細な旅程資料を送付いたします。
◆定員 80名 定員になり次第締切り。 ◆申込 電話・FAX・葉書・電子メールで本会事務局まで。
  025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
  電話 0198-31-2116
  FAX 0198-31-2132
  E-mail: Iiha0828@city.hanamaki.iwate.jp
◆本会の催しものはすべて会員以外のかたも参加できます。
お誘いあわせのうえ、ご参加ください。



 *編集委員長の交替について


 編集委員会は、委員の互選により鈴木健司さんが委員長をつとめてまいりましたが、仕事等の都合により、大塚常樹委員と交替することが12月2日の理事会にて承認されましたので、お知らせいたします。 なお、鈴木さんは、編集委員としては引き続き担当していただくことになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 *雫石・小岩井農場セミナー
冬季セミナー報告


 去る11月10日、雲一つない秋晴れに岩手山がくっきり浮かぶ中、今年度の地方セミナー第3弾「雫石・小岩井農場セミナー」が、およそ300名の参加のもと、盛会に開催されました。 雫石町野菊ホールを主会場に、記念講演、パネルディスカッション等があり、翌日は小岩井農場にて「賢治碑除幕式」、続いてエクスカーションと充実のプログラムでした。 関係者の皆様に厚く御礼申し上げます
 また、12月1日、2日の両日には、定例の冬季セミナー「賢治・心平・光太郎」が開催されました。 初日は昭和8年宮沢賢治追悼会ゆかりの建物「旧花巻町役場」(現花巻市民の家)を会場に、佐藤進さんと北条常久さんのお二人に、それぞれ高村光太郎、草野心平を語っていただきました。 二日目は、会場をイーハトーブ館に移動し、栗原敦さんを司会に、4名のパネリストの方による「初期宮沢賢治研究の再検討」をテーマとしたシンポジウム。 冬季セミナーにつきましては、本会のホームページにアップされておりますので、どうぞごらんください。
http://homepage2.nifty.com/polan/index.html



 *イーハトーブ館ショップ 猫の事務所(ご案内)


 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の新書籍等販売3図書と当学会出版物についてお知らせいたします。 宮沢賢治に関する図書・CD・ビデオ・雑誌・グッズ等多数そろえております。 宅配もしておりますので、どうぞご利用ください。
 なお、会員は5l割引(一部対象外あり)となります。

▼筑摩書房
・『新校本宮澤賢治全集第十六巻(下)』
  (年譜等)  (価格8,400円+税)

▼岩波現代文庫
・鎌田東二『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』
       (価格1,000円+税)
・見田宗介『宮沢賢治存在の祭りの中へ』
       (価格1,000円+税)

▼アストロアーツ
・『月刊星ナビ9月号宮沢賢治「銀河鉄道の夜」スペシャル』
       (価格762円+税)

▼作品社
・藤井旭『賢治の見た星空』
       (価格2,800円+税)



 *『宮沢賢治−多文化の交流する場所(トポス)
第2回宮沢賢治国際研究大会記録集』刊行のお知らせ



 お待たせいたしておりましたが、この度、2000年8月開催された「第2回宮沢賢治国際研究大会」の記録集が刊行されました。
 本記録集(B5判200ページ)は、6ヶ国17名の研究発表について、各発表者に掲載原稿を提出いただき、編集委員会においてその内容に応じ、(1)童話の展開、(2)詩の展開、(3)世界への展開、(4)宗教の展開の4つの柱のもとに区分し、研究書として付加価値のあるものをめざしており、各本文には、原稿要約の英訳が併記されております。
 また、記念講演とシンポジウムに関しては、『宮沢賢治国際フェスティバル2000記録集』(非売品)の、実行委員会によってまとめられた内容をそのまま転載しております。
 定価は、1,800円(税込み)ですが、会員の皆様には割引価格として1,500円にて頒布。 また、『第1回記録集』(定価2,500円・会員価格2,000円)とセット価格(定価3,500円・会員価格3,000円税込み)も用意いたしましたので、ご利用ください。
『第2回記録集』講師・発表者
●記念講演
 (1)サトヤ・ブシャン・ヴァールマ(インド)
 (2)山折哲夫
 (3)サカイ・セシル(フランス)
●シンポジウム「銀河鉄道の夜−異文化へ−」
 基調報告 天沢退二郎(千葉県)
 司会 ロジャー・パルバース(オーストラリア)
 パネリスト 天沢退二郎
       アブラハム・ジョージ
       サラ・ストロング
●研究発表
 (1)童話の展開
   ・奥山文幸
   ・へレン・キルパトリック(オーストラリア)
   ・周龍梅(中国)
 (2)詩の展開
   ・澤田由紀子 ・杉浦静
 (3)世界への展開
   ・ギーダ・キニ(インド)
   ・アブラハム・ジョージ(インド)
   ・安井猛 ・山根久之介
   ・佐藤容子 ・佐藤栄二
   ・崔博光(韓国) ・水野達朗
   ・ボグナ・ヤンコフスカ(ポーランド)
 (4)宗教の展開
   ・鈴木健司 ・岡屋昭雄
   ・小林節子

【訂正】
前号「事務局だより第58号」は「第59号」の誤りでしたので、お詫びの上訂正いたします。



 *イーハトーブ館心象スケッチ写真展のお知らせ


 イーハトーブ館では、本年1月8日より心象スケッチ展 交響詩「イーハトーブの幻想」を開催しております。 この心象スケッチ写真は、盛岡在住の寺崎巌さんが、身近な自然の情景を撮った38点の心象スケッチ写真のほか、寺崎さんがコンサートマスターをつとめる弦楽合奏団バディヌリのCD及びそのジャケット展示。 会期は6月末日までの予定ですので、皆様どうぞおでかけください。



 *会費納入のお願い


 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっております。 今年度の会費未納の方には、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申し上げます。 なお、会費未納の方には『会報21号』(昨年9月刊)を送付しておりませんので、受納確認後お送りいたします。 同時に、会費の受納は随時受け付けておりますので、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行へお立ち寄りの際納めてくださっても結構です。
 なお、すでに納入されているにもかかわらず振込用紙が同封されている場合は、お手数ですがご一方いただければ幸いです。 また、このお知らせと行き違いにお支払い済みの場合は、何卒ご容赦願います。

郵便振替口座02330=7=26637
岩手銀行花巻支店普通口座0480908
名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
会費年額 一般・3,000円 学生・1,500円
     賛助会員・30,000円


 イーハトーブ館図書室
図書・資料受入れ報告(2001年7月24日〜9月28日)



【寄贈図書・資料】
〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕

・高橋万里子『第16回岩手日報文学賞パンフレット』(岩手日報社・刊)
・ASA熊谷『タウンタウン熊谷』
・高知大学宮沢賢治研究会『注文の多い土佐料理店』4号
・梓川守夫『短歌で読む銀河鉄道の夜』(竹頭社・刊)
・筑摩書房『ちくま』365・366号
・路傍舎『銀河地人通信』18号
・くまがや賢治の会『ミミズク通信』17号
・ダ・ダ・スコ編集室『ダ・ダ・スコ』56号
・石飛博光『石飛博光書展図録』
・たかつき賢治の会『風』
・東京賢治の学校『賢治の学校』3・4号
・山猫通信編集室『山猫通信』108号
・真世界社『真世界』6148号
・水野達朗『比較文学・文化論集』(東京大学比較文学・文化研究会・刊)
・榊昌子『秋田風土文学』11号(秋田風土文学会・刊)
・大森清美『大白牛車』(法雲・著、文芸社・刊)
・宮沢賢治記念館『記念館通信』75号
・田口昭典『あるびれお通信』591〜598号
・江古田文学『江古田文学』21巻1号
・梅光学院大学女子短期大学部『キリスト教文学』20号(日本キリスト教文学協会・刊)
・岩手郷土文学研究会『岩手郷土文学の研究』
・香川大学教育学部『研究報告』第I部113号
・名古屋女子大学『紀要人文・社会編』47号
・歴程社『歴程』484号・485号
・新潟大学人文学部国語国文学会『国語国文学会誌』43号
・佐藤栄二『アンデルセン研究』19号(日本アンデルセン協会・刊)
・雫石と宮澤賢治を語る会『雫石町小中学校児童生徒宮澤賢治作品読書感想文』第7集
・漉林書房『漉林』103号
・鎌倉・賢治の会『会誌かまくら・賢治』4号
・谷本誠剛『燔HAN』7号(燔の会・刊)
・宮沢賢治研究会『賢治研究』85号
・田口昭典「宮沢賢治の受けた教育(7)」(コピー)
・安田女子大学日本文学会『安田文芸論叢研究と資料』
・中川真平『コーヒーカップ』232・233号(太陽企画・刊)
・Studio K『Z Zone』
・杉山諭『学者アラムハラドの見た着物』
・千葉賢治の会『雲の信号』2号
・日本近代文学館『日本近代文学館』183号
・濱田有紀子『新樹』15号(梅光学院大学大学院文学・刊)、「宮沢賢治「めくらぶだうと虹」」(抜刷)
・王敏『宮沢賢治、中国に翔る想い』(岩波書店・刊)
・天沢退二郎『ユリイカ8月臨時増刊号』33巻10号(青土社・刊)
・中川真平『研究紀要』15号(神奈川大学附属中・高等学校・刊)
・秋田風土文学会『秋田風土文学』11号
・石島崇男『あゆみ』41号(コピー)(栃木県宇都宮女子高等学校・刊)
・佐藤成『ふるさとケセン』12巻62〜64号(ふるさとケセン社・刊)
・那須川溢男「近代史と宮沢賢治の活動」『岩手史学研究80号』(抜刷)
・菅原實『近代日本文学と文明批評』(横浜綜合写真・刊)
・路上発行所『路上』90号
・でくのぼう出版『宮沢賢治の喜怒哀寂』(板谷栄城・著)
・信濃町黒姫童話館『童話の森通信』20号




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