事務局だより 第57号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第57号
2001,7,13
Office Kenji

宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -

事務局だより 第57号
 *夏季特設セミナー開催のご案内
長期企画 宮沢賢治「文語詩」の謎にせまる(最終回)


 先月は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター顧問であり、賢治御実弟でもある宮沢清六氏逝去の報に、深い悲しみにつつまれました。 お知らせいたしました6月29日「告別式」にはおよそ千人の参列があり、続いての「偲ぶ会」は三百人の出席で開催されましたことを、ご報告いたします。

 さて、昨年は国際研究大会開催により休みといたしました。 「宮沢賢治 文語詩」をめぐって、4年間にわたる長期企画「夏季特設セミナー」も、今年の4回目をもって最終回となります。
 このセミナーは、入沢康夫さんをコーディネータに、謎にみちた「宮沢賢治 文語詩」の世界を多角的に掘り下げ、最終的にその研究成果を報告集としてまとめる予定でおります。
 今回は最終会ということで、これまでのセミナーの成果を踏まえつつ、再度宮沢賢治文語詩を総論的概論的に考察すべく、初日は、イーハトーブ館長である原子朗さんの講演、二日目は賢治文語詩への感想意見も含めた研究発表を予定しております。
 このところ夏は、花巻も猛暑となっておりますが、今年ははたしてどうでしょうか。
夏休みを利用して、どうぞ皆様おいでください。
 開催要項は次のとおりです。

◆期 日 01年8月4日(土)・5日(日)
◆会 場 宮沢賢治イーハトーブ館
◆コーディネーター 入沢康夫(詩人・明治大学教授)

第1日(8月5日)
(1) 受  付 13:00〜
(2) はじめに 14:00〜15:00 入沢康夫
(3) 講  演 15:00〜17:00
 『宮沢賢治「文語詩について』(仮題)
 講演 原子朗(イーハトーブ館長)
(4) 交流会・懇親会
17:30〜18:30
 希望者による会費制(千円、当日会場にて)

第2日(8月5日)
(5) 研究・感想意見発表 10:00〜12:00
 1 深見美希「光を放つ「きみ」の存在について」
 2 水野達朗「文語詩定型の模索と『文学序説』の韻律論」
 3 中川真平「「八戸」の題の変転と隠された意味」
 4 板谷英紀「文語詩「車中」〔一〕の中に出てくる森槐南について」
◆受講料 無料
◆申込 電話か葉書で本会事務局まで。
 〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
 電話 0198-31-2116
◆宿泊 お手数でも各自お手配ください。 花巻観光センターは、市内すべての宿泊施設のご案内をいたします。
 電話 0198-31-2244
◆ 本会の催しものはすべて会員以外のかたも参加できます。 お誘いあわせのうえ、ご参加ください。


 *定期大会 第11回研究発表会 −発表者募集−


 本年も、当定期大会のプログラムのひとつとして、宮沢賢治研究発表大会を下記のとおり開催いたします。 ここに、その発表者を募集いたしますので、どうぞご応募くださいますようご案内申し上げます。

 期日 9月23日(日) 午前10時から
 会場 宮沢賢治イーハトーブ館
 発表時間 発表時間20分、質疑時間10分とし、一人(一件)の持ち時間30分。
 発表者数 会場と時間の都合で、人数を限らせていただくこともあります。
 申込方法 所定の申込用紙に発表要旨(四百字以内)を添えて事務局あてお申込みください。 申込用紙は事務局に請求してください。
 締め切り 2001年7月31日(事務局必着)
 選考 申込者が定員を上回る場合は、大会実行委員会において、発表者を選考させていただきます。
 発表資料 発表者は発表会場用資料として、800字以内の要旨を提出してください。 これ以外の必要とする資料は、発表者において準備願います。  なお、研究発表の記録集を作成するため、後日発表の内容を原稿にして提出願います。
 その他 発表者の旅費は各自負担願います。
 なお、研究発表の記録集を作成するため、後日発表の内容を原稿にして提出願います。


 *伝言板


 (一)花巻市では、今年7月1日〜9月30日まで、市内循環バスが毎日運行されることとなりました。 料金は大人100円・小学生50円で、新花巻駅から宮沢賢治記念館前を経由し、市内を右回りと左回りでぐるりと周ります。 どうぞご利用ください。

 (二)新たに賢治の会を結成しますとの連絡がありましたので、ご紹介いたします。

 1 でくのぼう・宮沢賢治の会
   毎月最終土曜日、読書会などの定例会。
  年会費 3000円
  事務局 〒247-0055
   鎌倉市小袋谷2-14-34 2F
   熊谷えり子
    電話0467-45-1230

 2 石と賢治のミュージアム「ブドリとネリ」の会
   定例会、交流会など。
  年会費 個人 2000円
  賛助一口5000円
  事務局 〒029-0303
   東山町松川字滝ノ沢149-1「太陽と風の家」内
    電話0191-47-3655


 *地方セミナー来年開催地募集


 本会のセミナーは、花巻での定例のほかに、本年度の戸隠(北海道)のような他地方セミナーを1993年より企画しております。 開催にあたっては、会員のみなさんからの申込制となっておりますので、ここに来年度の開催地を募集いたします。
 なお、補助金申請等の関わりで開催決定を早めてほしいとの要望が強かったことから、先日の企画委員会において申し込み締切日の見直しを行い、8月末日(今回は周知期間が短いことから、9月15日)といたしましたので、ご注意願います。 これにより、年内に開催地が決定することとなります。
 開催基準、申込要領は次のとおりです。

▼主催・主管(申込者)
 セミナーの主催は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター。
申込者は、本会会員で、個人もしくは団体・グループの代表者、あるいは会場施設・機関の代表者など。
申込者は、主管として実際の運営にあたっていただきます。

▼運営費用
 セミナー開催に要する費用のうち、本会は概ね次の費用を負担します。
 ・講師謝礼
 ・講師派遣旅費
 ・会場使用料(できるだけ公的施設を利用)
  運営費用のうち一部を受講者負担として受講料をいただく場合もあります。

▼事務分掌
 主管者(地元開催者)に担当していただく事務局は、次のとおりです。
 ・セミナーの企画作成
 ・会場の確保
 ・講師依頼・交渉
 ・受講申し込み受付
 ・セミナー当日の運営
 ・講義記録の作成など
 これらのことは、主催者と協議しながらすすめていくものとします。
また、主管者のほうで困難なものは直接主催者が担当することもあります。

▼申し込み決定
 この制度を利用してセミナーを開催しようとする場合は、毎年2月末日までに申込書を事務局に提出してください。 用紙は事務局にご請求ください。
 申し込みのあった企画は、本会企画委員会および理事会において審議し、決定します。


 *会費納入のお願い


本会の会費は、毎年4月から翌年3月までとなっております。 前年度分滞納の方及び今年度の会費未納の方に、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申し上げます。 同時に、会費の受納は随時受け付けており、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行にお立ち寄りの際、納めて下さっても結構です。
 なお、このお知らせと行き違いにお支払い済みの場合は、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

 郵便振替口座 02330=7=26637
 岩手銀行花巻支店普通口座 0480908
 名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
 会費年額 一般 三千円 学生 千五百円
      賛助会員 三万円

 また、前年度分滞納の方で、本年9月末日までにお納めいただけない場合は、やむなく退会扱いとさせていただいておりますので、どうかお早めにご納付ください。



 イーハトーブ館図書室
図書・資料受入れ報告(2001年1月9日〜3月18日)



【寄贈図書・資料】
〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕

・高知大学宮澤賢治研究会『注文の多い土佐料理店』3号
・ハイウェイNEWSセンター『Artery』36号
・佐藤栄二『銀河地人通信』12・13号(路傍舎・刊)
・國學院大學国文学会『日本文学研究』59号
・NHK教育番組部『NHK人間講座「追悼もまた文学なり」第1回〜12回』(VTR)
・大石加奈子『国際文化学』2・3号・別冊(神戸大学国際文化学会・刊)
・田口昭典『あるびれお通信』561号〜570号
・上越教育大学『研究紀要』19巻1号
・藤女子大学・同短期大学『紀要』37号第II部
・王子製紙(株)特殊カンパニー『MONSOON』8号
・大垣女子短期大学『研究紀要』41号&抜刷
・兵庫教育大学教育学部附属小『凱風』(凱風会)
・神戸女学院大学女性学インスティチュート『女性学評論』14号
・安田女子大学日本文学会『国語国文論集』30号・31号
・歴程社『歴程』478・479号
・宮沢賢治研究会『賢治研究』83号
・駒沢女子大学日本文化研究所『日本文化研究』
・湘北短期大学『紀要』21号
・東海学園女子短期大学人間文化研究所『人間文化』15号
・熊本大学教育学部国文会『国語国文 研究と教育』38号
・ノートルダム清心女子大学『紀要 日本語・日本文学編』24巻1号
・ダ・ダ・スコ編集室『ダ・ダ・スコ』54号
・山猫通信編集室『山猫通信』105号
・新潟市教育委員会生涯学習課内にいがた市民大学事務局『「いのちの文化論」ゼミナール修了レポート集』
・木村功『国語研究』14号(岡山大学教育学部国語研究会・刊)
・札幌大学総合論叢編集委員会『総合論叢』6号
・真世界社『真世界』6142・6143号
・田口昭典『北域』51号(北域社・刊)
・工藤哲夫『京都女子大国文』抜刷(京都女子大国文学会・刊)
・駒澤短期大学国文科研究室『駒澤短大國文』30号
・関西・賢治の会『「銀河ステーション」〜名作「銀河鉄道の夜」の前駆詩』(平澤農一・著)
・高橋由桂『國學院大學大学院文学研究科論集』27号抜刷
・宮城学院女子大学日本文学会『日本文学ノート』36号通巻58号
・日本女子大学成瀬記念館『成瀬記念館』16号
・國學院大學大学院文学研究科学生会『文学研究科論集』27号
・宮沢賢治記念館『企画展示「猫の事務所」展解説書』
・日本大学大学院芸術学研究科『キリツボ』6号(「キリツボ」編集委員会・編)
・清水正『藝文攷』6号(藝文攷編集委員会・編)
・漉林書房『漉林』100号
・筑摩書房『ちくま』354号
・江古田文学会『江古田文学』46号
・梅花女子大学大学院『梅花日文論叢』9号
・佐藤孝『賢治さんが見た花巻の自然続編』
・澤田由紀子『女性学評論』3・4・14号(神戸女学院大学女性学インスティテュート・刊)
・天沢退二郎『蜻蛉句帳』
・日本近代文学館『日本近代文学館』180号




宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -


メインページへ

宮沢賢治のページへ

☆星のページへ

△山のページへ

Copyright (C)1996-2001 Atsuo Kakurai. All rights reserved.