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長期企画 宮沢賢治「文語詩」の謎にせまる(その3) 「宮沢賢治文語詩」をめぐって、4年間にわたる長期企画「夏季特設セミナー」も、今年は3回目となりました。 入沢康夫さんをコーディネーターに、謎にみちた「宮沢賢治 文語詩」の世界を多角的にその研究成果を研究報告集をまとめる予定でおります。 これまでは主に、宮沢賢治文語詩を総論的概論的に考察してきましたが、今回は具体的に作品をしぼっていただき、二人の講師の方々にじっくりと作品深部へせまっていただく予定でおります。 当日には、ちょうど宮沢賢治生誕祭行事として郷土芸能祭も開催されておりますので、晩夏の花巻へ、夏休みを利用して、どうぞ皆様おいでください。 開催要項は次のとおりです。 ◆期 日 99年8月21日(土)・22日(日) ◆会 場 宮沢賢治イーハトーブ館 ◆コーディネーター 入沢康夫(詩人・明治大学教授) ■第1日(8月21日) (1) 受 付 13:00〜 (2) はじめに 14:00〜14:30 入沢康夫 (3) 講 演 14:30〜17:00 『宮沢賢治「文語詩作品について』(仮題) 講演 安藤恭子(大妻女子短大専任講師) (4) 交流会・懇親会 17:30〜18:30 希望者による会費制(千円、当日会場にて) ■第2日(8月22日) (5) 発表「私の一篇」 10:00〜12:00 宮沢賢治の文語詩作品の中から一篇を取り上げて問題提起や意見発表(一人30分以内) ◆受講料 無料 ◆申込 電話か葉書で本会事務局まで。 〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1 電話 0198-31-2116 ◆宿泊 お手数でも各自お手配ください。 花巻観光センターは、市内すべての宿泊施設のご案内をいたします。 電話 0198-31-2244 ◆ 本会の催しものはすべて会員以外のかたも参加できます。 お誘いあわせのうえ、ご参加ください。 宮沢賢治生誕百年記念事業として、1996年に開催された初の宮沢賢治国際研究大会は、海外10ヶ国27名を含め総勢400名を超える参加者を集め、盛会の内に閉幕したことは、いまだ記憶に新しいところです。 この大会で、確認した数多くの成果を踏まえて、明2000年「第2回宮沢賢治国際研究大会」を花巻で開催すべく策定検討事業費が、本年度花巻市にて予算化され、本学会に委託されました。 それを受けて、去る6月5日に花巻市教育委員会からの出席も得て、第1回宮沢賢治国際研究大会企画委員会が、イーハトーブ館にて開催されたところです。 大会概要について、開催予算等も含め引き続き継続検討をすすめ、秋までには会員の皆様にその内容を発表する予定でおりますので、どうぞご期待ください。 ここに「国際研究発表大会企画委員会」のメンバーをご紹介いたします。 ・入沢康夫(顧問) ・原 子朗(委員長) ・力丸光雄 ・天沢退二郎 ・鹿川博司 ・斉藤征義 ・佐藤栄二 ・高橋世織 ・富山英俊 〈花巻市側〉・教育次長 小原守 ・文化課長 佐藤勝 「科学実験を通して宮沢賢治の世界をかいまみる」展のお知らせ 宮沢賢治イーハトーブ館では、7月1日より「科学実験を通して宮沢賢治の世界をかいま見る」展がスタートいたしました。 監修の力丸光雄さん(岩手医科大学名誉教授)は、本企画展について次のように述べております。 「賢治は学生時代に農業のことだけでなく、物理・化学・岩石鉱物・気象など、科学も学び、卒業してからも天文学や物理学や化学の難しい本を読んでいます。 賢治作品に出てくる科学(特に化学)的表現を、実験(実見)を通して体験し、改めて作品に接すれば、一段と味わいが深くなるのではないでしょうか。」 イーハトーブ館展示室には、数々の実験機器・フラスコ・試験管などの機器が並び、まるで「賢治の実験室」さながらの風景が再現され、しかも自らが直接実験できる体験型の展示構成になっております。 展示は12月27日までですので、どうぞ皆様おでかけください。 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の書籍等販売図書をお知らせいたします。 宅配もいたしますので、どうぞご利用ください。 ▼久山社 ・宮川健郎 『宮沢賢治・めまい練習帳』 (価格 税込1,835円) ▼熊谷印刷 ・藤根研一 『普及員論 −若きグスコーブドリたちへ−』 (価格 税込1,000円) ▼セーコー印刷 ・藤根研一 『賢治スピリッツIII −グスコーブドリの歌』 (価格 税込2,000円) ▼でくのぼう出版 ・佐藤成著 『宮沢賢治外伝』 (価格 税込1,835円) ▼黒潮社 ・中四国宮沢賢治研究会 『論攷宮沢賢治第二号』 (価格 税込1,000円) 本年も、当定期大会のプログラムのひとつとして、宮沢賢治研究発表大会を下記のとおり開催いたします。 ここに、その発表者を募集いたしますので、どうぞご応募くださいますようご案内申し上げます。 期日 9月23日(木・祝) 午前10時から 会場 宮沢賢治イーハトーブ館 発表時間 発表時間20分、質疑時間10分とし、一人(一件)の持ち時間30分。 発表者数 会場と時間の都合で、人数を限らせていただくこともあります。 申込方法 所定の申込用紙に発表要旨(四百字以内)を添えて事務局あてお申込みください。 申込用紙は事務局に請求してください。 締め切り 8月10日(事務局必着) 選考 申込者が定員を上回る場合は、大会実行委員会において、発表者を選考させていただきます。 発表資料 発表者は発表会場用資料として、800字以内の要旨を提出してください。 これ以外の必要とする資料は、発表者において準備願います。 なお、研究発表の記録集を作成するため、後日発表の内容を原稿にして提出願います。 その他 発表者の旅費は各自負担願います。 機関誌9号の刊行が遅れておりますことをお詫び申し上げます。 今月末刊行の予定でおりますので、今しばらくお待ち願います。 また、「会員名簿」につきましては、機関誌とともに送付いたしますので、ご了解願います。 さて、機関誌では7号よりディスコグラフィ、8号よりフィルモグラフィの掲載をスタートしたところですが、どうにも情報が不足しております。 今後グラフィとしての充実を図っていくため、全国各地で出されている宮沢賢治に関する「音」「映像」等で再現可能のものとして製作され公に発表されているもの(CD・テープなど)について、会員の皆さんからの情報提供をお願いし、整理・分類の上、機関誌に掲載していきたいと考えております。 学会事務局まで、よろしくお願いいたします。 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までとなっております。 前年度分滞納の方及び今年度の会費未納の方に、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申し上げます。 同時に、会費の受納は随時受け付けており、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行にお立ち寄りの際、納めて下さっても結構です。 なお、このお知らせと行き違いにお支払い済みの場合は、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。 郵便振替口座 02330=7=26637 岩手銀行花巻支店普通口座 0480908 名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 会費年額 一般 三千円 学生 千五百円 賛助会員 三万円 また、前年度分滞納の方で、本年9月末日までにお納めいただけない場合は、やむなく退会扱いとさせていただいておりますので、どうかお早めにご納付ください。 図書・資料受入れ報告(1999年3月11日〜) 【寄贈図書・資料】 〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕 ・花巻農業協同組合『ぽらーの花巻』13号 ・真世界社『真世界』6119号〜6121号 ・真野美佐子『CD歌と語りによる宮澤賢治の音楽』(国際芸術連盟・刊) ・花巻農業高等学校『「賢治先生を偲ぶ会」記念読書感想文・作文集』 ・花巻農業高等学校図書館『図書館報』33号 ・堤寛治『マグノリア』66号〜69号(釧路宮沢賢治を語る会・刊) ・天沢退二郎『投壜通信』53号(矢立出版・刊) ・日本近代文学館『日本近代文学館』168号 ・田口昭典『あるびれお通信』466号〜473号、「宮沢賢治入門(十九)」(『風土』コピー) ・清水正『δ文学通信』584号〜614号(δ文学研究会・刊) ・伊藤雅子『毎日新聞記事』(1999/3/1) ・三島広志『游氣風信』111号(游氣の塾・刊) ・梅花女子大学大学院『梅花日文論集』7号 ・江古田文学会『江古田文学』38号 ・鎌倉・賢治の会『かま猫通信』35号・42号・43号 ・佐藤謹吾『ビデオ春季セミナー宮沢賢治と海』 ・大山尚「「注文の多い料理店」の位置」(『國学院大学大学院紀要』第30輯抜刷) ・金城学院大学国文学会『金城国文』75号 ・秋田魁新報社『秋田魁新報』(1999/2・12、2・20) ・宮沢賢治記念館『宮沢賢治作品 研究図書資料目録』 ・山猫通信編集室『山猫通信』94号 ・梅光女学院大学日本文学会『日本文学研究』34号 ・宮沢賢治記念会『イーハトーブ短信』30号 ・日本現代詩歌文学館『日本現代詩歌文学館』28号 ・鈴木瑠璃子『AN ASURA IN SPRING』(松柏社・刊) ・筑摩書房『ちくま』337号 ・渡辺宏『メールマガジン KENJI Review』1〜7号 ・大東文化大学『紀要〈人文・社会・自然〉』37号 ・藤根研一『賢治スピリッツIII−グスコーブドリの歌−』 ・今野博『広報こごた』12号(小牛田町・刊) ・くまがや賢治の会『ミミズク通信くまがや』 ・五十嵐正子『マグノリア』11号(マグノリアの会・刊) ・東京女子大学学会日本文学部会『東京女子大学日本文学』91号 ・青山学院大学日本文学会『青山語文』29号、『緑岡詩林』23号(青山学院大学日文院生の会・刊) ・ダ・ダ・スコ編集室『ダ・ダ・スコ』47号 ・米村みゆき『日本文学』48巻4号(日本文学協会・刊) ・香川大学教育学部『研究報告』I部106号 ・山下太郎『解釈3・4号』(解釈学会・刊) ・筑摩書房『新校本宮澤賢治全集』16巻 ・跡見学園女子大学国文学科『国文学科報』27号 ・草野心平記念文学館『草野心平』 ・井上寿彦「「オツベルと象」小論(承前)」(『東海学園国語国文』第53号抜刷)、「「オツベルと象」小論」(『東海学園女子短期大学国文科創設30周年記念論文集』抜刷) ・福島大学教育学部『学部論集人文科学部門』61号 ・漉林書房『漉林』89号 ・盛岡大学日本文学会『東北文学の世界』7号(盛岡大学文学部日本文学科・刊)、『研究報告』7号、『日本文学会誌』11号 ・木村東吉『《春と修羅第二集》その動態の解明』 |
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