|
|
来る11月28日と29日の2日間にわたって宮沢賢治冬季セミナーを開催します。 今回のセミナーは、現在イーハトーブ館にて企画展示中の「宮沢賢治・イギリス海岸」をテーマに、〈イギリス海岸〉を地質学と文学のまなざしから探ろうという企画です。 まず初日は、企画展示監修者である宮城一男さんにスライドを使ってお話いただきます。 続いて、力丸光雄さんをコーディネーターに、宮城一男さん、、北海道穂別町博物館学芸員の地徳力さんらのよるシンポジウムを開催いたします。 宮沢賢治の里づくりを進めている穂別町では、本年9月に〈イギリス海岸〉とそっくりな地質構造があるとの調査結果が出て話題となっております。 2日目は、詩人で明治大学教授である安藤元雄さんに講演いただきます。 開催要項は次のとおりです。
◆期日 98年11月28日(土)・29日(日)
■第1日(11月28日) 過般の定期総会におきまして理事が改選されましたが、それにともない代表理事・副代表理事と各常設委員会も次のとおり変更になりましたのでお知らせいたします。 ▼代表理事 力丸 光雄 ▼副代表理事 天沢退二郎(企画委員長兼務) 大藤 幹夫(賞選考委員長兼務) ▼企画委員会 赤田秀子・大澤謙一・鹿川博司 対馬美香・畠山幸治 ▼編集委員会 大塚常樹・杉浦 静(委員長) 鈴木健司・中地 文・望月善次 ▼賞選考委員会 清水宏一・松田司郎・宮沢哲夫 吉田文憲 ▼委員会に属さない理事 原 司朗・宮沢雄造・谷地信子 本年度は本年12月末現在での会員名簿を発行予定ですが、項目はこれまで同様、氏名・住所・電話番号・会員番号といたします。 名簿掲載を希望しない方は、事務局までご一報くださいますようお願いいたします。前回非掲載の方はご連絡がなければ今回もそのまま掲載いたしますん。 なお、この事務局だよりを発送した住所等に変更があります場合も、ご連絡お願い申し上げます。 イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の書籍等販売図書をお知らせいたします。 宅配もしておりますので、どうぞご利用ください。 なお、会員は5パーセント割引となります。 ▼れんが書房新社 ・入沢康夫『宮沢賢治と心象スケッチ』 (価格476円+税) ▼サンマーク出版 ・Karen Colligan-Taylor訳・Masao Ido絵 『The Bears of Mt.Nametoko』 (価格1500円+税) ・Sarah M.Strong訳・Miyuki Hasekura絵 『The Twins Stars』 (価格1500円+税) ・Tshiko Toriyama『Kenji's School』 (価格1500円+税) ▼マイクロテクノロジー ・CD−ROM宮澤賢治全童話集 (価格7800円+税) ▼宮沢賢治学会生誕百年記念刊行 ・『「春と修羅」第二集研究』 (価格2400円+税) ・『生誕百年記念特別企画展図録』 (価格3000円税込) ・『宮沢賢治国際研究大会記録集』 (会員価格2000円・2割引) まだありますので購入下さい。 本会のセミナーは、花巻での定例のほかに、本年度の大館(秋田県)のような他地方セミナーを1993年より企画しております。 開催にあたっては、会員のみなさんからの申込制となっておりますので、ここに来年度の開催地を募集いたします。 開催基準、申込要領は次のとおりです。 ▼主催・主管(申込者) セミナーの主催は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター。 申込者は、本会会員で、個人もしくは団体・グループの代表者、あるいは会場施設・機関の代表者など。 申込者は、主管として実際の運営にあたっていただきます。 ▼運営費用 セミナー開催に要する費用のうち、本会は概ね次の費用を負担します。 ・講師謝礼 ・講師派遣旅費 ・会場使用料(できるだけ公的施設を利用) 運営費用のうち一部を受講者負担として受講料をいただく場合もあります。 ▼事務分掌 主管者(地元開催者)に担当していただく事務局は、次のとおりです。 ・セミナーの企画作成 ・会場の確保 ・講師依頼・交渉 ・受講申し込み受付 ・セミナー当日の運営 ・講義記録の作成など これらのことは、主催者と協議しながらすすめていくものとします。 また、主管者のほうで困難なものは直接主催者が担当することもあります。 ▼申し込み決定 この制度を利用してセミナーを開催しようとする場合は、毎年2月末日までに申込書を事務局に提出してください。 用紙は事務局にご請求ください。 申し込みのあった企画は、本会企画委員会および理事会において審議し、決定します。 秋田宮沢賢治愛好会及び弘前宮沢賢治研究会との共催で開催した本会の秋田おおだてセミナーは、去る10月25日秋田県大館市にある秋田桂城短期大学を会場に開催されました。 開校して三年目の若々しいキャンパスに、美術館を思わせる水に浮かぶ校舎は、秋晴れの下230名にのぼる参加者を、暖かく歓迎してくれました。 力丸代表理事の挨拶、大館市教育委員会教育長の歓迎の辞に続き、元大谷大学教授西田良子さんによる講演「宮沢賢治童話の魅力」、そして詩人・明治大学教授入沢康夫さんによる講演「宮沢賢治・詩の魅力」がありました。 そして最後は、大館曲げわっぱ太鼓演奏と俳優松村彦次郎さんとのジョイントによる「原体剣舞連」朗読、そして太鼓演奏と続き、充実のプログラムに鳴りやまぬ拍手の中で閉会となりました。 今セミナー開催にあたり、実質的に運営していただきました桂城短期大学長宮城一男さんをはじめ、大学関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 【寄贈図書・資料】 〔配列は受入日付順で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行書(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕 ・福田秀一『宮沢賢治』(佐藤隆房・著、冨山房・刊)『宮沢賢治全集全8巻』(筑摩書房・刊) ・D文学研究会『D文学通信』424〜429号 ・田口昭典『あるびれお通信』432・433号 「宮沢賢治入門(十七)宮沢賢治と秋田県」(『風土』コピー、教育振興会出版局・刊) ・対馬美香「宮沢賢治の短編『毒蛾』について」(弘前・宮沢賢治研究会誌8号抜刷) 「宮沢賢治・「疾中」詩篇の文学的意義」(秋田桂城短期大学紀要創刊号抜刷) 「宮沢賢治文学における地域社会への視座」(秋田経済法科大学地域総合研究所「研究所報」1号抜刷) 「大館出身の稀有な文学者・平田小六の生涯」(大館市・刊) ・兵庫教育大学言語表現学会『言語表現研究』12・13号 ・歴程社『歴程』454号 ・山猫通信編集室『山猫通信』90号 ・筑摩書房『ちくま』329号 ・真世界社『真世界』6112号 ・高橋万里子「佐伯義郎展資料」「第13回岩手日報文学賞資料」 ・東洋大学短期大学日本文学科資料室『東洋大学短期大学論集日本文学偏』8・22・24・27・28・31・32・33号『日本文学研究会会報』8・9・10号 ・村上英一『稿本近代文学』13集(筑波大学文芸・言語学系内平岡研究室・刊) ・やなせスタジオ『やなせたかしの世界』 ・大久保好唯『「法華経」に生きた人宮沢賢治』 ・センダード賢治の会『宮沢賢治の農民観を知るために復刻j「濁酒に関する調査(第一報)』 ・宮沢賢治記念会『イーハトーブ短信』29号 ・D文学研究会『D文学通信』430〜447号 ・田口昭典『あるびれお通信』434・435号 ・フランソワーズ ルクール『Printemps et Ashura』(Fata Morgana・刊) ・ものがたり文化の会『十代』18巻8号 ・大田健次郎『道元禅研究会』41・43・44集(道元禅研究会・刊) ・真理理華『愛と死』(千書房・刊) ・鈴木克子『バオバブ』39号(バオバブの会・刊) ・D文学研究会『D文学通信』448〜453号 ・高橋万里子『平成8年度富士大学教養演習報告』19号コピー(富士大学・刊) ・D文学研究会『D文学通信』454〜459号 ・田口昭典『あるびれお通信』436・437号 ・竹田秀美『星美学園短期大学研究論業』30号(星美学園短期大学・刊)『キリスト教文学研究』30号(日本キリスト教文学会・刊) ・D文学研究会『D文学通信』460〜494号 ・鎌倉・賢治の会『かま猫通信』28号 ・筑摩書房『ちくま』330号 ・宮沢賢治記念館『宮沢賢治記念館通信』63号『企画展示「なめとこ山の熊」展開設書』 ・遠藤純『羽田書店版『風の又三郎』の成立に関する考察(2)』(『国際児童文学館紀要第13号』抜刷) ・田口昭典『あるびれお通信』438・440号 ・世界真社『真世界』6113号 ・米村みゆき『国語と国文学』898号(東京大学国語国文学会・刊) ・漉林書房『詩語りの現場報告 漉林』 ・田口昭典『あるびれお通信』439・441号 ・日本近代文学館『日本近代文学館』 ・八田二三一『「賢治ゆかりの東京」バスハイク資料』(東京宮沢賢治研究会刊) ・大山尚『近森善一・著『蝿と蚊と蚤』コピー』『小熊彦三郎・著『果樹園芸教科書』コピー』(東北農業薬剤研究所出版部・刊) |
|
メインページへ |
宮沢賢治のページへ |
☆星のページへ |
△山のページへ |