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一泊バスツアー「異途への旅」ご案内 すでに前号の事務局だよりにて予告していたところですが、来る3月21日と22日の二日間にわたって、宮沢賢治春季セミナーとして一泊バスツアー「異途への旅」を開催します。 定員になり次第締め切らせていただきますので、申込はお早めにどうぞ。 開催要領は次のとおりです。 ▼期日 98年3月21日(土・祝)・22日(日) ▼会場 宮沢賢治イーハトーブ館 ▼日程(案) −第1日(3月21日)− (1) 10:00〜 花巻駅(在来線)前発 10:20〜 新花巻駅(新幹線)経由 宮守村・岩根橋経由 11:40〜 遠野市・「昔話を聞く会」 遠野たかむろ水光園 昼食 (自己負担) 14:20〜 釜石市・「鉄の博物館」見学 16:00〜 山田町船越半島「タブの木荘」着 TEL 0193-84-2031(宿泊会場) (2) 講話 18:00〜19:00 「宮沢賢治とエスペラント」(仮題) 講師 佐藤勝一 (イーハトーボ エスペラント会代表・宮古短期大学教授) (3) 夕食交流会 19:30〜(飲み物代自己負担) −第2日(3月22日)− 8:30〜 タブの木荘 出発 9:00〜 宮古市浄土が浜 賢治詩碑見学 12:00 岩泉町 龍泉洞見学 昼食(自己負担) 早坂高原経由 15:00〜 盛岡駅経由 16:00 花巻駅・新花巻駅経由それぞれ解散 ▼参加費 1万3千円(当日バスにて) 内訳 バス代 各施設見学料 宿泊費(一泊二食) なお、宿泊は数人の相部屋となりますが、 部屋割については事務局に一任願います。 ▼申 込 電話か葉書で本会事務局まで 〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1 TEL 0198-31-2116 宮沢賢治イーハトーブ館では、開館以来宮沢賢治の作品及び関係研究論文、エッセイその他の各種刊行物の収集につとめ、データベース化してきております。 それらのイーハトーブ館(一部宮沢賢治記念館)所蔵の図書資料のうち1993年12月までに刊行されたものについては『宮沢賢治イーハトーブ館所蔵図書資料目録』(有料配布)にまとめられ、また1990年以降のものについては、本会の機関誌ビブリオグラフィーに掲載されており、 それら全ての収集整理にむけて努力を続けております。 このイーハトーブ館図書室の利用方法につきましては、直接のご来館によるほか、電話やFAXでのお問い合わせも受け付けておりますので、どうぞ、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。 特に、個人的に入手、閲覧等の難しい図書、資料類につきましては、著作権法等関係法令に触れない範囲で、コピー等の有料サービスも行っておりますので、併せてご利用下さいますようお待ち申しあげます。 ビブリオグラフィーにおける〔児童文学〕〔国語教育〕分野充実のため、宮川健郎さん(宮城県仙台市)をビブリオ作成スタッフとして追加委嘱することが、先の第3回理事会で了承されました。 どうぞよろしくお願いいたします。 昨年9月の第7回研究発表記録集を発行いたします。 これは、本会の定期大会とあわせておこなっている研究発表会の記録で、今回の発表者4名の方の発表を収録しております。 内容はつぎのとおりです。 吉田敬二「宮沢賢治の歴史〜学生期における盛岡との関わり」 樋口恵「「春と修羅」〈第三集〉「手法の革命」−優しい光」 奥山文幸「「水仙月の四日」論」 白木健一「戦没学徒の記録にみる宮澤賢治」 ご希望の方はイーハトーブセンター事務局までお申込ください。一部五百円(送料別) イーハトーブ館売店「猫の事務所」の書籍等販売図書をお知らせします。 宅配もしておりますのでどうぞご利用ください。 ▼講談社 ・英語文庫ジョン・ベスター訳『どんぐりと山猫』『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』 ・学術文庫 原子朗『筆跡の文化史』 ▼講談社インターナショナル ・ジョン・ベスター訳『ベストオブ宮沢賢治短編集』『銀河鉄道の夜』『ONCE AND FOREVER』 ▼白水社 ・G.メランベルジェ訳『宮沢賢治をフランス語で読む』 ▼文芸立秋社 ・畑山博『宮沢賢治への旅』『「銀河鉄道の夜」探検ブック』(文庫もあり) ・井上ひさし『宮沢賢治に聞く』 ▼丸善 ・天沢退二郎『謎とき・風の又三郎』 ▼大修館書店 ・米田利昭『宮沢賢治の手紙』 ▼学習研究社 ・関登久也『新装版宮沢賢治物語』 ・畑山博『美しき死の日のために』 ▼日本教文社 ・福島章『不思議の国の宮沢賢治』 ・山尾三省『深いことばの山河』 ▼岩波書店 ・『文学 特集宮沢賢治』 ・増子義久『賢治の時代』 ・西成彦『森のゲリラ』 ▼社会思想社 ・高木仁三郎『宮沢賢治をめぐる冒険』 ▼PHP研究所 ・畑山博『銀河鉄道の夜 魂への旅』 ・石寒太『宮沢賢治の俳句』 ▼草思社 ・CDブック『長岡輝子 宮沢賢治を読む』 第1巻〜8巻(同じくカセットブック版第1〜2巻 ▼バンダイ ・ビデオ『グスコーブドリの伝記』 ▼キングレコード ・ビデオ『セロ弾きのゴーシュ』 ▼宮沢賢治学会の刊行物 ・『宮沢賢治研究アニュアル』Vol.1〜7 (ただし2,3,5は品切れ)会員価格2割引 ・『会報』創刊号〜第15号 (ただし5号は品切れ)会員価格2割引 ・『宮沢賢治イーハトーブ館所蔵図書資料目録』 会員価格3,600円(1割引) ・『宮沢賢治国際研究大会記録集』 会員価格2,000円(2割引) 前号の事務局だよりでご案内しました地方セミナーの開催地募集は、2月末日が申込の締切となっております。 開催の決定は理事会ですが、開催希望の方(団体)はどうぞご遠慮なくお申し出下さい。 詳細は事務局までどうぞ。 本年の会員名簿につきましては、現在多数の会費未納者がいることから、その発行時期について、その納入状況の推移をみながら検討していくことといたしました。 その後の経過につきましては、事務局だよりにてお知らせいたしますので、ご了承のほどお願い申し上げます。 なお、この事務局だよりを発送した住所等に変更があります場合、事務局までご連絡をお願い申し上げます。 また本年度は昨年9月会報第15号及び定期大会議案書を宅配扱いにて会員送付済みですが、万が一未着の方がおりましたら、その場合も事務局までご一報のほど、よろしくお願いいたします。 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっておりますが、今年度の会費については多数の方が未納となっており、会の運営に支障をきたしております。 未納の方には、今回事務局だよりとともに、再度郵便振替用紙を同封いたしました。 会費には、会報(年1回、3月発刊予定)の定期刊行物の費用も含まれており、それらの運営ベースは、なんといってもみなさまの会費ですので、なにとぞ納入についてよろしくお願い申しあげます。 同時に会費の受納は随時受け付けておりますので、イーハトーブ館へ来館のおり、郵便局、銀行へのお立ち寄りの際、納め下さっても結構です。 なお、来年度の会費につきましては、次号事務局だより(4月末発行予定)にて、一斉に郵便振替の用紙を同封いたします。 郵便振替口座 02330=7=26637 岩手銀行花巻支店普通口座 0480908 名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター 会費年額 一般 三千円 学生 千五百円 賛助会員 三万円 三朝町商工会と共催で開催した本会の鳥取県三朝セミナーは、宮沢賢治の盛岡高等農林学校時代の学友で文芸誌「アザリア」同人河本緑石(本名・義行)の生誕百年にあたっていることから、「若き日の賢治と緑石を語る」をテーマに、去る11月9日、三朝町総合文化ホールにて開催されました。 第1部は「賢治と緑石を歌う」と題してのピアノ演奏と独唱が披露されました。 続いて、第2部「賢治と緑石を語る」では、入沢康夫さんによる講演「宮沢賢治と河本緑石」、続いて斎藤文一さんによる講演の「銀河系の内なる道は光っているか」、あいだに三朝町「コールげんげ」による合唱があり。最後は地元今村実さんによる「河本緑石を語る」の講演と、 河本緑石生誕百周年記念にふさわしい充実の内容に、およそ百二十名の参加があり盛会の内に終了いたしました。 今回のセミナーを主管してくださいました三朝町商工会及び地元実行委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。 また、同月29、30日の両日、宮沢賢治イーハトーブ館にて冬季セミナーが開催されました。 あいにくの雨模様にもかかわらず、およそ百名の受講があり、原代表理事のあいさつに続き、滋賀県にあるダイニックアストロパーク天究館長米田康男さんに、「美しい星空〜ミヤザワケンジ星誕生」の講話、続いて次回イーハトーブ館企画展示監修者である桜田恒夫さんによる講話「宮沢賢治、植物の世界」がありました。 最後に、昭和15年日活映画「風の又三郎」を鑑賞、上映に先立ち、一郎役で出演されていた大泉滉さんに、「60年。この時に流れと子供達。」と題して、お話いただきました。 二日目は、立命館大学教授西成彦さんによる「非対象のバランス〜宮沢賢治の方法〜」と題した講演と、盛りだくさんのセミナーは終始熱気につつまれ、終了いたしました。 宮沢賢治記念館では、昨年12月より「宮沢賢治 短歌の世界」展を開催しております。 宮沢賢治は生前、およそ1千首の短歌を遺し、絶筆が短歌2首であることは、既にみなさまご承知のとおりです。 これらの短歌は、賢治の生涯と文学を知る上で重要な意味を持つことから、今回の企画展を通し、さらに深く賢治の短歌を鑑賞する契機となることを願って開催されております。 展示は7月末日までとなっておりますので、どうぞ皆様おでかけください。 宮沢賢治イーハトーブ館では、3月1日より「宮沢賢治と植物」展がスタートいたします。 監修者は『イーハトーブ植物園』(岩手日報社)などの著書がある、花巻在住の桜田恒夫さん。 すでに先日の冬季セミナーにて予告として講演をいただきましたが、賢治作品に登場するおよそ四百種類の植物について、その一部とはなりますが、写真と関連作品を紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。 また、現在開発中の「銀河系とミヤザワケンジ星」展の解説パンフレットを無料(送料別)でおわけいたしておりますので、希望の方は事務局までお知らせください。 新年になり、昨年末までまったく雪のなかった花巻も今は一面の銀世界です。 さて、マルチメディア時代に対応した当会の将来像について、電子データベースライブラリー研究会の中間報告がそろそろまとまる予定ですので、新年度から事務局も新たな展開となりそうです。 では、初の春季セミナー一泊バスツアーをお楽しみに。 本年もよろしくお願いいたします。 |
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