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来る11月29日と30日の2日間にわたって、宮沢賢治冬季セミナーを開催します 初日はまず、現在イーハトーブ館にて企画展示中の「銀河系とミヤザワケンジ星」の、共催者である天究館長・米田康男さんに、スライドを使ってお話しいただきます。 続いては、昨年『イーハトーブ植物園』(岩手日報社)を発刊し、本年はその続編を出された、花巻在住の桜田恒夫さんに講話をいただきます。 の定期大会が開催されます。 この後は、なつかしの映画『風の又三郎』。 上映に先立ち、一郎役で出演されていた大泉滉さんに、その思い出を語っていただきます。 2日目は、『森のゲリラ 宮沢賢治』(岩波書店)にて、本年度宮沢賢治奨励賞を受賞された西成彦さんに、宮沢賢治作品を全く新たな視点から、その今日的意味について語っていただきます。 開催要領は次のとおりです。 ▼期日 97年11月29日(土)・30日(日) ▼会場 宮沢賢治イーハトーブ館 ▼日程 −第1日(11月29日)− (1) 受付 13:00〜 (2) 講話 14:00〜14:40 「美しい星空〜ミヤザワケンジ星誕生」 講師 米田康男 (ダイニックアストロパーク天究館長) (3) 講話 14:40〜15:20 「宮沢賢治と植物の世界」 講師 桜田恒夫 (次回企画展示監修者) (4) お話と映画 15:20〜15:40 お話「60年。この時の流れと子供達。」 講師 大泉 滉 (俳優) 映画 「風の又三郎」(昭和25年・日活映画・島耕二監督) (5) 交流会・懇親会 17:30〜18:30 希望者による会員制(千円、当日会場にて) −第2日(11月30日)− (6) 講演 10:00〜12:00 「非対称のバランス 〜宮沢賢治の方法〜」 講師 西 成彦(立命館大学教授) ▼受講料 無料 ▼申 込 電話か葉書で本会事務局まで 地方セミナー 来年度開催地募集 本会のセミナーは、花巻での定例のほかに、本年度の熊谷(埼玉県)、三朝(鳥取県)のような他地方セミナーを一九九三年より企画しております。 開催にあたっては、会員のみなさんの申込制となっておりますので、ここに来年度の開催地を募集いたします。 開催基準、申込要領は次のとおりです。 ▼主催・主管(申込者) セミナーの主催は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター。 申込者は、本会会員で個人もしくは団体・グループの代表者、あるいは会場施設・機関の代表者など。 申込者は、主管として実際の運営にあたっていただきます。 ▼運営費用 セミナーの開催に要する費用のうち、本会は概ね次の費用を負担します。 ・講師謝礼 ・講師派遣旅費 ・会場使用料(できるだけ公的施設を利用) 運営費用のうち一部を受講者負担として受講料をいただく場合もあります。 ▼事務分掌 主管者(地元開催者)に担当していただく事務は次のとおりです。 ・セミナーの企画書作成 ・会場の確保 ・講師の依頼・交渉 ・受講申し込み受付 ・セミナー当日の運営 ・講義記録の作成など これらのことは、主催者と協議しながらすすめていくものとします。 また、主管者の方で困難なものは直接主催者が担当することもあります。 ▼申し込みと決定 この制度を利用してセミナーを開催しようとする場合は、毎年2月末日までに申込書を事務局に提出してください。 用紙は事務局にご請求ください。 申し込みのあった企画は、本会企画委員会および理事会において審議し、決定します。 くまがや賢治の会と共催で開催した本会の埼玉県熊谷セミナーは、去る9月5・6・7日と、地方セミナー初の3日間の開催となりました。 初日は、9月2日に除幕されたばかりの宮沢賢治歌碑を玄関に見ての、八木橋デパートが会場。 入沢康夫さんによる記念講演「若き日の賢治の肖像」は、満席一五〇名参加の熱気あふれるスタートとなり、続いて熊谷寺本堂に会場を移し、副住職さんによる「直実と敦盛について」、こどもたちによる「恩田ササラ踊り」も披露されました。 2日目からの秩父路の旅は、五七名がバスに乗り込み、寄居町歌碑見学、小鹿野ようばけ歌碑見学、宿泊先の三峯神社では、宮城一男さんによるスライドによる講演、最終日は、長瀞自然史博物館、ライン川下り、秩父鉄道SLでの帰路につくまで、出会いと発見の連続は、参加者ひとりひとりに、かけがえのない元気をあたえてくれました。 これほど盛り沢山の内容を、いたれりつくせりですすめていただたくまがや賢治の会並びに関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。 『宮沢賢治特別企画展図録』『宮沢賢治国際研究大会記録集』 過般の本学定期大会におきましても、すでに紹介されましたが、この度宮沢賢治生誕百年記念刊行として、宮沢賢治生誕百年事業・特別企画展「拡がりゆく賢治宇宙−19世紀から21世紀へ」の図録と、昨年8月開催された初の宮沢賢治国際研究大会の記録集が発刊されました。 どちらも、本学会事務局のみの扱いですので、ご希望の方は事務局までお申し込みいただくこととなります。 会員の皆様には、後日お支払いいただく方法をとっておりますので、どうぞお気軽にご利用ください。 また、事務局では、注文用のチラシを作成予定ですので、会員の皆様のご協力、なにとぞよろしくお願い申し上げます。 『宮沢賢治生誕百年記念 特別企画展図録』 本企画展示図録(発行・8月27日、A4判一六〇頁、オールカラー、発行・宮沢賢治イーハトーブ館、編集・宮沢賢治学会イーハトーブセンター図録編集委員会)は、一昨年10月30日から本年7月18日までに開催された三回の企画展示 「宮沢賢治と小岩井農場」「宮澤賢治をめぐる人びと」「大正デモクラシーと宮沢賢治」の展示内容を可能な限り採録し、その解説は展示のときより詳細かつ懇切を極めたものとなっております。 同時に、賢治の生涯と同時代の世界文化史的な動きを重ね合わせた年譜と「宮沢賢治受容史年表」を収めております。 すでにごらんいただいた方々からは、「これからの賢治研究をすすめるにあたっての、その基礎として大変有用であり、新資料や貴重な写真の図版がとても美しく、ありがたい」と好評をいただいております。 本図録は非売品扱いですが、ご希望により実費三千円で頒価しております。 『世界に拡がる宮沢賢治 −宮沢賢治国際研究大会記録集』 本記録集(発行・9月21日、B5判第I分冊九五頁、第II分冊一五三頁、発行・宮沢賢治イーハトーブセンター、編集・宮沢賢治学会イーハトーブセンター生誕百年祭委員会記念刊行部会)の内容は、第I分冊が、記念講演(於花巻)、国際講演会(於東京)及び シンポジウム「タゴールと宮沢賢治」(於花巻)の、当日のテープを記念刊行部会の責任において起こし整理した記録であり、第II分冊は当日の発表の際にお持ちいただいた研究発表会の原稿の記録(英訳並記)となっております。 これらの記録は、いかに宮沢賢治の残した仕事が「世界に拡がって」いるかを示すばかりでなく、次回の国際研究大会への新たな起爆剤となることを期待させる内容となっております。 第I・II分冊セット(分売はいたしません)で定価二千五百円(税込み)ですが、会員の皆様には割引価格として二千円にて頒布いたしております。 (桐朋女子中学校(東京)の飯村真理さんの東北旅行の際の感想文が紹介されています) 去る10月11日の本会企画委員会において、来年3月21日(土・祝)・22日(日)の宮沢賢治春季セミナーの一泊バスツアー「異途への旅」企画がまとまりましたので、予告お知らせいたします。 初日は、花巻出発後、銀河鉄道のモデルとなった宮守村・岩根橋を通り、遠野市の「遠野物語・座敷童子」の世界へ。 北三陸の山田町までまいります。 2日目は、昨年建立の宮沢賢治歌碑を宮古市にみて、岩手県北・岩泉町の龍泉洞まで訪ね、盛岡・花巻へもどる予定です。 講師・解説の方々につきましては現在交渉中ですので、どうぞご期待下さい。 詳しくは、来年早々の事務局だよりにてお知らせいたしますが、あらかじめ皆様の予定にいれられますよう、予告案内申し上げます。(事務局) |
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