事務局だより 第38号
   

The Miyazawa kenji Association Iihatobu Center

事務局だより 第38号
1997,08,27
Office Kenji

宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -

事務局だより 第38号
 *第8回定期プログラムについて


 来る9月22日23日の二日間にわたって定期大会が開催されます。 生誕百年事業をふまえての宮沢賢治生誕百一年目、設立七年となる宮沢賢治学会イーハトーブセンターは、二一世紀を前に、新たな一歩をふみ出していくこととなります。
 ことしも盛りだくさんの内容となりました。 会員外の方も参加できますので、おさそいあわせの上、多数のご参加をお待ちしております。

 9月22日(月)
会場 NAHAN(ナハン)プラザ
       (東北線花巻駅前)
▼第7回宮沢賢治賞、イーハトーブ賞贈呈式
 主催 花巻市     10:00〜12:00
 選考経過報告、主催者あいさつ、受賞者あいさつ、本賞受賞記念講演
▼定期総会       13:00〜13:45
 議事 (1)規約の改正について
    (2)一九九六年度事業報告及び収支決算の承認について
    (3)一九九七年度事業計画及び収支予算について
▼賢治研究リレー講演  14:00〜15:00
 (1)澤口勝弥(宮城県)
   「『税務署長の冒険』−その社会的背景と租税思想」
 (2)中村青路(花巻市)
   「宮沢賢治と俳句」
 (3)上野ゆたか(福岡県)
   「ビヂテリアン賢治の謎」
 (4)對島美香(秋田県)
   「『毒蛾』の床屋さん」
 (5)大藤幹夫(大阪府)
   「<わかる>ということ」
▼イーハトーブサロン
 −私と賢治−
 「私と賢治」というテーマで参会者が、5分間の中にそれぞれの思いを気軽に述べあうコーナー。 今年もまた宮沢清六さん署名入りの本を記念品として用意いたしますので、どうぞふるってご参加下さい。 当日会場にて申し受け付けます。
▼参加者交流・懇親会  16:30〜18:00
 1日目の行事終了後、同会場にて、参加者交流・懇親会を開催いたします。 会費千円、当日会場にて受付いたします。
 また、この交流会にて、宮沢賢治にちなんだ料理を加えることを思案中。 『宮沢賢治のレストラン』の著者・中野由貴さんのレクチャーもあります。 おたのしみに。

 9月23日(火・祝日)
会場 宮沢賢治イーハトーブ館
▼研究発表       10:00〜12:00
1吉田 敬二「宮沢賢治の歴史〜学生期における盛岡との関わり」
2樋口 恵「「春と修羅」<第三集>「手法の革命」−優しい光」
3奥山 文幸「「水仙月の四日」論」
4白木 健一「戦没学徒の記録にみる宮澤賢治」

会場 花巻市民体育館
▼ポランの広場     13:30〜15:00
 本年のポランの広場は、会場を花巻市体育館に移し、花巻工業クラブの催しの一つである「テクノワールド'97」の会場にて、「賢治とサイエンス&テクノロジー」シンポジウムを開催することとなりました。 二一世紀を目前に、めざましい技術革新のマルチメディア・ハイテクという時代を迎え、はたして宮沢賢治精神はどう対応していくのか。 斎藤征義企画委員長のコーディネーターのもと、けっしてハイテク礼賛とならないであろうその未来について、さまざまなまなざしから探ってまいります。  イーハトーブ館(帰りは新花巻駅まで)と花巻市体育館の間に送迎バスを出しますので、どうぞ皆様、お気軽にご参加下さい。

▼宿泊のご案内
 花巻観光センターをご利用下さい。 市内すべての宿泊施設をご案内いたします。
      電話 0198-31-2244


 *賢治祭関連行事のご案内


 9月20日(金)
会場 NAHAN(ナハン)プラザ
       (東北線花巻駅前)
◆花巻農業高校「賢治先生を偲ぶ会』
 ◯記念講演 原 子朗さん、
  花巻農業高校生による合唱、演劇、鹿踊りほか
  午前9時10分から
  会場 花巻農業高校
◆宮沢賢治記念館開館記念行事
 ◯午前10時
  合唱 花巻ユネスコ・ペ・セルクル
  会場 宮沢賢治記念館
 ◯午前1時30分
  講演 別役 実さん
  会場 宮沢賢治イーハトーブ館

 9月21日(土)
◆宮沢賢治記念館開館記念行事
 ◯午前9時 胡四王神楽
◆賢治祭
 ◯午後6時 鹿踊り、詩の朗読、合唱、野外劇、座談会など
  会場 桜町雨ニモマケズ詩碑前(雨天の場合、花巻地区社会体育館)
  駐車場はございませんので、車でのご来場はご遠慮願います。 臨時バスを運行致します。


 *電子データベースライブラリー研究委員会の報告


 去る6月22日、第1回の「インターネット研究委員会」(仮称)がイーハトーブ館にて開催され、斎藤文一さんが委員長となりました。 会の正式名称を「電子データベースライブラリー研究委員会」と決めるとともに、当面、インターネットの未来をさぐる勉強会を開催、ホームページ開催についても、その内容等を引き続き検討していくことになりました。


 *会費納入のお願い


 本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっています。 今年度の会費について未納の方に、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしました。 同時に会費の受納は随時受け付けており、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行へお立ちよりの際、収めてくださっても結構です。
 会費年額 一般 三千円、学生 千五百円、賛助会員 三万円
 なお、昨年度会費を未納の方で、本年9月末日までにお納めいただけない場合は、やむなく退会扱いとさせていただいておりますので、どうかお早めにご納付下さい。


 *宮沢賢治生誕百年記念 特別企画展・図録発刊のお知らせ


 その刊行が待たれておりました、宮沢賢治生誕百年事業・特別企画展「拡がりゆく賢治宇宙−19世紀から21世紀へ」の図録がこの度刊行されました。
 本企画展は、一昨年10月30日からロングランで、期間中の常設展示とともに、三回の企画展示「宮沢賢治と小岩井農場」「宮澤賢治をめぐる人びと」「大正デモクラシーと宮沢賢治」を入れ替えで開催してまいりました。
 この企画展を記念して刊行された図録(A4判、オールカラー、発行・宮沢賢治イーハトーブ館、編集・宮沢賢治学会イーハトーブ館図録編集委員会)は、この展示内容を可能な限り採録し、その解説は展示のときより詳細かつ懇切を極めたものとなっております。 同時に、賢治の生涯と同時代の世界文化史的な動きを重ね合わせた年譜と「宮沢賢治受容史年表」を収めております。
 図録編集委員会委員長である斎藤文一さんは、そのあとがきにおいて、今回の賢治学会気鋭の若手による企画展示監修の成果について、「今後の賢治研究の歩みに確実に有用でありつづけるであろう」と述べております。
 本図録は、おなじみイーハトーブ館ショップ「猫の事務所」にて、実費頒価で価格は三千円(会員割引はありません)で扱っております。 宅配もいたしますので(送料は別になります)、どうぞご利用ください。
 また、同じく生誕百年記念刊行である「宮沢賢治国際研究会記録集」「『春と修羅』第二集研究」につきましても、現在最終段階にきておりますので、お待ち願います。


 *生誕百年記念特別企画展閉幕の御礼


 宮沢賢治生誕百年記念特別展は、去る7月18日をもちまして、その全日程を終了いたしました。 「拡がりゆく賢治宇宙」のテーマのもと、開催期間一年九ヵ月におよそ二四万人の入館者が訪れ、大変好評のうちに、閉幕することができました。 この企画展示開催にあたって寄せられた、会員のみなさまをはじめ、多方面のご協力、ご協力、ご支援に対し、心より御礼申し上げます。
 なお、この特別展で制作された年表等のいくつかは、今後も常設展示してまいります。


 *イーハトーブ館企画展示
「銀河系とミヤザワケンジ星」展のお知らせ



 宮沢賢治イーハトーブ館では、7月19日より、「銀河系とミヤザワケンジ星 賢治生誕百年 新小惑星誕生記念」展がスタートいたしました。
 この展示は、昨年新たに発見された五千八番目の小惑星に「ミヤザワケンジ」と命名され、国際天文連合より認定されたことを記念したものです。
 発見者である滋賀県ダイニック・アストロパーク天究館との共催により、「ミヤザワケンジ星」に関する解説はもとより、縦2.7m、横7.4mの大銀河系写真や「賢治の作品に登場する星たち」など、斎藤文一さんの監修のもと、宮沢賢治のイメージした銀河世界を旅しようと企画したものです。
 本企画展示の解説書(モノクロ)を無料でおわけしております。 同じく、アストロ・パーク天究館にて開催された企画展示の図録「百年で星になった賢治さん」(オールカラー)を実費九百円にて領布いたしております。 どちらも宅配いたしますので(送料は別です)、ご希望の方は「猫の事務所」までお申込下さい。


宮沢賢治学会
- トップのページへ -
 
事務局だより
- 元のページに戻る -


メインページへ

宮沢賢治のページへ

☆星のページへ

△山のページへ

Copyright (C)1996-1997 Atsuo Kakurai. All rights reserved.