近日点通過 (T)perihelion passage | 1997年11月24.91972日 天体の近日点通過時刻を世界時(Universal Time)で示します。日以下は少数で表記します。 |
近日点距離 (q)perihelion distance | 2.0792013AU 近日点の太陽と天体の間の距離を、天文単位(Astronomical Unit)で示します。 |
離心率 (e)eccentricity | 0.0612960 軌道の離心率を示します。この値が0であれば円軌道、0より大きく1より小さい場合は楕円軌道、1であれば放物線軌道を示します。 |
近日点引数 (ω)argument of perihelion | 41.40320度 黄道面と天体の軌道との交点のうちで、昇交点から天体の軌道沿いに測った近日点までの角度を示します。 |
昇交点黄経 (Ω)longitude of ascending node | 142.59526度 春分点から黄道面に沿って昇交点までの角度を示します。 |
軌道傾斜角 (i)inclination | 5.26727度 黄道面とその天体の軌道面との傾きを角度で示します。 |
小惑星の命名について
小惑星(asteroid , minor planet)は、現在およそ7000個以上が発見されています。
小惑星として正式に認められるためには、まず数日の観測をした後、仮符号を取得します。
その後、継続して観測し、 最低でも1公転周期(概ね3〜4年)の継続的な位置観測が必要となります。
さらに、既知の天体であるかどうか、あるいは少数の観測の後、行方不明になった天体の可能性などが調べられ、はじめて正式に認定となります。
小惑星の新発見の認定及び命名は国際天文連合(IAU)の運営する小惑星センター(MPC : Minor Planet Center)が発行する「小惑星回報」(MPC : Minor Planets and Comets Circular)により世界中の観測者に通知されます。
最近では、電子メール形式の回報として「小惑星電子回報」(MPEC : The Minor Planets Electric Circulars)が利用されています。
小惑星「Miyazawakenji」の発見について
小惑星「Miyazawakenji」は、まず滋賀県にある「ダイニックアストロパーク天究館」の杉江純氏により1991年2月20日に発見され、仮符号「1991DV」(西暦+発見の時期を示す符号)が与えられました。
その後、1996年4月のMPCにより、(5008)「Miyazawakenji」として正式に認定通知が世界中の観測者に通知されました。
小惑星「Miyazawakenji」の最近の位置
発見時は、おとめ座のυ星の近くにありました。その後、約3.3年の公転周期で、黄道帯のなかを移動し、現在(1997年8月)は、しし座に位置しています。
この時期、小惑星Miyazawakenjiは、しし座のα星レグルスから、σ星に向かって順行を続けています。
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