皆既月蝕 1909(明治42)年11月27日
   

皆既月蝕
1909(明治42)年11月27日




夕刻の皆既月蝕です。おうし座のヒアデス星団とすばる(プレヤデス星団/M45) の間で皆既になっている様子が確認できます。またこの夜は惑星(土星と火星)がよく観察できるようです。 賢治はこの年盛岡中学1年でした。
草下英明著「宮澤賢治と星」に、賢治の弟、宮沢清六氏が「星と虫と」 と題した序文を寄せています。その中で、賢治が盛岡の中学に入った頃、鉱物採集や星座に夢中になって、 丸いボール紙で作られた星座図(星座早見)を使って星の名前を教えてくれたり、私達は毎日地球という 乗物に乗って、いつも銀河の中を旅行していることなどを話してくれたことが書かれています。 ちょうど賢治が星に対して関心を深めた頃です。時期的、あるいは時間的にも賢治が見ていた可能性が大き いと言えるかも知れません。


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