花巻で見られた部分日触 1896(明治29)年8月9日
   

花巻で見られた部分日触
1896(明治29)年8月9日




賢治の生まれた月に、花巻では部分日触がありました。画面は15分おきに 欠けてゆく様子をシミュレートしたものです。
どう考えても賢治が見ることはできないわけですが、北海道を皆既触帯が 横断しており、午後3時すぎには花巻でも最大食分0.9とかなり欠けており、当時の新聞などに記録が残され ているかも知れません。
北海道では外国からの観測隊も含め枝幸(フランス:パリ天文台隊、アメリカ:アマースト大学隊、 東京天文台隊)、厚岸(イギリス:グリニッジ天文台隊、アメリカ:リック天文台隊他)などで観測が試みられています。 中でもアマチュアの皆既日蝕写真としては日本最初のものとして、写真家島田清兵衛や写真師木村藤太がコロナの撮影 に成功しています。


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