「宮沢賢治学会冬季セミナー」
   

「宮沢賢治学会冬季セミナー」


Kenji & Event

2000年11月25日〜26日 岩手県にて


「宮沢賢治学会冬季セミナー」

平成12年11月25日(土)〜26日(日)
於 岩手県花巻市 宮沢賢治イーハトーブ館

主催
宮沢賢治学会イーハトーブセンター
宮沢賢治イーハトーブ館

宮沢賢治学会 冬季セミナー日程
11月25日(土)
受付   12時〜
シンポジウム テーマ「宮沢賢治と〈児童文学〉」
佐藤道雅(宮沢賢治学会イーハトーブセンター理事)
私市保彦(武蔵大学教授)
谷本誠剛(関東学園大学教授)
寮美千子(児童文学作家)
14時〜
花巻の昔話 「極楽さえったばさま」「せったぐれ」
小田島眞幸
「ふる里のはなしっこ−花巻の昔話−」CDを聴く
コーディネーター
鹿川博司(宮沢賢治学会イーハトーブセンター理事)
16時〜
会員交流・懇親会   17時30分〜
11月26日(日)
講演 鳥越信(聖和大学教授・児童文学研究者)
「宮沢賢治と〈児童文学〉」
10時〜


この冬も例年どおり、冬季セミナーとなりました。 今回の花巻は暖冬で、あたたか。 どこか違和感が感じられました。 さて、冬季セミナーの方ですが、「宮沢賢治と〈児童文学〉」としてシンポジウムや講演会などが開催されました。

上の写真は、宮沢賢治記念館宮沢賢治イーハトーブ館の間にあるポランの広場付近の様子です。 紅葉もおわり、木々は枝を残すのみで、明るい庭園となっています。 時間がなくて、宮沢賢治記念館の方には行けませんでした。

☆岩手県花巻市より☆
   

シンポジウム
25日の最初は、「シンポジウム」です。 テーマは、「宮沢賢治と〈児童文学〉」です。 登壇者として参加された方々は4名。 左から進行を務める佐藤通雅さん、そして私市保彦さん、谷本誠剛さん、寮美千子さんです。 賢治研究者、児童文学者、童話作家、それぞれの立場で賢治童話について論をすすめます。 文学とニューメディア、賢治童話をめぐる今後など、興味深い内容ばかりでした。 盛り上がったところで「おわり」となってしまい残念。


昔話
シンポジウムの次は鹿川博司さんのコーディネートによる「花巻の昔話」です。 語り部は小田島眞幸さんで、「極楽さえったばさま」「せっつたぐれ」の二つを楽しむことができました。 でも、方言となってしまうと、お話の筋道が見えなくなってしまい残念でした。


イーハトーブ館
写真は、今回の冬季セミナーの会場となったイーハトーブ館のようすです。 セミナー2日目。日差しが強く、暖かい日でした。


鳥越信さん
セミナー2日目は、児童文学研究者の鳥越信さんの講演です。 児童文学とは何か‥、講演で賢治のお話をするのは2度目という鳥越さんの貴重なお話を聞くことができました。 質疑応答も含め、中身の濃い講演でした。


研究書
写真は、西村宗信著「「オホーツク挽歌」旅の謎」です。 内容は、賢治の北海道への旅、「オホーツク挽歌」の旅を研究したものです。 書店で見つけることができませんでしたが、イーハトーブ館の図書室では見つけることができました。

賢治詩碑
宮沢賢治記念館への入り口、胡四王山への登山口にある賢治詩碑です。 碑文は「農民芸術概論」からの抜粋です。 石は、賢治作品にも出てくる蛇紋岩ですね。 なかなか大きなものですが、ちょっと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。


▲賢治の見学記ヘ戻る



メインページへ

宮沢賢治のページへ

☆星のページへ

△山のページへ

kakurai@bekkoame.ne.jp