「冬のイーハトーブ」
   

「冬のイーハトーブ」


Kenji & Event

1998年12月5日〜6日 花巻にて

花巻駅


宮沢賢治学会の用事があり、冬の花巻を訪ねてきました。 (なんて書いているものの、つい一週間前にここに来たばかりですが・・・。) 駅前のホテルに宿泊して、翌日6日に釜石線で新花巻に向かい、新花巻駅からはタクシーで宮沢賢治イーハトーブ館へ、というコースです。 前夜は小雨の天気でしたが、目覚めの朝はとてもきれいな朝焼けで、窓からは遠く早池峰山の山がきれいに見渡せました。

☆冬のイーハトーブより☆
   

花巻駅のホーム
花巻駅、改札を入って一番手前のホームから盛岡方面を写したものです。 写真を写しているこの場所に、9時11分に発車する急行「陸中1号」が到着します。 その列車は盛岡駅を8時40分に出た列車で、この駅で折り返しとなるため、進行方向が逆になり釜石方面へと向かいます。 駅のホームの反対側には、鹿踊りの人形が飾られています。 またこの駅は童話「シグナスとシグナレス」の舞台とも言われています。

イーハトーブ館
宮沢賢治イーハトーブ館の入り口にある賢治のシルエットのプレートです。 ちょっと見ると看板の像がうしろ側にあるコンクリートにたてかけられているようですが、実は建物の壁にしっかかりと固定されていて、動かせるものではありません。

猫のじむしょ
猫のじむしょは、宮沢賢治イーハトーブセンターの小さな売店です。 喫茶と賢治関係の書籍(童話の絵本から研究書、CDや絵葉書まで!)の販売を行っています。 写真は、喫茶コーナーの写真です。 紅茶やコーヒーをのんびり楽しむことができます。 まわりがガラスになっていますので、森の自然も見渡せ気持ちがよいところです。

企画展(1)
この写真は現在行われている企画展示宮沢賢治・イギリス海岸展の展示風景です。 写真中央に見える人形は賢治が山を歩きながら地質調査をしている様子をイメージしたものです。 展示案内のパンフレット(窓口でもらえます)によれば、賢治はハンマーやクリノメータ、野帳などを持ちイギリス海岸や北上山地を訪ね歩いていたようです。 (この展示は本年12月27日で終了してしまいますのでご注意!)

企画展(2)
写真パネルや模型、賢治の授業の「ひとこま」を再現したビデオが見られます。 監修は、賢治と地学の研究で有名な宮城一男先生によるものです。 イギリス海岸の地質、バタグルミや象の足跡の化石、北上川の流れは賢治のいた時代は別のものであったことなど、賢治作品を愛読する者だけでなく興味深く楽しむことができます。

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