登山家、そして文人としても著名な串田孫一(1915-)氏の見た夜空です。
最近出版された「北海道の旅」には1962年の春、北海道を旅したときの様子がつづられています。
文章には車窓や旅先の宿から見た星空の様子が描かれています。
そんな記述を手がかりに、その時の夜空をシミュレートさせてみました。
「北海道への旅」(1)の「27清里の宿にて。」では清里町から見た星空が登場します。
清里というと、八ヶ岳山麓の清里高原が有名ですが、この清里は、斜里岳の西側、斜里郡清里町にあたります。
串田氏もやはりそんな説明を交えながら手紙を書き出しています。
礼文島から名寄、名寄を午近く出て今夜は清里に泊り、明日斜里岳に登る予定です。
まずこの星空では天気は間違いないでしょう。
信州八ヶ岳山麓の駅名は清里、こっちは清里町です。
最終で来て着いたのが八時半近く、暗くてあたりの容子は分りませんが、何となく山麓の感じが八ヶ岳の清里に似ているからです。
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(1)「北海道の旅」平凡社(1997)
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