宮沢賢治研究会編
発売 柏書房
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宮沢賢治には、実に多種多様な作品群が存在しますが、文語詩作品についてはまだまだ一般には広く知られていないのが現状ではないでしょうか。
晩年近くになって文語詩集として編集・整理する試みが行われました。
その結果、「文語詩稿五十篇」「文語詩稿一百篇」「文語詩未定稿」の計3編が残されました。
今回紹介する本、宮沢賢治 文語詩の森は、東京を拠点として活動する「宮沢賢治研究会」が創立50周年を記念して刊行されたものです。
例会の活動を通じて読み解かれた文語詩を、鑑賞形式で一作品つづ紹介するという形を取っています。
以下目次を紹介しましょう。
〔いたつきてゆめみなやみし〕 〔水と濃きなだれの風や〕 〔盆地に白く霧よどみ〕 〔月の鉛の雲さびに〕 雪の宿 〔玉蜀黍を播きやめ環にならべ〕 民間薬
【文語詩稿 一百篇より】
【文語詩未定稿より】
【あとがき】 作品を鑑賞するために必要なキーワードを説明。 さらに先行研究の紹介、口語詩との関連などがわかりやすくまとめられています。 最後に収録された文献目録も便利です。 続編も予定されているとのこと、楽しみです。
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Link : miyazawakenji bungoshi no mori 宮沢賢治詩集(文語詩稿一百編)(森羅情報サービス) 文語詩稿未定稿(森羅情報サービス) |
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