宮沢賢治学会イーハトーブセンター 生誕百年祭委員会記念刊行部会
発売 思潮社
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今回紹介する「春と修羅」第二集研究は、1996年、宮沢賢治生誕百年祭を記念して刊行された本です。
1992年夏から1995年夏までの宮沢賢治学会夏季特設セミナーの報告書で、書名にあるとおり、賢治の詩集「春と修羅」第二集についていくつかの視点からテーマ化された内容について論じられています。
目次からみると構成がよくわかります。
簡単にあげると、以下のようなメニューです。
「春と修羅 第二集」の《成立》の問題 「春と修羅 第二集」のさまざまな魅力
【第二回(1993年)】
【第三回(1994年)】
【第四回(1995年)】
【作品論】 セミナーそのものを忠実に収録しようとする意図から、シンポジウムの会話まで収められています。 あとがきによれば、実は、CDやVIDEOなどのメディアを用いてしか表現できない音楽、朗読、臨地実習まであったというこのセミナーが、いかに研究者にとって有意義な会であったかを知ることができます。 講演については、各界で専門的な分野から研究されているトップの方々が担当されていて、新たな研究の側面を知ることができます。 ・・・と書いてしまうと、さぞかし専門的で難しい思われてしまうかも知れませんが、「春と修羅 第二集」を愛好する方でしたらぜひ一読をおすすめしたい本です。
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