自分学 |
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私が高校生になってバイクの免許を取った1972年、レジャーバイクのホンダモンキーZ50Zは、まだリアサスペンションは無くリジッドで発売されていた。この後1974年にモデルチェンジ。ひとまわり大きな車体となり、リアサスペンションがついて走行性能が向上した。前後共サスペンションが無かった元祖モンキーZ50M、その後、フロントだけサスペンションがついたZ50A、Z50Z、Z50ZK1は、バイクの黄金時代と共に姿を消して行かざるを得なかった。私は、学生時代にしかできないことをということで1978年の夏にヤマハミニトレールGT80で62日間日本一周をした。日本一周も終盤、四国の徳島から紀伊半島の日の岬へ渡った59日目、御坊郵便局で最後の費用を通帳から下ろした。窓口の郵便局員の山崎さんが、日本のあちこちでお金を下ろしている通帳を見て「日本一周してんの?」「もうすぐ仕事終わるからちょっと待って」と声をかけてもらった。この郵便局員さん、バイクが本当に好きな方で、自宅のバイクを色々見せていただいた。その中にホンダの元祖モンキーZ50Mがあり、シンプルな機能を説明してもらい私もZ50Mに一目惚れ。その後社会人となった3年目、25才の時にバイク屋の片隅に元祖モンキーZ50Mがあるとの情報を得て、当時12万円と高いなあと思いつつ、当時も珍しくなってたZ50Mのオーナーになることができた。以来、いろんなバイクを乗り継いだが、リアタイヤに直結するフレームのかっこ良さの魅力にはまり、いろんなバイクに乗っては手放してきたが、リジッドモンキーだけは手放さず、縁あって、現在6台のリジッドモンキーを所有している。リジッドモンキーの魅力を皆様に少しでもお裾分けができればと思う。(2011.8.14) 1978年8月28日 山崎さん(左)のZ50Mと一緒に |
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| 私が入手したリジッドモンキーたちは、それぞれ前のオーナー仕様になっているんで、部品が無かったり痛んでいる場合は、ネットで部品を探したり、修理したりして私仕様にゆっくりと年月をかけて変えていっている。日々の手入れは、まず一日一回、エンジンをかける。エンジンが暖まるまで、2、3分はエンジンをアイドリング状態にしておく。ギヤにオイルが回るし、プラグの湿気も飛び、始動性も良くなることは間違いないと思う。古いリジッドモンキーは、それなりの古さを感じさせるのがかっこいいと思っている。だから、メッキ部分のサビも、塗装のはがれも、それなりにいいと思っているので、ひたすらコンパウンドで磨いてかわいがってやっている。不思議と毎日ウエスで撫で回していると愛着が湧き、リジッドモンキーもそれに応えてくれる感じがする。昔、「ぼくブルン」という小さな黄色いクラシックカーが主人公の番組をNHKの教育テレビでやっていた。毎朝ブルンが、クラシックカー屋のおじさんの目を盗んで外へ冒険の旅に出るという番組だが、小さな車にも命があって喜怒哀楽があるのを感じさせてくれる。私のリジッドモンキーたちも、正にブルンと同じように思っている。きっとリジッドモンキーたちも、きちんと整備してあげていれば喜んでくれているのに違いないと思っている。きっと、リジッドモンキー好きな方には、「そうそう」とわかってもらえると思っている。私には毎朝「ぼくブルン」のテーマ音楽が聞こえてくる。(2010.5.3) | |||
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| ・シンプル&ダイレクト リジッドモンキーの魅力は、なんといってもリジッド故に、フレームに直接タイヤが固定されているフォーメーション。シンプルなU字型のフレームは、とっても機能美を感じさせる。そして、リジッド故に、直接路面の振動が、シートのクッションで少し緩衝されて身体に伝わって来る。サスペンション車とは違って、ひと味もふた味も路面を走っているという充実感や面白さを感じさせてくれる。それは、高級車では絶対に味わえない感覚、レーシングカートに近いものがあるのではないだろうか。だから私は、そのダイレクトな感覚を楽しむために路面が悪い所でもガンガン走る。バランスボールに乗ってバランスを取るような乗り方やと思っている。(2011.7.31) ・スモール&乗りにくさ リジッドモンキーは、その後発売されたJタイプは、リアサスペンションが付いて、長さも幅も格段に大きくなって乗りやすくなった。しかし、リジッドモンキーをこの世に出そうとした当初は、どこまで小さくできるかということにこだわって製作されたはず。50ccのエンジンがこんなに大きく見えるのは、リジッドモンキーならでは。小さいが故に、私のように5、6台集めても軽自動車1台分のスペースぐらい。部屋へ持ち込んで飾っている先輩諸兄もおられるはず。2.5リッターのタンクがまたかわいい。こんなかわいいタンクなんで、リジッドモンキーの全体のバランスがとてもいい。今なら、グッドデザイン賞ものだと思う。乗りにくさは、この小ささを表現する上で生まれた産物なんで、乗りにくさも、リジッドモンキーの魅力のひとつに数えられるのではないかと思う。(2011.8.14) ・M型の魅力 M型には、前後のサスペンションが無くて、フレームに直接軸が通されて車輪がついてる。それも5インチだ。ウインカーも無い。もちろんバッテリーも無いんで、バッテリー上がりを心配する必要が無い。今のモンキーまで引き継がれているが、車のトランクに積めるようにハンドルが折り畳めるようになっている。M型は、更にシートも折り畳める。こんな機構を初めて見た時に「うわぁ・・・おもしろい」と思ったのと同時に、こんな面白い手作りのようなバイクを公道を走れるように世に出した本田宗一郎氏のスピリットを感じた。1978年8月、ヤマハGT80で日本一周もそろそろ終わりに近い和歌山県御坊市の旅先で、当時発売から11年経ったM型を見せていただいた。私がリジッドモンキーにはまった瞬間でもあった。(2011.8.14) |
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| リジッドモンキーは、サスペンションが無くバランスが取りにくいので、路面の平滑度がいい道路のまん中を走りたい。そうなると、非力な50ccより少しパワーがある原付二種登録できるエンジンを搭載したリジッドモンキーに乗りたい。原付二種の魅力のひとつに制限速度がある。原付では、30km/hの速度制限があるが、原付二種になると一般道では自動車と同じ速度で走ることができるので、交通の波に乗れるのでより安全だと思う。(2011.7.31) | |||
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| リジッドモンキーは、その独特な乗り心地感の魅力にはまってしまう。同じリジッドモンキーに乗ってる人に逢って、リジッドモンキーの魅力の情報交換をしたくなってくる。しかし街では、めったにリジッドモンキーが走っているのを見ない。そうなると・・・他のリジッドモンキーに乗って、自分で乗り比べをしたくなってくる。昔は、バイク屋の軒先きで、リジッドモンキーが置いてあるのが良く目に入ったが、現在はめったに見なくなった。今は、インターネットのGooBikeのサイトで、全国のネットに登録してあるお店のバイクを自宅に居ながら写真を見ることができる時代。夜な夜な、バイク→ホンダ→モンキーとクリックして、全国のモンキーを片っ端から見ることができる。もちろん地域別や価格の安い順とかでも見ることができる。夜な夜な見ていると、リジッドモンキーと目が合うことがある。欲しくなるので、早く売れろと、毎日毎日サイトを見ているうちに、「あなたの所へ連れて帰って大切にして・・・」と声が聞こえてくるようになる。そうなると、もう増殖を回避することはできない。(2011.7.31) | |||
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| リジッドモンキーに限ってではないが、モンキーは不況に強い。不況になると車検や任意保険が重荷になって置き場所も問題となってバイクを手放す人が多くなるが、モンキーは、玄関の片隅等に置けるのでホコリもぐれにはなるものの、手放すまでには至らないことが多い。不況が通り過ぎてオーナーの心の余裕が出た頃に、引っぱり出されて、また手入れされて乗られるようになる。私のように毎年来る重量税が重荷になって廃車をして10年以上も放ったらかしにしていたリジッドモンキーが3台あった。どれもキャブを分解整備してあげると、かわいい排気音が復活した。リジッドモンキーは、永遠に不滅だ。(2011.8.15) | |||
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| 「モンキーに始まりモンキーに終わる」という格言があるのかないのかは知らないが、リジッドモンキーというのは、小さいがとっても立派な歴史のある二輪車だ。世界初のミニ(レジャー)バイクだ。そんな立派なリジッドモンキー、誰でも手軽に乗れて、手軽にメンテナンスができる。部品点数も少なくて、その気になったら、素人の私でも全バラできるほど。バラバラにしてメンテナンスしていると、親子3代くらいは、軽く受け継げる二輪車だ。親がしていることを子どもが見て育ち、子どもがしていることを孫がまた同じように見て育つ、リジッドモンキーは永遠に不滅の乗物じゃないかと思う。触れば触るほど愛着を感じて、手放せなくなる。そうなってくると、モノじゃなくて、生きてるペットと同じような感覚が芽生える。部品のひとつひとつ、フレームの溶接にも愛着を感じるようになる。そうなると、もうリジッドモンキーの魅力から逃れられない。(2011.7.31) | |||
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| モンキーの名前の由来は、開発者たちの試運転している姿が、猿のようだったことから名付けられたことは有名だ。リジッドモンキーは、乗って良し・眺めて良し・磨いて良し・所有して良しと4拍子揃っている。カブのエンジンなので、耐久性抜群。通勤、通学、買物、チョイ乗りに、もちろんその気になったらロングツーリングも夢では無いオールマイティな乗物だ。ガレージが無くても家の軒下に置ける。手軽に所有できる旧車。朝は、倉庫から出してエンジンをかけて磨いたりメンテナンス。お昼休みには、毎日輪番で、お散歩。夜は、倉庫へしまう。リジッドモンキー、もはや私のライフスタイルには欠かせない良き相棒となっている。(2011.8.15) | |||
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| リジッドモンキーは、普通のバイクと違ってシート高が低い。M型のシート高は、615mm。タイヤは、前後共5インチ。低い上にリジッドフレームとあって、地面の凸凹をダイレクトに感じるので、ゴーカートに乗ってるかのようなスピードを感じる。どうかすると、折り畳み式のハンドルを固定しているノブが弛んでくることがある。信号待ちで、ついついノブを確認してしまう。(2011.12.31) | |||
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好きなモンキーでダイエットができる。ロデオボーイとか、ジョーバと言った乗馬型の健康器具をご存じだろうか。この動きを見ていると、モンキーに乗って、色んな状態の路面を走っているのと同じ動きをしているなあと気づいたのは、私だけではないと思う。モンキーは、小さいバイクなので、身体を固定させるためにタンクにニーグリップができない。モンキーに乗るには、基本的にシートにお尻を下ろし、ステップに足を乗せ、ハンドルに手を添えるだけ。ほとんどお尻に全体重がかかり、ちょうどバランスボールに乗ってるかのように、身体でバランスを取りながら走る。効能としては、腹筋をかなり使って乗るために、お腹回りのダイエットや、身体全体を使って乗る乗物なんで、体脂肪の燃焼が期待でき、血液の循環も良くなるはず。同じモンキーでも、リジッドモンキーの方が、ダイレクトに路面の状況をお尻で感じることができるので、よりこの効能を生かすには効果的である。来年は毎日乗って、モンキーでダイエットを実証しようと思う。(2011.12.31) ![]() ![]() ![]() |
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| リジッドモンキーでツーリング、と言葉だけ書いてもワクワクしてくる。大型バイクで高速道路をかっ飛ばして、短時間に遠くへ行くツーリングもある。リジッドモンキーでツーリングをする魅力は、歩く人に近い目線で景色を楽しんだり、気軽にどこへでも停められるので、土地土地の人とふれあったり、道ばたの健気な雑草の花を見つけたり、小さなバイクの調子を気にしながら旅ができる。人間味のある思い出に残るツーリングになると確信している。リジッドモンキーで日本一周というのも決して夢ではない。昔22才の夏、15インチタイヤの通称ミニトレと言われたGT80で、62日間日本一周したことがあるが、70才のジジイになったら、8インチのリジッドモンキーで日本一周を再走しようと思っている。まだ15年先のことだが、どのリジッドモンキーで行こうかとか、荷物や予備のガソリンをどんな携行缶に入れて持って行こうかとか、そのための計画をしたり、日本一周できる体力や気力を維持するために健康管理をしたりして準備するのもワクワクする人生を送ることができる素敵な目標ではないかと思う。(2012.1.8) | |||
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| リジッドモンキーのギヤのチェンジペダルは、スーパーカブでお馴染みのシーソー式のチェンジペダルだ。今のモンキーについてるようなシングル式のチェンジペダルに交換している諸兄も多いが、私はシーソー式が大好きだ。なんてったって、革靴でも靴の甲の部分を傷めずにシフトアップできるからである。スーツ姿でリジッドモンキーに乗る・・・なんて素敵なライダーだろう。正装してベンツに乗る人はいるだろうが、正装してリジッドモンキーに乗るなんて、最高の贅沢かもしれない。正装してリジッドモンキーに乗って、リーガロイヤルホテルに乗り付ける紳士がいたら、それは私かもしれない。(2012.2.22) | |||
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| リジッドモンキーを現在6台所有しているが、6台それぞれの個性があり優劣はつけがたい。どれひとつ手放したいと思うリジッドモンキーは無い。作年末に最後の1台のリジッドモンキーがナンバー未登録のままだったので登録し、ついに6台全部にナンバーがついた。月曜日から土曜日まで、日替わりで1台ずつ乗ることができる。30年前から所有しているリジッドモンキーもあるし、昨年、ネットのGooBikeで購入したのもある。30年前から所有しているリジッドモンキーは、愛着がわいてすっかり自分好みになっているが、近年購入したものは自分の手によって、磨いたり、メンテナンスしたり、パーツを交換したり、時にはステッカーを貼ったり、プチプチツーリングで、思い出を共有していくうちに自分好みのリジッドモンキーになっていく。そうして大事にしていると、そのリジッドモンキーの個性がわかるようになり愛着がわいて、手放せない1台になっていくのである。(2012.2.22) | |||
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