日 時 4月13日(日) 午後1時〜8時
会 場 東京「国立オリンピック記念青少年総合センター」
東京都渋谷区代々木神囲町3番1号 TEL(03)3467−7201(代)
小田急 参宮橋下車徒歩5分/地下鉄千代田線 代々木公園駅下車徒歩11分
会 費 10,000円(懇親会費を含む)
内 容 ●1時〜3時 基調報告 国連NGO加盟について 地域ブロック報告
●3時15分〜4時50分
記念講演 「歴史的転換期に地方議員に期待する!」
講師 船 井 幸 雄(椛D井総合研究所会長)
●5時30分〜7時30分 懇親会
主催 「環境と産業を考える地方自治体議員の会」
地方議会もご同様!自戒を込めて! オフサイド『奮起せよ立法府』(読売新聞/97・3・16)
アメけカの大統領が予算教書を発表しても、ウォール街は反応しない。というより、無関心に近い。あるとき、不思議に思って米銀のエコノミストに尋ねると、「予算教書をこれから議会で審議して、どんどん修正するから、成立したときはまるで違った内容になる。いま騒いでも意味はないだろう」という返事が返ってきた。議会が機能していることを、前提にしているのだ。
翻って日本をみると、「議員立法」という言葉がある。日本では、大半の法案を行政府が提出する。極めてまれに議員が法案を提出すると、それを議員立法と呼ぶ。しかし、議員は本来、法律を立案・提出するのが仕事である。だからこそ立法府と呼ぶ。その本来の仕事にわざわざ議員立法という名前を付けるのは、いかに本来の仕事をしていないかの裏返しである。
会期末になると、政府提出の法案が流れ作業のように採決される。議員が「いま何を採決しているんだ」と尋ねると、同僚議員が「私にもわからないんだ」と答えた。ここにあるのは、議会が政府の下請けと化している実態だ。
議会での審議より、むしろ政府の審議会が関心を呼ぶ。その議事録の公開・非公開がよく問題になるが、審議会を経て政府が提出した法案がおかしければ、議会で審議して、修正すればよい。役所が選んだ審議会委員と違い、議員は国民が選んだものだ。議会は自覚しないといけない。
議会が機能しないと、行政府は面倒な法案提出より、容易な行政指導を使う。不動産融資の総量規制は、バブル崩壊に大きな影響を与えたが、これは法案ではなく、大蔵省の通達だった。これほどの案件に立法府が関知していないのである。立法府は、自らを無視されたことに、もっと怒らなければならない。
立法府が機能しないため、行政府が立法府の肩代わりをしている。だから官僚が余計に力を持つ。行政改革が始まっているが、本当は、何よりも立法府の改革を進めなければならない。立法府は奮起せよ。 (岡本 勉)
|