CHARLEY・CHRISTIAN

1941年5月、日米開戦7ヶ月前、ニューヨークのハーレムでいつものように
ジャズ・ミュージシャンが集まり、ジャムセッションが行われた。
22才の若者がエレキギターでソロを弾いた。翌年、彼は他界した。
奇跡的に録音されたその音楽は時代を超えて蘇る。
このアルバムを最初に聴いた時、客席のざわめき、グラスの触れあう音など
半世紀前のハーレムの空間を覗いているような錯覚に落ち入った。
猥雑とした雰囲気、どんな連中が集まっていたんだろう。
まだ、現存している人はいるのだろうか?
「ジャズ史上の名盤」と言われているが、その時代の空気を見事に
再現した「名盤」だと思う。



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