魚返一真作品集 "MOSO"
フランスで出版されました。


201mm×148mm
144page
42EUR

□"MOSO"を出版するLieutenant Willsdorff 社
HPはこちら→ http://lieutenantwillsdorff.com/
"MOSO"はこちら→http://lieutenantwillsdorff.bigcartel.com/product/moso



□神保町画廊にて購入できます。
 サイン入り、ハガキサイズプリント2枚付き、価格10000円。

◎神保町画廊・03-3295-1160

 URL http://jinbochogarou.com/

 メールアドレス info@jinbochogarou.com

 電話またはメールにて予約購入できます。。
 (休廊日はメールのみでの対応となります)

 初回委託分は完売になりました。(6/10現在)
 第二回委託分は残4冊です。(11/30現在)


Lieutenant Willsdorff(ルーテナント・ウィルスドルフ社)代表のダミアンは 「魚返一真の写真からは不可思議な忘れがたい詩が聴こえてくる。隣家の娘とでも呼ぶべき女たちが自らを捧げるように被写体となった結果、美しく傷つきやすく目も眩むほど純白な妄想写真を実現している。」と評している。

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“MOSO”はセレクトやデザイン、レイアウトに至るすべてをダミアンが行っており、完成まであえて僕は一切口を挟みませんでした。そうすることで”MOSO”が完全なフランス仕様になると思ったからです。

 ダミアンが編集した”MOSO”は、単にエロチックな写真を集め羅列したものではありません。日本を愛する欧米人の視点で編集されていて、写真家としての魚返一真の眼を通して日本固有(?)の文化であるチラリズムが欧米的エロチシズムとの融合を描いていると理解しています。また日本の自然環境写真を取り入れて、日本人のエロスとは何かという欧米人が抱く疑問とそれに対する賞賛を表現していると考えています。
・・・(魚返一真)

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◎ダミアンが出版に寄せた言葉(全文)
 
 魚返一真の写真からは、不可思議な、忘れがたい詩(うた)が聴こえてくる。快楽に向かう肉体が、ぴんと張りつめるときに響く、美しい凍結の詩である。妻たちや女生徒たちが自らすすんで差し出し、また自ら受け入れる、初々しさ、自発性、被写体としての無邪気さ、野原で翅を休める、美しく傷つきやすい、不穏で棘激的な、剥き出しの肉体・・・

 魚返一真の作品には、吉村昭の文学のもつ人間らしさや美しさ、黒沢清『贖罪』や石井岳龍『ユメノ銀河』の純化され凍結された美学、若松孝二の映画における性の緊張と冒涜され甘受する肉体への共感、煌々たる荒木経惟の女性へのフェティシズムと強迫観念、それらに通ずるものが見られる。さらには官能と鎮静をつかさどる自然の女神も、その御身をあらはす。
主として、美しく飾り気のない「隣家の娘」とでも呼ぶべき女たちが、愛でられ、昇華され、魚返作品の中心に据えられる。

 彼女たちの肉体から、微笑から、目から、ほとばしる性の緊張は、決してひったくられたり、盗まれたり、課されたりして生じたのではない。それは常に、ごく自然に、惜しみなく、捧げられたのである。ゆえにその、ぴんと張りつめた性の薄氷は、目も眩むほど純白で、美しい。

 魚返一真の写真を、ここですべて語り尽くすことは到底できない。しかし以上に述べたことが、およそ二十年前から日本に恋い焦がれ続けている一人のフランス人の目を魅惑したのである。彼の作品を欧米で初めて出版できることを誇りに思う
・・・・Lieutenant Willsdorff社代表 ダミアン・サン

 

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※この本の内容は完全にフランス仕様です。くれぐれもご注意ください。

   
   

 

 


 

   
   

 

 

   
   

 

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