からから亭・日曜大工作品集


■レンジの下駄


材料: なんとかパイン集成材、L字金具(ステンレス)
仕上げ: 白木用シリコンワックス
材料費: 約800円(金具のみ)
製作時間: 15分(+買出し数時間)

解説:
 キッチンの棚に電子レンジを置きたいのだが、奥行きが10cmほど足りないというので、 そのへんに転がっていた板で製作。
 ただし金具は錆びては困るのでステンレス製を調達。
 油などがしみ込んでもあまり汚くならないようにシリコンワックスを塗布して、 最初からしみ込んだ色に(笑)
 


■トイレの本棚


材料: メルクシパイン集成材、18mm厚+14mm厚
  L字金具(ステンレス)、棚受け金属ピン25mm*4mm
仕上げ: サンドペーパーがけ、無塗装
サイズ: 奥行き13cm、幅約35cm+35cm+55cm、高さ約120cm
  薄い文庫なら400冊以上収納可
材料費: 約13,000円
製作日数: 構想三日、買出し半日、作業6時間

解説:
 トイレのカウンター、壁、天井、棚下の空間を隙間無く使い、棚板と 支柱が互いを支えあう構造としたために、一切ねじ止めしなくても 形が崩れないように設計されていますが、安全のため、数箇所を壁面に 固定しています。
 棚板を保持するダボ穴は3cmピッチで、文庫と新書のどちらにも調整の 利く構造。
 棚板を取るのに、素材の板のサイズの都合上、大小それぞれ6枚の棚板が 取れるので、小の棚には本ではなく小物置にしても良い。
 物入れの棚の扉をうける空間には2〜3cmの奥行きの空間がある。
 ここには、アクリルでボトルキャップのコレクションを置く棚を 設置する予定。


■DVDラックの下に配線スペースを作る

 AVラックとスピーカーの間にDVDラックを置きたい。ついでに電源や スピーカーケーブルを埋めて隠してしまおうという目論見です。(2001.10.28)

材料: メルクシパイン集成材(18mm厚)
 TOSO出窓カーテンレール
 (DVDラック本体は、ヨドコウの既製品)
仕上げ: 水性ステイン(ウォルナット)
材料費: 5000円の板を半分くらいと、その他4000円
製作日数: 約一日

解説:
 棚の本体はありもののツッパリ本棚を使って、上と下に仕掛けを入れるという工作です。
 まず、土台。
 本棚の下にコの字型の台をはさみ、配線スペースを確保します。
 今回は上面が見えるのでネジは使わずボンドで固定。クランプで仮止めしつつ、組み立てていきます。
 形が出来たら、接合部分にはみ出た接着剤を削り、段差を削り、全体にサンドペーパーがけ。
 塗装は二度塗りです。乾燥まで二時間待ち。その間に、上置きのカーテンレールベースを組み立てます。

 塗りがなかなか綺麗にいき、市販家具並み(笑)
 下の写真を見るとわかるけれど、巾木を避けて壁にくっつけることが出来る、という機能も狙ってるわけです。




 上置きのカーテンレールベース。
 突っ張り家具と天井の間に板を挟み、ここに屈曲自在のカーテンレールを固定します。
 軽量化のために、ベースの真ん中に穴が開いている…というわけではありません。 いろいろ考えながら作っていたらこんな形に(^^;?
 今回の収穫は、「ウォルナット」で塗るとパイン材が高級家具っぽくなること。
 仕上げは時間がかかってとても大変だけれど、手間をかける価値はあるなと思いました。
 空いている壁面を埋めたことで、音響効果も抜群。癖のある響きがぴたりと無くなった。ラッキー。


 PC市川で日曜大工に興味のある方、ここに掲載した作品に興味のある方、メール下さい。
 また、電動工具(ドリルドライバー)などお貸しします。
唐澤: k-kara@mtb.biglobe.ne.jp