からから亭 旅の写真館

あじさい寺

松戸・長谷山本土寺('99.6.20)

 松戸(北小金)の本土寺は別名『あじさい寺』とも呼ばれる花の寺で、 ここ数年、いつもこの季節に訪れています。とはいっても、目的は 花なんぞではなく 参道の両脇の畑で取れる枝豆やタケノコなど『超取れたて』の新鮮野菜 だったりします。不思議なことに、味は確かに違うのですね(^^)

 とはいえ、花も見ます(笑)
 今年は本土寺で初めての「雨の日の紫陽花」でした。なんだか風情が あっていい感じ、とは裏腹に写真を撮ってやろうという目的には大変辛く、 失敗写真の山を築いてしまいました。なので、旅の記録と言うよりは、 以下反省文ですね(^^;

白紫陽花
白紫陽花

雨に濡れるモミジ
雨に濡れるモミジ

竹林
竹林
 本土寺は、桜・花菖蒲・紫陽花・紅葉などなど、四季を通じて見所のある 寺です。新緑の(…というには夏ですが)もみじの青もまた美しく、足を止め ていると連れに置いて行かれます(笑)
 竹林と紫陽花の絵柄も、カメラマンならみな狙いたい被写体。
 菖蒲田をはさんだ反対側から、三脚を超望遠に据えたカメラマンが、 じっと固まっていました。観光客が切れるのを待つなら早起きしなきゃね(^^) (私は広角でぱっと撮ってしまったんですが)

菖蒲と紫陽花と竹林
菖蒲と紫陽花と竹林

菖蒲
菖蒲・品種知らず
 いつも紫陽花の盛りに来るのですが、今年は菖蒲の季節に間に合いました。
 先日「小岩菖蒲園」に行きましたが、菖蒲田の広さは似たようなものですが、 種類はずっと多いような気がします。咲き具合も実に見事で心を込めて手入れ されていることが感じられます。
 もっとも通路はとても狭く立ち止まるだけで迷惑な感じで「三脚の使用は禁止です」 という放送が時折流れるのが、仕方ないとはいえ無粋に感じますけれど。

赤いひと枝
赤いひと枝
 雨に濡れて「緑のモノトーン」と言えるような森の中に、鮮やかな赤のひと枝を 見つけました。
 じつはこの写真広角の縦位置なんかで撮ってしまい、元は「森も綺麗、枝も綺麗、 紫陽花も、菖蒲も綺麗だな〜」という写真でした。目移り写真ですね(笑)
 だから菖蒲はばっさり捨てて1/3ほどにトリミングしてみたのですが、まだ 思い切りが足りないかも知れません。赤い枝が綺麗だと思ったら、その赤だけ 超望遠で切り取ってみたら全然違う写真になる。現地でそういう判断が付かな かったことを反省して「主題をぐっとつかむ写真」が撮れるようになりたい ものです。

よくある「紫陽花と五重塔」

よくある「紫陽花と五重塔」2題

 ありがちな写真は撮らないように心がけているんですが、 つい撮ってしまいました。なんだか、去年も撮ったような(笑)
 雨の日でとっても暗く、ピントが浅くて風景写真としては 大失敗です。これも教訓と言うことで…

これもよくある五重塔

商売上手「本土寺の秋」
本土寺の秋
 庭園を一周してくたびれたところに、琴の音のBGMが…。本土寺の秋の風景を 撮した美しいビデオが上映されていました。しかしこれが、目にも鮮やかな 紅葉風景。見頃は11月終わりから12月。なんだか、「見に来なきゃね〜」という 気持になってしまうのですが、紅葉の季節に来ると、紫陽花のビデオが上映され ているのでしょうか?(笑)

山門にて
山門にて

長谷山
長谷山
「紫陽花寺」に来たら紫陽花を撮らねば!という固定観念がいけないような 気がするのですが、とりあえず「雨の日の撮影は疲れる」というのが感想(^^;
 ファインダーも暗いのでフレーミングも甘いし、ぱっとのぞいてスナップと いうのもどうもNG。やっぱり三脚持参で腰を据えてかな。
 反省が多い分勉強になった気もするのです。

 そうそう、お土産の新鮮枝豆は今年も美味しかったです(^^)



データ:
 Canon EOS55
 EF28-135mm IS USM
 EF75-300mm IS USM
 フジカラーSuper400(ISO 400)

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