映画館がやってきた!

SONY TA-DA7000ESによる
9.1chサラウンド 導入記

〜 360度・シームレスの包囲感を実現せよ 〜

前編1.マルチチャンネルインテグレーテッドアンプ SONY TA-DA7000ES 導入記
前編2.サラウンドスピーカー Victor SX-L33 導入記

7.1〜9.1chシステムを構築する

 SONY TA-DA7000ESの特徴は、「フルデジタルアンプ」「最新フォーマット対応」の他に、「9.1chシステム」 というものが有る。
 9.1chシステムの目的は「ダビングステージのスピーカー構成を再現する」というのが メーカーの提供するところだが、からから亭的には

「9.1chシステムは変形部屋の音場を克服する事ができるか」
(出来たら良いな…)
というテーマが有った。
 結論は、
「部屋の形状が消えて映画の音場に包囲される」
大満足!

 以下で、9.1chシステム構成のポイントと、その効果について記す。

■TA-DA7000ESでの9.1ch設定・基礎知識編

 TA-DA7000ESは、フルにスピーカーを接続した場合、
   ■ SW
■ ■ ■MAIN/CENTER
■   ■SURROUND-B
□   □SURROUND-A
 □ □ SURROUND-BACK

あるいは

   ■ SW
■ ■ ■MAIN/CENTER
□   □SURROUND-A
■   ■SURROUND-B
 □ □ SURROUND-BACK
の 10本のスピーカーを駆動する。
 このうちサラウンドA/B系列はスピーカーセレクタ・スイッチにて[A(7.1)] [B(5.1)] [A+B(9.1)] の三通りの使い方が出来る。すなわち、  という、三通りの使い分けが出来る。
 からから亭的推奨は「常に9.1chで最高」

 ポイントはSURROUND-A+S-BACK(4本)とSURROUND-B(2本)で別々にEQを設定できる (逆に言うとSURROUND-AとS-BACKは同一設定・同一スピーカー使用必須)ということで、 もしSmall設定のスピーカーとLarge設定のスピーカーを混在させるならば、
  1. Large 2本:5.1ch用にリアにLargeを置く … 音楽用に5.1chを優先したい場合に有効
  2. Large 4本:7.1ch用にリアとバックにLargeを置く … 映画優先
  3. Large 4本:7.1ch用にサイドとバックにLargeを置く … 映画優先・広がり重視
 の3パターンが考えられる。
 からから亭ではパターン2でB系スピーカーも使用して通常9.1ch。
 純5.1chにしたい時にはひと手間かかるが、スピーカーセットアップでサラウンド バックをoffにしてしまう。

 サラウンドA/B系は別々にEQ設定が出来るのだが、[A+B(9.1)]モードで使用する場合は、 1chのアンプで2台のスピーカーを駆動することになるから、結果的にA/B系は設定を 共有することになる。
 従って理屈では9.1ch使用時、A/B系に著しく能率・音色の異なるスピーカーを 接続するのは好ましくない。

 …理屈は上記の通りだが、難しい。コメカミが痛くなる?
 現実的に言ってしまえば、
 「サラウンド6本は全チャンネル同一スピーカーが基本」

 これ。
 もしも、不揃いのスピーカーを使う必要があるならば6本のうち、 サラウンド後(…5.1chのサラウンドスピーカー相当)に一番性能の良い スピーカーを置き、サラウンド前、サラウンド・バックを補助的に考える。
 「サラウンド前・後」は設定を共有する(同じ端子に並列につないでいるだけだから) ため、論理的には同じスピーカーを使う必要があるが、実際問題としては 二つのスピーカーの音が平均化されるためどちらかの音が目立つという事も無く、 安定したサラウンド効果が得られる利点の方が大きいようだ。
 個々のスピーカーへの負担が減る(-3db〜4.5db)ために、スピーカーの弱点が 出にくいのも9.1chの有利なところだ。

 そこで「smallスピーカーもLarge設定。EQでBASS増強。」
 もともと、各スピーカーの負担が減っているため、EQでBASSを持ち上げた時に 音色が劣化するリスクが小さい。そこを生かす。
 また、「サラウンド後」を目一杯部屋の角に寄せることで、低音が増える 効果も利用できる。smallなスピーカーでも低音は出る。

■TA-DA7000ESでの9.1ch設定・実践編・設置

 からから亭では、  という形に設定した。
 7.1chで基本を作り、これに9.1chで追加するサイド設置のスピーカーで フロントとの繋がり、包囲感を延ばそうという発想である。(理想の全チャンネル同一 ではないが、リビングに設置するスピーカーの位置的制約も加味するとこうなる。 ということでもある。)

 A系統+サラウンドバック(SX-L33)は、後方の壁面ほぼ一列に展開。
 A系統(サラウンド後)は理想的な5.1chのサラウンドスピーカーの角度より、やや後方。
 ツィーターの高さは約2m
 突っ張りポールへの設置だから高さは自由になるが、高く設置する方が広がり感が増すようだ。
 サラウンドバック(SX-L33)は、今はかなり狭い角度での設置のため、その音像はモノラルに 近い。7.1chをやや6.1ch的に詰めた感じと言うべきか。
 6.1chソフトで前後への移動感を表現する場合、「サラウンド・バック・スピーカーが二つある」 ということを意識させない程度の間隔で設置するのが良いようだ。
 ツィーターの高さは1.5m。「サラウンド後ろ」と比較すると低いが、視聴位置から見上げる角度 は近い、というのがポイント。
 サラウンドB系(前)(S-ST7)は、視聴位置真横より少し前。
 ツィーターの高さは1.0m ソファに掛けた時の耳の高さに近い。
 A+Bの合成された音は、真横からやや後ろ・1.5mの高さ、ということになるか。
 ポイントは、「フロントSPとサラウンド後ろSPを結ぶ直線の中間地点にある」 ということ。
 結果的にメイン - サラウンド前 - サラウンド後 - サラウンドバック の4つのスピーカーが約1.8mの等間隔で並ぶ。
 フロント2ch(SS-A5)は、リスニングポイントから見てほぼ正三角形の位置関係に有り、 一辺の距離は約2.5m

 全般的に見てほぼ均等にスピーカーに囲まれ、理想の配置に近いと思う。

 スピーカーの軸線は、「サラウンド前」以外はすべてリスニングポイントに 正対するように振ってある。壁面からの反射の影響を抑え、安定した音場が作られることを 意図している。
 「サラウンド前」は、LR二本が向き合うように設置している。(耳のほうを向いていない)
 これは、補助的に鳴らしてスピーカー固有の癖を聞かずに済ませようという意図である。
 ただし、実際に9.1chで鳴らしたとき、どのスピーカーがどのように鳴っているのかを ほとんど意識することは無く、大きな面で鳴っているように聞こえる。

■TA-DA7000ESでの9.1ch設定・実践編・EQ

 からから亭では「EQ設定を使っていない」
 その理由は、 ということになる。
 最近は「自動音場補正」が流行だが、いくらデジタルで高性能になってきたと いっても、グライコで無理やり周波数をいじると「周波数特性」は平坦になっても、 位相の回転や情報量の欠落が発生するのは目に見えている。
 また「部屋の癖が原因で起きる低音のボンつきをEQで押さえる」などという ことをすると、音に生気が無くなるのはよく体験するし、高音に関してはリスニング ポイントが少し変化しただけで大幅に特性が変わったりするので、細かくいじる意味が無い。
 結局、それなりにちゃんとしたスピーカーを使用して、丁寧に設置すれば、電気的な 補正は無用。低音の補正を薄く掛けるかどうか、その程度で済ませるべきだと思う。

■サラウンドA+B時の特性

 実際に9.1ch(A系+B系)で、サラウンドスピーカーが二本並列で鳴ったときの周波数特性を調べた。
 左のグラフは、20Hz〜20kHzのスイープ信号をリスニングポイントにおいたマイクで拾ってPCで 特性を表示したものである。
 上のグラフの
 黄色のラインが「サラウンド(前)」
 赤色のラインが「サラウンド(後)」となっている。
 黄色は小型スピーカーのため低音が出ていない。
 赤色はコーナー設置のため本来の性能より 低音が出ているが、250Hzに鋭いディップが有るのもコーナー設置のため壁からの 反射音と干渉して弱まっているようだ。(壁からの距離でこの凹みの量や低音は変化する)

 下のグラフは、A+Bでサラウンド前・後のスピーカーを同時に鳴らしたものである。
 二つのスピーカーが弱い部分を補うような形で、よりフラットな周波数特性に近づいている。 (干渉して弱まっている周波数もある様だが平均すると良い効果のほうが大きい)

 サラウンドスピーカーは原則同一機種だが、このように異なる種類のスピーカーを 補助的に使う形の9.1chの場合、多少は音像が 曖昧になる可能性はあるが、明らかに「個々のスピーカーの癖」が打ち消されるというか 補完しあってプラスの効果が認められる。


9.1chサウンドを聴く

■A系統7.1ch

 最初の7.1ch(小型のS-ST7 + 無名の8cmフルレンジの4本どちらもsmall)と比較して、スピーカーを SX-L33に変更した効果は、 ゆったりと深みのある音色になったことか。以前はSmall設定で低音はSWに 任せていたとはいっても、とにかくスピーカーから音が離れていない感じがあった。 それが 音が前に出て広がるようになり、スピーカーの存在感が希薄になった。

■A系統5.1ch

 A系統の基本は7.1chの設定だが、スピーカーセットアップで 「サラウンドバック=off」を指定すれば基本の5.1chシステムとして 使うことが出来る。
 SACD Multiでは定位が明確になりクッキリとした音だ。

■B系統5.1ch

 B系統(S-ST7)はリスニングポイントの真横よりやや前にある。
 主にA+Bで9.1ch再生の追加スピーカーとしての役割を果たすので、通常このモードで聴く事は無い。
 試しにB系統のみの5.1ch を聴いてみると、後ろにスピーカーが無いため「包囲感」は 縮小するが「左右の移動感」はもの凄い。
 今までサラウンド・スピーカーのサイド設置は やったことが無かったが、もしも5.1chのベストポイントにスピーカーを置けない ならば、サイドに置くほうが好結果のケースは多そうだ。
 雑誌のホームシアター訪問記事の間取り図で、ひどく細長い部屋を縦長に使って 後の壁に サラウンド・スピーカーを設置している図を何度も見たが、可能ならば真横より ほんの少しでも後方のサイド設置にすれば、格段に面白い音になるはず。

■9.1ch

 9.1ch(A+B系統)で映画を再生すると、5.1ch時に1本のサラウンド スピーカーの音を、 9.1chでは2〜3本で分担しているため、個々のスピーカーは静かに鳴って 個々のスピーカーが鳴っている感じはせず、耳を近づけると初めて 「あぁ、確かに鳴っている」と納得する感じ。
(癖のあるS-ST7も音量が小さいとそれが目立たないので、7.1ch から9.1chに切替えた時、SX-L33*4本にS-ST7*2本が参加することで、音色の差が 気になることはほとんど無いようだ。)
 9.1chでいくつかの映画を見た感想は、7.1ch側が余裕のあるLargeスピーカーに なったことも大きいと思うが、特定のスピーカーから音が出ているという 感覚がほとんど無いので、柔らかで満遍なく包囲感に満ちている。
 雑踏や周囲の雰囲気をうまくデザインしたシーンでは、360度切れ目の無い 包囲感が得られて抜けるところが無いので、当初目的とした「非対称な部屋の音響を スピーカーの数でカバーする」という目的は完全に満たされた。
 また、作品によってはステレオの音響がLRの間に定位するように、 フロントとリアの間が繋がって音が定位するのを感じることが出来る。
 SF/アクション映画で激しく音が飛び交うシーンでは、飛び交う物体がスクリーンの 外側に飛び去る広がりが出る。つまりメインLRスピーカーの外にまで音が飛ぶ。
 これは、5.1chサイド設置で確認できた広がり効果が9.1chでも同様に発揮されている と思えばよいだろう。
 広がり感が増した一方で、サラウンドバックがあるので、SB DECODING=ON にすると真後ろからの音の 指向性ははっきりと出る。
 したがって、前後方向の移動感も明瞭に出る。

 総合的には、従来の5.1chシステムで「フロント3chに対するサラウンドLR」 という5つの点と線で 聴いていた音響が、画面の幅を超えた「左右の広がり」と「奥行き」と いう二つの軸で聴こえるようになった。
 5.1chスピーカーでは、広がりと奥行きを同時に得るのは厳密に理想的な スピーカー配置が必要だったと思うが、9.1chスピーカーではこれが比較的 手軽に手に入り、サービスエリアも広い。
 「サラウンド・スピーカーを6個も配置するのが手軽ではない」ということは 無論あるが、多くのスピーカーで分担するから小型スピーカーでも効果が高い という有利な条件もあるし、5.1chに追加する4本だけSmallにするという 使い方もTA-DA7000ESでは提供されている。
 ともあれ、9.1ch音響の聴こえ方を最もシンプルに表現するなら 「映画館と同じ聴こえ方」と 表現する他は無いだろう。物理的にダビングステージと同じスピーカー 配置なのだから「当然」といえば当たり前だが、事前の想像を超える 効果が9.1ch音響には有った。
 これまで「バーチャル・スピーカー」の技術でサラウンドスピーカーの 数を増やして映画館の音響を再現しようとしてきたソニーが、敢えてリアル なマルチ・スピーカーのシステムを提供するに当たっては、よほどの決断が 必要だったのではないかと推測するが、実現してみるとそこに進むのが必然 だったと理解できる。 あるいは「ホームシアターでダビングステージの音響を再現する」という 命題の下、フル・デジタル・アンプの完成により 1chのアンプで複数のスピーカーを鳴らすドライブ能力を得たことで、 これは必然的に進化したと言えるのかも知れない。

■9.1chシステムでの「シネマスタジオEX」

 「シネマスタジオEX」には「スクリーン・デプス」「残響」「バーチャル・スピーカー」 の三種のエフェクトが複合しているが、説明書には 「9.1chではバーチャル・スピーカー機能をOFFにした方が良い」 と有る。
 バーチャル・スピーカー機能をONにしてエフェクトのレベルを上げると サラウンド側の音声が不明瞭になる傾向があるので、9.1chの時にOFFにする のは有効だ。
 ハリウッド作品は「セリフはセンター定位」と決めている作品が主流だが、 日本映画の中にはセリフが全チャンネルから出てくるものもある。
 例えば『ラヂオの時間』では、画面の外に居る人物が喋りながら 画面内に入って来て、音声もサラウンドチャンネルからセンターに移動する シーンがある。
 エフェクトレベルを上げすぎると、音源の移動に伴って声質が変化してしまうが、 バーチャル・スピーカーがoffの状態だとかなりエフェクトレベルを上げても 大丈夫。そして、9.1chでは5.1chの時より飛躍的にこの移動(画面の中←→外)の繋がりが 良い事が実感できる。
 「スクリーン・デプス」は5.1〜9.1chの何れのモードでも極めて有用で、 ONにすると 台詞がセンタースピーカーから離れてスクリーンに溶け込む。機能の名称の通り 奥行き方向に音源が移動した感じがある。
 台詞が生々しすぎて「スピーカー」を意識してしまう場合には特に効果的だろう。
 残響も控えめに使用すると、明瞭度を保ったまま空間が広がった感じを出す ことができる。
 ただし、残響は「作品」によって必要量が異なる。100%では多すぎる事が多いので 少なめを基本として、必要に応じて増やした方が良い。

 「Music系のエフェクト」では、主に残響効果になるが、全方位から 満遍なく残響が聞こえる感じになるから、ここでも9.1chの効果は少なくない。

 それにしても、「AAC対応」が主目的で導入したTA-D7000ESによって、 一気に9.1chに進んでしまったのは予定外だった。その切っ掛けは余っていた適当なスピーカーで 7.1chを試したことにあるが、つまり、本当にちょっとしたスピーカーを使ったとしても、 5.1chに対する7.1chの有効性は凄かったし、9.1chの効果も歴然としていたということだ。

■サラウンドスピーカーの設置に不自由している部屋を 9.1ch が救う

 我が家の場合は、5.1ch(or 7.1ch)の最適配置の位置にスピーカーを置くのが難しい という理由があり、
「ひょっとすると、9.1chでサラウンドスピーカーを複数置けば、合成した位置が 最適位置になるのでは?」
 と閃き実験をしてみたかったことも動機の一つだが、結果は期待した以上。
 あるいは、理想的なスピーカー配置が出来ない場合、小さなスピーカーしか使えない 時にこそ、9.1chの有益性はより大きいと言える。
 仮スピーカー、仮設置の状態から何パターンもの配置を段階的に経験したから、 このことは断言できる。理想の配置を取ることの効果ははっきりしているが、 左右非対称でも前後に偏りがあっても、スピーカーの数は多いほど設置に関する 寛容度は増大する。
 スピーカーの数が増えるほど、結果として「スピーカーの存在を感じなくなる」 というのが面白い。

 たとえば、サラウンドスピカーをソファの左右にくっつけて置く設置方。これを 雑誌のお宅訪問などで時々見かける。
 これは邪魔にならない置き方だが、手が届くほどの距離にスピーカーがあると ソファの右に座れば右サラウンドが、左なら左サラウンドが聞こえて、 非常にサービスエリアが狭く、耳元で鳴るスピーカーの存在感が大きい。
 誰でも初めは「サラウンドスピーカーが鳴っている感じ」が嬉しいものだが、 それが映画館の鳴り方と違うことは明らかだ。
 9.1chシステムで、手のひらに乗るようなスピーカーでも、6個のサラウンドスピーカーを (最適位置でなくても)適当にばら撒くと、至近距離で鳴る一組のスピーカーより格段に 安定した音場が得られる。個々のスピカーの音量が小さいから特定のスピーカーの近くで 聴いてもそのスピーカーが鳴っている感覚が薄まるためこれが成立するのだ。

課題

■サラウンドスピーカーの設置について

 サラウンドA系R(SX-L33)は、我が家で最も堅固な壁面のコーナーに 設置されている。その一面は高層マンションの構造壁であるから、殴ってもコツッとも 言わないほどだ。そして、吸音するものが何も無い。
 そのためか、他の全てのスピーカーに対して明らかに低音が盛り上がっている。
 これは、SX-L33がリア・バスレフ型であることも背後の壁面の影響に敏感な 一因かもしれない。
 映画のサラウンドではまず気にならないけれど、SACD Multiを純5.1ch聞く 場合にはバランスが気になる。
 その対策として  などを試みてみたい。
 設置位置については、ポール設置で床面積はあるのである程度工夫は出来るのだが、 照明器具(スタンド)と場所を分け合うため知恵が必要でもある。

 サラウンド・バック(SX-L33 x 2本)は、プロジェクター置き台を使って 設置しているため、間隔がごく狭いことと、箱っぽい音が乗る事が聞こえる。
 サラウンドバックは、これ単独で鳴る事はあまり無いからそれほど気になる わけではないが、今後プロジェクターの置き方と合わせて考えたい問題だ。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!