まず、具体的な部屋の条件としては、
掃き出し窓 東 ■■−−−■■ 北←+南 ■スクリーン■ 西 ■ ■ ■ ■■ 小窓| |廊下→ ■■−−− ■■ 小窓| 台所 ■ ■■■■■■■部屋と窓の関係は上図のようになっています。
リビングの小窓に関して、掃き出し窓とほぼ同等の遮光性能ですが、こちらもやはり
かなり長めのサイズに作ったことが効果的です。
ここは、レースのカーテンがかかるべきレールに、自作遮光カーテンを吊っているの
で、壁面すれすれに吊られていることと、フックをネジってカーテンの両端が壁側に
接するようにしているので、補助的にカーテンを押さえ込む必要もありません。
台所の小窓に関しては、カウンターキッチンなので開口部から台所の明かりがリビング
にも入ります。
もともと台所にカーテンはなく、相変わらず「黒いビニール袋」の遮光で済ませていま
すが、それで十分です。
レンジフードに組み込まれた電灯をつけると、位置的にほとんど光がリビングに回らな
いので、上映会中に宴会料理を作って出すことも可能です(^^)
もっとも、先日この状態で宴会をしたら、補助に小さなスタンド(調光)を点灯しても
画質にダメージがない程度の小さな明かりでは、スクリーンからの光を加えても、
かろうじて形が判別できる程度の明るさしかないので、ほとんど「闇鍋会」でしたが…(^^;
廊下への扉はガラスがはまっていますが、他の部屋のドアを全て閉めれば廊下は真っ暗 なので何もしていません。
以上のような各窓への処置で、小型(60ANSIルーメン)のプロジェクタでも十分昼間から 映画を楽しめる環境が確保できました。
それから、ベージュのカーペットの床をカバーするために濃紺の布をひく話を
「迷光対策」の項で書いていますが、遮光カーテンの引きずっている部分と隙間無く
接するように敷き直しました。
センタースピーカーは、この敷物の上にのっかるようになるために、布を片づけるの
がさらに面倒になりましたが、それまで15cmほど残っていた床面が完全に覆われたことで、
視覚的にはぐんと見やすくなった気がします。
ちょっとした手間と工夫を怠ってはいけませんね。