本格遮光カーテン製作記

〜 今あるカーテンを生かして遮光化 〜

(注:引き続きこのページはスペシャル暗黒バージョンでお届けします)

 黒いビニール袋程度でも、通常のカーテンとのコンビネーションで充分遮光ができ るという実験の結果、安価な薄手の布地でも遮光効果が得られると判断し、妻と 買い物に出かけました。
 お客さんを呼んで上映会をやると思うと、部屋の工夫には二人とも気合いが 入ります(^^)

 今回の目的は下記の材料で「黒いカーテン」を作成して、今あるカーテンと 重ねて二重にさげることで「裏地附きの遮光カーテン」状態を実現する計画です。

●材料

 リビングの掃き出し窓1、および小窓1の遮光カーテンとして
 (以上、亀戸駅前某店およびダイエーで購入)

●作り方

 今使っているカーテンの裏地のようになるため、今回作る黒カーテンは目に ふれません。だから、プリーツは必要ないので直線縫いだけで出来るので、 工作好きの腕が騒がなくもないのですが、こういうのはやっぱり、妻の腕を存分 に振るってもらうのがポイントかなと思います。
(共犯意識の形成というかなんというか…(笑))

 カーテン製作の工程は、(妻の手元を観察していただけですが)

1.採寸し、布を切る
 布は90cm幅と決まっているので、縦3枚(90*3=270cm)で、窓の幅をカバー  中の一枚を縦半分に裂いて、90+45=135cmのカーテンを2枚作りました。

 残り約2m長さの布から小窓の分の長さを取り、こちらは布幅90cmのまま使って 1枚作成。

 採寸のポイントはなんといっても、大きめに作ることでしょう。
 光は、カーテンの上端、下端、両脇、中央の合わせ目から漏れます。

 上端からの光漏れは、わが家の場合カーテンボックスがあるので問題なし。
 中央の合わせ目は、洗濯ばさみで閉じれば解決 。
 両脇の隙間は、壁にカーテンを押しつけることで解決。

 問題は下端の隙間で、普通のカーテンは床から1cmほどの隙間がありますが、 この部分から漏れる光は直射日光の照り返しだから強烈です。そこで床に引きず るサイズのカーテンにすることで解決。うちの場合は、5cmほど長めに作りました。
 床に引きずっても普通のカーテン の裏に隠れるので違和感はありません。(これも手作りの強みか(^^))

2.布を縫い合わせる
 これは、ひたすらきっちり真っ直ぐ縫う。
3.下端、左右の三方をかがり縫いする
 これも、ひたすら丁寧に真っ直ぐがポイントですね。
 布の端をクルッと袋状に巻き込んで縫うのは遠い昔、小学校の家庭科の時間に 勉強したような記憶がありますが、綺麗に作るのはなかなか難しい気がします。
4.上端にカーテンテープを縫いつけ、フックを取り付ける
 カーテンテープというのは、ナイロン製の硬い布テープ(5cm幅くらい)で、 一定間隔でフックを取り付けるための穴(ポケット)が空いています。
 これを布地を二つ折りして厚くした部分にダダダっと縫いつけていきます。
 そして、穴にフックを引っかけていけば、カーテンの出来上がり。

●完成、取り付け

 美しい。なかなかの出来映えです。3枚の遮光カーテン製作の総作業時間は 実質2〜3時間かな? (途中、食事、買い物、Contact上映会(なんでだ(^^;?)など中断が多かったの でよく分かりませんが)

 既存の厚手のカーテンのフックに同居させる形で吊ります。必要なときだけレース のカーテンをはずして代わりに吊るという方法でも良いと思います。

 単独ではうっすらと日が透けて見える布地ですが、やっぱり重ね吊りすると、 これで十分な遮光性能で、ほぼ完全に真っ暗。大成功ですね。
 で、デジカメで真っ暗になった部屋の写真でも撮ってホームページに掲載しよ うかと思ったのですが…、なにか矛盾しているので止めました(笑)

 今回の遮光カーテンは、90cm*10mの布地を使って約6,000円+妻へのお礼のケーキ で実現しました。

 わが家のリビングも着々とホームシアター度を増した感じです。
 妻も「お友達を呼んで映画を見よう」なんて言っていますし、とりあえず、 6/26の「もののけ姫」LD発売と、翌週友人を集めての「もののけ姫鑑賞オフ」が楽しみです(^^)


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唐澤清彦/k-kara@mtb.biglobe.ne.jp