映画館がやってきた! 映画鑑賞記

失われた航海/S.O.S.Taitanic

■DATA (1979年/英 原題 S.O.S.Taitanic)
スタッフ:キャスト:

Story

感想

[2002.2.6] 鑑賞(DVD) ★
 1979年のイギリス映画。字幕焼きこみ、解像度最低、色は焼けてハレーション 出まくり。メニューも特典もなしだが、タイタニックの資料として揃えるのが 目的だから質にはかまわない。とにかくDVDとしての質を云々するよりフィルム がもうへろへろだったのだろう。
 ところで、タイタニック物はいくつもあるので邦題『S.O.S.TITANIC』は 原題『A night to remember』で使われてしまっているという面倒な話もある。
 ともあれ、
『S.O.S.TITANIC/A night to remember(米55)』
『失われた航海/S.O.S.Taitanic(英79)』
『タイタニック(独)』
『タイタニックの最後』
『ザ・タイタニック(米TV映画96)』
『タイタニック(キャメロン97)』
『親指タイタニック』
 とビデオDVDあわせてずいぶん溜まった。
 別に集めなくても良いやと思っている『レイズ・ザ・タイタニック』 という作品も見てはいるが、あれはアクション映画だから…

 ところで本作『失われた航海』は数あるタイタニック物の中でも 実話ベースの作りで「二等船客の出番が多い」というのが珍しい。 一等船客、二等、三等のそれぞれのクラスの中で束の間の恋の物語が 花開くというのがメインの出し物(?)。
 実話関連の見所では、ちゃんと本物の船を使っていてキャメロンの タイタニックほど絢爛では無いものの、巨大なエンジン(本物)を見せ 船底の火夫達の普段の暮らしと事故の瞬間のパニックもちゃんと描かれ ていて見所は多い。また「無線」を描写の上で大きく扱っているのは 珍しい。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!