映画館がやってきた! | 映画鑑賞記 |
物語は…「光子力ロケット」の開発をしていた春日博士は、宇宙人に狙われて
いることを察知し、5人の子供(三男二女)の体にエンジンの設計図を隠したが、
その解読法の謎を秘めたまま、宇宙人に殺害される。 5人の子供たちは博士の生前の協力者を訪ね、解読の手がかりを掴もうとするが、 様々な宇宙人から執拗に狙われ、放浪の旅となる。だが五人の兄弟は力を合わせ、 光子ロケットの平和利用のために戦う。 ついでといっては何だが、次男の体にはシルバーの力が秘められ、 シルバー仮面に変身する。 |
毎回繰り返される兄弟愛テーマの他に、「人間は光子力ロケットを手に入れたら
絶対宇宙でも戦争をする」とか「金さえ有れば人間は操れる」といった宇宙人の理屈。
「家族のために宇宙人と関わりが出来るような研究をすべて捨ててしまう科学者」、
「厄介者として地元の人間から追われるエピソード」など、ウルトラセブン的な
文明批判も毎回織り込まれて、ひと味違う感覚を出していた。
6話まで見た感想は、やっぱり地味だけれど、ウルトラQ的な怪しい世界は
捨てがたい味がある。
特撮のレベルやご都合な設定は、今見るとけっこう笑えるのだが、これは
笑って楽しむのが吉(^^)
文:唐澤 清彦 | 映画館がやってきた! |