映画館がやってきた! | 映画鑑賞記 |
富山県の埠頭で男女二人の乗った乗用車が海に落ち、女(桃井かおり)だけが助か
るという事件が起きる。 女は男の後妻で、銀座のバーで見初められて結婚。前科四犯があり、三億円とい う高額な保険金がかけられていたために、たちまち保険金殺人事件として捜査が始 まる。 裁判。ここに至るまでの新聞報道などにより、殺人事件で有ることは確実視され たため、担当弁護士も降りてしまい、国選弁護人(岩下志摩)が付くこととなる。 球磨子は無罪を主張するが、関係者の全てが大きな予断を持って証言し、次々と 不利な証言が積み上げられる。 弁護士は女同士として球磨子と反発しながらも、真実を追求していく。やがて 彼女が証拠物件の謎のヒントを掴んだとき、最後まで口を閉ざしていた証人の口か ら意外な事実が明かされる。 |
しかし、桃井かおり本人はバリバリの真面目人間で学生の頃は学級委員の タイプだったと言うから、女優というのは大変なものだと思うのだ。
文:唐澤 清彦 | 映画館がやってきた! |