映画館がやってきた! | 映画鑑賞記 |
地球に帰還する途中の宇宙貨物船が、異星から届く救難信号をキャッチした。 冷凍睡眠から起こされたクルーたちは、その星で巨大な宇宙船を発見するが 搭乗者はすべて全滅していた。 船内に整然と並ぶ卵形の物体を調べようと近づいたクルーの顔面に、卵から 飛び出たカニのような寄生虫がへばりつき、ヘルメットを溶かし食い込む。 救出されたクルーに為すすべもない医師だったが、翌日謎の寄生虫は自然に はがれ死んだかに見えた。しかし、寄生虫の本体はクルーの体内に潜り込み、 成虫になる時を待っていたのだった。 突然クルーの腹部を食い破って飛び出す凶暴な生物、それがエイリアンだった。 強烈な酸の唾液で船体を溶かし、鋼鉄の顎で何もかもかみ砕く。そして知能は 高く俊敏。なんとか退治しようと立ち向かうクルーは、一人、また一人と倒されていく。 |
エイリアンとの最後の戦いの後、救助カプセルで宇宙を漂っていたリプリーは、
奇跡的に拾われ救助される。しかしそこは数十年後の過去の世界となっていた。 エイリアンが潜んでいた惑星には移民が街を作り鉱山開発を行っていた。 エイリアンの危険を主張するリプリーの意見とは逆に、エイリアンを生物兵器 として開発しようと目論む会社は、移民にエイリアンの研究を命ずるが制御に失敗。 街はエイリアンに乗っ取られ壊滅する。 リプリーは唯一エイリアンと戦った経験者として、軍隊に同行してあの星に 戻ることになる。 |
"2"の脱出艇が遭難して製鉄所に25人の囚人だけが住む、 監獄惑星に不時着。実は一匹のエイリアンが寄生しており、囚人とリプリーを襲う |
RESURRECTIONは「死者のよみがえり」または「キリストの復活」という意味。
本作の中では、"3"で殺してしまったリプリーを血液からのクローン再生で蘇ら
せることをさすが、リプリーはエイリアンのDNAと融合していて、すなわち、
エイリアンをも再生する。 |
文:唐澤 清彦 | 映画館がやってきた! |