映画館がやってきた! | 映画鑑賞記 |
ものすごく肩すかしを食らった気分。 まず音楽が妙に寂しい。BGM/効果音の使い方が納得行かない。テンポも悪い。 CHP.3のスキーチェイスは良いアイディアだと思うけれど、ボンドの顔の見えるシーンの合成がバレバレなので、どうせスタントが…と思うとテンションが下がる。 ともかくジョーズが「でかくて丈夫なだけの馬鹿」というイメージを何とかして、砂漠のシーンを中心に30分ぐらいバキバキとカットすればもっと気持ちよくなると思うのだな…。 やっぱりボンドはショーンコネリーかな。最近ますますアクション映画に出まくっているのも凄いことです。 |
噂には聴いていたけれど、やはり「メディア王が新聞を売るために戦争を仕掛ける」という設定は、ちと小粒かなぁと思う。無理も多いし(^^; 作り物なのは承知の上だが「中国のパソコンはキーボードもディスプレイも真っ赤っか」というデザインには笑わせて貰いました。意図的なギャグ?(^^; |
引退した007が引っぱり出されて、複数のジェームズ・ボンドを仕立て敵と戦う話だが、ノリは『オースティン・パワーズ』的なセルフ・パロディー作品。 |
舞台は香港、ターゲットは太陽エネルギーを電気に変換する装置、ソレックス。
殺し屋のスカラマンガ(黄金銃を持つ男)は、
この装置を狙っていた実業家に雇われたが、実業家をも殺して装置を独り占めする。007は
装置の奪取を命じられるがスカラマンガの秘密基地で一騎打ちすることになる。 |
麻薬密売と東欧の国の亡命(実は狂言)と、中東勢力がややこしく絡む |
他のボンドとは確かに違うし、構成が複雑で未消化な感じが残ることに 議論の余地はあるが、私はこのボンドは良いと思う。
石油王ロバートキングの巨額の現金をテロリストから取り返した007。
だがMI6の建物の中で、その紙幣に仕掛けられた爆薬でキングが死亡するという、
かつてない大失態を招く。 次に狙われるであろう娘のエレクトラを護衛して犯人を探る007だが、その先に 現れたのは核弾頭を奪うテロリストのレナードだった。 |
文:唐澤 清彦 | 映画館がやってきた! |