映画館がやってきた!

映画のための照明設計

- 調光器に関するetc.とスポットライト -

 大画面鑑賞中に手元を照らしてくれるスポットライトを手に入れたので、 部屋全体の明かりについて考えてみました。

照明の配置図

 わが家のリビングの照明の配置図を紹介します。

  窓窓窓窓 
 
 



 
   
PJ|廊下
  □□□□  
キッチン 
    

← "−"印がスクリーン面



 スタンドライト(フロア型) 60W 調光
 スタンドライト(卓上型)  20W 調光
 天井灯(白熱灯*6灯)   360W 調光
 スポットライト      20W
 食卓用ペンダントライト 100W


あかりの使いこなし

 個々の照明器具の使用方法を説明します。
食卓用ペンダントライト 100W
 北欧製。綺麗な間接照明になります。

天井灯 60W*6(調光)
 6灯を花びら型にあしらったシャンデリアで、うっすらと付けるとなかなか美しいです。
 この二灯が日常生活の基本の明かりですが、ホームシアター・モードの時は消灯して、 次の三灯を使います。
フロア型スタンド 60Wを後付の調光器(2800円)で調光
 スクリーン面より後ろにあるので、絞った状態で点灯すると画質に影響を 与えずに部屋全体を薄明かりにします。(スポットライト用に購入して失敗した 調光機を流用(^^;)
 こういうことが出来るのは指向性のあるビーズスクリーンを 使っているおかげです。

クリップタイプのスポットライト 20W ダイクロ・ハロゲンライト
 カーテンボックスに取り付けました。これで、宴会用テーブルを照明します(^^)
 もともと照射角度13度というスポット照明用のランプ(貴金属店や展示会 のディスプレイによく使われているもの)を使用しているのですが、それで も約180度の範囲でかなり明るくなるので、漏れをカットするため紙筒を かぶせてしまいました。(20Wなので、さわれないほど熱くはならないけれど、 良い子は真似をしないこと)これで、宴会用のテーブルのサイズぴったりに 明かりが採れます。
 20Wでもものすごく明るいので、アルミホイルに針穴を開けたもので、 光量を落としています。

卓上スタンド 20W(調光)
 補助光に使います。これを点灯すると三つの照明の死角がなくなるという という目論見で、ほんの少しだけ付けておきます。
 スクリーン方向には光が行かないように、ちょっとカバーを付けています。


 以上の三灯で、スクリーン面に光を入れずに必要な場所だけ明るくする照明が 完成しました(^^)
 これで、大画面を見ながら解説を読んだり"宴会"したり、がスムーズにできる ようになったと思います。
 上映中の基本の明かり三灯に加えて、天井灯を入れれば、宴会中の明かりは 完璧です。

 日常生活では、ダイニングテーブルにいることが一番多いですが、このときに は補助光としてフロアスタンドを点灯して、室内の雰囲気を柔らかくします。

 全て白熱灯で、全部点灯すると100+60*6+60+20+20=560Wと、結構な電力になり ますが、調光可能なので実際には 30W〜150W 程度しか使っていないと思います。

 ともあれ、多くのパターンの明かりを楽しめるようになってなんだか楽しいの でした。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!