シャープ「サイクロン」EC-AC2導入記
〜 クリーンな掃除機、掃除機がクリーン 〜
「サイクロン」EC-AC2
■機能とデザイン
[2001.11.6] プロジェクターを買って以来掃除マニアになった私。
引越し前から「絶対にパワフルな掃除機を買う」と決めており第一候補は
そのデザインの美しさから「ダイソン」だったのだが、何せ輸入物のこと、
お値段も一流である。
ダイソンの個性的なところは、ゴミを遠心分離して紙パックを必要としない
ところ。
引越ししてフローリングの床になって、毎日毎日
「絨毯とは比較にならないくらい目立ちまくる埃」との戦い。そして、
密閉性のよいロッカーの中でよどむ「紙パックのゴミの臭い」に辟易し、
「一刻も早く吸引力が強くて紙パックを必要としない掃除機に買い換える」
というのが課題になっていた。
デザインはダイソンだが値段が…、というところに発売されたのが
シャープの「サイクロン」の二代目。
同じ遠心分離方式を使って、ビックリするほどコンパクトに仕上げた
製品で、以前から存在は知っていたが、今年になってモデルチェンジ
された。(値段はダイソンの半分)
お店で比較してみると、コンパクトな割には吸引力はダイソンに負け
ないようだし、パワーブラシなどはダイソンは最上位機種にしかついて
いないが、その点、シャープは標準装備だ。
てことで、妻の決断でシャープ。
実はデザインもかなりサイバーな雰囲気でGoodである。
■使い心地
・静音
一番素晴らしいと感じたのは「音が小さい」こと。
吸引パワーは強/弱、ブラシ回転も強/弱/offと三段階選ぶことが出来る。
実感として、ブラシoff,吸引弱の一番弱いモードでも、紙パック式掃除機
より遥にパワフルに掃除でき、そのときの騒音は「普通に会話することの
邪魔にならない」というレベル。
紙パック式では掃除中は話も出来ない、TVも聞こえないという状態
なのでものすごい違いだ。
・実感の透明ゴミカップ
遠心分離で透明カップの中にゴミが溜まっていくのが見えるので、
掃除の実感があるのも良い。
肉眼ではあまり埃を認識できないフローリングでもなにやら粉の
ような埃が取れてくるのは、今までの掃除機では吸い込んでいなかっ
た板と板の隙間から吸い取っているのではないだろうか。見えない
埃まで吸い込んでいるという充実感が、掃除を楽しくさせる。
・排気が無臭
そしてもちろん紙パックが無いから、一回一回ごみ捨て
出来て掃除中も、仕舞っている戸棚の中も、嫌な匂いがしない。
今までは「うるさくて臭い」ので休日の昼間に窓を開け放って
掃除するしかなかったけれど、この掃除機のお陰で夜中締め切っ
た部屋だって掃除が出来る。
とにかく、毎日掃除して楽しい掃除機なのだ。
・弱点は?
まず重いということ。手元に集塵ユニットがあるために普通の掃除機よりは重く、
高いところの掃除は大変。ただし、普通の掃除機と同じようにモーター部分に集塵ユニットを
一体化したモデルもあるので、重いのが気になる人は選ぶことが出来る。
繊細な構造はガラガラしたゴミをガンガン吸い込むのには向かない。
渦巻きで遠心力を発生させるために、ゴミは1cm2ほどの狭い通路で加速される。
つまり、それ以上のサイズのゴミは手で拾っておく必要がある。ものすごく散らかった部屋の
掃除には向かないと思う。
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