映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2009年12月
[先月|目次|翌月]

[12月のBS/WOWOW★注目番組 ]

2009.12.31
  • 午後起床。2クール26話のアニメを一晩で見るのは無理があった(笑)
     正月中に、最後までたどり着きたい。
  • 夜は毎年恒例の「ハイビジョンで紅白歌合戦」
     今年はカメラの水平を傾ける演出が無くなってとても見やすかった。 (レコード大賞の録画ををチラ見したら、そちらは、盛大に水平回転して、 大画面では吐きそうだった(^^;;)
     これまた恒例の「天ぷらそば」を作って年越し。今年は豪華エビ天(エビの本数が多い)
     ただし、他にもどかどかと各種天ぷらを揚げたので、ただの「天ぷらとソバ」かも知れない…
2009.12.30
  • 意外に正月の録画は少ないが、そのあいだにHDDを空けて新年に備えたいものである(^^;
     妻が友人との一泊旅行に出ている留守にどれだけ消化出来るか…というところだが、 目が覚めたら午後だった(笑)
     HDDの容量を圧迫しているのは、昔の名作アニメで、これらは 月金で放送されるので、一番組が通常の5倍の速度で溜まっていく。 しかも一度は見たことがある番組なのでイマイチ真面目に全部見るという程ではなく、 恐ろしい不良債権と化しているのであった(^^;
  • アニメ『プラネテス』Blu-ray
     発売と同時に買って寝かしていた。
     放送でも見ていたけれど、通して見ると声優の芝居の上手さと、 作画の芝居の上手さを恐ろしいくらいに感じる。
2009.12.29
  • 年賀状制作
     今日から正月休みスタート。朝から妻とパソコンの前に座ってデザイン。 妻は「今まで二人で毎年二人で写っている写真を使っているから」と、旅行の写真に いろいろと文字を載せているが、私は同じ旅行でも 「しろくま」の写真が気に入っているので、これをベースに。
     シンプルに熊だけの方がアートっぽいが、妻のリクエストも汲んで、 余白に自分たちの写真をオーバーレイさせてご挨拶っぽく作る。
     なんとなく予期していたことだが、印刷を始めたら「シアン」のインクが無くなる(^^;;
     買い物に出たついでの妻に買ってきてくれるようにお願いしたら、近所の カメラ店では売り切れで、ヨドバシカメラまで出張してもらうハメに…。 みんな「青空の観光地」の記念写真を印刷しまくっているんだろうか(^^;
     その後、全部を刷り終わるまでに次々とインク切れして、8色中4色の インク交換。
     今のプリンタもノズルつまりが治らなくなっていて、買い替えのタイミングを 思案しているうちに、また年を越してしまった…
2009.12.28
  • 本年の最終日。
    全日本フィギュアスケートのエキシビションをTV観戦
2009.12.26
2009.12.25
2009.12.24
  • イルミネーション見物[丸の内その2]
     前回はまだやっていなかった催しもあるので再び丸の内へ。
     皇居方面の公園でやっている噴水と灯篭のイベントとか。
     ささっと見て帰宅するつもりが、噴水のパターンが行ったとたんに最小になってしまったために、 これが賑やかになるのを待って30分くらいかかってしまった(^^;
  • ケーキとかチキンとか
     気合の入った料理は22日にやったので、今日は軽くチキンでも焼いて?と 店を覗いたが、店によってはけっこうチキンも売り切れ。まあ在庫が残ってしまったら 困るし。
     店頭のカキを見て突然「カキのグラタン」を所望。
     ホワイトソースを作るのをちょっと手伝った。なかなか手間はかかったけれど 冬らしくていい感じのメニューだったね。
2009.12.23[天皇誕生日]
  • お誕生日おめでとうございます。
     平成になって最高の人数が皇居に詣でたそうな。
     「平成天皇世代」の国民がだんだん歳をとってきて信心深い(とは言わないか…) 気持ちになっているのかなあ。
     まあしかし、新年の一般参賀と日が近いので、昭和よりは分散する可能性高いね。
  • 先日中国の副主席との会談をしたのが「政治利用だ」とか宮内庁が騒ぎ立てて 妙な盛り上がりを見せたけれど、私にはそれが政治的で悪いことかなのかについて は判断の材料が無いけれど、 「当の賓客の滞在中にそのような政治的メッセージを発する」という 宮内庁のやり方は国際的な礼節を欠いていると思う。
     マスコミもそんな内輪の縄張り争いなんか取材する必要は無い。
     新政権になって間もないので「牽制球」を投げてみたつもりなのかも知れないが、 どうなんだろう。
     「天皇制」にどちらかというと批判的と思われるアジアの国々の高官が あちらから会いたいと言って和やかに対面していったということだから、 悪いことなんか一つも無いと思うけどな。
2009.12.22
  • 我が家的クリスマス・ディナー
     イエスの誕生日とは特に関係なく、年に二回ほど妻が力作料理に挑戦するイベント。
     ちなみに、クリスマスが12月24日に決まったのは、ローマ時代の「冬至」の祭り が形を変えたものだそうなので、キリスト教の教え的にはどうあれ、 ここで「ぱ〜っと賑やかにやる」ことは由緒正しい行いである(笑)
     今年のメインディッシュは、「エゾシカのロースト」
     先日ビストロで食べた時のイメージで入念に火を通した。ほんのりピンクで 柔らかくなかなか上手く仕上がっていたが、プロの調理だともっと赤くて生に 近かった。でも火が通っている感じ。
     考えてみると、表面を焼いた形跡も紙一枚という感じ。
     今回の肉の色は、いままで妻がローストビーフなどを作ったのと近い色合いで、 プロのあの赤色はまったく「限りなく生と同じ色」と思う。…ということは、 タンパク質が凝固しないギリギリの低温で調理していると思われる。
     私の想像では、表面をさっと焼いた後にビニールバッグに入れて湯煎で 仕上げているんじゃないかなぁと思うのだが。
     ちなみに、付け合せには「渦巻きなカリフラワー」全然正式名称を知らないのだが、 フラクタル幾何学みたいでなんだか楽しい。
     もう一品は「羊の内臓のトマト煮」
     牛のハチノスのトマト煮込みは一般的だが、一ひねり。 確かに牛とは違う風味だけれど、「羊臭さ」というのは「脂肪」に蓄積される ということで、内蔵肉ではほとんどそっち系の臭いが無くてマイルドだと思った。
     ワインは丸の内のエノテカで「クリスマス福引」で5等賞のボルドー。
     3千円で挑戦して5千円相当のワインでちょっと儲かった(笑)
     普段は2千円前後の軽めのワインばかりなので、ほどよい重さがあって良い。
     乾杯用にはスペインのCAVA,ロジャーグラートEXT BRUT
     これは非常にキリッとした味でこのところのお気に入り。
     ケーキは秋葉のFLO
2009.12.21
  • 電車の中で倒れる人を見かける
     よく「急病人が出たため電車が遅れました」っていうことがあるが、 周囲の人が
    1「車内の非常ボタン」を押す →2電車が急停止 →3車掌とインターホンで話し状況説明(結構長い) →4次の駅まで移動 →5下ろして駅係員に引継(これがまた長い) →6発車
    今回はインターホンでしゃべっている間に自分で起き上がって普通に会話も出来て… という感じで、実は居眠りしてひざかっくんしてコケただけじゃないのか?という 雰囲気が無いでもないのだが、心臓麻痺とか、そういう一刻を争うシーンだと 「電車を止めてインターホンで話している時間」というのは、命取りになるのじゃないか?
     今回のケースでの最適解は「電車を止めずに最速で隣駅に到着して下ろす」
     もしも「車内で毒ガス発生」とか「火災発生」みたいな事件だったら、非常ボタンで 停車していたら 全滅していた。
     いろいろ考えると、「非常ボタン」が押されるほとんどの場合、電車は 「最寄り駅で停車して開扉」が最適解なんじゃないかなぁ。
     何も無いトンネルの中で停車して良いことなんか一つもないと思うけれど。
     そこのところJR的にどう考えているのだろうか。
  • ともあれ、「車内急病人発生」で電車が遅れる仕組みがわかった。
     走っている電車を何も無い場所でとめることがまず逆効果だし、 駅に止まった電車が走り出すまでの間、無駄に停車しているのがまた不思議だ。
     病人を下ろした後、いったい何をしているのだろうなぁ…。駅員に連れられて ホームを立ち去るまで、乗客全員で見送る理由は無いと思うが。
2009.12.20
  • GPC演奏会(@日吉)
     いままで「恵比寿の麦酒記念館」でコンサートをやってきたGPCだが、記念館の改装で コンサートが出来なくなるということで、これからは一般ホールを流転するらしい。
     ということで、今回は慶応義塾日吉キャンパスに隣接する、大学の福利厚生っぽい ホールでの演奏会。建物の中には何故かあの「クイーンアリス」の出店なんかがあって、 変な感じだ。だって、大学のラグビー場を眺めるロケーションで高級フレンチを 食べたい人がどれくらい居るの?
     さて、ホールは小規模ではあるが、新しくてとてもきれい。椅子もしっかりして、 池袋の芸術劇場のようにとなりの人が身動きしたからグラグラ揺れるなんてこともない。
     でも、椅子の一つ一つの背もたれに「備品シール」が張って有るのには驚いた。
     コンサートホールの椅子だから、横20席くらいがっちりと固定してあって、一つ一つ という概念自体無いような気もするし、建物と一体化している椅子は備品なのだろうか? だいいち1,000枚とかの備品シールを貼る手間だけでめまいがしそうだ。
     二階席の手摺が高くて客席のスロープが緩いために、舞台後方まで手摺の陰でなんだか 見難いし、通路の設置場所は最後列にするのが当たり前なのに最前列だし、 どうやら「マイクの三点釣り」施設が無いっぽいし、音響調整室無い様だし、 大型楽器の搬入ルートが、一旦一般の廊下に出て地下駐車場に持ち込む形のようだし、 どうも形だけのコンサートホールで、ホールの専門化が設計したようには全然見えない のが不思議なホールである。
     たぶんOBの建築業者が自前でちゃちゃっと作ったんだろう。(単なる憶測だが…)
  • 演奏は全部クリスマスの曲。
  • イルミネーション見物[横浜]
     演奏会場の「日吉」からは東横線で一本なので、横浜の夜景を見ることにした。
     今回は「中華街」から「みなとみらい(桜木町)」までテクテクと歩くコース。
     大桟橋には「飛鳥II」が停泊しており、出港を見物することが出来た。照明が明るくて、 夜でもとてもきれいな船だった。
     「夜景案内のパンフレット」に従って、三つの塔のライトアップを見たけれど、これは べつにクリスマスとは関係ない、ふだんのライトアップのままのよう。
     新しく整備された「像の鼻」の公園を通り、赤レンガ倉庫方面に向かうと、 スケートリンクがあって大勢が楽しんでいた。
     リンク以外には全然人を見かけないのだけれど、倉庫に一歩足を踏み入れると大混雑。
     …外がとてつもなく寒いので、みんな建物に避難して居たのだなぁ…
     さらになんとかポーター前の「キャンドル」点灯イベント。
     ここが今回のイルミネーションで一番大々的に明るくてきれいだった。
     しかしモノがキャンドルなので、暗くなってだいぶ経つというのに、 まだまだ延々とライターで火をつける係員が大勢居るのは大変そう。まさに人海戦術(^^;
     最後に帆船日本丸とクイーンズ・スクエア
     長い旅路に凍死しそうになり、「もうどこでも良い」と言いながら、 サッポロビールの店だからという理由で、ニュートーキョーに入る。 (ちなみにキリンビアシティーは当然キリンの店)
  • 世の中に存在する不味いワインについて考える
     「ビールがサッポロ」という理由で選んだニュートーキョーだが、 そうは言っても寒いのでビールはそう何杯も飲めない。
     で「ハウスワイン(イタリア製)」を注文したら、途方も無くおかしな味がした。
     デキャンタに入ってブランドは判らない。メニューに「イタリア」と書いてある だけだが、一般的なチェーン店では数リットルの紙パック入りの商品を つかっていることが多いように思う。
     それはともかく、この尋常ではないまずさは、最初からこういう味のワインなのか、 保存が悪くてだめにしたのか、まったく理解に苦しむ。
     以前、日比谷公園で開催された「山梨新種祭り」で色々奇想天外な味のワインを 試したことがあり、中には今回のイタリアものに匹敵するものがあったような気もするが、 そもそもワインなんてものは「ブドウ果汁を絞って放置しただけ」なものなので、 上手く行けば「神の雫」にもなるかも知れないが、失敗すれば、ワインなのか腐敗した ぶどうジュースなのか、境界のあいまいなシロモノが出来ないとは言えないなあと、 こんなことがあると考えざるを得ないのであった。
     ともあれ、二度とニュートーキョーに入らないと誓うに足りる出来事ではあった。
     まあ、チェーンの他店でもこんなワインだとは限らないが、あえて 危険を冒す気にならない。サービス業は一回一回が一回勝負だからね。
2009.12.17
  • フラメンコ・ライブ(高田馬場)
     日本で教室をもっているスペイン人男性が出演。
     踊り手は男性1人、女性2人に弟子2人(女)の5人。演奏は歌1ギター1
     前回日暮里で見たライブと比べると、アドリブが会場のその場の雰囲気に乗っていて、 お客さんが見えているな、繋がっているなという感じがしてなかなか良かった。
     最後の全員の踊りの最中に髪飾りを落とした女性がうまく振りに生かして拾ったのを 見た他のメンバーが「今のカッコよかったな」と思ったのかどうなのか、 いろいろな物を床にばら撒いて「各自落ちたものを拾うカッコよさを競う無茶振りコーナー」 に突入していたのが笑った。凄い。楽しい。遊びというか余裕がある。
2009.12.16
  • 人力ヘリコプターに賞金
     …というのがあるのだと。必要条件は「地上3m」まで浮上しなければならないのだとか。
     現存する「最小の1人乗りヘリコプター」は、125ccエンジンx4台(=500cc)で二重反転ローター のものが存在し、一方人力では辛うじて数秒間10cm程度床から離れられる程度。
     まあざっくり言って人力と、500ccエンジンの間のパワー差を効率で克服しなければ 飛べないということなので、これは宇宙に行くより難しい課題なのかもしれない。
  • これについてネットで議論しているのも見たけれど、なにしろ匿名掲示板の議論は 脱線が多くてというか主に脱線しかない(^^;ので面白いが飛ばなさそうだった。
     その中に「ピンポン玉に穴を開けたものに共鳴する音波を当てると回転する」 というネタがあって、これは確かに手品みたいで面白かった。音波に共鳴すると 穴からは大量の空気が出入りするが、ただの往復ではなくて吐き出すときは一方に、 吸い込むときは四方からという差が有るのが原因になるようだ。
     たぶん、口をすぼめて息を吐けば机の上の紙くらい飛ばせるが、同じ距離から 思い切り吸い込んでも紙を吸い寄せることが出来ないのと同じことで。
     YouTubeには、穴を開けたピンポン玉を4個組み合わせてメリーゴーラウンドの ように回転させる映像があったけれど、ただの穴ではなくてストローなんか付けて 排気の方向を収束させればもっと効率が上がりそうだ。
     他には「昆虫の飛行の原理を利用する」なんていう漠然として意見とか。 これは空気の粘性が問題になるような小さな物体の話で、十分に原理が 解明されていないだけに、夢はあるけれど人間サイズに適用するには 無理があることだけはどうしようもない現実だ。
     空気中に衝撃波で足場を作る。なんて凄い案もあった。
     これは水の上を歩いて渡るために、右の足が沈まないうちに左の足を出す のを高速に繰り返す…ような話で、最低条件人力で超音速を出せるか というと、無理無理。
     いずれにしても「目先の変わったネタ」は、翼より効率の悪い話ばかりで、 パワー不足が最大の問題の人力飛行にとっては箸にも棒にもかからない のでありました。
  • 人力飛行機はあるのにヘリコプターが無い不思議
     飛行機と比較してヘリコプターのホバリングは効率が悪い。ということのようだ。
     動力源(筋力)に関しては、パワーは筋肉の断面積(2乗)に比例するのに対して、 重量は体積(3乗)に比例して増える。つまり、出力を上げるほど効率は低下する。
     鳥も昆虫も大型化には限界があるようだし、大型化するほど「羽ばたき」ではなく 「滑空」で生じる揚力を生かす仕組みのようだ。ホバリングする昆虫や鳥は かなり小さい(=軽い)主に限られる。
     飛行機ならば、主な抵抗は「進行方向の断面積」で、これは2乗の要素だから、 ホバリングより大型化に向いているということになる。
     飛行機(固定翼)は、主に翼の上下を流れる空気の気圧の差で浮いている。
     ヘリコプターは、地上すれすれの所に回転翼があるなら、これはホバークラフト が浮く理屈と同じで、地面と羽で押し込んだ空気のクッションの上に浮かぶ。 これが「グラウンドエフェクト」。このくらいのパワーならば人力でも出せるらしい。
     しかし地面を離れると回転翼が押し込んだ空気はどんどん逃げていく。そのぶん、 莫大なパワーでどんどん空気を送り込まなければならない。
     「ロケット」ともなると、空気圧では無く、噴出したガスの運動量に対する反動 で飛んでいく(だから真空中でも飛ぶ)。
  • 人力ヘリコプター実験機の場合、大量の空気を押し出すために巨大な羽を回しているようだが、 回転翼の巨大化には問題がある。
     風力発電の場合は、羽を巨大にしたほうが効率が上がる。これは 「弱い風で大きな回転力が得られる」ということ。力の向きを逆に考えると 巨大な羽は「大きな力をかけても弱い風しか送れない」ということで、まったく逆効果。 「風量」は大きくなっても風速が出ない。
     「船」のプロペラの場合、大きなプロペラで実験していた人が、偶然羽が折れて 短くなった瞬間に凄い勢いで進んだのを見て「小さな羽根」を早く回したほうが 効率的だと発見した、というエピソードが残っているそうだ。
     回転翼には、外周と内週の速度が違うという問題もある。
     ある直径の羽を回転させる場合、外周の1/10の場所は、1/10の速度しか出ない。
     ヘリコプターの場合、中心にはエンジンや人が乗る部分があるので、 中心の風速が出ないことは悪いことばかりではないのだけれど、飛行機の固定翼と 比べると不利なところだ。
2009.12.15
  • ビストロ・ラ・シブレット
     妻の「冬のジビエ料理が食べたい」というリクエストに答えて、浅草橋のビストロ「ラ・シブレット」 に行って見た。
     以前初夏に訪れた時とはメニューもがらりと違って、カモとかイノシシとか色々あったけれど、 メインには「北海道産エゾシカのシンタマのロースト」というのを頼んでみた。
     エゾシカを食べるのは初めてだけれど、これは完全な赤身肉でカケラも脂肪が無い。 それを表面を軽く焼き固めて低温のオーブンでゆっくり中まで暖めたと思われる 調理法で、断面は美しいバラ色。ソースもどうやらほとんどバターなど油脂類は 使っていないようで、 赤ワインと肉汁と香辛料だけで作ったらしい軽いソースになっている。
     妻が肉料理好きなので家でも色々するけれど、やっぱりプロの料理は予想の上から やってくる。素晴らしい。実は妻は暫く前に通販で鹿肉を買ってあり、「これはどう料理しようか」 と思案している所だったらしい。さあシェフに挑戦してくれ(笑)
     前菜には 「フレッシュポルチーニのグリル」 「アナゴとゴボウのテリーヌ」 「赤エビのリゾット、栗入り」
     ポルチーニの生のものって食べたことがなかったのだけれど、ふっくらして えらく美味しかった。サトイモやインゲンなど他の野菜との取り合わせもよく、 きつめの塩味でワインも進む。
    「アナゴとゴボウのテリーヌ」は、どちらも和の食材だと思うが、 香りが良くてふんわりした食感も良い。
    「赤エビのリゾット、栗入り」も食感が良い。お米のアルデンテな感じとトロミの 両方が楽しい。
     なんだかもっと食べたい感じもするのだが、これにデザートとコーヒーをつけると きっちり満腹になってしまった。これは「また食べに来い」というサインだな…。
  • 帰りに浅草橋を歩いていると、偶然に「一丁目一番地」に行き当たる。
     浅草橋にはちゃんと「あさくさばし」という橋があり、そこのたもとが 「一丁目一番地」なのだった。わかりやすい。屋形船の船宿があった。
2009.12.14
  • ザ・ビートルズ・ボックス
     ビートルズの曲はいいなあと思いながらも、長いこと「4枚組みのベスト版」の他は「アビーロード」 のCDしか持っていなかったのだが、今回出たリマスターBOXが評判が良いので購入を決意した。
     枚数が多いので、これからゆっくり聞いていくつもり。
     とりあえず開けてみると、個々の作品は三つ折りの紙ジャケットになっていて、 それなりのページ数を持っている解説がそれぞれの作品ごとに付属している。
     資料的価値も持たせようということで、満足感は高い。
     試しにベスト版の同じ曲を聞き比べてみると、一聴して「鮮度」が高く、 クリアでキラキラした感じに聞こえる。違いははっきり判るが、やり過ぎない ちょうどいい感じだと思う。これは買った価値があった。
     パソコンに取り込むと、個々のジャケット写真は自動ではダウンロードされなかったので、 Amazonの単品のページに表示される商品写真などを人力で貼り付けてみた。
  • BOXに入っているCDは

    1.プリーズ プリーズ ミー
    2.ウィズ ザ ビートルズ
    3.ア ハード デイズ ナイト
    4.ビートルズ フォー セール
    5.ヘルプ!
    6.ラバー ソウル
    7.リヴォルバー
    8.SGT ペッパーズ ロンリーハーツ クラブ バンド
    9.マジカル ミステリー ツァー
    10.ザ ビートルズ(WHITE ALBUM)(2CD)
    11.イエロー サブマリン
    12.アビイ ロード
    13.レット イット ビー
    14.パスト マスターズ(VOL.1&2)(2CD)
2009.12.13
  • 男声合唱団の演奏会(経団連ビル@大手町)
  • イルミネーション見物「丸の内〜有楽町」
     コンサートが終わるとちょうどあたりが暗くなるくらいの時間だったので、 そのあたりのイルミネーションを眺めつつ帰ることにした。
     妻が「インテリジェント・オートが意外に頭が良くない」とか 「手動で夜景モードにしたほうが良いけれどイマイチ寂しい感じ」とか言っているので、
    1.「露出補正」機能を+1に設定してまぶしい感じを再現する
    2.「ホワイトバランス」の設定を[AWB]でなく[太陽光]にして、電球色を生かす
    という二つのコツを教えてあげた。
     「見た目のイメージを再現できた」と喜んだり「夫の言うとおりやってうまくいくのが悔しい」 とか矛盾したことを…(^^;
     電飾タクシーを撮影して「ブレるな〜」と言うので「流し撮り」を教えたら 一発で決めたのは驚いた。動画を撮るのも上手いしセンスは有ると思うなぁ。
     最近は、わざとカメラをブラシたり回転させて光の軌跡を撮ったり、面白いこともしている。
     けっこうデジカメを使いこなしていると思うな。
     最近は女子でもでっかい一眼レフを使っている人は多いし、技術的なことは 機械のおかげでハードルが下がっていて結局は「センス」なので、 なかなか負けていられない。
     ストロボ人物撮影は、一眼レフより(妻の)コンパクト機のほうが頭が良かったりもする。
     ただ、妻が夫を撮るより夫が妻を取るほうが被写体が良いので、 こればっかりは、私の有利は代わらないのであった(笑)
  • この丸の内界隈のイルミは、街路樹に飾りつけてあり、いかにもイベント として飾り付けているほかの場所より「冬の景色」として美しいのが良い。
  • 居酒屋「新八」新丸ビル
     ちょっと高級な居酒屋。時間が6時前だったせいか空いていたので入ってみた。
     「イカの煮物」がとても柔らかくて技術を感じたなぁ。ご家庭であのくらい うまくイカを料理できたら感動するのだが…
  • ふたご座流星群・見えず
     月が無くて観測条件が良いといわれていたが、全天で曇り。残念。
2009.12.12
  • NHK交響楽団定期演奏会12月Cプログラム(NHKホール)
     メインはヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」である。
     ミサ曲というと、定型の「キリエ」とか「グロリア」とかの歌詞で出来ているものだけれど、 この曲はラテン語を「チェコ・スロバキアで用いられていた古語」に翻訳したもの を使用しているため、それだけでもう「何をどのへんをやっているのか?」と耳慣れない。 唯一原型が推測できる単語が「アーミン(=アーメン)」で「あ〜訛ってるなぁ」と思う。
     なんというか、隠れキリシタンのお祈りを聞く感じである。
     ヤナーチェクは60代になってやっと世間に認められた作曲家で、作風も人柄も 破天荒だった為に「老いた野獣」というニックネームを持っていたそうで、 まったく信心深くもなかったというが、この「グラゴルミサ」を書いたときに、評論家が
    「さすがのヤナーチェクも老いて信心深くなった」と書いたら、 ものすごい剣幕で反論しまくったというから、やっぱり野獣的であったのだろう。
     それはともかく、音楽は大変に勢いのあるイケイケドンドンの曲だ。
     テノールのソリストはガツン、パキーンと刺激的な音を出すが、パンフレットを見ると、 ソリスト陣は「ワーグナーの楽劇の主役を勤めて売り出し中の若手を揃えた」ということ だし、アルトは「スラブのカルメン」というニックネームで売れている人だという。
     つまりは、まったく「宗教曲らしい」という枠に収まる曲でも演奏でもない。
     作曲家が評論家に文句を言ったのはまったく納得できるし、この曲を聴いて、 「老いて信心深くなった」などと書く評論家は、実は聴きに行っていないんじゃないか? と疑われても仕方がなさそうだ。
     ところでこの曲、普通のミサ曲と違い、最後に「オルガン独奏」と「序曲」の二つの 曲が付いている。 そして、ラストの序曲が、ぷっつりと途切れて終わった感じがしない。
     大半の聴衆は指揮者が指揮棒を下ろすまで待ってから拍手するものだが、 一部の人は終わった瞬間に凄い勢いで拍手を始めて、回りが付いてこないので 途中で叩くのを止めるし、これは気まずい。飛び出してしまった人は 責任持って堂々と拍手しないとかっこ悪すぎるのであるよ。
2009.12.11
  • 雨。イルミ見物はお休み。
2009.12.10
  • イルミネーション見物[汐留(日テレ〜旧新橋操車場)〜秋葉原UDX]
     マニュアルで「夜景人物モード」に挑戦する
     昨夜は汐留を見ているうちに11時を過ぎて消灯してしまった「旧新橋操車場」の続きから。
     写真の半分はイルミネーションをバックにした妻の写真だったりするわけで、 その場の明かりを生かした写真もいいけれど、 「夜景人物」すなわち「夜景をバックにストロボを焚いて人物撮影」も撮りたい。
     しかし、これは昔から上手くいかない写真の代表格だった。たいていは顔が白く飛んだ写真になって。
     ところが、「妻のデジカメ(パナソニック)」には、「顔認識で人物を確認したうえで、 ストロボをプリ発光させ、人物の適正露出を確認したうえでストロボ撮影する」というモードが 存在し、ほとんど最適露出が当たる。
     恐るべしAi機能。
     というわけで、「デジタル一眼レフ」で負けているわけには行かないので、知恵と努力で 結果を出すことにした。
    1.マニュアル露出で背景の明るさを決定する
    2.FEロック機能で、人物に対するストロボ発光量を決める(必要に応じて補正)
    3.再フレーミングしてピントを合わせ撮影
     …1,2で何回か試し撮りが必要だけれど、デジタルは枚数の心配が無いので気楽だ。 問題は、被写体の人に気長に構えてもらうことくらいで。まあ昔はフィルムで、 ピントも絞りもシャッター速度も何もかも手動だったから、写真を一枚撮るために それなりの時間がかかっていたはずだが、最近は普通には1秒以内で撮影できてしまうので、 撮られるほうも感覚が違っている。
     ともあれ、これで背景の明るさと人物の明るさが別々にコントロールできるので 確実に意図した写真が取れる。
     オートでも「露出補正」と「ストロボ調光補正」を使えば同じ結果を得ることは可能だけれど、 ちょっとしたフレーミングの変化で結果が変動するので、いっそ全てマニュアル制御したほうが 確実だ。
2009.12.09
  • イルミネーション見物[お台場ビーナスフォート〜アクアシティ〜カレッタ汐留]
2009.12.8
  • イルミネーション見物[六本木ヒルズ〜テレビ朝日〜ミッドタウン]
     EOS 7Dの最初の被写体はクリスマス・イルミネーション
     EOS 20Dと比較してEOS 50Dは、高感度側に強くなっている。
     EOS 20DではISO:800までがまあまあ常用域で、1600になるとかなりノイジーで 特殊な撮影という感じだったけれど、EOS 50Dは「ISO AUTOモード」があり、 これは「ISO:100〜3200」の間を使う。
     実際使ってみると、夜景だとほとんど3200ばかり使っている感じで、 「ピクセル単位」ではそれなりにノイズも出ているのだが、 「鑑賞サイズ」ではEOS 20Dの1600より全然美しくて、ツヤツヤした綺麗な 絵だ。プロの雑誌記事で「ISO AUTOの範囲をユーザーが設定できればなお良い」 と書かれていて、確かにカスタマイズしたい時も有るだろうが、この画質なら まったく使えるし気にならないと思った。
     何しろ、東京タワーの窓に浮かぶ電飾を200mmレンズ手持ちで撮影して ぴたりと止まっているのだから、高感度の恩恵は大きい。
  • イルミネーションは明るい。
     六本木ヒルズの電飾は「白色LED」で、物凄く数(密度)が多い。
     考えてみると「光源」を直接撮影しているようなものだから、 ストレートに撮ったら「光源以外真っ黒」の写真になり、 周囲の芝生の緑がぼんやり見えるくらいの明るさに写すためには [+3]の露出補正を必要とした。
     ちなみに、EOS 20Dの露出補正は[+/-2]補正し切れなかったところ。
     EOS 50Dは、液晶表示上は[+/-3]内部的には[+/-5]まで露出補正が働き、 極端なシーンでも撮影可能だ。
  • いずれにしても、普通の「夜景」と「イルミネーション」というのは ずいぶん条件が違う。
     光源の「色」を重視したいなら暗めに補正しなければならないし、 背景の風景を写したいなら、明るく補正する必要があって、撮影意図によっても 大幅に設定が変わってくるから、カメラ任せというわけにも行かないし。
     「LED照明」の時代になってから、「光源色の再現性」も大問題。
     青色LEDの発色を再現するのはとても困難で、白っぽくなりがちだが、 DPPで「風景」モードにすると 「青が暗くなる」のでそれらしくなるようだ。
2009.12.7
  • Canon EOS 7D購入
     現行(2005年1月購入)のEOS 20Dが「シャッターボタン不具合」と「ERR99多発」でもう限界なので ついに買い換えることになった。約5年使用したことになる。
     EOS 10Dは18ヶ月しか使わなかったことと比べれば、期間もカット数も段違い。で、 外装もけっこう塗装が剥げてよれて来ていた。まあ20Dは修理してサブ機として まだまだ使う気はあるけれど。
     新型に期待していることは「動体撮影のためのAF性能」「高速・多枚数連射」「高感度」の三点。
    「動体撮影のためのAF性能」は、 EOS 20Dの「9点AF」は、中央1点を使っている分には問題ないかもしれないけれど、 他の8点は中央1点をひし形に囲むように配置されているので、被写体が小さいと、 AFポイントの隙間に抜けてしまうことが良くあった。
     特に被写体が「二人」だったりすると困るし、顔にフォーカスしたいときには、斜め上に AFポイントが欲しいことも多い。
     EOS 7DはAFポイントが隙間無く敷き詰めてあるので、被写体が小さくても隙間に 抜けてしまうことは無い。また、多数のAFポイントを上下左右・中央の5グループに まとめて扱うことが出来るので、素早く構図を切り替えることも出来る。
     動体だけでなく、「隙間無く並んだAFポイント」はそれを使う気にさせる。
     従来は「構図」と「AFポイント」が一致する確立が低かったから、 ポートレイトで上側を使う時以外はほとんど「中央一点でフォーカスロックしてからフレーミング」 という使い方だったけれど、EOS 50Dは全てのAFポイントの精度が同等で、位置の選択肢も 自由なので、使う気になる。
    「高速・多枚数連射」は、アラスカ旅行のときや、今年は動物園&水族館に何度も行ったの で絶対に必要だった。
     EOS 20Dは5コマ/秒で6枚バースト連射(RAW)
     EOS 50Dは8コマ/秒で15枚or24枚連射(RAWorMRAW)
     「5コマ/秒で6枚」だと持続時間1.2秒。これがクジラの尾が水面を叩くとか、ユキヒョウが 大ジャンプするとか、そういう一連の動作を収めるためにぎりぎり微妙なところで、 良いタイミングでバッファが空いていないと途端に詰まる。
     「8コマ/秒で15枚」なら約1.9秒なので、0.7秒の余裕がある。
     画質をMRAWにすれば「8コマ/秒で24枚」だから、3秒。これは十分に長い。 フィギュアスケートのコンビネーション・ジャンプだって丸々収まりそう。
     逆に「遅い動き」は「3コマ/秒」モードもあるので、クジラの潮吹きや 尾で水面を叩く様子には良いだろう。
    「高感度」は、あらゆるシーンで有益だが、夜景を手持ちでバンバン 撮れてしまうのは手軽だ。普通の撮影でも絞り込んでピントの難しい被写体を 救ったり、超望遠も使いやすくなる。
2009.12.6
  • 東京バロック・スコラーズ演奏会「J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ」(池袋芸術劇場)
     昼・夜二部公演の長丁場で、
    「クリスマス・オラトリオ」全曲(6曲)と
    「ブランデンブルグ協奏曲」2曲、
    「カンタータ」2曲を演奏するという大規模な催し。
  • 『宇宙戦艦ヤマト・劇場版』鑑賞
     新しい劇場版が出来るということで、再放送があった。
     物凄く久しぶりに見たけれど、いや〜、カットごとに別人のように絵が変わる…というか、とてつもなく 絵が下手だし、「爆発」などの特殊効果も、子供がクレヨンで描いたみたいだ。
     そのかわり、背景美術は悪く無い。
     ストーリーは思い切り「戦中派世代の懐古趣味」を感じる。
     中学生時代は、あれにコロリと参っていたわけだが(笑)
2009.12.5
  • フィギュアスケート・グランプリ・ファイナル男女シングル決勝をTV観戦
     TVだと「男女シングル」しか放送してくれない。CSの有料チャンネルでは放送しているので、 ようするに「スポンサーがつかない」のだろうなぁ。
     昨日の「代々木体育館周辺」には、「浅田真央の写真を使ったシャンプーの広告」がびっしり掲示されていて、 何ヶ月も前から「浅田真央一択」で広告業界が動いていたのが良くわかる。
     ロッテのCMも「浅田真央一択」でなんとなく違和感がある。
     とはいえ「浅田真央の出ないグランプリファイナル」で人々の興味が低下したかどうかといえば、 代々木体育館は金曜も土曜も超満員、「真央ファン」以上に「フィギュア・ファン」 が厚く存在するのは間違いないと思う。
     ダフ屋が少なかったのは、真央ちゃんが出ないからのような気もするが(^^;
  • 結果から言うと、「安藤」は手堅くまとめて二位で、オリンピックの切符をゲット。
     逆に「高橋」は四回転に挑戦して転倒。そこからヘロヘロになって、「織田」に譲る形に。まあ、 「譲る」というと織田陣営は気を悪くするだろうが他意は無い。あんなにへろへろな高橋は 始めて見たけれど、やっぱり「プレッシャー&動転」なんだろう。オリンピックの前にこういう ガタガタの状態を経験しておくのは精神面でプラスになったと考えるのが良いんじゃないかな。 本来の調子自体はちゃんと上り坂のようだから。
     女子は「鈴木」がSP5位から3位で表彰台。SPの減点が無ければまだまだ高得点が狙えるし、 フリーも結構硬くなっていたと思うので、全日本の活躍が楽しみ。
     ちなみに、フリーの衣装が「赤いワンピース」になっていて、これは良いと思った。
     「安藤」はSP1位から2位だけれど、大技を回避してオリンピック代表権を ここで確実にしておく作戦と見えた。(コンビネーションを転倒したりすると、鈴木に持っていかれる 可能性もある点差だったので)
     「キムヨナ」の点は188点。最高得点の210点と比較すると20点以上低いということになるけれど、 どうもあの大会は点を出しすぎというきがする。
     今回ガタガタだった「ロシェット」が凄い点を出したカナダ大会も、なんとなく 「お手盛り」くさい。
     「順位が入れ替わらない範囲で、得点を演出しよう」という気持ちがやはり地方大会には 有るような気がする。結果として「SPの大接戦からフリーに引っ張る」とか、「史上最高得点が出た」 とか、景気のいいことになるような。
     それにしても、あのロシェットにも「プレッシャー」ってあるもんなんだなと思ったし、 「レオノワの泣き顔」はなかなか気の毒だったし、「高橋のジャンプ総崩れ」も見たこと無かった。 スポーツ選手って大変だ。
     レオノワはNHK杯のインタビューで「私は先輩とは違う」と言い切って、「○○の再来」などと 言われるより早く自分一人だけの境地を開いていきたい意気込みを見せていたけれど、 そんなに頑張らないでリラックスしたほうが良いんじゃないかと思わないでもない。
  • 日本のオリンピック代表は、男子はもう決まったようなものだと思う。
     女子は、どんなに不調でも真央ちゃんが出ないことは無いと思うし、ちゃんと スケートのわかるコーチ中心で修正していけばもっと行けると思う。
     つまり、問題は三番手争いになる。
     個人的には「鈴木」を推すが、あとの若干二名も過去の実績はあるし、 結局全日本選手権で直接対決してみないとなんとも言えないということなんだろうか。
2009.12.4
  • ハプスブルク展(新国立美術館)
     フィギュア見物のために休暇をとったので、試合の前に美術鑑賞。
     「ハプスブルク家」が収集して、今は各国の美術館に収められている世界の名画を 一堂に集めてみようという展示会。
     16世紀前後の人物画と宗教画が多いのだけれど、少しでも美術に興味を持っている人なら 誰でも知っている作家の作品がずらりと並んで、あれもこれも有りまくり、という感じだった。
     まあ「ハプスブルク一族が凄い」というのも有るけれど、各国の美術館に分散して収められている これらの作品を集めたことがまた凄いと思う。日本は良い国だ。
     (関係ないけれど今、フランスの美術館は文化政策がモメてストライキ中らしい)
     「新国立美術館」は今回初めてだったけれど、乃木坂駅から近くて便利なことと、べらぼうな 広さには驚いた。
     一つの企画展が一つのフロアで収まってしまう使い勝手のよさは素晴らしいし、全体では その8倍もの広さがあるのだから驚く。(ちなみに展示室2コマを使って「日展」を同時開催していた)
  • フィギュアスケート・グランプリ・ファイナル観戦(代々木体育館)  本日の競技種目は
     ジュニア・男女シングルFS、ジュニア・ペアSP、男女SP、アイスダンスFDの合計6種目
     このうち、ジュニア・男女シングル、アイスダンスは最終日で表彰式もあり。
     ジュニア男子の「羽生」君が見事に優勝したのは、将来頼もしい限り。
     女子SPでは一番で滑った鈴木明子の採点が思ったほど伸びなかったことに 会場がシーンとなった。細かく見るとジャンプの両足着氷や回転不足が減点されていたようなのだが、 観客にアピールしたという部分では「もっと点を」と間違いなく思わせた良い演技だった。
     安藤vsヨナは、なかなかレベルの高い戦いだったけれど、ヨナの「まさかのショートのミス」 によって安藤が一歩リードという結果。
     シーズン初めには「キムヨナはパーフェクト」というイメージを打ち立てたけれど、 試合が進むにつれて、たとえばカナダでは「直前の大会で210点という史上最高得点を出して、 更なる記録更新の期待に対して緊張した」というコメントをしているように、 これからオリンピックまでは精神力との戦いなのかなという感じ。
     「安藤」はここまでの試合ではどれも「納得行かない顔」をしていたけれど、 点数はともかく、今回は少し明るい感じになってきたかな?
     楽しみにしていたロシアの「レオノワ」は、少し硬い感じで、シーズン初めのはじける様な オーラが薄い。やっぱりロシア女子復活の期待が大きくて緊張しているのだろうか。若い選手には 大変だよね。
     男子は「織田vs高橋」
     点数はともかく「ジョニー・ウィアー」がたくましくなってきたのが感じられて面白い。 2,3年前はなよなよっとした選手だったけれど、「男らしくなったというのとは別のたくましさ」 が備わってきた。なんとも形容しがたく「ウィアーの世界」としか言いようが無いけれど。
     日本は織田も高橋もほぼ会心の出来。
     織田の会心の笑みも久しぶりに見た気がするし、高橋は大会ごとに調子を上げている感じがして 頼もしい。
     アイスダンスは、ほとんどTVで放送されないので、生で見る機会があるときには一番の楽しみの一つだが、 今回も迫力の演技を楽しませてもらった。
2009.12.1
  • オーブンレンジ修理
     原因は「マグネトロンのショート」だった。
     部品代約1万、技術費+出張費約1万、合計2万円。
     「93年製造」なので、今年で部品保有期限ギリギリだったらしい。次に壊れたらアウト。
     金額的には同等の最新型を買うのとほぼ同じか、修理の方がちょい高いくらいになったけれど、 まあ「一度くらい修理して使うのがエコ」ってことで納得。
     情報機器と違って最新型と性能が変わるわけでもないし、エアコンや冷蔵庫のように 消費電力が代わるわけでもないから、買い換える方が良いという理由が無い。
  • オーブンレンジ修理のために大量のモノを再配置したので大掃除。
     物陰で7年間日の目を見なかった部分の汚れを全てこすり落としてやった… のではあるが、どかしたものを元に戻すと、やっぱり物陰なのであまり 「綺麗になったことが目立たない」。
     イマイチ面白くないではないか。5〜6時間もかけて掃除したのに(^^;
  • 続編映画?
    • 『ICHI』主演:綾瀬はるか
    • 『SUN』監督:ツジコノリコ
    • 『go』 監督:ダグ・リーマン
    • 『NANA』主演:中島美嘉
    • 『HACHI』主演:リチャード・ギア
    • 『To』監督:曽利
     一応、1〜10まで調べてみたが、こんなもんだったよ。
  • 『To』はWOWOWにて現在放送中
     「3Dライブアニメ」の最新作。『APPLESEED』とか『EX MACHINA』の系列。
     『To』は宇宙空間が舞台なのだが、「役者の芝居をキャプチャーしてCGキャラに置き換える」 という技法の制約か、明らかに「動きが重力下」のそれ。
     『宇宙戦艦ヤマト』の時代ではないし、超科学っぽい設定でも無いので、人工重力 があると考えるのも不自然。となれば、無重力の表現くらいはきっちり演出してほしかったところだ。
     テロリストの目的は「液化プロトンを積んだコンテナを軌道上のカタパルトで月に打ち込んで大災害を起こす」 ということ。
     「プロトン」というのは理科の授業でだれでも知っている単語に直せば「陽子」
     「H+:水素イオン」とも言える。
     通常の水素なら冷やせば液化するが、H+はプラスに帯電しているから 互いに反発しあって難しいだろう。そこはSF的設定だ。
     「SF的に液化プロトンが実現したらどうなるか」を考えると、ストーリー中では エネルギー資源として使用することを想定しているようだが、宇宙の果てから 運んでくるほどの経済性があるのかどうかは疑問が残る。
     それより、接触した相手の物質から電子を奪う強力な「酸化力」の 扱いの難しさが問題になりそうだ。宇宙船のコンテナに積載されているけれど、 容器に触れた瞬間に容器を構成する原子(分子)から電子を奪って、原子間の結合を バラバラにして壊してしまうのではないだろうか。


[Home] [先月|目次|翌月]
文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!