映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2009年10月
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[10月のBS/WOWOW★注目番組 ]

2009.10.31
  • 「ヘンリー六世」第2,3部 (新国立劇場)
     27日の第1部に続いて、第2,3部を連続で鑑賞。
    ヘンリー六世の年齢
    第二部(1444-1455)は「23-34歳」
    第三部(1460-1471)は「39-50歳」

     全体に言うと第1部よりずっと出来が良く、中でも第二部は面白かった。出来の順序でいえば2,3,1の順か。
     第二部は、バラ戦争に至る国内の混沌の話で、第三部は、バラ戦争にヨークが勝つまでの話。
     この第三部の直後に「リチャード三世」のストーリーが続く。
     ストーリーは予習を重ねて 家系図・人物相関図、年表(Excel) を自分で作って戯曲を読んでいたので、 楽々ついて行けた。
     2,3部ともセリフにはこまめなカットがあちこちに有ったようで、それでも上演時間は目いっぱいの 三時間をオーバーしていたけれど、今日の上演はまだまだ二順目ということで、 これから台詞のスピードが上がって3時間に収まる予定なのだろうな、と思われる。

  • 第二部は「年若い王・ヘンリー六世」をないがしろにして権力を争うランカスター家の 内部抗争の話で、バンバン暗殺されて人が死に、最後にヨークが出てきて王権をさらっていく。
     だから三部作の中では一番話が複雑で動いていくからスピード感がある。
     「ヘンリー六世」本人「23-34歳」も役者の実年齢と近いので自然だ。
     これが第三部の「39-50歳」で、また違った演技が見られたら面白いと思うけれど、 そういうことは無かった。
     考えてみると、9歳で即位(だったかな?)したヘンリーが歳を取っていくのが、この三部作の40年の 時間経過を感じさせる一番簡単な方法なのではないだろうか?
     もちろん、ヨーク家の面々も歳をとるけれど、あくまで「ヘンリー六世」なので。
     とはいえ、これは役者のせいというより、演出方針自体が実年齢を意識しているとは 言えないようであった。未成年で殺される設定のヨークの末息子以外は特に 年齢にこだわっていないようだったので。
     ちなみにその「ヨークの末息子」(四男)だが、長男(エドワード四世)との年齢差が40歳くらいあって、 「いくらなんでも歳の差が有りすぎではないか」と思ったが、後々調べてみると、 史実では「次男」なんだと。あらあら…。
     シェイクスピアも無茶な設定をすることだ(^^;
  • 第三部は、ほとんどが戦闘シーンでシーソーゲーム。
     昔見たシェイクスピアの芝居では「形式的」というか「様式的」というか、そんな 戦闘シーンもありかと思うが、今回の演出はそれなりに派手な立ち回りがあって面白かったけれど、 さらにスピード感があったほうが良いとも思った。
     ストーリー上の重要人物はアルミかなにかで出来た重量感のある剣を使用しており、 これで殺陣をやるのはそうとうな真剣さが必要とされると思われるが、効果は確かにあった。
     でも、より安全性の高い「竹光」でさらに思い切りスピーディーにやるという手も有るね。
     舞台装置は三部作通してとてもシンプルなものだったが、最終的には「池に落ちる」とか、 ヘンリー六世がゴンドラで天井から降りてきて独白するとか、最後に殺されるシーンでは、 奈落にドーンと落下するとか、客席がどよめくような演出もあって面白かった。
     「ヨークの息子たちが三つの太陽を見る」という仕掛けは、昔から見せ場だったらしいが、 とても機械的な仕掛けで実現。たぶん歴史的演出を意識したのだろう。今ならプロジェクター による映像効果で簡単に表現できるだろうに、大道具を使用するのは逆に凝っている。
     エドワード四世の結婚披露パーティーでミラーボールが回っていたのも笑った。
     あまり笑うところの無い作品なので、たまにはふざけた演出があっても息が抜けて 良いのかも。
2009.10.30
  • Perfume Second Tour 2009『直角二等辺三角形TOUR』(@横浜アリーナ)
    [セットリスト]
    01.Take off (ロングver)
    02.NIGHT FLIGHT
    03.エレクトロ・ワールド
    04.Dream Fighter
    05.love the world
    ―MC―
    06.Zero Gravity
    07.マカロニ
    08.SEVENTH HEAVEN
    09.Kiss and Music
    10.Speed of Sound (着替え曲)
    11.edge (-mix)
    12.シークレットシークレット
    13.コンピューター・シティ
    14.I still love U
    ―MC―
    15.ワンルーム・ディスコ
    16.セラミック・ガール
    17.ジェニーはご機嫌ななめ
    ―声だし(パッと楽しく遊ぼうのコーナー)―
    18.チョコレイト・ディスコ
    19.ポリリズム
    20.Puppy love
    アンコール
    E01.plastic smile
    E02.Perfume
    E03.願い (Album-mix)
     武道館ライブなどの放送を見て、「Perfumeのライブは一度は行ってみたい」と思っていたが 妻の尽力で思いのほか早く機会がやってきた。『直角二等辺三角形TOUR』の追加公演・最終日。 つまり、本当の最後だ。
     横浜アリーナに行くのは初めて。客席はアリーナ(平土間)、1F,2Fの三層になっていて 2Fの左手の席だったが、程よい傾斜の着いた席で見晴らしが良かった。
     1Fも十分な傾斜がついているので見やすそうだが、あとから「ネットの感想文」を見ていたら、 平土間は背が低いと演奏者の胸から上しか見えないそうだ。だから、本当に最前列から 数列が取れて、直接コミニュケーションを取りたい、客いじりされたいという人以外は、 1Fが一番良いのかな。
     「武道館ライブ」はハイビジョン放送を自宅の110インチスクリーンで見て、 「Perfumeのライブカッコいい!」と感動したが、生のライブの一番違うところは やっぱり「極端な低音」か。衣類が風圧で振動してバタバタいうのだから、 ホームシアター的に言ったら「サブウーファーのユニットから数センチ」という感じの 極端な状態。比較すると、中高音はそんなに極端な大音量でもなく、そこは 「意外にうるさくないな」と思ったくらい。…ま、普段大きめの音量を聞きなれている のかもしれないが。
     で、極端な低音が鳴るのは一部の曲に限られているが、そこまで低音が大きいと、 中高音は「マスキング現象」で聞こえにくくなりバランスは悪い。まあ「効果音」 という扱いなのだろう。耳は悪くなりそうだが、血行は良くなりそう(笑)
     アリーナ(平土間)には花道があるが、その延長線上には、様々な機械、調整卓の 類が並んでいて、席に着いたスタッフの数は一ダース程も居た。送り出し系の 機械類は全部二重化されているようだ。
     さらに後ろに並んでいる三台のビデオカメラは、演奏中のメンバーを大画面に映すための 物のよう。他に全体用に一台と、客いじりコーナー用に3台くらいのカメラ。とにかく 動いているスタッフの数は凄い。
     大画面慣れしているので、生のイベントに行くと最前列が取れない限り 大抵は「ちっちゃい、見にくい」 というのが有るのだけれど、「生レーザー光線」は美しかった。大きな空間いっぱいに広がる レーザー光線にはワクワクする。
     音響は音量以外はやっぱりホームシアターのほうがバランス良いわけだが、 ここ「横浜アリーナ」は、巨大な割には非常にきれいに音が回って、良い会場だと思った。 コンサートで多用されるのもうなずける。代々木体育館も悪くはないけれど、それより 引き締まった音だ。
     MCの音声もクリアに聞こえて、花道からの距離も思ったより近い。
     計算上は3時間の演奏時間のうち1時間くらいはお喋りタイムらしいのだが、 これがなかなか楽しい。お客さんと一緒に声を出して動いて楽しもう、という 演出が良い。
     MCは放送では「あ〜ちゃん」しか見たことがないけれど、生では、のっち、かしゆかの コーナーもあってそれぞれに楽しめた。ソロMCの内容に対するメンバーの突っ込みも笑える。
     衣装は、前半「白」後半「黒&金」アンコール「紫」だが、 白の衣装がシンプルに見えてこれが高級感バチバチ。双眼鏡で見ているのだけれどまあ 「あれは良いものだ…」と思わず唸るね。
     かしゆかのはスカートの前が割れてレースのヒダになっているので、 動くとおへそが見える。という話題で盛り上がっていたけれど、 「最終日だからいいよ、見せまくる」みたいな露出ネタに(^^;
     印象に残ったことの一つに、アンコール前のMC。
     ツアー最後ということも有って、色々なスタッフやファンに対する感謝の言葉 が有ったのだけれど、まあ、他のアーティストならば解散コンサートでもここまでは無いのでは? と思うほど最上級の感謝の言葉の雨あられ。
     結成10年、メジャーデビュー5年ということで、苦労してきた分だけ、 「こういうコンサートが出来るのも、成功したのも、何もかもスタッフのおかげ」 という気持ちがぎっしり。
     世界一腰の低いコンサートなのは間違いないと思ったね。
2009.10.29
  • 我が家のTeraStation1.0GBがいっぱいになったので次のストレージを選定。
    BUFFALO 〈リンクステーション〉RAID5/Webアクセス機能搭載 DLNA対応 ネットワーク対応HDD 4.0TB LS-Q4.0TL/R5
2009.10.28
2009.10.27
  • 「ヘンリー六世・第一部」(新国立劇場)
     長らく戯曲を読んで家系図や年表など書きつつ予習してきた「リチャード六世」の公演・鑑賞が ついにスタート。
     「ヘンリー六世・三部作」は各部約3時間、合計9時間に及ぶ超大作で、日本での上演史的にも 稀である。…が最近「彩の国」で蜷川演出による上演も発表され何故か話題作状態。
    (今回は若干のシーンのカットがあった。全部の台詞を入れて3時間に収めるにはもっと 早口になるだろう)
     第一部(1421-1430)は国王「0-9歳」の期間で、描かれているのは主に 「英仏百年戦争」のうちジャンヌダルクとの戦いについて。と、貴族たちの内戦。
     ジャンヌ・ダルク(フランス側としては主役級)を演じるのは「ソニン」で、最近は大きな 芝居やミュージカルにコンスタントに 参加している彼女だが、なんだか「不幸役」ばかりが当てられているような気がするのは微妙である。
     ちなみに「ジャンヌ」の出番は第一部で終了なので、ソニンはこの後、
    第二部:マージャリー・ジャーデン…摂政夫人を陥れる巫女。最後は死刑。
    第三部:皇太子エドワード…薔薇戦争で戦死
    も演じる。死にまくり。
     客席で「ソニンは若い頃の大竹しのぶに似てきたね〜」とつぶやいているおじさんが居たけれど、 大竹しのぶが「蜷川のヘンリー六世」に出演することを踏まえての発言だったらマニアックだ。 確かに不幸役が 多いけれど、ソニンでは高貴な狂気を演じるには気品が足りないと思うので「マクベス夫人」 なんかは演じられないと思うな、まだまだ。
     イギリス側から見た「ジャンヌ」は、いかがわしいインチキ巫女、という感じだろうけれど、 その「イギリス視点のいかがわしさ」と「フランス(王様)視点の何でも良いから頼りになる軍師」 的な面と「ジャンヌ本人の聖なる狂気」みたいなものを複雑に配合して表現できると良いなぁ と思うけれど、ちょっと「育ちの良くないインチキ女」っぽい面が単調だったかも。
     イギリス人視点の演技と、本人独白のシーンとでがらりと変わって見えると面白いのではないか。
     今回の芝居では「王ヘンリー」は一人の若手(浦井健治)が演ずる。
     さすがに0歳での登場は無いが、小学生くらいから登場し、第三部で死ぬときには50歳になっている。
     役者本人が何歳なのかは知らないけれど、演技の雰囲気は「ちょっと頭の弱い高校生」くらいな 雰囲気。
     ほぼ全員がグレーの地味な衣装をまとっている中で一人だけ純白の服装なので 目立つことは目立つけれど、ストーリーの中では、 大人たちの権力争いの外側で思い切り蔑ろにされている人物だ。
     普通に「信心深く信じやすく人の良い少年」を演じたのでは、ひたすら存在の薄い人でしかない。 二部・三部ではもう少し出番も増えるが。
     というわけで、そんな役柄ではあるけれど、役者としてはもっと主張のある演技をしても いいんじゃないだろうか。
     観客が「あぁ、お前がそんな子だから国が乱れるんだよ!」と思い切りイライラするぐらいに 「純真でバカな王子」を演じられたら理想的だと思う。
     そういうわけだから、今回の芝居は実に平坦な「歴史再現ドラマ」チックな印象を持った。
     この作品自体が「シェイクスピア最初期」の作品で、先輩作家との共同執筆ではないかという 説も有るのだそうだが、脚本自体が案外平板だったり不用意で安直なシーンを目にする。
     たとえば、冒頭近くのグロスター公がロンドン塔の視察に来て政敵「ウィンチェスター司教」 の部下ともめる登場シーンで「今日は○○のために××にやってきたのだ」と客席に向かって 言われると、なんだか学芸会の芝居みたいに安直な雰囲気がする。
     舞台美術は半分開いた扇子のような床を奥行きを広く使って、客席から見て手前の右に「池」 左に「瓦礫の山」が有る。
     そこに天井から吊った足場を中央と手前の池の上に二つ。
     これを下ろすと「城門」や「砦のやぐら」になる。
     あとは椅子があるくらいで、大変にシンプルだ。
     まあ、9時間に渡って英仏の宮殿や屋外の合戦場などあらゆる場面を演じるので、 抽象的なセットになるのは当然だろう。
     演技は役者の普段の持ち味で自由にやらせているように見えた。
     少なくとも、一言一句に指導が入る蜷川的演出とは違うんじゃないかと見える。
     キャスティングの段階で、役者の個性は十分検討されているだろうから、役者を信じて 自由にやってもらうのも良いけれど、今回はちょっと演技が平板な感じがしたのは、 否めない。
     ちなみに、ヨーク公が「渡辺徹」というのは、微妙だ。
     どうしても「郁恵ちゃんの夫」のキャラクターが透けて見えてしまうんだなぁ。

     もっと一人一人が「癖のある悪者」や「善人」として判りやすくオーバーに演じてもらわないと、 衣装デザインの地味さもあいまって、ごちゃごちゃもやもやしているだけに見えてしまう。
     歴史劇は、シェイクスピアの台詞を一つも変えずとも、演出によって悲劇にも喜劇にもなるはずだ… とこの芝居を見ていて確信した。つまり、この演出はものすごくニュートラルだった。
     あるいは「宮廷の陰謀パート」はかるく流して、「ジャンヌvsトールボット」の 戦争映画のように演出するのでも面白いかも。
     第三部の「薔薇戦争」なんか、戯曲を読むとむしろコメディーかと思うような 合戦シーンが多く、笑える作品にだってきっとなると思う。
     ともあれ、続編に期待である。

  • フィギュアスケート・中国大会・放送予定
    • 31(土)2:00pm-4:25pm BS朝日 ★中国大会・男女ショート
    • 31(土)11:00pm-0:24am テレ朝 中国大会・?
    • 1(日)3:00pm-4:55pm BS朝日 ★中国大会・女子FS
    • 1(日)10:00pm-11:30pm BS朝日 ★中国大会・男子FS
    出場予定
    【男子シングル】
    - ケビン・レイノルズ Kevin REYNOLDS (CAN)
    - Jinlin GUAN Jinlin GUAN (CHN)
    - 徐 銘(ジョ・メイ) Ming XU (CHN)
    - 楊 超(ヨウ・チョウ) Chao YANG (CHN)
    - ヤニック・ポンセロ Yannick PONSERO (FRA)
    - サミュエル・コンテスティ Samuel CONTESTI (ITA)
    - 織田 信成 Nobunari ODA (JPN)
    - デニス・テン DENIS TEN (KAZ)
    - セルゲイ・ボロノフ Sergei VORONOV (RUS)
    - スティーブン・キャリエール Stephen CARRIERE (USA)
    - エバン・ライサチェック Evan LYSACEK (USA)
    - アルミン・マバヌーザディ Armin MAHBANOOZADEH (USA)
    【女子シングル】
    - ジョアニー・ロシェット Joannie ROCHETTE (CAN)
    - ディアン・シュミエット Diane SZMIETT (CAN)
    - 耿 氷娃(コウ・ヒョウア) Bianga GENG (CHN)
    - 劉 艶(リュウ・エン) Yan LIU (CHN)
    - 許 嫁妹(キョ・ヒンシュ) Binshu XU (CHN)
    - キーラ・コルピ Kiira KORPI (FIN)
    - カロリーナ・コストナー Carolina KOSTNER (ITA)
    - 村主 章枝 Fumie SUGURI (JPN)
    - 鈴木 明子 Akiko SUZUKI (JPN)
    - レイチェル・フラット Rachael FLATT (USA)
    - ベアトリサ・リャン Beatrisa LIANG (USA)
    - 長洲 未来 Mirai NAGASU (USA)
2009.10.26
  • 護衛艦は、漁船とぶつかるね…
     先週ブリッジを見学した感想。
     どうしてかというと、いわゆる「ブリッジ」には大型客船に有るような機器がほとんど無い。
     つまり、高性能なレーダーや操舵機能はほとんどが別室の「戦闘指揮所」(…これは見せてくれない) に集中していて、ブリッジは「目視の確認」と単純な「舵」があるだけ。
     当直が見張りをしているとしても、中枢機能はほとんど外界と隔離されて潜水艦みたいな 状態にあるのだとしたら、交通量の多い海域で安全な航海が出来るとは到底思えない。
     考えてみれば、「戦艦」の本分は、互いに目視不能、探知能力の限界ギリギリで 能力を発揮するもので、ごちゃごちゃと込み合った海域で活動することは 全然考えていないのだろうというように見える。
     観艦式の会場でも、イージス艦の周りをゴムボートで警戒活動しているのだから、 つまり「至近距離は死角だらけ」ということなんだなぁ。
2009.10.25
  • フィギュアスケート・ロシア大会(2)
     小塚君は「銀」、素晴らしい。金のプルシェンコの過剰なパフォーマンスは、まあ ロシア大会だから大目に見てやるということで(笑)
  • 安藤美姫はショート3位から1位、金。おめでとう。
     本人はショートもフリーも首を傾げてのフィニッシュだったけれど、得点を見ると、 前回「フランス大会」の浅田真央(二位)とほぼ同じ170点台。フランス大会「金」 のキムヨナは200点超えなので、オリンピックで「金」を狙うにはあと30点上乗せする必要がある。
     転倒や回転不足があっての170点なので、+20点くらいは今のまま完成度を上げることで 獲得できると思うが、残り10点はどうかなぁ…
     まあ、大会ごとの採点の傾向で、今回は「渋く」、フランスは「大盤振る舞い」な気もするので、 同じ大会に出たら実力差は「20点以内」なのかも。知れない
     浅田真央は3回用意した「3アクセル」が全滅。
     記者会見では「今後、曲も、3アクセルも変更無しに全日本まで練習する」と発表したそうだ。
     もちろん、「オリンピックでキムヨナに勝つ」ためには、その位の点数を狙うことが 必要だと思うけれど、今回の大会のように「コンディションが悪い」時にプログラムの 修正が出来るとか、コンビネーション・ジャンプで失敗したときのリカバーの仕方とか、 そういう「調子の悪いときのしのぎ方」も考えていかないと、シーズンを通した時の世界ランキングとか、 別の大会の出場権確保とか、「オリンピックの金」以外にやることは有ると思うのだ。
     今回「グランプリ・ファイナルで日本人一位ならオリンピック代表決定」という権利への 参加要件を取りこぼしたのは痛恨時だが、万が一このまま調子が出ずに、全日本でベスト3に入らない… なんてことが起きると、スポンサー的にも大変なことになってしまう。
     170点くらい取る選手は他に何人も居るのだから、このままじゃ大変だ。
     そして、何が大変かというと「4位以下でも浅田真央は代表になるだろう」ということ。
     これまでの経緯やスポンサーがいるからね。
     でもそんな「4位以下から政治的判断で出場」なんてことになると、 漏れた選手との人間関係が辛いよね。行くならスキッと気持ちよく行って欲しい。
  • そういうわけで、今回の不調はコーチ陣の調整不足なんじゃないかと疑ってしまう。
     「練習では飛んでいるのに本番で不発」ということは、本当に飛べるのならば調整の問題だし、 見極めて「ジャンプは三回転どまり」でも点の取れるプログラムを考えるべきじゃないのかなぁ。
     今のフィギュアは、力で押すだけでなく「ワザの順列組み合わせ」で高得点を稼ぎ出す、 緻密な計算が大切なはず。
     根性根性で自爆していたら選手も報われない。
2009.10.24
  • フィギュアスケート・ロシア大会
     男女SP。全体的に点数の出方がしぶいと感じたが、浅田真央はなんだかやっぱり不発。 なんだかかわいそうに見える。
     安藤美姫はショート3位。1位との点差は1点未満。常に自分を追い込んでいる姿が 好感だがとっても辛そうに見えるんだな。彼女にはオリンピックのメダルをあげたいものだ。
2009.10.23
  • Studio Life 音楽劇『十二夜』(シアターサンモール@新宿御苑)
     全員男性のシェイクスピア。美青年がずらりと並んでいるので客席は95%女性という感じ。
     これまでの「十二夜」で一番面白かったかも。
     演出も良いが、役者たちの表現力が豊か。ただ、音楽劇というスタイルゆえに、 歌が始まるとストーリーが止まるというのは難しいところ。歌の楽しさはもちろん有るので バランス問題ではあるのだけれど。
  • 洋風居酒屋「トロケ」
     これは「シアターサンモール」で芝居を見た後に使える店としてストックしていた店の一つ。
     酒は各種あるけれど、ワインは二千円台からあるのでボトルをとってじっくり取り組むのが いいかも。つまみも洋風(仏・伊・西)なものが揃っている。レベルは高い。が、なんだか店長が一人 でやっているので満席になったら大変そうだ(^^;
2009.10.22
  • オリオン座流星群
     毎年10月20日くらいにピークを迎える流星群だが、あまり有名ではなかった。
     それが2006年から突然 50[個/時]程度に数が増えたのだとか。
     ピークは過ぎたが試しに深夜1時頃空を見ていると10分に一つくらい。う〜ん。
     見物に足るほど派手な流星群は、1985年の8月に凄く数が多かった(100個/時は超えていたと思う)のと、 2004年頃、数は少ないけれど、数秒間の流星痕が見えるほど明るいのを見たことの二度くらいかな。
2009.10.21
  • 「フルHD 8録画(LR 3Mbps)」でバラエティ番組
     3Mbpsといったら、DVDリコーダーの標準速(4.6Mbps)よりまだ遅いという、とてつもない低レート だと思うが、最新レコーダーはこれでフルHD。
     これの使いどころとして、深夜バラエティの「ランク王国」を録画してみたが、 これが侮れない。
     この番組は「スタジオ撮り」のMCと、ランキング対象の静止画と、屋外のインタビュー、などで構成されていて、 あまり動くものがないので、低レート録画に向いていることは間違いないけれど、録画開始直後数秒は わずかにもやもやしていたが、すぐに知恵を働かせたようにすっきりした画面に落ち着き、 マンガのページを次々とめくって紹介していくコーナーなんかは着実にハイビジョンらしく パキっと高画質で、紙の質感も判るくらい。
     これはX90のLSR(6Mbps)で録画した場合(全体的にマイルドにまとめた画質)より、かなり高画質 で、100インチ以上でも楽しめてしまう。
     「ミュージックステーション」などは、高レートのモードでもかなり辛いけれど、 長時間モードでも番組によってはかなり使えることが確認できた。
  • フィギュアスケート・ロシア大会放送予定
    10/24(土) 7:00pm-8:51pm テレ朝 ☆ロシア大会・男子・女子ショート
    10/24(土) 11:00pm-11:30pm BSTBS ★真冬の挑戦者「安藤美姫」
    10/25(日) 1:00pm-2:55pm BS朝日 ★ロシア大会・男子・女子ショート
    10/25(日) 7:00pm-8:54pm テレ朝 ☆ロシア大会・男子・女子フリー
    10/25(日) 9:00pm-10:55pm BS朝日 ★ロシア大会・女子フリー
    10/25(日) 11:30pm-1:00am BS朝日 ★ロシア大会・男子フリー
    10/26(月) 7:00pm-7:54pm テレ朝 ★ロシア大会・エキシビション
    10/26(月) 10:45pm-11:30pm NHKG ★スポーツ大陸・高橋大輔

    主な出場者
    男子シングル

    • - ケビン・バンデルペレン Kevin VAN DER PERREN (BEL)
    • - ショーン・ソーヤー Shawn SAWYER (CAN)
    • - 小塚 崇彦 Takahiko KOZUKA (JPN)
    • - エフゲニー・プルシェンコ Evgeni PLUSHENKO (RUS)
    • - アドリアン・シュルタイス Adrei SCHULTHEISS (SWE)
    • - ブランドン・ムロズ Brandon MROZ (USA)
    • - ジョニー・ウィアー Johnny WEIR (USA)
    女子シングル
    • - ユリア・シェベスチェン Julia SEBESTYEN (HUN)
    • - 安藤 美姫 Miki ANDO (JPN)
    • - 浅田 真央 Mao ASADA (JPN)
    • - アリーナ・レオノワ Alena LEONOVA (RUS)
    • - アリッサ・シズニー Alissa CZISNY (USA)
    • - アシュリー・ワグナー Ashley WAGNER (USA)
2009.10.20
  • 自衛隊観艦式(横浜)
     いわゆる「観艦式」は日曜だけれど、今週一週間は「横浜」「木更津」「横須賀」で 一般公開をやっている。
     艦内の公開があったり、「機関砲」とか「ASROC」とかの操作の実演(弾は出ないけれど)があったり。
     「ASROC」は2*4の発射筒がバラバラに動き回ってミサイルのフタがパカっと開いた瞬間に喝采を得ていたが、 当然というか、「身」(ミサイル本体)は装填無し。
     「アサリの味噌汁の貝殻を取ってみたら身がはいって無かったよ〜」みたいなもどかしさ(笑)
     艦内の公開は、「護衛艦」は武装満載で秘密な区画が多くてたいして見るところがないので、 むしろ「支援艦」などの方が、エンジンコントロール室などまで見ることができて面白かったかな。
     客船との一番の違いは、とにかく「狭い」こと。船内の移動は階段なんかなくて、全部「はしご」
     まあ手摺はあるけれど、カメラバッグなんか提げているとそれだけで大変なことだった。
     「支援艦」には女性自衛官が乗っていて色々説明してくれたが、他でも、皆さんが 「お客さん」として丁寧に扱ってくれて、想像以上に気軽に観覧できた。
     大桟橋には「護衛艦」と「輸送艦」が居て、これらをバックに三脚で自分撮りしている 「普通の女子高生」がいたのは目立っていた。戦艦女子?
     こういう子が、卒業して海上自衛隊に入るのかどうかは判らないけれど、 とりあえず三脚持参で見に来ているのは、同級生に同好の女子は居ないんだろうなぁ…
     アクシデントと言えば、「満艦飾」の旗を取り入れるのに、なにか引っかかったらしく、 途中からブチンと切れて10枚ほどの信号旗が取り残されていたところ。しばらく後に、 マストに人が登ってきてこっそり手で外してました(^^;
  • 夕食は中華街。平日なので空いていてラクラク。行って良かった。
2009.10.19
  • 「ヘンリー六世・第三部」を読み終える
     第三部は、ランカスター(H6側)に「ヨーク公」が殺されるところから、H6と皇太子を殺して 「エドワード4世」が勝利するところまで。
     戯曲上は切れ目がないけれど、史実では1460〜1471年までの11年ほどの時間が経過している。
     H6は1421年生まれなので、 第一部(1421-1430)は「0-9歳」
    第二部(1444-1455)は「23-34歳」
    第三部(1460-1471)は「39-50歳」
     1445年に「マーガレット」と結婚したときには24歳だったことになるが、 当時も摂政が政治を仕切っており、色々戦争の挙句復位した年、1470年(49歳)にも 政治の実権は「ウォリック伯リチャード・ネヴィル」を国王代理に立てていたとある。
     まあどれだけ平和主義者だったのかは知らないが、一生自分が政治の表舞台に立つことを回避していたら、 国が乱れるのは当然だなぁと思われる。
     マーガレットは国王に取って代わって国を牛耳るアマゾネス、みたいに描かれているが、 まあ「国王たる夫が、国王代理に任せきり」のボンクラでは、口を出したくなるのも 当たり前かもしれないと思えてきた。
     結局のところ、他の芝居の題材になった王様たちは「本人の魅力」で題材になっているけれど、 「ヘンリー六世」の場合は、本人が駄目だったから題材になってる。
     ともあれ、第三部後半は、こちらは頻繁に上演される「リチャード三世」に直接続き、 そこで描かれるストーリーの直接の原因がぎっしり描かれているので、やっぱり 抑えておく必要のあるストーリーなのだった。
     これを見ると、「リチャード三世」が何故兄たちを陥れるほど憎んでいたのか、 兄弟三人の間の確執がそれなりに納得の行く理由が描かれているから。
2009.10.18
  • 「木場の角乗」@江東区民祭り
  • 昼飲み@亀戸
     お店は「ホルモン青木2号店」
     土日は12時からやっているらしい。
     ホルモンって日曜はお休みが常識かと思ったが、レバーの刺身も新鮮そのもので、 他の全ての焼き物も全然今朝落としたと言ってもわからないフレッシュ感。
  • フィギュアスケート・グランプリシリーズ2009「フランス大会」
2009.10.17
2009.10.16
  • 「ヘンリー六世・第二部」を読み終える
     シェイクスピアの作品に登場する「王または貴族の妻」はほとんど例外無く野心家で悪人だなぁ。
2009.10.15
  • プロジェクター(VPL-VW100)のランプ交換実施
     先日「あと15時間」の警告が出た後控えめに使っていたが、ランプ使用時間=2,501Hで 「時間が尽きたからあと1分で消灯します」というメッセージが出た。
     VPL-VW100は天吊したままで簡単にランプ交換できる構造だが、「簡単なのは構造だけ」で、 ランプは重いわ、15cmもあるドライバーを使用する必要があるので、ネジを締めるのにかなりの 神経を必要とするわで、簡単とは言い難い。
     交換後、ランプ使用時間のリセット手順[RESET,左,右,ENT]を実施したのに反応なくてびびった(^^;
     原因は「電源コードを抜く」という手順が必要ということらしい。
    (確かに、取扱説明書には「ランプ交換時には電源コードを抜く」と書いては有るが)
     さすがに交換直後のランプは眩い(まばゆい)
     最近「新しいプロジェクター欲しいなぁ」と思っていたのだけれど、 ランプを交換するとちょっと物欲が収まるな…そのランプがそれなりに高額なのは アレだが…(^^;;
     最新プロジェクター(VPL-VW85など)と比較して負けているのは「コントラスト比」と 「動画性能」だが、コントラスト比に関しては、「映画館で見るフィルムのコントラスト以上のものはある」 ので、それほど問題と思っていない。動画性能は最新プロジェクターの「倍速表示」は確かに 効果的だと思う。
     とはいえ、プロジェクター更新の前に「ブラウン管」を引退させて「液晶テレビ」を 買うのが先だとは思うのだ。
  • 自家製パンチェッタ
     10/6仕込みの[3%]もの、ちょっと危険な香りがしてきたので焼いて食べきることに。
     焼くと危なげな匂いは無くなってまあまあ。塩味という点からは3%は正解だが、保存性という 点では無理。スモークかけて乾燥させたらどうかわからんけれど…。
     [5%][8%]は全体にまだまだ無臭。
     下にしていてるキッチンペーパーを交換してさらに保存。
  • No More Moe Anime.
     …ということで、今期スタートの新作アニメの第一話を見てあからさまに萌え第一の作品を 捨てていったら案外残りが少なくなった。
     萌えでなくても、アニメとして駄目なものも多い。ぐだぐだと話が進まなくて原作読者で無いと ついて行けないようなものはやはりカット。
     スカッと笑えるような作品がやっぱり楽しい。
     目を見張るような斬新な映像とか、良く動く作品も良い。
     じっくりストーリーを追っていくと面白いんだ…というタイプの作品も勿論あるのだろうが、 「第一話で視聴者を掴む」ことの出来ない作品は、「TVアニメのフォーマットの上で成立していない」 ということで、製作側の力量不足だと思うよ。
     で、今期事前情報で引っかかった作品20本の中で残っているのは下記
    • 10/2金 2:19am TBS ●「にゃんこい!」[TBS公式]
    • 10/3土 2:00am BS日 ●「生徒会の一存」[NT公式]
       舞台は「生徒会」だが、これも最近ハズレの少ない「部活もの」に入れて良いだろう。
       ハーレムを作るのが夢という主人公(?)以外、登場人物が全員女なので、 シチュエーション的には「萌え」入っているのだけれど、そこで展開されるネタは、 ちょっと毒の効いたギャグ&パロディーなので、気軽に楽しく見られる。
       原作&脚本はちょっと頭のいい人って感じがする。
    • 10/4日 1:35am チバ ●「とある科学の超電磁砲」
       これも超能力者の学校の女子寮が舞台で、シチュエーション的には萌え、といえばそうだが、 脚本は「コメディー」として一定のクオリティーを持っている。
       登場人物たちの持つ「電撃」とか「テレポーテーション」とかの特殊能力が、 漫才における「ハリセン」ぐらいの意味合いでハデな突っ込みの道具になっていて 笑えるよ。
       超能力の力の大小はあれど、この世界では日常的なものだという感じが良く出来ている。
    • 10/4日 2:29am 日テレ ●「犬夜叉〜完結編」
       「犬夜叉」は妻が高橋留美子ファンで、三年余り続いた前作を見ていたので、「完結編」も 流れで見ているが、いやはや、けっこう「これまでのストーリー」を忘却していて、なんだか ついていくのが大変なのである(^^;;
       前作はそんなに難しい話ではなかった。
       「粉々に砕けた霊力を持つ「珠」のカケラを集める」という主目的は分かり易かった。 けれど、話が進むにつれて、登場人物の因縁話が錯綜していき、こう何年もブランクが空くと 突然の続編に登場する人々がみんな知らない人状態で…
       いまさら作品中で過去のおさらいをするのもイマイチかも知れないけれど、 ならば前作の再放送を適当なタイミングでやってくれると良かったかもと思う。
    • 10/5月 5:30pm テレ東 ●「あにゃまる探偵キルミンずぅ」原案:河森正治…[公式]
       これはまだ様子見。
    • 10/7(水) 1:21am テレ朝 ●「秘密結社 鷹の爪 カウントダウン」…世界征服ギャグ
       これはイマドキ珍しいきっぱりとした「ギャグアニメ」
  • 前クール総括したいけれどちょっと日にちがたったな、と。
     前クールは「さよなら絶望先生」とか「涼宮ハルヒの憂鬱」とか、大物タイトルが並んでいたので、 それらと比較すると今期はなんだか小粒になっちゃった感は否めない。
     しかし、その「涼宮ハルヒの憂鬱」も、新作パートと旧作パートを比較すると、 「旧作は良く出来ていたなぁ」と思うような新作で、ちょっと残念。
     私は「エンドレスエイト」の8回繰り返しに関しては、それほど批判的に見ていない。
     むしろ週一回というTVアニメのフォーマット(リアルタイム性)を生かした企画で、 良くも悪くも歴史に残ることをやってみたということが残っていくだろう。
     ただ、パッケージ化されたときに繰り返し見る人はそうは居ないだろうし、 「二話ずつ4本のパッケージになる」という商品企画は有り得ない。 しかも小数点だし。やるなら、一本のパッケージにDVDを8枚詰め込むとか、 そんな企画のほうが面白かった。
     あとは「映画を撮る話」において、光が描けてないのが「演出意図」とは見えなかったのが がっかり。ハルヒが作品内の設定上デタラメな撮影をしているのであっても、 物語の外側に存在する作画の人々がデタラメな光線で描いていては…。
     絵に関しては「エンドレスエイト」の方が夏の空気が描けていて評価できる。
     結局、前クールの作品としては「【懺・】絶望先生」「化物語」が 毎週一番の楽しみだった。脚本も演出も美術も、ストレートに「凄い」と感嘆した。
     インパクトがあった作品は「東京M8」
     「震災シミュレーション・アニメ」のふりして、まさかの鬱展開。
     もちろん、「子供って案外簡単に死ぬよね」とか、そういう意味でリアル・シミュレーション ではあるのだけれど。
  • 今シーズンは「ロボットアニメ」が無い!
     こんなことじゃいけないね。まあ「起動戦士ガンダムZZ」の再放送をやっているけれど。
     「SFアニメ」も無い!
     『とある科学の超電磁砲』は、超能力は出てくるけれど、あんまりSFじゃないよね〜?
     ライトノベル原作のオカルト&ファンタジー作品はいくつもあるのだけれど、 なんとなくそれは「SFよりは融通が利く」つまり「ご都合がいい」設定のおはなし という感じがしてイマイチ信用できない。
     「テガミバチ」とか「戦う司書」は、面白そうな話なのに、 延々と設定トークしているみたいな脚本に絶望した。原作は人気があるのだろうが、 メディアの違いを理解していない。たぶん。
     してみると、『化物語』の脚本・演出は凄かった。
     設定の複雑な物語で、思い切り説明しまくって物語が進まずに 失速する作品はいつでも珍しくないけれど、TVアニメの場合、第一話に一番面白い 部分を詰め込まないと二話以降見てもらえない、って理屈、 子供でも判ると思うけどね。
     でも、いまだに「起承転結」の「起」にもならない人物紹介、設定説明で終わっている 第一話を見ることが多いな。
     特に「学園モノ」で第一話が入学式な作品を見ると、気分がヘナヘナっとなる。
  • 「ミラクル☆トレイン」もアニメとしては失敗作だな。
     擬人化した地下鉄の駅が、「都庁前駅」がちょっと硬い性格で「六本木駅」がホストっぽいとか、 そういう設定は面白いのだが「アニメにして面白いか」…というところが全然駄目で、 5分と見ていられなかった。そもそも舞台が地下鉄の車内なんで、「絵」としては擬人化した駅の 顔のアップしか見所が無い。
     うまく作れば「絶望先生」的な会話劇のテンポや擬人化した駅の「性格描写」でひきつけることが 出来ると思うが、それをやるには脚本がスカスカだったね。
     私が監督なら3倍の厚さの脚本を提出させる。ガンガン面白いことを言わないと駄目。
     そうでなければやっぱりマンガで良いんじゃないかと。
2009.10.12 [体育の日]
  • BDZ-RX100移行作業(5)
    「画質」評価
     従来機X90には「DRC-MFv2.5」、新型X100には「CREAS 2」という高画質回路が搭載されている。
     AVC録画は「インテリジェントエンコーダー」が進化している。
    1.「インテリジェントエンコーダー」
     以前からSONYのエンコーダーはかなりインテリジェントだった。
     初期のPanasonicのエンコーダーは、圧縮率が高いとシーンチェンジの瞬間にどっと解像度が低下し、 じわりと解像度が戻るのが観察できたので、静止画が次々と切り替わるような場面では気になったものだが、 SONYはシーンチェンジの瞬間も崩れが無かった。
     この理由は、エンコーダーがシーンチェンジを的確に把握して、そこにたくさんのビット割り当てを していたから。SONYのおまかせチャプターはこのエンコーダーのシーン解析の副産物だった。
     というぐあいに、もともと賢かったエンコーダーが「電子番組表のジャンルデータ」を参考に エンコードの仕方を最適化するなんてことをやっているのだそうだ。
     8倍モードなんてほとんど使わないけれど、標準(SRモード)で録画した場合、従来(X90)は、 若干甘く感じることがあったけれど、新機種では激しい動きの場面で静止画にして検分しても、 もとのDR画質との違いがどこになあるのかほとんど判別することが出来ないくらいの画質と言える。
     「LSRモード」は「SRモード」の半分のデータ量しかないが、動きの少ない番組なら 過去の機種のSRモードと遜色無い と思う(言いすぎ?)。X90のLSRは、一見して甘い画像(ずっと720Pカメラで撮影したような情報量の落とし方) だったけれど、RX100のLSRモードは「すっきりしている」と思った。
     つまり締める所はキリリと締めていて、静止画に近いところでは「ハイビジョンらしさ」が見えて、 動きのあるところは、それなりに丸めている。以前のLSRとは圧縮の考え方が違う。
     激しい動き(音楽番組のキラキラ・チカチカした演出とか)は放送の段階で画面が ブロックノイズ化しているので救いようが無いが、放送で表現できている解像感の ほとんどの部分はLSRでも再現できている。これはびっくりだ。
     「カット変わりで解像度が変化するように見える現象」は有るけれど、CMと本編とか、 スタジオと中継のように、大きくはっきりと画面が変わるところでは、インテリジェントに データ量を割り当てて、パッキリと切り替わる。同じ対象を別の角度から撮るような 変化だと、解像度の劣化が一瞬ある。そんな感じだ。
     フェードイン/アウトに弱いのは以前のLSRから変わらない。
     今回の機種からは「番組の種類によって圧縮のパラメータを変えている」 というが、このきのうの検証はまだまだこれから。
     アニメはほぼ「SR」で録ることにしている(SRなら1クール/1枚で入るから)ので、 あまり画質が低下しないから気づきにくい。むしろ「LSR」を積極的に使いたいTVドラマで の効果がポイントだろう。
     NHKのドキュメンタリーなどは、テーマが「絵画」だったりすると、今までは高画質モードで 撮りたかったものが、今後は「LSRでも良い」となりそうではある。
    2.高画質回路“CREAS 2”
     「モニター別画質プリセット」というのが有って、「プロジェクター」を選び画質パラメータ の詳細を見ると、基本的に「無作為」な感じになっていた。でも「昼間の液晶」に最適な パラメータは、はっきりとメリハリ重視なのがわかる。
     X90に有ったDRC-MFという高画質回路(「くっきり・すっきり」の二軸で画質を調整できる)は 完全に「CREAS 2」に置き換わったわけだが、エンハンス機能として名前は変わったが、同じように くっきり・すっきり的コントロールは出来る。
     これが想像以上にプラス効果を上げているようだ。パラメータを上下させてみると、 面白いように解像感が変化するのに、従来的「シャープネス」機能を強く掛けたような 「不快な擬似輪郭」がほとんど無く、自然に立体感が増したような効果が出ている。
     歴史的に見れば、「DRC」とはアナログ・ビデオ時代にSD解像度のソースをHD解像度に 作り変えることを目的に生まれた技術で、そろそろ引退しても良い頃なのだろう。
  • X90からRX100の改善点
    ・録画済み番組リストから「次回予約」を選択したときに「対象番組が見つかりませんでした」 の場合「番組名予約」することができる。(隔週・月一番組などに有効)

    BDZ-RX100のプレスリリース
  • 「フィギュア・スケート・グランプリ・シリーズ・フランス大会」放送予定
    • [-]17土7:00p- 8:51p[1:51](テレ朝) 男子・女子SP(浅田・中野・キムヨナ・織田・ジュベール)
    • [2]17土9:00p-11:30p[2:30](BS朝日) 男子・女子SP
    • [-]18日7:00p- 9:24p[2:24](テレ朝) 男子・女子FS
    • [2]18日9:30p-11:25p[1:55](BS朝日) 女子FS
    • [2]19月0:00a- 1:00a[1:00](BS朝日) 男子FS
    • [2]19月7:00p- 7:54p[0:54](テレ朝) エキシビション
    • total 2:30+1:55+1:00+0:54=6:20(-CM=35)=5:50(=SRでok)
     フィギュアスケートは、一大会1枚のBD-Rディスクに収めたい。
     DVD時代は「男子SP」「女子SP」「男子FS」「女子FS」「エキシビション」と、一競技に一枚の ディスクを使っていて、一週間に4〜5枚以上消費。毎週毎週枚数が必要で大変なことだったが…。
     もっとも、DVD時代には「盤面に競技結果を印刷」なんてやっていて、凝りまくっていたけれど、 BDにはたくさんの試合が一枚に入っているので、イチイチデータを印刷する面積が無いという、 そっけなさもある。
     スポーツは動きが激しいので、なるべく圧縮しないほうがいいような気はするのだが、 現実には、カメラがずっとスケーターを追っていて不規則な動きが少ないというか主役は静止画に 近いので、案外圧縮に向いている。
     どちらにしても、「放送のMPEG2で送ってこられる情報量は難なく圧縮できる」という 段階に、レコーダーの内蔵エンコーダは進化したようだ。
     まれに「おや?」と思うほど画面が乱れるケースも、アニメのオープニングなどでDRと 比較すると放送時点で乱れているケースばかりだから。
  • というわけで、今年度はオリンピックまでの軌跡を余さず録画する予定なのである。
     フィギュアスケートは男・女ともに出場枠が3有る。
     男子は「橋大輔」が順調に復活してきて、フィンランドの国際大会で一位。 このまま順調に進めば、三人のメンバーは確定と言う感じだが、女子は「真央」「美姫」に続く 三人目が誰になるのか、まったくわからない。
     まあこの「わからない原因」は、マスコミが「真央ちゃん一色」すぎるからなのだが。
     先のオリンピック以降、安藤美姫も世界選手権で「女王」になっているわけだから、 二人の差はそれほど大きくないと思うのだが、安藤は日本に居ないから取材が面倒だ というのが、一番大きそうだが。
     それより、三番手以降の選手に関する報道は、本当に少ない。
     たまに「スポーツバラエティ番組」で見かける選手も居るが、そんなの競技と 関係ないし。
     いずれにしても、オリンピックで世界最強レベルの選手層を擁しているフィギュアスケート の扱いが、スポーツニュースでも薄すぎると思う。
     あらゆるスポーツの中でも「鑑賞」の要素が高い競技だから、やっぱり動画で結果を見たいものである。
     そうでなければ、TVよりYouYubeの方が全然使えるメディアということになるよね。実際、 画質を我慢すれば、YouYube最強ではある。
     Blu-rayレコーダも「アクトビラ」なんて使えないネット機能を搭載するより、 YouTubeにダイレクトにアクセスする機能を載せたほうが全然良い。
     画質が悪くても、YouTubeでしか見られない映像が有るならば、それをBlu-rayで 保存する意味は有る。
2009.10.11
  • BDZ-RX100移行作業(4)
     昨日のフラメンコの舞台裏デジカメ動画などをBDZ-RX100に取り込み。
     RX100は「カードスロット」(CF/SD/メモステ)が付いている。
     スロットにSDカードを挿すと、[カメラ取り込み]ボタンが白く点灯。 ここでひと押しすると取り込みがスタートして、ボタンは赤色点灯に変わる。
     旧型(X90)はPanasonicのカメラ付属ソフトで一度パソコンに取り込んだ動画は、 フォーマット違いで読み込むことができなかったのだが、今回の新型は対応フォーマットが 増えたらしく、付属ソフトの「メモリーに戻す」機能でカードにコピーした映像も 読み込むことができた。
     デジカメ(カード)に入っている静止画も日付ごとのフォルダーを作って一気に読みこんでいる。
     後日「思い出ディスクダビング」機能を試してみる予定。
2009.10.10
  • フラメンコ発表会(川口リリア)
     2年に一度のペースで大ホールでの発表会があり、たぶん見に行くのは三回目くらいなのだが、 全体のレベルが上がっているような気がした。というか、出演総人数が減少して、長くレッスン している人だけが残って熟練の度合いが上がっているのかな。
     観客の数も減って、最初は2,000人のホールに立ち見が出ていたと思うが、今回は二階席は空席多数で、 一階席もまあまあ空いていて前から三番目に座れた。
    (なのに、二列目に両国F4クラスの知人と思われる、やけに体格の良いおじさん5人組が一列に並んで 全員がデジカメの動画撮影を始めたので、目の前いっぱいに液晶画面が輝いていて、演技中の 女の子のアップ画像が表示されていると、なんだか一番近い画面に神経が引っ張られて、 舞台なんか全然集中できなかったりして、えらい被害に会いましたよ。一応「撮影禁止」のアナウンスも 流れていたけれど、途中退席して空いた席に座っていた他の客をもどってきて追い出したりしていたのも 感じ悪くて、注意するのも怖かったし。まあ、会場係がこういう迷惑を放任しているのが一番悪いかなと 思うわけ。まあ、この人たちは女の子の追っかけで、上手な人の演目の時には席を立っていたのが 不幸中の幸い。)
     「照明」がすごくて、これは年々テクニカルで美しくなっている気がする。
     「伴奏」は、なんだかリズムが締まらなくて、カホンがモコモコ不明瞭なおとを立てているのが、 ほとんど邪魔なくらい。パルマ(手拍子)も、漫然と表と裏をたたいているだけの印象で、 演奏がいいなぁとは思わなかった。リズムはやっぱり大切だと思うのよ。
     出演者はプログラム上年季順に並んでいて、最初の見開きは「先生」と「最上級生」
     ここはなかなか見ごたえがあった。その中でも、これはすごいと思う踊りと、それほど 好みじゃない踊りがはっきり分かれて見えたのは、観客としてそれなりの年季が入ってきた せいかな。
     ソロでは1-13番のガロティンが一番良かった。身のこなしが軽やかで鮮やか。
     二人なら2-9番のカーニャ。シンプルな衣装に鮮やかな二枚のマントンが翻って、 悲しい曲調なんだけれど鮮烈な感じ。
     真ん中の見開きに掲載されている中級クラスの皆さんは、10以上のグループに分かれているのだが、 ものすごく「踊り込んでいる」と感じるグループと普通に楽しくレッスンしている感じのグループは、 クラスのレベルとは関係なく存在し、両国E1なんか「あぁこの人たちは上を狙っているわ〜」と いうオーラ(?)が感じられたり。ここは凄くメンバーの気合いが揃っている感じがするのだった。
     逆に一番上のF2クラスは、グループで踊っていても、それぞれの個性というか、 「ここから抜けて上に行こう」みたいな、別々の意識を感じる。
     いままで、群舞でも案外バラバラなのは結構気になっていたのだけれど、 じっくりと鑑賞してみると、そこに表現意欲を感じることもあって面白かった。 まあ、単に切っ掛けを忘れている場合もまああるようだけれど(^^;
     妻の踊りも、いちばん最初は衣装に着られているようだったけれど、 最近はなかなか「らしく」見えてきたものだ。
  • 朝の10:30頃に市ヶ谷駅前を歩いていたら、消防車が二台駆けつけて、すぐそばの 靖国通りのビルの前でとまったのが見えた。別に煙が出ているわけじゃないが何だろう と思いながらそのまま帰宅してTVを付けたら通りのビルで「硫化水素ガス」が発生して 騒動になっていたらしい。
     …というか、結局病院送りになった人もいなかったようなのだが、 駅前に交番もあるのに、これといって立ち入り規制とかしていないのは危ないんじゃないか。ガスだし、 風向きでどこまで流されるかわからないのだから、そうとう広範囲の安全に気を配る必要があるんじゃ ないかなぁ。
     市ヶ谷駅周辺って、年中大量の警官が配置されている割に、危機管理っぽい動きが見られなかったのは 肩透かしである。というか、自民党が傾き始めてからここ最近靖国・議員会館etc.周辺の 警備が薄くなったかも。もともと無駄な警備が多いとは思っていたのだけれど。
2009.10.9
  • BDZ-RX100移行作業(3)
  • PS3経由でレコーダーの中身を再生
     RX100と入れ替えで寝室に移動させたX90の中身をリビングで見るために、PS3を使用。
     ネットワーク越しにファイル転送するだけなので「チャプター」が無くなってしまうのが 残念だが、そのかわり「シーンサーチ」機能があって、PS3の□ボタンを押すと、 一定時間間隔(15秒,30秒,1分,2分…など切替可能)の、チャプター一覧的なサムネイル画像 が表示され、ぱぱっと選択できる。
     CMスキップが目的なら15秒刻みくらいで良いし、長い番組の後ろのほうに飛びたいなら、 5分刻みくらいにサムネイル画面を出すと便利だ。
     「ゲストの多いバラエティー番組で特定の出演者が登場するコーナーを探すとき」なんか、 早送りで探すより「1分刻みのサムネイル」を表示して一覧するほうが見やすい。
     こんな便利な機能は、レコーダーにも欲しいな。
2009.10.8
  • 台風が上陸
     10年ぶりの大型台風で、10月の上陸というのもまた珍しいのだとか。紀伊半島をかすめて 志摩、愛知県あたりに上陸した。中部地方縦断という感じ。
     昼ごろに帰宅したのだが、JRはかけらも動いておらず、私鉄でたいへんに大回りをして、 最後は江戸川の川沿いを20分ほど歩いたのだが、時折の突風で転倒スレスレの危険な 雰囲気。マンションの植木も根元が引きちぎれて倒れているものが有った。
     近所を走る「総武線快速」は強風で江戸川の鉄橋を渡ることを断念。我が家の窓から 中途半端な場所に二両止まっているのが見えた。
     ちょうど線路(鉄橋)の真横からの突風が吹いていたので、電車が往生するのは無理も無い。 歩いた感じでも、まるでスキージャンプのような姿勢になってしまう向かい風だった。
     夕方には快晴になって、窓からは遠景が美しく、市川から40〜50km先の横浜ランドマークタワーや、 ベイブリッジがよく見えること…。肉眼でランドマークタワーが確認できることは珍しくて、 妻なんか「信じない!」と自分の目で見たものを否定する始末(笑)
     東京湾の中央突堤にある風力発電のライトアップされて回転する 様子まで見えたので、写真を撮ってあとからよくよく見たら、先日若洲まで見学に行った建設中の 「東京港横断橋」の巨大な鉄骨もはっきり写っていた。
     夜は、羽田から離陸する飛行機が多く(昼間飛べなかったから?)、30秒の長時間露光で、 離陸の光の軌跡を撮影。
     空気が澄んでいるので、ヘッドライトの白、左右の赤、緑の光まできっちり クッキリ写っていた。
  • BDZ-RX100移行作業(2)
  • 旧機種のリモコンで新機種を操作する
     RX100のリモコンは、いくつかボタンの機能が入れ替わっている。
     今まで一つのリモコンの「機器切替機能」で二台のX90を使っていたので、 今回もX90のリモコンでRX100を操作してみる。
     ちなみに、「新」→「旧」リモコンで次のボタンが変更になっている。
    • "地上アナログ"→"アクトビラ"
    • "予約する"→"らくらくスタート"
    • "見る"→"x-みどころマガジン"
     まず「旧リモコン」で新型本体を操作。
    • "地上アナログ"…「地上アナログ」に切り替わる。「アクトビラ」ボタンは無いが、XMBの右端の ネットワーク機能の欄にTV局を切り替えるのと同じ感覚で並んでいる。PS3のXMBの ネットワーク機能と同様のレイアウトだ。
    • "予約する"…新型では"らくらくスタート"ボタンになっているが、旧リモコンから操作すると 「らくらくスタートメニュー」の「番組を予約する」の画面になる(XMBの「録画予約」相当画面)
    • "見る"…新型では"x-みどころマガジン"ボタンになっているが、旧リモコンから操作すると 「らくらくスタートメニュー」の「タイトルを再生する」画面になる(XMBの「ビデオ」相当画面)
     いずれも「旧リモコン」の該当する機能にもっとも近い画面が表示されるので、使い勝手が多少変化するが、 大きな問題は無い。また、その機能を使った後「戻る」ボタンを押すと、「らくらくスタートメニュー」 ではなくてXMBに戻る。つまり「入り口の見た目をフレンドリーにしているだけ」で、入ってしまうと 旧型と同じ使い勝手になる。
     XMBに慣れているユーザーには「ひと手間増えた」ように思うが。
     次に「新リモコン」で旧型を操作してみる。
     "アクトビラ"、"らくらくスタート"、"x-みどころマガジン"の三つとも 旧型本体は反応しない。対応する機能が存在しないので。
     つまり、概観上同じボタン位置にあるからといっても、リモコンからは別の信号が出ているらしい。
     そして、新機種は、旧リモコンで操作されることもそれなりに意識して設計されている。
  • ダビング中に「再生」「予約」などができる。
     これは便利。従来はダビングが終了するまで(予約録画は実行されるものの)何も操作できなかった。
     「ただしダビング速度が2〜3倍遅くなります」とあるが、ディスクの回転音を聞く限り、番組表を見たり、 放送中の番組を見たり、軽い作業ではそれほど変化はないようだ。
     新型の仕様ならば、見終わった番組の保存をしながら次の番組の視聴にかかれるので、 ヘビーに録画する人でもサクサク録画を片付けられる。
2009.10.7
  • 自家製生ハム・パンチェッタもどき(2)
     12時間経過で、ラップの下に引いたキッチンペーパー交換。
     ラップの合わせ目を下にしていたらあっという間に肉汁が染み出して、ものの数時間で ピンク色に染まっていた(ケチケチ使っているので完全密閉されてないっぽい)。
     [3%]の一部をカルボナーラに使用したが、このくらいなら普通に塩豚だな。旨い。
     [3%]の豚肉からは、もう水分が出てこないが、[5%][8%]のものからは引き続き透明な水分が 沁み出している模様。(最初に出てきた水はピンク色だった)
     つまり乾燥(?)が進んでいるということですね?
     色はどれも良し。
     先日[約5%]で数週間保存した肉は、外側の色が灰色になっていた。べつに悪くなっている わけではないので、発色剤を使わないとこんなもんなのかな。
     塩は3パターン共に全て溶けきったようだ。
     昔々冷蔵庫に無期限保存した豚肉(^^;は、表面に塩の粒が残るくらい強い塩をしてあり、 全然腐らなかった(おなか壊したりしなかった)
     もちろん、その場合は塩抜きしないと食べられない辛さだったけれど。
     
  • 夕食メニュー反省会
     たまにしかやらないけれど、まとまった料理をしたので反省しておく(^^;
    • a.イワシのパン粉焼き・トマトソース添え…最近サンマとイワシが安くなってきて良いことだ。
       「安いものは美味しい。それが旬だから」ということで、今シーズンすでにサンマは何度も食べたので イワシを買ってきて、気分がイタリアなのでトマトソースを作ってパン粉焼きに。
       しかしチマチマと開いて骨抜き作業を終えた頃に妻が帰宅してしまう。基本、舞台裏は秘密のほうが(^^;
       夏に買った「パセリを粉砕して冷凍したもの」(原価100円)がまだまだ残っているので、 これを消費するメニューを常に考えているのも、なんとなくイタリアンになる原因。 今回はパン粉焼きに混ぜ込み、粉チーズも混ぜる。イタリアンでしょ? (冷凍パセリの水分で生パン粉っぽくもなるな…)
       という具合でパン粉焼き本体はまあまあ成功。
       トマトソースの方は、大き目の生トマト一個をぶつ切りにして作ったのだが、 二人前のトマトソースを作るのはちょっと難しい。水分が飛びすぎて濃厚なのは良いのだけれど 濃厚すぎたかもしれない。味のコントロールも、量が少ないと修正が利かないなぁ(^^;
    • c.イワシのマリネ入りサラダ…5匹捌いたイワシの1匹を生で食べてみようかな っとマリネしてサラダのトッピングぽくしてみた。
       バジルとオリーブなんかあると、とてもイタリアンになった気がするが、現実は 冷蔵庫で嵩張るニンジンと大根を千切りにして使用したのでなんとなく正月の「ナマス」 みたいなルックスに…(^^;;
       ドレッシングもなんだか甘すぎた。(酸味を和らげようとして使った白ワインが多すぎて…)
       イワシはキッチンペーパーで水切りしたのが効いたのか、生臭さは無くて良かったけれどね。
    • c.スパゲッティ・カルボナーラ…もともと、パンチェッタもどきを製造中なのが原因で、 イタリアンなノリになっている。まあ今回はほとんど塩豚の[3%]ものを少々味見。
       a.のイワシが温かいうちにスパゲティーも出したいものだが、なかなか難しい。 3口のコンロを全部使っても同時進行できない。妻が言うには「パン粉焼きはオーブンで仕上げれば お店っぽく出来る」というのだが。うむうむ。
       ということで、なんとなくパニック状態(笑)で、カルボナーラにとりかかる。
       仕上がりが焦げ臭いのはにんにくをみじん切りにしたからで、丸のまま叩いたものを 途中で引き上げればもっと香りが良かった。
       なんとなく滑らかでないのは、水分不足。卵が固まっているわけじゃないのに、 麺が色々吸い込んで時間経過と共にボソボソしてくる。
       卵液に生クリームを使うのは高級だが、残りの使いまわしに窮するので、基本卵だけで作りたい。
       牛乳で代用という手も有るが、麺のゆで汁を足すだけでももっとなんとかなるはず。
     全部あわせて60点。まあ色々課題があるほうが楽しみが長続きするよね。
     
  • BDZ-RX100移行作業開始
     二台の旧機種BDZ-X90のうち一台の録画設定をまるごと引継ぎ、「x-おまかせ関係」は、 二台運用の理想形を考えながら作業。結局約6時間掛かった。ふぅ〜。
     新機種(BDZ-RX100)の大きな違いは
    1.AVC録画の解像度向上(フルハイビジョン←3/4ハイビジョン)
    2.AVC録画のハイビジョン&低レートモード追加(8倍モード=3Mbps)
    3.ダブルお任せチャプター
     画質関係の向上を期待して映画・舞台作品などを録画するため、新型に WOWOW対応カードを挿す。
  • 「x-おまかせ」の考え方整理
     確実に録画したい番組は「通常予約」。(「お好み番組表」で検索しておく)
     優先順位は低いが、録画されていると嬉しいというような番組は「おまかせ」
     私の使い方だと、グルメ番組、白くま、 落語、WOWOWの初放送番組、好きなアーチストの出演番組、 フィギュアスケート選手の試合以外の番組出演などを「おまかせ」
    「おまかせ録画」の設定本数は10組
    「アニメ新番組」「ドラマ新番組」などの高機能なモードはそれだけで一組を消費。
    一組のおまかせに、それぞれに7つのキーワード(ジャンル・検索語・除外語)を登録できる。
    記録モード・放送局/時間帯の限定は1組に一つ。
     使用中のキーワードを「優先度」と「必要な画質」で整理する。
     画質と優先度は概ね比例するが、DRは「高画質で保存したい」場合と
    「すぐに消すからファイルサイズが大きくて構わない」場合の両極端がある。
     「おまかせ録画」で検索された候補同士の録画優先順位
     10組の設定は、リストの並び順にしたがって検索される。
     検索結果のリストを表示し、はずれの番組名をリストから「削除」すると再検索が実行され、 競合する時間帯の番組が存在する場合は、新たに表示される。
     「おまかせ録画」は、「通常予約」より優先順位が低い
     両者で放送時間が重なる場合は「おまかせ録画」は実行されない。
     「おまかせ」で確実に録画する設定
     「通常予約」と「おまかせ」で放送時間が重なり「録画1,2」が同じだと実行されない。
     「通常予約」は「録画1」を優先的に使い、「おまかせ」は「録画2」を優先的に使うように 設定すれば、W録画になり確実に録画できる。
     新型は「録画2」でも自動チャプターが打たれるので従来機種よりも録画2の再生時の 使い勝手が向上したので流し見にも都合が良い。
     予約リストを見て「ディスク一枚に保存したい」などの理由があるなら、 おまかせの予定リストから通常予約に切り替えることが出来る。たとえば、
    「新作映画の初放送にあわせて三部作一挙放送」これはまとめて保存したい…。 ということは良くある。
     NHKのように一週間に同じ番組を何度も再放送するような番組がターゲットの場合は、 どれか一つ引っかかれば良いので、録画1でも良い。(むしろ、同じ番組が録画されすぎる ので不要な録画を削るのが面倒かも)  本当に幸せになる設定は…
     「おまかせ予約」と「お好み番組表」の設定は基本的に同じもので、「お好み番組表」を そっくり「おまかせ予約」に変換することも出来る。
     つまり、「おまかせ予約」が優先順位の関係で録画されていない場合の確認は、 同じ設定の「お好み番組表」のリストで確認できる。
     絶対に見逃したくない番組については、「お好み番組表」で毎日人間がチェックし、 「おまかせ予約」は忙しくて番組表をチェック出来ない日があっても、レコーダーが フォローしてくれる機能と思えば幸せになれる。
  • BDZ-RX100の印象
     軽い。妻が宅配ボックスから拾ってきたが、「なんだか思ったより重くない」といいながら持ってきた。
     取り出してみると、なんだか昔のやっすいVHSくらいの重さ。リアパネルに端子を挿そうとすると すべって作業しにくい。
     端子が少ない。
     X90は「使わない端子」が盛大についていて、端子カバーキャップを大量に使っていたが、 新型は映像出力は「HDMI/D端子/S/コンボジット」各1組、音声出力は「HDMI/光デジタル/2chアナログ」各1
     要するに、最大3台の出力機器(ハイビジョンx2+SD*1)に繋がる。
     (RGBコンポーネント端子・同軸デジタル音声端子は削除された)
     入力は、RX100はiLink(DV)端子/USB端子/アナログ(Sまたはコンポジット)の3組
     (他にLANと電話の端子)
     昔の機器は、アナログ入力端子だけで「3組(うち1組は前面パネル)」とか、当然だったが…。
     でも確かに、ハイビジョン&著作権でガチガチに縛られる時代になったら、アナログ端子は 古いブラウン管TVに接続するためにしか要らなくなってしまった。
     次の世代では「HDMI端子x2」としてもらいたい。
     プロジェクターと液晶TVを併用するために、現世代では最上位機種しか対応していない。 (今はまだ片方アナログでも何とかなっているけれど、いずれハイビジョンのアナログ出力禁止時代が 来る可能性はある)
     増えたのは「USB端子」と「メモリカードスロット」
     デジカメ動画(AVCHD)の入ったメモリをぷちっと挿せば、きゅ〜っと吸い出して大画面で楽しめるのだから、 これは便利になった。
     しかも今度の機種は、メニュー付きのBD-MV(?)まで作れる。
     薄い&小さい
     デザイン的には、X90ほど豪華じゃないけれど、ラックに収まってしまえば「存在感の無さ」 に価値を感じるようなシンプルデザイン。下手にデザイン・アクセントが無いのが幸いしている感じ。
     リセットボタン
     X90には無かった「リセットボタン」が有る(^^; 調子が悪くなったときにはX90でも 「電源ボタン長押し」でリセットした経験があるが、たぶん世の中には「長押し」が 理解できない人が居るのだろう。サポート的にはあれば助かるボタンかもしれない…。
     設定は簡単
     「電話番号」を入れるだけで、チャンネル設定は自動。あとはアナログ接続なTVの縦横比を指定したくらい。
     HDMI接続のディスプレイは、何も設定しなくても自動的に最大解像度で繋がる。
     RD-X3をケーブルTVに繋いだときには、ネット番組表との設定を整合させるのに物凄く苦労した記憶がある。
     デジタルTVは、「新しいほうが簡単」という珍しいジャンルの電気製品かもしれないな。
     今回は取り説の袋の封も切ってない(^^;;
2009.10.6
  • BDZ-RX100到着
     「まいど」で注文したBDレコはHPで表示の通りの日の午前中に到着。あたりまえのことが素晴らしいよ… amazon...
  • 自家製生ハム(1)
     いつも目分量で適当にやっているので、今回は数字を出して作ってみた。
     生ハムの塩分について調べてみたら、こんなページがあった。
     それによると、食塩は 5〜10% (Parma - 6%、 スペイン - 8.5%) だとか。
     ついでに「アジの干物は3.3%」とか。
     ということで、今回は約3%, 5%, 8%の三種類を仕込んでみた。
     (作ったのが 5%, 6%, 8.5%では無いのは、雰囲気で作業した後から資料を見つけたからである)
     改めてやってみると、普段作っている塩分は5%くらいか。
     本物と大きく異なるのは、肉の分量が小さいため、塩分の浸透がたぶん2,3日で終了してしまうこと。
     乾燥工程も、あっという間にカピカピになりそう。
     脱水シートの「ピチットシート」のHPに自家製生ハムでの適用例が掲載されていた。
     他に「ユーザーの声」のページには、パンチェッタ、ベーコン作り に使用した話がたくさん掲載されているが、使用量がけっこうマチマチだなぁ…
    (「ピチット」は、水分だけを透過するプラスチックフィルムに仕込んだ「水あめ」の浸透圧を利用して食品の水分を 吸いだす商品。20年くらい前に発明されて結構普及している)
     色々な作り方の中には、砂糖を利用して水分活性を低下させるやり方や、アルコールで洗って殺菌する方法や、 奥が深い。
  • ところで、「最小目盛り10g」の秤で1%きざみの塩を計るのってとっても難しいな。
     今回は450gの肉を目分量で三等分したら、肉はそれぞれ150g+/-5g程度に見事収まったが、塩は4.5g/7.5g/12g
     ひと目盛り目の10gを挟んでの攻防。こりゃ誤差もかなり有りそう。
     
  • 江の島の「とびっちょ」という店のブログ を覗いたら、10月もしらすは大漁らしい。なんとなく初夏の風物というイメージだったけれど、 1〜3月が禁漁でそれ以外の季節にはあるらしい。
     まあしかし、いまどきの季節の江の島なら店が空いていそうな気がするなぁ。真夏に行ったら 人が多い。
  • ヤオハン立野店の「鮮魚消費期限」書き換え(asahi.comから)
     派遣社員が(4ヶ月間)正社員の指示を書きとめて退職後に本社に告発した という話。その場で言えば良いじゃないかとか、内部告発者の保護ルール が無いのかとか、そういう話もあるけれど、
    内容は…
     冷蔵庫内で期限の切れた魚を2日程度消費期限を伸ばして切り身にした。 蒸しダコのパックを回収してスライスしてパックしなおした。サクのブリを シャブシャブ用に作り直した、などなど。
     わざわざニュースになっているけれど、都市伝説的には普通に聞く話だ。
     そもそも「消費期限」というのは、(法律の上でも)販売者が自分で決める もので、流通経路でどんな温度管理されてきたかも100%判るわけではないので 売り場責任者が見て匂ってみて販売すべきものだ。
     刺身を「サク」で売って「切り身」にして「刺し盛り」または「加熱調理してお弁当に」 なんて毎日姿を変えて3,4日経過なんてことは、別に法律違反でもない。
     ただ、売り場責任者のセンスが悪いと、「この店はイマイチ」という 評判が立つだけ。大企業なので今回は「内規違反」も有ったらしいが、 個人商店なら完全に主人の判断ひとつ。
     「エビを解凍して日付を付け替え」なんてケースは、うちの近所の店でも、 臭い的にイマイチな「解凍エビ」に当たることがあるが、結構日にちが 経過しているのだろう。
     この場合も解凍は調理に当たるのでパックに詰めた時に店が消費期限を 設定するのは問題ないのだが、不味いものは不味いな(…苦)
     「刺身盛り合わせ」も、色々入って便利なのでたまに買うけれど、 これはハズレだなぁと思うことは時々有る。イカなんかは鮮度落ちを 感じやすいから特に。要するに店の人のセンスが悪い。
     今回問題の店も「真の原因」は売り場責任者の鮮度管理のセンス がイマイチだったから売り上げが伸びずに在庫がダブついて、ますます 売れ行きが伸びない悪循環があったんじゃないかと推測する。
2009.10.5
  • 「民主党に近づく業界団体」とか(asahi.comから)
     「浄化槽清掃業界」「マルチ商法業界」「パチンコ業界」などが、急速に パーティー券などを買ってお金を出しているのだとか。当然自民党時代は 自民党にお金を出していたのだろうが、「経団連」などが、民主との付き合い 方に苦慮していることと比較すると腰の軽いこと。
     政治と業界の癒着に注意しなければならない。というのは、その記事に登場する 専門家のコメントだが、
    「献金制度」というものが有りながら
    「献金する団体に見返りの無い政治」が存在するはずも無い。
     ある意味「選挙」そのものが政治に自分の利益を期待する行為なのだから、 全ての政治家は誰かの利益を代表していることになる。
     結局「献金」が警戒されるのは「お金持ちが得をする社会」に対する 警戒ということになる。そこでは選挙による「多数決」がゆがめられる 可能性があるから。
     自民党時代には今回の記事に登場するような個別の業界だけでなく、 雇用や生活の安定全体に関わる法律が「大企業の経営者=経団連」の意向で 動いていたのだからなんだか今更だが、そう考えると、本当は お金や多数決と関係ないところに「真実の政治」が有ると考えることも出来る。
     それは「政治の目指すところ」の定義にもよるが。
     判りやすいところでは「最大多数の最大幸福」とか「公共の福祉」ってやつ。 これは多くの場合正しいが、「少数派の幸福」は反映されないし、 「遠い未来への展望」も怪しい。
     経団連的地盤の政治からは、最短「その場の決算」がプラスになる 政治しか期待できない。温暖化対策などが先送りになるのは当然だが、 一般生活者の視点でも、せいぜい自分の子供が大人になる頃…つまりは 自分の老後あたりまでしか考えないものだろう。
     年金制度も然り。
     「集金は適当にして、支払う時に清算すればいいや」と、問題を先送りしてきた ツケが暴露されて大変なことになったわけだが、 「今集めたお金が年金として支払われる時代には、役人自身は引退して関係ない」 と思えば、どんな手抜きでも出来てしまう。だって、関係ないもんね。
  • というわけで、理想の政治と現実の力関係は一致しない。
     今回の個別の業界に関して言えば、 「浄化槽清掃業界」は、田舎では下水道整備するより浄化槽の方が 税金の無駄が無い。と言っているそうで、それが本当ならば 献金とか関係なくそうすれば良い。逆に土木建築関係の業界だって、 下水道工事をしたくて献金しているのじゃないか…というより、 自民=土木だから政策はデフォルト。当然、浄化槽業界は民主を頼るのだろうなぁ。
    「マルチ商法業界」は、迷惑をかける事業者がいるから規制されているの であって、世の中「旨い話」など無くて当たり前。
    「パチンコ業界」は「現金交換の合法化」を目指しているそうだが、 景品交換所がお目こぼしされていることがそもそも、素人の目から見れば 不思議なのである。
     パチンコに関して言えば、暇な老人が有り余る年金をつぎ込んで無駄遣いしている 現実(など)もあるわけで、そういうお金が右から左へ国外に流れ出たり、 暴力団の懐に入ったりしたのでは、まったく国益を損ねるとしか言いようが無い。
     現金を直接掛けられるようになったら「カジノ」と同じなのだから、 既存のパチンコ業界に許可を与えるより「カジノ新法」 を作って、年金老人の遊興費が国庫に戻ってくる仕組みを考えたほうがいい。
     まあ、ただ税金で取っても国が無駄遣いしそうなので、民→民で、 グリーンエネルギー開発への投資を義務付けるとか、そういう縛りでも良い。
  • 最近は「パチンコ屋がアニメのスポンサーになっている作品」が多いな。
     アニオタってパチンコするの?そこまで金も時間も回らないような気が するんだけれど。
     一週間に40本近いアニメの放送をチェックしていたら、外出する時間ゼロだよね。 え、前提が間違っている??(ちなみに20本以上見ると日常生活に差し支える 気がします(^^;;)
2009.10.4
  • F1日本GP(鈴鹿)
     ひいきのアロンソがイマイチ活躍できずに熱が入らなかったのだが、トヨタが なんとか表彰台に上ったのは良かった。
     しかし今回の結果はそもそも「予選の大荒れ」に有った。
     最終コーナー出口での大クラッシュを初めとして、「度重なる事故と赤旗中断」 でQ2なんかめちゃくちゃ。黄旗中の制限によるグリッド降格などもあって、 本選をやる前にもう意味不明だった。
     あらためて「鈴鹿は狭い」と思った。
     大事故の遭った最終コーナーはシケインのを抜けて全力で飛込みたいコーナーが 下り坂でダウンフォースがかからないなど、難しいコースに若いドライバーの 技術と経験が追いついていないから…ということは仕方ないと思う。難しいコースが 面白いコースでは有ると思う。
     ただ、その「難しさのわりには壁が近すぎ」て、ひとたび事故が起きると、 大破&レース中断になりやすいのはF1の全コースの中でもリスクが大きい。
     もっと狭い市街地コースもあるけれど、そういう会場は速度も程々で 難しいコーナーは案外低速だ。
     色々運営上の問題はあるのだろうけれど、富士の方が、広々として 伸び伸びと大胆なバトルが見られて面白かったような気がするな。
     まあ、今回の予選に限って酷すぎただけかもしれないけれど。
  • 10月スタートのアニメ特撮[一覧はこちら]
     10月最初の日曜日、EPG上はほぼ一巡して新番組のチェックが忙しい。
     はずれ番組についつい付き合ってしまって忙しくなるのが悔しいので、 方針としては厳選志向…なのではあるが…(^^;
     というわけで、まず検索にヒットした番組からゲーム原作のマニア向けすぎるものや あからさまな萌えアニメは最初からスルー。それ以外はとにかく第一話チェック。
    グインサーガ(金 NHK-G)…先月までBS2で放送していたものの地上派HV放送
     とりあえずチェックしたところ画質はHVで見る意味がある。内容は「原作読者」には 多々問題が有るとも思うが、戦闘シーンの演出・バランスは「大ばか者!」と言いたいが、 「宮廷陰険ドラマ」パートはまずまずと思うのだ。というわけで、再放送だが 高画質で保存の意味あり。
    「けんぷファー」(金 1:49am TBS)…「主人公の男子高校生がある日突然 「けんぷファー」という戦士に変身して戦う羽目になる。しかも変身後の姿は女子」
     というストーリー。冒頭の戦闘シーンで「手を後ろに伸ばして走るポーズ(ダチョウの 羽みたいなポジション)」の陳腐さとか、弾丸のスローな描写とか、30秒で体がNG反応を 起こしたものだが、内容はどうやらコメディーパート重視みたいなので、第二話まで 耐えてみることにする。
    にゃんこい!」(金 2:19am TBS)…「ねこアレルギーの主人公がうっかり 「ねこ地蔵」の首を落としてしまったばかりに、 「100匹の猫を助けないと自分が猫になってしまう」という呪いにかかる」
     これはジャンル「コメディー」。主人公は高校男子で、 「猫の気持ちのわからない猫好き」の女子と仲良くなりたくて猫との間で板ばさみになるとか、 まあまあ第一話は面白かった。
    「とある科学の超電磁砲」(土 2:30am MX 他)…原作は昨年アニメ化されていた 「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ小説から。
     「魔術…」は最後まで見たけれど、超能力と魔術が対立する世界で、 最強ではない主人公(男子)が苦労しながら何人かの女の子を救っていくという話で、 結局イマイチ乗り切れなかった。
     超能力とか魔術とかの論理的じゃない部分が「男子の熱血」をイチイチ損なう のが「設定からして問題あり」だったような気がする。
     一方今回の「科学…」は「電気の力を自由自在に操る超能力少女」が主人公。
     必殺技は金属片(コイン)などを電磁力で加速して打ち出す技で、 「銭形平次の超能力少女版」みたいな奴だ。
     これと「テレポーテーション能力」をもった後輩が学園都市の治安を守る、的な話で、 普通にやってれば面白くなりそうな舞台と役者が揃っている。期待したい。
2009.10.1
  • dancyu10月号「スパゲッティ特集」
     第二特集は、焼きそば、男子が作る弁当
     なんだか10月号は「料理特集」になっていて、不景気は本物…と思った(^^;
     そもそも雑誌名が「男子厨房に入る〜dancyu」なので、創刊当時は、 料理記事とグルメ記事が半々だったものが、いつの間にかバブルっぽい 「食べ歩き雑誌」になってめったに料理記事が掲載されなくなっていた ものだが、やっぱり高級店に行きにくい時代になると、「家でご飯」に なるのだな。
     さらに「弁当を作る」までいくと、なんだか時代の流れを感じる。
     しかし今回の「スパゲッティ特集」は簡単に作れそうなメニューばかりで よろしい。(ただし編集は一般的料理雑誌と比較してイマイチ見にくい)
     私自身は前世紀の「米不足騒動」の時に一年間毎日のように スパゲッティを作って食べつくしたような気がしていて、今回の 特集を見て、材料の高級さ以外は「あれもこれも作ったな〜」という レシピばかり。
     しかし、ちょうど冷蔵庫に自家製パンチェッタがあったり、 特売で買い込んだ粉チーズとか材料は揃っているので、 なんだかスパゲッティーが食べたくなってきた。
     というわけで、良い特集であった。
  • 単行本「美味しんぼ」日本全県味めぐり・和歌山編
     単行本最新刊を見つけて読んでみた。今回は一冊丸々「和歌山対決」で、 それは良いのだけれど、料理は全て地元自治体の「生活研究倶楽部」 みたいな団体の持ち寄りで、山岡も雄山も全然料理していないのが、 「美味しんぼ」的には肩透かしである。
     しかも、数日間地元の人に案内してもらい食べ歩きした後は、 延々とホテルの宴会場で発表会で、これは人間の食べられる分量ではない。
     当然読んでいる方だって、見ただけでげっぷの出る状態なのである。
     つまりこれは全くマンガにする意味は無くて、カラー写真入りの 料理&旅行雑誌にしたほうが良いんじゃないかと思うのだ。
     まあ「どんな難事件も料理で解決」というのも、延々やっていると しんどいとは思うが、ここまでストーリー無しの取材記事そのまま というのも、行き詰まり感出まくりだ。というか、今回の内容なら 絵もストーリーも誰が書いても同じだな。
  • 米国トヨタのリコールのこと
     「同乗者が当局に助けを求める電話」というものが公開されたそうだ。
     日本では去年だったか「大雨で水没した車から家族に電話」という話があったけれど、 そういう命がかかったパニック状態で携帯電話をかけるというのがちょっと不思議だ。
     水没ならば最後まで窓を叩き割ることを試みるとか、アクセルが戻らないなら、 足元を調べるとか、もう少し冷静なら、キーを回してエンジンを切る、ギアを ニュートラルに入れる、サイドブレーキを引く、路肩にぶつけるetc.と、 電話する時間でほかにいろいろ出来ることがあったんじゃないかと思うからだ。
     人間のパニックに対する弱さは不思議なものだ。
     とはいえ、車のほうも「異常を感知して燃料カットする」くらいの 機能は欲しい。ブレーキが利かなかったのは、たぶん摩擦で加熱して だめになったのだろう。アクセルとブレーキが両方onというのは異常だ (当然ブレーキ優先)と判断する制御がオートマ車の論理に入っていれば、 パニック状態でも停車は出来そうなものだ。

10/11月のBS/WOWOW★注目番組
  • 10/11日7:30-  WOW 手塚治虫特集『ジャングル大帝』
  • 10/11日11:30-  WOW バットマン/リターンズ/フォーエバー/フリーズ
  • 10/12月8:00-  WOW 手塚治虫特集『ブラックジャック』
  • 10/13火8:00-  WOW 手塚治虫特集『クレオパトラ』
  • 10/14水8:00-  WOW 手塚治虫特集『千一夜物語』
  • 10/15木8:00-  WOW 手塚治虫特集『ぼくの孫悟空』
  • 10/23金深0:00-  WOW 野田秀樹「ザ・ダイバー」
  • 10/25日16:10-  WOW アイ,ロボット
  • 10/25日20:00-  WOW ハンコック
  • 10/28水19:00-  WOW SET「ステルスボーイ」
10月スタートのアニメ特撮
●:新番組,○:先シーズンから継続(チェック済みでパス:×)
  • 10/2金 0:45am NHK-G ●「グインサーガ」[HV]…[NHK公式・自動音楽再生あり]
  • 10/2金 1:49am TBS ●「けんぷファー」[starchild公式]
  • 10/2金 2:19am TBS ●にゃんこい!」[TBS公式]
  • 10/3土 2:00am BS日 ●「生徒会の一存」[NT公式]
  • 10/3土 2:30am MX ●「とある科学の超電磁砲」[公式]
  • 4/4土 10:00- r  TKY  ○ケロロ軍曹6th
  • 4/4土 18:25- d  NhkE  ○獣の奏者エリン
  • 4/4土 18:30- r  BS11  ○ウルトラセブン[再]
  • 10/3土22:55- テレ東 ●「テガミバチ」[公式]
  • 10/4日 0:00am BS11 ●「戦う司書」[公式]
  • 10/4日 1:35am チバ ●「とある科学の超電磁砲」
  • 10/4日 2:29am 日テレ ●「犬夜叉〜完結編」[ytv公式]これまでの全167話のおさらい
  • 4/5日 17:00- d  TBS 鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST(二期)
  • 4/5日 18:30- d  MX1  ○帰ってきたウルトラマン[再]
  • 10/5月 0:00am チバ ●「そらのおとしもの」[tvk公式]
  • 10/5月 1:30am テレ東 ●「夏のあらし」[公式]
  • 10/5月 2:00am テレ東 ●「ミラクル☆トレイン」[公式]
  • 10/5月 5:30pm テレ東 ●「あにゃまる探偵キルミンずぅ」原案:河森正治…[公式]
  • 10/5(月) 5:30pm チバ ●「らんま1/2」
  • 10/7(水) 1:00am チバ ×「11eyes」…原作はXbox360のアダルトゲーム
  • 10/7(水) 1:14am 日テレ ●「君に届け」…青春ものI.G.制作
  • 10/7(水) 1:21am テレ朝 ●「秘密結社 鷹の爪 カウントダウン」…世界征服ギャグ
  • 10/7(水) 1:30am MX ●「聖剣の刀鍛冶」…騎士の少女と刀鍛冶の少年
  • 10/8木 2:20- テレ東 「ささめきこと」
  • 10/8木 2:54- TBS ●「魔法少女リリカルなのはA's」
  • 10/10土 2:10- TBS ●DARKER THEN BLACK
  • 10/12月19:30- テレ東 ●FAIRY TAIL


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!