映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2009年8月
[先月|目次|翌月]

[8月のBS/WOWOW★注目番組 ]

2009.8.30
  • 衆議院選挙
     このまえの「千葉県知事」選挙は外したが、今回は無事投票した候補が当選。
     こんどの選挙では民主党が圧勝したわけだが、わが選挙区は何年か前に、 「元民主党候補」が他党に転出して新人が新候補になったために、民主投票が割れていて なかなか危なかったのであるが、なんとか今回は丸く収まったみたいだ。
     それにしても、このまま自民党では先が無いとは思っていたが、政権交代がなってみると、 それはそれでどうなるのか心配ではある。小市民的である(^^;
  • ベランダに鳩
     何故だか、マンションのベランダに一羽の鳩が朝から晩まで12時間以上居座っていた。
     普通なら目が合っただけで立ち去るものだと思うが、そいつは触れるくらい近づいても、 夜になってから懐中電灯で照らしても、わずかに身動きするだけで一向にコシを上げる気配が無い。
     「もしや老衰?」ならばこんなところでご臨終されたら面倒だ、などと思ってしまう…
     (翌朝姿を消していたが、あいつはいったい何だったのだろう…?)  ひょっとしたら、ふと「集団生活」がイヤになっただけなのかなぁ…。
2009.8.29
  • 「山本正之」つながりで、『究極超人あ〜る』のOVAのDVDと、 イメージアルバムVol.1&2を買ってしまう。
     声優陣の声が懐かしい。
  • ついでに『超劇場版・ケロロ軍曹4ドラゴン・ウォーリアーズ』も買う。
  • 書籍「めっちゃメカメカ・リンク機構99」も買ってしまう。メカ最高(^^;
2009.8.27
  • NHKの「アニメ主題歌大全集」を見ていてちょっと熱くなった(笑)
     いつもの三人(水木一郎・ささきいさお・堀江美都子)は結構だが、今回はタイムボカン・シリーズの「山本正之」 が登場して、シリーズを熱唱していた。
     山本作品のCDがあれば聞きたいのだが、ベスト盤類は絶版が多く、amazonで表示はされるが中古でプレミアムな 価格が付いたものばかりだ。5,000円以上のものも多い。買うなら山本氏本人に印税の入るルートで買いたい。
     とすると出来ることは、ネットにupされた曲の再生数を上げて、人気をアピールすることかなと思う。
     各メーカーの復刻を期待している。(っていうか、メーカーが消滅しているか?)
     てなことで、「山本氏のアニメ主題曲じゃないオリジナル」をいくつか拾ってみた。
     アニメに対する愛と「かっこいいってこういうこと」という主張が見えて感動する。
    まずは軽く↓
    【ニコニコ動画】「絶唱!カラオケマンの歌」(ビクターエンタテインメント)
     この曲は「カラオケ」にも入っているらしいので覚えて歌うと盛り上がるよ!

    【ニコニコ動画】「降臨!アニメの大王」(テイチク)
     ↑「アニメが好きだ、大大好きだ!!」と皆さんで唱和!
     1999年7の月に空から「アニメの大王」が降りてくる、というノストラダムスに引っかけた、 本物の燃え上がるアニメが見たいという愛の歌。私は2コーラス目で涙があふれてきました。 何回リピートしても良い。締め切り間際で死にそうなアニメスタジオで流したら生き返る。

    【ニコニコ動画】「アニメがなんだ」(パイオニア)
    [YouTube版]
     ↑当時のアニメ業界に対する告発の歌。タツノコプロとフジテレビのプロデューサー(岡正)との喧嘩別れ についても現場の立場から触れている。業界を叱咤激励する愛の歌。
     こんな過激な歌がCDとして発売されたのは凄い。廃盤になってもいつまでも聴くことのできる時代も素晴らしい。

    【ニコニコ動画】アニメの大王 山本正之 自作自演アルバムをまるごと。これの31:24〜「天才ドロンボーのシラーケッ」は、三人分を一人で歌っていて爆笑。

  • 関連でアニメのオープニングをいくつか見た。
     中身はおもちゃの広告だけれど、「オープニングだけはむちゃくちゃ熱くてカッコイイ」 なんて作品がたくさんあるけれど、今のアメリカ人には書けない「アニメだけの表現」が良いね。 爆発パターンひとつとっても、魂がこもっている。
2009.8.26
  • SONYから新型BDレコーダー発表
     BDZ-EX200/RX100,50,30/RS10の5機種。
     ラインナップ構成ががらりと変わってしまって、従来機(XLTA)との比較がしにくいが、 X…シアター向け高画質高音質→EX200
    L…ホームビデオ作成→RX100
    T…スタンダード→RX50,30/RS10
    A…お出かけ転送→全機種
     ただし、従来Xは「高画質高音質」&「機能は全部入り」というポジションだったが、 新型は「機能は全部入り」というポジションは「全機種が機能は同じ」で、 XのポジションのEX200だけが「高画質回路」の積み増しという方法で来た。
     ただし、追加ハードのために、これだけ10万円も高い27万円…高い(^^;;;;
     我が家で買うとしたら「RX100(1TB/17万円)」か。
     「X90」からの強化ポイントを並べると、
    • 「Wおまかせチャプター」対応
    • 新開発「インテリジェントエンコーダー」を搭載し、フルハイビジョンでの長時間8倍録画も高画質
    • 高画質回路“CREAS(クリアス)”を進化させた“CREAS 2”を搭載し、さらなる高画質再生を追求
    • ハイビジョンで撮った映像を取り込んで、メニュー画面付きのブルーレイディスクを作成
    • 搭載するドライブは全機種でBD-Rの6倍速に対応
    • BDレコーダーとして業界で初めて「スカパー!HD録画」に対応
    • 今後発売予定の携帯電話への、デジタル放送番組の転送に新対応
    • アニメ・スポーツ・映画など電子番組表の番組ジャンル情報に応じてそれぞれの番組に最適な画質設定で録画
    • つややかな黒を演出する「クリアブラック」機能
    • いま話題の番組をレコーダーが分析し、雑誌のように毎日特集する「 x-みどころマガジン」
    • 年間消費電力量を約40%削減
    • 待機時消費電力を約70%削減
     日常の使い勝手で一番大きな変化は「Wおまかせチャプター」
     今まで2番組同時録画の時には、BDに焼く番組は録画1でAVC、見て消しでいいものは「録画2」 を使っていた(すぐに消すから容量が大きくても構わないので)
     しかし、チャプターが無いとCMスキップが面倒で、気軽度が低下。それが解消される。
     8倍録画を使うことはあまり無いと思うが、まああれば便利か。
     LSRモードは機種ごとに6M→5M→4Mと変化してついに最初のLRモードと並んで、 LRが4M→3Mで8倍録画。
     LSRの5Mは「連続ドラマが1クール入る」という意味があったので、残しても良かった ような気がするのだけれど、長時間化しても「画質は低下していない」というのならば、 許せるか?
     最近妻が動画撮影を始めたので「メニュー付きのBDが作れる」というのは、 なんだか良いような気がする。BD-Javaを使っているらしい。
  • 録画モードの使い分け
    DR:地上デジタル放送(HD):約3時間(?)
    BS・110度CSデジタル放送(HD):約2時間10分(映画など)

    XR(AVC 15M) 約3時間10分(長い映画など)
    XSR(AVC 12M) 約4時間(オペラなど)
    SR (AVC 8M) 約6時間5分(三部作映画を一枚にまとめる。アニメ1クール)
    LSR(AVC 6/5/4M) 約12時間14分(ドラマ1クール)
    LR(AVC 4/4/3M) 約17時間22分(SDアニメ2クール)
    ER(AVC 2M) 約24時間25分(?)

     初代の録画モードは、2/4/6/8/12/15とビットレート的に並びが綺麗だったが、LSRの 録画時間は中途半端に感じた。
     だから個人的にはX95の2/4/5/8/12/15が理想。
2009.8.26
  • 『20世紀少年・第一章』鑑賞(日テレ)★☆
  • 『ナルニア国物語・第二章・カスピアン王子の角笛』(WOWOW) ★☆
2009.8.23
  • お台場ガンダム(4回目)
     今週末は同じお台場の「ビッグサイト」で「ガンダムEXPO」が実施されていて、我が家は 1,300円の入場料が面倒だと思ってパスした(毎年そんなに違う無いようなわけではないし…(^^;… もっとも今年は30周年記念企画がいくつもあったそうだ) が、「お台場ガンダム」は明らかに「ビッグサイトから流れてきた」と思しきコスプレイヤーを 含めてこれまでに最大の混雑を呈していた。
     さすがに、コスプレもガンダムの前では「連邦の制服」ばかりで、アムロとセイラさんは多数。 他にマチルダさんとか「第一話のアムロ」や、「ハロ」を抱えたアベック、シャアのコスプレをした テディベアを抱えたおばあさんなど、バラエティ豊富。
     「第一話のアムロ」のコスプレイヤーは顔が声優そっくりだったのが、かなり納得ポイント。
     その人出といったら、とにかく4時頃に現地入りしてから、8時まで、ず〜っと、超満員。
     ちょっと高い場所から見ると、見渡す限り頭、あたま。
     ウゴメク人の立てる土煙で、ガンダムは黄色くかすんでいるし、足元は、ミストと土煙の 反応した泥っぽい表面になっていて、「ウェザリング名人」の手に掛かったガンプラ状態。
     ある意味美味しいテクスチャ。
     さらに今回は「8時以降、全ての照明が消えた街明かりの中に立つガンダム」を撮影しようと 行ったのだけれど、真っ暗になってもなんだか人だかりが絶える事が無くて、8時過ぎに来る人も 大勢居るし、9時近くまでずっとフラッシュを光らす人がいっぱい。
     自分のことを棚にあげてなんだが、わが国のオタク人口は侮れないな…。
  • 今回の狙いは、日没直前の光と、8時以降の真っ暗なガンダムだったのだが、 雲が多くて斜めの光が当たるガンダムは思った雰囲気にならなかった。
     一方、雲がなかなか綺麗で、高空には美しい虹色の「彩雲」が輝いていた。 これを写すのはなかなか難しいのだが、画像処理で「彩雲とガンダムのシルエット」 なんて写真が。
     ガンダムの背中から翼が伸びたような写真も。
     月とガンダム、新幹線(二種)とガンダムも撮れた。
     真夜中のガンダムは、人が多すぎて「他人のフラッシュ」が写りまくり(^^;
     三脚で1秒くらいのシャッターを切ると、確実に3〜4発のフラッシュがピカピカするので、 全ての写真がそれぞれのライティングになって個性的だ。
     驚いたのは空気の汚いこと(^^;
     普通に高速シャッター(1/125秒とか)でフラッシュ撮影すると、至近距離に舞う 土ぼこりが雪のように光って、とんでもないマダラ模様。
     そこで、妻に数メートル先でフラッシュを持って貰って、 「口カウントダウン・シンクロ」で手動発光。すばらしく鮮明(^^)
    (シャッター速度は1秒以上で)
     ハードな一日だったけれど、まあ色々な写真が取れて面白かった。
  • 妻はデジカメの「動画撮影」が気に入って、色々撮っているようだが、  パソコンのHDDがいっぱいになってうろたえていた(^^;
     あっというまに、数ギガバイトのデータが出来てしまうからなぁ。
     パナソニックのデジカメの"AVC Lite"モードを使っているのだけれど、 これをブルーレイ・レコーダに読ませると「XSR」と表示されるので、 だいたい「地デジ」くらいのデーター量があるらしい。
    (25GB/3時間くらい)
     普段TVを見ながらフィギュアスケートなどのカメラワークに文句を付け まくっているだけあって、初めての動画撮影の癖に、 パンやズームのタイミングがやけに巧い。
     ただ、長回しは巧いが、編集点を考えて4,5秒の余裕を持って撮影停止することを 忘れなければ言うこと無しだし、素材としてガンダムが動いているシーン以外の 現場の雰囲気を押さえるようにすれば、作品も作れると思うぞ。
2009.8.21
  • PS3ファームウェアver3.0(9月1日リリース)が、DTCP-IPに対応
     これで、Blu-rayレコーダの中身をネット越しにPS3から見られるようになる。リビングのレコーダの中身を 寝室のTVで見るとかね。素晴らしい。
     ダブル録画しながら、ダブル再生(本体で再生+ネットでもう一つのTVでも再生)もできる。こんなに負荷をかけて 良いのかと思うほど(^^;;
     ちなみに「自作ビデオ(AVC)」をPS3経由で再生すると、スロー再生でも音声が出る。本体より高機能。さすがCell
  • 『オリエント急行殺人事件』(BShi)
     やばい。英語が全然聞き取れない(^^;
     恋愛やアクション映画より全然難しいなぁ…延々しゃべりだし、単語難しいし、多国籍だし…(^^;;
2009.8.20
  • 獣の奏者エリン
     もともと王獣の羽の付き方って飛べそうに無いと思っていたのだが、王獣リランの 初飛行のカットを眺めてやっぱり飛びそうに無い。
     神話上の羽のある獣はたいてい「四足+羽」で、骨格的に地球上の生物の進化の系統から外れているけれど、 この「王獣」は「羽+後肢」で、進化論的に言うならば、「始祖鳥」的で、鳥のクチバシの代わりに 牙が生えているというだけで、地球上に有りうる姿だ。
     現実にはあれほど大きな獣が飛ぶのは、体重と筋力のバランスで困難だとは思うが、 そこは「異世界」のこと、大気にミノフスキー粒子とかトラパーとか混じっているの かも知れないので…。
     とはいえ、羽ばたいて飛ぶのならば、もうちょっと「重心」を考えて欲しかった。
     鳥の体重のほとんどは翼を動かす為の胸の筋肉あたりに集まっていて、 比べると、王獣は下半身が重たすぎでバランスが取れていない。
     普通に考えて飛んでいるときの重心は羽の付け根にあり、地上に立っているときの重心は 足の上にある。(でなければひっくり返る)
     でも、アニメの王獣は「ライオンや狼」の前脚を羽に置き換えたプロポーションに近いので、 重心は前後の足の間にある。
     ワシが肉を食べるところを思い浮かべると、足(後肢)で獲物を押さえて口ばしで引き裂く のだけれど、王獣は「ライオン」のプロポーションなので前足を使いたくなるが、無い。
     要するに「首が短い」というのが、不自然さの全てなんじゃないか。
     立ち姿で口ばしが全身どこにでも届く首の長さがあるのが普通の鳥だし、そうすれば自然と 羽の付け根の位置も下がって重心と一致するだろう。
     ちなみに、「猛禽類」の餌のとり方は基本「足の爪で掴む」
     「ライオン」だと噛み付いて前脚で押さえ込む。
     「王獣」は、どちらの戦法も使えないのが困ったことだ。前脚は無いし、 後ろ足には獲物を掴むほどの指が無い。
     今後の「戦闘シーン」をどう描くか注目だ。まあイメージ映像で済ますという 恐れも有るけどね。
  • 「安いのはキャベツとナス」だとさ
     先日の台風以来なんだか野菜が高騰しているというニュースが出ていた。それまで 葉モノ野菜はまずまずで、涼しい時期が適しているレタスなんか一年で一番安かったのに、 台風の後は全然モノが無くて出てきたと思ったら倍近い値段。
     最近サンドイッチが主食だったので大打撃(^^;
     というわけで、この時期例年より安いのが「キャベツとナス」なんだとか。
     キャベツもナスも好きな食材なので結構なことだが、私の料理は「そのとき安売りの食材で作る」 という主義なのだが、この二つばっかり安くてもなかなか困るものがある(笑)
     以前、ダイエット食として毎日キャベツを食べてみたことはあるが、あまりオススメ できない。たしかに痩せるけど(^^;
  • ということで、第一弾として「ナスとキャベツの塩もみ」を作ってみた。そのまんまな レシピだけれど、ごま油のかおりを付けたりすると良い。シソとかミョウガを使うと なお良し。
     第二段は、「ナスとキャベツの炒め物、豚肉入り」
     ホイコーローのナス入りバージョンだな。
     後は「ナスの豚挽き肉はさみ揚げ」の付け合せにキャベツの千切り(とか?)
     揚げ物を作れば付け合せにキャベツは何でもありだけれど。
     「ロールキャベツの具にナスを混ぜる」というのは、トロミが付いて良いかも。 でも、煮込み系の料理は来月以降って気もするねぇ…。
  • 鶏肉チャーハン(チキンライス?)を作った
     レタスを買うと外側の硬い葉っぱの食べ方としてチャーハン(火を通す)を作ることにしている。
     最近「素材ごとの最適加熱」に凝っているので、
    1.鶏肉を色が変わるくらいに炒めていったん皿にとっておく
    2.しっかり火を通す材料を炒める(だいたい火が通ったらご飯も入れる)
    3.最後にさっと火を通すもの(レタス)を入れ、とっておいた鶏肉を戻す
    「3ステップ加熱」で調理。
    歯ごたえの残ったレタスとふわっとした鶏肉がなかなか!
     「3ステップ加熱」は火を通しすぎると硬くなる素材を使った炒め物料理には何でも使える。
     まあにんにくの香りを出すとか、もっと手順の増えることもあるけれど、たいていの素材は、 火の通りやすさで三段階くらいに分類すれば上手くいくんじゃないかな。それに、 湯通し・油通しより簡便でしょ。
     「ナスとキャベツの炒め物、豚肉入り」も、 1.豚肉、2.ナスとキャベツの硬いところ、3.キャベツの葉の薄いところ、の三段階加熱。
     「エビやイカなどの魚介類」も火を通しすぎると硬くなるので、同じ考えが使える。
     つまり、下ごしらえの段階で、
    1.火加減の難しい素材(肉・魚介など)
    2.しっかり火を通すもの
    3.歯ごたえを残すもの、なまで行けるくらいのもの
     に分けてボウルにとっておけば良い。
  • ナスは油通しすると格段に旨いんだけれど、面倒だから。
     っていうのが今回の主旨。スポンジ状になっているせいか、普通に炒めると案外火が 通りにくくて同時に炒めると他の素材がガビガビになるよねぇ。
2009.8.19
  • 「新型PlayStation3」来ました
     9/3発売で2万9980円(税込)(…従来より定価で1万円安)
     体積・厚さ・重さ・消費電力ともに約3分の2。
     HDDは120GB
    ちなみに、他のゲーム機は
    PSP = \19,800
    Wii = \24,999
    XBox360エリート=\39,800 (廉価版は\19,800)
    今の勢力図は
    Wii:PS3:XBox = 8 : 3 : 1
     Wiiの売れ行きは、08年末から急激に伸び率が低下している(約800万台)。景気の不透明感もあるだろうし、 そろそろ行き渡った感があるのかもしれない。
     PS3は現在までほぼコンスタントに売れていて約300万台。
     今回の小型化・低価格化、でWiiが待っていてくれれば比較的短期間にその差は2:1を割るかもしれない。
     Wiiが売れているとは言っても、多くは単なるWiiスポーツ/フィットのユーザーだから、 「ゲーム人口」という視点からなら差はもっと少なくなるだろう。
    [参考]
  • とはいっても、私はただの「トロステ」ユーザーだけれどね。

  • 厚労相、新型インフル「流行本格化」 対策実践呼びかけ
     名古屋市の80代女性が新型インフルエンザで亡くなり、国内の死者は3人となった。
     先週の推計で6万人なんだから、今週はもう10万は越えたのか?
     季節性インフルエンザの流行(一医療機関当たり1人以上の患者が来るのが目安)は例年11月頃からなので、 8月にスタートしてしまうのは、いかにも早い。さすが新型。
  • インフルエンザ流行レベルマップ ←これは季節性と新型と区別しない地図
    今シーズンの動き を見ると、まだまだ季節性の最盛期のレベルには程遠いけれど、例年、流行の開始から二ヶ月もすると 身近に風邪ひきが多いな〜と感じるレベルになっている。
     今回は新型なので、これよりずっと早いペースで蔓延するということになるのか。
     北米の致死率は0.5%だというので、1万人に50人。100万人がり患したら5,000人てこと?多いな…
     ちなみに、北米の死者は約500人だそうだ。

2009.8.18
  • 新型インフルエンザの国内死亡者・二例目発生
    新型インフル、1週間で6万人感染 感染研、国内推計[日経]
     日曜に一例目が出て、間をおかずに二例目。両方とも風邪の症状が出たときに 簡易検査をして陰性。死後に再検査をして新型インフルエンザと判定された。
     米国の調査ではこの「簡易検査」の「見逃し率」は最大6割を超えるとされていて、 今回の症例を見てもその有効性には非常に疑問があるのは間違いない。
     ついに「死亡例」が出たわけだが、国立感染症センターのWebの、 日別感染者数動向グラフは7/23の更新(累計約5,000人)を最後に止まっている。
     理由は厚生省が患者の集計方法を変えたため、日別グラフが作れなくなったから。
     最後の1,2週間では急激に患者数が増加している様子が見て取れるのだが、 目に見えて危険が加速しているタイミングで、患者数の発表を取りやめた 厚生労働省の意図は、どうみても「事実の隠蔽」にしか見えない。
  • それにしても、統計の発表中止からわずか三週間で複数の死亡患者が出るとは、 驚きだ。患者はもともと他の病気で入院していた人たちで、不特定多数の接触は 少ないと思われるので、なおさら「感染の広がり」は深刻だと思われる。
     少なくとも「ワクチン」が用意できるまでは、感染の広がりを抑える努力を 最大限にとらなければならないはずだが、厚生労働省のやっていることは、 「インフルエンザの風評被害」で経済指標が停滞することを嫌って、 隠ぺい工作をやっているようにしか見えない。
  • つまりそれは「選挙前に与党のマイナス要素を押さえ込みたい」という 政府の要望が感染症対策に影響しているのではないかと思われても 仕方が無いのではないか。
     確かに、5月あたりの国民の反応は過剰だったと思うが、TVでニュースが 流れなくなってもウィルスが居なくなったわけではない。リスクは当時の何十倍にもなり、 なお指数関数的に増加している。
     感染者数が急激に増えている、という事実が毎日きちんと報道されれば、 観光地の収入が減少するとか、多少の経済的影響はあるだろう。しかし、せめて 子供と老人に対するワクチンの用意が整うまでは情報公開と、感染の封じ込めを行う義務が 政府には有ると思うのだがどうだろう?
2009.8.17
  • 「お台場ガンダム」三回目
     今回は真昼のボディーに輝く太陽光が十字にハレーションをおこしている。
     というカットを撮影しに行った。天気は水蒸気の多い日本っぽい晴れ。
     こうも水蒸気が多いとPLフィルターの効きが悪いが、ガンダムのボディーの 色は濃厚な感じになってそれなりに使える。太陽光の反射も驚くほど消える。
     もっとも今回はその「反射光」がテーマなので、十字フィルターを使用。 コントラストは落ちるけれど、ガンダムの胸元やふくらはぎetc.に反射する 光がキラリと十字にクロスしてなかなか派手で良い。
     もっとも、ガンダムのボディーは「ふくらはぎ」以外はほとんどが平面で構成されているので、 反射光が見える範囲はとても狭い。ガンダムの周囲を渦巻状に何周もして、 少しでも光る場所を見つけたら、輝き最大量の場所を探して微調整、という動作の繰り返し。
     特定のパーツが光って見える場所は半径30〜50cmしかなくて、2,3分もたつと太陽の動きにつれて 見える位置もずれていく。事前に太陽の動きと反射光が移動する様子をイメージトレーニングして 行ったのが役に立った。
     残すは「照明が消えた街の暗闇に立つガンダム」のみ。
     前回そんなシチュエーションでたまたま撮った「後姿」がなかなか良かったので、 正面も押さえておきたいのだ。
  • それにしても、前回は足元の「ぬかるみ」が気になったが、今回は乾ききっていて、 風が吹くともわもわと「土煙」があがって、写真もくすんで写るほど。打ち水が欲しかった。
     ついでに日差しがきつくて、普段インドアな私は帰宅してから腕がヒリヒリして痛かった。 長袖を着ていたのに、紫外線は防ぎきれないらしい。
2009.8.16
  • 妻のお父さんの77歳の誕生会
     千葉の和食の店で食事会。一族15人が集まって賑やかいこと。
     甥の話題はゲームやアニメなのだが、ネタが新しすぎてついて行くのに苦労する(^^;;
     義妹のダンナさんとはガンダムの話題で合いそうなのだが。 ということで、「お台場で撮った写真を今度持って来ます」みたいな流れ。
  • 夕方、いい天気。う〜ん、ガンダムの写真を撮りに行きたい(笑)
     ヨドバシ・カメラの「液晶写真たて」のコーナーをのぞいたら、 半分以上でガンダムの写真を表示していたのは笑った。
2009.8.15
  • 今年は自宅で冷やし中華を一度。
     自宅で作るのは、沢山の具を用意するのが案外面倒なものだが、たまには 「おやっ」と思うような変わった具を用いてもいいな。
     ということで雑誌を眺めていると「冷やし排骨坦々麺」とか。
     キュウリと鶏肉を沢山盛った「棒棒涼面」
     トマトたっぷり(&アスパラ)でまるでイタリアンな変り種。
  • アニメ『バスカッシュ!』における監督交代劇の結果について
     そろそろ監督交代の効果が現れる時期なのではないかと思われるので、 一度は惰性で録画してCMカットだけしてほとんど見ないでダビングという 状態だったけれど、ここ数週は見ている。
     いったん「見ないでダビング」モードまで落ちてしまうとストーリーについていくのはきつい。
     ロボットとアイドルと巨人が揃って、「あぁ、マクロスと同じ舞台装置が…」 と思ったら、なんだか納得では有るのだが。しかも「+妹」まで出てくるというのに…(笑)
     要するにミサイルの代わりにバスケットボールが飛んでいること以外は ほとんどマクロスなんだけれど、なにが足りないのだろうね…。
     監督を換えた効果は感じるけれど、それでもまだ何か足りない。 「ストリートバスケ」自体に興味が無いから仕方ないのかもしれないけれど。
     しかし、第20話「フィットイン・ブレーク」は良かった。
     多数のストーリーラインが交錯しているのだが、メインは「主役メカの性能が主人公の成長に ついて来れなくなって、開発者の娘の技術者が一人で難問解決に挑む」という、 ガンダムのマグネットコーティングだか、紅の豚の壊れた機体の再開発だか、という この業界では王道の技術根性物語。
     登場人物の全員が、この数回で異常なまでの「シフトアップ」感を発している。
     最初からこのペースで走っていれば、マクロスくらい楽しかったんだろうなぁ。 だとするとやっぱり、Pには「問題点が見えていた」ということか。さすがだな。
2009.8.14
  • 「獣の奏者I,II」文庫化&「III,IV」単行本発売
     I,II巻は子供向けの「青い鳥文庫」で発売されていて、ほんの三ヶ月ほど前に 完結したのに、突然の文庫化とは、新潮社(これは「守り人シリーズ」)に対する ライバル心を発揮してきたのかと見える。どちらもNHKでアニメ化しているしね。
     すでに講談社「青い鳥文庫」で読んだので、文庫の「あとがき」だけ立ち読みしたら、 アニメ化について書いてあった。
     「獣の奏者」を一年間の子供向けアニメにする過程で「アルプスの少女ハイジ」 みたいな「シンプルな少女の成長物語」にすることは出来ない、ということと、 裏に流れる国家の陰謀や、結構残酷な生き死にの物語をどう扱うのか、 ということで悩んだことも書いてあって、なるほどと思った。
     まあ、画面からそれらに対する工夫を感じることは出来るのだが、やっぱり 「親子で楽しむ」という前提なんか外して、ファンタジーの背後には 暗い現実や残酷な物語があるものだということから、逃げずに単刀直入に 踏み込んでアニメ化したほうが良かったと思う人は多いんじゃないかと思う。
     海外のファンタジー映画だって、楽しい学園生活の背後に長い年月を超えた 巨大な陰謀と犠牲が横たわっている話が大ヒット作になっているわけで、 いまさら「子供向け」のアレンジを考える必然性が無い、というか古臭い 思考だ。
     NHKアニメは質の高いものも多いのだけれど、「局ディレクター」なんかが 口を出すほど詰まらなくなる傾向にあって、予算だけ確保して若いクリエイターに お任せで伸び伸び作らせる作品こそ、良いものが多いと思う。

     とはいえ、アニメ化作業で物語を深く考え直したことが、作者が続編を作る きっかけになったというから、我々はそのことは喜んでいいと思うのだ。
     後は、III,IVの厚くて高価な単行本を買うか、文庫化まで待つのか、 そこが問題なのだが…(^^;;
  • 白猫・黒猫の性格分化についての考察
     朝、視界の遥か先を「白猫」が横切っていくのが見えた。
     白猫は黒猫より目立つ。
     夜行性で生態系のわりと頂点近くに居る猫にとっては、自然の状態では 「黒」い方が餌をとりやすいのではないかと思うが、たとえ野良でもほぼ人間に 飼われてしまっている時点で、 白でも黒でも、顔が良い方がいい暮らしが出来る…という状態だろう。
     …と考えると半野良の彼らの生死を左右するパラメータは「交通事故の遭遇率」 が大きいような気がする。
     「夜でも目立つ白猫」は事故に遭いにくくなるだろう。 野生の状態で餌が捕りやすい黒猫とは正反対の条件だ。
     つまり、「白猫」はのんびり迂闊に暮らしていても事故に遭いにくく、 元々忍び歩いて生きた獲物を狩るには向かないので、人に擦り寄っていくのが 上手になり、一方「黒猫」は、事故に遭わないように用心深く 行動するものが生き残り、その俊敏さは餌を得るときにも有効なので、 人と関わる必要なく生きていける。
     という具合に住宅街の中で世代を重ねていくごとに、白猫と黒猫の 性格やライフスタイルは分化して行くのではないだろうか?
  • もっとも、先週「住吉」であった「白と薄茶の猫」は、片目がつぶれ、 耳はギザギザで百戦錬磨というか、とんでもなく荒んだ迫力を発散して カメラを睨んで威嚇してくれたけれど…(^^;
2009.8.13
  • 『オール・ザット・ジャズ』鑑賞(WOWOW) ★☆
    『シカゴ』の生みの親であるボブ・フォッシーが監督した自伝的作品。
     ハイビジョンでじっくり見るのは初めて。まだBlu-rayでは出ていないようだ。
     この映画の名前しか知らなかった頃は「ジャズの映画かな?」と思っていたのだが、音楽のジャズとは 全然関係なくて、その語源のほうの意味にちかい使われ方。
     主人公はミュージカル・プロデューサーや映画監督をやっている。
     ストーリーは映画『コーラス・ライン』みたいなオーディションシーンと、新作映画の 編集と忙しく働く主人公の様子を追っていく。シーンの切れ目ごとに、目薬と興奮剤で 気合を入れて無理している光景が挟まれ、別れた妻との(心の中での)対話や、 (心の中での)母との昔話、酒場の楽屋で育った子供時代や、ダンサーとしての修行時代 の思い出が様々に交錯する。
     映画もミュージカルの演出も難航して、スポンサーとは喧嘩の日々。
     妻に引き取られた娘との交流がわずかな慰めの時間。
     やがて、ミュージカルの方は確かな手ごたえを掴み始めるが、体の負担に 限界が来て入院。舞台は4ヵ月後に延期になり、出演者に対する補償問題など、 スポンサー周りは大変な騒ぎになる。
     全然自分をいたわるということをしない主人公は、病院の中で仕事の焦りをごまかすかのように 奔放に振舞い、以外に元気とも見えたが、公開された映画をTVの評論化が滅茶苦茶に こき下ろすのを見て心臓に来る。
     緊急に手術をして、一時は回復するが、ついには帰らぬ人となる。

     しかし、周りの人々の様子を良く見ると、「友人」を名乗る別のプロデューサーは、 彼の台本に対する大幅な手直し案をスポンサーに持ち込んで後釜に座りつつあるし、 4ヶ月伸ばしといわれた公演は、2ヶ月で演出家が死んだ為に、ひょっとすると もっと早く公演開始できるかもしれないし、追悼公演になれば話題性も抜群で、 ひょっとしたら短期的には得した人は大勢居るのではないか…、と思わせる。
     最後は深読みなのかも知れないけれど、そんな話。
     結末を知らなくても、冒頭から繰り返し大写しになる「クスリ」のシーンと、 咳き込んだり、吐いたりのシーンの連続、やたらと多い回想シーンのため、 嫌でも「死の香り」が濃密な作品で、華やかなショービジネスの裏側の 暗いところをみっちり描いている。
     なるほど「カンヌ好み」なのかな、と思うが。おなじ舞台裏ものの 『コーラス・ライン』と比較しても暗さが先行しすぎて「ミュージカル好き」 の心情とはちょっと相容れないものがあるような気がする。したがって、 力作であることは認めるけれど、何度も見たくなる作品ではない。
     そんな中で、ダンスを習い始めた一人娘が明るく、理解があって、 離婚にもパパの最近の恋人とも友達付き合いできて、100%彼の味方で あるのが救われる。これは脚本のバランス感覚の妙だ。
  • コレクター系オタクと地震災害
     先日の東海地方の地震で唯一の死亡者が認定されたが、それは 「天井まで積み上げた数千冊の書籍類が倒壊して圧死」 という、コレクター系オタクの誰もが懸念する死に方であった。
     この人のように「衣装ケースに本を収納して積む」というのは、 コミケ系のマニアには標準的な収納法だと思うが、 確かに「屋根瓦」が落ちるような地震にあったら、一瞬で崩壊するだろう。
     東海地方では「家具の固定」が全国一番進んでいるらしいが、この事故の衣装ケースも、 せめてボルトで上下左右のケースを結合するような対策が取られていたら、死亡事故に までは至らなかったのではないだろうか。
     我が家でも、映画グッズなどを衣装ケースに入れて積み上げているけれど、 一応「寝室には背の高いものを置かない」という原則で専用ルームにまとめているので、 何があっても人的被害は無いはずだが、それにしても、荷物部屋の整理は必要だと漠然と 思うのであった。
       考えてみれば、高々20枚パックのBlu-rayディスクだって、天井から降ってきたら 気絶するほど痛そうだ。
2009.8.12
  • お台場ガンダム写真の編集
     300枚以上有った中から、ピンボケ・ブレ写真などを落として色調整etc.
     さすがに夜景でシャッタースピードが1/2秒以下だったりするので、手ブレ補正 が働いていても当倍でチェックすると厳しいカットが多いし、AFもきつい。
    (広角側なら1/4秒くらいまでは手ブレ補正範囲内では無いかと思われる)
     途中からISO感度を400→800→1600と上げて対処しているが、照明の当たり具合も 演出で大きく変わるので、細かく対応しなければならない。
     ISO=1600だとノイズが目立ってくるけれど、これは絵柄によっては「リアリズム」 の演出に見えなくも無い。
     色合いは高感度になるとノイズに埋もれて薄くなっていくけれど、何しろモノが 「白・赤・青・黄色」の原色なので、現像処理で思い切り彩度を上げても不自然じゃない。
     「色温度」も、基準の白があるので、水銀灯・フラッシュ・電球色と様々な照明が 組み合わされてめちゃくちゃな状態だが、ガンダム本体のどこかをニュートラルグレーに すればいいから調整しやすい。
     あえて水銀灯の緑を強調したり、逆に背景の自然光の夕空が補色のピンクになるのも良い。
2009.8.11
  • お台場ガンダム・夜景編
     台風&地震一過ということで、「お台場ガンダム」の夜景を撮影に行った。
     今回は仕事帰りなので装備は軽く、「EF17-85mm」レンズと「スノークロス・フィルター」のみで。
     7月の平日昼に行ったときと比べて格段に人が多かったけれど、ガンダムは大きくて見えない ということはないし、足元の人は暗がりで見えにくいので撮影の観点からは問題なし。
     18:30の「ちょっと首が回るタイム」頃に会場入り。
     このくらいの時間だと背景に薄明かりがあって、旨くすれば「夕焼け雲」が美しいし、 ガンダムのコントラストも程よい。この日は、全天が薄曇だったけれど、ライトアップの 水銀灯の補色でAWBをとった結果、曇り空が「ほんのり赤紫」になって擬似夕焼け。 夕焼け雲で背景に奥行きが出て、なかなか悪くない。
     さっそく「ガンダム潜り」に行列
     人出が多い割には、この行列は意外に短くて15分ほどでOK。
     まだまだほんのり明かりが残っている時間だが、ここで写真を取るならば、やはり夕方がいい。 ライトアップの照明はあるものの、真っ暗になってしまうと、写真的には難しい。 人物を入れるならなおさら。
     19:00の「ミスト噴射タイム」になると、ほとんど暗くなった。写真に撮ると空は濃紺。
     音楽とともにライトアップが落ちて真っ暗になり、胸部のルーバーの奥や、ボディーの 各所に仕込まれたフラッシュが明滅する。
     ピカピカされても、これは一瞬でなかなか写真に写らない。花火の撮影みたいに、 三脚&長時間露光が必要だ。時々数秒間付きっぱなしになるタイミングもあるので、 手持ちでもそれなりの写真は撮れるけれど。
     今回は「透過光っぽく撮る」ために「スノークロス・フィルター」を使ったのだけれど、 肩や膝にある赤・白・緑の「航行灯」らしきものは、思ったより明るさが無くて、 照明が全部落ちている時間帯にしか目立たない。これを「ピカッ」とカッコ良く撮るには、 ミストが始まった直後の長時間露出が必要だ。
     一方通常のライトアップの光源は、巨大な水銀灯「4灯×4セット」なので、 ほとんどどの角度から撮影しても、足元にピカピカ輝いている。
     クロス・フィルターを使って、この照明を直接入れてもいいし、 ふくらはぎに反射した感じの撮影も良い。
     どうやら正面より背後に出るミストが多い為、正面から撮影すると、足元のモウモウとした感じは なかなか良かった。
     20:00の最終回の「ミスト噴射タイム」は、背面から撮影してみた。
     バックパックのロケットエンジン部分に、ミスト噴射口と青色の照明が仕込まれているので、 「ロケット噴射」のように見えるかなぁ?と期待したのだが、このミストはただ 「ほわん」と漂っているだけで、ロケットっぽい絵は撮れなかった(^^;;
     空気を送って「噴射煙」っぽくすれば、数段カッコいいのにな。
     最終回のミストが終わると、会場の照明も落ちて、基本真っ暗になるが、 この暗がりの中のガンダムを長時間露出で撮影するのが中々良い。
     お台場は照明を消しても、周辺のビルの明かりや、貨物ターミナルのナトリウム灯のせいで 相当に明かりが残っていて、そらの雲もほんのりオレンジ色の照り返しがある。
     ガンダムは基本「白」なので、そんな明かりの中で結構目立つ。
     これも次回がっちり三脚をつかって撮り直したいところ。
     ともあれ、今回使った「クロスフィルター」は良い。
     強烈な投光器は、普通に考えれば写真的に邪魔者なのだが、フィルターを使うと 強烈に派手な装飾になる。ガンダム本体の電飾も白色LEDの直接光があちこちに 埋め込まれていて、海岸沿いのナトリウム灯もピカピカだし、予定以上に 「透過光」しまくりで、なんだか楽しくなってしまった(^^)

  • 銘酒居酒屋「さんの蕗」 (新橋4-19 地下1F)
     新橋の居酒屋は多すぎて逆にどこに行ったらいいのか判らない。と謂いながら 今回は某「新書の居酒屋本」と「下町散歩地図」に載っていた店に行ってみる。
     酒はまずまず人気の銘柄があるが「最新の注目株」というよりは、ちょっと 人気の定着した蔵をセレクトという感じだ。
     ツマミはイチイチ手間をかけて丁寧にやっている、とも言えようが、 なんとなく「のんびりしている」とも言える。8人くらいの団体さんが 入ってきたときには、カウンターの中のマスターも酒を注ぎに出て いたけれど、ほとんど厨房の1名とお運びさんが細々やっている感じで、 上品な大人の店とは言えるが、勢いを感じない。周囲には酔っ払いで 賑やかな店ならたくさん有るので、狙って「しずしず」とやっているのかもしれないけれど。
     値段はやや高めで、まあ「この値段なら、この品質は当たり前」という感じ。
     だから「いい店だけど、何かの用事で新橋に来たついでに入る店で、 飲むために電車に乗って移動してまでは行かない」のレベルかな。
     最近はやっぱり「CP重視」って感じですよね。
2009.8.10
  • 「第六大陸」(小川一水/ハヤカワ文庫)
     唯一の「月面土木SF」
     総合レジャー企業(ディズニーランド的な)ELEが、あらゆる特殊な建築を手がける 建築屋と民間宇宙産業屋と組んで「月にリゾート建設」する話。
     予算は1500億円。
     現実の宇宙開発ではとにかく「宇宙に持って上がれる重量が小さい」ことが最大のネックになって、 「国際宇宙ステーション」にしても、宇宙空間と呼ぶことの出来るスレスレの低軌道に 基地を作るのにチマチマチマチマと何年もかけている。
     「月に行く」となると、一層燃料が必要なわけで、アポロ以来人類が月に行っていないのは、 コストに見合う見返りを得られないことに尽きる。
     この小説は、月にリゾート建設をするのに、最初から「予算」が決められているのが 世界初なんじゃないか。今まで幾多のSFが宇宙開発を描いてきたが、ここまで真剣に 効率アップと予算削減に取り組んだSFは無い。
     とはいえ、現実のこの不況社会と違ってケチな効率化なんかで予算を削るのではなく、 SF的な「技術革新」で予算の壁をブレイクスルーするのが爽快なところ。
     最初の決定打は、ロケットの「比推力」改善。
     現在の最高のエンジンは、スペースシャトルでも使用している「液体酸素×液体水素」の エンジンだが、これでも一回あたり25tを低軌道に上げるのが精一杯。月に荷物を運ぶなんて 全然無理なのだが、ジェットエンジンと比較したときに、ロケットの効率が悪いのは 「酸素を自分で運んでいる」ことが大きなネックだ。
     もちろん「真空の宇宙」では、自前で酸化剤を持っていなければならないが、 大気圏内ならば空気を使えばいいのではないか。これが答えだ。
     もっとも、アイディア自体は「ラムジェット・エンジン」と言って、 幼少の私が40年近く前に読んだ百科事典の 「ジェットエンジンの形式一覧」にも載っていたほど昔からあるもので、 SF的には高温高圧に耐える特殊な素材の開発で実用化されることになる。
     通常のロケットは、空気のあるところはほとんど垂直に上って、十分に空気抵抗が 小さくなってから地球を回る方向に加速するのだが、このエンジンは、 補助ロケットで超音速に加速した後は、「ラムジェット」の吸気口から流入する衝撃で圧縮された 空気に燃料を噴射して燃焼させるから、大気圏の上の限界辺りを斜めに登っていくことになる。
     その姿を想像しただけで、SF的に美しい光景だ。
     こうして打ち上げコストをクリアした先には、全自動のロボット建築機械を開発、 月面での「水」採取や、月の砂からコンクリートを焼成してブロックを作ったり、 建築イベントの目白押しで、さらに一人一億円の費用を払って「月リゾート」に 行こうと言うお客さんを獲得して採算を合わせていこうというまじめな話まである。
     こんなバリバリに硬い建築と経済のお話に、うまく、親子や男女の愛や友情物語を からめて、最後には結構ジンとくる話に仕上がっている。ベタベタ甘いストーリーばかりが ベストセラーになる今時の読書界の中で、これは大人が読める夢のある一冊だ。
2009.8.9
  • バッハのモテット、全曲演奏会(ティアラこうとう(江東公会堂))
     5つの合唱団が1〜5番を一つずつ、最後に200人以上の合同演奏で6番を歌おう、という企画で、 一曲ごとに主催者先生の解説トークと、合間に全指揮者の座談会。という演奏会。
     なかなか面白かったが、妻が参加している2つの合唱団の演奏した2,3番が一番良かったのはヒイキ?(笑)
     指揮者の座談会を聞くと、一曲目は「過去最高に速いテンポ」の演奏で、歌い手にとっては 細かなメリスマがそうとうにきつかったとか。なんだか全体的に響きの透明感がないと感じたのは、 そんな理由で「動揺」していたのかも。もっとも、それも後半になるとかなりまとまってきたと感じたけれど。
     2番はこの企画の主催者の合唱団によるもので、さすがに綺麗にまとまっていて、一曲めで感じた もやもやっとしたところを払拭してくれた。人数が多くて迫力もあったし。
     三曲目は私が好きな美しいコラールが入っている。特にソプラノの声がまとまっていて、 よく響いていた。アルトは少しメンバーの補充が必要なんじゃないかという感じがしたけれど。
     ここの指揮をした「桜屋敷」さんは、すっきりと無駄の無い綺麗な指揮をする人だ。 あと10年もしてカリスマ性を増してきたら人気指揮者になりそうだ。

  • 江東区の「親水公園」を歩く

    大きな地図で見る
     演奏会の後「住吉」から「南砂町」まで親水公園づたいに散歩。
     そのまま「東京電力・江東変電所」まで行ってみたかったけれど、日没ゲームオーバー。
     先日「酒場放浪記」で見た居酒屋の前を通ったりした。
     途中の公園で「小虫を咥えたスズメが、羽化したてで羽を乾かしているセミを見つけて、 そばの枝に止まり何か考え込む」のに出会った。
     まだ羽の伸びきっていないセミは柔らかそうだが、スズメの餌としては大物過ぎる… と本人も結論を出したのか、ほどなく飛び去って行ったけれど。

  • 「東京電力・江東変電所」に引き込まれる送電線の真下の土地は、 細長い公園になっている、東京都内は。
     地図を見ていて気がついたのだが、これが浦安になると、主に「駐車場」として使用されている。 そして行徳の「野鳥観察公園」の上空を通過して、 ここまでは人の生活と交差しないように配慮しているのに、市川、船橋に入ると思い切り 「普通の市街地」の上空を通っている。
     流れている電気は変わらないのに、離れるに従ってなんだか扱いが粗略になっていくのは、何でだろう…。

     もっとも、電線の下が公園になっているのは「気持ちの問題」とか「電線が切れた場合の作業性」 とか、そんなものが理由なのだろう。電界の強度を問題にするのであれば、あんな真下の狭い 空き地を確保するより、少しでも鉄塔を高くするほうが格段に効果がある。
     そのあたりは、周囲の宅地のほうが後から出来たので電線の下は宅地として 売れなかったのだろう。という見解もある。

2009.8.8
  • バロックダンス講習会&バッハ入門講座(江東区文化センター)
     ルイ14世の時代にダンスの基礎が固まって、ステップを書き残す方法も作られ、 解読された。ということで、何年か前からバロックダンスというものを再現する人たちが 増えてきているわけだが、初めて講習会を聴講した。
     今回は2時間でその背景の解説と、6拍子(3+3)と2拍子のステップをマスターするという企画。
     ルイ14世の時代に成立しただけあって、ステップは現代のクラシックバレエの 祖先という感じはあった。実際に踊るのは難しいけれど面白かった。
     踊りを見たことは何度かあるけれど、やっぱり解説があるのは良い。

     バッハ入門講座は、ぜんぜん「入門」ではなく、「"バッハ・ヲタク"入門講座」 という感じだった。
     いきなり「フーガの技法が技術的に如何に無駄なく美しいか」…な話だもの(笑)
     面白いけれど初心者が聞いたら拒絶反応を示しそうな内容だったが、質疑応答コーナーで 手を上げた人たちはほとんどが、先生よりさらに年寄りで「この道40年」とか、 「物心付いたときからバッハオタク」みたいな人ばっかりだったのだな、これが(笑)
     まあしかし、1970年代までは、一般の音楽ファンにとってはバッハより向こうには 音楽史の壁がそびえていて、その向こうにはただ「ビバルディの四季」と「グレゴリオ聖歌」 ぐらいしか無かったはず。
     80年代、CDの普及とともに古楽ブームが来て、「ピリオド楽器演奏」なんてものも 一般化していくのであって、「40年バッハオタクです」というような人は、 結構な変わり者なのは間違いない。
     今の「古楽オタク」は、バッハなんか全然新しい音楽だ…ってくらい時代をさかのぼっているので、 「古いバッハオタク」は、たぶんその取っ掛かりであったはずの「古いものほど価値がある」 的価値観競争からは弾き出されている。
     先生は 「バッハはそれまでの音楽がバッハに流れ込み、 それ以後の音楽はバッハから流れ出ているのだ」 というようなことを言っていたけれど、「それ故バッハは音楽の父である」 という考え方は確かに70年代的である。
     まあ、50〜60年代は「現代音楽」が(聴衆不在のままに)物凄く勢いの有った時代で、 「音楽は何処に行ってしまうのだろう」という西洋音楽史の流れの行く末に対する 不信感とか、ポピュラー音楽に対するクラシック音楽のライバル感 などというものが「音楽の父」を必要としたのかな、という気もする。
     「バッハの音楽は私たちが何をしても壊れない」という信頼感も、その世代に共通の信仰 で有るように思う。講座ではパソコンによるシンセサイザーの多重録音で、先生が ジャズ風にメロディーを演奏したものを披露していたけれど、同じ合唱曲を200人で歌うのと 逆に各パート一名で歌うのがどちらも成立するのも、「バッハの音楽に対する信頼感」 というよりは、何をしても壊れない構造が存在するという信仰あればこそだし、 シンセサイザーが発明されればまっさきに素材にされるし、古楽器が復興されれば こぞってこれを取り上げる。どちらも根っこは同じと見る。
     いろいろな見方はあるけれど、今の時代から振り返ってみると、やっぱり 「音楽の父」というポジションで讃えるよりも、マニアックな個性の輝く一作曲家 として偉大な、という感じがする。ただし、とてつもなく偉大な。

  • 「発掘されたバッハ」のこと
     講演会の「質疑応答」でこういう質問があった
    「クラシックの歴史の中で、バッハは忘れられた存在だったがメンデルスゾーンによって再発見された」 と言われているけれど世界的に本当にそうなんでしょうか?

     回答はまずまず普通に定説のものだったけれど、けっこうゴリゴリのマニアに見える質問者から 「いまさら」こういう質問が出ることが面白い。恐らくこの質問をした人は、 「晩年のバッハは同時代の音楽界からは「なんだか難しい音楽を書く老人」として、 ほとんど忘れられた存在になっていた」という話が納得いかないのだろう。
     だから、例えば「アメリカ大陸発見、と西洋人が言う前からアメリカはあったんだ」 というのと同じように「メンデルスゾーンの再発見と無関係に、偉大なバッハは 途切れることなく愛好されていたはずだ」という説が聞きたいのではないだろうか。
     しかし、バッハの時代にはまだまだ音楽は「作家性を重視する芸術」というよりも 「イベントのためにオーダーメイドされる商品」だったわけだし、どうやら 曲が難しすぎて、小さな地方都市の教会の限られた財政の中で編成される演奏家の 手には技術的に余るものがあって、思うような演奏が出来なかったこともあるらしい から、現代のようには「バッハの音楽はいいな〜」という音楽愛好家が居なかったのは 全然不思議でもない。
     まあ、貴族でも信者でもない日本人がバッハの音楽を聞いて感動している こんな時代が、逆に凄いことなんだと思うのが妥当なことなんじゃないかな。
     もう一つ重要なのは、バッハ以外にも素晴らしい音楽はたくさんあるけれど、 こんなにバッハが祭られるのは需要と供給の循環が完成しているからだ、という事はある。
     人気が有るからBWV番号が整理されてわかりやすくなっているし、「○○全曲」なんて 極めるのに、ちょうど良い曲数と幅広さがある。
     ハイドンなんか「交響曲の父」とか言われても、逆に数が多すぎてフォローしきれないから、 極めた人が少ないし、マニア仲間が育たないから勉強しても自慢のしがいが無い(笑)
     「モテット全曲を一回の演奏会で」とか、「一生のうちに受難曲を全部演奏してみたい」 とか、手ごろなターゲットがゴロゴロしているのが、バッハの楽しいところなんじゃないかな。
     それは、研究されて、楽譜が整備されて、演奏され、CDが発売され、という 良い循環が有るから楽しめるのであって、バッハの時代とは似ても似つかないことだ。
2009.8.7
  • 夕方、ものすごい雷雨
     久しぶりに「雷写真」に挑戦するが、千葉北部方面上空(船橋?)にて200枚中3枚ヒット。
     写真を見ると、地上への落雷のほかに、明らかに「地上数十メートル」に落ちている落雷があって、 これらは「新京葉変電所〜新豊洲変電所」間の高圧送電線に落ちているらしい。
     より詳しくは、東部野田線に平行しているエリア。船橋市運動公園あたりの巨大な鉄塔かな?
     というわけで、地図上で送電線の位置を眺めるうちに、googleマップの「鉄塔の基礎」を示す小さな四角 を見て送電線の配置を追えるようになってしまった(笑)
  • 『クライマーズ・ハイ』
     日航機墜落事故を追う、地元新聞記者の物語。
     いやはや「はっきりしない話」だった。
     『クライマーズ・ハイ』というのは、主人公の趣味が「登山」で、特ダネをモノにするのは 登山の興奮に似ているというところから。
     しかしこの主人公は登山では登頂に成功しないし、記事では特ダネをモノに出来ない。あと一歩の手前で 決断力が無くて成功しないという話。原作小説的にはいい話なのかもしれないけれど、映画的には これほど盛り上がらない話は無い。
     結局新聞社内の小さな権力闘争や、記者や営業や販売店対応などの内部抗争などが 一番の山場という、どうみても期待を裏切る作品であった。
     日本映画はスペクタクルより、抒情を大切にした方が成功しやすいとは思うのだが、 それにしても、これはすっきりしない。
  • 『渚にて』 ★☆
     1959年,監督:スタンリー・クレイマー,主演:グレゴリー・ペック
     原作は1957年ネビル・シュート(オーストラリアに移住したイギリス人小説家)
     核爆弾(第3次世界大戦)で北半球が全滅し、生き残ったアメリカの潜水艦(623号)がオーストラリアにたどり着くが、 やがて南半球にも放射能を持った大気がやってきて、人類絶滅の日が近づく…という話。
     日本で小説の翻訳が発売されたのが、原作の翌年で、2年後には映画化されたということで、 当時は相当な注目作だったことがうかがえる。
     1957年といえば、10月ソ連が初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功するなど、 宇宙開発競争の幕開けの時代でもあり、東西緊張が「次に戦争をしたら人類は滅亡だ」という 認識が世界中の人の心の中にあった時代だったのだろう。
     オーストラリアは「やがて滅亡だ」という意識があるだけで、静かな日々が過ぎていく中で、 最後の数か月をどう生きるか、と考える人や、苦しむ前に薬で死にたいと思う人や、 徐々に自暴自棄になる人が出てきたりする。
     最後のシーンは人々の死に絶えた無人の街。
     今年はこの映画から50年。
     50年前のインテリたちは、世界が2009年まで続くとは考えていなかったのかもしれないな。
2009.8.6
  • 東芝 RD-X9発表
     「Blu-ray搭載もやぶさかでない」みたいな発表もあった後ではあるが、今回のX9は相変わらずDVDマルチドライブ。
     で何が変わったかというと、内蔵HDDが2TB + USB接続HDD最大8台増設とか。
     つまり、最大18TBをHDDに溜めることができる。BD 50GBの枚数に換算すると、20枚で1TB、360枚。
     今一か月に500G〜1TBくらいはBlu-rayに焼いているので、そう考えると1年半〜3年は使える?
     問題は、HDDが本体に紐付けされるため、HDDにフォーマットをかけたRD本体でしか再生出来ないこと。
     「我が家のRD-X6」は1年半の間に2回も壊れてそのたびにHDDの内容をぶっ飛ばしてきただけに、 信用ならないというか、そうでなくても、18TB使い切って「本体を次世代機に買い替えた後」も、 これを再生するためにはずっと維持していかなければならない。
     結局HDDはどこまで行っても「一時記録」
     とすれば、外付けでどんどんHDD容量を増やす必要なんかなくて、その気になれば1〜2週間でBlu-rayディスクに焼いて 整理できるくらいの容量があればよいのではないかと思える。そうしないと買い替えで本体を外すことが出来ない。
     まあ、殻付きDVD-RAMだって、いまだに整理できていないわけだが。
2009.8.5
  • 「足なんか飾りですよ。偉い人にはそれが分からんのですよ」を「AMBAC」が覆すか、という話
     先日のNHK「ガンダム宇宙世紀大全」で、
    「ジオングの足は本当に飾りなのか」
    「宇宙空間では足はいらないのか」
    という問いに対して
    「AMBACといって、手足を使って宇宙空間で姿勢制御するのだ」という話をしていた。
    「回転いすに座って手を振り回すと体の向きが変わるよ…」というデモンストレーションも。

    この技術はもともとは本編とは無関係にムック本「ガンダム センチュリー(1981)」の中で、 宇宙空間で手足が必要な理由として生み出されたもので、その後一部の作品で設定としては 取り入れられているが、作画に使われたことはほとんど無い。ということだそうだ。
     元設定では、手足の先を100Gでぶん回すことで180回転に3秒以内。とある。
     でもな…、3秒もかけて振り向いていたら撃墜されちゃうよな…
     この原理での回転がどんなに大変かは、自分で回転椅子で180度回ってみればわかる。 腕を「大きくのの字を描く」ように回すとじわじわと向きが変わって、10数秒あれば 一回転できるが、戦闘中にこんな動きをしていたら爆笑だ。
     「推進剤」を使わずに姿勢を変えられるというのが特徴ではあるが、何年も燃料補給しないで 動作し続ける人工衛星などとは違って、そもそも物凄い速度で空中戦をやらかすモビルスーツに、 姿勢制御の推進剤を節約する根拠が見当たらない。
     推進剤を使わない姿勢制御としては「ジャイロ」なんか使った方が、簡便かつ合理的 ではないかと思う。

  • まあそれを言ったら「宇宙空間ですれ違った敵と、180度向きを変えてもう一度遭遇する」 という物凄く単純なことが、物理学的にはほとんど不可能なのだけれど。
     ガンダムの中では、こういう物理学的に宇宙空間では不可能なことのほとんどを、 ミノフスキー粒子が何とかしてくれている設定のようではあるけれど。
2009.8.4
  • 「スタジオ撮影用照明器具」の研究
     ワイヤレスでスレーブ発光するフラッシュがあると多灯撮影ができる。ということで、 キャノンのカタログを見たら、60,000円もする(スピードライト580EX II)
     う〜む、高い(^^;; カタログの作例ではこれを三灯も使っているので18万円か…(^^;;;
     まあ下位機種(430EX II…33,000円)でもできるようだが。
     お店でカタログをみていると、「コメット CT-100jr」というスタジオ用のストロボが、 単体だと約5万円なのだが、2灯セットで、スタンド、アンブレラ、キャリングバッグまでこみ込みで 約14万円という製品があった。 [link...こんなの]
     これ一つでどこにでも出張撮影可能という、なかなか狙ってる製品だ。いいなぁ…
     この製品についてネットで色々みていたら、「コスプレ系」の女の子のブログにヒットしたり。
     コスプレ系の人たちの撮影技術もなかなか凄いですね。たまに晴海に船を撮りに行ったりすると、 でっかいレフ板持ってる女の子があちこち散見されますね。
     彼(彼女)らの装備を見ていると「アイドルオタクの男子」より「コスプレ女子」の方が撮影技術は平均的に上なんじゃないか と思わせるものがある。
2009.8.3
  • YUVフォーマットの"1:1:1","4:2:2","4:2:0"の違いによる色解像度の劣化
    …の具体例(サンプル)を紹介しているHPを見つけた。→こちら「LCLの部屋」
     オレンジの斜め線と背景の黒との境目で、色の濃さがちらついているのが良く分かる。
     ちなみに、ハイビジョン放送は"4:2:0"だ。

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     デジタル放送とBlu-rayの規格は"YUV 4:2:0"
     これは色信号を、4ピクセル(2x2)に1つに間引いている。実際に画面を作る時にはすべての画素に 色信号を「補間」して乗せる必要がある。これはYUVからRGBへのデコーダの仕事。
     補間の必要なピクセルに対して、単純に「4px同じ」色を乗せる方法もあるし、上下左右の 「平均」をとる方法もある。
    「4px同じ」だと色は鮮明だが、境界線はギザギザになる。
      「平均」をとると、境界は滑らかだが、全体的には彩度が低下する。

     問題は、そもそも1/4の情報しかないのだから、論理的に「どちらがオリジナルに近いかは絶対にわからない」 ということだ。
     しかし「輝度信号」の変化が色の変わり目を横切っているなら、色の変わり目も輝度信号の変化に 従っているだろう。という予想は立てられる。
     「黒バックに映画会社の赤いロゴ」みたいなシンプルな状況だと、こういう予測はとても有効なはずだが、 込み入った絵柄で、それが当たるかどうかは分からない。
     もっと言えば、画面に対して「画素の判別がつかないくらいの距離」で視聴するならば、 原理的には区別がつかないはずで、画素がひとつひとつ見えるなら、どうやったって、原理的な誤差は 無くならない。ということで、ここにあまり凝っても仕方ないはずなんだけどね。
     なぜなら、「視神経」は輝度より色に反応する細胞の密度が低いし、まして 動画となったらぜんぜん解像度は低くなるのだから、静止画を拡大して見るようなことをしないと 人間には分からないわけだ。
2009.8.2
  • NHK「ガンダム宇宙世紀大全」
     20時間を超える大作で、 宇宙世紀モノ…1st,第08MS小隊,Z,ZZ,スターダスト,逆シャア,V,そして今製作中のUC
     これを「架空の歴史」として『そのとき歴史が動いた』風になりきりで紹介して行くという 企画で、まあまあ面白かった。アニメは「(架空の歴史の)記録映像」という設定。
     「なりきり」以外に放送当時の状況の再構成とか、インタビューとか、影響を受けて大人になった人々 への取材とかも色々あって面白かったが、やっぱり「ひな壇芸能人」はいらないな。 「なりきりパート」にも「当時の関係者への取材」にも、芸能人の存在ってなんの意味も無いし。 NHKももっと毅然とした態度で番組を作って欲しい。意味のあるコメント一つない彼らは、 完全に視聴料の無駄遣い。スタジオパークで素人を入れたほうがよっぽど意味がある。
     ちなみに、劇場版のある作品はこれをまるごと流す(08,Z,逆シャア)という感じなのだが、 何故か1stはTV版ダイジェスト。バンダイ的に何か版権上の目論見が有るのだろうか…?
  • 「お台場ガンダム」撮影のための演出研究
     やっぱり写真にも「透過光」は欲しいよね。ということで、作品の中でどんな具合に 光の表現が使われているか見ていたが、輝度の高い透過光(太陽の反射など)は「十字」の光が、 透過光っぽく手書きで処理している部分(航路灯など)は「8本」しかも、長い十字と短い十字を 組み合わせたように光らせていることが多いようだ。
     夜景をスチルカメラで絞り込んで撮影すると、自然に「8本」の輝線が現れる。
     太陽光で十字の輝線が現れるのは、ビデオ撮影でおなじみの表現だな。
     冬の夜景に効果的な「スノークロス(6本)」は見かけなかった。
     昼間は普通の「クロスフィルタ」で撮影するとして、夜は、三脚を使って絞り込むか、 「サニークロス・フィルタ(8本)」を使うのか迷うところだ。
     絞り込んで出る輝線(8本)と「クロスフィルタ」の輝線(4本)を同時に用いると、 アニメっぽい長短の輝線を組み合わせた透過光っぽい表現になるかなぁ…
2009.8.1
  • 江戸川・市川花火大会
     毎年「江戸川区→市川市」に風が吹いているのだが、今年は例外的に逆風。
     ところが、途中で「安全確認のため」という理由で15分ほど打ち上げが止まってしまった。
     江戸川の河川敷に灰が降り注いだのが理由らしいが、反対岸ではほとんど毎年、灰が降り注ぐ状態で 鑑賞しているのだから、なんというか「灰をかぶるのは最前列に陣取った代償」みたいな覚悟が出来ている。
     すなわち「江戸川区民は軟弱」である(笑)
     てことで、10年に一度くらい灰をかぶっても風流で良いではないか、と主張しつつ再開を待つ。
     考えてみると、今年は「隅田川」の花火も、さいたま市の花火も、やけによく見える。
     「梅雨前線の遅さ」と関係があるのかも。
  • 自宅スタジオ撮影会
     妻の「フラメンコ」関係の友人が花火を見に来る。ということで、 ついでに「教室の発表会のパンフレット用写真」を撮影することになった。
     妻の参加している教室は大きくて、発表会のパンフレットには数百のプロフィール写真が並ぶのだけれど、 だいたいが「証明書写真」で撮ったものか「スナップの切り抜き」で、ぼんやりしたものが多い。
     妻が使っている写真は私が撮影したものだが、「黒っぽい背景で髪の毛にスポットライトを当てて 輪郭を出したもの」
     「証明書写真」の流用はもちろん、大多数の写真は白っぽい背景なので、黒バックはまず目立つ。 でも髪の毛の輪郭が出にくいので、トップライトで髪の毛を光らせて輪郭が判るようにする。 「天使の輪」が出来るのも綺麗だ。
     というわけで、いっぱい照明を当てて頑張った(笑)
     今回はしかし窓からの自然光が当たらない時間帯の撮影で困った。
     スポットライトとストロボだけでは、光源が小さいのでいくらディフューズしても細かい影が出来て 気になる。
  • 色々工夫はしたけれど、出来上がりを見て今回やり残したことは、 「ストロボの位置をもっと下げて背景に落ちる影を減らせなかったかな」ということ。
     あと、前回の撮影では「青セロハン」を使った記憶が。やっぱり素のハロゲン・ランプだと 色温度が合わないのが気になるのだ。なんだか「赤毛のアン」状態で。 まあプロフィール写真としては白黒になってしまうので関係ないのだがね。
     今後試してみたいライティングは「真後ろから後光が差している感じ」のやつ。
     あとは、スレーブ発光するストロボとアシスタントが居れば、結構色々できそうだ。
     そのうち妻の写真もグレードアップしたライティングで撮り直さないとな…。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!