映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2009年7月
[先月|目次|翌月]

[7月のBS/WOWOW★注目番組 ]

2009.7.30
  • パナソニックから新型DIGA発表(9月発売)
     パナソニックは新製品開発のペースが速い。が項目を整理してみたら、既にSONYでも 出来ていることか、特に重要ではない細かなことばかりで、なんとなく「店頭の機能比較表の穴埋め」 を狙っているような気もする。営業的には必要なことだろうが。
     というわけで、まあSONYの発表待ちだろう。
     中でも大き目の項目を拾ってみると、
    • 予約タイトル数 64→128 … SONYは40(番組名)+40(おまかせ)=80件だが、 「おまかせ」予約キーワードしだいでほとんど無限に録画できる。「番組名予約」も、同じ局なら スペースで区切って複数の番組名を並べるというウラ技があるのでこれまた倍増可能。
    • タイトル結合 … Panaは「同じ録画モード」のみ。5分番組をまとめたいときなどに使えるが、 SONYはDRとAVC録画も結合できる。これは、DRではぎりぎりBD-R一枚に入らない映画のエンドロールだけ 圧縮してごまかすときに使える(細かいワザだが)
    • フォルダ機能進化したらしいが、ここはまだSONYのほうが圧倒的に先行して便利
    • おまかせ録画対応、これもSONYの方が圧倒的に先行している
    • WOWOW一ヶ月番組表&予約 … これは便利そう。ただし番組表を見るまでも無く、 我が家のBDZには「WOWOWの初放送映画(リピート以外)は全部録画」という設定を 入れてあるので、そのほうが便利。要するにSONYでは「おまかせ録画」の 活用しだいで、Panaは「専用機能」化が好きということか。
       「一ヶ月先の予約」が出来るのは便利そうだが、WOWOW以外の他局の番組との バッティングは「一週間前」にならないと判らないので、当日までに再確認する 必要は減らない。むしろ、予約したのにバッティングして撮れていない、という 事故の危険は増加しそう。
       EPGでは1週間先の番組が見られる建前だが、当日突然変更になる番組もあるので、 取りこぼしをゼロにしたければ一日一回はリストを確認する必要がある。と思えば、 128件も予約を入れてしまうと、その労力は大変なことになりそう。
    • 「○○特集」の全部録画機能 … たぶんWOWOWの「○○映画特集」とかを 一括して録画することをねらっているが、これもSONYならキーワード設定で何でも 拾って録画するのをPanaは「○○機能」と命名してメニュー化するのが好きだなと。
       最近では「マイケル・ジャクソン」とか「日食」「ガンダム」など、好きな単語を入れておけば ニュースの切れ端でも何でも全部録画されるので、SONYの方が柔軟で簡単だと思う。
    • フルハイビジョン8倍録画(3Mbps) … 今まで「7倍録画」はあったけれど、 これはいくらなんでも「スペック競争」過ぎ。
       個人的には一番長いモードを使うのは 「古い名作アニメの再放送一年分(52話=約21.5時間)をBD-R(50GB)一枚に入れる」 (LRモード)だが、8倍録画はこれよりさらに長い35時間。
       まあこれが45時間も入るならば、一時間番組のCM抜きが1年分入るとか、 判りやすいこともないではないが、「35時間」という尺は何に使うかな?
       他にSONYの録画モードは、「SRなら映画の三部作が1枚」「LSRなら1クールの連続ドラマが1枚」 などと、使い道がイメージしやすい設定になっている。
    • 最上位機種(BW970)のみ…「新リアルクロマプロセッサplus」
       Panaは色信号の補完技術にとても力を入れている。
       これが下手だと、DVDの頃から「クロマアップサンプリングエラー」という、黒字に赤の斜め線が ギザギザになるとかいう、わかりやすい画質低下が見られた。
       とはいえ、そろそろ通常の視聴では「肉眼の限界」の領域に近づいたのではないかな?
       「色の解像度を2倍にした」と言うのだが、元々1ライン置きにしか情報が無いのだから、 情報理論上はあくまでも「補完」以上のことは出来ない。
       それを「どう補完するか」ということになると、はっきり効果が見えるほどの重み付けをしたら 周波数の高い領域で「誤動作」しかねないから、直線で近似しても複数ラインで重み付けしても、 静止した画像を画素が見えるまで接近してみた場合、違いが判るかどうか、という微妙な 違いにしかならないと思う。
    • BD/DVD/CDソフトの再生時にHDDとチューナーをOFFし振動とノイズを抑える「シアターモード」搭載 …これは「録画予約開始時間になっても録画しない」のだそうで…
       最上位機種にしか無い機能で「わかる人だけ使え」ということだとは思うが、 「レコーダーの本分は録画じゃないのか」と思う。そこまでするなら「再生専用機」を買った方がいい。
       まあSONYの現行機は、市販BDを再生中に録画が始まると再生が停止する仕様なので、 そこまで録画に専念しなくてもと、逆に思うけれど…。
     というところで、レコーダーは「録画すること」が大前提である限り 「予約機能」の充実で、まだまだ他社の追いつくところではないようだが、 SONYには、録画1と2を意識しないで使えるようにして欲しい、ということと、 録画中の機能の制約(追いかけ中の早見とか)を少しでも解消して欲しいと、 大きくはそのくらいの希望をしておきたい。
     番組表関係では、「1チャンネルの一週間まとめて表示」が欲しい。
     2,3台と持っている人用(^^;;には、録画時間帯がバッティングしたときに、LAN上にある もう一台にチューナーが空いていないか尋ねて録画の応援を頼む機能とか、あると良いなぁ。
     3台あるレコーダーの全部の録画ランプが点灯していることは、週末には良くあるから、 空き時間の情報が共有できたらとっても楽になる。
2009.7.29
  • 「お台場ガンダム」を見に行く
     時間はちょうどお昼。めちゃめちゃ暑かった。日焼けした。
     どうせなら晴天がいいと思って様子を見ていたのだけれど、いつまでたってもぐずぐずし た天気なので、 いっそ「雷雨」だとしても
    「うろたえるな! これが地球の雷というものだ」 とかなんとか、 「ランバラルごっこ」出来るし
    と思い直して、あらゆる天気、あらゆる時間帯で撮影するつもりになればいいか、 と思ったが、薄曇。悪くは無い。

     このガンダム、周囲をぐるりと高い木(10-20m(?))に囲まれた広場にあって、 せっかく「お台場にある」という感じがするアングルがほとんど無い。やっぱり東京タワーとか、ベイブリッジ とか東京らしい背景と撮影したいもの。
     18mといえば、5,6階建ての建物くらいの身長だが、周囲に高さの比較になるようなものが無い のでスケール感が表現できないのも惜しい。となりにマッチ箱的な。
     近づいて見上げれば「背景は空」なので、どこにあっても大差ないが、 正面を遠方から撮影すると、海の向こうのビル群、それ以外の角度からは ひたすら森バック。
       背景が海なので、変化をつけるには何か巨大な客船でも通過するのを待つしかないか、 という感じで、たくさん写真を撮ったけれど、なかなか変化を出しにくい。
     レインボーブリッジからも(とても小さいけれど)見ることが出来る。 けれど後姿なのは残念。小さいのは小さいなりにあるいみ「臨場感」がある。
     正面は森なので、木の陰になって遠くから見ることが出来ない。 「ゆりかもめ」の最寄り駅から見るのは何とか。車内からの撮影は窓ガラスの 透明度がイマイチだった。
     「ゆりかもめ」の記念乗車券はすでに売り切れだそうだが、800円の「一日乗車券」 は売っていた。げっと。

  • というわけで、今後の撮影プランは
    1.クロス・フィルターを使う(レインボークロスが良いかも)
    2.PLフィルターを使う
    3.客船入港スケジュールを調べる
    4.夕方〜ライトアップの時間帯にいく
    5.雷雨を待つ
    6.船の科学館に行く
    という感じ。
     正午頃、太陽が出ていれば胸の出っ張りがちょうど太陽を反射する。
     これをレインボークロスで撮影すると、とっても「アニメの透過光」っぽく なるんじゃないかなぁ…
     結局「いかにもアニメらしい」というカットを狙うのが、良いような気がするんだ。
  • 右手の親指〜人差し指から手首にかけて日焼けした。
     かなりヒリヒリしている。これは明らかに「一眼レフ」を構えていたせい。 左手はレンズを下から支えていたから全然痛くないし焼けてない。
     額や鼻も焼けているので、やはり帽子も必要かも。
  • そういえば、このガンダムは「素手」だな。
     ビームライフルとか、バズーカーとか、盾とか、何か持っていてもいいと思うなぁ。
     なにか「さっぱりしている」と思ったのはそういうことか。
2009.7.28
  • 小説「神の守り人」来訪編/帰還編(上橋菜穂子・新潮文庫)
     『精霊の守り人』のシリーズ第5弾の文庫化。上下巻に渡る長い物語だけれど、 瞬く間に読み終えさせられてしまう怒濤の物語であった。物語に内包された 推進力に巻き込まれ流されるようにして止められないとまらない。こんな感覚は 子供時代の読書に夢中になった記憶を呼び覚まされるようだ。
     主人公のバルサはいつものように旅先の偶然の出会いからある子供を救った ことから大変な怪異と陰謀に巻き込まれていく。それが某国の建国の神話に 結びついているのも『精霊の守り人』に通じるものがある。
     しかしこの「神の守り人」ではより「人の思惑」が強くなっているし、 バルサが死にそうな目にあう回数が格段に多いし、痛い思いのし通しだ。
     鍛錬と強運と友があって、それでも彼女は生き延びて子供たちを守っていく。 無駄死にする人がほとんど居ないので、血なまぐさい出来事が多いストーリーでも 安心してみていられるのが良い。これは作家の良心が光るところだ。
     「泣ける話」ばかりがやたらともてはやされる昨今、堅い信念や、信頼、 自分で運命を切り開いていく力強さに感動する確かな手応えがこの物語にはある。
  • できる『美味しんぼ』(2)…サルモネラ菌の話
    [ここ参照]
     マンガ『美味しんぼ』を再読して研究するシリーズも凄いスピードで進んでいて、もう43巻。1994年。
     卵が原因のサルモネラ菌中毒で山岡が死にそうになる話だが、調べてみると、 それ以前には食中毒の原因菌としては、サルモネラ菌はほとんど居なかったらしい。 つまり、サルモネラ菌は1990年代中ごろから、突然人類の敵になった。
     なんか怖い!
     とはいえ、問題になるのは「不適切な調理と保存」をしたときだけなのだが。
     なぜなら、サルモネラ菌は加熱で簡単に死滅するから、不完全な過熱をして、 不適切な温度(37度前後で物凄く増える)での保存をしたときだけ問題になる。
     思い起こせば、昔(1970年代)には、田舎では放し飼いにした鶏が庭のあちこちで勝手に産む卵を 拾って食べていたもので、正直「いつ生んだのか」なんて良くわからなかったが、 それで全然問題なかったから。
     卵は「生きた細胞」だから、生の食品としてはほぼ唯一「無菌状態」なんだねぇ。
     まあ、卵というのは数週間40度付近で温めてヒナが孵るのだから、簡単に腐るようじゃ 困るわけで、冬なら2ヶ月くらい放置しても全然へっちゃららしい。
2009.7.27
  • 「SFマガジン 2009年9月号」栗本薫 追悼
2009.7.26
  • 昨日「隅田川花火大会」をマンションのベランダから撮影したのをスライドショーで鑑賞
     意外に空気が澄んでいて良く見えた。
     しかし写真を見ると、打ち上げ会場の片方に重なるように高層マンション建設が進んでいて、 来年はもう建物の影でこの景色は見えないだろう。下流側の花火は地上100mくらいしか 上がっていないようで、あの狭い隅田川で花火大会をすることに、 なんだか限界があるようにも思うが…。
  • 明日からNHK-BS2の「ガンダム大全」
  • アニメ東京マグニチュード8.0
     三回まで見た。
     東京を「マグニチュード8.0」の地震が襲うという設定のシミュレーション・ドラマ(アニメ) だが、視点が完全に「被災者目線」で、自分の手の届く範囲のことしかストーリーに 描かれず、何一つ「大状況」が判らない。
     2時間の映画で結論が出るのならばそれでも良いけれど、続き物のアニメでは これは辛い。
    第1話…主人公がお台場で地震にあうまでの日常生活
    第2話…崩れかけたビルで兄弟を探す
    第3話…避難誘導が始まり、お台場を船で脱出(橋が炎上崩壊)
     「本当にこんなことになるのかなぁ」ということも含めて、 アニメを見ながら「実は○○するのが正解なんじゃないの?」とケチを付けながら 家族で考えることに意味がある、教育的アニメ、と解釈するのが正しそう。
     いまのところ、「当面の安全の確保」と「正確な情報の入手」が一番大切って 感じかな。アニメの主人公のように「何がどうなっているのか判らない」という 状況のままでは本当は何も出来ない。
  • ところで、「フジテレビ」作品だからか、主人公は「お台場で被災」する。
     しかし、現実のお台場は「関東大震災級」の地震でもアニメほどには壊滅しないの ではないかと思う。何しろ建物が新しいし、空き地が沢山あって避難場所に事欠かない。
     主人公たちは「フジテレビ本社ビル」の大階段で雨宿りなんかしているけれど、 なぜ「広域避難場所」に移動しないのか全然意味がわからない。
     大地震で被害が深刻なのは、空襲で焼け残った木造建築が密集している下町だろう。
     主人公たちがお台場で一夜を明かしているうちに、火事で大変なことになっているだろう。 それが全然描けないのは作品としてどうかと思うね。
     主人公たちは世田谷方面に帰宅する予定だが、いまのペースでは 到着する頃には燃え尽きていそうだ。
2009.7.25
  • 演劇「マクベス」子供のためのシェイクスピア15th(紀伊国屋サザンシアター@新宿新宿) 鑑賞
     何度も見に行っている「子供のための」シリーズだが、相変わらず良い味出している。 とはいえ、やっぱりこのカンパニーの持ち味的には「喜劇」系のほうが本領発揮かな? とは思うのであった。
     細かな独白などはバッサリ刈り込んで、二時間程度に編集されているけれど、世の中の 数限りないシェイクスピア上演の中では、たぶん原作に忠実な演出だといっていいのでは ないかと思う。
     たったの8人で演じるマクベス。
     少ない人数で頻繁な速替わりと、黒コート状態での「無名」の語りで上演を可能に しているのだが、この慌しさが「喜劇」では良いスパイスになるのに対して、 「悲劇」では一人のキャラクターへの感情移入のしにくさが、確実にハードルに なっている。
     蜷川的に物量を投入してずっしりと作ったほうが格調高くなりやすいのは 決まっている。という感じか。
     ただ、「悲劇」の中にも喜劇的要素を入れて「娯楽的意味での付加価値」を高めよう というのはおそらく「本家シェイクスピア時代」から芝居には付き物であって、 そういう工夫は、ここの公演ではいつでもとてもよく出来ている。
  • 名作アニメ劇場「小公女セーラ」再放送完結
     原作は読んだことが無いし、本放送はちょうどTVなんか見ない時代だったので、今回の 再放送で始めてみたのだけれど、主人公は性格がいいなぁ。
     ストーリーは、インドのダイヤモンド鉱山の経営者の娘が「ロンドンの寄宿学校」 に入学して、「これは良い金づるが」と学園長は大歓迎。
     ところが、父親が突然死んでしまいダイヤモンド鉱山も破産して、送金が止まると、 学園長の態度が一変。「市長婦人」が主人公を気に入っていたために、ご機嫌を取る為に 追い出すことはしなかったけれど、何もかも取り上げてメイドとしてこき使うし、 クラスメイトも苛めまくり。
     ところが、父親の遺産を管理している「鉱山の共同経営者」が主人公を探しに来て、 手がかりが少ない為に何週間も無駄をするが、ついにめぐり合う。
     しかも共同経営者の老人は跡継ぎが居なかった為、主人公を養子にして全ての 権利を譲り、主人公は本物のダイヤモンド・プリンセスになる。
     …貧乏時代に「良くしてくれた人々」にご恩返しするのは当然として、 学園長やクラスメイトに対して、「良くもさんざん苛めてくれたわね!」 などという復讐劇には全然ならないし、なんだか寄付までしている。
     苛めた本人は「これまで苛めてきたのが暴露されれば入学者も居なくなって 倒産する」としごくまっとうに恐れているのに。
     本当なら「倒産寸前で買い叩いて経営者を追い出す」くらいの仕打ちはするよなぁ。
     他の部分では、お金持ちに返り咲いた瞬間から「消費の限り」を尽くす貴族生活 に復帰しているのだから、対人関係だけ清く美しいのは納得いかない。
     だったら逆に、住む家も追い出されて「マッチ売りの少女」するくらい理不尽な貧乏経験 をしたのだから「貴族的消費生活に対する疑問」くらい覚えてもいいと思うし。
     それにしてもこの物語、お金が無いのは徹底的に惨めで卑屈。
     院長先生が相手の資産によってコロコロ態度を変えて、大金持ちに対しては 卑屈の限りを尽くすのは、凄いアニメだ。
     ただ、「お金持ち」の描写が「衣装」による部分が多いわりには、 アニメの作画ではほとんど表現できていないのが惜しい。最後に 灰色のメイド姿から、院長が腰を抜かすくらいゴージャスな衣装 に着替えるシーンがあるのに、ただ灰色が黄色に変わってブローチをつけたくらい の変化なのは納得がいかなかったな。
     「ダイヤモンド・プリンセス」なんだから、画面が虹色の透過光で埋め尽くされる くらいのことをしても良かったんじゃないかなぁ。
  • 新型インフルエンザ
     今週あたりから、厚生省のサイトが毎日集計ではなくなってしまい、現状がわかりにくくなったが、 とりあえず「約4900人」
     グラフの更新が止まってわかり難いが、どうも7月前半の「100人/日」の増加から、 「200人/日」以上に倍増しているようだ。
     インフルエンザなんだから「夏になったら一休み」でしょう、と誰もが思っていたところを 覆すような結果になっている。症状は重くないけれど、夏でも衰えない感染力は、 季節性インフルエンザ以上のようだ。
     新規感染者が半月で倍倍に増えていくとすると、 一億人全員感染までちょうど1ヶ年、来年の夏くらい?
     しかし、冬になったら感染ペースは加速するだろうから、 それよりずっと速くなるだろう。…とすると 今年の年末あたりに国民の3人に1人くらいがどっと 寝込んで、年が明ければ突然収束…という感じか?
     結構経済麻痺しそうだな。それに「TVアニメ」のような労働集約型で 締め切りのシビアな産業はヤバイよ。夏のうちに2週分くらいは余分に作り溜めて置かないと…
    (ってそこか!)
2009.7.24
  • もやしもん第8巻
     最新刊は「ビール」「地ビールブームを考える」ってな話だ。
     最近日本でも流行らせようと展開されている「オクトーバー・フェスティバル」 …ドイツ発祥のただただビールを飲むお祭り…の話もあり。
  • NHKのガンダム週間 [公式HP]
     月曜からBS2で、ガンダムの歴史をたどる集中特集がある。
     合計20時間以上の大特集で1stガンダムから、最終日には小説「ガンダムUC(ユニコーン)」の映画化 に関する話もあるそうだ。
2009.7.23
  • 気象衛星「ひまわり」から見た日食
    [宇宙から見る月の影 − H21/7/22日食時の「ひまわり」画像](気象庁)
     地球に落ちる月の影が移動していく様子をGIF動画で見ることができる。ひまわり、偉い。
  • 『機動戦士ガンダム(1st)』のオープニング映像を「かぐや」が撮影
    [ネタ元(記事)はこちら。動画もあり]
     妻が「ダイヤモンドリングと言えばガンダムのオープニングが…」などというので、 本当にあのオープニングのような映像が見えるのか考えて見たが、「かぐや」がそんな映像を撮影していた。
     ただし、映像的にはよく似ているが、地球を取り巻くリングが徐々に現れる理由は「月の影から地球が現れるシーン」 であるからのようだ。
  • 「ガンダムのOP」では、画面中央の地球の「右」から太陽が見え、そこから上下に走り出した光の筋が 地球のヘリを、グルリと回って、地球の左端で合体。いわゆるダイヤモンドリング状になる。
     地球の影から現れる太陽の大きさは、地球の直径の1/10程か。
     地球の直径は月の約4倍。
     ということは、ガンダムのopを撮影しているのは、月の軌道(38万km)の内側で、月公転軌道半径の半分弱の 位置にあることになる。
     まあ、この高度に何か意味があるか…というと良く分からないが、画面上が天の北極だとすると、 太陽が右から出てくるのには、科学的整合性がある。カメラの進行方向を上とするならば、 上から太陽が出てくるのが正しいけれど。
     地球の夜の部分が薄暗く見えているのは、「月明かり」と思われる。
     ということは、月の位置関係は満月に近い(が月食ではない)状態である。
     一方、太陽の光が地球のヘリをぐるっと回っていく映像は、ちょっとおかしい。
     太陽が地球の陰にいる時、大気の層で散乱された太陽光がぐるりと一周見えるはず。 だから本当は、最初から丸く光っていて、太陽が見えていく(視点が右に進む)のにつれて 左側からリングが消えていく、というのが正解だろう。
2009.7.22
  • 今年の「初セミ」を確認@市ヶ谷のお堀端
     凄い勢いで鳴いているので、もしかしたら数日前から発生していたのかもしれないけれど、 しばらく雨がちだったので「そろそろ地上に出たいな〜」と、様子を伺っていたセミが、 雨上がりの隙を突いて一斉に羽化したという可能性も高いかも。
     そういえば、昨晩は蒸し暑く穏やかな夜でちょうど良かったかもしれない。
  • TVで日食観察
     ほぼ全国的に荒れた天気で、所によっては大規模な災害が起こる中での日食になった。
     日本で一番長時間皆既日食がみられるという「悪石島」では朝から大雨だったそうな。
     関東地方は「75%の部分日食」ということだったが、所によって薄曇を透かして数分だけ 太陽が見えたという程度で、学生や休暇をとって昼中太陽を見ていた人は、運良く見られた かもしれないけれど、ほとんどの人は諦めたという所だろう。
     というわけで、NHKの生中継の録画を帰ってから見る。
     NHKは、「1.悪石島」「2.屋久島」「3.硫黄島」「4.客船(ぱしふぃっくびいなす)」
    の4元中継。
     1は豪雨で壊滅、2は曇りで太陽確認できず。3は辛うじて雲の隙間から観測成功。 4.は前の晩から雲の切れ目を追いかけて移動し続けて観測成功。ただし船だから多少の揺れ有り。
     客船は3の硫黄島のすぐ近くに居たのだが、360度視界が開けていて、点々と入道雲が浮いている という、まさに夏の太平洋の景色。
     皆既日食になると、周囲は暗くなるけれど、皆既に入っていない遠くの入道雲には光が当たっていて、 夕焼け雲のように見えている。これは真夏の太平洋でなければ見ることの出来ない光景だった。
     ちなみに国内の客船のうち「にっぽんまる」は、天気が良ければ「悪石島」に上陸して 観測するというプランだったのが、当日朝に断念して晴れ間を探して出向した風景が放送されていた。
     「飛鳥II」はなんと「世界一周の帰りがけで、ついでに日食観測」なんだとか。 超ラグジュアリーな「おまけ」だなぁ…。
  • 「ぱしふぃっくびいなす」の乗客は普段と違って完全なマニアばっかりで、 物凄い機材なのが笑ってしまった。
     揺れる船の上で一抱えもある天体望遠鏡はいくらなんでも使いにくそうで、いっそのこと 手持ちの「手ブレ防止機構」の付いた一眼レフが最強かと思われた。
     35mmカメラは焦点距離1000mmで太陽が画面いっぱいにうつる。というのが基本。
     だから、欠けていく最中の表面写真なら1,000mm
     皆既中のコロナを撮る為に、200-300mmくらい
     プロミネンスを撮りたければ、これは望遠鏡の世界。という感じか。
    (ちなみに、APS-Cサイズのデジカメは焦点距離が1.5〜6倍相当になるので、600〜700mmで画面いっぱい)
     機材を見ると、70-300mmのズームにx2テレコンバータを付けている人がいたが、 これが一番の標準装備だろう。
     家庭用ハイビジョン・ビデオカメラも、望遠ズームで手ぶれ補正が強力だから、船上の撮影に 向いていると思う。液晶画面を自由な方向に向けられるから、天頂付近の日食観察でも首が痛く ならないのも良い。
  • 太陽の撮影はいつでも練習できるけれど、コロナ、ましてや「ダイヤモンドリング」の撮影は ほとんどの人にとっては一発勝負。
     太陽本体とコロナは明るさが大幅に違うから、一瞬でカメラの設定やフィルターを 変更しなければならない。欲を言えば「ダイヤモンドリング専用カメラ」を一台用意 したいところ。
     みんな上手く撮れたかな?
2009.7.21
  • 葛飾花火大会
     天気は「雨時々くもり」
     今年は現地に行かず我が家の窓から見る。
     駅前の高層マンションの最上階が雲の中なのでたぶん…と思ってはいたが、 案の定、上っていく途中は見えるけれど、開くところはほとんど雲の中で見えない。 大きな花火ほど見えないのだから、現地に足を運んだ人は残念だったろう。
     でも、小さな花火が賑やかく上がるのは何とか見える。
     妻は新しいカメラの12倍ズームで「結構撮れる」と喜んでいる。
     三脚に載せると自動的に夜景の長時間露出モードになって、花火の色も出るし、 ノイズ削減処理もするらしく、やたらと一枚取るのに時間がかかる(15秒/枚ほど) けれど、とても綺麗だ。時々普通にシャッターが切れてしまうが、そのときは いかにもコンパクトカメラ風の白っぽい絵になる。
  • 今撮影したばっかりの花火の写真&過去の花火写真、を大画面で スライドショーしながら宴会
     なんだか、枝豆や唐揚げがあったので、流れで(笑)
  • 『ハリーポッター・不死鳥の騎士団』(Blu-ray)鑑賞 ★★
     週末、映画館に最新作を見に行こう…という予定で予習の為に見直してみることにした。
     意外なほど細かいところを覚えていない(^^;
     「敵の復活」を認めたくない魔法省が、言論封殺のために送り込んできた新しい先生と 子供たちが対立している前半〜中盤と、ラストの敵の軍団との衝突が主な要素だけれど、 なにか「散漫な印象」がするのは、分厚い原作を脚本にまとめる力量の問題なのか。
  • 一つ前の回では「ハリー」や「ロン&ハーマイオニー」の恋の問題が取り上げられていたのに、 『不死鳥〜』ではほとんど進展が無いし、せっかく登場した新キャラ「不思議ちゃん」 etc.も良いキャラクターだと思うのに、ほとんど「居るだけ」に近い。 っていうか、もっと不思議ちゃんを活躍させろと(^^;
     「ハーマイオニー」が成長して一番可愛い時期の回を「石化」していて活躍しなかったのは、 今でも大失敗だったと思うし、「ハリーの恋人」が、ヨーロッパの人間にとっては 「黒髪の少女」ってだけで神秘的なのかもしれないけれど、なんだか十人並みの少女 でイマイチ同意できない中、「不思議ちゃん」は、イマドキの日本のアニメオタク にクリティカルヒットするメンヘル美少女キャラ。貴重な存在。
     「アンノ」か「ヒグチ」にハリポタの監督を任せてみたいものだ。
     そこはホンモノでなくても「お台場魔法学園」でいい。「vs汐留め魔法大戦」しても 良いし、その場合決戦場は「レインボーブリッジ」だなぁ、絵にはなるかと(笑)
  • 「大人はみんな役立たず」で「子供が世界を救う」みたいな無理な設定を 描くのに、大人の無能振りを強調しすぎて「嘘っぽい」のが最大の難点だろう。
     
2009.7.20(海の日)
  • 劇場版:破のスクリーンを再現してみた。
    あとはメール用の「///送信中///」とか、作って携帯に張り付けて見た。 電話の着信にはSOUND ONLYとかね。
     いいじゃん、ネルフ携帯っぽくなってきたぞ(^^;;;

2009.7.19
  • ガンダム00と日本語
     再放送を眺めていて、やっぱり「反攻の凱歌」とか「悲劇への序章」って日本語としてしっくりこないと思った。
     「凱歌」というのは、勝って帰るときの歌だから、「これから始まるぞ」というストーリーと全然合っていない
     同じ語感を活かすなら「烽火」(のろし・ほうか)が良いか。
     「悲劇への序章」は、「悲劇の序章」とすべきだろう。わざわざ「への」としたのは、 「悲劇に向かって物語の幕が開く」という「方向性」を強調したかったのだと思うが、 「序章」自体に「本編に向かう方向性」が含まれているので、必要ない。 「悲劇の」と「悲劇への」を比較すると、この「への」は「婉曲語法」 に見える。コンビニバイト言葉に近い。
     サブタイトルって、もっと大切に作るべきだと思うのだ。富野さんの言語感覚は鋭かった。
2009.7.18
  • 妻がパエリアを作ったのでスペインワイン(テンプラニーリョ)を選んだ。
  • エヴァンゲリオン携帯が欲しい。 でも携帯を買い換える必要は全然ない…というわけで、 それっぽい携帯の壁紙(240x320)を作った。

    作り方は「TV画面の写真」をレイアウトの下敷きにして清書(適当なフォントを探しサイズを微調整) するだけ。SOUND ONLY 01は、微妙な「あおり」を付けて威圧感を出してみた(^^
     オクの転売屋を儲けさせるくらいなら、自分でお絵かきして回避するのだ。
2009.7.15
  • みうらじゅん企画の「長髪大怪獣 ゲハラ」がBlu-ray/DVD化
     マジデスカ?
     NHKの番組「ぱふぉー」で企画された半同人映画で、番組でも見たけれど、音声はちゃんとDTS-HD Master Audio 5.1ch だそうだ。豪華だ!もちろん「特典映像」として番組の映像(メイキングetc.)も付いている。  樋口真嗣・製作総指揮だしね、もうこれを当てて長編化(続編)制作&劇場公開へGOだね。
2009.7.14
  • 今日の晩御飯は「イベリコ豚の生姜焼き」
     柔らかくてきめ細かくて美味しかった。
     しかし最近「イベリコ豚」って手に入りやすくなったな〜、黒豚偽装のことを考えると ソコハカトナク疑わしい。今日の豚は確かに旨かったけれど、妻の腕(火の通し方)がいいだけかも しれないしな…(^^;
2009.7.12
  • ボルドーワイン
     晩御飯に妻が羊のローストを作ったので、今夜はワイン。
     ソースはどうもフルーツ(ベリー)系だなぁ。
     副菜は「ナスとサヤインゲンのコンソメ煮」「トマトとモッツァレラとキュウリのサラダ」と 「キノコのマリネ」(これは私の作り置きだ)
    …なんとなく副菜は全部白ワイン向けのような気がするのだが…
     …それはさておき、
     先日ボルドーワインの飲み比べ会に参加したので、うちのセラーに転がっているワインの中から ボルドーをひっぱり出してみた。
    Chateau Mayne-Vallet,Premieres cotes de Blaye
     こんなドメーヌ全然知らないな〜(^^; てことで 検索してみたらわかった。発音は「プルミエール・コート・ド・ブライ」
     地理的にはボルドー右岸の北のはずれ。
     かなり小さなドメーヌである。
     メルロー主体で果実味があり、タンニンも多くて、牛肉料理向きかな?って感じ。
     今日の羊はきめ細かくてマイルドな味だったので、もう少し柔らかなワインでも良かったかも。
2009.7.11
  • 「スプラ・アンサンブル」演奏会
     わずか20人ほどの合唱団で「ヨハネ受難曲」に挑戦とは、なかなか興味深いと思っていたけれど、 第一曲の歌い出しから「今まで聞いたのと違うな…」と唸らされ、最後まで興味深く感動的に聞いてしまった。
     普通は冒頭「がつん」と始まるものだが、この演奏はじわりと訴えるようなピアニッシモからじわじわと 高まっていく感じで歌われ、聞いたところによると「指揮者」たっての主張によるものなのだそうだが、 少ない人数で無理やり頑張って力不足になるリスクを考えに入れても、この出だしは印象的で成功していた。
     その第一曲は、出だしこそやや不安定なところもあったが、二曲目にたどり着くまでには 曲想とともに歌い手の温度が上がってきて、それ以降は全然人数の少なさを感じることなく聞くことが 出来たのは立派だった。
     「エヴァンゲリスト」にゲストを招いたほかは全ての配役を合唱団の団員で賄うという演奏で、 妻も前半で一曲ソロを歌っていたけれど、いつもは「緊張している」という感じがしてしまうことが 多いけれど、なかなかしっかり声が出ていてナイスであった。
     ただ、私自身はドイツ語が出来ないのであまり確定的なことは言いかねるのだが、妻のドイツ語は エヴァンゲリストの素晴らしく美しい抑揚のドイツ語と並べて聞くと、まだ子音の強さなどが 上品過ぎて細身に聞こえてしまうので、もっとグリグリ歌ってほしいところ。
     その「エヴァンゲリスト」殿は素晴らしかった。私も合唱やっている妻に付き合っていると、 自然と毎年複数回の受難曲を聴いているようなわけだが、今まで聞いたエヴァンゲリストの中でも、 そうとうにフレッシュで気持ちの良い響きの歌い手で、全体を引き締めてレベルアップさせてくれるぐらい 良い歌だったと思う。
     「イエス」(バス)は重々しく自信に満ちていて、この曲のイエスのキャラクターにはぴったり。
     「ピラト」も、やや細い感じの声が、ローマとユダヤに挟まれてイエスの扱いに苦悩する現場監督者 (中間管理職?)の悲哀が感じられてベストなキャスティング。
     第35曲のキリストの死を嘆き悲しむソプラノソロは、冷静に考えるとかなり音程も暴れているような 気はするのだが、その表現力にがっちり掴まれて、聞いているうちに涙が出て止まらなかった。いやはや、 受難曲を聴いてキリスト教徒でもない私が涙を流すなんて始めてのことなのです。
     …というようなわけで、二時間の長い曲もあっという間。
     50〜100人もいる合唱団で演奏したら全然違うだろうなぁと想像できるシーンも多々あったのだけれど、 20人で歌うということはずっと聞く人との距離が近くなって語りかけてくるような感じがして、 全てはプラスの方向に働いていたように思います。
     オケも結構良かった。ヴィオラダガンバの音色が普通よりも抑揚を感じた。…通常もっとマイルドな 音で溶け込んでしまうことが多い気がするのに、結構明瞭に聞こえたのは面白かった。合唱団の人数が少ないので 相対的にオケの音が良く聞こえたという効果もあると思うけれど。
     チェロが後半スタミナ切れで気絶しそうになっている場所があるように聞こえたのは、まあ愛嬌レベル だったかな。通奏低音は出番が長いので大変だ。
  • 7月期スタートアニメ・評価
    • ★★★ 7/6 月 25:30〜 MX1 懺・さよなら絶望先生(監督:新房昭之)…時事ネタ系ギャグアニメ。こういう話は趣味に合う。ネタの詰め込み密度が濃い。opは大槻ケンヂなんだと。コーラスの和音が宜しい。
    • ★★☆ BS2 「プラネテス」…再放送だが何度でも見る価値あり(というか、いい加減に忘れてる(^^;)。 できればBShでお願いしたかった。でも来月Blu-rayが出るね…買うよね。
       「宇宙空間で音がしない演出」は今でも新鮮だ。船外作業では、自分の呼吸音と無線しか聞こえず、 緊張感がある。無音で燃焼するバーニアも美しい。
    • ★★☆ 「銀魂」…ずっとまえからやっていた作品だけれど、今期から見始めた。パロディー系の ギャグアニメ。ネタは『ケロロ軍曹』的な面白さはある。
    • ★★ 7/3金〜MX1「化物語」(監督:新房昭之)…原作小説は「映像化不可能」と 言われていたらしいが、映像がとても斬新、アートだ。3Dでリアリティーを追求したアニメの 対極に位置する。
    • ★★ 「GA」…高校の美術クラスの女子たちの日常系ドラマ。「ひだまりスケッチ」と同じ世界観で、 より「美術ウンチク」を増量した感じというか、よりたくさん「課題をこなしている」というか。
       さっぱり練習しない「けいおん」にあきれていた向きには、真剣味があって良いかも(^^;
    • ★ 7/9木24:45〜 CX 東京マグニチュード8.0…東京にM8の地震が来たら?というシミュレーションドラマ。第一話は「きた〜」ってところで終わりなので、作品としては次回からが勝負。
       ちなみに主人公はお台場の歩行者デッキを歩いているところで地震にあうのだけれど、これは 一番生き残れそうなシチュエーションだな。
       雑貨屋さんにいたらあちこちから棚が倒れて下敷きになりそうだし、高層ビル街を歩いていたら ガラスのシャワーが降り注ぎそうだし。電車に乗っていたら脱線しそうだし…都内はどこにいても けっこう厳しそう。
    • 大正野球娘。…ラノベ原作。女子は運動全般しなかった時代に、野球チームを作って男子に勝とう! という話。1,2話段階ではだいたい想像の範囲内の展開。これから先は?
    • × CANAAN…ゲーム原作アニメは面白くないことが多いのだが、これも2話見ても意味不明だ。脚本がダメすぎる。ゲーマーには楽しいのかもしれないがこの先面白くなるのかな〜ん?(失礼)
    • × 7/3金〜MX1「NEEDLESS」…未来社会の殺伐とした暴力とエロと脱力ダジャレ。 ギャグに徹するのも良いかもしれないけれど、ならば「ボケと突っ込みの間」が最悪でイライラする。無理。 色々と頭悪過ぎる。
       台詞のあるキャラクターしか動かない「ターン制のボードゲーム」みたいな演出。 昔から「能書きの多い悪役は死亡判定」みたいな約束はあるわけだが、これが実写ならば、 主人公と敵の動きは「だるまさんがころんだ」の如くストップ&スタートを繰り返していることになる。
       口を動かしている間にぶっ飛ばせよ、と。
    • よくわかる現代魔法…血筋とかで発動する魔法と、コンピューターとかネットで発動する魔法があるんだそうな。 設定は面白いけれど、アニメの作り(演出)としては「NEEDLESS」と同じ「ターン制ゲーム」みたいな、 理屈をしゃべりあっている暇に攻撃しろよ…と思う。すっかり間延びしている。
    • かなめも…身寄りの無い女子高校生(?)が住み込み女子大生バイトだらけの 新聞販売店に居候する。第一話は主人公が転がり込むまでの話で、人物紹介もこれから、 2,3話以降次第というところ。
2009.7.10
  • 「かんだ食堂」
    回転:★★★★★
     昔から知っていたけれど入ったことのない、秋葉原の「かんだ食堂」に行ってみた。
     盛りの良い定食で人気で、行列ができるくらいだが、とにかく超高速回転していて待たない。
     この活気も味のうちかなと思う。店員も大勢いてフル回転。
     魚系定食は「焼き済み」だが、炒め物はその場で作っている。  今回は「肉野菜定食(\730)」を頼んだ。量が多い。肉は少ない。それほど味付けも濃くなくてヘルシーと言えるかもしれない(汗)  次回はもっと肉が多い「生姜焼き定食」にしよう。これは「半作り置き」方式らしく、注文からわずか 数秒で提供されるという超速メニューだけれど、なんか旨そうに見えた(笑)
2009.7.9
  • 『劇場版・交響詩篇エウレカセブン「ポケットが虹でいっぱい」』 Blu-ray 鑑賞 ★★
     TV版とは違う話になる、とはインタビュー記事等々で聞いていたけれど、まさかこんなに違う話 になっているとは思わなかった。
     もともとの物語が後半戦かなり「つらい話」ばっかりなのだけれど、劇場版では 「エウレカとレントンのラブストーリー」というところだけ残してほとんど「おとぎ話化」している。
     だから可愛い話かというと、本来の悲惨な話をカモフラージュする為に可愛らしく粉飾しているだけ というようにも見えるのだが。
     『エヴァンゲリオン新劇場版』が、本来のストーリーから徐々に分岐してパラレルワールド的に 違う話に入っていくのと比べたら、全ての登場人物がまったく違う設定で登場するのだから、 見ているほうも初めから「これは違う話だ」と納得するしかない。
     共通するのは「地球が未知の生物に侵食されている」ということと、「エウレカの存在とレントン」、 「月光号にニルバーシュが搭載されていて、同じ顔と名前のクルーが乗っている」ことくらい。
     月光号のメンバーは軍の実験の影響で「通常の三倍以上速く成長する(老化する)」ことになってしまい、 その実験のときに一瞬垣間見たもう一つの地球(ネバーランド)ならば、時がたたない(永遠に生きられる) ということで、もう一度向こうに行く方法を探している。
     その方法はほぼわかっているのだけれど、莫大なエネルギーと、発動の「鍵」としてエウレカが必要で、 地球に大被害を及ぼすと思われる。
     エウレカとレントン(とニルバーシュ)は幼馴染という設定。
     エウレカはコーラリアンが送り込んだ人型エイリアン…というより「ロボット」とされている。
     ここであえて「ロボット」としたのは、「ピノキオ的」な意味で「人間になりたい」という潜在意識を 「レントンと一緒にいたい」という気持ちと一緒に強調したかったのかなと思われる。
     逆に「ニルバーシュ(幼生)」はより生物的に描かれていて、子供時代のレントンに「ペット」のように 一緒にくっついている。サイズも犬猫くらい。
     そのぬいぐるみのようなニルバーシュが「もきゅもきゅ〜」としゃべりまくる。
     「声優」は、 玉川紗己子(タチコマ)
    だ。なんか「人外」役が多いな(^^;
     後半で「ジエンド(幼生)」と「ニルバーシュ(幼生)」が取っ組み合いのけんかをするシーンもある。
     もちろん玉川紗己子の一人芝居で「もきゅ!」「もきゅもきゅ〜!」とあたりを転げまわる。
     はっきり言って見終わって「判ったような感じはしない」のだが、まあ「ニルバーシュ(幼生)」は 可愛いし、「空中戦」はなかなか激しくて見ごたえはある。なんとも困った作品だ。
  • 新型インフルエンザの感染者数が2,000人を超えた
     一週間で500人増えた。夏に向かっているというのにハイペース化しているぞ…
2009.7.8
  • 「塩」といえば…
     最近「美味しんぼ」の読み直しをしていて、33巻 - 魅惑の大陸 (1992年) の第2話「塩梅」の塩の話に引っかかっている。
     1992年当時は「専売法」があって「日本たばこ産業」がイオン交換法で作った純度の高い塩しか 一般には手に入らなかった。
     このため「2.塩梅(前編)」で雄山がすし屋で「普通の塩を使ったコハダのにぎり」を食べて 「味の基本が出来ていないから失格だ」と言い放つ。
     そこで山岡が、高知の「命と塩の会」が作る「釜で炊かない天然塩」を紹介する。
     当時は「専売法」を回避する手段として「会員に配布する」という方法で入手することが出来たそうだが、 現在でもこの組織は会社化して活動を継続している実在のものだ。(ちなみに今は1kg=2,000円程度で販売)
     しかし、今度は2010年から「天然塩・自然塩」と名乗ることは禁止になる。
     面白いよね?
     実は2002年に塩の販売が自由化されると、「自然塩ブーム」がまき起こり、今現在 日本は世界で一番たくさんの銘柄の塩が流通する国になっているのだそうだ。反動って恐ろしい。
     そして、熾烈な販売合戦の結果それらの宣伝は「優良誤認」…はったり、でたらめオンパレードになって、 2004年、国内9社が「公正取引委員会」の警告を受けた
     その結果を受けて、塩を販売する業界団体が組織され、2008年、商品の表示に関するルールがまとめられた。
  • そういうわけで、2009年の今が、出鱈目な塩の広告が見られる最後のチャンスと思われるが、 まあ「優良誤認」から「オカルト」「トンでも」まで、今はまだ凄まじい広告を見ることが出来る。
     「美味しんぼ」で紹介されたような「釜で炊かない天然塩」を作る業者も現在は いくつもあって、どこも「自分のところが最高だ」と主張してやまないのだが、科学的にボロボロな主張を しているサイトが多くてあきれてしまう。
     一番頭痛物の主張は「加熱して作った塩は、塩素とナトリウムが強固に結びついて体内に残り 高血圧の原因になる」というもの。
     この宣伝を書いている人は、塩を水に溶かしたらNa+とCl-のイオンに 分解していることを知らないのだな。調理の上で「岩塩」などは硬くて粒が大きくて溶けにくい ということはあるようだが、溶解再加熱した塩はそれほど溶けにくく無いし、いずれにしても 水に溶けたらどんな「塩」でも「Na+とCl-」に分解しているのは同じ。
     「義務教育の理科」で習っているはずだがなぁ…
     よく見るのは「海水の成分に近いから体に良い」という宣伝。
     体にいいか悪いかは置いといて、海水を蒸発させていくと塩が結晶してくるが、同時に 濃い「カン水」が出来る。ほぼ「にがり」と言って良いが。
     この液体を分離して製塩するのだから、ここで「海水の成分と同じ」とは言えなくなるし、 分離しないと苦くて塩の味としては不適格になる。「にがり」だから。
     この段階で「にがり」より結晶化しにくいミネラルは全部捨ててしまうから、 ことの良し悪しはともかく「海水」とは違うものだ。
     ちなみに「海の水を飲んだら人間は死んでしまう」という事実は、 塩の宣伝的には、どう考えるべきなのかね?
     遠い祖先が海に別れを告げたのは、何億年前のことだったかなぁ…(^^;
     なんとなく「塩を煮詰めない派」は、闇雲に「天然自然を極めたい」という欲望に突き進んで いるだけのような気がする。もちろん商品として「一番高価」ということも有るね。
  • 世界の塩の主流は「岩塩」らしい。
     なにしろ掘れば即塩なのであるから安い。露天掘りのものもあるが、岩塩の地層に水を注入し 濃い塩水をくみ出して再加熱するというのが主流の製法だそうだ。
     岩塩はもともとNaClの純度が高く不純物が少なく高品質。
     コーデックス(国際食品規格=日本も参加)では、NaCl含有率97%以上。
     ただしフランス国内規格は94%となっている。海水から塩を作るメーカーが基準の変更を陳情したのだとか。
     というわけで、日本でも基本的には「塩」として売っている商品は97%はNaClということだな。
     一方、「非加熱の天日塩」は国によっては食用使用を制限しているところもある。 「好塩菌」の混入の心配があるのだそうだ。この製法を取るメーカーは、 高度なフィルター処理で除菌していると宣伝している所もある。
     好塩菌の実際の被害が出た報告はほとんど無いようだが、 海水に含まれる天然の有害成分(砒素・銅・鉛・カドミウム・水銀)が、海水から作った場合 本当にコントロールされているのか、そこも、しっかり表示してほしいものである。
  • 「伯方の塩」「赤穂の天塩」「シママース」etc.の原料は「輸入岩塩」
     というのが、公正取引委員会に指導されたそもそもの発端。
     まあ、「パッケージの裏」を見るのが趣味、の私は「公取」が動く前から知っていたのだが、 輸入した岩塩を溶かしてそのたミネラルを混ぜて再乾燥させたものなので、同じように 「○○の塩」という○○(地名)が産地のような塩のほとんどが、産地偽装みたいなもので、 指導が入った。
     まあ「わかさ生活」とか「健康家族」とか、「よさげな社名」で商売しているケースは 他にもたくさん有ると思うが…。でも「伯方の塩」は伯方の海の塩だと、裏を読まない人は 100%騙されるよね。
  • まあ「地球に優しい」を目指す人は安価な「輸入岩塩」かJTの塩を使うがいいです。
     手間をかけて作った高価な塩は結局、海水を煮詰めたり天日を使うにしてもポンプで 長時間循環させたりして、莫大にエネルギーを浪費しているわけだから、高価な塩は 二酸化炭素の塊ですよ。
     安い塩は結局「費用=エネルギーを投入していない」ということなので、環境に優しいわけだ。
2009.7.6
  • カレー「まんてん」(神保町1-54)
     最近一日おきくらいのペースで「靖国通り」をウォーキングしているが、 毎回同じルートではだんだん飽きてくる。そこで「ウォーキングの途中に神田界隈の店をのぞこう」 ということで、たまたま「アド街」で紹介されていた食堂に寄ってみた。

     量:★★★★★
     カツカレー600円を頂きました。
     普通盛りでもかなりギュッとご飯を詰めた上にどぼどぼとルーがかかり、カツの上にまたルー。なかなかのものです。 隣で「大盛り」にさらに何かオプションを頼んだ人の器からは、ルーが雪崩を打ってこぼれてた(^^; (ていうか、サイズで器を換えるという考えが無いのか…)
     味は普通に「小麦粉でもっちもちの黄色いルーにひき肉だけというルー」なのでどうということない …というか、なんなんですが、とにかく「しっかり食わせてやろう」という店の心意気が良い。
     サービスのミニミニ・コーヒーも「余分なお金を使わせずに満足させてやろう」という心意気かな。
     さすが学生街のカレー屋さん。

2009.7.5
2009.7.4
  • アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』…「エンドレスエイト」がエンドレス
     終わらない…。
     原作はページ数にして80Pほどの短編なのだが、「ハルヒが夏休みに何かをやり残したために最後の二週間をループしている」という話が、アニメ版では本当にループして、毎週同じ話を微妙に変えながら繰り返し放送されている(^^;;
     原作では「ループに気がついた登場人物が脱出の方法を考える」という話だが、アニメは 1回目…誰もループに気がつかない平凡な夏休み…原作読者が「あぁ、2回目が解決編なんだ」と思う
    2回目…ループに気が付くが脱出できない…原作読者が「おぉ、気づいたけれど脱出できない三部作か」と思う
    3回目…ループに気が付くがまた脱出できない…原作読者が「えぇ、まさかまた?」
    4回目…??
     という具合で、ファンの相当数が原作を読んでネタばれ状態であることを逆手に取った 驚愕のシリーズ構成になっている。
     当然のようにネットの評価は「いったい何時になったら終わるんだ」と批判の嵐みたいなことになっているが、 ここで描きたいのは「ループから抜け出せない困惑と絶望感」で、作中人物は心も荒れ果てている わけで、ファンが大騒ぎしているのはまさに演出の狙い通り。
     とにかくこの方法は「週一のTVシリーズ」というフォーマットで無ければ成立しない。
     小説では同じ話を何度も書いていたらただ読み飛ばされてしまうだけだろうし、 劇場版映画だったら、4回(x約25分=100分)は長すぎる。
     「次の放送まで1週間待たされる」というTVだからこそ、「次回本当に終わるのか?」 とやきもき(いらいら?)しながら待つ感覚があるし、巻き戻って先週の録画との 微妙な食い違いを確認してしまうという効果が発生する。
     そして、2回目を見たときには「なるほど三部構成か」と思ったのに、3回目を抜け出せなかった 段階で「4回目で終わると断言できない気分」になってしまった。
     まさに作中人物が感じている「抜け出せない不安」 …この気分が現実に1週間続くのだ。
     「TVアニメ」というフォーマットでしか出来ない試みをやっている、という点で 斬新だし狙い通りの効果を上げている。たいしたものだ。
     ただし、これは「1回しか使えない大技」というやつだな。
  • ネットを眺めていたら、 エンドレスエイトは、「失敗シークェンスはこの世の歴史に残らない」という設定なので、 DVD化されるのは脱出成功する最後の一話だけという読みが有った。
     そうなったら、また話題騒然だなぁ。TVでは「同じ話を何回やる気だ」と批判され、 DVDでは「何故DVDでは見られないんだ」と批判され、結局祭りに…(^^;
     TV版には「次回予告」がないし、DVDの発売予告には「話数の配分」などの情報が無いので、 もうなんでもありの予感。
2009.7.3
  • 『劇場版 ヱヴァンゲリヲン:破』鑑賞(TH本八幡#1) ★★★
     前作『序』は基本的にTV版と同じストーリーということでBlu-ray発売までいいかな…と 余裕の構えであったが、本作から新展開ということで劇場に見に行ったが、こっこれは…!
     全編驚愕の新展開。
  • 新型インフルエンザの感染者数が1,500人を超えました
     最近全然話題にならないけれど、梅雨時だというのに感染者数はこの一か月まったく右肩上がりで、 毎日50人以上新規の患者が出ているような状況。でも先月あれだけ品切れしたマスクは今は 余っているみたいだなぁ(笑)
    [参考:IDSC感染症情報センター]
     ちなみに中国では「中国初のインフルエンザの死亡者を念のため検死したら、お風呂で感電死だった」 というニュースを見た。
     そんなオチってあり?、体裁悪いからもみ消しちゃおうということなんぢゃないのか??
  • 4月期(〜6月で終了したアニメ)を降り返る「完了編」(★★★評価付き)
    • 3/31月10:20- d  BS2  ★☆母をたずねて三千里[再]
      【完了】以前一話だけ録画し損ねたが、今回は全部録画成功(^^)
    • 4/1火19:25- d  BSh  ★火の鳥[再]
      【完了】結局ハイビジョン・ライブラリとして録画しただけだった。
    • 4/10金 0:45- d  CX  ★★☆ 東のエデン
      【完了】毎週面白かったが、後半で「これからだ!」という感じになったところで終了し、 続きは60分x2本の劇場版なのだそうだ。ノイタミナ枠で2クールやってもいいじゃないか!! フジTVの陰謀だ!!!
    • 4/10金 1:59- d  TBS  ★★けいおん!
      【完了】世間では大ヒット、なのだが「軽音楽部」のアニメとして見た時、あまりにも 演奏/練習しているシーンが少なすぎて嘘臭い。ベタベタに下手糞なシーンと、嘘のように 突然完璧な演奏シーンしかなく、練習がダラケ過ぎ。音楽をナメているようにさえ 見える。「やるときはやるぞ」というキリっとした場面をもっと描かないとだめ。
    • 4/3金19:25- d  BSh  ★彩雲国物語[再]
      …脱落。面白いんだけれど、私向きとはいえなかった。当たり前か(笑)
    • 4/5日 18:30- d  MX1  ★☆帰ってきたウルトラマン[再]
      【完了】懐かしかった。
    • 4/5日 23:54- d  BS2  ★☆蟲師(つづき)[再]
      【完了】無事感想という気分。まあ面白いのだけれど、これだけたくさんの番組の中では 静か過ぎて主張しない作品だったなと。でも、そこが良い。
    • ★咲-SAKI-
      …脱落。マージャンをアニメで描く「絵の力」がなかなか面白いけれど、 延々とマージャン大会が続いているのでストーリーが限界(笑)
  • 4月期アニメを降り返る「7月以降も継続編」(★★★評価付き)
    • 3/31火19:00- d  BSh  ★スターウォーズ/クローンウォーズ
      …継続中。イマイチ乗り切れないがまあ見ている。
    • 4/7火20:00- d  BS2  ★★★電脳コイル[再]
      …継続中。何度見ても面白い。わくわくする。
    • 4/8水 0:59-  日テレ  ★☆蒼天航路
      …継続中。三国志には興味が無かったのだがボチボチ見ている
    • 4/15水 23:30-  MX  ★★★「亡念のザムド」
      …継続中。目を離せない!
    • 4/9木 1:30-  MX  ★☆ シャングリ・ラ
      …継続中。「世界の秘密」開示していくタイミングが悪いのか、イマイチもり上がらない。 これは「シリーズ構成」が悪いということなのか?
    • 4/3金23:30- d  BS11  ★★★交響詩篇エウレカセブン[再]
      …継続中。見損ねていた前半を見ることが出来て満足。後半は主人公たちが どんどん辛くなっていくのがアレだが頑張って付いていくぞ!
    • 4/4土 2:00- d  TBS  ★☆バスカッシュ!
      …継続中。ビジュアルは斬新だがイマイチ物語に芯が無いな。もはや惰性(^^;
    • 4/4土 2:30- r  MX  ★★☆涼宮ハルヒ[再]
      …継続中。第一期のような衝撃的なものが無いような気はするが、面白い。
    • 4/4土 10:00- r  TKY  ★★★ケロロ軍曹6th
      …継続中。子供向けのネタと大人向けのネタが分離して、大人向けが過激になってきたような気がする。 ポケモンやサザエさんでありえない世界に踏み込んだな。
    • 4/4土 18:25- d  NhkE  ★★☆ 獣の奏者エリン
      …継続中。とにかく幼児対策と思われる「アニメオリジナル・キャラ」のギャグが痛くて見ていられないので、 脳内でスルーしている。原作の良いところもちゃんと使っているからまだまだ見る。
    • 4/4土 18:30- r  BS11  ★☆ウルトラセブン[再]
      …継続中。懐かしい。
    • 4/4土 23:30- r  BS11  ★★ マクロスF[再]
      …継続中。高画質を狙って衛星放送版を録画しているのだけれどBlu-ray版と画質の差が結構激しいのが 残念。でも見るけれど。
    • 4/5日 11:30- d  BSTBS  ★★ ガンダム00[再]
      …継続中。高画質を狙って衛星放送版を録画。こちらはマクロスと違って「こんな高画質じゃソフトの売れ行きが止まるのでは」と心配するくらい高画質でGN粒子がキラキラ!
    • 4/5日 17:00- d  TBS  ★★☆鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST
      …継続中。オリジナルの方が印象が強いのはやっぱり「主題歌」の力かな。そろそろ、 ストーリーが分岐するそうなので楽しみ。
    • 4/5日 23:29- d  BS2  ★★☆グインサーガ
      …継続中。最初の2,3回は目がくらむほど「変」だったけれど、だんだん落ち着いてきて、 内容が楽しめるようになってきた。
       特にアムネリス(姫)にのぼせてナイト気分のアストゥリアスの妄想具合はとても笑えた。
       設定とか、戦闘シーンのバランス感覚には期待しないので、801的な描写で頑張ってもらいたいものだ(^^;;
2009.7.2
  • 「辻調が教える おいしさの公式・西洋料理」(ちくま文庫)
     …という本を読んでいる。
     プロレベルの「おいしさの公式」を披露して家庭料理をグレードアップしてもらおうという、 太っ腹な本。でも一般の料理本と違って全部文字。見栄えだけはうちのHPみたいだ(笑)
     ただのレシピだけでなく、下ごしらえや加熱調理のコツがたくさん書いてあるのが特徴。 メニューの組み立てにも言及している。
     で、なんとなく「野菜」を食べなきゃという気分になって、「ポテトサラダ」と「ラタトゥイユ」を作ってみた。
     ポテサラなんかめったに作らないが、意外にうまく出来たぞ。
     ラタトゥイユはいつも通りだな。煮込み料理なのであまり夏という感じがしないのだが、 「夏野菜料理」ではあるし、これは冷やして食べると旨いんだなぁ。しかしこの季節、火から 下ろして4時間たってもまだほんのり温かい。(食中毒(ウェルシュ菌)的な意味で)危険な温もりだ。 本当は冷蔵庫で一晩冷やしておきたいところ。
     ところで、作っては見たが、この本には書いてない「公式」もあるみたいだ。つまり、 この本で物足りなく思ったら「辻調理師専門学校においで」、ってことなのかなぁ(^^;
  • 「ポテトサラダ」…レシピどおりだとかなり酸っぱめ。スライスしたタマネギを塩もみして使うのだが、 ジャガイモと混ぜた後で薄皮の繊維がぴろ〜んとなるのが気になる。
     よりおいしくするために「具」の工夫…リンゴとか干しブドウなど甘みのあるものを入れるのは いいんじゃないかと思う。ゆでたジャガイモをつぶすときに「少量のバター」を入れると リッチで滑らかになりそう。かな?
  • 「ラタトゥイユ」…赤と黄のピーマンを使うのだが、よくある緑のものより皮が硬いので 剥いて使ったほうがトロミが増して良さそう。
     トマトの皮は薄いのであまり気にならないようだ。
     あとは「冷却時間」が予想外に長かった。もともとトマトの水分だけで煮込むので 水分が少なく、一時間も煮込むと煮詰まって全然対流しない。とても冷めにくくなる。
     冷ますあいだに味が馴染んでいくので、粗熱をとって冷蔵庫で寝かして、食べられるのは 取り掛かってから5〜6時間後。簡単だけれど食べる前の日から取り掛かっておくべき料理だった。
  • ちなみに、何故二種類同時に作ったかというとラタトゥイユを煮込むあいだ暇だから。
     最近あまりやらないけれど、宴会でたくさんの料理を作るときは「料理の手順の組み合わせ」 を考えるのも面白いんだよね。
  • ロスアラモス研究所、光速を超える電波の送信装置の開発に成功(technobahn.com)
     「マジ?」
     研究グループは「この装置はパルサーで生じているシンクロトロン偏光(Polarization Synchrotron)の原理を応用したもので、 光速を超える速度で通信を行った場合、衛星経由で携帯電話を使用した場合でも遅延が生じなくなる」 と言っているそうだ。4/1でも無いし、研究費詐欺じゃないのかねぇ…。とにかく信じられん。
     「見かけの速度」が速くなるだけなんじゃ?
     ちょっと前には「歩く速度の光」という研究を見たことがある。
     光は「波動」なので、位相の揃った波を重ね合わせると、強め合ったり、弱めあったりする。
     ほんの少し波長の違う光を重ねると、波の山がゆっくり移動する。 これを物凄く精密なパルスで制御すると、単一の光パルスが歩く速度で移動するように 見える。という話。
  • どうもこのtechnobahn.comというサイトに掲載された記事は、 2008年1月にメキシコのサイトに掲載された記事「LANL scientist makes radio waves travel faster than light」だった。元ネタ古っ!
     この中に「月に向かって発射したレーザーをゆっくり振ると、 見かけの光の動きは光速を超える」なんて話が出てくる。おいおい…なんだこれは。
     この件で3年間で300万ドルの補助金を受けたと書いてあるが、一年半後の現在新しい 話題がないということが怪しい。
     いずれにしても、今後も「technobahn.comに掲載された記事はマユツバ」っことで。
     アインシュタインが絶句するような「超光速理論」が出てきたのなら凄いけれど、 世界がひっくり返ってしまうな。もしかしたら進化した宇宙人はそういう電波で 通信しているかもしれないよね。
  • 光よりも速く情報を送ることができるようになると、過去に情報を送ることができる。
     これはSFでも良く使われる相対性理論が予測する論理的常識。
     もし、超高速通信機が成功したら、その瞬間に未来からの通信がバンバン入ってくる。たとえば、 新型インフルエンザの流行予測とかね。
     逆に言うと、インフルエンザが流行している限り、超高速通信はまだ実現していない。ということ(笑)
  • それにしても「とんでも発明」は人の心をひきつけるな。
     去年は「水だけをエネルギー源にして走る電気自動車」というものの説明会に「環境派議員」たちが 騙されて出席して詐欺の片棒を担がされていたね。そんな文系議員は国家を滅ぼすよ。
     発表された当時(2008年6月)のGIGAZINEがこの件を詳しく報道しているけれど、 この会社は2009年2月10日に店仕舞いしたようです。
     色々見ていくと、この発表会は「発表会で出資金を募る」というより、既存の出資者を 繋ぎ止める狙いのパフォーマンスだったらしい。
2009.7.1
  • 銀河乞食軍団 黎明篇(1)「〈蒼橋〉(あおのはし)義勇軍出撃!」
    著者:鷹見一幸・原案:野田昌宏、
     あの「銀河乞食軍団シリーズ」のリメイクの話は今から5年前からスタートして、今回の小説は 原案の野田氏存命中にスタートしていたものだそうだ。ファンにとっては不幸中の幸いというか、 運の良いことだった。
     文体はほぼ野田版を踏襲しているが、導入部は乞食軍団を尋ねたある女性が、連れに20年前の 昔語りをするというスタイルになっている。その女性は当時 「星湖(ほしのうみ)トリビューン蒼橋特派員」 として、主人公たちと行動をともにした「ロイス・クレイン」という人物。らしい。
     ストーリーは、長年鉱山惑星として発達した「蒼橋」が、開発会社の不平等な条約からの 独立運動(ストライキ)を起こし、これを制圧に来た開発会社の軍隊と戦うという話で、 そこに「仲裁役」として派遣された星系軍が絡む。
     この話の「蒼橋義勇軍」と「星系軍」のリーダー格の数名が後の「銀河乞食軍団」の 核になっていくという後々の設定だ。
     ストーリーはさておいて(?)、昔の「銀河乞食軍団」本編のカバーイラストは、 黎明期の海外SFの表紙のような「重厚かつ怪しい雰囲気」の絵だったのだが、 新シリーズはすっかり「ライトノベル」的。
     ピンク色のスキンタイトなツナギ(?)を着ている女の子が、「ロイス・クレイン」 だろう。かなり萌え系イラストだけれど、後方に小さく描かれているその他の 登場人物の絵を見れば「このままアニメ化出来そう」という雰囲気のバランス が感じられる。
     考えて見れば本家も、渋い親父たちが仕切る宇宙運送業(何でも屋?)の中に、 丁稚奉公的に未成年の女の子がわらわらと入り混じって働いているという、 なんとも姦しい世界を描いていたのだから、「萌え」という言葉は無かったけれど、 萌えSFのご先祖様に近い場所にいたのかもしれない。
     古い海外SFの世界に登場するのは「肌もあらわな金髪美女」だけれど、 「ツナギを着込んでメカに囲まれ機械油にまみれている少女たち」というのが、 野田SFの基本ビジュアルだから、1982年当初から、イマドキのオタクの 世界を先取りしていたのだなぁ…
  • 軌道の物理学は、宇宙SFの外せない要素で、ここはきっちり押さえている。
     この世界では「星系間ワープ」は可能だが、「宇宙のハイウェイ」のように、 特定のポイント間でしか高次空間への出入りが出来ない設定になっていて、 星系内は「核融合エンジンで推進剤を吹かして航行する」という仕組み。
     軍艦は3〜4Gの高機動が可能だが、民間船はせいぜい1G加速。だから、 戦争状態になっても、戦場のある場所から別の場所に移動するのは数時間から数日がかりだし、 何かを発射しても命中するのに凄く時間がかかるし、逆にただの石ころでも 投げる向きによっては大変な兵器になる。
     「超空間」がらみの理論は何の説明も無く、むしろオカルト的に取り扱っている反面、 今の科学(ニュートンとかアインシュタインとか)の延長で可能な物理現象、ロケット工学 などについては徹底したリアリズムで描いた野田さんのスタイルは受け継がれている。
  • 読み進めて面白いと思ったのは、宇宙空間では惑星の公転する平面を基準にして、 北が上、南が下という感覚が「北半球人の一般的感覚」だと思うのだが、 他の星系から進入する宇宙船が、惑星の周回軌道に侵入するシーンで、 「周回軌道の外側を上、内側を下」と座標を切り替えるところ。
     簡単に言えば、「赤道に立って見上げた感じ」と同じ。
     速度を落とせば軌道半径が小さくなる。つまり落下する。
     スペースシャトルの映像でも、赤道上空から北半球を写したイメージが多くて、 それはなんとなく「北を見上げる(北=上)」という気分がするのだが、 赤道上空を周回する宇宙船から見たら、進行方向は東、北は左、南は右、 という座標感覚になるのが妥当なんだろう。
     しかし、文化的に「北が上」だと思い込んでいる「北半球人の感覚」と違って、 ひょっとすると、「赤道人」は「上は上(太陽が上った感じ)」だと思っているのか?
     そんなことを考えるとわくわく出来る。

  • ボルドーワイン試飲会
     近所の商店街の中にある酒販店が経営しているレストラン では、長年「ワインの会」が 開催されているという情報を仕入れた妻に誘われて参加してみた。
     月一開催でほとんど100回目を迎えるという今日の会のテーマは 「ボルドー左岸・右岸とその各年代を飲み比べる」という趣旨で、 普段特別ボルドーをリクエストすることの無い私には、ものめずらしく新鮮な経験だった。
     ワインの味の違いは大きくは「ブドウの品種」により、その他「仕込みの違い」、 マニアックには「畑の違い」など色々ある。
     ところが、ボルドーは複数のブドウの品種をブレンドして使うのが一般的 なのに、そのボトルのラベルにブドウの品種が書いてなく、まして何が何パーセント なんて情報は一般人にはほとんど知る由も無く、プロが其々のルートで情報を集めて やっと判るかということのようだ。しかも、年により、ブドウの出来により、 作り方も換わってきたりするので、大変だ。
     そんな判りにくいフランス(ボルドー)ワインを解説つきで飲むことが出来るのは、 ワイン会ならでは。この司会の女性は結構熱心な感じでトークを楽しむことも出来てよかった。
     一般的に言われる「左岸・右岸」の違いは確かに判った。
     今回試した6種類の中では「メルローの配分が多い」と言われる右岸のワインは、 どれも共通した印象があって案外すっきりと飲める味。対して左岸のワインは、 色々な要素が入っていて面白みも多いような。
     だけど色の名前で「ボルドー」というのが有るくらいだからなのか、いくつもある ワインの色合いはどれもほとんど同じ。これは、多くの生産者が「ボルドーの色はこうあるべき」と、 共通認識があってコントロールしているとしか思えない統一感があった。
     世の中にはもっとピンク系だったり、紫がかったり、いっそ黒に近いと見えるようなワインも あるわけだが、ボルドーはなんとも「華やかな赤」で、当たり前ではあるのだが、 ワインらしい色だと思う。
     香りもなんだか、案外似通っている。
     はっきりと違いが判りやすいのは、糖分・酸・渋みのバランスで、あとは 素人には表現する言葉の難しいスパイシーな成分など。かな。
  • しかし「ワインって飲んでいるうちに旨くなってくる。何でも」という経験があるでしょう?
     赤ワインを飲んで、一口めに「酸っぱいな」とか「渋いというかエグイというか…」と、 マイナスの要素を感じることが多々あるのだが、経験的に二杯目、甚だしきは二口目には、 なんとなくマイナス要素が消えて、最終的にはそれなりにまともなワインならば、 なんだか美味しくなってしまう。という謎の現象がある。限度はあるけれど(^^;
     実は人間は地球上の平均的な生命と比較して「臭覚」と「苦味」に対する感受性は、 「遺伝子が壊れている」と言って過言で無いほど劣っているらしい。
     これは大脳が発達した結果、危険な食べ物…腐敗した食品etc.を避けるのに、 物理的なセンサーの性能ではなく、脳の情報処理を活用できるようになったために 重要でない機能として退化してきた、という学説があるのだそうだ。
     熊は地球上でもっとも優れた嗅覚を持つ生物で、北極の見渡す限りの氷の平原で、 何キロメートルも先のアザラシの匂いを頼りに狩をするという(そのかわり視力はそこそこだ)が、 人間の嗅覚は腐ったものを避けるくらいの役にしか立たない。
     イルカは、目隠しをしても超音波で餌の魚を追い詰めることが出来るが、実は ほとんど味覚が無いという話も。
     つまり、生き物は必要な感覚だけが発達して、無くてもいい感覚は捨ててしまうようだ。

     私の「臭い食品に対する、からから仮説」も披露しよう。
     世の中「発酵」と「腐敗」は紙一重。
     それはどちらも同じ微生物による食品分解を、食べたらおなかを壊すかどうか で区別しているに過ぎない。化学的には「毒素の有無」か。苦く酸っぱくドロドロになった 食品は本能が拒否すべきものだったはず。でもおなかを壊さないならば生より日持ちがする。
     この事実をより積極的に考えれば、人類が「発酵食品」を利用するようになってから、 鋭い嗅覚を持っているが為に「納豆は腐った豆だから食べられない」なんていう鋭敏な 人間は、新鮮な食料が調達できない条件下での生き残り率が低下して、結果的に、 腐敗臭や、酸味、苦味など、微生物の出す匂いが平気なように淘汰されてきた可能性は 有る。
     まあ、そんな大脳の進化や生物学的条件付けにより、ワインの酸味や渋みも 「ワインってこういうもの」という知識とともに「旨さ」に脳内変換されている 可能性はあるね。
     より物理的、直接的には、「味を感じるポイント」は種類ごとに分布密度が異なっているため、 ワインが舌の上を通過する際に反射的に不快な反応を示す部位を避ける、ということが有ると思う。
     実際試飲のときに「舐めるような少量」では全然味がわからず、それなりの量を、 口の中全体に満遍なくいきわたるような飲み方をしないとすべての要素は感じ取れない。
     ワインとチーズの相性が良い、というのも実はチーズの脂肪とタンパク質が、舌の味覚センサーを ほどほどに被覆するからだろう。それはワインの欠点をカバーする。チーズの旨みとワインの旨みが 相性がいいという「足し算」だけではない。欠点の「引き算」もやっているはずだ。
     まあ、いろいろ考えると「塩だけで飲めてしまう日本酒」ってやつは最強なのではないか とも思うがね(笑)
  • ちなみにこの日の料理は、パン・チーズ・レタスっぽいサラダ・ポテトフライ・ 豆とミートボールの煮込み・トマト味のペンネ、と、すごくシンプルにワインを 飲むことに専念したようなもの。
     ペンネのソースには細かく刻んだタコ・シメジ・キャベツなどがひっそりと入っていて、 良いんだかなんだか良くわからないような(よく言えば賄い風なのか)…だから、 レストランとしての実力も今回のところは不明(笑)
     帰宅してから「グルなび」などでレストランの情報を見たけれど、なんだか 料理の情報が少ない。やっぱりワインに専門が集中しているのかな。
7/8月のBS/WOWOW★注目番組


[Home] [先月|目次|翌月]
文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!