映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2006年5月
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2006.5.31
  • マクドナルド栄養表
     映画『スーパーサイズ・ミー』では、特大セットをゲロゲロしながら 無理無理食べて、1日5,000Kcal (被験者の適正なカロリーの二倍)食べ続けたというのだが、マクドナルドの栄養成分表 を参考に確認すると、5,000kcalは、 (ビッグマック+ポテトM+コーラM)+チーズバーガー2個)*3食 に相当するらしい。
     一方、三食マックで2,500Kcalに収める為には、 (チーズバーガー+ポテトM+コーラM)*3食でOK
     この結果を見ると、栄養のバランスはともかく、普通の人なら三食マックでも 極端な肥満になることは無い様に思う。
2006.5.28
  • HV版『スーパーサイズ・ミー』鑑賞(wowow) ☆
    芸能人一ヶ月マクドナルド生活…みたいな?

     米国では2002〜3年頃「自分が太ったのはマクドナルドのせいだ」という訴訟が ワラワラと発生した。
     訴えは当然のことながら却下されたが、判決文に
    「肥満とマクドナルドの因果関係が証明できれば再審の余地が有る」 と有ったことを受け、
    「自分が実験台になってマクドナルドで食事をすると健康を害すると証明してみせよう」 とドキュメンタリーを撮ったおお馬鹿作品である。
     ちなみに2005年、体重増加や肥満をめぐって消費者がファーストフードチェーンなど 食品メーカーを訴えることを禁止するチーズバーガー法 (正式名「食品の消費における自己責任法」)を可決した。

     アメリカには「救急車の後ろを走っている奴がいたら、それは弁護士だ」という 訴訟で儲ける弁護士を揶揄したジョークがあるというが、どうやら 「ドキュメンタリー監督も同類」のようだ。
     やっていることは日本の若手芸人が一ヶ月一万円で暮らすバラエティと 同じくらい下らない事なのだが、正義のために命を削っているみたいな タッチで仕組まれているから笑ってしまう。
     これを「映画」として認められないのは、スーパーサイズ(超特大)のセットを 「気持ち悪い」を連発しながら無理やり食べた挙句、路上にゲロを吐き散らす 様子を撮影してはばからない神経である。
     いかなる理由でも、こんなものは映画にすべきでない。
     そもそも、マックがどうこう言う前にただの食べすぎだし、訴訟をした デブたちも強いられて吐くほど食べたわけではない。
     「公立学校に清涼飲料水の自動販売機を置く必要は無い」とか、筋の通った 主張も紹介しているのに、監督の小芝居が全てを嘘くさくしているのだと 思わないだろうか。
     「一日三食マクドナルド」が栄養的に問題があるなど、映画にする必要も無い 常識だし、 逆に「マック」「吉野家」「カップヌードル」だけで普通に健康な人間も大勢いる わけ。
     「マクドナルド訴訟」を出発点として、痩せられないアメリカ人の病理に 切り込むようなドキュメンタリーならば見ごたえがあったのだろうけれど、 監督の視点は「政府と営利企業の陰謀が米国人を太らせている」という ただの社会派気取りから踏み出せていない。
     ていうか、監督の視点がこそが「米国病」を代表しているのか。

  • ヒトに「十戒」ロボットに「三原則」
     『アイ、ロボット』の感想の続き。
     この作品は意図的に二つの異質なテーマを混在させている。
     一つは「ロボット三原則を拡大解釈すると、人類はロボットに支配される」 というホラーSFネタ。
     もう一つは「ロボットの心に魂は宿る」という宗教ネタ。
     この二つのネタが「ロボット三原則からの逸脱」という共通の現象で 接合されてストーリーを組み立てている。
     ホラーパートは、SFでは良くある話で、結局ヒーローが腕力で解決して しまうのもベタベタのお約束ストーリーである。
     むしろ、米国では現実のロボット技術が主に「人殺しの道具」として 研究開発されているわけで、「ロボット三原則の国際法化」推進を頑張るべき 状況である。
     →米国のロボット兵器(2004年)
     この作品の「個性」はどちらかと言うと「宗教パート」にある。
     アシモフの短編集「I,Robot」にも、ロボットに宗教が芽生える 話がある。それは「ロボットの思考回路に宗教が芽生えるとすれば、 それはどういう形態をとるか」というSF的思考実験の成果だが、 映画『アイ、ロボット』の中で発生するロボットの宗教は、なんの根拠も無く キリスト教のイミテーションである。
     そこでは「天地創造の神」はロボットの発明者であり、彼に特別に作られた 主人公ロボットが「キリスト」を演じる。
     ロボット三原則はもちろんモーゼが与えられた「十戒」。
     捨てられた旧型のロボットと三原則を逸脱する新型ロボットは、信仰する 人々と迫害する人々である。
     最後に「丘の上の十字架」のイメージまで持ち出して救世主伝説 の雰囲気を盛り上げて見せるのだが、この救世主伝説は 「人間不在」なのだ。
     邪悪なコンピュータを破壊したのは、主人公のロボットとウィルスミスの 連携だが、ロボットの宗教の中でそれがどういう位置にはまるのかが、 ちょっと解りにくい。
     もしかするとウィルスミスが「キリスト」で、主人公ロボットが「使徒」 なのか?とも思うが、するとロボットたちは人間を神と敬い奉仕しました、 めでたしめでたし…という結末なのだろうか。
     「プログラムされた信仰心によって人間に絶対的な奉仕を捧げる ロボットたち」。見方によっては、これはずいぶんとダークな教訓話だ。 つまり『アイ、ロボット』とは手の込んだキリスト教批判映画なのだろうか。
2006.5.27
  • Bonsai means Victory in Japanese! (from トリビアの泉)
     アメリカ人には「盆栽」と「万歳」は同じに聞こえるそうだ(^^;
  • 「愛国心」が通知表で評価される埼玉県(asahi.com)
     先日たまたま国会答弁を見ていて驚いたのだが、埼玉県の小学校の通知表には、 「我が国の歴史と政治及び国際社会での日本の役割に関心をもって意欲的に調べ、 自国を愛し、世界の平和を願う自覚をもとうとする」と有る。
     福岡では 「我が国の歴史や伝統を大切にし国を愛する心情をもつとともに、 平和を願う世界の中の日本人としての自覚をもとうとする
     福岡の通知表は、市内の中国人、韓国人の親に問題視されて廃止になったそうだが、 これは当然の成り行きである。(というか結果が想像できないのがおかしい)
     愛国心とは何かという議論はさておき、評価項目が「心情」に言及するのは 憲法が保障する思想の自由に抵触するのでは?
2006.5.25
  • HV版『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』鑑賞 ★
     「マクナマラ元米国防長官」は、第一次世界大戦時代に生まれ、第二次世界大戦に従軍、そして ベトナム戦争時代に「米国防長官」を務め、戦争半ばで辞任(させられた)後も、国際政治の一線に 影響力を与え続けた人物である。
     まさに、人生を戦争・戦略に捧げてきた人物といっても過言ではない。
     その彼の回顧録として本人の一人称の語りで進められるこの映画は、 それが真実の「一面」でしかないとしても貴重な記録である。

     基本的に彼のスタンスは「与えられた職務を全力で全うする」というもの。
     第二次世界大戦末期の本土空爆については、計画の中心に居て「敵(日本)に最大の被害を、味方の損耗は最少に」 というロジカルな作戦立案に中心的な役割を果たしながらも、一夜にして10万人の市民を殺戮したことについて、 「戦争にも目的に見合った犠牲の大きさが有るはずなのでは」と言う。
     しかし、軍人たちは「負けることこそが、国民に対する犯罪なのだ」…つまり「勝つ為には何でもして良い」 という論理で凝り固まっているのだと批判する。
     日本の大都市の大半で、40%〜99%を焼き払うほどの空爆を実施した上に、さらに原子爆弾を使用する必要が あったのかという疑問も持っている。
     ベトナム戦争についても、戦争の中心人物であったが、マクナマラ本人は早期撤退を進言しながらも 戦争の遂行自体は「大統領の方針を実現させる」ために働いた。
     つまり、原爆もベトナムも責任は大統領と将軍にあり、『13デイズ』でも描かれていたキューバ危機 で戦争が回避されたこともまた、大統領の判断あればこそである。
     「戦争の責任は自分にもある。しかしそれは全力で職務を遂行した結果である。」
     そういう彼のスタンスは、更改しているように見えてある意味責任放棄でもある。
     将軍たちは「戦争大好き」で「負けないためなら何でもして良い」という倫理しかない。
     判断のトップは「大統領」であり全責任は彼にあるが、究極的には、国民の選挙で選ばれた 人物なのだから大統領の判断に従うことは、国民の総意に従うことであるという論理だ。
     泥沼化したベトナム戦争では、反戦デモが広がり、マクナマラ本人も実質的には辞任させられる形で 戦争の終結を見ないまま現場を去ったわけだが、それでもそういう政府を選挙で選んだのは国民 というわけだ。
     間違ったことだと感じながら、組織の大義が優先する。
     結局それこそが悲劇の源泉なのではないかと思う。
  • 月面の地震計の真実
     冷戦時代、核軍縮の話し合いの過程で米国の将軍たちは「ソ連は絶対に隠れて核実験をするに決まっている」 と信じて主張していた。
     マクナマラの話を聞いて驚いたのは、ソ連が米国に隠れて核実験する場所として「月の裏側」 が指摘されていたことだ。
     つまり、アポロが月面に置いてきた「地震計」は、科学的な観測のためなどではなく、 ソ連の核実験を監視するための物だったのだ。
  • HV版『TAXI NY』鑑賞 ☆
     私はオリジナルの『TAXI』を小粒ながら名作だと思っている。
     わざわざ旅行でマルセイユに行った時、白いタクシーを探して写真を撮ってきたくらいだ(笑)
     まあ、『TAXI』のフランス人のギャグ・センスは時々理解しかねる部分もあるのだが、 それにしても、全体にリズム感、疾走感が絶え間なく満たされていて、 脚本と編集のセンスがレベル高いと思う。
     で『TAXI NY』だが、脚本はかなりオリジナルに近い。細かな部分まで 思った以上に原作をトレースしている。
     にもかかわらず、この詰まらなさは何なんだろう…?
     犯人をいかついドイツ男から美女軍団にしたり、主人公をデブの黒人女にしたり、 そういう目先の変化だけが原因ではないような。
     とにかく「ノリ」が悪い。
     アメリカ人もしくは「ニューヨークっ子」にとっては、フランスの港町より、自分の街が舞台になっている ってことで楽しい事もあるのかもしれないけれど、日本人にとってはオリジナルの方が問題なく面白いんじゃ?
     日本文化ネタのギャグも仕込んであるし。
2006.5.25
  • Sonic Stage CP(4.0) Version UP
     「アーティストリンク」機能が付いた。
     今までPCに登録されている曲はネットから自動的にリンク (アーティストが属するジャンル)情報がダウンロードされるんだけれど、なかなか 精度が悪いね。
     リンクのデータを誰が登録しているのか知らないが、ときどき誰が見ても むちゃくちゃだと思われる設定がある。
     「木村カエラ」と「モダンチョキチョキズ」がリンクしているなんてだれも想像が 付かないよね。
     全然データの無いアーチストも多いし、ジャンルが細かすぎてリンクが作られない なんてケースも多い、というか大半?
     かと思えば、クラシックの大半が「オーケストラ」になっちゃったり。
     まあ、この機能はシャレだと思って楽しむか。
2006.5.24
  • WOWOWで『スターウォーズ』全6作一気放送(8月)-予告動画
     いやあ、本物のハイビジョンだったらどうしよう!
     いままで本物のハイビジョンで放送されているのは『エピソードII』のみ。 旧三部作がハイビジョン放送される可能性は分からないけれど、『エピソードIII』だけでも ハイビジョン放送だったら、これは大変なことですよ。
2006.5.21
  • 結局、西洋ロボットは「フランケンシュタイン」の化け物で、 日本ロボットは「アトム」、人類の友なのだ…という日曜日
  • HV版『アイ,ロボット』鑑賞 ★☆
     海外旅行の時、最新映画を英語で見るのは良くあることだが、この作品は 2005.3.3 香港に行く途中、「クイーンエリザベス2」の船内映画館で見た。
     英語上映&字幕無し、ではどこまで内容が正しく理解できたのか気になって、もう一度見たいと思っていた。
     やっぱり、英語だけでは良く分かっていなかった部分は多かった(笑)
     今回一番引っかかったのは、USR社の巨大コンピューターVikiが暴走する理由。
     「人間を守らなければならない」という「ロボット三原則」を 拡大解釈して、「人間にとって最も危険な存在は人間である。従って人間を守る為には、 人間をロボットの管理下に置くべきである。人権が制限されるのもやむをえない」という 論理に陥るところ。
     これって、「一番悪いのは人間だ」という、超古典的なネタだ。
     SFの世界ではいいかげんしゃぶり尽くされたダシがらのようなネタで、 良く映画を作ったもんだ。アシモフ先生も苦笑い?(^^;
     そして、これを「ロボット三原則的に解決」すればネタは古くてもSFとして興味深いが、 結局ウィル・スミスのアクション(&友情)で解決だから、消化し切れないものが残った。

     本編では、狂ったマザーコンピュータを破壊、マザーコンピュータからコントロール される新型ロボットを回収して廃棄されていた旧型を再利用…というラストだが、 ロボット三原則の拡大解釈が誤動作の原因ならば、全てのロボットに将来又暴走する危険が 残っているのではないか。
     暴走とは別に「ロボットには魂が宿るのではないか」という博士の主張がある。
     このネタが最終的にどうなっているのか、良く分からない。
     廃棄された旧型ロボットが、電源も落とさず、分解されず、郊外のゴミ集積場に 集められているのも不思議だ。
     そこに主人公ロボットが訪れるシーンは、どう見ても、キリストがらい病患者の 谷を訪れる物語(映画『十戒』あたり)のパロディーみたいなのだが、 それでどうなる…というオチが無い。
     背景の砂漠の丘に立つ壊れた吊り橋はたぶん「十字架」
     その砂丘に上っていく主人公ロボットは「キリスト」のパロ?
     つまり、ロボットは救済されるって意味なのか?
     まさか、破綻した「ロボット三原則」の替わりに「ロボットにキリスト教をインプットした」 という暗喩か。キリスト教を信仰するものは信用できる」 ということか?
     どうもアメリカのクリスチャンの考えることは分からない。
     ロボットでも信仰があれば味方だという考えは、人間でも異教徒は敵…という考えの 裏返しだよなぁ。
     アシモフの短編にも、ロボットの集団に宗教が発生する話は有るけれど、もちろん キリスト教とは全く関係ないもの。映画が聖書の物語に似せて作るのはやりすぎだと思う。
     いずれにしても、なんか「中途半端」でスカスカした感じのする映画だ。

  • 可愛い二足歩行ロボット「クロイノ」と「FT」
     BS-iの番組で「個人が開発したロボット」として紹介されていたが、なんといっても、 容姿が素晴らしかった。少年型の「クロイノ」も素晴らしいが、女性型の「FT」は、 手塚治の「アトム」から「火の鳥」の流れを髣髴とさせるラインである。
     内部の構造から推察するに、二足歩行の制御や知能よりも、 その「抜群のプロポーションを生かしたパフォーマンス」がメインのロボットだと思うが、 ここまで美しい形をしていると、アート(二足歩行するオブジェ)としての 価値があると思う。
     「サッカーボールを蹴って決めポーズをとる」などというパフォーマンスを 作りこんでいくのは、アニメーションを一コマ一コマ描いていくのと、ほとんど同じ行為だ。
     ただ、従来のロボットは「アニメ」でいうところの「キャラ」がここまで魅力的でなかった。
    「フィギュア」としての「萌え」要素とロボットとしての工学デザインを見事に融合した 作者のセンスに驚愕すすると共に、今後アートとしてのロボットがますます発展することを 期待したい。
  • ちなみに、従来の大メーカーのロボットが皆「膝を曲げて歩く」ことへの回答として、 「骨盤の幅より、足の横幅を狭くした」というのだが、これは不思議だ。
     確かにASIMOなどが膝を曲げて歩くのはかっこ悪いが、それは、骨格のせいではなく、 「抜き足差し足」で歩いているからだ。
     自分で試してみれば分かる。
    • 1.膝を曲げ、少しかがむ。
    • 2.右足に重心を移す(全体重を右足に載せる)
    • 3.左足をゆっくり出し接地(重心は、右・片足立ちのまま)
    • 4.左足にゆっくり重心を移す
     こんな歩き方だと、膝を伸ばすことは出来ない。
     常に、足の裏の重心を確認しながら歩くとこうなる。
     しかしこれは、相当ゆっくり歩く時にしか、人間はしない。普通の歩行は、
    • 1.右膝は伸ばしたまま蹴りだし、左膝を軽くまげて前に出す
    • 2.重心が前に移動する
    • 3.左足で着地(右足のつま先が伸びている)
     つまり、重心移動を「見込み」でやらないと、人間の歩きにならない。
     さらに、ASIMOは重いので、膝のクッションを利かせないと衝撃が吸収できない という事情があるのだろう。
2006.5.20
  • 豪華客船「SILVER SHADOW」見物 in 晴海

    その他の写真は「Overseas Cruise Maniacs 報告掲示板 」
     NASSAU船籍の豪華客船、「SILVER SHADOW」が晴海に入港。ちょっと天気が怪しい 予報だったが、折角なので写真を撮影に行った。
     妻の情報によると、大きさは日本の客船(にっぽん丸など)とさほど代わらないが、 全ての客室がバルコニー付きスイートルームで、乗船料はなにもかもコミコミ。つまり、 飲み放題食べ放題のファーストクラス待遇。
     お金持ちのクルーズ船なのである。
     写真的には、湿度が高く白っぽい空気でコントラストが低くて、望遠で撮った写真は あまり良くなかい。
     それではと客船ターミナルに移動したら突如土砂降り(^^;
     悲しいコンディションである。
     水上バスから撮ったアップの写真が僅かに青空で「船写真」らしかった。
     今回のラストは「レインボーブリッジの遊歩道から出港風景を撮影する」 という試み。
     幸い雨は上がったものの、この日は関東平野一円で列車のダイヤが乱れるほどの強風。
     もともと風の強い海上では、風に吹かれた前髪が額に当たってヒリヒリするほどの風で、 撮影は困難を極めた(^^;;
     使用レンズは、EF-S17-85mmとEF75-300mmの二本。
     EOS20D(1.6x)では80mmで、埠頭の船の全景、300mmだと、デッキの人影がかろうじて 判別できるほどの倍率。
     出港して、レインボーブリッジ全体を背景にしたい場合は17mmも使うという感じ。
     したがって、EF28-135mmがあると、一番良かったかもしれない。
     今日風雨の為のブレは、三脚の脚を短い状態のまま開いて、橋の手すりに引っ掛け、 ぐいっと押し付けることで凌いだ。
     上手くすると、焦点距離が300mmでも、1/15秒で撮影して2〜3ドットのブレに収まる 事もある。後は数を打つことだが、船は案外早く走っていくため、そうとう忙しい。
     出港時間が夜7:00と遅い為、スローシャッターだが、なんとか鑑賞に耐える写真は 撮れたと思う。
     ライトアップされた橋や東京タワーを背景にした豪華客船は、なかなか美しい。
     ブレ対策に、EF70-200mmF2.8LやEF50mmF1.4/100mmF2の大口径レンズも有効かな。 遠距離だから絞り開放でもほとんどパンフォーカスだろう。
  • 今回の撮影で、最適な機材や、レンズ交換のタイミングが分かった。
     撮影場所はお台場側の「南北ルート分基点」付近で、海面高20mちょっとだが、 橋の中心に近づくことで、約60mまで高さは選べる。
     20mだと、今回のクラスの客船ではちょうど「最上階デッキ」と同じくらいの高さ。
     30mくらいの高さから、やや見下ろしというのも良いかもしれない。
2006.5.19
  • 『ダ・ヴィンチ・コード』に世界のキリスト教徒がボイコット
     もちろん、原作のストーリーは「トンデモ本」のレベルである。
     とはいえ「バイブル」を一字一句信じている人たちには「フィクション」 という概念が無いのである。それもヤバイ?
  • 「靖国参拝」は経済政策?
     首相本人は「個人の信教の自由」などと言っているが、一国の総理大臣が国際関係を悪化させてまで そんな馬鹿なことをするはずがない。それじゃボケ老人だ。あれは間違いなく アジアを怒らせる為の「政策」でやっている。
     であれば、参拝で利益を得る人が居るはずだ。
     国際緊張を煽ることで儲かる商売といえば、軍と軍需産業である。
     仮想敵国の脅威を煽ることで、防衛力増強を促しつつ、海外派兵で実績を積み上げる。
     イラク派兵も、人道支援と言いつつ実際の日本の利益は「自衛隊は海を越えて活動できる」 という商品デモだ。
     さらに、アジアと仲良くすると「日本の物が売れる」より、最近では安価なアジア製品が 国内産業を圧倒する事態が懸念され、「対アジア鎖国」を望む勢力がいる。
     つまり、小泉さんはアメリカ中枢と良く似た原理で行動しているのではないか。
2006.5.18
  • ○○大学・演劇学科の春
     仕事の合間に食事に行ったら、近所の女子大生が新入生歓迎行事について話していた。
     曰く「毎年ネタを仕込んで芝居を打ち、新入生を驚かせる」
     例えば、
    • 中国人留学生
       一人が「中国人留学生」を演じる。新入生の前では一切日本語が分からない設定で通し、 会話は漢字の筆談と片言の英語で通す。
    • にんじん以外全部食物アレルギーの女
       …という設定で、居酒屋に行ってもにんじんジュース以外口にしないし、食堂でも 生のにんじんを持参してガリガリかじる。
    • 白と黒の暗闘
       学内に「白服が目印の宗教?団体」と「黒服が目印の宗教団体」が存在し、密かに暗闘 が繰り広げられている、という設定でサークル内で白服派と黒服派は絶対に同席しない。 別行動をとる。
    • 授業ボイコット
       教授にも協力してもらい、授業中に「○○なんて古臭いもの、やってられるかよ!」 などと騒動を起こす。
     …な〜んて芝居を毎年毎年考案しているのだとか。
     一ヵ月後の新人歓迎会でネタバラシするそうだが、一ヶ月間騙し続けるのも、なかなか大変だ(笑)
2006.5.17
    リングワールドの玉座
     書店でリングワールドの第三弾を発見&購入。(ぢつは、第二弾はまだ読んでいなかったりするのだが…)
     後書きを読むとなんと第四弾も翻訳中とか。
     そ、そうだったんだ、追いつかなきゃ…

2006.5.16
  • [2000] ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / シロ・パチェンティ イタリア トスカーナ / 750m...
    1万円ワイン
    エノテカ高輪店の12本セット到着。
    セットのなかで一番の高級品は [2000] ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / シロ・パチェンティ  イタリア トスカーナ / 750ml / 赤
    いつ飲みましょうか?

  • ソラマメで急性溶血性貧血
     「地中海地域」には遺伝的要因で、ソラマメで中毒を起こす人が居るそうだ。日本人は ほぼ大丈夫らしいが、いずれにしても茹でることで危険性を減らす事が可能だとか。
     最近「白インゲン豆」を使ったダイエットで腹痛を訴える人が続出してTV局が謝罪する という事件があったが、あれも「炒る」という調理法で豆の中の毒素が分解されなかった ことが原因らしく、「豆は基本的に茹でるのが安全な調理法」ということだそうだ。
  • 植物の多くは「自衛の為の毒」を持っている
     食べられることによって種を運ばせる果実を別とすれば、食べた相手が死んで しまうような「毒」をもったり、そうでなくとも「不味い植物」は より子孫を残せる。
     そして人間は、僅かな「美味しくて無害な植物」を偶然発見したり、品種改良したり、 あるいは無毒化する調理方法を発見して食べてきた。
     要するに、ダイエットや物珍しさの為に、変わったことをするのは原則危険だという ことね。
     伝統的スタイルが一番。
     日本人に「お米アレルギー」の人が居ないのを見れば理解できる。
  • もちろん、そもそも「食べて太らない」という根本的な矛盾が ダイエット食品には在るわけだけれど。
2006.5.15
  • Why don't you try it?
     …試してみてはどうですか? (NHKの英会話から)
     直訳すると「何故試さないのですか」と強い表現に見えるが、英語的「おすすめ」の婉曲表現。
     問題は、「外人にイカ(squid)の塩辛を食べさよう」というシチュエーション。
     ちなみに「塩辛」を辞書で引くと"fish guts pickled in salt"だそうだ。直訳つうか説明的?
    "I recommend it." それをおすすめします。
    "Let's try it./Let's give it a try." 試して見ましょう。
    "You [ should | have to | had better ] try this."自信を持ってお勧めする。
    "I'm sure you'll like it."きっと気に入ってくれると思いますよ。

    "I'm not hungry right now." と断られたら。
    "That's OK. You don't have to."だいじょうぶ、食べなくても。
     …と言ったところだが、問題は勧め方の言い回じゃなくて「塩辛がどろどろして不気味」 だから、だよね。
     本当はこれを西洋人の良く知っている食べ物に当てはめて想像させて、食べても 大丈夫な気持ちにさせなければならない。
     匂いに関しては、チーズの方がよほど凄いものが多い。問題は「生の魚介類」に対する 経験と、そもそも「イカ」を「デビルフィッシュ」なんて言っている感覚かも 知れない。
     「塩蔵」という点では、肉の塩漬けは西洋にもある。生ハムは代表格だが、 「どろどろの塩辛」と比べると水分量が全く違い、しっとりからカチカチくらい 乾燥したものもある。
     

2006.5.14
  • 熱が出て寝込む
     昨日の雨で冷えたせいか、38.5℃も熱が出た。全身が痛い。
2006.5.13
  • N響5月定期公演Cプログラム鑑賞(NHKホール/渋谷)
     今回は巨匠「スクロヴァチェフスキー」のブル8
2006.5.12
  • Asyl caffe e Bar
     AKIBA ICHIの中の一軒。AKIBA ICHIは秋葉のビル従業員のための食堂を少ししゃれた感じにした って感じの店が多いが、ここはバーっぽいインテリア。
     メニューはスペイン的+イタリア的
     二人でつまみ4品で軽く飲んで5,700円、一皿のポーションが小さいので ガッツリやろうとしたら大変だ(^^;
     ここは「おしゃべりを楽しむ店」って感じかなぁ。
2006.5.11
  • スケート界の内紛
     朝のニュース・バラエティでスケート界内紛の話題。いつもの□ンパリコメンテーターが、 舌鋒を振るっていた。
     「フィギュア界のトップが横領した」みたいな話だが、これを政治家のスキャンダルと 同じレベルで糾弾するのはちょっと違うと思う。
     たまたま「金メダル」を取って華々しく目だって「エキシビジョン」など開けば大金が動く のではあるが、スケートだって世の中に数多ある「○○連盟」…アマチュア団体の一つだ。
     スポーツ全般、合唱、オーケストラ、芝居、お茶、お花、囲碁将棋、書画骨董…etc.
     動くお金の多少、文部省からの補助金の有無、メジャー・マイナー、それは様々だが、 所詮は趣味でやってる素人の団体ですよ。公的団体でもなければ会社でもない。
     そういう団体が基本的には「ボランティア」で大会運営とか選手育成とかやっている。
     「連盟に会計のプロが居ないとは驚きですね!」…なんてコメントされても、そもそも 趣味の団体で「会計士の資格を持ったスケート選手」でも居れば担当するかもしれないけれど、 世話役がなし崩しに金庫番するのは普通でしょ。
     通信費、交通費などの規則が不明瞭なまま支出されている…ってのも当たり前だな。
     どんな趣味の団体でも世話役には負担がかかる。手弁当でやってもらうには申し訳ないので、 会費の中から何がしか使っていただく、そういうことは当たり前に有る。
     連盟の事務所が会長の会社の敷地にあっても不思議じゃない。便利だから。
     大会の運営費だって、赤字にならなければ細かいことは突っ込まないのがアマチュアの 平均的な感覚だろう。
     小さな団体なら全て当たり前。規模が大きくなるにつれて歪がでるのも当たり前。
     それは褒められたことではないけれど、成長の過程で組織の腐敗に対する内部批判や、 分裂も、別に日常茶飯事だ。
     ただそれらは、「金メダル」を取るくらい注目されない限り「国民的関心事にはならない」 というだけ。TVはおいしいネタを食っているだけ。
     今回のことは、スケート連盟の下部組織であるフィギュアがスピードスケート出身 理事に対して派閥が大きくなりすぎた故のリーク、内紛なんだろうな。
  • とまあ、小さくても趣味の団体を切り盛りした経験があるなら、理事の気持ちも、 取り巻きの気持ちも、一般会員の気持も良く分かる。
     組織の人事が固定化すると、硬直化と「なあなあ」がまかり通る。なんだか昔の方が良かった。 だけど、組織を解体再構成するための核になれるほどの人物は他に居ない。だから、 何とかかんとか辻褄を合わせつつ組織は運営されていく。
     そんな悩みはどこにでもある。
     TVのコメンテイターの言いたい放題を見ていると、まあ「裏方の苦労」なんて知らない タレントさんなんだなと思うし、こういう人のマネージャーなどは、人一倍苦労して いるんじゃないだろうかなどと思ってしまう。
     スケート界のことは彼らに任せれば良いのであって、TVの無節操なネタの喰い散らかし の犠牲になるにはあまりに気の毒なくらい、スケート界の中の人はそれぞれ苦労している わけだから。
2006.5.9
  • スペインバル「カディス」(銀座6丁目)
     妻が切り抜いたホットペッパーのクーポンの一つを使いに。
     かなり新しい店に見える。内装は小奇麗で悪くない。
     料理人はスペインで修行をしてきたらしい。
    グラン デカラダ モナストレル[2003] ボデガス・カスターニョ  ワインは、2500円から5000円ほどで、気軽に頼める。
     今回頼んだ「グラン デカラダ モナストレル」 は軽く飲みやすくて、まさに過日「スペイン旅行で飲んだ安ワイン」を髣髴させる 味かも。でも、2,500円…という価格は店で飲むワインとしては安いけれど、 ネットで680円という原価を考えれば1200円くらいでもいいな。
     つまみの種類はそれほど多くないけれど、出てきた料理はまずまずだった。 南の料理から北の料理まで有る。
     ただ、連休明けの火曜日だからかもしれないけれど、客が少なく閑散とした空気は 「バル」の雰囲気としては物足りない。
     当然調理場も活気が足りない…というか、大皿に載っている料理を取り分けるイメージが あるけれど、ここは冷蔵庫のお惣菜をチンして出している感じ。白熱電球がレンジの on/offでチラ付くのがまた微妙(^^; だから絶対にその場で火を通しているタイプの 料理の方が旨いかも。
     たぶん、満席の日に行ったら全然盛り上がりが違うだろう。
     バイトのお姉さんが驚くほどトロトロしているのもアレだ。
     BGMはスペインとは関係なかった。
     実質お通し代だろうが、席料300円も嬉しくない。
     今回は二人で2500円のボトルワイン1本とつまみ7品で、7500円
     総合的には「近場を通りかかったらまた入るかもしれない店」のレベルかな。
     スペインバルは最近急増中なので「玉石混交」だろう。ともあれ、色々訪ねて みたいものだ。
2006.5.8 2006.5.7
  • GWリハビリデイ(^^;
     休み疲れを取り(と言うほど活動しても居ないけれど)一日ゆっくり過ごす。
  • BSアニメ夜話
    「ヤッターマン」「王立宇宙軍」「イノセンス」
  • 晴海の客船写真スポット研究
     先日ぐるりと豊洲側を回ったので、地図と見比べて撮影の可能性を検討。
     豊洲の岸壁が公園化されると未来は明るいが、しかしオリンピック誘致や築地の移転問題などで、 完成には10年はかかりそうだ。
     レインボーブリッジを歩いてお台場側から撮影するのは、「135〜300mmクラスの望遠レンズ使用」 になるが、車が通ると結構震動する。そのため、シャッター速度が厳しい。
     「橋と船」のアングルは「晴海」から撮ると「後姿」になってしまい、船全体が美しい角度で 入るのは「日の出」か、「竹芝」でも遠い。
     あとは「お台場海浜公園」だが、ここは船が防波堤代わりの台場に隠れてしまう。
     隠れない角度があるかどうか、これはもう一度ロケハンしてみる必要がある。

  • 国土情報ウェブマッピングシステム - 航空写真を検索できる
     晴海周辺の地形を調べている内に、航空写真の検索ページに当たった。
     これは面白い。
     東京近郊は、昭和47年くらいから平成元年あたりのカラー写真があり、お台場が まだゴミの埋立地だった時代からの写真が見られる。
     妻の実家の千葉某所の住宅地を見ると、昭和49年の頃は、見渡す限りの赤土の空き地。
     作りかけの道路もたくさんある。
     私の実家(長野県某所)は、昭和51年の写真しかなく、それはちょうど小学生時代の写真で、 今は住宅地になっている一帯が見渡す限りの田んぼだったり、未舗装の道もたくさんあったり
     どの写真も、結構な高解像度で、ちゃんと自分の家の輪郭が分かるのが面白い。
     都心は10年おきぐらいに撮影されていて、新宿の高層ビル街に徐々にビルが増えていく 様子が良く分かる。学生時代毎日通っていた街のそうした変化を思い出すのは、なんだか 懐かしい。
     10年刻みだけれど、好きな場所、好きな時代の過去の街が観察できるのは まるでタイムマシンだ。

  • ↓休み中に見た映画の事
  • HV版『コールドマウンテン』鑑賞(BS-hi?) ☆
     ハイビジョン映画として、これは高画質だ。発色は濃厚だし、ピントの合っているところの 解像感が生々しい。
     しかし、いかんせん内容が大昔の戦争の話だ。
     個人の趣味の問題ではあるが、とても面白いとは言えなかった。残念である。
  • HV版『リトルブッダ』鑑賞(BS-hi?) ★
     米国でさる高名な密教僧がなくなり、その生まれ変わりの少年を探す話。
     僧侶達が探し当てた少年はなんと米国人。僧侶は「釈迦物語の絵本」を彼に渡して 教育を始めるが、父親は納得しない。しかし、仕事のトラブル、友人の自殺をきっかけに、 父親は息子と共に総本山への旅を決意する。
     ところがその頃、生まれ変わりの第二、第三の候補が現れる。果たして本当の生まれ変わりは どの子供か…
     というような話
     本筋に「釈迦物語」の劇中劇が挿入されるのだが、そこで「釈迦」を演じているのが 「キアヌ・リーブス」だという。
     電脳世界の救世主をやったり、釈迦をやったり、救世主キャラなのかなぁ…。
     ともあれ、この釈迦物語の劇中劇が時間的には長いのだけれど、映像としては当たり 前のことをしているに過ぎないので、キアヌ・ファンを満足させるほどの出来でもない。
     本編部分も当たり前の話し出し、三人の候補者の話も、それほど劇的な対立や駆け引きが あるわけではない。むしろ、そちらが劇中劇のおまけなのかもしれない。
     いずれにしても『リトルブッダ』というタイトルは内容とはずいぶん無関係な 感じがする。普通に聞けば、「釈迦の子供の頃の物語」か、「釈迦のような子供」 の話だと思うはずだよなぁ。
  • 劇場中継「ドレッサー」鑑賞(BS2)
     地方周りばかりやっているシェイクスピア俳優と、付き人の物語。
     主人公は「サー」の称号を貰うことを夢見ていたけれど、今ではすっかり落ち目で 精神不安定。付き人はそんな彼をなだめすかして何とか舞台に送り出す。
     劇中劇としての「リア王」
     そして終演、一座の者たちとのやり取り、書きかけの自叙伝…
     …そういう老俳優の晩年の日常を淡々と、しかしドラマチックに描いた芝居。
     劇中劇で演じる哀れな『リア王』と劇団の王様…座長としての主人公の振る舞いが 巧妙にオーバーラップして、悲劇的かつ喜劇的なストーリーが展開する。
     芝居に興味のある観客にとって、こういうバックステージ物に外れは無い。 様々な人間模様が凝縮してなかなか面白かった。
     この芝居で「付き人」をやっている榎本明は、今NHK大河で「秀吉」をやっているけれど、 「信長」の癇癪に付き合いながら場を仕切っている秀吉のキャラと「ドレッサーの付き人」 のキャラクターは実に良く似ている。
     そういう意味でも、なかなか興味深く見る事ができた。
  • 『saku saku Ver1.0 & 2.0』DVD鑑賞 ★★
     tvkの朝のバラエティのDVD、木村カエラの参加から引退までの期間の総集編。
     とにかくこれは面白すぎた(^^)
2006.5.6
  • Statendam他の写真整理
     RAWで撮影するようになってから、色温度や明るさを後から決めるので面白い&大変。
     「船」の写真は「船体の白」を如何に純白にするかは結構重要なので、RAW撮影向き。 色温度も、ハイライトの輝度も、微妙だ。飛ばない範囲でギリギリ明るく。
     反対に「青空」を強調する処理も考えられるし。
     今回は(も)たいした写真は取っていないけれど、「夕暮れの逆光に浮かぶ客船」で 物凄く時間を費やした。
     現実にはほとんど白っぽい光線だったけれど、どれくらい夕日っぽく見せるか、これは色温度調整の妙。
     逆光に輝く水面を強調するために船体を暗く沈めるのか、それとも、暗部が潰れないように持ち上げるかの 露出の問題。そしてコントラスト。
2006.5.5
  • ガメラ見物 in 汐留
     昨日までは疲労困憊だったけれど、一日休んだら復活した。
     妻の情報で、映画『ガメラ・小さな勇者』の小道具というか大道具のガメラの模型が「日テレ」に 展示してあると言うので出かけた。
     こんどのガメラは普通サイズの「卵」が孵化して、ガンガン成長してお馴染みのガメラ サイズになる設定。その、「トラックで運搬されるサイズ」の模型が展示されている。
     「噛み付くから触らないでね」という立て札があるが、お子様連れはあまり 気にも留めず、台の上に乗ってツーショット写真を撮りまくっている。羨ましい(^^;
     もっとも、ネットの記事では「触ると塗料がベタベタする」ということだが。
     この模型はどうも「麻酔で眠らされている」(?)シーンのことで、目を閉じているのが 残念な気もするが、寝顔が可愛い気がしないでもない。それはそれで。
     んな感じで夫婦でガメラとのツーショットを撮り合った。
     ちなみに、まだ映画本編は見ていないし「wowowで放送されるまで待とうかな〜」という 感じでは有るが、ストーリーは面白そうだ。
     今度のガメラは卵からスタートで「びっくり」。ガメラの生まれるところなど想像した事も無いが、 ライバルの「ギャオス」は昔から卵からかえっているわけで、生物兵器だとすると、 これはこれであり。
     しかし、偶然拾った卵がガメラに成ってしまうなんて、縁日で「このカメはこれ以上大きくならないよ〜」 とか言われて買ったカメが、いつの間にか水槽に収まりきらなくなって川に捨ててしまうより、びっくり(笑)
     そもそも「何を食ってそんなに育つ?」とも思う。設定的には「地球のエネルギー(マナ?)」を 食べているのか?
     映画のターゲットが子供中心なのは確かだが、どこまで大人が見られる映画になっているかが 鍵だなぁ。
  • 客船「Statendam」見学in晴海
     「ガメラ」を見た後、晴海に停泊中の「Statendam」の見学にからめて、水上バスとお台場と、 ゆりかもめ延伸部分見物に行く。
     水上バス(日の出桟橋)は、驚くほどの人出で外国人観光客も多い。
     晴海発着所経由でお台場海浜公園に行く水上バスに乗り、Statendamを間近に見ようと 言う計画だが、客船に回り込んでくれるかどうかは「船長の気分」らしく、それほど接近しない。
     まあ、「まっすぐお台場に行きたい」という需要も多いとは思うが。 「豪華客船は観光資源」という認識が東京都にあるのかどうかということだろう。
     お台場の人ごみを堪能した後、ゆりかもめで先月延伸開業した「国際展示場」から「豊洲」 を乗る。
     開業したとは言っても、新しい駅の周りは盛り土と道路だけ、何も無い。
     昔は火力発電所と石炭置き場、それと造船所があったそうだが、今は「築地」の引越しの待機。
     ただし、2016年東京オリンピックの誘致に成功すると、メインスタジアムはこの「豊洲」 と「晴海」に出来るらしい。
     ゆりかもめも、一応は「豊洲」終点だが、計画はうねうねと大廻りして 「豊洲」→「晴海」→「勝どき」と繋がるらしい。
     今回「豊洲」から「晴海」は徒歩30分。
     歩くと、昔は工業、造船で栄えていたこの辺りが大層寂れて「再開発を待つばかり」という 雰囲気なのが良く分かる。
     「晴海」の客船ターミナルも国際展示場があった時代には「新たなシンボル」だった 筈が、今では回りは全て空き地で「バブルの塔」という風情。
     船の写真を撮りたい人にとって、晴海は最悪の埠頭だった。
     埠頭の側からは建物が邪魔で船が見えない。送迎デッキは引きがなくてやはり撮影には不向き。
     対岸からの撮影が又、北、東の「豊洲」はほとんど一般の立ち入りの出来ないエリア、  南西の品川はコンテナ埠頭でやはり一般の立ち入り不可、南のお台場、レインボーブリッジ は遠すぎる。
     今後「豊洲」の護岸が公園化されるようなので、そうなってやっと「横浜港」 の見晴らしに近づくかな…と期待される。
     いずれにしても、「ウォーターフロント」などと囃された割には、東京湾の 客船事情は貧弱だ。
     水上バスの「日の出埠頭」は周りに何も無いし、客船ターミナルの「晴海」など、さらに 無人の荒野のど真ん中、フェリー埠頭などどこにあるのか知っている人が居ないくらい僻地 (お台場の反対側の埋立地にある)
     そして、それぞれの埠頭がバラバラに存在するので、賑わいに欠ける。
     横浜の「大桟橋」は、周囲を公園に囲まれて見晴らしが良いし、客船も定期船も水上バスも、 ほぼ見渡せる範囲にまとまって存在するので、いつでも何らかの船が停泊、出入港していて 見ていて飽きない。
     そういう違いに「観光センス」の差を感じる。
  • 見送り
     Statendamは19:00出港で、出港イベントはちょうど薄暮から真っ暗になる タイミング。けっこう長いブラスバンドの演奏の後、見送り客に「スティックライト」が渡され、 ディズニーランドかコンサート会場という感じでライトを振って出港をお見送り。 なかなか綺麗で楽しかった。
     出港イベントを撮影するなら埠頭に居なければならないが、船そのものの撮影ならば、 橋まで出張しなければならない。これがまた悩ましいところだ。
2006.5.4
  • RD-X6での焼きエラーDVD-Rリサイクル
     X6と富士フィルムのx8メディアで、かなりの頻度でいきなり 書き込みエラーになる。
     どうも、一つも書き込まないうちにエラーを出しているようなので、 パソコンで再利用してみると「書ける」
     みっちりベリファイしてもエラーは出ない。
     なので、溜まったX6のミスディスクで、写真ファイルのバックアップを次々ととった。
     しかし、こうなると問題は「X6のドライブがダメダメ」ということになるのかい?
  • 近所のDVD屋で買いそびれてどうしても見つからないDVDをネットで買う。
2006.5.3
  • 妻の兄宅、新築祝い宴会
     徹夜+火鍋で弱っていたのだが、今日も宴会。
     千葉の実家のほど近くに立てられた新居は「ガレージのある家」。
     車マニアの義兄が建てた家は、住居部分と同じくらいの床面積のガレージを作って、 中にはアルファロメオ二台と、レーシングカー。お休みの日には筑波でレーシングなんだってさ〜。 いいなあ。
     ためしに、Yahoo!で検索してみたら、義兄のエントリーしたレースの結果がいくつか出てきた。
     HISTORIC FORMULA CUPというレースらしい。
     楽しそうだ。
     もちろん住居部分もなかなか。吹き抜けのある広いリビングと、家族の気配を感じることのできる 作りの寝室、子供部屋の作り。アイランド型キッチンもパーティー仕様で楽しい。
     パーティーはテラスでバーベキュー。隣の家まで距離のある広い庭があればこそ、これも羨ましい限り。
     この家はあっちもこっちも窓が多くて明るく風通しが良くて、大きな木もあって、千葉なのにちょっとした 避暑地気分だ。
     しかし、こんなに明るい家だとホームシアターは難しい。私には向かないかな…(笑)
2006.5.2
  • 火鍋屋(HP)
     徹夜仕事明けで弱っていたのだが、 妻の合唱団の仲間の企画で、赤坂の中華しゃぶしゃぶ「火鍋屋」で宴会。地下鉄赤坂駅の真上だ。
     年齢的に、食べ放題の店は久しぶり(笑)
     唐辛子で真っ赤なスープでしゃぶしゃぶするのだが、中辛だとまったく辛くは無かった。色は 真っ赤になっているのだが。
     値段は安くて手ごろだが、味は値段なり。作ったものの味は期待できないので、ひたすら 肉を食べるのが正解かな。色ほど辛くないのは食べ放題のためにはこの方が良い。
2006.5.1
  • ミノルタのドライバが無い…?
     ミノルタがカメラ事業から撤退したときには「キャノン使っていて良かった…」などと 高みの見物状態だったのだが、我が家にもミノルタ製品があった。
     それは35mmフィルムスキャナ。
     もう5年は使っていなかったのだが、いよいよフィルムと完全にお別れしようと、 未スキャンのフィルムを再検討しようと思ったのだが、スキャナはSCSI接続でWindows95ドライバ だったりする。
     それで最新ドライバーを検索したら、XP対応ドライバーが見つかりました。
    Dimage Scan Elite ドライバソフトウェア バージョン1.0.4J
     あとは、SCSI-USB変換装置が使えるかどうかが勝負。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!