2005.9.30
- HV版『風を見た少年』鑑賞 ☆
CWニコル原作の2000年作品。鯨みたいな魚を取るシーンもある。
にしても殺伐とした作品だ。殺戮殺戮また殺戮。
そういう話だとしても、べたべたな演出に失笑する。「悪者」→「花」→「踏まれる」
みたいな…(^^;
四半世紀も昔風のキャラクターデザインも見苦しい。
子供がかわいくない。なつかしのキャベツ畑人形並なのである。
- 『マトリックス』のハイビジョン版がうちではどう見えるのか検証
あれっ。店頭で見るようなブロックノイズが全然出ない。土砂降りのシーンで
スチルにしてもほとんど問題ないんだけど…
同じWOWOWの映像なんだけど、店頭デモ用マトリックスだけ
が特別に画質が悪い…のか?
2005.9.29
2005.9.28
- フルHD液晶の憂鬱
今日も秋葉原のYに行く。
4F液晶TV売り場の一番良い場所をフルHD 65インチ液晶が占めている。…で、この
画質なのだが、今日デモっていたのは、WOWOWのプロモーション映像の『マトリックス3』
だ。
MPEG-2が激しい動きに弱いのは分かっているが、「土砂降りの中の戦い」で雨粒が
ブロックノイズで全部四角。これでは「モザイクの中の戦い」だ。
100歩譲って「動きのせい」かと思えば、「静止画の女性の肌のアップ」で、
肌色の中にノイズが踊って砂嵐のようだ。
しかも、人間と背景との境界には変な光がうごめいている。
これって、
- 1.WOWOWが悪い
- 2.BSデジタルのMPEG-2の限界
- 3.TVが悪い
のどれが原因なのだろう?
今の我が家のプロジェクターでは、1080iからW-XGAに画素変換する過程で、
小さなノイズは平均化されていると思うし、1フレーム単位で現れるブロックノイズは
液晶の反応速度の遅さで良く見えないだろうと思う。
つまり「解像度などを極めていない代わり、嫌な絵は出ない」ということ。
もしも、フルHD液晶の憂鬱が「放送の品質の悪さ」だとしたら、新しい
プロジェクターを買っても、Blu-rayのソフトを買うまでは美しい画面を見ることは出来ない。
(買えば見られる=プラス思考)
MPEG-2の限界だとしたら、ソフトにも期待できない。(MPEG-4なら行ける?)
デモに使われているTVのせいだとしたら、それで良しとしているTV業界が信用できない。
…というわけで、この機種に限らず、フルHDのデモの画質は納得行かないことが多いのだ。
電気屋さんの店頭デモでは、異なったメーカーが同じソフトでデモしていることは
なかなか無くて、誰が悪いのか分かりにくいのも不安の一因である。はっきりTVの性能
と断言できるならその製品を買わなければ済むだけなのだが。
- 近くで「映画に強い」と宣伝のP社のプラズマがDVDの『Ray』を映していた。
店頭モードではなんとも言いがたい画だが、高画質化回路を全部切ると、
コントラストは浅いが、自然ではある。
- ちなみに、P社S社のメーカーデモ映像(フルHD)はS社のそれよりは破綻が少ない。
S社のメーカーデモは、WOWOWよりマシかもしれないが、見知らぬお客も指差して
笑っていたくらいで、誰が見ても、妻が見ても不審なほど破綻がある。
45インチを売っていた時には「こんなもので可」と思っていたデモ画像が、
65インチでアラが見えているだけなのだろうか?
2005.9.27
- 機材が減った?…わけはない
24日の「室内モア暗黒化計画」の結果、漠然とした機材の存在感が低下した
ような気がする。映画好きには良い環境だが「機器好き」的にはやってはいけない処置だった
か(笑)
現在もっとも存在感を発しているのは、未見のD-VHSの山。
録画が溜まる原因の一つには、DVD/HDDレコーダなら録画中でも見られるのに対して、
D-VHSだと「次の予約時間」を意識しなければならないところにある。やっぱり
DVD/HDDレコーダの登場って画期的だったなぁ。
- VPL-VW10HTの試作機の披露の時のメモ
を読み返すと、色々参考になる。
AVACで他の液晶PJや、三管PJ、マスターモニターと比較した話があるが、
VPL-VW10HTの画は例えば人物の肌の描写でぴたりと三管と同じ色を出していた。
今もそのときも、おそらくSONYの志向するプロジェクターの画質は変わっていない
のだろう。
VPL-VW100と異なるのは、VW10HTが三管同等の色を出す事ができたのは中間輝度
以上の領域のことだったのに対して、VW100は暗部まで三管に迫る色を再現できて
いるところだ。
コントラスト比が50倍も違うのだから当たり前のことだが。
2005.9.26
- プロジェクター・ストレス
A&Vフェスタ2005でVPL-VW100を見てから4日。
恐ろしいことに、VPL-VW10HTの画面と記憶の中のVW100との画質のギャップが
ストレスで仕方ない(^^;
いや〜。
今まで最新液晶やDLPのコントラスト比の向上とか、10HTを越える部分を持った
プロジェクターを見ても、「買い換えるほどではない」という口実となる欠点を
見つけては我慢していたのだが、当たり前といえば当たり前なのだが、VW100は
はるかに高品位で10HT以下の部分が無い(笑)
今まで「買わない口実」にしていたのは、
- ハイビジョンがメインなのにWXGAから720Pへ画素数が減少するのはわずか10%でも
抵抗がある(液晶・DLP共通)
- 液晶の小型化に伴う開口率の低下
- 動画の表示性能(安価な液晶PJでは動画で画面が破綻してくるものが多い)
- DLPのカラーブレイキング
- DLPの低輝度域での誤差拡散
- UHPランプの癖(やはり安価な機種は輝度に無理がある)
などなど
結局安価な液晶PJは、「ダイナミック・アイリス」で急激にコントラスト比が
向上して低輝度域の表現が増しているが、パリっとした画が出るのだが総合的な
「品位」の足りない部分がある。(HS50にはちょっとクラッと来たけれど…)
DLPはかなり良い。スペックで比較しにくい映像回路部分で色々頑張って100万円クラスの
価格に見合う価値を盛り込もうとしているのは判るが、『マイフェアレディ』
のアスコット競馬場のシーンで盛大に色がガタガタになるのを見て以来、
やっぱり自分には無理だと思っている。
それにBlu-rayディスクが登場したら「フルHDプロジェクタ」が欲しくなるのは
分かりきっているのに、今DLPに100万円も出したら何年先に移行できるか分からない。
そこでVPL-VW100。真打登場。
まだまだ作りこみの途中だというのにあの画は見事だった。
VPL-VW10HTの試作機の披露の時には、液晶はムラムラだったし出来ない事も
たくさんあったのに、ほとんど同じ時期にVW100は、あれより数段完成されている。
で、我が家でDVDを見ているとVW100の記憶が湧いてきてもやもやしてきて
仕方が無い。
もちろん、「液晶に厳しい」と分かりきっている暗いコンサートライブ
なんかのDVDを見るからいけないのだけれど(^^;、それで散々もやもや
した後、「ハイビジョンのスタジオ収録番組」など見てほっと一息(笑)
そう、10HTも平均輝度の高いHD画像ならまだまだ「凄い」と言える
絵を見せてくれるのだけれど、ナイトシーンは苦しい。しかも、VW100の
デモではこれでもかと「暗部階調が素晴らしいですよ〜」と宣伝された
のだから10HTユーザーは泣くね(^^;
どうしよう。弱ってきたよ俺…(^^;;
三管、DLPユーザは「まだまだ素のコントラスト比は…」とか、余裕発言も
できるかも知れないけど、私は素直に降参する。
お願い。早く売ってください。
(ボーナス出るまで支払いできないけどね(^^;)
- VPL-VW100はこんなソフトでデモしてくれ!
すべてHD版が前提
- 映画『スターウォーズ』
これは当然の選択。しかもまだハイビジョン放送されていない「旧シリーズ」
を見たい。
フィルムの老朽化で苦しいのは想像できるが、冒頭のスターデストロイヤーの
登場シーンは何度見ても傑作。展覧会で見たこの模型の実物の精密感は凄かった。
あのディテールがDVDでは全然表現されていない。絶対にハイビジョンで見る
必要がある。
ちなみに、4:3のLDで見ると縦は480本有るので結構精密感があった。
LBのLDでは一気に半減(250本程度)。DVDでも300本強くらいか。
ハイビジョンならシネスコ作品でも600本は超えるはずなので、やっと
最初の4:3のLD以上の解像度になるというわけだ。
スターウォーズといえば「星の数」も毎度プロジェクター評価のポイントに
されている。
DVDでもハイビジョンでも、画素変換したらどうしても「小さなドット」は
ボケてしまう。そのために輪郭補正とか、TVの側には色々仕掛けがあるわけだが、
1080iをストレートに映したらきっと「満天の星空」になると思うよね。
- 映画『未知との遭遇』
タイトルの英語の文字がスダレみたいに細い横線で出来ている(DVDのパッケージ参照)。
これが凄く細く狭いためDVDでは当然もやもやっと灰色に見えるのだが
NHK BS-hiで放送したHD版ではかなり見えていた。見えていたけれどW-XGAでも
ちょっと足りない。
これがフルHD表示だときっと一本一本が見える。こんなに分かりやすい
例は無いんじゃなかろうか、解像度チャートみたいな画で。
- 映画『スパイダーマン』
スパイダーマンのコスチュームってかなり微妙な赤。
この生地の質感と色が上手く出たら納得がいくと思う。
- 映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作
これ「旅の仲間の」冒頭以外、ほとんどが暗いシーンの連続。暗い中で激しい戦闘。
これは液晶だと苦しいんだよね〜。
火を使うシーンもあちこちにあるが、これはキセノンランプの良さが見えるんじゃ
無いかな。ほんの少ししか登場しないバルログの炎も見たいが、
狼煙リレーの火と純白の雪山のコントラストが美しかろうなぁ…。
- 映画『恋におちたシェイクスピア』
まだハイビジョンで見たことは無いけれど、VPL-VW10HTの現役時代に
難物ソフトの代名詞だった。
ナイトシーンはもちろんのことだが、室内の家具の質感。これが難しい。
高級な木材の茶色というのは、SONYがクオリアのデモで使っている黒皮のソファとか
黒いドレスの女と同様に難しい素材だ。
そういえば微妙な「赤」もたくさん出てくる。
- 映画『タイタニック』
未だにLBサイズのDVDしかなく、2006年1月にやっとスクイーズ版発売。
既発売のDVDでも合成のバレが目立つのでスクイーズ版には期待しているが、
やはりハイビジョンで見たい。
- 映画『平成ガメラ』
VPL-VW10HTでは苦労したソフト。
冒頭の暗い海が10HTでは真っ黒になってしまい、濃紺にならなかったので、
結局「3Dガンマ」を手でバリバリ調整するきっかけになった(^^;
「3Dガンマ」って、調整ポイントが何百箇所もあって、しかもデフォルトに
戻す機能が無いってんで、辛い思いをしたなぁ(^^;
でもその成果で日本一暗部階調の良いVW10HTになったと確信しているのだが?
- 映画『アラビアのロレンス』
砂漠の彼方から現れるロレンス。これはフルHD必須でしょ。
理論的には約1.4〜2倍遠くから見える?
2005.9.25
- シネスコ画面を自動的に画面下端/上端に合わせる機能が欲しいな
アスペクト比の設定に「シネスコ」という項目を増やし、画面の下端を自動的に
検出して映像をシフトする。ついでに上端も黒フチでマスクする(BShiとか出てるのを)
- 『EAGLRES FAREWELL TOUR I LIVE FROM MELBORNE』DVD 鑑賞 ★★
A&Vフェスタ2005の会場で、YAMAHAとSONYのブースで使われていた。
YAMAHAは「ホテルカリフォルニア」
SONYは「デスペラード」
HiFi的見所は暗いステージの奥行き感。
DTSのサラウンドも客席のざわめきというだけでなく、ホーンセクションを
サラウンドに回すとかDVD用のMIXになっていて面白い。
それにしても、メンバーもいい年なのに頑張っているなぁ…。
2005.9.24
- 室内モア暗黒化計画
プロジェクターのコントラスト比にこだわるなら、シアタールームの暗黒化は必須条件。
部屋の明かりをすべて消しても、AV機器のパイロットランプや蛍光管がけっこう
明るくて、白壁に家具の影が映るくらいの光量がある。最近流行の「青色LED」
なんて最悪だ。特にRD-X3は蛍光管表示を消せないし、HDD録画中は
赤と青のLEDが鋭く点灯して新聞が読めるほど明るくなる(ちょっとウソ)
AV機器全体では、電源OFFだとしてもLEDの明かりだけでスクリーンの白い部分は
ハッキリ見えて影絵が出来るくらいの光を放っている。。
これでは、いくらプロジェクターのコントラスト比が上がっても頭打ちだ。
もちろん鑑賞中に直接視界に入るのも邪魔である。
そこで対策を施すことにした。
最近の機器の電源ランプはSTANDBYは赤く点灯し、ONで緑に点灯する
ものが多い。だから、緑のセロハンを張ればSTANDBYの赤いランプの
輝度を大きく落とし、電源ONの緑はそれほど暗くならない、ということが出来る。
そういうわけですべての機器の電源ランプにグリーンのセロハンを2mm角ほどに
切ったものをぽちっと貼り付けた。
材料は100円ショップの工作用セロハンで、「赤・青・緑・黄・透明」の各色が
数枚ずつ入った商品。ひとつで一生使える(?)
輝度を落とすことの出来ない蛍光管(RD-X3とかD-VHSとか…)には、
赤or青セロハン。あまり暗い色を貼ると見えなくなるので手加減が必要だが。
サブウーファーの電源LEDは画面すぐ横にあって目立つので、
赤の反対色「青」を貼って輝度を落とす。
必要な場所は2〜3枚重ねするが、なるべくギリギリの大きさで工作してやることで、
さほど美観も損ねない。
…で、結果であるが。これはなかなか良い。視界がスッキリした。
液晶PJのコントラスト比では、そこまでやるほどのことは無いのだが、
機器のLEDが直接視野に入らなくなることは画面への集中をアップさせてくれる。
「機器のランプがたくさん点灯しているのが美しい」という観点もあるが、
明らかに映画の画面に入り込むことのジャマにはなる。今回はこれを実用ギリギリの
輝度に落とすことで、さらに「映画館」に近づく事ができたと思う。
もちろん、VPL-VW100を導入したら15,000:1のコントラスト比が生きると思う(^^)
- A&VフェスタのVPL-VW100のデモが案外ぱっとしなかったという掲示板の
意見について考えて見た。
SONYのデモ、音がしょぼかったのはスピーカーがボトルネックという
感じはしました。まじめな音だとは思いましたが。
デモ途中で音が出なくなったりしていたので、komoさんの聴いた回の
コンディションがよろしくなかった可能性もあるかもしれませんね。
でも「10台のサブウーファーの壁」だけは面白かった。
やっぱり超低音は振動版の面積が勝負なのだなと…(^^;
VPL-VW100は、「やっぱりCine7/2は凄い」で正解かと。
まあ、今回プロジェクタのDRC-MFv2は働いていなかったわけですし、
DVDをアナログ1080iで入力するにあたって、どの機器でアップコンバート
していたのか良く分からないのですが、『マスター・アンド・コマンダー』
に関してはもやっとした映像でした。
ただ、当日は音のでもパートと画のデモパートが混在していて、
このデモは10台のサブウーファーを鳴らすため(+9.1ch)のデモという
感じだったので、あの暗くてもやっとした画を見せるためのチューニングは
詰めていなかったかもと思います。
HDの発色や先鋭感は私は自然だと思いました。
発色に関しては個人的にはこれでも濃厚すぎる設定だと思ったくらいです。
趣味で写真をやっていますが、色に関しては現実そのものの色は
再生したときに必ずぱっとしないので「記憶色」の再現が必須になる
わけですが、私の好みの「記憶色」は、それでも比較的現実に近い
淡い色なんですね。
だからVW100の色は、私ならあのデモよりもっと彩度を落として設定
すると思います。装置としてはもっとテクニカラー的コテコテな色も可能な
色純度を持っていると、私は見ました。
解像感は素子とレンズの物理的なところは、0.1〜2mmほどの画素の隙間も
スクリーンに映っているので限界まで良いものだと思います。
そうすると、あとはソフトの中身とシャープネスの掛け方の問題でしょう。
今回のデモではVPL-VW100による「輪郭補正」は限りなくゼロに近い
設定のように見受けました。
SD画像のシュートやリンギングに注意して見ていたのですが、それは
ほとんど存在していなかったと思います。
一方『XXX』予告編のCGで入る文字の類は、映画館のフィルムで見るより
よりシャープなエッジを持っていました。
このことを考えると、今回のデモでは、1080iで入ってきた素のままの
映像を出していて、シャープネス関係はまったくいじっていないのでは
と推測しています。
2005.9.22
- A&Vフェスタ2005でVPL-VW100を見てきた
潮さんのデモでは「まだ80点」と言われ、アナログな1080i入力固定でのデモ
だった。つまりそれ以外に未完成な点が多そうだったのだが、映画『XXX』の予告編の
Blu-rayの画は「これは映画館を超えたかも…」と思う絵が出ていた。
色のり、艶、解像感、フォーカス感。近所のTHX映画館ではイマイチすかっと
抜けない画でモヤモヤすることがあるのだが、このプロジェクターで最新のHD収録の
ソフトを見ることが出来たら…う〜ん。ドキドキする。
で、デモの詳細はリンク先を参照
その他、各社からフルHDの液晶、プラズマが出ていたが、どのメーカーも今シーズン
の進化はばっちり感じる。フルHD時代に向けて気合が入ってきたのだな。
SONYのブラビアは、新しいバックライトを使用しているのだが、この
発色が明らかに従来と違うが、わざとらしくないという絶妙な色に仕上がっていたのは
印象的だった。
BD-ROMのデモも綺麗な絵だった。まったく操作不能だったけれど。
他に目を引いたのはパイオニアの新しいスピーカーS-1EX(ペア100万円)。
カットモデルが
置いてあったのだが、眩暈がするほど丁寧かつ頑丈なエンクロジャーだった。いや、
音は聞いてないんだけど。あれは男らしい(笑)
男らしいといえば、SONYの視聴室の30cmサブウーファー(SA-WM500)の
10台パラレル駆動も凄かった。
一台たったの26,500円なのだが、壁のように積み上げ10台同時に鳴らすと
『マスター・アンド・コマンダー』の大砲で顔に風圧が「どわっ」と
かかるんだよね…。映画館より凄いね、これは(^^;
2005.9.20
- コマ送り!ケロロ軍曹
第二話(前)桃華&タママ出撃!であります 登録。
ケロロ軍曹のネタ調べと、VPL-VW100の情報収集で寝る間もなく、倒れそうだ(笑)
2005.9.18
- 横浜の中華料理屋「山東」に友人と4人で行く
先日二人で行ってあまり品数が頼めなかったことの意趣返しであるが、
やはり四人だと全然戦闘力が違う(笑)
- マリンタワーで白いフラミンゴを見る
フラミンゴの色は「エサに含まれる色素」の為に赤くなっている。天然のフラミンゴが
食べているのは赤い藻類である。ふつうの動物園ではエサに色素を混ぜているのだが、
マリンタワーでは何故か手抜きか普通のトリのエサで育てているため、真っ白。
2005.9.17
- コマ送り!ケロロ軍曹
更新。ケロロが使っているオーディオシステムの型番をすべて明らかにしたい。
見覚えはあるのだが、なかなか型番までは…
しかし、ここに書かれている「dCS Verdi La Scala」や
「KRELL Showcaseシステム5」
などという装置の名称を検索してケロロ軍曹のページが引っかかって驚くAVマニアが
出てくるかと思うと面白いぞ。クックック…(笑)
2005.9.16
- VPL-VW100・予約
AVACから確認メール。8番とか。これなら発売日に届くかな。
VPL-VW10HTの時には初期不良で散々苦労したけど、こんどはどうかなぁ…
- VPL-VW100・初の一般公開
今回発表のビデオプロジェクター「VPL-VW100」は、2005年9月21日(水)
〜9月24日(土)、パシフィコ横浜にて行なわれる
「A&Vフェスタ2005」へ出展します。
是非、初の一般公開となる、本会場に足をお運びください。
だそうです。行かねば。
- ヨドバシカメラ秋葉原店・オープン
お昼に行ってきた。広い。広いけれど人の後姿しか見えない…(^^; 敗北である(^^;;
ゆっくり見ることが出来たのは、背景紙のコーナーだけであった(笑)
プロジェクターコーナーは8面のスクリーンがあり、結構ちゃんと暗くて見やすいが、
デモしているのは20万クラスばかりで画質も僅差で見れば見るほどどれでも良いような
気持ちがしてきた。
ただし、条件の厳しい画像が入るとボロは見える、思い切り輝度が低ければ絵が
破綻するし、動きが激しいとIP変換が破綻している。静止画ならほんとうに僅差。
- HiVi 10月号
新製品特集記事にVPL-VW100の記事があるのだが、視聴記としてはちょい物足りない。
もっと煽ってほしいぜ(笑)
- コマ送り!ケロロ軍曹
- 第1話(前) 我輩がケロロ軍曹 であります
ひっそりと公開
2005.9.15
- いつのまにか、レンタル掲示板のシステムが「写真投稿可能」に進化していたので、
対応した。
2005.9.14
- VPL-VW100・予約
AVACのwebサイト上で予約受付が始まっている。
今の段階では「キャンセル自由」みたいなのでとりあえず予約。こんどは綺麗に
天吊り設置にしたいのでその辺の相談もリアル店舗でしなければならないわけだが。
それにしても資金繰りが厳しい。
考えてみれば今年は豪華客船で海外旅行(^^;もしているし、住宅ローンの借り換え
経費も払ったし、カメラもレンズもパソコンも買ったし、最終的に何百万になるか
知らないが人生で一番現金払いした一年になりそうだなぁ(^^;;
- 「カルメン・リナーレス ガルシア・ロルカを歌う」鑑賞
(in新宿文化センター大H.)
スペインの民謡をガルシア・ロルカが採譜してピアノ伴奏の歌曲として出版された
ものは、主にギター伴奏歌曲として無数にレコーディングされているが、
これはフラメンコの歌手による演奏会。
編成は、カンテ、ギター2,パーカッション、フルート、ヴァイオリン、ベース/チェロ、
パルマ&コーラス2の7名。たいていの「ガルシア・ロルカを歌う」は歌と伴奏二人きり
だから「さあ、何がおきるのかな?」とドキドキするようなステージ。
実際中身は完全にフラメンコだった。サウンドはちょっと現代的だけれど。
客席には「濱田滋郎」大先生が来ていたが、先生、これがガルシア・ロルカが
採譜した曲のオリジナルな姿に近い演奏なんでしょうか?と聞いてみたかった。
とにかく、聴き慣れた歌曲としての姿はどこにも無くて、フラメンコの叫ぶような
絞り出すような、濃厚な世界。
ひさしぶりに、いいもの聴いたですよ。
- 居酒屋「樽一」
新宿文化会館と駅の間には「新宿ゴールデン街」があります。
妻の情報では「ここにフラメンコ居酒屋が有る」とか。
恐る恐る街に乗り込むと有りました。でも真っ暗で「本日の営業は9時から」とあって、
常連らしき数人が開店を待っている。
そこに主人が店を開けるために到着して
「いや〜アンコールが長くて九時に終わらなかった…」と、
つまり我々が今聴いてきた「カルメン・リナーレス」の演奏を聴きに行くために
店を閉めていたのだな(笑)
すごく親近感が沸いたのだが、とにかく常連密度が凄そうだったのと
開店までにまだまだ時間がかかりそうだったので遠慮して、いつもの店に。
さすがに21:30入店ともなると品切れのものがあったり、なんとなく店が
さびしかったりするのだが、久しぶりに鯨料理を食べて小さな満足を得る(笑)
2005.9.13
- HV版『下妻物語』鑑賞 ★★
この作品は「ハイビジョン指数」が高い!
全体にメルヘンで漫画チックな色合いが使われて「リアル」っていう世界ではない
のだが、ハイコントラスト、高解像度、高彩度で、目に気持ちが良い映像だ。
「暴走族女とロリータ女の友情物語」なんて全然興味が無くて、とりあえず録画してみた
作品なのに、あまりにも爽快な画についつい見させられてしまった。
「画の力」のほかに「テンポの良さ」も素晴らしい。
どのカットを取り出しても、ゆるんだり無駄と感じられるコマが存在しない。
ロリータの複雑な性格形成にまつわる誕生以来の過去の因縁話がかなりの分量になる
のだが、延々喋りまくっても聞き飽きる感じがしないのは、脚本、編集、役者の
それぞれが良い仕事をしているからだと思う。
ともあれ、「青春ドラマ」としては相当に異色で屈折したこの主人公が、
人間不信の超個人主義から親友を獲得するまでのストーリーは本当に見事だ。
久しぶりに上映時間を短く感じるようなエンターテイメントに出会った気分だ。
- フルハイビジョンで見たい映画
…てのを今、考えているのだが、この『下妻物語』は間違いなく入る。
まったく想定外ではある(笑)
- コマ送り!ケロロ軍曹
- オープニング編
妻の指摘により若干更新。
2005.9.12
- VPL-VW100購入作戦
妻に
「「ハート・オブ・ジ・オーシャン」の青に匹敵する女心を揺さぶる赤」
を提示して見せろと追及される(^^;;
う〜ん(^^;
今日は「コントラスト比」が向上すると、暗部の色純度が向上するという話を
大河ドラマの録画などみながら説明。
今のプロジェクターでは、義経の鎧の飾りの赤とか、ちょっと暗いシーンでは
灰色がかぶって不鮮明になってしまう。という現象について説明。
4:3画面のサイドに見える黒、手をかざせばこれが黒ではなく灰色に見えることが良くわかる。
そしてその灰色が暗闇の中の赤に混じるから、色が濁ってしまう。
クリアな色のためには、コントラスト比は重要な要素なのだ。
…
こういう現象については簡単に理解してもらえたようであるが、やはり
「この映画のこのシーンを見るためにキセノンランプが必要なのだ」
と説得させられる赤が必要だなぁ。
- この数日、BSで放映された劇場版『機動戦士ガンダム1,2,3』の録画の台詞と、
「機動戦士ガンダム・全台詞集」のページの台詞を見比べ、
「TV版サブタイトル対応チャプター」を作っている。
IIIの絵が新作カットが多いという認識は前々からあったけれど、I,IIにも
細かな台詞の変更や、TV版の話のシャッフルが相当あることを改めて発見した。
それにしても「むだな情熱」燃やしてるな、おれ…
- 選挙
自民党が2/3の議席を占める大勝
郵政民営化なんて、実は大した問題ではないと思っているので、落下傘候補とか刺客が
どうこうについては興味なしだが、2/3というのは「憲法を書き換える事ができる数」で
あるから、この結果はちょっと意味が違ってくる。
真の問題は「郵政改革」の先に何をやるかだが、それが見えてこないのが心配だ。
2005.9.11
-
エプソンからEMP-TW600発表
これもダイナミックアイリス機構搭載で5,000:1
今年のモデルではすでに標準機能になったということか。
ちなみにSONY VPL-HS60は、10,000:1
ちょっと値段が高めだけれどね。
- HV版『陰謀のセオリー』鑑賞 ☆
主演:ジュリア・ロバーツ&メル・ギブソン
ネットで世間の感想を読むとなかなかの好評が多いのだが、残念ながら「微妙な作品」
としか云いようがない。
主人公は「陰謀のセオリー」という購買者たった五人のミニコミ誌を発行している
「陰謀論オタク」のタクシー運転手。これはアメリカではたくさん実在しそうな人物
である。冒頭15分くらいは彼の電波な行動がたっぷり描かれておなか一杯。
絶対「停止ボタンを押す!」と思った頃にやっと話が動いた。
実は、彼が書いた出鱈目の中に真実が混じっていて、悪い組織が動き出す。
彼は記憶を失っているけれど、実は「人の意思を操ることの出来る薬」で殺し屋
に仕立てられていた男で、通常ダメダメなんだけれど、絶体絶命のピンチの時だけ
プロフェッショナルな技術を思い出して、敵を出し抜き生き延びる。
という展開が何度も何度も繰り返される。爆発とか、カーチェイスとか、銃撃戦とか…
そういう意味ではなんとも「都合の良い話」である。何度も捕まるくせに、
敵は止めを刺さないしね。それもお約束ではあるが。
スパイモノがうそ臭いのはほとんど当然ではあるのだが、例えば『007』と
比較してこの作品がイマイチなのは、結局「そこはかとなく貧乏くさい」
ことに有るのではないか。
つまり「ホラ話」にはある程度景気の良さが必須条件で、この作品は
シリアスとホラのバランスが悪いのだ。
シリアスなら隅々まで説得力のあるストーリーで固めろ。嘘を付くなら
ば〜っと景気良く豪華にブチ上げろ。中途半端は一番良くない。でしょ?
- HV版『アップルシード』鑑賞 ★
ちょっと前に録画してちらっと見ただけだったが、見直した。
原作マニアからは厳しい評価を貰っているこの作品だが、映像(背景)の美しさは
ハイビジョンで見る価値があった。
一方キャラクターは、モーションキャプチャーした3Dアニメをわざわざ2D風に変換する…
という技術を使っているのだが、これがイマイチ馴染まない。
理由はきっと「役者が大根だから」だろう。
アニメーターというのは、絵描きと役者を融合した仕事である。
ただコンピュータにリアルな動きを入力するという目的のためには、人間の動作を
キャプチャーするのは手っ取り早いだろう。しかし、「映画の主役」のキャプチャーには
「映画の主役」を務めることの出来る役者が必要なのではないか?
『スター・ウォーズ』でも『ロード・オブ・ザ・リング』でも、モーションキャプチャー
のキャラクターは
もう珍しくないはずで、だから違和感の原因は「役者がヘタ」としか思えない。
設定は壮大だが、ストーリーはずいぶん小さくまとまっているように感じた。
世界大戦の後、人と人との緩衝材として住民の半分を「バイオロイド=
感情の起伏を抑制されたクローン人間」にするという設定は、それだけで
スピルバーグが飛びつきそうなくらい、壮大な世界観を構築する力が有ると思う。
この人工の楽園世界の歪を映画にすれば、別に主人公など誰でも作品が成立するくらい
描くべきことの多い世界のはずだ。
ある意味映画『ブレードランナー』を裏返しにしたような、リアルなSF映画として
実写で撮っても成立するだろう。別に多脚砲台がパワードスーツが無くても作品の本質
が失われることは無い。
むしろ、未来都市の景観やガジェットにばかり力を注いだ作りこそ、
作品の本質を無にしているのではないか? ハリウッドがリメイク権を買いに
来てくれないものか?
- だちょうの砂肝
妻が通販サイトで買った珍品。
炒め物に入ったそれは、鶏の砂肝とはサイズが違い、数センチ角のシート状になっている。
コリッとした食感と案外淡い味わい。
えらく淡白(鶏の砂肝より淡白?)なので塩コショウでシンプルに味付けするのが良いよう
なのだが、この食感は
なかなか良い。酒のつまみに良い感じ。
2005.9.10
- コマ送り!ケロロ軍曹
- オープニング編
まだまだ試作ページでありますが、ケロロのパロディーの元ネタ研究などを
展開したいのであります。
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VPL-VW100のインプレッション記事が出た
「QUALIA004の画質を上回る可能性あり。スター・ウォーズの星がたくさん見えた!」
とか。
しかもここで言う「たくさん」とは、q004と比較して…というのが凄い。
そもそもスター・ウォーズからホームシアターに入った私にとって、この
「星の数」は昔から画質判断基準のひとつ。早く実物を見たいぞ。
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VPL-VW100(Ruby)の美しい写真がたくさん掲載されている
コードネームが"Ruby"らしい。
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Panasonic TH-AE900発表
「1,100lm/コントラスト比5,500:1の両立」ぱなは実用的によさげな物を作るな。
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SANYO LP-Z4発表
「1,000lm/コントラスト比7,000:1」サンヨーもかなりの数値。デザインもZ3より
重厚になった。
ダイナミック・アイリスが標準になると、もはや5,000:1以上の数値を争う意味が
ないのだが、アイリス制御のアルゴリズムが見えないので「実物を見ないと判断できない」
ということはある。
ともあれ、今までハイコントラストが売りのDLPであったが、液晶の数値がここまで
上がってくるとこれら液晶の倍以上の価格のDLPの製品戦略は
検討を余儀なくされるよね。
2005.9.9
- キセノンランプを見てみたい話
昨日の飲み会で「自由研究で虹を調べる」という話が出てきた。
「蛍光灯で上手く虹が出来ない」というので、それは光源が大きいために、虹がぼやけて
いるのではないかという話など。
で思い出したのは昔自分で作ったページの事。
「プロジェクターの分光特性」
↑このページには、TV,プロジェクター,蛍光灯,電球などを分光した虹の写真がまとめて
ある。
これを見ると、ブラウン管TVで表現できる色が、液晶TVやUHPランプのプロジェクターで
表現できない理由が良くわかる。
それは「相対的に赤のパワーが弱い」ことと「赤のパワーが波長の短い領域(橙色)に
偏っている」ことが大きな理由だ。
「ハロゲンランプ」のデータを見ると、赤くなるほどパワーが増して赤外線領域まで
どば〜っと伸びている事が見え、昔のハロゲン球の単板液晶プロジェクターで見る
『ガメラの火球』がいかにも熱そうな色だったのも納得できる。
そこで、「キセノンランプ」のスペクトラムを採取して、このデータと並べて観察してみたい。
きっとRGBそれぞれがなだらかに並んだスペクトラムが見られるのだろうなぁ。
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ウシオ技術情報誌-ライトエッジ-2004年4月 第27号 -
キセノンランプの基礎知識はここで勉強
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Q004のカタログのpdf中に分光特性の比較図がある
- 某量販店で液晶TVを見る
いつもの店で、シャープのフルHD65インチと45インチが共演していた。
デモDVDは「浜崎あゆみのライブ」
ステージの極彩色の照明は、遠目にもはっとするほど美しい発色である。さすがシャープ、
こういうところはお手の物と言う感じ。
しかし「ロック/pops系音楽ライブ」の照明というのは、DVDにとっては
一番厳しい映像だ。
案の定近くで見ると、バリバリにブロック・ノイズが発生して、画面が割れまくっている。
こんな大画面いらないと思うくらいのひどい画質だ。
あまりにも凄いので、同じDVDを買って家で試写してみようかと思ったが、同じ店の
DVDフロアに売っていなかったので思いとどまった(苦笑)
しかしこれは何故だろう。
ソースの問題として、デモ用DVDは(たぶん)最安価なプレイヤーで再生しており、
ブロックノイズキャンセラー機能なんて無さそう。
DVDレコーダーで録画したアニメや音楽番組はスロー再生するとブロックノイズが
大量に入っていることがわかるが、通常再生では気になったことが無い。もしかすると
「液晶の応答速度」が遅くて分からないだけなのか?…しかしブラウン管TVで見る
よりお店の液晶TVの方がノイズっぽいのは何故か?
一方店頭でシャープの隣にビクターのD-ILAリアプロジェクター。
こちらはスターウォーズの冒頭シーンを繰り返しているが、時々画面にヒビが入ったような
変な表示をしている。
このシーンを自宅で見ると、爆発シーンでカメラがガタガタと小刻みに揺れている
ことが分かる。どうやらIP変換の誤動作で奇数/偶数フィールドの順番が逆転して
画面の上下動がガタガタに見えている現象のようだ。
「フルHDプロジェクター」を買おうと検討の真っ最中なのだが、お店で見る
液晶TVの多くがDVDとの相性が悪く、見れば見るほど憂鬱になるような商品が多い。
現状の液晶TVは大画面になるほどDVDの欠点を誇張してしまうような性質で
「見るんじゃなかった」と後悔しそうなDVDも少なく無さそう。
これからのメインソースがデジタルハイビジョンだとしても、DVDも今後長く見るだろうから、
無視できない。
- 期待のDRC-MFv2
1999年、VPL-VW10HTの試作機の見学会に通っていた
当時のメモを見ると、DRC-MFの
効果で当時の他のプロジェクターとは全く異なる鮮明な画像が見られたことに関する
感動がにじみ出ている。
一方、最近の「固定画素ディスプレイ」は上記のように、鮮明な画像を得るための
処理の行き過ぎ、副作用で大画面で破綻が露見することが多い。薬が毒に転じている
感じである。
VPL-VW100のDRC-MFv2は、10HT当時の感動の再来になるのだろうか?
2005.9.8
- VPL-VW100のこと
ちょっと冷静になって再考(笑)
現在使用中のVPL-VW10HTは、1999年12月、登場と同時に購入。
今回と同様9月の発表。
当時の状況は液晶プロジェクタの主流はVGA〜XGA解像度で、
長らく人気のあったシャープのVGA機に代わり、三菱のXGA機(定価で約100万円)が爆発的に
ヒット。4:3のプロジェクターはデータ用の流用も多かった時代だ。
しかし雑誌は、XGA液晶の画素変換の未熟さと低コンとトラストゆえに甘口になった
画面を「フィルムライク」と呼んでもてはやしていた時代なのである。
(それまで主流のシャープのプロジェクターの画質がバリバリに加工した
「典型的な液晶TV」の画であったことを考えれば、確かに違ってはいたのだが)
しかしこの年はDVDの登場で「映画を見るなら16:9画面」が常識になる
過渡期でもあった。
そこに登場したVPL-VW10HTの鮮明・繊細な画はまさに革命的だった。
DRC回路を搭載した「100%ホームシアター仕様」のプロジェクターであり、
W-XGA(1366x768)の高解像度は、画素の格子をほとんど意識させず、色再現性も
従来の液晶プロジェクタと比較して目が覚めるほどの美しさだった。
(もっとも、当時
見せてもらったメーカーのデモ映像は「ベースバンド・ハイビジョンLD」の映像で、
考えてみれば、これは現在のBSデジタル放送も太刀打ちできないほどの高画質な
デモ・ソースではあったが。)
おかげで、我が家のVPL-VW10HTは購入以来丸6年、数多くの新製品の画質の向上を横目で
にらみながらも現役で頑張ってきた。
液晶パネルも徐々に消耗しているように思うが、熟練のサービスモード調整で、まあ、
世の中に存在する同型機の中では、今でも良い絵が出ているはずである。
とにかく、VPL-VW10HTの登場は衝撃であり別格であった。
以来SONYの後継機や、他者の液晶の進化、DLPの登場で心を惹かれる機種は沢山あったが、
本気の初登場の時ほど、これ以外あり得ない!と驚くような機種は
登場せず、買い替えの衝動が起きなかった。値段なりに色々な製品があるという
状況だったと思う。
これは「DVDを見る」という枠の中ではプロジェクターが成熟してきたという
意味でもある。
しかし今度のVPL-VW100の登場は、あの時と同じ予感がする。
「DVDを見るならばVPL-VW10HTしか無い」と思えたのと同様に、
「Blu-rayを見るならばVPL-VW100しか無い」と言えるような製品として、
どかんと登場する予感がするのだ。
確かにVPL-VW10HTと比較すると絶対的値段が高いし、世間の興味は「液晶TV」に行っているので
爆発的に売れるものではないと思うが、それでもQUALIA 004+001(約300万)と
比較して半額以下の売価は
VPL-VW10HT発売時以上のハイコストパフォーマンスと言えるし、1080/60Pまでカバーした入力は、
今後の主力ソースがハイビジョンのディスクメディア(Blu-ray/HD DVD)である事を考えると、
今後10年以上主役を張れる下地がある。
(LD/DVDの音声フォーマットがコロコロと変遷してきたのと比較すると、映像フォーマットは
長期間変化が無く、VPL-VW100は現存する最上位のフォーマットまで全て対応している)
これは我が家のTV(プロフィール25インチ)が、SD規格専用としては15年以上現役で
何の不満も無いことと同じように使えるものと思って間違いない。
具体的には、1920x1080の解像度は放送規格を100%表示できるというだけでなく、
110インチのスクリーンで使用するなら視覚の限界に近い解像度だし、画素の隙間は、
スクリーンの幅を2.5mとすると、一画素のサイズは1.3mmで、
その5%が0.06mm。2m先から物差しの目盛りが一本ずつ分離して見える人以外
感知できないだろう。(レンズの限界もある)
15,000:1の
コントラスト比は映画フィルムのコントラストを凌駕するものでこれ以上が必要に
なることは考えられないし、
キセノン・ランプは、太陽光と同等のスペクトルを持つのだから、これは
究極の光源である。
液晶の反応速度2.5mSは、60Pの画像が一枚17mSだから、十二分のゆとりがあり、
残像感とは無縁だろう。
敢えて言えば、値段がもっと安くて、消費電力が小さければと思うが、
画質に関して、VPL-VW100の仕様には「それ以上が必要な部分」というものが無い
といって良いのではないか?
つまりそれは「壊れるまで使い倒すことができる」ということだ。
VPL-VW10HTは4年くらいでハイビジョンの普及とパネルの衰えを含めて
「そろそろ次が気になる状態」になってきたが、SXRDは耐久性が向上して
透過型液晶より丈夫だし、
ハイビジョン以上の規格は当面考えられないから、ひょっとすると今の
「プロフィール」以上に長く使う事ができるかもしれない。
- それで、とりあえずD-VHSに録画した『ロード・オブ・ザ・リング』
を見てみたいな。
手持ちの録画では『アラビアのロレンス』とかも、きっとフルハイビジョン
の恩恵があるだろう。
欲を言えば、『スター・ウォーズ』(旧三部作)と『タイタニック』もハイビジョンで
どうしても見たい。リリースしてくれ〜。
- 「アドバンスト・アイリス機構」のこと
VPL-VW100では、画面のヒストグラムを検出してアイリスを制御するそうだ。
前の機種(VPL-HS50)では、平均輝度(APL)で制御していたため、今度のバージョンの
方が原理的に精度は高いと思われる。
アイリスの動的な制御を邪道とする考え方はもちろん有るが、恐らくこの機能は
SXRD素子を熱から守る役目も果たすだろう。
基本的にランプの光から赤外線をカットしているとはいえ、たったの0.61インチ
の素子に何百ワットもの光を当てるわけで、やけどするほど熱くなるのは想像がつく。
(実際VPL-VW10HTでも火を噴くほど熱い)
当然熱による素子の劣化や変形・膨張はありうるが、アイリスによって暗いシーンで
光源そのものが絞り込まれることは、素子に対する負担を大きく軽減するだろう。
これも積極的に評価したいポイントだ。
- キセノンランプのこと
VPL-VW10HTの前に使っていたプロジェクターの光源ランプは「ハロゲン」だった。
これとVPL-VW10HTの「超高圧水銀ランプ」の色の違いは面白かった。
「ハロゲン」は、つまりは電球なので青系、緑系はさっぱりだが、こと赤に関しては
どっぷりと濃厚。赤外線の方が大量に出ているくらいの分光特性である。
だから「超高圧水銀ランプ」と比べたら『タイタニック』の
「ハート・オブ・ジ・オーシャン」の深い青は「超高圧水銀ランプ(VPL-VW10HT)」が
文句無く美しかったけれど、唯一「平成ガメラ」の吐く火球の濃厚さだけは
VPL-VW10HTの方が負けていた。
現在の最新プロジェクターでは深紅が薄くなる現象もフォローする方向に進化して
いるとは思うが、キセノンランプの深紅の表現がどれだけ迫ってくるか
というのは、実写で是非確認してみたいポイントだ。
まあ、「ガメラの火球が大迫力なんだ」と言ったところで、妻の心は
動かせないと思うが…。なんか無いかね、「ハート・オブ・ジ・オーシャン」の青に
匹敵する女心を揺さぶる赤が。
- 秋葉で飲み会
7時、今年出来たアトレビの以前入れなかった店をのぞくと今回も「6:30頃から満席です」
と断られる。中華とマグロ屋は空いているのに、次の機会には予約しようか。
駅の反対側の焼き鳥「とり鉄」を覗いてみると、ここもちょうど満席になったくらい。
そこで普段歩かない駅の南側に行ってみると、山手線の高架下にやたらと立派な看板の
居酒屋が有った。
入り口は広くないのだが、入ってみると奥がずずいとある。掘りごたつ式の座敷は
個室と言うほど完全ではないが、衝立で細かく仕切られていて、少人数の集まりに
具合が良い。ファミレスのような「店員呼び出しボタン」があるので、これも楽だ。
ただし、ちょっと混んで来ると飲み物が出てくるのにやたら時間が掛かるようになって
しまったけれど。
料理は「きりたんぽ」などがあるので東北系なのか?
普通の居酒屋レベルの料理だとは思うが、「モツ煮込み」は味噌味のビーフシチュー
みたいな仕上がりでコッテリコクがあって旨かった。これは、森下の名店「山利喜」
の味にちょっと似ている。
土地柄学生が少ない事もありそうだが、いわゆる居酒屋チェーンより大人向けで、
養老の滝よりは小奇麗な雰囲気があり、気楽に使うのに悪くない店だと思った。
御代は一人3,500円くらい。値段も手ごろだ。
2005.9.7
2005.9.6
2005.9.5
- 選挙
国政選挙というのは、そこで選ばれた議員が「憲法改正」とか「年金問題」とか、
膨大な「赤字国債問題」とか、あらゆる問題を決定する方向性を決めるものだ。
ところが、総理はこの選挙を「郵政民営化の踏み絵」としてショーアップして見せた。
国民の多くが「他に優先順位の高い問題が山積している」と指摘しているにも
かかわらずだ。
つまり今度の選挙は「郵政民営化に賛成すると、抱き合わせで自衛隊が軍隊になり、
年金を破綻させるリスクを認めるetc.」という危険な構造になっている。
そこのところに注意して選ばなければならない。
- ともあれ、総理は郵政民営化について「資金の入り口を閉めることによって
無駄遣いを減らす」と言っているが、その郵便局の資金を使ってこの短期間に
財政を破綻に直面させる程の「赤字国債を乱発」して来たのは当の総理なのだ。
この矛盾を説明することが出来るのだろうか?
それは「サラ金が金を貸してくれるから自己破産するまで無駄遣いしてしまいました」
と言っているようなものだ。
まともな人間ならまず「支出を引き締める」のが常識ではないのか? それを
しない政治家の言うことは信用できない。
2005.9.4
- アントネッロ演奏会〜ヴェネツィアとナポリのエコー(石橋メモリアル)
今回は「エコー奏法」と「オスティナート」がテーマの選曲。
エコーのために「エコー隊」が編成されて普段のアントネッロのメンバーの
倍の編成になっている。
「エコー」とは文字通りあるフレーズをこだまのように繰り返すわけだが、
これは中世のサラウンドだな。たぶん生音しかない当時の人にとっては凄い
特殊効果だったのではないだろうか。
中に即興で演奏される主題をエコー隊がなぞる曲(コーナー)があって、
これがまたゲーム感覚で面白かった。
最後にこれで何回目かになる「船上の宴会」
今回は歌手も楽器も大勢いるので、過去最高に豪華。
アントネッロの演奏は、同じ曲を演奏しても毎回異なる趣向で楽しませてくれるのが
素晴らしい。聴くほうもこれを期待するから出演者は大変だなぁ(^^)
- 上野〜鶯谷探検
- 『Zガンダム』DVD鑑賞スタート
千葉TVでの『ガンダム』放映終了とBSの1stガンダム特集を受けて、
購入後放置された『Zガンダム』DVDを今度こそ制覇する鑑賞をスタート
した。
1stガンダムは後半から「ニュータイプ」の話を出して、これは
アムロの強さの説明のためのような存在だったが、Zではオールドタイプと
ニュータイプの反目あるいは「恐れ」がテーマだな。
第一話からの主人公の「カミーユ」のエキセントリックな性格と
地球連邦軍、ティターンズ、エウーゴ、ジオンの複雑な関係が
がこの作品を取っ付きにくくしていると思うが、三度も見れば
だんだん分かってきたぞ…と(苦笑)
- ニューオリンズの台風被害
単なる水害として大災害であることはもちろん、ジャズの都が水に沈んだのは
一音楽ファンとして残念である。
ニュースを見ると、海面下3mにもなる低地に人口が密集していたことが、被害が拡大した
大きな原因らしい。東京でも江戸川と隅田川に挟まれた地域は0m地帯で、結構やばい感じはするが、
考えてみると逃げる場所は無いような。
本質的には「0m地帯に住まない」ということだが、すごく長い目で見れば、計画的に
盛り土をしていくとかなんとか手を打たないと。
最低、一階が水没しても二階に避難できるとか、そういう住まいにする。たぶん
「絶対に洪水を起こさない」より、「洪水で死なない家」を立てるほうが現実的だと思うね。
- それにしてもアメリカの治安の乱れ方は異常だ。
どこが文明国家なのか…
2005.9.3
- 『オペラ座の怪人』DVD鑑賞 ★
オペラ座の地下には本当に謎の地下空間があるのだそうな…というのは、ちょうど放送された
「不思議発見」の番組で紹介されていたネタなのだが、以前から話に聞いたことはあったけれど、
実際に映像で見るオペラ座の広さと地下の怪しさは、なるほど怪人が現れても不思議では無いような
闇があるし、実際相当数の人間が隠れ住んでいた時代もあったそうだ。
で、映画『オペラ座の怪人』なのだが、あのテーマ曲は良いね。ハデハデしく、
おどろおどろしく盛り上がる。これはぜひ近所迷惑にならない程度に大音量で聞きたい曲だ。
仮面舞踏会の曲も悪くない。
しかし、さほど長さを感じさせず、眠くなる間もなく快適に見終わった割には、
肝心の内容について「イマイチ充実感が足りない」ように思うのは何故なのだろう。
なんだか散漫な気分だけがモヤモヤと残って、テーマ曲に込められた高揚感が
映画全体には行き届いていないような…、そんな感じだな。
- ブランチお問い合わせランキング(東京グルメしらべ)
- 金の羊/ジンギスカン/4.33
- 築地 蔵まぐろ/回転寿司/3.5
- キムカツ/とんかつ/2.21
- 激辛料理専門店 HongChoぶるだっく/韓国家庭料理/4.0
- 仲屋/海鮮丼/3.33
- ニイハオ/餃子・中華料理/3.84
- ガネー舎/スープカリィ/3.69
- まる玉/ラーメン/3.33
- 山本屋 総本家/うどん/3.78
- 花回廊/寿司/2.00
- CASA ARTISTA フラメンコショーのあるレストラン
2005.9.2
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