映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2005年 6月
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2005.6.30
  • 『DEEP BLUE』DVD鑑賞 ★☆
     ひたすら海の生き物を追いかけたドキュメンタリー映画。
     素晴らしい映像が多いけれど、DVDの圧縮にはとことん酷な絵柄が多くて、 残念ながら高画質とは言いがたい。たとえば、無数の小魚がきらめくとか、 一面の波しぶき、砂粒。おそらく圧縮の破綻を避けるために多くのシーンで 解像度の甘く「ぼてっ」とした映像になっている。
     HD DVDなどは「フィルムグレイン」は必要無いのでフィルタをかけて 圧縮してしまうという方針だが、波しぶきや砂粒や小魚、オキアミの群れなんか、 まったく映らないだろうね。ドキュメンタリーは とんでもない高レートが必要な映像だ。
     特典ディスクにはメイキングが収録されているのだが、「撮影者と魚」が 同時に映っていると、また感慨がある。とにかく撮影技術も大変だけれど、 「じっくり辛抱する」という仕事振りが良い。
     ともあれ、この作品はDVDで見ると「★☆」程度になってしまうのだが、 ハイビジョンで破綻無く上手に収録されていたら「★★☆」くらいに 評価がかわるのは間違いない。
     とにかくDVD程度の画質では勿体無い。
2005.6.29
  • SonicStage Mastering Studio を使う
     矢野顕子のCDをSonicStageで登録していて、どうしても読み込めないCDがあった。
     コピーコントロールCDというわけでもなく、コンサート会場で売られていた プライベート版のようなのでひょっとすると精度に問題があるのかもしれない。
     というわけで、「普通のCDP→光デジタル→UA-25→USB→PC」というルートで 録音してみることにした。
2005.6.28
  • 「グインサーガ102巻/火の山」
     100巻前後、怒濤の刊行ペースであったが、もっとも心配していたイシュトバーンの 精神状態とか行く末についてほんの少しでも上向いてきたようで、これは嬉しいことだ。
     というわけで、久しぶりに読後感が充実していたのである。
  • 『ケロロ軍曹11』DVD鑑賞 ★★★
2005.6.27
  • 雪風OVA、最終巻の発売が決定(8/26)
     一話が出たのは大昔なのでとっくに終わったのだろうと思っていたが、 最終巻と一つ前の発売が一年4ヶ月も開いていたらしい。クオリティにこだわるのは 立派だが、「こだわったら長くなってしまいました」って、そんなことで商売が 成り立っているのだろうか。他人事ながら気になる(苦笑)
     ちなみに全5巻のシリーズの第一巻が出たのは2002年。
     時間密度を考えればスターウォーズなんかよりずっとじっくり作っている 計算かな。たぶん総人数もずっと小さいだろうけれど。
2005.6.26
  • 妻の誕生祝でご馳走。まあ妻が自分で作っているわけだが。
     私は酒に凝ってみた。
     シャンパンは"DELAMOTTE BRUT"
     定価は7,000円と立派だが3,700円と大幅ディスカウントされていたので つい買ってしまった。(最初はビルカール・サルモンの5,000円くらいのを 買おうと思っていたのだが、特定の店にしか無いので梅雨空の中遠出するのに 挫折したのである…(^^;)
     赤ワインはChateau THIBAUT DUCASSE 1996(BORDEAUX)
     普段は1,000〜2,000円のワインを飲むことが多いのだが、酸や樽香、タンニンなど、 強い個性が飲みにくく感じさせられる製品も結構ある。しかし今日飲んだくらいの クラスに入ると口当たりがよくて悪い味がぜんぜんしない。
     普段お手軽ワインの味をあれこれ言っているのが馬鹿らしいほど、 力を抜いてシンプルに「旨い」と言える。優しい表情のワインだ。
     でも、スルスル飲めてもしっかり酔いは回る。フラフラ(笑)
  • VAIOのSonicStageをVer.upする
     VAIO-TのSonicStageはどうも表示/動作が違うと思ったら、プリインストールのSSは3.0で、 NW-HD5Hの付属SSは3.1だった(VAIO-Tに入っているソフトは概ね2005/3のもの。 ちなみに、3.1はnetでも公開済み)
     どうやらNW-HD5Hを接続したときに、機器側の曲リストをどう表示するかは、 SS本体とは別に「ドライバ」の形で提供されるプログラムによるらしい。
     SS3.0に付属のドライバだと、NW-HD5Hの中の曲は「アルバム別・転送順」に 表示される。
     SS3.1に付属のドライバだと、「アーティスト別・アルファベット順」に表示 される。
     しかし、どちらも使いにくい。
     理想は「アルバム別・アルファベット順」が使えることじゃないだろうか。
2005.6.25
  • スプラアンサンブル・コンサート(in 光ヶ丘IMA)
     妻が出演。オケのメンバーに 「タブラトゥーラ」のリコーダー奏者「江崎浩司」 さんがオーボエで参加。
     打ち上げで妻はいっぱいお話しが出来たそうだ。う〜ん、うらやましい。
     タブラトゥーラは楽師役で 映画「花よりもなほ」に出演するそうだ。ネットには楽師の情報は出てこないけれど
     「スプラ」は少数精鋭主義の合唱団で、音大卒or有名大高学歴のメンバーをずらりと 揃えており、パンフレットの団員紹介のページは会社案内の取締役の経歴書みたいだ。
     客観的に言うと、個人個人の能力が高いのでハイレベルではあるが「合唱」としては まだまだやるべき事がある。つまりはもっと練習すればどんどんまとまって上手くなる のだろうという感じは見える演奏だ。
     声自慢のメンバーを揃えた合唱団にありがちな「合唱する気が無いな…」という 破綻の仕方とはちょっと違い、合唱する気持ちはあるのだが「繊細な詰め」をやる 時間が多分無かったのだろうという雰囲気だ。
     これは、指揮者のいる曲は結構まとまっていることからも伺える。
     一方、指揮者のいない4〜5重唱の演目は仕上がりをコントロールする責任者が いないのじゃないかな。もちろん年期を重ねれば一発でぴたりと息の合う演奏は 出来るだろうが、今はまだ。一糸乱れぬアンサンブルが完成してこそ、その上に 自己主張を載せる余裕が出来るだろう。
     つまり「私がこう引っ張ったら、他のメンバーが付いて来てくれる」という 深い信頼関係が築かれる事が必要と思うね。
     個々のメンバーは、そのくらいの技術はあると思うので。
2005.6.24
  • VAIO VGN-T92Sが届く
     メインマシンのVAIO A50Bと並べると小さいなぁ。小さすぎるかも。 持ち歩かなければいけないような気持ちになってくる(笑)
     設定と再起動を繰り返す。
     再起動のたびに色々なサイトに接続され、Windows,VAIO,Nortonなどの最新版を ダウンロードさせられ、また再起動。最新の状態のものを出荷しろよな〜。
     家庭内ネットワークに接続しようと設定を済ませたら、繋がらない。
     他のパソコンからは新たにVAIO-Tが見えているのに、本人は外のネットワーク が見えない。
     数時間悩んだ結果、プリインストールされている「ファイヤウォール」が 邪魔していることが判明。自分の所属しているネットワークアドレスを 「信頼ゾーン」というのに登録してやっとネットワークに参加できた。
     プリインストール・ソフトがいままで当たり前に出来ていたことを ブロックしているなんてことはWindows側のHELPには載っていないし、 聞いてないよ…(^^;
  • このパソコンはHW-HD5HとNW-MS90Dの母艦として買ったので、 早速SonicStageのデータをリストア。
     音楽データは現在約4GBだが、ネットワークドライブと無線LANを経由して 約60分。長い長い…。40GBめいっぱい蓄積したら今のまでは死にそうだ…。 (試しに有線したらほぼ3倍速)
2005.6.23
  • 「失踪日記」(あづまひでお)を読む
     実話らしい。
     ある原稿を落としたことをきっかけに、全ての連載を止めて「取材」と称して失踪。
     やがてお金が尽き本物の放浪生活に突入。警察に捕まり家族に引き取られるまでの 路上生活を克明に描いている。
     しばらく執筆生活に戻るがまたまた失踪。今度は路上生活をしている内に手配師に 声を掛けられ、配管工として働くことに。やがて家族に発見され戻る。(でもしばらく 配管工は続けたり…)
     やがてアル中になり強制入院。院内の悲惨な生活を描く。根っからアル中で根っから悪人 も居れば、本当はアル中ではないのに「宗教団体から送り込まれたエージェント」らしき婦人も 居る。奇奇怪怪。
     …これはSF作品てわけじゃないのだけれど、「不思議な世界」ということでは、 「あじまワールド」そのものであって、なんというか怖い。現実がね。
     しかし、仕事のプレッシャーから逃げ出して路頭に迷うなんて、そんな事態にならず、 彼くらいの作家になれば、ある程度印税で食べられたりしないのかしら…? 作家の自由 って難しいのね…。
  • Stereo Sound誌は高級だな…
     秋葉原でバックナンバーをめくっていたら「中級スピーカー特集」というので 開くと100〜200万円だと(笑)
     まあ広告が出ている製品の多くが「近代美術館」の展示品みたいなものなので、 工業製品ではなくアートの一種だと思って付き合うべきなのだろう。
     しかし、アートだとすると155号の表紙のアンプ(NAGRA PMA)の背面に継ぎ目があるのは 許せないな。これでは平凡な板金加工だ(笑) SONYのNW-HD5の筐体は深絞り加工で継ぎ目 が無いぞ。
     因みにStereo Sound 155(2005夏)を買ったのは、スピーカーの測定記事が 載っていたからである。
     長岡氏健在の頃は、測定写真を載せた記事も多かったが、最近の評論家は「純・文筆業」 と化していて、ステサンに測定記事が載る四半世紀振りとか。
     編集長の後記には「ずいぶんと聴感と相関性がある」と書かれているのに対して、 試聴に参加した評論家の多くは「現代スピーカーは優秀で測定では大差なく、人間の 感性でのみ良し悪しが言える」という趣旨の発言が目立つようだ。
     評論家としては、「測定企画」は恐ろしいのかもしれない。
     しかし本当は「キレ」とか「スピード感」とか、もっと文学的な形容詞の羅列で 表現している製品の特徴が「物理的にはどういう現象なのか」が分からないと 製品開発は出来ないと思うんだよね。試行錯誤の結果偶然良いものができたと 言うのでは工業は成り立たないわけだから。
     まあ、ものづくりが工業でなく「芸術」の領域に入っているから、 ハイエンド・オーディオは金額も芸術並みなのかな。
     例えば「アンプを選ぶスピーカー」というものが世の中には沢山ある。 どういうスピーカーが鳴らしにくいのか…という情報はインピーダンスの 測定をすると見えたりする。こういう情報は耳では分からない。
     最近は「可聴周波数以上の特性が、実は影響を与えている」なんて言われるが、 なにしろ聞こえないので、直接は真偽のほどを確かめられない。これも測定の出番だ。
     「測定は評論家の敵」みたいな捕らえ方ではなくて、測定を使いこなす評論家が 最強なのではないか。
     素人にとっても、「今もって居るスピーカーとの特性の比較」が出来れば、 次に買うスピーカーの目安になるだろう。
     今回のステサンの試みは大いに応援したいが、欲を言えば「往年の名機」 のデータも取って欲しいものだ。もしかするとそこに味わいの秘密が 浮かびだしたりするかもしれない。
  • 現代スピーカーの測定値は皆優秀
     …かというと、20Hz〜20kHzの周波数特性は確かにまずまずフラットに近いのだが、 高調波歪率、インピーダンス特性、指向性、超広域特性は機種ごとにバラバラだった。
     小型スピーカーの低域の歪率なんぞ「椅子から落ちそうになるほど」の物もある。
     これは聴く音楽を選びそう。
  • ところで、ジャズを聴いているとJBLが欲しくなって来るんだけど…(^^;
     私も耳だけじゃなくて目や知識で音を聴いているな。
2005.6.22
  • やっとモンセラートの感想を仕上げた。感動が大きいと まとめるのに時間がかかる(笑)
  • ジャズとCD店の試聴機
     ジャズは「主題を提示した後即興で展開する」という構成が多い。
     そして一曲が10分近い大曲も多い。
     最近普及している「デジタル試聴機」だと「全ての曲を30-45秒聴ける」という 収録の仕方をしているものが多いのだが、これだと主題が終わってさあアドリブ …という所で終わってしまうのが大半で、ひどい場合はまだイントロで本題に入る ところまで到達していない曲もある。
     一曲のどの部分を収録するかという、お店(もしかしてメーカー?)のセンスも 問われるが、「これからが本題じゃ…」というところでぶちぶち切られると 試聴機も逆効果ではある。(全然聴けなければ、一か八かで買うこともあるからね)
  • 今日も秋葉原のゴーゴーカレーに行ってしまった。あまり行くと飽きるのも早いと思うが。
     ちなみにしばらく前には「○○家のカツ丼」にリピートしていた。
     やけにオレンジな卵の色、コッテリした出汁の味はいかにも人工的で微妙だと思っていたが、ジャンクなモノほど後を 引く。ある意味「ジャンク=習慣性」は成り立つね。
     まあ、ゴーゴーカレーはジャンクというには立派な品だとは思うのだが。
2005.6.21
  • 『スターウォーズ』予習スタート
     『エピソード3』を見に行く前に
    『エピソード4,5,6』『エピソード1,2』『アニメ・クローン大戦』の 6本の予習をすることにした。とりあえず1日1本が目標。
     まあエピソード4などはLD時代から数え切れないほど見たから、 ほとんど暗記しているのだが、気分を盛り上げるということで。
     通勤の友は、『エピソード3』のサントラ。そもそも『エピソード3』は 始まりとエンディングは何年も前から決まっているわけだが、サントラの 曲のタイトルを見るとまだ見ぬシーンが頭の中に広がってちょっと泣ける。
  • ちなみに『エピソード4』のサントラを聴いていると、時々「ん?」 と思うくらいプロコフィエフのバレエ音楽やストラヴィンスキーの それに似たテイストのフレーズがでて来るな。
     まあ、20世紀ロシア音楽のイディオムはいろ〜んなところで 引用されているけれどね。もちろん、アメリカンなクラシックの 尻尾もチラチラっと見える。
     映画を見ているだけでは気にならなかったけれど、サントラで 音楽だけ聴くと結構引っ掛かりが多いものだ。

  • ゴーゴーカレー秋葉原一号店
     先日前を通りかかったらとても芳ばしいカツの香りがしていた ので入ってみた。
     ちょっと待たされるがカツは揚げたてでサクサクしていて、駅の 蕎麦屋の腑抜けたカツとは大違い。ちょっとサクサクに気合が入りすぎて 火が通り過ぎのような気がしないでもないが、とにかく食感が良い。
     ルーはコクがあって程よく辛い。
     これはリピートしたくなる店だ。
  • 住基カード欲しい…
     住宅ローンの手続き(住民票+印鑑証明)で市役所に行った。うちの市では 住基カードに印鑑証明発行機能を付けることが出来て、休日でも 自動発行機が使えるらしい。それに今回手続きでいろいろ書き込んだ 申込書も要らない。長々した順番待ちもいらない。
     印鑑証明も住民票の写しもそうそう毎年必要になるという ものでもないけれど、こんなの自動化されるのがお役所のあるべき姿ではある。
     ある市では、カードの発行枚数が少ないため「自動発行機の設置が ペイしない」ということで見送られたらしいが、それは「卵と鶏」の 関係で、自分の利用している駅前に自動発行機がないからカードは 必要無いという人もいる。
     住基ネットのおかげでパスポートの発行に住民票が要らないとか、 とにかく何が出来るかの宣伝をしていないから知らない人が ほとんどだろうし…。
     「社会経済生産性本部・情報化推進国民会議」という所が、 住基カードを無料発行して、健康保険証や運転免許証などの各種証明と 住基カードを統合することを提言しているらしい。
     今年から「健康保険証」はカードになって一人一枚交付されたが、 このカードには 「氏名・生年月日・性別・住所・職場と住所・被保険者番号」が 書いてあって、「住基カード」の情報をすべて含み、さらにより 沢山の情報が記載されて いて当然すべてコンピューターに登録されているし、 基本的に国民全員が登録されている。
     それなのに、保険証に反対する人がいないのは何故か?
     免許を持っている人は「免許証」だって、同じ情報を持った 巨大なデータベースだ。
       どう考えても「反権力大好きのジャーナリズム」に焚き付けられて 踊らされているとしか考えられない。
     住基ネットに登録されたくない人は、保険証も発行されないように しなければ辻褄が合わない。
     「免許証や保険証は役に立つから」というのは順序が逆で、 バラバラに コンピュータ化されている公的サービスを統合して無駄をなくす というのが税金を払っている国民が真に望む未来の姿だろう。
     保険組合を移動したら辻褄が合わなくなる社会保険庁のシステムが ヘボすぎるのであって、本来は保険の情報は「組合」じゃなくて 「個人」がキーになるべき。
     取りはぐれや払いすぎの無駄も沢山あるらしいけれど、まじめに 情報化に取り組めばどれだけ無駄なお金が減らせることか…
  • VAIOアップデート・プログラム
     UA-25(高音質なUSB-DAコンバータ)を購入したので SonicStageMasteringStudio (アナログ音源をCDに焼くソフト)を使う前に、VAIOに出ている あらゆるアップデートを最新にすることにした。
     今まで同ソフトのHELPがポップアップ広告と見做されてプロテクト されて見られなかったのは、XP SP2との相性が悪かったらしい。
     無線LANがつながっているのに×印のアイコンなのはドライバが バグっていたらしい。
     そんなこんなで、今までちょっと怪しいと思っていた現象が 概ね修正されてすっきりした。
     でも、アップデートで力尽きて、UA-25のインストールはまたまた 先送り(苦笑)
2005.6.20
  • HiVi 7月号
     夏のベストバイ。雑誌の評価は参考程度と思っていても、自分の選んだ機種が 上位に入っているとソコハカとなく嬉しいものである。
     TA-DA7000ESが10-30万円部門で一位になっていてちょっと安心。
     スピーカー部門ではSX-L33MK2が10万以下部門で一位。我が家のL33と比較するとMK2は 若干色が濃くなり、ネットの怪しいツートンカラーがシンプルな単色のグレーになっているなぁ。
     また「次期メインSPに」と考えているSX-L77は50-100部門で2位であった。
     ディスプレイではシャープの新型フルHDの画質が上がっているという記事が気になる。
  • それにしてもプロジェクターが限界だ…(^^;
2005.6.19
  • 「谷山浩子」のCDをHDDに入れる
     学生時代ずっと聴いていたのだが、確認すると1993年発売のCDの封を切らずに 放置していたのが最後らしい。せっかくだからHDDに入れて聴く。
     しかし80年代の谷山浩子の衝撃的な世界は薄まっているかも。
     「てんぷら★さんらいず」なんか今聞いても毛穴が開くくらい衝撃的だし、 「時の少女」なんか聴くと毛根が収縮する。 組曲形式のアルバムなんかプログレ。歌うSF。SOW。
     ただしこの人のラブソングは、まともに受け止めると血が出るほど 重く危険だ。それが貴重なのだが
  • まだまだJazzのCD
     相変わらず外出中に妻の12枚組みコンピを聞いて、面白そうな曲をメモ。 帰りにその曲の入っているCDを探して買うというパターンを繰り返している。
     今回は
    • 「Undercurrent/Kenny Drew」
    • 「The Sidewinder/Lee Morgan」
     の二枚。
     スピード感があってカッコいい。これで音がよければ最高なのだが何しろ 録音が古いからなぁ…
     ともあれ、最近買っているCDは全て980円〜1500円の超廉価版ばかり。
     廉価版だが中見は全て歴史的名演として評価され生き残ってきた音源ばかり なのだから、「遅れてきたジャズマニア」にとっては幸せである。
    (簡単に手に入るのに対して、聴くのが追いつかないけれど…)
2005.6.18
  • カセットテープの始末、次の手
     不要なテープを捨てるにも、まだまだ時間は掛かりそうだが、逆にカセット/MD/DATで 長期保存したいもの(MDはともかくカセットとDATはデッキが死にそうだ…)をなるべく 高音質でCD化したい…ということで、USBオーディオI/FのEDIROL UA-25 というのを買ってきた。
     買ったは良いがでもなんだか忙しくて、ふたを開ける時間が無い…(涙)
  • LAOXの楽器館
     デジタル(ハードディスク)MTRが、ほんの数(6-10)万円で売っている。
     パソコンの作曲、編集環境も凄い。
     約20年前の青春時代、MIDIシンセや、4chカセットMTRが出始めたばかりの頃、 楽器や機材に何百万円もかけて、時間もかけて超アナログに音楽を作っていた 「世界の冨田に憧れる青年」だった。
     とにかく時間がかかるため私がアナログな多重録音で学生時代に制作した カセットはほんの数本だった けれど、今の時代なら思いつくものが何でもさくさく実現してしまいそうだ。 羨ましい。
  • 妻、「ケロロ」の雑誌を購入
     たった500円なのに、ケロロをデザインした デジタル時計が付録についていて見過ごせなかったらしい。
     やばい。侵略されているよ。
     ちなみに、今週末には新しいDVD(11巻)も発売、であります。
2005.6.17
  • カセットテープの始末に着手
     昔ウォークマンで聞くためにCDからダビングしたカセットや、LPからカセットに ダビングしたけれど、その後CDを買ったアルバムとか、そういうのを発掘する。
     何も書いてないカセットも多く、これは長期戦になりそうだ。
2005.6.16
  • ついに「音楽データ母艦」としてのノートPCを発注
     メモリが壊れて128MBしかないWindowsMeで落ちるソフトに我慢するのも限界と言うことで、
    VAIO T(カーボンブラック)を発注してしまった。
     「カーボンブラック」はSonyStyle限定モデルなので通販しかないが、先日大手量販店 でチェックした価格と比較すると「本体価格」はほとんど同じでポイントも付く。しかも SonyStyleは標準で3年保証が付いてくるので、安心感もある。
     差が目立つのは「増設メモリ」などの周辺機器なので、これは後から秋葉で購入して 自分で取り付ければ良い。
     ポイントが失効しないためには、コンスタントに買い物をする必要があるけれど、 今回VAIOで付いたポイントはきっとPS3で使うだろう。
  • 今までPCの買い替えはソフトが肥大して「重い」「落ちる」という 現象に悩まされて…ということが多かった。
     今のPCはWindowsXPになって、メモリ不足で落ちる現象も無くなったし、 1GHz以上のCPUで重いプログラムもほとんど無くなった。
     と言うことは、こんどは「ハイビジョンを編集したい」とでも言うのでない限り 相当長く使えるのではないかと言う気がするし、そっちの道に行くなら「デスクトップPC」 になるだろう。
     こんどのノートPC、長く使えることを祈る。(最低5年はお願いしたい。)
  • アナログなカセットテープの去就
     今後聴く可能性のあるカセットはデジタル化しようか…と思いミニコンポに テープをセットしてみたらデッキが壊れていた…(^^;
     ダブル・リバース・デッキの片方は、100%の沈黙、逆にもう一方は 早送りを始めたら何を押しても止める事ができない。
     最後の手段と「電源OFF」したら、それでも動いている(^^;;
     もちろん電源をOFFにすればコンポの他の部分の表示やランプはすべて消えるの だが、カセットのモーターだけは全力回転。コンセントは壁の奥で手が届かなかったので、 止む無くブレーカーを落とした。
     ところが、ブレーカーを再投入すると、止まっていたモーターがまた動く…
     そんなことを数回繰り返し、なんとか停止に成功するが、びっくりした…
     リビングの主セットに繋いでいるカセットもイマイチ動作が怪しいため、 我が家でカセットが聞ける環境はあとはラジカセ1台。「風前の灯」という感じである。
2005.6.15
  • ネットワークウォークマン NW-MS90D
     SonicStage3.1(on WindowsMe)で特定の曲を削除しようとするとPCが落ちる…
     仕方ないので、WindowsXPにインストールしているSS3.1で操作してみると、これはOK
     わからない…
     ともあれ、おちまくるSS3.1(Me)と格闘して二日目にやっと妻のリクエストの曲が入った NW-MS90Dが完成した。
2005.6.14
  • ネットワークウォークマン NW-MS90D
     妻に貸し出してみる。今までは「時々MDを使う」という程度なので、 NW-MS90Dのほうが断然楽なんじゃないかと思う。
     音楽DBは夫婦別々の予定。
2005.6.13
  • NW-HD5H、二度目のハングアップ
     電源が切れずバックライトが点灯しっぱなし。
     でも、リセットに適当な「先の尖った棒」を持っていなかったので、ついつい シャープペンシルを購入。最近のシャープペンシルは、芯が減るとパイプ部分が 引っ込む構造が多いので「リセット用」に不向きなものが多い。丈夫な良い パイプのシャープペンシルを探すのに苦労した(^^;
     さて、今後リセット間隔はどうなるか。
  • 因みに以前の機種(NW-MS90D)にも、「リセット穴」は存在するものの、一度も暴走した ことは無かった。
     NW-HD5Hもせめて、「電源ボタン長押」で復活してくれるとか、そんな機能があれば 助かるのだけれど…(基本的に電源ボタンが無いのが敗因か?)
  • NW-HD5H母艦の検討
     音楽データを格納するPCは、現行主力PCは「写真のデータでパンパン」のため、 一世代前のWindowsMeパソコンを再生して使っている。
     しかし、これが「モバイルPentiumIII 750MHz」かつメモリが半分壊れたため「128MB」 しか乗っていないので、死ぬほど遅くて頻繁にハングする。(しかも夜眠れないほど排気音 がうるさい)
     そこで「音楽データ専用」の小型のノートパソコンを検討している。
     とにかく
    • 静か
    • CPUがそこそこ速い(Pentium-M 1G以上)
    • HDDが大きい(最低30G(NW-HD5Hの容量)より大きいこと)
    • 無線LAN内蔵/コンパクト(オーディオ機器として部屋を持ちまわるため)
    • CD/DVDドライブ内蔵で焼くこともできる
     というのが、最低条件。
2005.6.12
  • 小岩菖蒲園を見物
2005.6.8
  • 「HDDウォークマン NW-HD5H徹底研究」を登録
     購入からほぼ三週間、利点も欠点も見えてきた。まだまだ、内容は練り直す…かも。
  • 登録曲数が"2,000曲"を超える。
     HDD容量にして約3GB、CDの枚数にしたら100枚かな。
     容量はまだ大丈夫だけれど、だんだん古いWindowsMeパソコンの速度が辛くなってきた(^^;
2005.6.7
  • これはタチコマ?(asahi-com)
  • NW-HD5(スタパトロニクス)
  • ケロロ原作者のページから「帰りたい帰れない」のこと
  • HDDフォトストレージ『HDPS-M1』のバッテリー駆動時間改善ソフトのお知らせがきた。
     対象の製造番号「1000100」〜「1012285」だが、調べるとうちのは対象の「最後の数台」 であった。おう(^^;
     さっそく更新。最後のリセット手順「COPY+CANCEL+電源(スライド)」の同時押しに 手間取る。
     何しろボタンが小さいし、スライドスイッチの操作がまた…(^^;

  • SEED-D 30-33話のDVD-R作成
    • 30話 シンは独断でステラをネオに返す
    • 31話 司令部はシンの軍機違反を不問に。ステラはデストロイで出撃し3都市を灰に。
    • 32話 キラはステラとネオを撃破。シンはデストロイの操縦者がステラと知る。
    • 33話 シンは復讐の為フリーダムを研究。 AAに回収されたネオは肉体はムウと同一人物だが記憶は別人だった。 議長は真の敵はロゴスと放送。
     相変わらず全然話が進まないので、4話くらいまとめて見た方が少しはマシ。
     とりあえず、この4話は展開があったほうだな。
     でも、「ザフトの偵察に出た一行(草gかな?)」は最近何をやっているのだ。小惑星帯で 盗聴しているだけ…??
     それにしても、SEEDの「死んだはずの人の復活」は納得がいかない。必然性無いし。 『黄泉がえり』系アニメだな。
     ネットでは「キラが強すぎてバランスが…」という意見もあるが、 アークエンジェル搭載のMSが壊されるとほとんど修理が出来ない環境であるのが、 「無傷」である理由のような気もする。つまり単独運用の設定上、壊れたらそこで AAの出番は終わってしまう。
     ザフト艦は壊れても壊れても寄港して修理して蘇っているけれどねぇ…
     逆にもっとも補給上有利な「地球連邦軍」の艦は全然修理してない。使い捨て 状態で弱いにもほどがある…。
     デステニーを包む「見通し悪い」感覚は主人公たちが迷っているからだけではなくて、 脚本家も実は判っていないのではないかと言う気がしてならない。
2005.6.6
  • 目白バ・ロック音楽祭〜モンセラートの朱い本〜鑑賞(東京カテドラル聖マリア大聖堂)
     「モンセラートの朱い本」は古楽に興味を持って以来最も好きな曲のひとつだが、アントネッロによる 演奏はこの演奏会は、この曲と演奏家に関する今までの体験から想像していたものでは計りきれないほど 衝撃的な演奏だった。
     編成はアントネッロ&ヴォール・アンサンブル・カペラ(助演)で、
    管弦楽+オルガネット+パーカッション+リュート+歌+ダンス
     曲目は、通常「モンセラートの朱い本」といえば、残された写本の中の 楽譜を全部再現すると10曲。
     だが、今回の演奏会では同一の曲(輝く処女よ)の編成違いと、写本の他に 追加された器楽曲(イスタンピ)などで増量されてなんと20曲
     この構成は恐らく、当時の巡礼の集会の雰囲気を再現しようという 試みだろう。巡礼たちの歌のあいだに楽器を演奏するものもいたかもしれないし、 同じ曲が時々により、居合わせた面子により違う編成で歌われる事も有ったかも 知れない。
     ダンスは「踊り」というより「無言劇」「パントマイム」という感じ。
     後半にはこのコンサートの聴衆を誘って輪舞を繰り広げるというパフォーマンス もあり、これは仕込がされているのかも知れないけれど、巡礼たちについて イマジネーションが広がる。
     演奏については「本物の大聖堂」で演奏されるのだから、濃密な余韻が 充満して凄いことになっていた。
     濱田氏のリコーダー、コルネットはいつものように華麗で魅力的だが、 「この教会ならでは」のサウンドが印象深かったのはハープ・ソロの イスタンピッタ「ラ・マンフレディーナ」
     小さなハープのソロだけれど、ポンというアタックの後にふわ〜っとした残響が 直接音を凌ぐ音量で広がって、とてもソロ演奏とは信じがたいほど豊かで幸せな 音楽になっていた。
     こういう音響だから管楽器もメロディーを吹くとそれは和音の塊りとして響く。
     「和声の禁則」とか、昔は教科書を読んでもイマイチ、ピンと来なかったりしたものだが、 こういう場所にいると体で納得する。平均率じゃダメだなぁとか、そういうのも教会 なら説得力を感じる。
     単旋律の聖歌だって、教会で歌うと和声の芽を含んでいると感じる。

     さて、この演奏会で一番面白かったのは歌手の個性であった。
     舞台には

    • 「地声唱法の女声たち(アントネッロ)」
    • 「カウンターテナーを含む正統的聖歌隊(カペラ)」
    • 「リュートを抱えた吟遊詩人(七条信明)」
     の三つの歌い手がそれぞれの役割を歌った。
     これは今までCDなどで聴いたことのあるどの「モンセラート」よりも 面白い演出で、「パントマイム」の存在と併せて中世スペインの 巡礼たちの暮らしぶりを再現する、一種の「演劇空間」を作り出していた。
     地声の女声たちは素朴な民衆たちをイメージさせ、きっとモンセラートの 寺院に集まった巡礼たちなのだろう。
     聖歌隊は教会の人だったり、天上の声を演じたり。
     そして吟遊詩人は場をあおり盛り上げる。
     七条さんの歌は元ロック・ミュージシャンだけあって、官能的ではあるが アントネッロのカバーするレパートリーに対してオールマイティーではない。 単純にいえば「これはちと合わないか…」と思うことも時々あったのだけれど、 今度の演奏会で彼が演じたパートは最高にはまっていた。
     民衆のアイドルとして喝采を浴びる日もあれば、 宮廷で怪しい男女の愛を熱っぽく歌って良家のマダムをくらっと させる日もある。
     そんな旅の日々を送る吟遊詩人がモンセラートにやってきた。
     神様を讃える歌だって歌っちゃうよ。いえ〜ぃ
     …こんな情景が心に浮かぶ。

     こんな演奏は始めて。
     ただの演奏会ではない。聖と俗のコントラスト、民衆の熱狂を 見事に描いて時代性の完全再現。二時間のタイム・トリップを 体験してしまった。

  • NW-HD5H異常?
     突然リモコンと本体の表示が食い違う。しばらくいじっていたら延々と 起動画面のまま動かなくなった。
     結局「電池抜きリセット」で復旧。
     中身はパソコンみたいなものなのでいつか「リセット」は必要かと思っていたけれど、 今回のは出掛けに「USBを引っこ抜いたタイミング」が悪かったのかもしれないなぁ…。
2005.6.5
  • 合唱団"響"演奏会(タケミツメモリアルH.)
    • マルタン/無伴奏二重合唱の為のミサ[1922]
    • 若林千春/うたくじら[2005]
    • 若林千春/羊水地獄《子守唄とその変貌》[2000]
    • 信長高富/寺山修司の詩による6つのうた「思い出すために」[2004]
    • 三善晃/五つの童画[1968]

     "響"は大きな合唱団。昨日聞いた"わ"の4倍は人数が居る。
     マルタン/無伴奏二重合唱の為のミサは、初めから 「結構最近聴いたような気がする…」と変な気分。実は妻が現在活動している合唱団 "GPC"で聴いた事があった。  その時の感想は、

     先週N響で骨太な「ベートーヴェンの荘厳ミサ曲(ミサソレ)」を 聴いたばかりなので、ジャンル「ミサ曲」として比較してしまうと、 マルタンは「技巧に走った小粒な作品」という印象なのだが、 確かに技巧は凄い。
     …などとわりと失礼っぽい感想を書いている(^^;
     しかし、"響"の演奏は所々ヤバイ箇所もあったけれど、同じ曲かな? と思うほどスケールが大きくて面白く感じる。
     あまり「技巧的な曲だ」とも感じなかったのは、技巧的な音を難なくこなす"響" のスキルの高さと、タケミツメモリアル・ホールのマイルドな音響の併せ技だろうか。
     とにかく、この演奏会で一番面白く充実して聞くことのできた一曲であった。

     若林千春の二曲は、音楽ではない。効果音である。
     私は現代音楽については相当手広く満遍なく聞いてきたので、クラスターだろうが、非楽音 だろうが、チャンス・オペレーションだろうが、手法によらず、また既存の音楽からいくら 外れていても面白い作品と面白くない作品が存在するということは、体験してきた。
     現代音楽のジャケ買いなんかすると、まず90%は話になら無いような作品なのだが、 たま〜に、想像もつかないような興味深い作品との出会いがある。それも、現代音楽の醍醐味 なんだけれど、今日演奏されたのは、ハズレの90%の一つだ。
     二曲とも通常の意味でのメロディーはほとんど無く、文字通りの意味で効果音的な 音を主としているが、曲目解説に「フィボナッチ数列が云々…」という下りがあるのを 見て思わず作曲年代を再確認してしまった。こんなものは1950〜60年代に流行って 今や絶滅した古典中の古典技法で、なんで絶滅したかといえば音楽的に意味の無い行為 だったからだろう。
     人類がコンピュータを実用化し、実験的作曲家がコンピュータを使えるようになり、 「音楽と数学の関係性」に関する感心がもっとも高まった時代に生まれた仇花の ような技法の一つ、…というのが「数列云々」に関連する技法の素性であり、 それを今使うのは21世紀の作曲家が何を考えているのか…という他ない。
     率直に言って、大学の作曲科で「技法」を学ぶことは出来るけれど、 「音楽」は学校で学ぶことは出来ないのだなということを、東京芸術大学の卒業生の 作品を聴いて感じる事が多い。今回の曲はそれの典型的な例だ。
     もちろん「熱烈フィボナッチ数列ラブ」な感性の人が存在してもそれは 否定できない、「不快な感情を掻き立てるためにあえて数列を使用する」 という技法だったあるだろう。
     それにしたって、表現のために意味のある不快と、不快な不快に分かれると 思うんだよなぁ…。例えばアクション映画の爆発音と我が家の台所から聞こえて くる爆発音は違う。
     あえて好意的に解釈すれば、 「人に誘われて映画館に行ったら、見たくも無いホラー映画で途中で出てきた」 みたいな感覚が近いのかな。そういうことなら映画自身には罪は無くて、 そんな映画を選んだ相手のセンスが悪い。

     信長高富/寺山修司の詩による6つのうた「思い出すために」[2004]三善晃/五つの童画[1968]は、良く良く考えると聴いた記憶があって、 昨年の"響"の演奏会でも演奏されており、これは再演だ。
     信長氏の曲は「美しいメロディー」を作り出すことに主眼を置いた作品 だそうだ。狙いとしては先の若林氏とは真逆なのが興味深いというか、すごい ステージ構成だなぁと…
     狙い通り、美しいメロディーではある。
     しかし「印象的なメロディー」というには、少し届かない。ちょっと惜しい。
     三善晃はなにしろ1968年と古い曲。けっこうゲンダイオンガクしている(笑)
     しかし、古さは感じる。熱意も感じるが、とても真面目な音楽だなぁと 思ってしまう。
     歌詞に関しては、ちょっと難しい。ずいぶん捻っているので。

  • ヨドバシカメラ(新宿)に寄る
     EF-S17-85mmIS USMのフードを購入。短いな〜
     店の隅でSXRDリアプロのデモをしていた。ビクターの61インチ・リアプロも 全然別の場所に展示。並べて比較できるような展示にすればいいのに…
  • 居酒屋・月の宴
     軽く飲んで帰ろうとしたところ、新宿の某は行列が出来ていて残念、 地元の某は「臨時休業」むむ…。
     仕方なく何でもいい…と去年地元に出来た「月の宴」に初入店してみた。
     うっそー席料取るんですか(^^;;
     「隠れ家居酒屋」ということで、全席薄暗い個室風で、まあデートには 良いんじゃないと思う。席には店員呼び出しボタンが付いていて、大声出さなくて 良いのも悪くない。
     ただし、料理は居酒屋料理が高級風になっただけで、その「風」ってのが 問題。本当に高級ならばそれにお金を払っても良いけれど「風」だからなぁ…(苦笑)
     まあお酒より親密に語らいたいカップルのための店としての機能は完璧なので 料理とか、店員の質とか、そういうことを語る必要は無いのだろうと思う。 もちろん、私は次は行かないと思うけれど。
2005.6.4
  • 合唱団"Vices わ"演奏会(ミューザ川崎)
    • 神の皿からの恵み チルコット(1955-)
    • シューマンの重唱曲と合唱曲(9曲)
    • 日本の歌あれこれ(10曲)
    • アンコール
     この演奏会は「撮影スタッフ」として参加。
     フラッシュ用に、パナソニックの乾電池「オキシライド」を初めて使用。 未だかつて無い速度でチャージされる。これは驚いた。
     カメラはEOS10D/20Dの二台を使用。
     20Dは画質もピント精度も良いがシャッター音が大きく本番中に使うのは難しい。
     10Dはとにかくシャッター音が小さく、レンズ銅鏡をタオルで包むと、カメラマンにさえ 聞こえにくいくらいのノイズしか出ない。
     なので、練習中と終演後のスナップは20D、演奏中は10Dと使い分ける。
     比較してみると、10Dで演奏会写真のピントが合いにくいのは、20Dより、一つ一つの フォーカスエリアが広いのではないかと思われる。その為に、顔を狙ってAFしても すぐ側の譜面にフォーカスしてしまうような減少になっている気がする。
     これで、F2.8だと、微妙にピントが甘くなってしまう。
     レンズは
    • EF17-40mmF4L
    • EF24-70mmF2.8L
    • EF70-200mmF2.8L
    • EF-S17-85mm IS USM
     の4本。
     今回の会場は、とても奥行きが狭く、24mmではギリギリ全体像が映らなかった。全体から 個人のアップまでフォローするために全レンズフル稼働。
     EF-Sはスナップ用。
     ISO 800 を使うが、本番中は暗いので F2.8から広角でもF4の明るさは必須になる。
     歌いながら動く人も居るので、シャッタースピードは最低1/60秒は欲しい。
     「踊り」なら被写体ブレは「動感」を表現するとも言えるが、合唱でブレて居るのは ただのブレでしか無いので、かえって結果に厳しいように思う。

     演奏会について。
     今回も「聞いて楽しい曲」がたくさん有って面白かった。
     歌謡曲の編曲ものも非常に楽しい。
     美空ひばりの「お祭りマンボ」のイントロに「春の祭典(ストラヴィンスキー)」の で出しをくっつけたアイディアは素晴らしい。なんだか東洋的な春祭りの空気がする ものだ。
     

2005.6.3
  • 今日から偶然「演奏会4連発」
  • NHK交響楽団定期公演 Cプロ(1日目)(NHK H.)
    指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
    チェロ:トルルス・モルク
    • シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129(1850年作)
    • 鳥の歌(アンコール)
    • ラフマニノフ/交響曲 第2番 ホ短調 作品27(1906-7年作)
     土曜の定期を金曜に振替。2F席の奥のほうで聴く。
     遠いけれど、音は小さいなりに明瞭で案外悪くない。
     周囲はオバサングループで、へんな熱気が…(^^;
     シューマン/チェロ協奏曲綺麗だが、さほどの名曲でもない(^^;
     一方アンコールの鳥の歌は名曲中の名曲。会場は水を打ったような静けさで、 こういう一体感があるのは生演奏を聴きに行くことの幸せな瞬間だ。
     こんな二階の奥の席でも、消えるようなピアニシモが明瞭に聞こえる。あれは 物理的な音量を超越して聴衆と演奏家の間にコネクションが成立しているような 特別な空間が形成されているのだな。ステレオなら存在しない空間。ボリューム 上げると思うし…
     ラフマニノフ/交響曲 第2番は、大曲だが案外面白く聴く事ができた。
       しかし、これを聴きながら日常の音楽に対する姿勢を反省する。
     最近はとにかく何事も便利になって、HDDに何千曲と蓄積された曲を ホイホイと飛ばし聴きするのが当たり前になっている。普段は「古楽」を聴く事が 圧倒的に多いので一曲は長くても10分。1時間もかかる大曲を聴くことが少なくなっ ている事もあって「我慢がまん」を続けているうちに、じわじわと曲の面白さが しみこんでいく感覚が新鮮で面白かった。
     考えてみればLP時代は一度針を落とせば20分程度はスキップも早送りも せずじっくり聞いていたはず。道具が便利になって「ゆったり構える」 という時間が無くなっていた。
     ワーグナーを楽しむためには、2,3時間さらに辛抱する根性が必要だ。
     便利に慣れた音楽を聴く態度、初心に帰らなければ。

  • ゲッゲロ〜
     午前中は「健康診断」
     久しぶりにバリウム飲んだ。
     事前に「胃の動きを緩慢にする筋肉注射」を打つのだが、秘孔を突かれたのか 意志の力では不可能な速度で針を立てられた肩の筋肉が「ビクンッ」と収縮した。
     看護婦が一言、「まぁ、実験を思い出すわっ(はあと)」
     アタシはカエルかい(^^;
2005.6.2
  • 『Star Wars Episode III』のサントラCD購入
  • 今シーズンのドラマにイマイチ面白いものがないので途中(6話)から 見てみた「離婚弁護士II」
     これが案外面白い。最初から見るのだった…
2005.6.1
  • 今週はジャズのCDを10枚ほど買った
     なにしろ定番(盤)ものは1500円〜980円で販売しており、50年も前の録音で減価償却 などとうの昔に済んでいるからこその価格だとは思うが、それにしても激安だからだ。
     新商品の「名曲集(2800円とか)」を買うより、オリジナルの激安品(980円)を3枚買う方が 楽しいように思う。
     だから、「このアーティストの曲は良いな…」と思った曲をメモって、その演奏家の CDを選んで買ってみているところだ。
  • 今聞いているのはBill Evans『Waltz for Debby (Live)』
     演奏も素敵だが、良く聴くと背景にお客のざわめき、グラスのチリンと鳴る音なんかが入っていて、 なんともジャズっぽい感じ。

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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!