映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2003年8月
[先月|目次|翌月]

2003.8.31
  • 「トルコの女性文化展」with物産展(大丸美術館・東京)
     東京都美術館に集まっているのは、歴史的遺構や美術品で、ここに集まっているものは、 トルコの女性達の衣服や装身具、である。年代は100〜200数十年前のものが多い。
     が、宝石をガンガン使った豪華なものではなく、 手作りの品も多いため、ソコハカトナク蒲田(ユザワヤ)、巣鴨(おばちゃんのビーズの バッグとか…)、あるいは小学校の家庭科の教科書の作品例写真みたいな品が多い。
     王様の持ち物に比較してこれを貧乏臭いと言ってしまうのは簡単だが、 その「巣鴨テイスト」のあまりの類似性に、100年以上前の西洋の流行を 東洋的に取り入れたトルコと日本、二つの民族の近親感を考えてしまう。
  • ちなみに、物産展は焼物や絨毯が多く、そんなに欲しいと思うようなものは 無かった。
     食品も日本人が喜びそうなものは少ない。やっぱり自然が厳しそうだから。
     帰宅後妻がトルコ料理店を検索していたが、やはりというか、数は少ないようであるが、 一度くらい本格的な店に入ってみたいかも。
2003.8.27
  • 雨。前線が停滞し、まるで夏が終わったような。
     8月梅雨明け、8月秋雨前線到来だったら嫌だな。
  • SONYから、 新プロジェクタ発表
    • VPL-HS3 WVGA 800:1 10bit処理 10月1日 予価21万円
    • VPL-HS20 WXGA 1300:1 12bit処理 11月1日 予価35万円
     ワイドVGA/XGAの普及クラス「シネザ」の2機種の発表。
     VPL-VW12HTの直接の後継機種の発表は無かったが、なんとなく12月に発表か?という 感じはする。
     ただし、『VPL-HS20』は、コントラスト比1300:1と、スペック的には既存の12HT (1000:1)を凌ぐ。また12bit処理や「ハイビジョンI/P変換回路」搭載により、1080iの ハイビジョン信号を1080pのプログレッシブに変換して投影するという、画期的な回路も 搭載し、クオリアのSXRDではじめて投入された回路技術もさっそく移転されているようだ。
     12HTの後継機種がこれを超えるとなると、やはりSXRDパネルの搭載 で、リアルHD表示か、という予感はする。
     世間では「SXRDパネル機がクオリアの半額、120万円までで発売されれは買う」という 発言が多いようだが、下位機種の価格帯性能比を見ると、100万円を大きく切ってくる ことも期待できそうに思う。
     機能に関しては、ハイビジョンの映画番組等が素晴らしいといっても、やはり、 インタレース表示によるブレは存在するので、これを高度に処理してくれる回路が 内蔵されているのは素晴らしい。DVDで一般化したプログレッシブ表示は、 プロジェクター側のDRCx4機能を使用した場合に比べ、画素数の少なさを感じてしまう こともあり、完全ではなかったが、ハイビジョンで プログレッシブ表示が出来るのならば、文句のつけようが無い。
     映像回路の12bit化はクオリア・プロジェクタで開発された機能のようだが、 画質調整をすれば当然、元の信号より高い輝度分解能が必要になるわけで、 絶対に必要な機能だと思う。
     コントラスト比の向上は、光学系にメカニカルな絞りを挿入することで 実現したそうだ。これはDLPのコントラスト比自慢の機種もやっていることだが、 絞り開放で1100:1、絞って1300:1になる。ランプ出力を落として、絞りを効かすと、 最大の1000ANSI-lmから560ANSI-lmに減光する。
2003.8.26
  • ついに発売EOS Kiss Digital(9/20発売・オープン価格(12万?))
     オリンパス、ペンタックス、ニコンが新機種を投入するのにあわせたように、キャノンも 新機種を投入してきた。他社が(機能・金額的に)プロ〜ハイ・アマチュアをターゲットにした 機種ばかりなのに対して、キャノンはついに「デジタル一眼入門機」の投入だ。これで銀塩一眼レフ のラインナップに相当するデジタルがいち早く揃ったことになる。
     スペック的には、銀塩のKissの仕様をそっくりEOS10Dに適用したような格好で、機能の大部分と、 撮像素子は CMOS 630万画素で共通のよう、ボディー、光学系、連写速度と枚数などで差別化が計られている。
     同じ撮像素子を使用したカメラの量販バージョンが発売されるということは、素子の歩留まりが 安定してきたことを推測させる。
     もう一つ安価になる要因は、恐らくCPU部が簡略化されていて、JPEGへの圧縮率が10Dと比較して 3〜5割低い。つまりファイルが大きい。電池の持ちも一割ほど少なく大量撮影向きではない。 だがこのカメラの目的を考えれば問題にはならないだろう。
  • EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM
     画期的なのが、同時発売のEOS Kiss Digital専用EF-Sレンズ
     ニコンもデジタル専用レンズを出しているが、それはマウントは変更無しでイメージサークル が狭いだけなのに対して、キャノンは上位互換のEF-Sマウントを 作り、バックフォーカスを変更することで小型化も成し遂げた(従来EOSのマウントには取り付け られない)。つまりKissはミラーが短く 作ってあるので、レンズが中に突き出すような格好になっても干渉しないという仕組み。
     いずれにしても35mm換算で29-88mm(3倍ズーム)という焦点域は、標準ズームとして これ一本で済む。KissD本体とあわせて14万円という予想も聞く。
     従来のEOS-Dは、17-40mm(27-64mm)など、標準ズームの買い足しが必要だったから、 15万円以上は安価にスタートできそうだ。とすれば、EF-Sレンズ付きのKiss Dは唯一無二の 入門機の立場を確保しそうだ。
  • ニュース系サイトにもお目見え。 「EOS Kiss Digital」実写リポート
2003.8.25
  • アエラの記事批判のこと いつもの環境学講座のページ。ここで取り上げられた「魚の水銀含有に関する記事」は電車の吊り広告で 興味を持って私も見たけれど、マジな話、酷かった。
     正しい理解については、NHKの特番とか、厚生労働省のページですでに取り上げられており、 今さらなのだが、週刊誌が書くとこうなるぞと言う煽り記事の典型的なものだと思った。
     このページに書いてある「恐怖記事を読ませることにより発生するストレスによる免疫力低下 のほうがよほど問題」というのは、私も常々思っている。
  • 恐怖よるストレス…というのは、電車の中の「携帯電話は医療用電子機器に悪影響を与える」 というアナウンスだ。
     私はあのアナウンスを聞くたびに心臓がどきんとする。心臓の悪い人は尚更だろう。
2003.8.24
  • 男声合唱団「甍」演奏会鑑賞(タケミツ・メモリアルH)
2003.8.23
  • 妻の実家を訪問
     妻の実家の親は今年ロシア旅行をしているので、伊勢志摩の写真と見せっこに行く。
     とはいっても、こちらは全然間に合わないので、ノートパソコン持参。
     この三日間の旅行で撮った写真は900カット以上。NGカットをばりばり削っても 600枚はある。義父のロシアの写真は300カット強か。
     実際、まあ間に合うだろうと思って持参したCFカード1.5GBあまりはほとんど使いきり、 しかも最高画質(6M画素)では心細い状況だったので最後は結構Middle(3M),Small(2M)も 使用していた。
     とにかく「パレード」とか「水族館のショーetc」とか、必然的にカット数の多くなる ものが一杯だったので、撮影者も頭を抱える騒ぎではある。
     鳥羽の海獣たちも、一瞬もじっとしていないので、ほとんど連写状態。特別傑作写真も 無いけれど、どのカットも形が面白い。
  • 義父のロシア写真は面白かった。
     ことしは「ロマノフ王朝展」を見に行ったり、NHKで何本かこれに関する番組をやって いたのをハイビジョンなどで見ているので、TVや美術展で見たあれこれの本物を取った 写真が沢山並んでいて、なんだか「懐かしい」という変な感覚(笑)
     話を聴くと、唯一食事の内容に不満が有ったらしく、ロシアの経済状況をしみじみと 感じてきたらしい。
2003.8.22
  • パルケ・エスパーニャ旅行3〜鳥羽編
     早寝したので、朝は楽勝。しかし日焼けビリビリである(^^;
     旅館の朝食はまあ普通じゃないかと思うけれど、見た目がパッとしないのは器のせいか? などと微妙に文句を言いながら今朝も三杯メシである(笑)  チェックアウトのレシートを見ると、本来有るべき金額より微妙に安いような。 う〜む(^^;
  • 鳥羽湾遊覧船
     鳥羽は駅に隣接して港がある。約20分おきに湾内を周遊する遊覧船が出ており、 約50分の船旅が楽しめる。
     今日もとてもいい天気でチリチリするが、景色はちょっと逆光だと水蒸気で白くもやが かかっている。途中「イルカ島」に寄航するが、これは島がイルカの形をしているから だそうだ。でも、ちゃっかり「イルカショー」もやっているのだが、どうも、船から 遠目に見る限り物凄くやる気を感じないジャンプに見える(^^;
     考えてみれば、三日前にも2時間も船に乗ったばかりだが、何処で乗っても楽しいね。
     船は、ミキモト真珠島(の側)に寄航し、ここで下船する。
  • ミキモト真珠島
     船に乗っているうちは海風で涼しいのだが、止まった途端に予報では最高32度を 越えるとも言う熱波でへろへろになる。今日の観光が室内中心で良かった…と 胸をなでおろしつつ、真珠島の博物館を見学。
     展示は真珠養殖の歴史、技術解説、真珠の価値の見分け方、そして宝飾品製作の 技術解説、ミキモトデザインの数々、真珠のアンティーク装身具などと、産業から 芸術までを網羅している。
     地元の小学生の夏休みの課題に指定されているのか、ワークブックを持った小学生の 親子連れが多数いて、展示を見ては空欄を埋めている。時々「何を見ているの、さっさと 真面目にやりなさい!」と叱り声が飛び交いどつかれる子供を見かける。そんなにキリキリ しなくても…(^^;;
     ともあれ、技術解説から作品まで、みっちり二時間以上見て飽きない内容で、なかなか 楽しかった。空いてたし。…東京で美術館に出かけると「人を見に行っている」ような 事が多いからね〜。
     初代ミキモト氏の伝記的展示は別館にて展示。
     こちらは凄く地味だけれど、立身出世話としてそれなりに面白かった。
     途中「海女ショー」を見学。
     三人の新人〜ベテラン海女さんが、数回潜って貝のようなものを取ってくるのだが、 鳥羽湾はそれほど透明度が高くもなくどうして見つけられるのか、ちょっと不思議で も有る。
     潜る姿は、三人三様。足を高く上げる反動を利用して潜っているようである。 衣装は和服に近く足ひれなんかも使っていないので、ほとんど腕力で潜っている のかな?
  • 鳥羽水族館
     鳥羽水族館は、真珠島の隣に有って、観光者には効率がよい。
     キャッチフレーズは「太陽系最大級 超水族館」だという。なにが 「超」なのかは定かでないが、でかくて綺麗なのは確かだ。
     ここでしか見られないものといえば、何と言っても海獣の豊富なこと。
     スナメリ、イロワケイルカ、ジュゴン、マナティー、アシカ、オタリア、 オットセイ、ラッコ。その手の動物が一杯。特に「ジュゴン」は日本では鳥羽水族館 にしか居らず、人工飼育10年以上というのも珍しい記録なのらしい。
     こんな大型の連中を飼育しているから、必然的に巨大水槽が多く、天井が高く、 開放的で気持ち良い感じの水族館になっている。
     夏休みなので子供が走り回っているのは仕方ないけれど、静かな季節になれば きっと凄くおしゃれな感じだな。
     また素晴らしいのは、それらの動物が今まで見たどの水族館にも負けないくらい 元気に泳ぎ回っていること。イルカ類のスピードにはびっくりした。ただし、 ここのイルカは「ショー」をやるように仕込まれていないので、人間に対する 好奇心やサービス精神は薄いらしい。(たとえば、品川水族館には水槽の前で 記念撮影を取ろうとカメラを構えると、被写体の人間の側でポーズを取るイルカが 居る(^^;)
     ジュゴン、マナティーは本当に凄い。
     巨大な体に見合ったゆっくりした動きだが、その巨体がゆらゆらと泳ぎ回るのを 見ているとなんとも可愛い。
     ジュゴンは草食で、一日に体重の10%の重量を食べるというから凄い大食漢。実際 水槽の中に隠れ家兼食事として置かれた海草に頭を突っ込んで、常に食べている。 しかも、何本もの長い海草を食べかけでびろーんとくわえたまま泳ぐ 行儀の悪さがまた可愛い(^^;?
     ジュゴンが人魚の正体だなんて信じられない…というのは当たり前の感覚 だが、この 食べかけ海草びろ〜ん状態で水面近くに上がってきたのを遠くから見たら 「長い黒髪」に見えるかも(笑)
     ラッコの水槽(ガラス)は非常に手入れが行き届いて綺麗。
     そして、彼らは日本一活動的で、凄い勢いで泳ぎ回っている。可愛いから写真に 取りたいのだけれど、一瞬たりともじっとしていない。怠惰なラッコも可愛いけれど、 これほど元気なのも素晴らしい。
     海獣だけでなく、その他の魚も充実している。深海から、南の海、北の海、 地元鳥羽の海、熱帯雨林の海etc.クラゲやクリオネなどの人気商品も揃っている。 魚の部は、イメージ的には「サンシャイン水族館」のような鑑賞魚系水族館を数倍 でかくしたものといえば、東京の人には判りやすいか。
     ショーは「アシカショー」で一匹だけの登場。輪投げ、三輪車、サッカー、散歩 と、オーソドックスな組み立てで、まあまあ上手に芸をして歓声を受けていた。 でも、時間の無い人は「ここでしか見られない」というわけではないからパスして 良いかも。
     で、本当に最後は時間が無くて大変だった。3時間では全く足りない。館内で食事も 取れるし、飲み物の自動販売機も幾つもあるので、5時間有れば満足できるかな。 とにかく広いし、イルカやジュゴンやラッコを心行くまで眺めていればいくらでも 時間がたってしまう。
     みやげ物コーナーも充実していたが、駆け足で見ただけで帰宅モードに入った。
  • 駅弁・駅弁
     水族館で時間が足りなかったため、ついに昼は食べ損ねた。朝食をしっかり 食べてあって正解。
     そこで帰りの電車を待つ間に「伊勢うどん」を食す。太くてソフトな面に濃い口醤油。
     近鉄特急で鳥羽から名古屋に出、新幹線に乗り換える間に名古屋の駅弁を買う。
     日本一弁当(うなぎのひつまぶし)みそかつ盛り合わせ弁当だ。
     伊勢うどんのせいで余りお腹がすいていなかったので、みそかつだけ食す。とんかつと、 えびふりゃーにどっぷり味噌ソースがかかったものに半熟卵をかけて食べる。う〜ん、 名古屋の味だ。
  • てなわけで、力の限り遊んだ伊勢志摩旅行。楽しかった〜。
     唯一の反省点は、やっぱり食事ポイントは事前に調べておけって事くらいかな。
2003.8.21
  • パルケ・エスパーニャ旅行2
  • 朝食
     ホテルの朝食は、強烈に普通のバイキング。特に洋食はこれ以上無いくらい普通。
     スペインの朝といったら、チュロスとココアくらいあるとそれらしくて良いんじゃないか と思うがどんなもんだろう。
     和食は多少、佃煮とか昆布とか海のものが普通より豊富だったかもしれない。
     ともあれ、昼の食べはぐれ対策として沢山食べる。
  • 遊ぶ二日目
     二日目は、昨日乗れなかった乗り物中心にこなす。目標は全機種制覇(笑)
    • 「グラン・モンセラー」
       スペイン版「ビッグ・サンダー・マウンテン」。なんか、名前も似ているし(^^;
       今日もほとんど並ばず乗れるので快調だ。これは普通の箱型コースターだけれど、 急激に小回りをするタイプで、加速の厳しさは「ピレネー」に劣らない。
       後ろの関西娘のグループがキャーキャーと景気よく、やはり同乗メンバーの ノリが良いと盛り上がる。彼女達が降りて一言「わ〜ん、ナメとった〜」(^^;;
    • 「スプラッシュモンセラー」
       スペイン版「スプラッシュ・マウンテン」、直訳だったりする。
       どちらかというと豊島園に有るものに近く、水路を丸太の形の乗り物に乗って 流されていく物だが、豊島園にあるのとの違いは、やたらと水量が多くて 凄い勢いで流されること。とにかく真剣に掴まっていないと、乗り物の中で ゴロゴロ転がってしまう。これに比べると豊島園のは穏やかに漂っているだけ。 こちらは「流れるジェットコースター」
       はっきり言ってナメてました(^^; 飛沫の量も半端でなく、避けても絶対濡れる。 たぶん「夏休みサービス」なのであろう。
    • 「アルカサルの戦い」
       乗り物に横向きに乗って、光線銃で魔物を撃ちまくるゲーム。
       個人ごとに得点が表示される。
       つまが「全然当たらない、機械が壊れている」と主張するので、二度目にチャレンジ。 何しろほとんど並んでいないので乗り放題だが、途中の説明ビデオを見ずに先に進んで いたので、確かに理解せずに撃っていたかも。…というわけで、再挑戦。
       確かにスコアが伸びた。ところが世の中には納得しない人が居るもので、もう一回。
       さすがに3連続で乗ると堪能した気分に(笑)
       しかし、周囲を見回すと「ピレネー」に連続乗車したと自慢している人も 居たりして、どうも気に入った乗り物には吐くまで乗るというのが、 ここの礼儀のようである(^^;
    • 氷の洞窟
       乗り放題の園内でほとんど唯一長蛇の列だったのがこのアトラクション。-30度の 氷の世界が体験できる…というのが、スペインと同関係があるのか分からないが、 行列が出来る気持ちは分かる。だって暑いんだモノ(^^;
       ちなみに、別料金につき我々はパス。
       確かにパスポートで入り放題だったら、一日中ここに居座る人が出そうな人気で…。
    • 「フィエスタトレイン」
       園内を回る電車。暑くて疲れてきたので、屋根つきの乗り物で一休み。
    • 昼パレード
       昨日のパレードよりさらに天気がよく、暑く、人影まばら。
       とにかく日陰に陣取ってカメラも出さずぐでぐでと見物していたら、フラメンコ隊 のお姉さんがやってきて、「ハヤクハヤク、ハジマッチャウヨ」と踊りの輪に 参加させられた。やけくそで踊ってしまった(笑)
    • 「フライングドンキホーテ」
       円形の籠に載ると、ぐいんと45mの高さに登るやつ。
       山と入り組んだ内海のいい景色。ホテル以外にな〜んにも建物が無いなぁ…。
    • 「ミュージカルサーカス」
       入り口部分はソコハカトナク、ホーンテッドマンションだが、奥に通されると 移動式客席になっていて、4面ある舞台の間をごい〜んと移動する。人形劇に加えて 3D映像の舞台もある。まあ、話は幼児向けだったけれど。
    • スペインのスペイン村
       パルケ・エスパーニャの敷地は、高台の上が都市っぽく、坂を降りていくと 港っぽく出来ている。この港に下りていく坂道の途中に、真っ白なスペインの 町並みがある。建物はショップが入っているんだけれど、そのたたずまいが、 「スペインのスペイン村」そっくり。
       これ、バルセロナでオリンピックがあったのにあわせて、観光客向けに作られた テーマパークなのだが、本当になんだか瓜二つ。言っちゃうと全体がもう似ている といえば似ているわけだが、スペインのスペイン村は基本的には「飲食・お土産」 を主体とした観光施設なのね。
       ちなみに、オリジナルはアンダルシア地方・セビーリャにある サンタクルスの街だそうだ。
       それにしても、似ていて笑ってしまった。
       港のエリアに降りていくとちゃんと「コロンブス像」もある。
       本物より一回り小さい気がするが、まあ、雰囲気で。
    • 「チョッキーの不思議な館」
       スペイン版「忍者屋敷」。つまり床が傾いたりしてる。
       日光江戸村の忍者屋敷のほうが、傾き具合では厳しく、ハードな気がするが、 ここには「回転する筒の中を通る橋」というものがある。
       筒の回転をしばらく見てから踏み出すと、全身がぐるぐる回ってまっすぐ歩けない。 (思い出しただけでも、気分が…(^^;;;;)
       してみると、ぐるぐる回転するスペースコロニーや、宇宙船の居住区で生活するのって 慣れるまで凄く大変なのではなかろうか…。
  • 昼食
     文句いいながら朝はしっかり食べたので昼は軽くファーストフード系。
     コロンブスの像の近くに「コロン」という、船舶系のデザイン手ごろな店があった。
     「ガリシア料理」のちゃんとしたレストランも有ったらしいが、くたびれて目に 入らなかった(^^;;
  • ハビエル城・博物館
     フランシスコ・ザビエルの生まれた城を再現。その中を博物館にしている。
     アルタミラの洞窟画の再現(マドリードにも有った)から始まって、大航海時代あたりまでの 歴史と、現代の工芸などについて展示している。
     内容的には、スペイン文化を語るのに欠かせないはずのイスラム時代とレコンキスタや、 近代史(第一次、2次世界大戦、独裁時代)についてほとんど触れていないのが、現代 スペインの歴史認識なのかなぁ、と思う。
     まあ、そういう部分を含めて結構面白かった。

     というわけで、一日目に見た「びしょ濡れ爆発ショー」も再度見て、ほとんどの乗り物を 制覇して満足満足。おみやげ物屋をゆっくり見た後、スペイン村を後にした。
     全体的な印象としては、オランダ村ほど「スペイン完全再現」という感じでもなく、 絶叫マシン主体の「豊島園」にスペインをミックスしたというイメージがするのだけれど、 豊島園の部分はそれで充分凄いので、スペイン部分の本物度を上げて、大人の遊べる夜の街 を作って欲しいな。
     園内のレストランも、本物のスペイン料理以外出さないという意気込みなら面白いし、 ショーアップしたフラメンコではなく、夜の3時くらいまでフラメンコの楽しめる酒場が あれば絶対面白い。
     そうなったら、また遊びに行くな。
     子供が乗っても絶対に面白くない人形劇系ライドは、つぶして良いよ、うん。

  • 鳥羽に
     本日の宿は鳥羽。ミキモト真珠島や水族館に歩いていける。
     到着が6時頃だったので、まだ明るいけれど、駅前の店は閉まりまくり。
     とにかく旅館の部屋に落ち着くと、日焼けのあととか、消耗しきった体力を感じる。
     食事の支度が出来るまで、ボケボケとTVを見ていると、三重県でごみ発電の 燃料貯蔵タンクが爆発炎上したとかで、施設の責任者と、設備納入会社、消防の三者が 消火作業中の爆発事故について延々と責任の押し付け合いをしているのを見る。世の中 凄いことになってるな。
  • 夕食
     妻がネットで見つけた1万円以下の格安旅館であるので、食事も「豪華」といえば 豪華だが、ちと限界は感じる(笑) 内容はいわゆる魚づくしで、お造り、焼いたの、揚げたの、 煮付けたの、と何でもこいだ。確かにボリュームに対してこの金額は安い。
     オプションで付けた「あわびステーキ」は、ふんわり柔らかく、肝も予想外に癖が無くて 美味しい。お造りもそうだが、さすがに素材は良いみたい。
     夕食の合間に、港の花火大会を窓から見物して、なおダラダラと食べつづけるが、 完食ならず、ビールも意外に進まない。やっぱ、疲れたのか。
     そんなわけで、夜の街に繰り出すことも無く、11時前になんとなく寝て しまったのだった。
2003.8.20
  • 志摩スペイン村 /パルケ・エスパーニャ旅行1
     全国的に赤字が多いテーマパーク。潰れる前に見ておこうという企画の第三弾である。ちなみに、 第1回は「ハウステンボス」第2回は「行川アイランド」、アイランドは閉園したし、テンボスは 更生中だ(^^;
     ちなみに、パルケ・エスパーニャは1993年の開園当初は瓦一枚に至るまでスペインから 取り寄せる「本格派」を 目指していたものの、2001年には開園当初の入場者の半分になってしまい、パークの方針を 広く「スペイン語圏(ラテン世界)」とすることに変更したとか。
     また、宣伝費も削ったそうで、今となっては「岩下志麻」のCMも懐かしいマボロシ。
     検索をかけると「凄く空いていて心配になった」という旅行記がぞろぞろ読める(^^; 今回は「夏休み明けとはいえお盆過ぎの平日」という微妙な日程。どうなっているかな。

     というわけで、会社に行くより早起きして新幹線に乗って、名古屋で近鉄特急に乗り換え、 お昼頃にはパルケ・エスパーニャに到着した。空いていた(笑)
     前日まで毎日雨続きだった天気もやっとうす曇り程度に回復して何よりだが暑い。
     オフィシャルホテルは、大きく綺麗で南スペインの香りが漂う(ってマドリッド、バルセロナ より南には行ったことが無いけどね)。まさに、湿度の高いアンダルシアって感じだ。
     というわけで、一日目は時間の決まっているアトラクション、パレードを中心に組み立てて 楽しむことにする。
     でも、ホテル連絡通路から入園して一番近くにある懸垂型ジェットコースター「ピレネー」 に真っ先に乗ってしまう。やっぱ、胃袋が空の時に乗っておこう(^^;というわけで。
     並んでいないので、ザクザク進むと一回当たりちょうど満席くらいの程よい人が 待っていた。
     「懸垂式」というのは、足元が見えて怖いか…と言えばそういうことも無く、つまり 前席との間隔が狭いため視界のほとんどがふさがって、乗ってしまえば、普通の天井付きの コースターみたいな感じ。
     地上から見た「怖そう度」より、乗ってしまえば普通…とはいっても、180度縦回転や 螺旋回転を何度も含むこのコースターの遠心力は充分激しく体力勝負。もぅヘロヘロ(笑)
     所要時間3分15秒で結構走行距離が長いのもGoodだ。
     とにかく、遠くからパルケ・エスパーニャを眺めた時に一番目立つのが、この「ピレネー」 の垂直ループなのだが、施設に近づいても遊園地につき物の歓声がちっとも聞こえてこない 不自然さは乗ってみて納得した。あまりに加速が厳しくて「叫ぶ余裕が無い」のだ(^^;;
     歯を食いしばって「うひ〜っ」と唸って終わってしまう。遠くから見るとそんなに速そうに 見えないけれど100km/hは出るって言うし。

     というわけで、いきなり堪能してしまったわけだが、吐きそうな乗り物が済んだので 食事だ(笑)
     パルケは、入り口付近に「スペインの都会の町並み、広場」の再現があり、奥に進むと 数十メートルの高低差があり、これも町並みに生かされている。
     入り口からのアーケードは、お土産物屋が並びほとんど「ディズニーランド」だが バルセロナのランブラス通りをモデルにしているそうだ。う〜む、それはちょっと かなり本物とは遠いかも。誰が見てもディズニーランドだ。
     アーケードを抜けると、大地に恵みをもたらす女神・シベレスの噴水を中心にした広場。 これは何処とは言わなくてもスペイン風情がある。暑いのでなおさら。
     ちなみに、この広場に面してある「幻のイベリア超特急」という室内コースターは 走路に亀裂が見つかり運転休止中とか。残念。
     さらに進むと、レストラン街。「マドリードのマヨール広場」をイメージしてつくられた 「マヨール広場」を囲むようにして立ち並び、スペインらしい雰囲気があって懐かしい感じ。
     チリチリと日が照ってきて気分が盛り上がる。
     セルフサービスのカフェ形式の店で、パエリアとタパスのセットを取る。このパエリアは 「サフラン色の素ピラフにトマトソースをかけたニセモノ」ではあるが、具もしっかり入って 味は悪くない(^^; なにより空いているので落ち着く(^^;;;
     さて、パレードと時間の決まっているアトラクションを見て回る。

    • 昼パレード
       カルメン、アルタミラの原始人、ワイン、ダリの芸術、闘牛、大道芸、ドンキホーテ などをテーマにしたフロートが行列を作りパレードする。
       「予約すると衣装を着て一緒にフロートに乗れる」というサービスもあり、 テーマソングに乗って踊りの輪に参加する時間も有る。ただし踊りはパラパラ系 盆踊りでスペイン風味の無いのが残念だ(^^;
       午後の日差しは強烈に暑く、パーク内は人影もまばら。パレードコースも最初の噴水広場 を抜けると人はまばらなので、キャストと握手し放題だし、カメラを構えると皆ポーズを 取ってくれるので、地味ながらディズニーランドよりはずっと参加している感じがする。
       ただひたすら、暑いのが大変だ(^^;;
       ディズニーランドにミッキーが居るように、パルケには「ドンキホーテ」を犬とネコの キャラクターに置き換えたのが練り歩いたりするのだが、これにどうしても感情移入不可能 なのが辛いね。
       同じ「国」テーマのハウステンボスは、大人のリゾートを目指しているのに対して、 明らかにディズニーランド系を狙っているのは分かるけれど、だったら、スペイン産の アニメキャラクターなんか使えばいいと思う。もっとも、スペインもアニメは「日本産」 が放映されていたりするわけなので、成立しないのかもしれないけれど。
       ならば、いっそのことサッカーブームに乗れば良いのに。と思ってしまうが、園内で 見かけたのは「日本代表のユニフォーム」を売っていた事くらいかな。
    • 「カンブロン劇場」IMAX劇場
       スペイン南部の聖地に巡礼する人々のドキュメンタリー映画。
       IMAXでは有るが、立体じゃなかった。
       ジプシーの幌馬車を仕立てて、各地から3日から一週間の旅をする人々は、 砂煙の立つ乾燥地帯の悪路をひたすら走ってくる。馬車には山ほど酒が積み込まれて おり、夜になればフラメンコ宴会。お祭り騒ぎ。
       スペイン村にスペインを求めて来た我が家のような客には、こういう映画もとても 面白いが寝ている客が多かったかな?(^^;
    • 「ロストレジェンド」爆発ショー
       沈んだムー大陸に存在したタルテソス王国の物語。
       なんでスペインとアトランティス大陸なのか?というのを調べたところ、 アトランティス大陸には、地中海説、大西洋説の二つがあり、その中でも諸説紛紛、 ジブラルタル海峡の先にあったという説に従えば、確かにスペインも勢力圏内なの かもしれない。
      参考:擬似歴史学辞典より
       タルテソス王国、といえば、これは「不思議の海のナディア」で御馴染みの古代国家。 (検索かけるとナディアのページばっかり(^^;)
       そのタルテソス王国の首都が「セビリア」だという説もあって、なんだかアトランティスと、 スペイン本土が伝説の上でクロスオーバーしている。
       いずれにしてもこれは、爆発炎上仮面ライダーショーである。
       ストーリーは、タルテソスを悪者が襲い、爆破炎上させるが、勇者と歌うお姫様が祈ると、 怒涛の水しぶきが押し寄せて鎮火。平和が戻るというもの。
       炎は観客席も熱いほどがんがん燃えるのだが、滝のように流れる水はなんと25mプール1.5杯分 だとかで、マジ怒涛。
       この水の流れ落ちる側に「びしょぬれシート」があり、登場した悪者が水鉄砲でチューチュー 攻撃してくれたりするのだが、ラストの滝流れでタライをひっくり返したような水しぶきを 浴びてえらい騒ぎになる。
       自分が濡れるのは勘弁、だが、わざわざびしょ濡れシートに座った人が想像以上の水量に びっくりして腰が浮いているのを見るのがまた楽しかったりする(笑)
    • ブライト・エンジェル(フラメンコ・ショー)
       プログラムを見ると10種類以上のフラメンコの要素を取り入れた創作フラメンコショー らしいのだが、開演と同時にミラーボールが回りだし日本語のテーマソングが流れて 「???」
       これはもしかすると大階段の無い宝塚? 演奏は当然ながらテープ。
       HPには「今年は、スパニッシュレビューからよりフラメンコのエッセンスがあふれる フラメンコレビュー「ブライトエンジェル」へリニューアル。」と書いてあるから、 フラメンコ濃度は高くなっているのだろうが、それでもフラメンコをステージ化 したというよりは、宝塚レビューの振り付けにフラメンコを取り入れたと言ったほうが近い。
       それでも面白かったけれど、ラストに衣装替えが有って「サンバ・カーニバル」 がトリ。ミラーボールが輝く中でふりふり袖にへそ出し衣装には参った(^^;
       本物に近いフラメンコは、幸い東京に居るほうがあちこちで見られる。とはいえ、 「スペイン村」のフラメンコには、ある意味ショー化されていない 「スペインの街中に存在する地元のフラメンコ」を期待するところがあったもので、 このギャップの大きさには激しい衝撃を受けたのであった。
       やはり「近畿は宝塚の勢力圏なのだ」というのが実感だが、踊っているほうも 気分はどうだろうか?と思う。
       上演後は、出演者と一緒に写真をとってもらうコーナーあり。しっかり収まった(笑)
    • シルコ・デ・ラ・バンバ(大道芸サーカス)
       ミュージカル・バラエティというのだそうだ。いかにもサーカスな宙吊りから、 ジャグリング、フラメンコ、スペインのフォークダンスなどの詰め合わせ。
       こちらは、文句無く笑えて楽しかった。長い長い客いじりコーナーも、客の おにいちゃんのノリが良かったため、なかなか盛り上がった。
       やっぱ「こういうショーが見たい」という先入観のある期待を持っていないと 見てて楽だ(笑)
    • 夜パレード
       いつのまにか辺りが薄暗くなってきて、気がつくと物凄く入園者が増えて人ごみが 凄くなってきた。まるで本物のスペインの街中のようだ。
       4時を過ぎる頃からどうも、バスの団体客がぞろぞろ到着したようだが、やっぱり 人が多いほうが盛り上がるかな。
       パレードの見物客も昼より倍増している。
       夜パレードは、フロートもダンスも基本的には昼と変わらなかった。
       多少は衣装に電飾が入ったり、ダンサーのイアリングが光っていたり、ドンキホーテの フロートに明かりがついていたりと、夜ならではの部分もあるが、自分では光る部分が ほとんど無い割には、照明設備がそれほど整っているわけではないので、昼間のほうが 華やかに感じた。
       ところで、このパレードのフラメンコ・チームの兄ちゃんが、とてもチャーミングで カメラマンにもサービスでいい感じなのだが、昼パレードにも、夜パレードにも、 室内のフラメンコショーにもず〜っと出演しているようだ。
       なにしろ、見るだけでヘロヘロになるような炎天下でパレードをして、なお他の 出し物にも延々と出演しているのだから、結構たいへんだな〜と思う。頑張れ!
    • 花火
       夏の一日の締めくくりはやっぱり花火。
       高いところで見るのが良かろうと、「偽グエル公園」の階段を上った広場で見物。
       この「偽グエル公園」は、アトラクションの建物の屋上でもあるのだが、どうせ 作るのなら有名なトカゲのオブジェくらい本物と同じに作ればいいと思うのだが、なぜか、 ヒトデと巻貝の海産物シリーズのニセモノ(^^; 屋上のベンチも背もたれはあるが座れない 構造。不思議だ。
       それはさておき、花火は満足したよ。
    一日目に乗った乗り物系はこんな感じ、
    • 「ドンキーズシェリー」
       ディズニーランドにも良くある、人形を並べた部屋を乗り物で回っていくやつ。
       ストーリーは、シェリーを飲んだロバが酔っ払って、人間になったつもりで ドンちゃん騒ぎを繰り広げるというものらしいが、カケラも面白くもおかしくも無い(^^;
       サントリー提供らしく、出口にミニミニ・ワイン資料館があるのがご愛嬌。
    • 「ドンキホーテ冒険の旅」
       人形を並べた部屋を乗り物で回っていくやつ。
       しかし、どういうわけか猛烈に暗い。それで、別に内容は怖くも何とも無い のだけれど子供がわんわん泣いていた(^^;
    • 「アドベンチャーラグーン」
       「カリブの海賊・スペイン版」まあ、カリブもスペイン圏で要するに同じだけれど こちらは、植民地支配の初期のイメージで作ってあり海賊じゃなく軍隊なので、 立場が逆なのだな(^^)
       もう一つ、カリブの海賊と違うのは半分屋外に立地しており、砲撃の水しぶきが 飛んできたりするところ。ある意味そこはディズニーランドに勝っているかも知れない。
  • ホテル
     というわけで、一日目の「パルケ・エスパーニャ」を終わってホテルに戻る。
     この建物は物凄く広くて立派。中央に巨大な中庭(パティオ)を持ち、ロの字型の 建物の各辺の中央にさらに小さな中庭があり、それぞれがアンダルシア風、バレンシア風 など、スペイン各地の雰囲気を取り入れている。
     ロビー正面のラウンジの天井は、なんと「メスキータ」になっている。
     客室はダブルばかりだが、やたらと広いのは補助ベッドを入れて家族連れ4人ぐらいは 行けるという配慮だろう。そのぶん家具も無く、ちょっと「スカ」っとしているけど。
  • 食事
     スペイン・レストランで食事。
     どういうメニューかと思ったら、スペイン風フレンチだった。
     まずオードブルにオリーブと生ハムをちょっと盛り付けたもの。
     スープは冷たいガスパチョ。トマトはコロンブスが新大陸から持ち込んできたのだから まさにスペイン。ジャガイモもそうだけれど、トマトの無いスペイン、イタリア料理、 ジャガイモの無いドイツ料理などなど、コロンブス以前のヨーロッパの食卓が どのようなものであったのか、ちょっと想像もつかない。
     メインは、スズキのムニエルと、子牛のステーキ、ポテトソースがけ生ハムはさみ。
     ポテト・ソースなのはやっぱり「コロンブス」? ひっそりと存在する生ハムが、 いい味出していて結構行ける。
     締めは「魚介のパエリア」まずパエリア鍋で完成した形を持ってきてから、 取り分けて来てくれるのがフレンチ的で上品過ぎる気もするが、ともあれ味は 本格的だった。銀座あたりのパエリア自慢のスペインレストランと比較すると、 米に火が通っていて芯が少ないのがわずかに日本人好みにしているのかも知れない。
     もっとワイルドに米の芯ポリポリで、おこげガリガリでもいいと思うが、全体が 上品に構成されているのでその中でのバランスを取ったのだろう。美味しかった。
     サービスもワインが空くとすかさずついでくれるし、全体的に満足度は高かった。
     まぁ、その一方で「フレンチ気」の無い、もう少し気さくでワイルドな料理が 食べたかった気もするけれど。ホテルのサービスなのだからこういうものなの かもしれない。
  • お休みなさい
     部屋に戻ってTVを見ると、スペイン村チャンネルがあって、延々とテーマソング を流していたりした。ターゲットは明らかにお子様。NHKの幼児番組の歌のコーナー のイマイチなやつの感じ(^^;;;
     寝酒が欲しい気分では有るが、普通にホテルのバーではどうも「スペインの夜」 って感じでは無さそうだったのでパス。
     最近新設されたという「ひまわりの湯」に行ってきた妻の情報によれば 「凄く普通に温泉」だったそうな。まあ、スペインに温泉、無いしなぁ…(^^;
     ローマやアル・アンダルースの時代には風呂はあったかもしれないけれど。
2003.8.19
  • お台場・水上バス小旅行
     小雨。「お台場冒険王」の一コーナーである「踊る大捜査線」の展示を見に行こうと午前中から 出かけるが、昼頃到着してみると既に長蛇の列。数週間前に来たときにも、40分待ちという 表示が出ていたが、今回はチケット売り場にさえ近寄れないほどの行列だ。
     あっけなく根性尽きて、ゆりかもめから降りることさえなく、何となくビーナス・フォートまで 行ってしまい、ウィンドウショッピングに付き合い、食事する。
     それにしても、ビーナス・フォートは空いていた(^^;;
     やっぱり、人ごみは嫌だよね〜などと負け惜しみを並べつつ、TBSの世界陸上の展示やら、 フジTV見学コースのTBS版というべきブースを覗いて、なんとなく偽モノっぽいながら中途 半端に観光する。
  • 水上バスで、お台場→荒川→隅田川
     ところで、ビーナス・フォート前からは水上バスが出ている。『踊る大捜査線2』の お台場封鎖のシーンでちらっと出てくる水上バス乗り場がそれだが、ここを発着する路線の中に 荒川をぐんぐん遡り、隅田川と接する水門を潜り抜け、隅田川の両国に抜ける航路がある。 これに乗船した。
     幸い小雨模様の空も持ちこたえてほどほどの晴れ間が覗く。
     見慣れた東京の景色も、海の上から見ると一味違う。 「荒川と隅田川がこんなところ(千住)で接続しているのか」というのも新鮮。
     なかなか楽しい小旅行になった。しかし、翌日から中旅行に出かけるのにこんなに へとへとになっていて良いのか(笑)
2003.8.18
  • マイナスイオン治療器具薬事法違反で営業停止処分
     マイナスイオン推進の堀口昇医師の会社だそうだが、治療器具の無認可供与でお縄。 エアコンの類は「森の中に多いと言われるマイナスイオン…」などと、効能ではなくイメージで 売って来たわけだが、この件で厚生労働省から「マイナスイオンがどんな物質で人体にどう 影響するかが証明されない限り、効能のある医療用具として承認することはないし、前例もない」 とマイナスのお墨付きをもらってしまった以上、家電メーカーも方向転換を図る必要に 迫られるのだろう。
2003.8.17
  • トルコ三大文明展 (東京都美術館)
     このところ「日本における○○年」という企画を毎年やっているが、今年はトルコ年らしい。 というわけで、トルコの三つの時代の文明を見せる展覧会。ローマの遺跡や楔文字も良いけれど、 目玉はやっぱり、「オスマン・トルコ時代」の宝飾品か。
     巨大なエメラルドを三つ埋め込んだトプカピ宝剣が最大の目玉であるが、 文化的に一番面白かったものは、 中国の陶磁器に黄金の口金などを取り付け、トルコ好みに改造した壷類。
     景徳鎮とか、有田とか、超有名な焼き物に金ぴかの蓋や取っ手や足が取り付けられ、すっかり イスラム化しているのが、ま、現代的に見れば野蛮な行為だが、面白いではないかと思うわけだ。 他国の文明に対する接触の、キリスト教国のスタンスと、イスラム国家のそれとの象徴的な 差異がそこには存在し、これはいいセンスだと思う。
     あの「トプカピの宝剣」にしても、「隣国と戦争するより豪華な宝飾品で懐柔したほうが安くつく」 という経済学から生まれたのだと言うから、なんとなく、明治以前の日本みたいな感性じゃないか?
     ところで、この手の展示には必ずある「王侯貴族の肖像画」というものが無かったな。
  • 非常に強い親日感情を抱くトルコ人
     ところで、トルコ人は親日感情が強いそうだ。TVでは明治時代に難破したトルコ軍艦の 乗組員を助けた日本の漁民の話が今もトルコの小学校の教科書に乗っているとか取り上げていた。 (ワールドカップの時にも取り上げられていた)
     言語的にもトルコ語と日本語は文法が似ているなど、興味深い話がある。ただし、 美術展ではトルコ年についても、トルコの親日感情についてもあまり表立って取り上げられて 居らず、先日見た「ロマノフ王朝展」の方が、近代ロシアと日本のかかわりについての展示が あって「日露友好」というムードがあった。
     遺跡や財宝では、その国を近く感じることは難しい。企画者のセンスの問題であろう。
2003.8.16
  • お盆で帰省から戻る
     妹が「夫に見せる」とデジカメでEOS10Dを撮影していく。
     中央道はお盆のUターンラッシュだが、幸い1時間強の遅延で到着。
  • 妻と待ち合わせて、西口の銘酒居酒屋で飲んで帰る。5〜10年ほど前までの 吟醸酒ブームの時には随分色々飲んだが、このところ銘酒居酒屋にはご無沙汰だ。
     日本酒そのものは、今も冷蔵庫に常備しているが、吟醸よりは普通の純米を選ぶこと が多い。ともあれ、居酒屋であれこれ選んで飲むのもたまには良いものだ。
2003.8.15
  • 今日から夏休み
  • お盆で帰省
     今年はイベントの無いお盆なのでただの帰省。
     手土産に、ここ2,3年帰省の時に撮った写真を印刷したものと、カレッタ汐留の焼酎専門店で 購入した、ややライト系のお薦め芋焼酎二本を持参。
     ほぼ予想のとおり、二本持っていった中では癖の少ないほうが好まれるが、これからしばらく 帰省のお土産は「本格焼酎」ということで色々試してみようかと思う。要するに自分が飲みたい わけだが…。
  • 妹は夫が写真機マニアであるためカメラに詳しい。というわけで、一眼レフ・デジカメ を披露してあれこれ話す。
     ちなみに妹の夫はミノルタα-9チタンモデルをお宝としており、現在狙っているのは 超音波モーター内蔵の白レンズ。70-200mmF2.8で29万とかいう品。
     もっとも日常はデジカメを使っているようで、一眼レフは重いし使うと傷がつくから家で 拭くだけという、ほとんどクラシックカメラ趣味に近いマニアなので、そのレンズを買うのは どうかと思う。
     というわけで、妹に入れ知恵だが、値段はともかく、この手のレンズの最大の難点は1.3kg 以上ある質量で、よほど気合を入れて 撮影する場合以外はとても持ち歩く気が起きない。私だって「70-200mmF2.8」を持ち出すのは 年に数回だから、磨くのが主体では本当に一度使ってお終いになりそうだ。
  • 今ミノルタ系の買い物で悩ましいのは、未だにデジタル一眼レフが見えてこないことだと 思う。
     日常にはデジカメの便利さにどっぷりはまってしまっている訳で、銀塩は今の35mmに 対する中版カメラのような存在になっていくだろう。つまり、趣味の作品作りカメラの 主流がデジタルになったときのミノルタの態度が見えないというのが心配だ。
     オリンパスのように銀塩のシステムをクローズしてデジタルを立ち上げると言う 可能性は少ないだろうけれど、撮像素子サイズの倍率がどうなるかによって、手持ちの レンズの再編が必要だし、Nikonのようにデジタル専用レンズが出ることもある。
2003.8.14
  • 管理している掲示板の参加者が「ウィルスが心配なので久しぶりにWindowsUpdateを実行 したがとてつもなくネットが遅い」と書いていた。確かに全然動かない。
     どうも新ウィルスは、WindowsUpdateのサイトに攻撃を仕掛けるということで、ひねった ことを考える悪人がいたもので、どうも、困ったものだ。
  • 西部警察のロケでスポーツカーが見物人につっこむ2
     車はTVRタスカンだそうだ。事故VTRを見た自動車評論家の徳大寺氏は 「ブレーキとクラッチのふみ間違いでは?」と言っている。何故ブレーキもかけずに 突っ込んだのかとは思っていたが、なるほど、踏み間違いはあるかも…。
     ちなみにプレステの"GT"に登場するTVRは、これに乗ると反則?と思うほど速い。 ぶつからないで曲がれればの話だけれど(^^;
2003.8.12
  • ペルセウス流星群極大日
     今年の真の極大時間は地球の裏側にあるらしく、数は去年よりは少ないらしい。それでも 一時間60個が予想されていたため観測してみようと思ったが、生憎の雨。
     11月のしし座流星群の観察など、写真をとったこともあるが、フィルムカメラの 長時間露光は結果が確認しにくいこともあり、ちょっと難しい。だが今年は一眼レフ デジカメがあるので、設定もいろいろ試みることが出来るし、枚数は400枚は撮る事が 出来るので、かなり有利な条件だっただけに、雨は残念。 (まあ、関東平野じゃどこに行っても夜が明るくて、写真に写るほどコントラストは 取れないのだが)
    流星群の一覧
  • 西部警察のロケでスポーツカーが見物人につっこむ
     石原プロの若手俳優(24)が運転していたらしいが、何しろモノは英国のスーパーカー。 ビデオを見る限り、ハンドルを切りながら急発進したためにスピンしかけて パニックした感じ。
     ゲーム(GTとか)の世界じゃ外国のモンスターマシンで目一杯アクセル踏んだら 直進もママならないという現象は 身に染みてたりするが、若手俳優氏は練習をしなかったのだろうか。最近は何でも自分で 演技するのが流行だが、どうせ顔が映る訳じゃなし、経験豊富なスタントマンを使って おけばこんな粗末なトラブルはなかっただろうに。
     一話10億円と言われるこの番組は打ち切りになるようだ。
2003.8.11
  • キャノンに質問したZoomBrowzerEXがネットワークドライブを認識しない問題 について回答あり。仕様ですって…とほほ
2003.8.10
  • 今週のBSデジタル映画祭
    • 8/10(日) 「ダーティハリー」 WOWOW 8:40〜
    • 「007/私を愛したスパイ」 WOWOW 10:30〜
    • 「007/ムーンレイカー」 WOWOW 12:45〜
    • 「タイタス」 BSフジ 23:30〜
    • 8/11(月) 「山の郵便配達」 WOWOW 7:45〜
    • 「ウォーターボーイズ」 BSフジ 21:00〜
    • 8/12(火)「羅生門」 BS-i 20:00〜
    • 「HANA-BI」 WOWOW 23:40〜
    • s「ハード・デイズ・ナイト」 NHKBS2 24:00〜
    • 8/13(水)「菊次郎の夏」 WOWOW 23:40〜
    • s「ジョン・レノン 僕の戦争」 NHKBS2 24:00〜
    • 8/14(木)s「アニー」 NHKBS2 20:00〜
    • 「地上より何処かで」 BS-i 20:00〜
    • 「BROTHER」 WOWOW 23:40〜
    • 8/15(金)s「HGウェルズのSF月世界探検」 NHKBS2 17:00〜
    • s「オリバー!」 NHKBS2 20:00〜
    • 「ウェディング・シンガー」 BS-i 20:00〜
    • 「Dolls」 WOWOW 23:40〜
    • 8/16(土)「乱」 BS-i 16:00〜
    • 8/17(日) 「007/ユア・アイズ・オンリー」 WOWOW 10:30〜
    • 「007/オクトパシー」 WOWOW 12:45〜
    • 「GO」 BSジャパン 14:00〜
    • 「ハムレット」 BS-i 15:00〜
    • 「レッド・オクトーバーを追え!」 NHKhi 19:20〜
  • 東京湾大華火大会
     3,4年前江戸川の土手から「おお、見える…ような気がする」という程度に見えた 花火大会。今年は台風一過のせいか空気が澄んでいて良く見えた。
     カメラに望遠レンズを取り付け撮影してみる。
     数年前と違うのは、東京湾の周りに高層ビルが増えたこと。恐らく汐留の開発 で出来たビル群の陰で、背の低いスターマインは全て隠れてしまい、よく見える のは一発物の尺玉の類ばかり。ということは、低い花火は100m前後の高さしか無く、 高い花火は1km以上あるということか。
     ちなみに、設定はF5.6,2秒,ISO感度200の前後。レンズは35mm換算=480mm
     ISO感度は100でもいい感じだが、花火の前景となるビルが多少は写った方が 面白いので。また、普通は花火撮影はISO感度100、F5.6と言われるが、超長距離 のため、花火の明るさも半減しており感度を上げたほうがいいのかなと言う感じ。
  • 『踊る大捜査線2』のポスター製作
     映画館で撮影してきた看板を印刷して、飾ってみた。主要キャストが出ている 4枚ぐみの赤い看板を一枚ずつA4にして。
     帰宅した妻が「うちが映画館だ〜」と喜んでいた。
     なにしろ、真っ赤だからインパクトはあるよね。
2003.8.7
  • そろそろ45万アクセスだなぁと思っていたらカウンターが壊れてリセットされた(^^;
  • メルコのNAS、HD-H160LAN導入。
     メインのHUBが置いてある戸棚にひっそりと収納する。ほとんど設定と言うほどの設定 もせずに使えて簡単なのだが、うちは10Base-TのHUBを使っているため、速度が出ず、 1.5GBのデータを転送するのに1時間以上かかった。LANの実効速度は1/3の法則に当て はめれば、ほぼ目いっぱいの時間ではある。しかし光ディスクより遅いなぁ…。 4倍速CD-ROMくらい。安いからいいか…。
     HUBを100Base-Tに変更したら10倍速になるのかな?
  • 今のMeパソコン、もともと写真を処理するために買い換えたのだが、そろそろ 次の限界が見えてきた(^^;
     なんと言ってもMeは落ちる。昔の95よりは格段に良いが。
     CPUが1G未満なのは遅いと言うほでも 無いが非力。そして、周辺機器がどんどんUSB2.0に移行しているため、USB1.0しか ないのが制約になってきたなど。画面サイズ(SXGA+)は満足だが液晶の色再現は もう一声欲しい。
     デジカメを新しくしたばっかりに、パソコン環境を一新したくなってしまうのは エライことだ。
2003.8.6
  • そろそろお盆。帰省先で撮った写真を自分ではPCで見ているけれど、親に見せて いなかったので、ここ数年の葬式関係の写真をまとめてアルバムに作って土産にする作戦を決行。
     ただの帰省に加えて病気見舞い、葬式、四十九日、新盆、墓を作る、などなどイベントが多かった から膨大な枚数がある。
     プリンタは EPSON PM-950C だが、ランニングコストは一枚30〜40円、L板一枚あたりの印刷時間は 一分以上はかかっている模様。(この辺は新型のプリンタだと倍速になっていたりするのだが、そんなに 買い替えばっかりしてられない。)
     ともあれ、300枚近いまとめ印刷なので大変だ。インクも7色が順繰りに無くなって行くので ちまちまと何度も交換。ランニングコストの計算には「標準的な出力」を使っているのだろうが、 これはざっと見渡して「黒い写真が多い」ような気がする。室内が多いし、喪服着てる人が多い し。冠婚葬祭写真はインクを食う(^^;? そして、濃い写真は乾くのに時間もかかる。
  • さて、印刷している途中、OS(Win/Me)が不安定になって落ちることがたびたび有ったので、最新 ドライバを探しに行くと、さすが3年以上前のプリンタなのでドライバも添付ソフトも何もかも 一新しており、何十MBも落とす羽目になる(^^;
     とりあえず、写真印刷ソフトも、CD-R印刷ソフトも微妙に機能アップして使いやすくは成っていた。
  • 数セットのインク交換をするうち、シアン(水色)のインクだけ余ってきた。
     たぶん「空」が写っているような写真を印刷すればシアンはどんどん使うはずなので、 爽やかな写真が少ないということだろうか。
     この夏の旅行は晴れると良いな…。
  • Exif file format
  • 妻がパソコンしてるのを何気なく見ていたら、デジカメ写真(IXY DIGITAL)の レタッチをしていた。
     ミックス光線下のAWBの結果が気に入らなくて、色を直しているらしいが、それは とっても難しいことだぞ…。
2003.8.5
  • 湾岸ミュージアム見学
     平日の夕方なら…と思って行ったら閉館していた。がっくり。土日は死ぬほど並んで 入れないのに、平日早々締まるとは、夏休み中の客しか相手にしていないらしい…
     というわけで、常設展示を地味に見た後アクアシティで食事をして帰宅。
  • ネットワークストレージ HD-H160LAN
     デジカメ画像の保存に、ネットワークストレージはどうだ。実売なんと4万円で、 160GB。これだと家中どのパソコンからでもアクセスできるし、リムーバブルな 媒体を買うより安いかもしれない…。少なくとも場所は取らないし。
     低消費電力や、30分間アクセスしないとHDDを止める機能などがあるため、家庭では ファイルサーバ用のPCを置くより便利そう。(って、あまりファイルサーバを置いている 家庭も無いだろうが…)
     ちなみに、月に1GB(400枚)程度の写真を撮りつづけると、年12GB。120GBモデルで 10年持つ計画だが…
2003.8.4
  • 今週のBSデジタル映画祭
    • 8/4(月)「スポーン」 BSフジ 21:00〜
    • 8/5(火)-
    • 8/6(水)「デンジャラス・ビューティー」 WOWOW 15:00〜
    • 「ア・フュー・グッドメン」 NHKhi 23:00〜
    • 「キリング・ミー・ソフトリー〔R-15指定版〕」 WOWOW 24:00〜
    • 8/7(木)s「ブーベの恋人」 NHKBS2 19:45〜
    • 8/8(金)「ユージュアル・サスペクツ」 WOWOW 13:00〜
    • 8/9(土)-
    • 8/10(日) 「ダーティハリー」 WOWOW 8:40〜
    • 「007/私を愛したスパイ」 WOWOW 10:30〜
    • 「007/ムーンレイカー」 WOWOW 12:45〜
    • 「タイタス」 BSフジ 23:30〜
  • HV版『Dolls』鑑賞 ★
       まあ、実に芸術的な作品である。あまりにもアートで大変だがつい、最後まで見てしまう ような変な迫力がある。(^^;
2003.8.3
  • お台場で『踊る大捜査線2』鑑賞(メディアージュ#1) ★★☆
     「二度目はお台場で見よう」と繰り出す。カメラも持ってロケ地を巡る予定。 血糊を書いたシートを広げて、あの広場で「撃たれた○○○さんごっこ」する という企画は却下される(笑)
     およそ開演40分前に到着してみると、チケット売り場は長蛇の列。仰け反った(^^;
     30分以上並んでようやく買うと、果たしてかなり後ろの席では有る。妻が、 「家で見るほうが大画面」とか呟く(^^; まあ、お台場で見ることに意味があるわけ なので、構わないのだが。
     客席のノリは、市川より微妙に良い。
     きっと「二回目はお台場で」と思って来ているファンが多いのだろう。まあ、 「え、○○さん死んじゃうの」とかヒソヒソ言ってる初見の娘達も周囲にはいたが。
     二度目ともなると、色々観察する余裕も出てくるので、また違って面白い。もう一度 見ても良いかも。
     『OD2』は、1が映画であることを思い切り意識して作ったのに対して、TV番組を 豪華にしたような作りを意識的にしているように見える。で、それには良いところも あるけれど、もうちょっと編集がタイトだと良かったかなと思う割に説明不足だったり するところもある。やっぱり「ディレクターズカット版」が必要ではないかと思う。
     『ホワイトアウト』で主人公の織田君が巨大ダムのどこをどう動いているのか分からな かったのが不満だったけれど、今回も周知のお台場のはずにもかかわらず、犯人との 追いかけっこの位置関係がわかりにくい。
     架空の建築物ももちろん使っているだろうが、架空であっても映画の中で明確に してもらうと、もっと犯人達との追いかけっこがスリリングになるだろう。せっかく 冒頭で「お台場の主要なアクセスの紹介」までしているのに、その中の現在位置が 分かりにくい。
     青島君の心の動きとか、行動の理由も、結構複雑なので複数回見ないと納得 いかないかな。あまりにも分かりやすいとスリルが減ってしまうだろうから、 そのバランスは難しい。
     考えてみればOD1も、「殺人、誘拐、署内の窃盗」と三つの事件がおき、主にそれは 青島君を寝かさないためだけにあったようなものだった。
     今回も4つの事件が平行しておきるために、何となく、全ての事件が 有機的に絡み合って最後の謎解きになだれ込むという美しさを期待していると、 「スリ、婦女暴行、署長の不倫疑惑」の三つの事件は、本題の殺人事件に対して 「所轄は事件が多くて大変だ」ということを表す役割を果たしているに 過ぎない。
     それらの事件のかかわりは、お台場が狭い地域だから、事件も重なり合って 起きるという偶然が支配するもので、それが現実なのだろう。
     しかし「最初は所轄の小さな仕事に見えていたかいくつかの 事件が、実は東京を揺るがす大犯罪の断片であり、最後に全てのピースが ぴたりと収まる」…という、凄い事件を見てみたいと思う。
     株式会社警察の内紛を描いた『踊る大捜査線』も、とうとう室井さんが出世する ことで一枚板になりそうな雰囲気であるのだから、次は有能な警官たちが巨悪に 立ち向かう物語が合っても良いと思う。
     もっとも、それが『踊る大捜査線』なのかといわれると難しいけれど。

  • 「湾岸署購買部」…売店充実
     劇場のグッズ売り場は、圧倒的に充実しており、すでに売り切れ商品も多いが、 接待菓子各種も揃っているし、ピンズも有るし、湾岸君ぬいぐるみもあるし、 なんと「湾岸ラーメンの箱売り」まである(^^;
  • 上映が終わると、ロケ地めぐりで、○○さんの撃たれた場所や、犯人が出てきた 穴などを見物しつつ、フジテレビの「踊る大捜査線の展示」を見ようと 思ったが、なんと入場に40分待ち、帰りのエレベータが30分待ちというこで、 「平日の夜に行く」ということにして他を回る。
     フジテレビ1Fの「湾岸署カフェ」もえらい混雑。
     メニューはスペシャルバージョンだが、何が違うのだろう…
     などなど、とにかく写真だけはたくさんとって回ったのだった。
  • カメラバッグ購入
     ズーム三本と本体が入るなるべく小さなかばんを探す。
     大げさでなく、散歩にカメラを持ち歩く用として。
     結局サムソナイトの布製のショルダーバッグを買うが、本当にぴったりサイズ。 カメラ本体、広角、標準、望遠のズーム3本。それに。メモリーカードと 予備バッテリー、フィルターが数枚って所だ。
  • 17-40mmの実写性能
     お台場では、一日良く撮った。
     17-40mmが主役で95%はこの一本でカバーできた。歪曲収差、フレアとゴースト などもなかなか優秀。
2003.8.2
  • 市川(江戸川)納涼花火大会
     昨年は早い時間から場所を取って苦労したが、今年は2時間前に出発。 お客さんが友人一名のみだったので、これだとどうとでもなるということで、 わりといい場所の小さなスキマに陣取った。
     (毎年似たようなものだが)今年の風は悪く、打上げ会場に対して12〜2時方向から 来る向かい風。しかも凄い強風でよく中止にならなかったと思うほど。
     始まってみれば、我々の陣地には辛うじて煙が来ないというギリギリだったが、 強風でほとんど真横に煙が流れるため、100mほど離れた土手の客席には、地表から 一面真っ白で何も見えないほどの煙が行っている。
     凄かったのは「参加花火メーカー6社による競演」のコーナーで、直径1km以上にも 開いたと思われる巨大な一発が枝垂れて、通常なら地上に落ちる直前に消えてしまう ものだが、大量にしっかり地上に着くまでキラキラと光っていたこと。しかも観客席 の真上で(^^;;
     我々はギリギリ火の粉のかかってこない角度にいたけれど、300mも打上げ上に 近寄った場所にいた人は、四方八方火の海でさぞかし、大騒ぎだったろう。いくら 強風とはいっても、こんなのは初めて見た。
  • HV版『少林サッカー』鑑賞 ★★☆
     花火大会の後の宴会で友人らと鑑賞。
     前半、ラブや人生が延々語られてテンポが悪いと思ったけれど、さすがに サッカーが始まってからは面白かった。お馬鹿に徹して作ったのはちょうど 漫才やマンガを読むような面白さ。
  • HV版『ピンポン』鑑賞 ★★
     原作自体、あまりの絵の汚さに敬遠してはいたのだが、登場人物のキャラクター が漫画そっくり過ぎるのは、それだけで感心した。
     ボールが全てCGだというのは、基本的に少林サッカーと似ているけれど、 『ピンポン』の主人公は真剣勝負をしているだけに、「でもCG」と、 つい思ってしまう。世の中何でもCGの時代では有るが、なんだか微妙な 気持ち。
     まあしかし、主人公(それとも窪塚)にあんまし魅力が無いことを除くと、 脇の俳優が皆魅力的で、それぞれのドラマがなんだか良い。
     実はマンガの「ペコ」もなんだか、迷惑な性格の奴だと思っていたので、 この作品が映画でここまで面白くなるのは意外だった。
     やっぱ、中村獅童のお陰かね?
2003.8.1
  • 予告トリビア予告
     録画してあったトリビアをやっと見た。いい時間枠に移動してから「大物狙い」が 多い気がする。大物とは「大きなネタ」であるが、大きなネタは当然有名なネタでも あり、自然に「既に知っているネタ」が増えてしまう。
     たとえば「時刻表検定」なんて毎年どこかの放送局がニュースにしている話で、 どうも投稿している人の平均年齢が低いために知らないことが多いだけの状態の ような気がする。
     蜘蛛がコーヒーで酔うとか、サザエさんのエンディングは2番と3番の歌詞の合成だ とか、本物のどうでもいいネタの方が面白い。
     というわけで今週の「予告トリビア」の天然記念物のカブトガニは… というのは恐らく「アメリカでは釣りの餌になっている」というネタだと思う。 これは一年位前にTVニュースの暇ネタで見た。なにしろ、かの地ではカブトガニ はワサワサ生息して、魚網に引っかかる迷惑な害虫扱いだというから。
    (後日補足:放送は「食べる」…というネタだった)
     そういうわけで、いま面白いのは「トリビアの種」の方だ。
     ペットボトル・ロケットで人は飛べるか(種子島でロケ)、納豆の糸はどこまで 伸びるか(武道館貸切)…なんて疑問を本当に実験してしまう予算の投入の仕方が 下らなくて良い。
     先週の「駅の売店を買い占めるといくらかかるか」なんて下らない疑問に、 本当にお金を出して買い占めたのを見て、あの後買い占めた細々したものを いったいどうしたのか…と心配になるような、馬鹿げた番組であることが トリビアの本来の趣旨だろう。
     応募されるトリビアも、雑学本に載っているようなネタではなく、本当の ××マニアか、単に一個人が発見したに過ぎないような知っていても何の足し にもならないようなものが良い。
     我が家で「伊藤家…」を見なくなったのは、(我が家的には)そんなの常識という ネタが多いのと、そんなことが出来ても嬉しくない、というネタが多いからだが、 トリビアは「無意味なほど面白い」というところを狙っていることこそが面白いと 思うのだ。


[Home] [先月|目次|翌月]

文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!