2002.11.30
2002.11.29
- 先日アバックで見たマランツのプロジェクターVP-12S2に関する
記事を雑誌で発見。
他の機種との比較記事で、Over720ライン機種の中では480i/p入力時の評価が
ダントツに低かった。代わりにヤマハやシャープの新型は褒めてある。
表示デバイスは同一なのでやはり回路技術の違いか。
しかし、ひとつ前の世代や新製品記事では評論家の評価は良かった気が
するのだが、どういうことなんだろう…。やはり記事=広告か。
2002.11.28
- HV版『帝都物語』鑑賞(BShi) ★☆
先週『陰陽師』を見て『帝都物語』の方が映画的には凄かったなぁなどと
言っていたら、ハイビジョンで放送だ。
この映画の主人公の「加藤」も「陰陽師の末裔」という設定なので、
必然的によく似たシーンは多い。風水師も出てくる。
久しぶりに見てみると、ハイビジョン放送のためもあってか、画面合成の
継ぎ目がはっきりと見えたり、コンピュータを使わない特撮は、画面の
美しさでは最新の『陰陽師』には大きく譲るが、登場人物が多く話が複雑で、
暗くもやもやした画面から「変な気が放出されている」ような感じは、
圧倒的に濃い。
赤忍者みたいなキャラやロボットなど思わず笑える要素もあるのだけれど、
それには目をつぶろう(^^; この手のジャンルには、この圧倒的な力感こそ
素晴らしいと思う。
- ドラマ「HR」 8.田淵ジョー、現わる
[鑑賞記]
2002.11.27
- ドラマ「アルジャーノンに花束を」第8話
[鑑賞記]
- ハイビジョン『トレイン・スポッティング』鑑賞(?) ☆
最初のほうで、薬物の副作用で便秘になり座薬を入れたら効き過ぎで
ぴ〜ぴ〜。駆け込んだパブのトイレが地獄のように汚物塗れで便座も
無いのに、べったり座って用を足したと思ったら、水も流れず。ところが
その便器の中に何か落としたらしく、手を入れてかき回し、しまいには
頭まで突っ込む…
…という、怒濤のスカトロ映像にめげて見るのを中断(^^;;;
ハイビジョンだし、大画面だし、リアルだし…、映画は作り物だと
思ってみても耐え難い不快感にただメゲるのだった。
この究極の汚れ役を演じたユアン・マクレガーは偉いと思う。
思うが、辛すぎるぜ…(^^;
DVDを買わずに良かった。劇場だったら、逃げるに逃げられず悶絶した
かも。それにしても、どうして英国映画ってこう、ヒネクレている
のだろうか。
2002.11.26
- 『アルパチーノのリチャードを探して』鑑賞(BS2) ★☆
1996/米
アルパチーノが米国で『リチャード三世』を演じるメイキング/ドキュメンタリー
な作品。
シェイクスピアに関する街角のインタビュー、如何に演ずるかの研究など。
冒頭に「日本人までシェイクスピアに手を付けた。経済で米国を抜いたから今度
はシェイクスピアだとさ」というコメントが出てくるが、その経済が傾いて、今年
日本のシェイクスピア演劇のの発信地として象徴的だった
「パナソニック・グローブ座」が人手に渡ったのも記憶に新しい。
『リチャード三世』は、この映画によれば、シェイクスピアの作品中
もっとも多く上演されていると言うのだが、恐らく日本ではそうでもないだろう。
シェイクスピアの「薔薇戦争」を扱った史劇四部作の最後にあたる作品で、
一応歴史そのものを知らなくても話は成立するようにできている作品だというけれど、
登場人物は多いし、名前も似ているし、敵味方の関係は入り乱れて筋を掴むのが大変で
あることには違いが無い。(ちなみに、シェイクスピアがこの作品を書いたのは、
史実の出来事からおよそ100年後と言うことだ)
私は「戯曲」は読んだものの、まだ舞台や映画で『リチャード三世』を
見たことは無いが、この映画は主要な登場人物にスポットを当てて、解説して
くれるので、一度戯曲を読んだだけより、かなり話が見えてきた。
そういう、研究的な側面だけでなく、メイキングと交互に映し出される
「アルパチーノ演ずるリチャード」は、なかなか迫力ある悪人ぶりで、
魅力的な役者であると思った。
全体に「アメリカ人がシェイクスピアを演ずることへの、憧れと、コンプレックス」
が色濃く出ているわけだが、確かに「アメリカ風」という雰囲気がどことなく
有るのだけれど、演じつくされた古典だからこそ現れる役者の魅力ってのが
有って、それは楽しめる。
だから、これも有りだなと思うわけだ。
- I.E.がクラッシュしたので、久しぶりにエラー情報の送信をしみたら、
"Online Crash Analysis"というページに繋がり、「原因は分かっているのでofficeXPを
アップデートしろ」という真っ当なメッセージが出た(全部英語)。
なにか有益なことが起きるとは知らなかった(^^;
しかし、なにしろ英語のページなので、このまま日本版のオフィスXPに適用して良い
のか分からないところが難点。
日本のOfficeのページを覗いてみたら、ちゃんと日本版もあった。
8月にOfficeXP-SP2が出ていたのでせっせとダウンロード。
しかし、アップデートしたのにやっぱりクラッシュは無くならないのだった。
トホホ。
2002.11.25
- ドラマ「ホーム&アウェイ」#8 父の手がかりは立てこもり犯!?
[鑑賞記]
東京行きの夜行列車に乗ったはずのかえで(中山美穂)だったが、車両を間違えた
ために長野県の松本まで来てしまった。
- ドラマ「ダークエンジェルII」
ジェネティックをターゲットとした細菌兵器が開発される。
2002.11.24
- アバックでマランツのプロジェクターVP-12S2を拝見。
最新の「12度偏向DMDパネル」を使用した機種。
サンプルの映像は『ロード・オブ・ザ・リング』のDVD。
コントラスト比が飛躍的に向上した事が売りだが、これを単独で
見ると、1000:1前後の従来の機種に対して「飛躍的」とは思えない。
もともとフィルムのコントラスト比が1000:1あたりなのだから、
そろそろコントラスト比競争も沈静化して、微妙な色合いの美しさ
や、動画のスケーリング技術や、そういう部分に戦場を移すときだと思う。
この機種について言えば、むしろホワイトピークの伸びにもっと力が
欲しい。木漏れ日がキラキラっとくるような部分の鮮やかさを出すためには、
もう少し明るさも必要ではないか。
画素の隙間が細いので、滑らかな絵ではあるが、DVDの絵にもう少し
先鋭感も欲しい。ちょっとマイルドすぎる。動画のスケーリングの問題で
甘口になっているのではないだろうか。(もっとも、指輪のDVD自体ちょっと
甘口では有るが…)
静止画の表示は、どの機種もかなり高度になってきているので、今後は
動画表示のようにある程度じっくり見ないと気が付かない部分を各社とも
追求して欲しい。
- 『陰陽師』鑑賞(TV) ★
映像の奥ゆき感や細部の凝り具合は、映画と言うよりも「二時間スペシャル」という
雰囲気では有る。しかし、CGなどの特撮技術は予算の割にはナチュラルで効果を上げて
いると思う。
この作品のCGは本物らしさより「絵」としての効果だと思う。
幻想シーンはイラスト風だが、それが十分に美しければ納得できるという見本だ。
野村萬歳、小泉恭子などの登場人物は、みな良い味出してる。
不満なのは脚本だ。
「150年前に眠った魂を蘇らせ、その怨霊の力で都を永遠の闇に沈める」
というどろどろして怖そうな筋の割には、妙に話が淡白だし、悪役ももっと
バリバリ強くないと物足りないし、カタルシスが足りないんじゃないか。
『魔界転生』とか『帝都物語』に対して、映像は美しいけれど、迫ってくる
ものが薄い気がする。
- 二期会オペラ「椿姫」鑑賞(東京文化会館)
生の椿姫は二回目。
「日本人だから…」というような物足りなさは全く無く、豊かで楽しめる演奏であった。
舞台装置も「椿姫」の物語に恥じない豪華さ。照明の陰影も美しい。
演出は極めてオーソドックス。こういう豪華さを楽しむ演目では、演出は
オーソドックスであるほうが安心して楽しめて嬉しい。
- DVD技術解説 - パイオニア
2002.11.23
2002.11.22
- ドラマ「真夜中の雨」7.
[鑑賞記]
都倉が仕切る第二外科の業績はうなぎのぼりで、病院的には経営安定に大ヒットというところだが、
長男との確執は深まる。人間関係と経営の間で揺れる院長の立場は複雑だ。
2002.11.21
- ドラマ「HR」7.ホイさんが帰ってきた
[鑑賞記]
- 最新プラズマディスプレイ店頭比較
「ソニー、パイオニア、日立、松下」の最新40インチクラスが、
ずらっと並んでいたので、ちょっとじっくり比較してみた。
(ソースはハイビジョン番組)
ソニーはプラズマでは後発組なのに、意外にTV的に安定した発色で、
ノイズ感も無く
美しかった。トリニトロンを目標にした「ベガエンジン」搭載は、宣伝だけ
ではないようだ。黒も標準設定で一番沈んでいたが、これは沈めすぎかもしれない。
パイオニアは、暗部、白の抜けともにちょっと発色が緑に傾いているのが気になる。暗部の
誤差拡散ノイズも近づいてみると派手に感じる。
日立はALISパネルの画素数が他を大きく引き離しているので、精細感は
一番だが、それは静止画に限る。
動画、特にゆっくりとパンする大面積の図柄では、画面に「市松模様」の
ザワツキが現れて近くで見ると非常に気になるし、実質解像度が半分になって
しまう。ソニーも過去の製品で使って最新モデルでは不採用になったので、
このザワザワは方式の宿命なのか?
松下はソニーに近い色合い。結構綺麗だ。
一通り比較して、ソニーと松下がトップを争う感じ。まあ、私は当分
買わないと思うけれど(^^;
「ベガエンジン」を積んだ新型リアプロ「Grand WEGA」(900番)もあった。
隣に置かれた旧800番と比較しても精細感と発色が進化しており、特に小面積の
原色がとても鮮明に感じた。ドッキリするくらい。
全体の発色も、その辺のプラズマより一段とTV的でニュートラルで
ありながら、真面目なだけではない演出がうまく乗っている感じ。
早くこの美しさをプロジェクターで見てみたいものだ。
2002.11.20
- ドラマ「ダークエンジェルII」3.インディアン・レジェンド
なんだか、父親探しの旅らしい。
- SUPERBITデモディスク、鑑賞
大画面で見たとき、ハイビジョンにはかなわないとしても、すっきりと曖昧さが無いのは
立派だと思う。ようするに「DVDではここまでできる」というレベルがきちんと出ている安心感
が、その絵には有る。
ただし、いくら無料の「デモディスク」とはいえ、グリーンデステニー予告編
のようにとてつもなくボケた画像が混じっているのは全体の印象を下げているような…
- HiViの記事に載っているベガエンジンはよさそうだ。
今回は固定画素のプラズマと液晶ディスプレイの画質向上の切り札として登場したわけだが、
当然プロジェクターにも応用されるはず。12HTの次の機種に乗るか?
液晶デバイスの応答特性を、回路技術で向上させるのはプロジェクターにも有望だ。
動画のキレの向上が期待できる。
2002.11.19
- 「ホーム&アウェイ」鑑賞
[鑑賞記]
寝台列車で東京に向かうが、アクの強そうな顔ぞろいの周りの客がうるさく、
なかなか眠れない。開いている寝台を探してウロウロするが車掌にしかられる。
- 「アルジャーノンに花束を」鑑賞
[鑑賞記]
いよいよこの研究の学会発表。
一度は「見世物と変わらない」と出席を拒否したハルは、何故か突然出席を承諾する。
発表の日、低脳時代のハルの言動を見て笑いが巻き起こる会場で、ハルは壇上に立つ。
ところが彼の発言は「実験は失敗に終わり、自分はビデオの中の低脳時代より
はるかに低脳な状態に退化してしまうだろう」という驚くべき予測だった。
- HiVi 12月号発売
DVDレコーダー特集とSUPERBIT DVDの付録付き。
プロジェクターの記事はごちゃごちゃして見る気が起きない。安易な対談形式の
多用は情報が整理されておらず中身が薄い。編集者の腕が足りないと思う。
パイオニアのDVR-77(99)Hの詳しい記事があった。
記事のままでは情報が整理されていないので、独自にXS40との機能比較を作る。
| DVR-99H | RD-XS40 |
価格 | 実売18万 | 実売15万 |
メディア | HDD 120GB/DVD-RW/-R | HDD 120GB/DVD-RAM/-R |
DV端子 | 有 | 無 |
D端子 | D2 | D1 |
DVD-R書込 | 4倍速 | 約2倍速 |
録画モード | FINE/SP/LP/EP/MN1-32 | XP/SP/LP/MN1-38 |
録音モード | DD/L-PCM | DD1/DD2/L-PCM |
PCM記録時間 | FINEモード時のみ(60分) | 任意に選択可能(60〜201分) |
消費電力 | 55W | 40W |
タイトルサムネイル画面作成 | 可 | 可 |
チャプターサムネイル画面作成 | - | 可 |
サムネイル画面背景画像 | - | 任意画像の使用可 |
フレーム精度編集 | - | RAM/R(レート変換時) |
パソコン連携 | - | タイトル入力/予約/編集など |
インターネット連携 | - | メールで予約設定/iEPG対応 |
高速ダビング中の録画 | 可 | 不可 |
予約数 | 1ヶ月32本 | 2ヶ月32本 |
DVD-R記録再エンコード | 無 | 無 |
DVD-R記録方式 | VBR | VBR |
| | |
色々と機能の比較もしてみるわけだが、ベータ vs VHS の規格争いは、技術的には
優れていたベータが商業的には敗北したわけで、機能的に差が無い場合には、多少の
品質の違いは関係ないというのが市場の原理だろう。
画質は、以前のRW陣営機種では、DVD-R記録がCBR記録しかなくて明らかに
RAM陣営に劣っていたが、VBR記録可能になって追いついた。
音質では、PCM録音がFINEモード(1時間)でしかできないRWと、録画時間が
加減できるRAM機(東芝)では、音楽番組の録画をすることを考えると東芝圧勝だろう。
パイオニアが良いのは、DVD-Rの作成が裏録画中でもできることと、高速ドライブ
があること。これはソフトの工夫とドライブの技術だから、いずれ他社も追いつくだろう。
(今は、ちょっと時間がかかるのを我慢するしかない)
時間はかかるが、東芝の任意の画像を使ってチャプターサムネイル画面を作れる
という機能は「音楽DVD-R」なんか作るときには絶大な威力だ。市販DVDみたいにカッコいい
ディスクを作れる。
東芝のネット連携機能が、どれくらい必要化は人それぞれだろうが、録画済のサムネイル
画面に自動的に番組タイトルが入力されているのは、凄くありがたいだろう。
結論から言うと、「高品質なDVD-Rをじっくり作りたい、仕上げにも凝る」なら東芝
、速さが命ならパイオニア。
RAMはハードディスクでできる事がすべてRAMで出来、拡張HDDのイメージで
使え、RAMからHDD経由でDVD-Rに落とすときに画質劣化が無いので、HDDに取った細切れの
映像を一旦RAMに集めて、一枚分溜まったところでDVD-Rを作成するということができるので、
RAMはあくまでも「作業エリア」保存はDVD-Rと考えれば、将来フォーマットがどうなろうが
気にならない。
RWは、RWからHDDに戻すときに再エンコードがかかるので、一旦RWディスクに落としたものを
再利用することは考えにくい。
その自由度の差で、RAMにしておけば損は無いという気がする。
RWとRAMのシェアは、RAM優位だが、パソコン用ドライブとしては、RWのシェアが大きいので
今後どうなることか。
- RDの編集のとき、静止画設定を自動から、フレームに変更してみる。
BBSの情報では編集のときにコマ送りですべるのを防ぐことができるという話だったが
変わりないようだ…。
2002.11.18
- 近代デジタルライブラリー
- オケピ再演。東京 2003年3月12日〜4月20日(青山劇場)…前売り開始は1月?
…調べなければ。
パルコ劇場のページ
- NHKドラマ『精霊流し』第一週(全4週,16話)
(月〜金の15分*4=1時間を週末にまとめて再放送しているので、そっちのほう
を録画して鑑賞。)
さだまさしの自伝的小説のドラマ化。第一週は少年時代から、
大学入学までで、実家の没落とヴァイオリニストへの挫折、大学紛争時代の
中での音楽活動までを描く。
原作の「精霊流し」の本は読んだことは無いけれど、さだまさしの自伝的
昔話はコンサートのトークなどでよく知っていて、自分の学生時代の思い出と
一体化していたりするので、所々でうっと涙がこみ上げてきたりして。
出だしは現代の主人公の所に雑誌記者が訪れて昔話を聞くという設定だが、
「没落って経験したことある?」
という彼の問いかけで物語が始まるの。結構衝撃的な問いかけだね。
さだまさしは、親が洪水をきっかけに事業に失敗して苦労して、自分は
映画の『長江』で大失敗してやっぱり借金抱え込んで、結構苦労の耐えない人
だから、言うことが重いね(^^;
ヴァイオリンの挫折も結構痛いエピソード。
芸術系の趣味を持っている人なら誰でも、「こう在りたい」と思うイメージと
現実との壁につらい気持ちを経験したことはあると思う。全国コンクールで何位…
という高いレベルでなくても、どんなに頑張っても「天才」と呼ばれる人種とは
運命的に違う存在なんだということに気がつく瞬間というのは、苦いものだ。
2002.11.17
- 妻の妹の家を訪ねる
わりと近所に住んでいるのだが、初訪問。年末に出産予定の前祝という感じで。
彼女の家は昔からいる子供くらいもある
熊のぬいぐるみを筆頭に、いわゆるテディベア、プーさん、モモなどのぬいぐるみ、
さらにお菓子のおまけみたいな熊のフィギュアが無数にあって物凄かった。
我が家もスターウォーズのボトルキャップとか、それなりにフィギュア類は
並んでいるが、見渡す限り熊一色というのは凄い。
きっと子供が生まれたら、触らせないようにするのに大変だな(笑)
2002.11.16
- プロジェクターのランプ交換警告が出る。1979時間
今回はさっさと換えよう。
- HRを録画したDVD-Rのレーベルとか、ジャケット裏のストーリー解説とかを
デザインする。画面写真や、公式HPのデータを活用してなかなか充実。ここまで
くれば売り物並み。でも、番組を見るより時間かかっているかも(笑)
2002.11.15
- 『やっぱり猫が好き Vol.14〜19』購入
やっと完結だ。
- ヤマギワ電気主催の「建築家向けホームシアター・セミナー」に参加。
(建築家のお友達に紹介されて)
講師はサントリーホールの設計を担当した「浪花克治」先生。
建築家のために電気店が主催したセミナーとあって、参加者はほとんど
建築のプロ、音響の素人という雰囲気。
講師は音響のプロで、音楽鑑賞も趣味、というより音楽オタクと自称
なさっている通り、どちらかと言うとこちら側の人種の香り。
最初にヤマギワ電器の担当者が「当社でもようやくホームシアターを
丸ごと請け負う体制が整ったので、新築物件でお客さんの希望があれば
ぜひ当社に紹介をしてください。」という挨拶に続いて、
ホームシアターとは、5.1chシステムのことだと、サラウンドの
システムについての基礎知識を30分。
続いて、浪花先生から、「個人住宅のAVルームの音響設計について」
というテーマで、一時間。
まず、「マンションの一室でドラムを叩くことのできる防音設計を
担当された話」で、一般住宅での防音工事の苦労と、完璧にやるには、
いくらお金をかけてもきりが無いので何を取捨選択していくのかで
苦労をする、といった体験談。
ところがこれはマクラで、「といったようなことについて話したいと
思います」と本題に入ろうとした頃には30分以上話してしまわれたので、
用意された資料について話された内容はたいそう駆け足になってしまった。
一般的な防音の基礎知識については省いてしまうと、今回の話で
面白かったのは、
- 音響の常識は建築の非常識。音響の専門家がやることは、
スピーカーの置き方一つとっても、建築家の美意識に反することばかり。
- 防音工事は少しでも隙間が有ると台無しなので、名刺と懐中電灯で
隙間を見つけて撲滅するということ。
- グラスウールと有孔ボードなどで吸音する場合、いかにスムーズに
空気が流れるかがポイントで、グラスウールに仕上げの塗料がくっついた
だけでも効果が損なわれる。
- 定在波を無くす事は、最低限やらなくてはならない仕事だが、
壁や天井を斜めにすると、気持ち悪い部屋になってしまう
(つまり日光江戸村の忍者屋敷のような感じか…)
従って、家具の厚みの工夫などで平行面の距離を不揃いにして
行くほうが良い。
- 低音は部屋の隅で強められるので、そこに吸音処理をすると
効果が高い。高音は壁面で吸音処理すると良い。
- 専門外のクライアントと話をすると、とにかく言葉が通じない。
(クリアに聞こえるように…という希望で響きの対策を施したら、
単なる音量の問題だったり)
- 最適吸音率の計算方法
講義が終わって退場していく参加者の反応を聞いていると、
「この話は分かる人にしかわからないなあ」というものが多いよう
だったが、私には雑談パートを含めて面白かった。
ヤマギワの企画意図としては「やっぱりシアタールームの設計は難しいから、
ヤマギワを通じて音響の専門家に設計してもらおう」と建築家の皆さんが
思うのがベストだろうから、「良いシアタールームの設計は大変だ」
ということが伝わっただけでもよかったのではないかと思われる。
私にとっては、専門家が設計しても限られた空間で良い音を作るには、
「変に曲がった壁面を作るより、家具の段差などをうまく配置して対策した
方が好ましい」ということや、効率的な吸音の方法について聞けたのが
ためになった。
現在の我が家でやっている定在派対策が、十分理にかなっている
ことが確認できたし、今後対策していきたい吸音の方法については
「低音が部屋の隅に溜まる」という現象の説明も聞く事ができたので、
的を絞った対策ができると思う。
- ドラマ『真夜中の雨』第6話鑑賞
[鑑賞記]
院長先生は都倉(織田)の実の父だということがDNA鑑定で分かってしまった。
2002.11.14
- 『ロード・オブ・ザ・リング』コレクターズ・DVDギフトセット申し込み
古代の王の彫像のブックエンド付き(笑)
限定5,000と言う割にはゆっくり買えたのは、思ったほど人気が無かったのか、
それとも限定数を拡大しているのか。
- 『アルジャーノンに花束を』第6話
[鑑賞記]
11/7に見た5話の段階で早く「天才時代」を描かないと、その後の悲劇との
落差が描けなくなりそう。というコメントを書いたが、製作者はなんと
画面に「一ヵ月後」というテロップを入れやがった。
- 織田君の瞳孔
HDDからD-VHSに保存するためにもう一度「真夜中の雨」を見ていたら、
ラストの写真に驚くシーンで織田君の瞳孔の大きさがぐりぐり変化していた。
びっくりしたときに「目を白黒させる」という言い回しがあるが、
芝居で瞳孔の大きさを変えられるんだろうか…
確かに瞳孔は感情に反応するらしいが、それを意のままにコントロールできる
なら、凄い奴だな。(妻が言うには、稲光の明滅に瞬間的に反応しているのでは
ないかと言うのだが…)
2002.11.13
2002.11.12
- 『ダーク・エンジェルII』2.ジャンク
ジャンクというのはジャンクDNAのこと。主人公のDNAには無駄が無いらしい。
いったい誰が作ったのかなあ?というのが、今回の一つのテーマなのだろう。
本人はせっせと仲間を逃がしている。
- AVAC CLUB, AVアンプのパワー部特集
今まで何度かブラインドテストで、雑誌の製品評とはまるで違う結果を出して
面白かったAVAC CLUBのテストだが、今回は何故か「製品スペック表」を配布した
上での、非ブラインドテストだ。その結果は↓
順位/試聴順/価格/機種名 / 個人順位
1. 7 \450,000 AVC-A1SR 2 1 1 2 1 1
2. 2 \460,000 VSA-AX10i 1 5 1 1 3 2
3. 1 \300,000 DSP-AZ1 3 7 3 5 1 3
4. 4 \178,000 VSA-D2011 4 3 3 3 7 7
4. 5 \135,000 TX-SA800 7 1 5 5 5 5
6. 6 \180,000 DSP-AZ2 5 6 5 4 3 3
7. 3 \116,000 STR-VZ555ES 6 4 7 7 6 6
AZ2が意外に低いこと以外は、価格通りの平凡な結果になってしまった。
パワー部は、もっとも価格に比例しやすいとはいえ、こんなに綺麗に並んでは
面白くないと思うのだが、ブラインドテストを止めた理由が聞いてみたいものだ。
(メーカーからクレームがあったのかな?と勘ぐるわけだ…)
個人の付けた順位を見ると、それなりにばらけている。1位と7位を同時に取っている
製品もあるが、たとえば、ヤマハに一位を入れている人はその下位機種も高位に、
ヤマハを最下位にしている人は、二機種とも低位に入れているので、メーカーに
対する趣味があらわれいるのだと思われる。
しかし、「ブラインドテストではない」ので、この結果に影響しているのが
「ヤマハの音」なのか「ヤマハのブランドイメージ」なのかは
区別がつかない。せっかく視聴会をやっても結果が信用できない。
いずれにしても、次回のテストは「二重盲検法によるブラインドテスト」を
お願いしたい。
2002.11.11
- 秋葉原の某LAOXに寄ったら、店員が猛烈に
パイオニアの新型ハードディスク&DVD-RWレコーダの売込みをやっていた。
とにかく「今までの製品を研究し尽くして発売されるので、全てが最高」というのが
主な論旨だが、RWは10分単位で録画時間が設定できるが、RAMはできない(ほんとは東芝は
できる)とか、嘘の情報も多いし、「6時間録画できる」とはいうものの画質はメロメロ
だとか、編集機能の制約とか、隠していることも多い。
販売員は、あんなに出鱈目でも売りたい商品を売るのだろうか…と思うと気分が悪い。
その店員は次に、パイオニアのプラズマと、グランドベガを比較して「画素数が全然
違いますからね〜やっぱりパイオニアですよ」と吹きまくっていた
(本当はどちらも同じワイドXGA)
嘘をついてもパイオニアを売れば、彼にはお金が入るのだろう。
パイオニアは好きなメーカーだが、誠意の無い販売員を使っているとイメージは
最悪。残念だなぁ。
- RAMかRWかの決着もシェア的には決まってしまったように思うが、
個人的には「どちらも過渡的なフォーマットで、残るのはDVD-R」だろう
と思っている。
だとすれば、どちらでも良いんだけれど、カートリッジに入っている両面RAMは
VHSと同じように取ったり消したりに都合が良いと思う。要するにラベルを
ぺたぺた張るのに都合が良い。
で、保存版は、DVD-Rでちゃんとレーベル印刷もして綺麗に残す。
- 「ホーム&アウェイ」第6話
[鑑賞記]
今回は警察で帰りの電車賃を借りて、かばんに入れようとしたところを掏られた(^^;
で、犯人を追ってくれた旅役者の一座のバスに乗って移動。
- TVで『ハリーポッター』の予告を見る。
う〜ん、ぜんぜん内容が分からない、けど、ファンは本を読んでいるから良い
のか。第一作で「凄く子供向け」というのは分かったので見に行くかどうか迷っ
ているのだが…
- 「トリック2」ノベライズ本
今回の再放送で第一話を見逃したこともあって読んでる。放送のほうが面白いのは
主人公たちの下らないギャグが文章では生きていないから?
2002.11.10
- 『彦馬がゆく』DVD鑑賞
今年の初めに舞台を見に行ったこの作品がDVDになった。しかも二枚組み。
珍しいマルチアングルの収録なので、合計6時間以上の映像が入っているのは
大盤振る舞いだが、残念ながらデータ量のせいか相変わらず解像度が低く
ぼんやりした絵だ。
まずは音声解説から聞いたが、HRでも活躍の酒井美紀がコメンタリ・ゲスト。
実は「幕末マニア」なんだって(笑)
舞台ではヅラをつけているので、ぜんぜん酒井美紀だという意識も無く見ていた
のだが、結構良い役者だと思う。
- ドラマ「真夜中の雨」5.鑑賞(TV)
[鑑賞記]
事故に関係した謎の男を追ってみれば、手がかりを掴む女性(母の知り合い)は
動脈瘤が破裂寸前
で今にも死にそう。これと、泉田病院の売り上げを伸ばさないと経営が危ないための
宣伝を狙った公開オペの企画が利害一致で、都倉医師が手術して一命を取りとめる。
そのお礼に患者の娘からもらった写真に写っていたのは…院長…。
2002.11.9
- 『ガンダムSEED』6.消えるガンダム
辿り着いた地球軍の基地は、特殊なエネルギーフィールドに守られた小惑星。
万全の守りと引き換えに、自分も攻撃できないという意味不明な要塞…(^^;
「アークエンジェル」の面々が、正規軍のお偉いさんから不当な扱いを受けるのも
1st踏襲だから仕方が無い。
山場はステルス能力のある敵ガンダムが、エネルギーフィールドの停止した隙を
突いて潜入しボコボコにしてしまう、なんとなく教訓くさい展開。
ピンクの服を着たわがまま娘が主人公を窮地に立たせるのは、お決まりの配役
なんだろうけれど、むかっ腹が立つ(^^;;
結局、補給もままならぬまま、命からがら基地を離脱して次回予告。
いちいち、主人公の立場に立って石頭の軍人たちに腹を立てているのは、きっと
物語にのせられているのだろう。結構なことだ。
ところで、この作品、無重力状態なのに長髪の登場人物が多くて、
さぞかしスーパーハードな整髪料を使っているのだろうと推測される。本当なら、
ぼわぼわになって大変なはずだが。
前髪が目に入った瞬間に直撃を食らって死ぬ危険だってあるのだから、
乗組員は短髪原則だろうさ。
戦艦の中で脱いだヘルメットをそのへんに浮かせておいたり、ベッドに寝たまま
浮いたりする描写も、戦艦がちょっと姿勢制御でもしたら危険極まりない。
不思議といえば、敵から奪ったガンダムを「運用できる」というのがまた不思議。
燃料も弾薬も自軍とは規格が違うだろうし、OSも違うだろうし、通信だって本来
不可能だろうし、損傷したら直せないだろう。どうなってるんだ(^^;?
2002.11.8
- ドラマ「トリック2」妖術使いの森最終回・鑑賞(TV) [鑑賞記]
石野真子がゲストで、歌まで歌ったというのが結構衝撃的だったような(笑)
森の中に住む妖術使い…というネタなので、肝心の「トリック」には一番無理が
あった気がするのだけれど、阿部ちゃんと仲間由紀恵がそこはかとなくいい感じ
になっていくのに、ラストどうなるのかをなかなか見せずに終わるという、
そんな引きが良かったと思う。
- ドラマ「HR」5.神野さんの最初の授業鑑賞(TV)
[鑑賞記]
2002.11.7
- ドラマ「アルジャーノンに花束を」第5話
[鑑賞記]
徐々に知能が増して、パン屋で虐待されることに耐えられなくなって、保護者に、
我慢できないならば出て行けと言われちゃう。
- 「蒼いくちづけ」神林長平著、読了
月世界で殺されたテレパシストの低温保存死体が、恨みの殺意を放射してもう大変。
脳死は確認されているのにどういうこっちゃ…
という話。
設定としては、テレパシーは脳の意識と無意識を統合する能力で、太陽神経叢を
副脳として自律神経をアンテナとして使用する電波のようなものという理屈。まあ
新しいとは思うが、そんなにインパクトがあるものでもない。
神林作品にしては普通の道具立てで、普通の話であった。燃えるものが足りないな。
- Rec-POTの新型が出る
240GBでハイビジョン21時間録画だし、録画内容の一覧メニューが搭載されて、リモコンも付属
(現在はチューナー搭載のGUI経由だけ)だ。これは良いなあ…
AVWatchのページ
2002.11.6
- 「夏への扉」ハインライン著、読了
1957年に書かれた作品で1970年と2000年が舞台の近未来小説。時間テーマ
SFの傑作として、また猫好きのためのSFとして、オールタイムベストの常連に
上がる名作。
中〜高校生の頃、すなわち1970年代末に読んだ事があるこの作品を、2002年に
読み返すことには意味があるだろう。ハインラインが予想した未来のど真ん中に
技術者として生きているリアルな私が読むことの特別な意味が。
この作品は「真空管時代」の物で、未来のデバイスは
「金を材料としたメモリーチューブ」が主役になっている。
トランジスタが発明されたのが1948年。50-60年代はトランジスタ全盛期だが、
1946年の世界最初のコンピュータENIACは真空管だった。
コンピュータの基本回路がトランジスタ化された後もメモリーのトランジスタ化
は遅れたので、この作品で扱われているような「家電としてのロボット」に
コンピュータが応用されるとは思いも寄らなかったのかも知れない。
とはいえ、「金を主材料にしたメモリーチューブ」という発想は、工学に
錬金術の怪しさが付加されて面白い。
ハインラインの未来技術予測という観点から小説に登場する他の
ガジェットを点検してみる。
- 自動掃除機
1970年には主人公によって自動掃除機が発明されて、奥様が家事から解放される。
というのが、この物語の始まり。
書かれた57年当時にはすでにSFの中には「ロボット」の概念は有ったはずだが、
敢えて「ロボット」としなかったところが「近未来的なリアリティー」を盛り込もう
とした作家のヒネリなのかもしれない。
そして当時は「家電」が最先端技術だったのも確かだ。TV、ラジオ、冷蔵庫、
トースター、オーブン、掃除機、洗濯機、皿洗い機、などなど、何もかも電機式に
なっていく時代。SF的な時代?
ハインラインの自動掃除機はやたら詳しく描写されている。
「常に自動でフロアを
周回しゴミを見つけると掃除してくれるが、人間の居る部屋には入らないで待つ
機能があり、空気銃の弾より大きなものは分別して人間の判断を仰ぎ、バッテリー
切れの前には自分で充電場所に戻る」 …という実用的な機能を備えたもの。
これは現在ナショナルがこういう掃除機を販売しようと開発中という
宣伝を最近見た。値段は相当高そうだけれど…
- 自動製図機
電動タイプライターのキーからの指示で、製図版が動作するというもの。
今で言うCADを予言したものだが、ポインティングデバイスは無いし、
TV画面上で図形を描くという発想も無い。たぶん当時は「電動タイプライター」が
最先端だったのだろう。これは現実のほうが進んでいる。
- 自動(召使)家事機
「主婦は召使を所有することに憧れている」という発想と
「敢えてヒト形を採らない」という哲学は、奴隷制の新しい形を提供する
アメリカらしい発想だ。たぶん日本人だとヒト形にして友達になってしま
うんじゃないか。
この家事機には「判断力」が無く、ヒトが教えた動作をトレースすることで
機能を発揮する。一動作を一つのメモリーチューブに格納し、記憶容量は
300スロット。
動作原理は現代の「工業用ロボット」そっくりだが、判断力を持たない
ところは、コンピュータの無い時代の未来予測だ。
- 音声入力タイプライター
発音と綴りの違いを克服するために辞書を用いること。同音異義語の判別のために、
文脈による判断をすること、限られた容量の辞書で実用化するために、
単語登録機能を持つことなどが記述されており、現代のワードプロセッサーの
基本原理が揃っている。
ただし、編集や保存機能が無いのは、発想が紙の上から離れていないからだろう。
- 冷凍睡眠
SFではお馴染みの機能だが、現実はまだまだだ。細胞レベルで種子や精子の保存は
できる様だけれど。
- 重力制御装置
宇宙船を飛ばす力は無いけれど、地球上で重いものを移動するには役に立つ
というレベルの重力制御が描かれている。その控えめな所がそれっぽい。
- 体感映画
重力制御技術を応用して、飛んだり落ちたりを体感できる映画。現実では
重力制御はできないけれど、体感映画は90年前後にとても流行ったし、重力制御
が無いのにリアルに動きを感じられるテクニックは結構凄いと思う(^^)
未来予測小説としても面白い「夏への扉」だが、真髄はやっぱり、どことなく
叙情的な空気感が漂っているところだろう。テクノロジーの進歩を曇りなく称えて
いるところは、少年のような視点だし、親友の裏切りに会った主人公が
新しい世界で真の友情を勝ち取るまでの長い道のりは、なんといっても
涙がこぼれる。
タイムトリップ物として読むと、主人公は過去の改変を行ないながら、
自分自身の運命に関わるところは一切手を触れないことで、パラドックスを
回避している。
- ドラマ「トリック2」天罰を下す子供鑑賞(TV)
当然天罰など無い。孫を喜ばすために「お前には不思議な力がある」と
いったおばあちゃんの言葉から遊びで始まった「能力」が、周囲の人から
「本当にお告げが当った」と金品をもらうようになってエスカレートし、
ついには天罰による殺人に発展する。
お告げの子供は、自分に力があると本気で思っていると言うのがミソか。
これに、天罰を装った相続目当ての殺人と、インチキ・セミナーの謎を暴く
話が絡む。
主人公が「貧乏」で有るがゆえに、一万円札を焼き捨てる手品のトリックが
見破れないところが情けなくていい(笑)
2002.11.5
- ドラマ『ダーク・エンジェルII』第1話鑑賞(TV)
Iでは「遺伝子操作された十数人の子供が逃げ出した」という
設定だったが、IIでは、所在地をさらされた研究所が自爆したために、
逃げ出した超人間が何百人も居て、さらに、人間離れした
容貌…獣人が山ほど逃げてしまった。
もはや、ひっそりと生きていく事が不可能な事態。
生きるために超人的な力を使って強盗行為を働く奴は必ず居るだろうし、
そうすると、警察と一般市民全体から追われる立場になるだろう。平和に
生きて行こうと言う一派の内部抗争も起きるだろう。
日本のエスパー物漫画の定番的展開が待っているのかな?
しかしこの展開、キャメロン自身が『エイリアン2』で
登場エイリアンを激増させた流れを髣髴させるな。
- ドラマ「ホーム&アウェイ」鑑賞(TV)
[鑑賞記]
だんだん現実離れが激しくなってきて、コンテナに積まれたまま何故か
山の中に置き去りにされているし、落っこちた洞窟から温泉がわいて、
天女様扱いされるし(^^;;
2002.11.4
- ドラマ「トリック2」失踪者必ず発見の謎鑑賞(TV) [鑑賞記]
失踪者を発見する超能力者が実は犯人…というなら当たり前の筋書きだが、
最初の被害者の(内緒の)家族が、犯人を死刑にするために、連続殺人の
一部始終を見届けていたというのは、意外な結末であった。
- ドラマ『ダーク・エンジェル』最終話鑑賞(TV)
途中大きくだれたが、最終回は結構面白くて「パート2も見よう」という
気にさせられてしまった(笑)
2002.11.3
- 『CLIP/SMAP』DVD鑑賞
一作品だけ映画仕立て。結構面白かった。
後はわりと普通のミュージックビデオ。トラックの荷台に乗って街中を歌いながら
回るビデオは、気付いた女子高生が走って追い回す姿が映っているが、警察に
ばれたらまずいんじゃないか?(^^;
- 『UH3+/宇多田ヒカル』DVD鑑賞
本編は一度ざっと流してみたけれど、妻と一緒にメイキングを含めてじっくり鑑賞。
やっぱり、莫大な予算を湯水のように使って空回りしている感がぬぐえない。
映画が撮れそうなほど作りこんだセットも、ダンスの振り付けも、1カット数秒から
1秒以下の細切れになってしまってはちっとも目に留まらず、意味が無いような
気がするのだが…。
もう病気。カット割り病。予算は比例して膨大になるだろうが、網膜に残る重みは
減っていく。重層的な表現、広がるイメージを詰め込むためにカットを割って数で稼ぐ
しか手段が無いのだろう、この監督は。
「光」のようなシンプルな1カットの作品は面白いが、二度は使えない手法。
マイケルジャクソンの初期のビデオみたいな衝撃を放つ人は居ないのかなぁ。
- 「真夜中の雨」第4回
[鑑賞記]
病院に乱入した、逃亡犯の口から織田君の生い立ちが語られる。
2002.11.2
- 妻がハロのぬいぐるみを買ってくる。黄色。
高校時代には自作してコミケで売っていたそうだ。
説明を見るとこいつは直径10cmで実物(?)の1/4スケールだとか。って
アニメの中のハロは40cmも有ったのだろうか。でかっ
Z以降の作品には「市販のハロ」が存在するが、考えてみると、
サイド7を出てからアムロはず〜っと軍に在席しており、本人が量産に
関われるはずは無いのだから、いったいどういう経路でハロの存在が
流出したのだろう。
フラウが玩具メーカー/バンダイに持ち込んだのかな?
技術的にはaiboと大差無いと思うのだが。
- HV版『リトル・ヴォイス』鑑賞 ★
父が亡くなってから遺品のレコードばかり聴いて、誰とも口を利かない娘、
ローラ(リトル・ヴォイス=LV)。同じレコードを何度となく聴く彼女は、
ジュディ・ガーランド、ビリー・ホリデー、
マリリン・モンローの歌声をそっくり真似することが出来た。
中年の母は毎晩男あさりを続けていたが、ある日タレント・エージェントのレイを
連れ込む。
LVの歌声に目を付けたレイは、これこそ大スターの
タネだと盛り上がり、ただ一度だけという条件でLVをステージで歌わせる約束を取
り付ける。
全財産をはたいてステージを盛り上げるレイ。亡き父の面影に歌いかけるLVの
ステージは大成功するが、約束に反して大人たちは二回目を歌わせようとする。
◆リトル・ヴォイス=エルヴィLV(ローラ)/ジェイン・ホロックス
本作の原戯曲となる舞台“The Rise and Fall of Little Voice”は、
ジム・カートライトがホロックスの物真似の才能にほれ込んで書き下ろした。
見事に映画化された本作でイギリス・アカデミー賞、
ゴールデン・グローブ賞、シカゴ映画批評家協会賞、SAG賞、ゴールデン・
サテライト賞の主演女優賞候補となった。
◆ビリー/ユアン・マクレガー(伝書鳩まにあの青年)
ブラスのスタッフによるイギリス映画。
イギリス映画の描くイギリスは、どれもこれも泣きたくなるほど貧乏で救いが無いのだが、
実際のところどうなんだろう。
原作となった舞台作品は、本作でも主演したジェイン・ホロックスの
物まねの特技を生かして、往年のスターの歌声をそっくり真似ることの出来る
少女を主人公とした物語を書いたのだそうだ。始めに物まねありき。
背景には、閉じこもりの主人公と伝書鳩だけが友達の青年のささやかな交流とか、
彼女の閉じこもりの理由…遊び好きで家庭を顧みない母が父の寿命まで縮めたと
うらんでいること…、彼女をネタに一儲けしようというショービジネス界の大人たち、
などなどの要素があるけれど、結局最大の見せ場は「物真似ショー」とそのステージで
本物が乗り移ったように人格が変化して見える彼女の芸そのものだろう。
最近DVDで昔のマリリン・モンローやシャーリー・マクレーンの映画を見る事が
できるようになったばかりで、彼女らの声も記憶に新しい。その時代の古いポピュラーが
好きであればあるほど、この映画も楽しめる。
反対にそれを知らなければ、物語は陳腐な添え物なので、面白くは無いだろう。
脇の「ユアン・マクレガー」は結構可愛い好青年になっているので、ファンには
捨てがたいかもしれないけれど。
公式(アスミック・エース)
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