映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2002年10月
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2002.10.31
  • 正月に『親指ゴッドファーザー』というのが出るらしい。 親指××シリーズは健在なんだ。
     となれば、やはり期待するのは『親指輪物語』
     親指シリーズ初の三部作でも良いし、無理やり30分一本勝負にしても良い。3時間*3本 の作品を30分に凝縮したら、結構凄いと思う。
     旅の仲間は、「魔法使い、エルフ、人間、ドワーフ、ホビット」の5種族で指を 使い分けるだろう。きっと。親指はホビットに割り当てたいところだが、体格からすれば ドワーフかな。
  • ドラマ『天才柳沢教授の生活』第3話
     普通の家族の休日の研究。
     教授は若い頃は研究に没頭して家族を蔑ろにしてきたために、今頃 普通の家族の休日などを研究して実践してみるという話。
     三人娘を引き連れて日曜日のデパートで一日を過ごしてみるのだが、 屋上遊園地でアイスクリームを食べてみるとか、一つ一つの行動が ドラマで描くには、あんまりバカにしていると思う。
     「天才とバカは紙一重」ともいうが、あまりにも常識が欠落していると 踏み越えてしまっているような…。
     内容もトロトロしているのだけれど、今回もまた一段と演出がとろくさく、 真っ白なマが何度もある。2話で向上したと思ったテンポは幻か。
     今回で脱落かなあ

  • ドラマ『サイコドクター』第4話
    ゲスト:工藤夕貴
     病名は「恋愛依存症」なんだと。社会的な地位のある女性が極度のプレッシャーに さらされると、夜の街で男を拾ってしまうのだが、催眠で過去に遡ってみると、 義父から受けた性的虐待が原因だったという…。
     今回のような例が、「催眠治療でもっとも胡散臭いケース」と言えるだろう。
     米国では、催眠治療中に思い出したとされる偽の記憶によって父親が告発されて 裁判で実刑判決が出たものの後日、全くの虚構だったことが判明したという騒動も あったそうだ。
     これ、先日読了したカール・セーガンの本で、「催眠カウンセリングで 思い出された記憶の不確かさ」に関する告発の部分で紹介されていた話なのだけれど。
     「精神病の原因は、ことごとく幼児期の性的な体験から」という思い込みは、 フロイトの呪いだなぁ。
     …それにしても、このドクターは薬を使わないな。
     先週の過食症だって、精神的な不安だって、今は相当広範囲の精神的な症状が 薬で制御できるというのに、これを書いている人はカウンセリング一本やり。 なんか嘘臭い。
     こちらも今回で脱落かなあ

  • ドラマ「トリック2」絶対当る占い師編、完
     超常現象の裏にはトリックがあるというのがこのドラマのキーワードなので、 謎解き合戦の楽しみがあるのだが、結構幾つも正解が出て面白かった。
     謎がマトモならば、当っても嬉しいし、ハズレて驚くような正解でも楽しい。
     奈緒子(仲間)の「極貧の天才マジシャン」という設定も、あちこちで生かされて 笑える。事件に巻き込まれるのも「イヤイヤながらも金に釣られて関わって…」 というのが多い。美女が極貧で意地汚い…というのはギャグになるもんだなぁ。

  • 『BSマンガ夜話・第24弾』放送終了
    アシスタントは、声優の豊口めぐみ
    • 10月28日(月) 「最終兵器彼女」 作: 高橋しん (小学館) ゲスト:(敬称略)よゐこ
       スピリッツは唯一の定期購読誌なのでリアルタイムで読んだ作品だが、 若者からのFAXでは「世界が描かれていないのが不満だ」という意見が幾つもあった ようだな。
       しかし、主人公の視点で描くと、戦争で情報網が断たれ、自分の目と耳の及ぶ 範囲のことしか分からないという状況下でのラブストーリーが「最終兵器彼女」 なのだから、あれは凄い設定に対してリアルなのだと思う。
       FAXの主は「戦争漫画」の中の「ちせ」の活躍が見たいのかもしれない。
       しかしこの作品は戦争と言う状況下で彼女が最終兵器な「ラブストーリー」 という不条理な作品だから、これで良いわけよ。愛はしばしば極限状態で 強められるから。

    • 10月29日(火) 「燃えよペン」 作: 島本和彦 (メディアファクトリー) ゲスト:山田五郎
       「漫画化を描いた漫画=メタ漫画」
       「編集王」は虚構だけれど「燃えよペン」はまんま事実。とスタジオは 盛り上がる。
       島本和彦はアスキー関係でいくつか作品を見た事があるが、熱くて面白い。 島本和彦を読むと「行き場の無いやる気がかきたてられる」とか 言ってたな(笑) 今回のシリーズで一番盛り上がっていた。

    • 10月30日(水) 「百鬼夜行抄」 作: 今 市子 (朝日ソノラマ) ゲスト:石堂夏央 夢枕獏
       全然知らない作品だったが、二匹のミニミニ烏天狗みたいなキャラが 可愛いらしい。

    • 10月31日(木) 「子連れ狼」 作: 小池一夫 画: 小島剛夕 (小池書院) ゲスト:林家木久蔵 美保純
       今『ロード・トゥ・パーディション』というハリウッド映画が 公開中だが、米国では「子連れ狼が」人気漫画で、映画はこれにヒントを 得て作られたと公式に言われているそうだ。やっぱりなぁ…。
       子連れの殺し屋という飛んだ発想はインパクト凄いから。
2002.10.30
  • ミュージカル『モーツァルト』鑑賞(日生劇場)
     神童時代から死まで、モーツァルトの人生を描く。
    出演: モーツァルト/井上芳雄, コンスタンツェ/松たか子, レオポルド/市村正親, 司教/山口祐一郎, ナンネール(姉)/高橋由美子,他

     私が見に行ったのは「松たかが出るから。」
     昨年『エリザベート』でヒットを飛ばしたコンビの作品だが、もう一つ 盛り上がらなかった。
     イマイチだった理由は、歌詞、台詞が聞き取りにくい。PAの技術と歌手の 力量、オケの音が大きすぎるなど色々考えられるが、ソロでも聞きにくいし、 アンサンブルなんかぐしゃぐしゃ。
     「松の活躍が少ない」もちろん、モーツァルトが主役なんだけれど、 松、市村、山口という客を呼べる三人組はモーツァルト視点からは、全員 ソフトな悪役である。そして、それなりの登場機会はあるが、見せ場が無い。
     従ってまったく松、市村、山口である必然性が無い。
     いくらモーツァルトの生涯が短いといっても、三時間未満の舞台で、 幼年期からの一生をやるのは中途半端。
     前半がウイーンに腰を落ち着けるまでの話だが、単発エピソードの 羅列で、ただ、父の無理解と司教の意地悪が繰り返されるだけで、 極めて退屈。後半はコンスタンツェとの生活だが、それも内容が薄い。 「天才音楽家であること」を描いて無さ過ぎる気がする。
     音楽が単調。作曲家が同じだとしても、前作『エリザベート』との 違いが無さ過ぎる。それに、モーツァルトの生涯なのに、ほとんど モーツァルトの音楽が生かされておらず、わずかに「コンサートが成功した」 というシーンでそのものがチロっと流れるだけ。
     夜の女王のアリアなんか、テープのくせに下手糞(^^;;;
     コンスタンツェの家族が「うざい」
     極彩色のインコみたいな衣装を着てモーツァルト宅に現れてかき回して は立ち去る繰り返しが何度もあって、それは別に本筋に深くかかわるわけ でもなく、ただ邪魔くさい。
     …そういうわけで、初日完売なのはひたすら「松、市村、山口」が出演する というキャストに拠るものだろうし、その三人がこれといって活躍しないの だから、リピートする人は少ないだろう。ネット上で大量に余りチケットが 出回ってるのだろうな。
     もちろん、私たちのチケットも、妻がネットで手に入れたのだが。

     何れにしても、ただ伝記を引き写したような脚本ではたとえモーツァルトでも ワクワクが生まれないのは良くわかった。
     今回見ていて、人物的に面白そうだなと思ったのは、ほんの少しだけ出てきた 「シカネーダ」。興行の世界に生きる彼を狂言回しにモーツァルトの物語を 作ったら結構面白いものが出来るのではないかな。
2002.10.29
  • 『十二夜(96/英)』DVD購入
  • 『美女と野獣』DVD購入
  • ドラマ「ホーム&アウェイ」第4話 [鑑賞記]
     視聴率は強烈な裏番組に押されて、どっと下がったようだが、今回もかなり ややこしく、うまく出来た展開だった。

  • ドラマ「トリック2」第3話
     仲間の独特の節回しを持った喋り方が、聞けば聞くほどなんとも良い。
     掛け合い漫才みたいだし。

  • 中古DVD店探検
     秋葉原の中古DVDを久しぶりに訪れる。安くない。
     普通のDVD売り場が 10%off+ポイント10%=-19%なのに対して、中古なのに安くても25%行くか どうか、ものによっては新品より30%以上高いものもある。 (例:未来少年コナン初代box,エヴァンゲリオンBOX,etc.など)
     人気のあった限定BOXものの多くが、定価もしくは定価以上で 売られている現状を、メーカーはどう見ているのだろうか。追加 販売すれば確実にお互いの利益になるのに…。
    (わずかの追加販売より、次の作品を優先したほうが儲かる?)
2002.10.28
  • 『七年目の浮気』DVD鑑賞 ★☆
    1955年/米
     原題はThe seven year's itch(="かゆみ、むずむず")
     つまり「七年目のむずむず」
     邦題はメロドラマ風だが、原題のほうが「コメディー」っぽく感じる。
     ストーリーはさえない中年編集者の主人公が、女房子供を夏のバカンスに送り出した 隙に、アパートの二階にやってきた美人(モンロー)と知り合い、メロメロになって、 あれこれ妄想を膨らましてしまというお話。
     特典映像によると、原作舞台はもっとキワドイ不倫物語で、セクシーなジョークも 満載だったのが、自主検閲機関のおかげでボロボロにカットされて、当時の 限界がこの映画なんだということ。
     確かに、おとなしく物足りない話だと思うが、そういう当時の苦労と、それでも 当時のモンロー映画の反響の凄さを偲ぶとか、そんな記念碑的な作品なのだな。
     有名なモンローのスカートひらひらも、ポスターでは全身が写っているが、 映画では「ひざ下」と「腰の上」の2カットに分割されて情けない状態。トホホ〜。

     そういうトホホはともかく、彼のアパートはたぶん当時の最先端に溢れている。
     エアコン完備だし、ピアノはあるし、インテリアのセンスも良い。
     レコードで流れるのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲。当時はこれがインテリ だったのかな〜。妄想シーンには必ず、物凄くしつこく演奏されるんだけど(^^;

  • ドラマ「リモート」第3話
     まだ見てる(笑)
     ある高校の女生徒の自殺にかかわる復讐劇。で、前回までの「ピエロ殺人事件」 に比べるとシリアスなネタに見えるが、全体がギャグなのはしょうがないな。
     深キョンのヘタレも、可愛いけどワンパターンなので見飽きた。 これはそろそろ脱落しても良いかも(^^;

  • 再放送ドラマ「トリック2」第2話
     実はこの数年のホラーブームには辟易していて、この作品も本放送の時には 見てなかったのだけれど、映画版の予告を見たら「ホラーの皮をかぶったギャグ作品」 だと見えたので、ちょっと見てみる気になった。
     マジシャンの仲間由紀恵と、超常現象研究家の阿部ちゃんがコンビで活躍する 配役も楽しそう。
     実際は、「超常現象の裏を暴く」という話で、さらに私好みなのであった(^^)
  • 今度のカラリオPM-970C
     もう950Cで完璧だと思って買ったのに、今度はノズル倍増で印刷速度2倍(当社比)。 しかも、CD-R印字位置自動合せ(光学読み取り)だそうだ。
     CD-R印刷は、微妙に1mmくらいずれて悔しい事が多いんだ。これは進化だ。う〜む。
  • 奇妙な夢
     二人で会話しているんだけれど、全ての文末に「カッコ当社比」と言う会話…。
2002.10.27
  • ドラマ不況?
     秋の1クールドラマ(約11回もの)の視聴率を観察していると、視聴率ベスト3が 平均15%前後でダンゴ状態。過去の視聴率と比較して特に若者向けで「不況」と 言われているが、実態はどうなのだろう。
     先日深夜のランキング番組を見ていたら、渋谷の女の子にアンケートした インターネット利用時間は1日平均30分。それほど多いとも思えない。
     また、最新の「文庫販売ベスト10」で、ドラマの原作本「アルジャーノンに花束を」 が一位になったそうだ。
     ドラマのアルジャーノンの視聴率は10%程だが、文庫売り上げのベスト1になる ということはそれなりの話題にはなっているのだろう。
     確かに若者がTVを見る時間は減っているのかもしれないが、TV番組雑誌は相変わらず 山のように売られているし、結局若者向け番組の視聴率が上がらないのは、録画されて いるからではないかと思える。
     HDDレコーダーが普及していくとこの傾向は加速的になるだろう。
     調査方法の変更が迫られるのではないだろうか。
  • 参議院千葉県選出議員補欠選挙
     千葉は最低の投票率(24%だっけ?)
     衆議院議長の秘書の疑惑による退任の後釜だけに、自民党に投票する人が 多いとは思わなかったが、議長になるような票の多い人の後釜だけ有ってか 結局自民党の推す議員が当選。
     う〜ん。政策はともかく、「金権腐敗政治にNO」の意思表示として、 自民党以外に投票するということは必要だと思うけど。
     国際政治的にも、このまま小泉氏の気分を良くして、 「アメリカの先制攻撃に賛成」なんて言われても困るし。
  • モスクワの劇場占拠事件終結。117人の人質死亡
     しかも、突撃部隊のガス攻撃の副作用で人質死亡ってんだから、国家の 威信の犠牲になったようなもの。手術の麻酔だって専門医の厳密な 管理が必要で、それでも事故死があるくらいなのだから、一瞬に犯人が昏倒するほど のガスをぶち込んだら、何割かの人間が死ぬのは当たり前だと思う。
     一つには、二度と同じ手は使えない、作戦としても、人道的にも、という 事がある。
     もう一つには、「テロは力では解決不能」ということだ。
     武力で解決を図るのは「政治家の無能の証明」ってことだ。

  • 『くまのプーさん』DVD鑑賞 ★★
     本当は「ハニーハント」に乗る前に見るのが当然なんだけれど、逆順。
     「このシーンがあれか〜」と後悔しきり(笑) 予習してまた乗らなきゃ(^^;;
     登場人物が全員ぬいぐるみで脳みそが無いので、会話のあたまの悪さと いったら底なしだし、プーのハチミツ・フェチぶりも相当痛い。しかし、この頭の 悪さは本編ではまだマシで、特典の短編作品のほうは、さらに頭の悪さ全開で、 見ていて気絶しそうだった(^^;;;
     キャラクター的には、プーが可愛いのは当たり前で、これは作品を離れて 一つのぬいぐるみとしても可愛さは完結している。
     サブキャラで一番味があるのは、「陰気なロバ」のイーヨーかな。
     子供向けのアニメでここまで陰気で虚無的で投げ遣りな性格のキャラって 他に無いと思う。
2002.10.26
  • 妻とTDLに行く
     朝から大雨で泣きそう(^^;;
     いつも100分待ち以上で見送っていた、『ハニーハント』のファストパスを 取ろうというのが今回の目玉だったが、そのファストパスに1時間以上並んだのは 異常だと思った(^^;;
     その「ハニーハント」だが、丸いカートに乗って絵本を再現した世界に入ると、 それにはレールが無く、自動制御で走っているようだ。レールが無いので広い空間を 縦横無尽に走り回り、しかも同時に走行する4台ほどが協調して互いに回りあったり、 ランダムに選択されたシーンを再現する。
     とにかく、レールの無いフロアを踊るように動き回るカートを制御する技術には びっくりだ。マンネリを感じてきたTDLで唯一びっくり出来る乗り物で、動き回る パターンは恐らく乗るたびに違うのでリピートしたくなる。
     ここ何年も、ハニーハントだけがスタンバイ180分なんてべらぼうな人気を 誇っているのも納得だった。
     ビッグサンダーマウンテン、スプラッシュマウンテン、他コースター系3本を乗るうち、 一日中降ると思われた雨が思いがけず止んでくれて、パレードを2本見る。
     特に「ハロウィン」のパレードはお客さんが一緒に振り付けに合せて踊りまくって 私なんか引きつるほどの熱狂であった(^^; まあ、周りが盛り上がっているとなんだか 楽しい。
     あまりにも寒いので、閉園までいるのは止して帰宅したが、楽しい一日であった。

  • ドラマ「真夜中の雨」第3話 [鑑賞記]
     疑惑百出。凄いことになってきた。

  • ドラマ「HR」第3話『鷲尾くん、ピザを頼む』 [ドラマ鑑賞記]
2002.10.25
  • 妻が開いた掲示板に、リビングシアターのネタを間借りさせてもらうことになった。 リンクはこのページのタイトルバーの中↑
  • ついにフルHDな液晶パネル発表(エプソン) - 1.6インチ商品化は2003年だそうだ。ソニーの出方が気になるよな。たぶんソニーは1.3インチで 出してくると思うのだが。
  • ドラマ「サイコドクター」第3回
     わ〜いきなり患者が殺されちゃったよ(^^;
     今回は過食症の話し。ゲストは鈴木杏。あいかわらず言葉による説明が多いけれど、 今回はミステリータッチではなく、催眠術も出てこないので真っ当に医療ドラマ 路線だった。この方が、1,2回よりずっと面白いなぁ。
     西村雅彦が真っ当な刑事として活躍していたのも、話がきりっとした大きな 要因だと思う。
     今回くらいのシリアスタッチが継続するなら続けて見ても良いかも。
2002.10.24
  • 『スパイダーマン』DVD鑑賞 ★★☆
     待望のDVD発売。
     ぱっと見た感じ、物凄く明快なコントラストで、色ノリもよく、いかにもアメコミ 生まれの映画って感じの綺麗な画質。好感。
     通常版を買ったけれど、パッケージも「立体感」のある印刷でこだわりが良い。
     まず、「吹き替え版」で一度見たが、吹き替え臭さもなく良い感じ。
  • プロジェクターのランプが暗い… のこり150時間。でも、交換ランプは買って しまったので、これを機に機種を乗り換えようという話でもない。次の買い替えには最低、 今後2000時間は使わないと。乗り換えたいのは山々であるが(笑)
     思えば、CPJ-200,CPJ-A300,VPL-VW10HTと買い換えてきて、もっとも交換ペースの 速かったのがプロジェクターかもしれない。(DATは5台買ったけれど…)
     今一番の実力派は12HTだと思うが、あと2000時間経過したら、また別の機種に 変わっていて、DLPになるのか液晶の1080iフル表示になっているのか…。
     コントラスト比は、フィルムが1000:1なので、これ以上はどうでも良いような 気がするが、解像度とか、色再現性はまだまだ上を望みたい。
  • i-LINK機器の相性 - 手持ちのi-LINK機器の相性問題 をまとめてみた。なんとなくパナソニックのチューナーに操作系を依存しているREC-POTの 不自由が目に付く。
2002.10.23
  • ドラマ「天才柳沢教授の生活」第2回鑑賞
     今回は教授が「七つの子」にこだわるのと、長女の婿(小日向)の浮気の話。
     原作に比較して、教授のこだわりレベルが低いのが難点だと、妻も言っておるぞ。
     「人は離れて暮らすと心も離れる」なんてことを教授が言ったおかげで、 ちょっと冷たかった兄弟たちの人間関係が近寄るというのが今回のテーマだった のかな。人情ドラマにするつもりならそれもアリかも知れないが、ちょっと 期待されたものとは違うような気がする。
     「七つの子」「一週間」などにこだわるのも、漫画だと面白くても、ドラマだと 面白くないってことかな。ま、第一話より格段にテンポの悪さ、無駄な間など解消 されていると思うので、見ることの苦痛は軽減されたが…。
     第一話が悲惨な出来だったせいか、視聴率は案の定、12.6%->9.0% と落ちたようだが、正直言って2回目のほうがまとまりはあった。(ネタは面白くなかったが。)
     教授ひとりが素っ頓狂なのではなく、次女の夫、三女の彼氏もかなり痛く、 彼らを中心とした回があるならそれも良いが、一つの話に何人もイタイ奴が 登場するのは見ていて疲れる。バランスを考えて欲しいな。

  • ドラマ「HR」鷲尾くんピザを頼む第3回鑑賞
     学園ドラマ(?)なのに授業中は三回目にして始めてかな。
     小ネタの笑いも面白いが、毎回人間関係が微妙に変わっていくのが面白い。
     来週も楽しみ。
2002.10.22
  • RD-XS40発売  HDDは120Gで、イーサネット端子付き。パソコンでコントロールできる。 これが、隣室にビデオデータを転送できるなら、もっと良いのに。
     こんどのXSシリーズは、パソコン経由でiEPG対応、予約段階でタイトルをつけておくこと、 予約を実行させない機能(毎週予約で、番組改変期だけoffにしておくとか)など、 ソフトの強化がたくさんあってかなり理想のレコーダーに近づいた感じ。
  • ドラマ「ホーム&アウェイ」第3回 [鑑賞記]
     大阪で降りて新幹線のチケットを買ってちょっとラーメンを食べていたら、トランクを 取り違えて帰れなくなった。(チケットをトランクの中に仕舞い込んでいたので)
2002.10.21
  • RD-XS30発売
     HDDは60GでX2より小さいが、薄くコンパクトになって、10万円を切るのが狙い。 機能的にもDVD-Rに「チャプターメニューが」作れるなど、いくつか進化が 見られる。
     10万円を切ると、また普及に弾みがつくのだろうなぁ。

  • 『奇人たちの晩餐会』鑑賞 ☆
     馬鹿を肴にパーティーを開き、誰が今年一番の馬鹿を連れてきたかを競うという 悪趣味な集まり。そこにマッチ棒模型が趣味の男が招待されるが、招待した側の男に さまざまなトラブルが訪れ、それをバカ男が癒してくれるという、フランス産コメディー。
     相変わらず、フランスコメディーは趣味が悪い(^^;

  • 「人はなぜエセ科学にダマされるのか」カール・セーガン著
     基本的には「科学者とオカルトとの戦い」という内容だが、 「科学者のトンデモ話検出キット」の話が面白い。つまり、論理的思考の道具。 オーディオの世界に多いオカルトアクセサリーの広告を検討するときにも役立つね(笑)
     セラピーと、催眠によって引き出された記憶の証拠能力についても詳しい。
     ドラマ『サイコドクター』は、犯罪捜査にセラピーが絡む話だけれど、米国では 催眠状態で引き出された記憶には一切の証拠能力を認めない、という法律になって いるそうだ。(日本ではどうなのだろう?)
     何故なら、催眠状態では他人からの暗示を受けやすく、施術者の言葉に反応して 施術者が好みそうな話を創作してしまう事が多く、催眠から覚めた時にそれが、 実際の記憶か作り物の記憶か本人にも分からなくなってしまう事が多いからなの だそうだ。
     こういう催眠とか暗示のテクニックって、年寄りが布団を買わされてしまうのにも 似ているな。大音量の視聴イベントなんかも似たようなものだろう。視聴を繰り返し ながら大勢で意見交換するのって、セラピーに似ているもんな。自分の意思が集団の 意思に吸収同化してしまうんだ。しかも本人は自分の意思としか思えない。
2002.10.20
  • ドラマ『リモート』第2話鑑賞
     『ボーン・コレクター』は、探偵が主人公だったが、『リモート』は へたれ婦人警官の深キョンが完全に主役のコメディーなんだな。
     第二話は、前回よりテンポアップして面白かったが、推理の部分は 単なる「パズル」であって犯人の意図も全然見えてこないので、「もぅ、いや!」 と叫びながらも、指示通り捜査してしまう深キョンを見て笑うのが吉である。
     コメディーとしては結構爆笑の連続で面白い。
     事件がちゃんと解決するのかは、イマイチ心配だが(^^;;

  • ドラマ『サイコドクター』第2話鑑賞
    ゲスト:井川遥
     今回も過去を捜す話し。殺人事件あり。  病名は「解離性遁走」。自分を苦しめる心理的ストレスから逃れるために、 自ら記憶を失い別人格になってしまうというもの。
     主人公が事件の鍵を握るのは良いとして、八尾警部補(西村雅彦)のキャラクター 設定がもっと「できる刑事」の方が緊迫感が増すのではないかなぁ。しかも、今回の 事件は誰が犯人か?と盛り上がっている最中に「真犯人が自首した」 (しかも理由が「やくざと金銭トラブル」)という展開じゃ、反則だろう。 そこに至るまでの流れと関係ないじゃん。
     どうも、今回も「言葉による説明」が多すぎて「教養番組」の香りが する。主人公が延々と喋って説明するのは、ドラマじゃないだろう。物語に 織り込んで見せなきゃだわ。
     脚本家は、不合格だな。
     井川遥は、記憶を失ってロクに喋らない役。空星でもそうだったが、 無理にドラマに出る必要ないのに…

  • ドラマ「真夜中の雨」第2話 [鑑賞記]
2002.10.19
  • ドラマ『天才柳沢教授の生活』第1話鑑賞 (フジテレビ水9...全10回)
     原作はモーニング連載中の同名マンガ。もう12年も連載が続いているらしい。
    ・脚本、土田英生(劇団MONO主催)/藤本有紀
    ・監督、鈴木雅之(王様のレストラン)/西浦正紀
    ・音楽、服部隆之
    ・出演、松本幸四郎、国仲涼子、川原亜矢子、山口智充(Don Doko Don)、 佐藤隆太、三浦透子、小日向文世、戸田恵子、松原智恵子

     名作、「王様のレストラン」のスタッフによる…、という感じだけれど、 全然ダメだ。(相違点は脚本家)
     原作の主人公「柳沢教授」は、どこか浮世離れした「思考オタク」という感じである。
     漫画の表現においてコマがしろ〜くなってしまうような、妙な間の感覚をドラマで表現しよう としているのかもしれないが、漫画の「記号的表現」は読み手の自由なテンポ感で 解釈されるのに対して、ドラマで直接的に浮世離れした間延び感をやってしまったらもう、 イライラばかりがつのるということを「やっちゃった」演出。あるいは脚本。
     「柳沢教授の生活は規則正しい」ということを表現するために、朝起きてから 出勤するまでの数時間を時計の絵と交互に延々と見せるのは、手法としては有りだが、 程度を考えて欲しい。
     個々のエピソードが「天才」ではなく「変人にしか見えない」というのも痛い。
     延々と歩行を見せたり、住民の議論シーンを音無のスローモーションで見せたり、 去っていく女子高生の後姿を無意味に長々と写し続けたりと、無駄だらけの編集も痛く、 正直言って「初回15分延長」なのを脚本家が失念しており、素材が足りないのを 無理やり引き伸ばして辻褄を合わせたようにしか見えないのだ。
     コメディーとしては「小ネタ」は幾つもあるのだが、密度が薄すぎて冷めてしまう という感じ。

     脚本を劇団の作家に書かせているところからも、第二の「三谷〜幸四郎ドラマ」 の線を狙っているのかと思わせるが、原作も、幸四郎も生かされていない。
     脇のキャラクターたちも、輝きが弱い。
     原作の教授が「枯れた爺さん」であるのを幸四郎が演ずる時点で相当別物になる ことは仕方ないにしても、純粋に作品として見て、スカスカで面白くないんだ。
     次回通常枠でもこのテンポだったら相当ヤバイ。終わるよ。

  • 2002秋ドラマ開幕・まとめ&ランキング
    ○…見る、△…一応録画、×…見ない
    1. 「真夜中の雨」...TBS木10...久しぶりに熱さのみなぎるドラマだ
    2. 「HR」...フジテレビ水11:15...それぞれのキャラがそこはかとなく面白い。
    3. 「アルジャーノンに花束を」...フジテレビ火10...原作の改変部分が成功しそうな予感
    4. 「ホーム&アウェイ」...フジテレビ月9...テンポと人情が絶妙MIX
    5. 「ダークエンジェル」... ...ストーリーはともかく、不自然に展開が遅い
    6. 「リモート」...日本テレビ土9...推理ではなくドタバタコメディーとして楽しむ
    7. 「サイコドクター」...日本テレビ水10...ゲスト次第
    8. 「天才柳沢教授の生活」...フジテレビ水9...普通につまらない。原作台無し
    9. ×「おとうさん」...TBS日9...ホームドラマは満腹です
2002.10.18
  • ベルギー料理店、シャン・ド・ソレイユ(神田)
     ベルギーの映画を紹介した番組中に「映画に出てくる料理を作る」…というコーナーがあり、 そこで料理を担当したシェフがこの「シャン・ド・ソレイユ」の人。ベルギーの三ツ星レストラン で修行したとか。
     去年ベルギーに行ったけれど、合唱団の遠征に同行したというスケジュールの都合上、 心行くまで食を楽しんできたとは言いがたいところもあるので、日本でカタキをとって やろうかなと訪ねてみる。
     料理はまずムール貝でしょう。そろそろ季節的にも良いところ。他に ビーナスフォートのレストランで食べた事があるが、本国で食べたものと比較しても もっとも辛口のスープ。びっくりした。
     他に食べた事があるのはもっと甘口でバターを効かせたこってりスープだったが、 柑橘系の酸味だろうか、これは。アッサリしているが、続く料理の食欲をそそるという 感じもある。
     ぐるなびクーポンで「生ハム」がサービスされたが、これはしっとり柔らかな食感で イタリアやスペインのそれとは全然違う。甲乙付けがたい味で、ワインに赤白両方とも 合うような味。これはgood.
     ソフトシェルクラブとか、鴨肉のコンフィのサラダ仕立て とかも美味しかったが、「シェフの得意料理」 と書かれた「牛のハチノスのトマト煮」が絶品。フレッシュ感の残るトマトの酸味、 ふわ、とろっなハチノスの食感。そしてチーズをかけてグラタンに仕上げた香ばしい かおりが極上のハーモニーで至福の一品である。
     これを頼まなければ普通に良い感じのレストランだと思うところだが、おかげで 記憶に残る店になった。
     いつか腰をすえて再訪したいものだ。
  • …というのは、この後に予定が入ったため。
     仕事で東京に出てきていた父が「膝が痛いので面倒見てくれ」と電話を入れてきた。 モノレールに乗って平和島まで会いに行くと、医者にもらった痛み止めで何とかなった ようなので、同僚の車に乗せてもらった帰宅し、医者に見てもらうように勧める。
     まあ、こういうのは顔を見に行くのがクスリみたいなものだ(^^;
2002.10.17
  • ドラマ「おとうさん」(TBS日9)第1話鑑賞
    出演・田村正和/飯島直子・中谷美紀・広末涼子・深田恭子/谷原章介・塚本高史・国分太一/森山良子他
     何年も前に妻をなくし、四人の良い年の娘(飯島直子・中谷美紀・広末涼子・深田恭子) を持つ父(田村正和)が、突然再婚宣言する。(当然反対される)
     娘もそれぞれに問題を抱えている。
    ・飯島直子...姑と対立して離婚の危機
    ・中谷美紀...蕎麦屋の手伝いをしながら劇団の演出補をしているが、演出家と暮らしたい
    ・広末涼子...ロクでもない男にみつがされているが、一人暮らしがしたい
    ・深田恭子...ピアニストの道に挫折を感じている
     『おとうさん』というタイトルであるからには、主人公は「おとうさん」なのだ ろうけれど、イマイチ散漫で物語のフォーカス感が無かった。
     やっぱり田村正和を「蕎麦屋の店主(しかも養子)」なんて、庶民の設定で使うのは 空振りではないか? だって「再婚して普通の幸せが欲しい」って役が似合わないだろ。
     再婚したいおとうさんと4人の娘の事情を追うだけでは、平日の昼間やっている、 平凡なホームドラマのキャストを豪華にしただけだ。
     何か、非凡なものがないと時間を作ってまで見る意味が無い。

    ・総合評価...イマイチ。第二話を見て、続きを見るか止めるか考える。

  • ドラマ「真夜中の雨」(TBS木10)第1話鑑賞 [鑑賞] (一週遅れで鑑賞(^^;;)
     主人公が織田裕二、それから松雪泰子、阿部寛、石黒賢と、結構な顔合わせ。
  • ドラマ「アルジャーノンに花束を」第2話鑑賞 [ドラマ鑑賞記]
2002.10.16
  • 「ダークエンジェル」第10話
     番組改変期にまたがって長く中座していたので忘れかけてた。っていうか、 忘れてる。これまでの話を。
     それなりに面白いのだが、10話目ともなると主人公がず〜っと同じ街にいて、 何度も敵と直接遭遇して、逃走用車両もいつも同じで、それで捕まらないのは 展開が遅すぎるような気もしてくるがどうか?
  • HR(2.雨の日の宇部さん)鑑賞 [ドラマ鑑賞記]

  • 『ビリー・ワイルダーDVDコレクションBOX』購入
    • アパートの鍵貸します
    • 七年目の浮気
    • お熱いのがお好き
    • あなただけ今晩は
    • 恋人よ帰れ!我が胸に
    • 情婦
     『アパートの鍵貸します』単品は購入済みだし、『お熱いのがお好き』は ハイビジョンの録画が有るけれど、6枚組みにしては意外に安いし、ボックス のデザインも綺麗なので購入。物としての存在感が良い。
     モンローBOXと中身のダブる企画だったので、こちらを優先させた。
     ワイルダーを見るきっかけになったのは「三谷幸喜」の影響だが、 こういう作品は年月を経ても古びないと、見るたび思う。

  • 「ノービットの冒険」(/ハヤカワ文庫)読了
     あのトールキンの「ホビットの冒険」をスペースオペラに翻案した小説。
     準光速航行とワームホールを使って銀河の中心まで旅をするが、双子のパラドックス も絡んで物語全体の時勢がリング・円環をなすのが指輪物語へのリスペクトかとも思ったり。
     ハードSFの用語が乱れ飛ぶので難しげな感じもあるが、「ホビットの冒険」 を読んだ事があれば、ストーリーの流れが分かっているので挫折せずに楽しめ るんじゃないかと思った。
  • 「グインサーガ外伝・宝島(上)」(栗本薫/ハヤカワ文庫)読了
     イシュトヴァーン20歳の冒険。まだそんなに悪いことをしていなかった頃の 話だが、良いところで下巻に続くだ…(^^; 物凄いピンチで上巻は終わっているが、 あまり悲惨な結末を迎えないラスト希望だなぁ。
2002.10.15
  • 「北野武と色彩の魔術師たち」(TV)
     ジブリの色彩設計のおばさん(保田通世)が取り上げられていた。
     ワンカットで何十色も使用されるその色指定をソラですらすら〜っと やってしまう能力にはびっくり。2000色くらいが頭の中に入っているとか。
     アニメは、同じ人物でも、周囲の明るさや光源の違いで複数の色セットを 使い分けるので、想像以上にたくさんの色を使っているし、『千と千尋』の 水の描写は、水底の素材による違いや、反射や、そういう要素で微妙に違う 色を物凄くたくさん使っている。
     『ホタルの墓』の1シーンでホタルの光でふわっと顔が照らされるカットが 紹介されたが、このふわっとした明かりの変化もアニメでは全て色の変化を 指定することで成り立っているのだから、考えると気の遠くなるような話。
     それがどんな仕事であるかも始めて詳しく知ったが、本当に職人技の極致だ。
  • 宝塚・花組公演「冬の嵐」鑑賞(BShi)
     1996年作品。原作は「スペードの女王」
     ナポレオンに憧れて大志を抱く青年が、落ちぶれて詩など売って糊塗しているが、 ある婦人がトランプの「絶対負けない三枚のカード」を悪魔に聞いて知っている… という話を聞いて、その孫娘に接近する。
     ついに屋敷に忍び込み、婦人を脅迫して聞きだそうとするが彼女は何も言わぬ ままショック死。落胆する彼の元に婦人の亡霊が現れ、カードの秘密を教える。
     喜んだ青年はカードで勝ちまくるが、孫娘の敵討ちに訪れたフィアンセの 青年との勝負で、大チョンボをかまして全財産を失う。

     …この物語は、オペラにもなっているけれど、「ナポレオン」に憧れて野心を 燃やしていたところから、「ギャンブル必勝法」に目的が摩り替わった時点で そうとう「如何なものか…」と思ったが如何なものか(^^;;
     もしかしたら、原作はもっと悪魔的な雰囲気を前面に出した伝奇物なのかも 知れない。『マリーアントワネットの首飾り』でも登場していた 「カリオストロ伯爵」がここでも怪しい悪役として登場してくるのが面白い。
     宝塚の舞台としては、スペードの女王婦人役の娘の「老婆演技」が、高校の 演劇部の芝居を髣髴とさせて懐かしかった。つまり不自然ってことだけど、 宝塚だとそれでも許せる(笑)
     後半のレビューは、通常より個人個人の踊りを見せる方向で演出した、 という作品で、結構面白かった。今回もハイビジョンらしさを 満喫できた。
  • カツ丼を作る
     昨日余分に揚げたカツで。先日見た『どっちの料理ショー』で、負けていた のがかわいそうだという話もあり(笑)
     どんぶり物は、市販のダシを使えば手抜きで確実料理だ。
     三日連続揚げ物だったので、しばらく休もう(笑)
2002.10.14(体育の日)
  • ドラマ「ホーム&アウェイ」第二話鑑賞 [鑑賞記]

  • 『ロード・オブ・ザ・リング』鑑賞
     終わった。結局三日がかりということになった。
     続く勢いで、12月の拡張版と、第二部の予告編も鑑賞。原作も再読しちゃうぞ(笑)

  • トンカツを作る。  昨日のメンチカツ用のひき肉を買ったときついでに買った肉でトンカツ
     物凄く久しぶりに作るので、イマイチ、イメージと違う出来になってしまった(^^;
2002.10.13
  • 「リモート」日本テレビ土9...(全11回)
     あ、深キョンが彼氏とお茶しているラストの建物は、友人が結婚式を挙げた 会場じゃないか…。暇そうだったもんなあの施設(^^;
     電話の指示で婦警が走り回るというのは『ボーン・コレクター』の設定いただき だが、まあ面白ければ良いのである。
     見たところ、コメディー半分、推理半分という感じ。推理の部分は第一回に関し てはこれといって面白くない。いっそコメディー重視で行く方が良いと思うのだが、 事件が深まるに従って笑えなくなるんだろうなぁ、殺人事件を扱っているのだし な。
     廃屋の中の捜査シーンは、全然ダメだった。
     マネキン置き場のお化け屋敷風の部屋が続くが、緊迫感よりもただ、間延びした だけだと思う。なんでだ?

    ・総合評価 … まあまあ。続き物なので来週も見ようかなと思ったけれど、 TVのサスペンス物ではここしばらく最終回の肩すかしが続いたので、警戒中。
     最終回でガッカリするような予感がしたら止めよう(^^;;;

  • 『禁断の惑星』鑑賞(TV) ★
     古いSF映画だが、有名なロボットの「ロビー」が登場する物語。
     地球によく似た遠い惑星で消息を絶った探検隊を救出するために 到達した主人公は、そこで生き残った博士とその娘に出会う。
     博士はその惑星の超古代文明を研究しているが、救助隊にはこのまま 帰るように言う。
     やがて第一の探検隊を襲ったのと同じ「見えない生命体」が救助隊を襲うが、 それは博士が研究する超古代文明の遺跡と深い関係を持っているらしい のだった。
     …というお話。
     何しろ古い作品なので、特撮なんかは極めて手作りだし、モロにスタジオ 撮影くさい。だが、古さを味わうように鑑賞すればこれは中々のものだ。
     宇宙船はモロに「空飛ぶ円盤」。いわゆるワープ航法に対応しているが、 ワープ中は人間は保護シールド装置のようなものに入る必要があって、これが そこはかとなく『スタートレック』の電送装置風。
     操縦システムはコンピュータシステムのディスプレイなんか無いので、 何となく潜水艦映画風の作りだ。もっとも一番気になったことは、乗組員の 居住スペースに疑問を持つほど小さいことだが。
     惑星に降り立てば、そこには「マッドサイエンティスト」異星の超古代文明の 装置で「脳が二倍」になっているというオマケ付き。
     博士には、この星で生まれ、他の人間を見た事が無い純真無垢な若い娘が おり、救助隊の若い者との奇妙なラブストーリーが展開。
     そして、古代文明を解読して作られた超ロボット「ロビー」
     何トンもの荷物を片手で持ち上げ、あらゆる物質を分析複製する機能を 内蔵して、それで食事の支度が出来る(笑)し、お嬢様の洋服も仕立てる 万能ぶり。光線銃くらいではびくともしない丈夫さもあり。
     そんなSFガジェット豊富な舞台で起きる、目に見えない怪物による殺人事件。 その正体と、消えた超古代文明の謎が一つになって明らかにされるのがこの 映画のテーマだが、そこに「暴走する科学文明に対する警鐘」が たっぷり盛り込まれているのがまた時代だ。

  • 「ガンダムSEED」第二話鑑賞
     1stで言うと、第一話の「ガンダム大地に立つ」を二話に分けて丹念に 描いたような展開である。
     SEEDでは第一話が敵の攻撃に巻き込まれてガンダムに乗り込むまで、 第二話は主人公「キラ・ヤマト」がこれを操縦して初めて敵を倒すところ。
     敵側は、これに対抗してシャア似が乗り出してくるところまで。
     港で沈みかけていた新造艦「アーク・エンジェル」つまりホワイトベース の発進シーケンスもあり。
     というわけだが、今度の艦長は女であるのが「時代かな」と思うが、 1stのブライトさんが士官学校出たての19歳だったのに対して、彼女は 元々軍人だし26歳ぐらいの設定らしい(アニメージュを立ち読みした(笑))。
     女であまりにも若いと押さえが効かないだろうというのもあるだろうし、 ブライトさんはあまりにも手探りだったので、このくらいのほうが ストーリーは作りやすいかもしれない。
     今回の目玉は「ガンダムの初活躍」
     実は工場で制御ソフトのインストール、調整中だったという設定で、始めて 立った瞬間はヘロヘロだが、大学の研究室でこういうのが専門だった主人公は、 格闘で敵のMSが倒れた隙に、追加モジュールをインストールしてOS再起動 している(^^;
     なんとなく、SafeModeでしか起動していなかったパソコンに、ネットワーク 機能やI.E.各種デバイスドライバを入れていくのに似ているが、それにしても、 戦闘中に再起動はまずいだろうと(笑) それに、コックピットにフルキーが ガションと出てくるし、でもGUIだけどマウスは無いし…。
     こんな風にパソコン・テイストが高いと、操縦中に 「不正な命令を実行しました」なんてメッセージと共に「ブルースクリーン」 が表示されたり、OSにウィルスが進入してフリーズしたりと、ろくでもない 展開ばかり思い浮かぶ。
     『パトレイバー』の世界では、もともとパソコン風でOSの誤動作をテーマに した映画があったりするけれど、さすがに戦闘中のインストールはやってない。
     ガンダムで、主人公が「モビルスーツの制御ソフトの専門家」という設定が 今後どう絡むのか、気になるところではある。
     その他の新機軸では、MSの通常カラーが灰色で、装甲強化のスイッチをon するとガンダム色に変化して、装甲の強度がべらぼうに上がること。(気分は ATフィールド(^^;)
     装甲の色がシュワっと変化していく絵はなかなか気分が盛り上がる。一種の 変身ヒーロー物効果。
     何はともあれ、今週も徹底的にメカメカしていて、男の子にはたまらない 話だった。
  • ところで今度のガンダム、登場人物の名前が長くないか?
     二回見てやっと主人公「キラ・ヤマト」と女の子「ミリアリア・ハウ」 の名前だけ覚えたが、当分はセイラ似、ブライト役、シャア似、などの 呼び名で行きそうだ(^^;;
     「アニメージュ」を立ち読みして分かった基本設定は、
    ・地球、コロニー、中立の三勢力がある
    ・コロニーの住人は、遺伝子操作された「コーディネイター」という種族
    ・遺伝子操作の結果、人間以上の知覚や反射神経を持ち、MS操縦に適している
    ・地球軍には階級があるが、コーディネイター軍には階級が無い。これは、 遺伝子操作の結果心が読めるので平等化が進み、何事も合議で運ぶため。
     つまり、この世界のニュータイプは「遺伝子操作」で生まれた新人類で、 彼らは希少な存在ではなく、コロニーの定住者全員がニュータイプってことだ。
     物量で圧倒的な地球が簡単に勝つことが出来ず膠着状態に陥ったのも、 彼らに物凄い戦闘能力があるのだろう。

  • キャベツいっぱいメンチカツを作る。
     NHK「男の食彩」で紹介されていた料理。全体のほぼ半分がキャベツの みじん切りで出来たメンチカツ。
     キャベツの外葉や芯の部分を部分を刻んで使うので、サックリとした 感じもするし、半分野菜なので、軽い食感で思った以上に美味しかった
     生地が物凄く柔らかいので、形をまとめるのが難しいが、客に出すわけでは ないので、爆発しなければOKだろう。簡単で美味しくて楽しいレシピだった(^^)
2002.10.12
  • 月着陸はやらせか
     やっと、ネタモトのテレビ朝日「これまじ?」を見た。
    1.違う写真なのに背景が同じ…山は15km先にあるから、少し横にずれても背景は変わらない
     …これは完全に合理的な説明。
    2.ヴァンアレンタイを抜けられるはずがない…通り抜けるのに6分しかかからないので平気  …宇宙飛行士が「サウナだって短時間入れば気持ちいい」といったので放射能とサウナは 一緒にならないだろうといわれていたが、では、ライターの火に手をかざしてみたら どうか。素早く手を動かせば火傷しないことは誰でも簡単に実験できる。
    3.月で星条旗がはためいている…手で揺すっているから
     …揺すっただけであんなにはためくのは「重力が1/6だ」という証拠にもなる。
    4.月面歩行はねつ造されたのか(ワイヤーが見える)…通信アンテナだ(笑)
    5.起きあがり方が不自然…バックパックの慣性…これも重力が低いからこそ。
    6.落とした物が早い
     約1.5mの高さから14コマ(0.47s)で落下している。これは、計算すると重力加速度が13.6m/s2で、地球の重力9.8m/s2より速い。
     落とした物は恐らく採取された石ころを入れた袋のような物だ。
     詳細に観察すると、姿勢を立て直した瞬間にバックパックから勢い良く飛び出た 物体が、ヘルメットにはたき落とされたように見える。
     初速度が有れば当然落下は早まる。
     2.8m/sの初速が有れば、月面でも0.47sで落下する。
     落下の瞬間は3.6m/s(個々までは理論値)
     実際の映像をコマ送りして速度を割り出すと、初速が0.08m/0.033s=2.4m/s
     最終の速度が、0.12m/0.033s=3.6m/s
     となり、ほぼ計算通り。目測だけどね。
     つまり、この謎の答えは「初速度がプラスされたから」で解決だ。
     まぁ計算などしなくても、バックパックを揺すっただけで勢い良く石が飛び出 すこと自体が、重力が弱い証拠だと思うけどね。
  • 『永遠と一日』ちょい鑑賞(BS)
     よい映画っぽいムードだが、今の私にはきっとあわないので断念。  タイトルは素敵だな。
  • 『千と千尋の神隠し』DVD初のダブルミリオン達成
  • プロジェクターのランプ納品
  • ゲームボーイの裁判ゲームのCMに『12人の優しい日本人』の相島一之 が出演。
     ゲームの内容は、弁論の矛盾をついて無罪を勝ち取る という弁護士のシミュレーションらしい。相島のセリフは
    「裁判をゲームにする?、しかも無罪を勝ち取るゲームなんて!
    分かる人にだけ分かるキャスティングだけど… 陪審員2号ですな(笑)
2002.10.11
  • 『ロード・オブ・ザ・リング』鑑賞
     劇場では平気だったのに、自宅だと(生活が不規則なためか)どうしても途中で眠くなる。 今日は裂谷到着までで勘弁してもらう。
     見る人の気合によって面白さは大幅に変動する。やはり、この映画は傑作とも駄作とも いわれるタイプか。
     12月に出る30分拡張バージョンは二枚組みなので、気分転換が入って逆に良いかもしれないなぁ。
  • 薬師丸ひろ子、嫁姑ドラマ『ママの遺伝子』TBS金10に主演。
     はなまるマーケットのゲストに出演したのを見たが、表情がオバサンになって いて悲しかった。目の回りがくまっぽいというかなんというか。
2002.10.10
  • 妻の友人が亡くなる。年が近い人が死ぬと、家族が死ぬのとまた違った痛さだ。
  • 今年は10/10が体育の日でない。
  • 秋のドラマチェック3
    「サイコドクター」...日本テレビ水10(全11回)
    出演:竹野内豊,羽田美智子,西村雅彦,柴咲コウ
     「サイコドクター」というと英語的には「キチガイ医者」だが 「カウンセラー」の話だそうだ。でも副題が"FILE1"なんてこの取り合わせは X-FILEみたいに怖そうなイメージがある。
     で結局、医者の話というより怖い話だった(笑)
     毎回ゲストタレントが患者を演じて、患者が巻き込まれる事件を探偵のように 解決するというパターンらしい。
     "FILE1"のゲストは柴咲コウ。子供の頃見た殺人事件がトラウマで高所恐怖症に かかるが、就職試験を受けた会社の面接をした幹部がなんとその殺人者だった という話。
     柴咲の演技は悪くない。自然だと思う。
     第一回だからかもしれないけれど、心理学の基本タームを新米助手に解説しながら 話が展開するので、教養ドラマみたいな雰囲気もあり、事件の緊迫感とか、 医者の手並みに感心するより、知識面でふむふむ、と見ているうちに終わった 感じ。
     つまり「匿名リサーチ200X」のような番組内のミニドラマを見るような感じかな?
     高所恐怖症の患者の幻覚…高いところから落ちるとかゾンビに足を引っ張られるとか… をCGで見せているのだが、このCGが結構しょぼくれた感じがする(^^;
     原作はモーニング連載のマンガだそうで、マンガにはこういう心理描写の絵が あるのかもしれないが、どうも、TV的にはあまり…。やるならCGが売りになるくらい 徹底的にやらないと。
     医者役は竹野内豊。今まであまり意識してみた事が無いけれど、人気有る んでしょ? 金城のアクを抜いて柔らかくなったようなキャラクターで、今回の 飄々とした演技は良いと思う。(金城の方はちょっと作り物めいて抵抗がある)
     西村雅彦は、医者に手柄をさらわれる刑事の役。ダメ刑事キャラが 似合うのかもしれないが、古畑の時より普通の人…の筈だが、なんとなく今泉キャラ が滲んでしまうな…。
     警察手帳を逆さまに出したり、「10月から警察手帳変わったんですよ」という 小ネタのギャグは、笑った。
     押しかけ助手の役を市川実日子。ちょっととぼけたキャラクターが良いと思う。

     "FILE2"のゲストキャラが井川遥てのは、空一繋がりか。
     こういうのって、事務所が売り込み合戦をやるのだろうなぁ…
     それに、俳優ってのは「心を病んだキャラ」をやりたいものなのかな?

    ・総合評価…けっこう面白い。でも、良い裏番組が有ったら飛ばされる程度 (毎週見ないと付いていけないほどは密度感がない、ゆるい雰囲気があるし、次回も 見なければ、と思うような何かが無い)

  • ところで、昔同僚を20階から転落しさせた犯人(その事件は事故として処理された)が、 被害者の娘(目撃者)を 入社させようとした理由が、「罪を後悔しているので、記憶を取り戻して欲しい」 ということだが、ならば記憶を取り戻させようとしているカウンセラーと、彼女の 過去を調べた部下を殺そうとしたのが矛盾していると思うのだけれど…。
     それと「退行催眠」て「眠れる森」とかでも出てきたけれど、これで 過去を調べることができるとすると、全てのトラウマ系の障害が毎回同じ手法で 解決してしまう。ドラマとしては飛び道具だな。

  • 秋のドラマチェック4
    「HR」...フジテレビ水11:15(全24回) [ドラマ鑑賞記]
    脚本・総合演出:三谷幸喜
     三谷が慎吾で学園もの!...と聞いたときにはどう考えても嫌な予感しか しなかったのだが、フタを開けてみれば結構面白いじゃないか(笑)
  • 酒井美紀ってどんな人、と思ったら『彦馬』の舞台に出ていた人らしい。
     後でDVD見よう(通販で買ったけどまだ開けてない)
2002.10.9
  • 今週から秋のドラマが一斉スタート。
     番組表をチェックすると、どのドラマも、有名脚本家、実績あるスターがいい具合に バラけていて、第一回くらい一通り見ようかなという気にさせる。なんだか局の 戦略に乗せられている気はするが…(^^;
  • ドラマ「ホーム&アウェイ」...フジテレビ月9(全11回) [ドラマ鑑賞記]
  • 次回予告
     なんか、密入国者に間違えられて中国に送還されて振り出しに戻ってしまう みたいなんだけれど、ほんと、大丈夫なのかなぁ…(^^;;;

  • ドラマ「アルジャーノンに花束を」...フジテレビ火10(全11回) [ドラマ鑑賞記]
2002.10.8
  • プロジェクターのランプを発注する。
     2割引だった。去年買ったときには3割引だったような気がするのだけれど…
2002.10.7
  • 『天空の城ラピュタ』DVD鑑賞 ★★
     DVD化を待ち望んでいたのは、LDの画質が究極に悪かったから。
     とにかく色がむちゃくちゃ。全国を公開して回ってきたくたびれきったフィルム から起こしたかと思うほど、変な色合いがLDであり、その後の日テレのオンエア などのほうが遥かに画質が良いとなってしまっては、悲しい思いしかないLD所有者。
     DVDを待っていたのも当たり前である。
     そしてついに発売。
     ニューマスターとも謳っていないので恐らく、ビデオの 「ジブリがいっぱいシリーズ」製作時のハイビジョンマスターから作られていると 思うが、しっかりと色の乗った正しいラピュタがやってきたという感じである。
     トトロ、もののけでひどかったクロマずれも最小限だし、カリオストロで顕著な 輪郭強調もほとんど無く、大画面で見るとけっこうフィルムっぽく柔らかい滑らかさ が出ている。
     はっきりいって、解像度は高くない。
     メイキング映像を見ると、まるで家内制手工業のようにチマチマ、 こじんまり撮影しており、撮影機材も使い込んだ物。オリジナルのフィルムの クオリティーも押して知るべしで、テレシネでどんなに頑張っても、このへん がそもそもの限界なんじゃないかと思わせる。
     程ほどの解像度は、この作品の場合悪くは無い。
     背景用紙の質感が見える程の解像度だと、たぶん、セルの崩れるブロックと 背景の崩れないブロックがクッキリ分離して見えて興ざめ。それは、監督の 本意ではない気がする。それが、程ほど解像度だと何となく馴染んでいる。
     総合的なバランスは、ジブリDVDの中でも上位にあるだろう。
     たぶん、ここ数作品はジブリも大画面で画面チェックして破綻の無いことを チェックしているのではないだろうか。

     某掲示板で「色が薄い」と文句を言っている人がいたが、メイキングを見ると 「原色を避ける色彩設計をした」と言っている。 やっぱり「TVシリーズには無い色使いをしよう」という意図がジブリの作品には 強いのか。
     言われてみれば、どの作品もイメージカラーみたいなものは有るような気がする。
  • 究め!天空の城ラピュタ - ラピュタ専門サイト
2002.10.6
  • 『マリー・アントワネットの首飾り』DVD鑑賞 ★
    2001/米,主演:ヒラリー・スワンク(ボーイズ・ドント・クライ)
     18世紀フランス。かつてルイ15世が愛人に贈るために購入したダイヤの首飾り。 時価192億円のこの品を売り込みに、宝石商ボメールがヴェルサイユ宮殿にやってきた。しかし価格もさることながら、 王妃マリー・アントワネットが「王の愛人」の首飾りを買うはずも無い。
     一方、名門の生まれながら、王政転覆の嫌疑でお家断絶、9歳で孤児となった ヴァロア家のジャンヌは、なんとか屋敷を取り戻そうと社交界に入り込み、 マリーアントワネットに近づこうとするが、摂政にシャットアウトされ 望みを絶たれる。
     しかし彼女は、晩餐会で知り合ったジゴロのルトーを仲間に引き込み、 アントワネットと復縁して出世したいロアン枢機卿を騙して、この首飾りを 王妃の代わりに買わせ、騙し取ることを計画する。
     騙したダイヤを売りさばいた金で家屋敷を買い戻すジャンヌだが、 「王妃が枢機卿に高価な首飾りを買わせた」という噂は瞬く間に広がり 民衆が騒ぎ出すのと同時に嘘はばれる。
     「カリオストロ伯爵」というのが出てくる。
     魔術で3000年生きていると言う謎の魔術師で、ロアン枢機卿を騙す たくらみに加担するのだけれど、『ルパン三世』のカリオストロってのは、 この伯爵をイメージしているのだろうなぁ。
     この役者のクリストファー・ウォーケンが仲代達也にそっくり。 見れば見るほど笑うよ。
     物語は「ベルバラ着想の原点」とか「フランス革命のきっかけとなったスキャンダル」 とか、そういう仰々しい宣伝がされているけれど、なに、ただの首飾り詐欺事件で ある。
     ジャンヌは屋敷=名誉を取り戻したいという一念でマリーアントワネットに 近づこうとするが、あっさり門前払い。
     そこで突如首飾り詐欺に話が飛ぶが、目的が家屋敷の買戻しであり、盗んで 高飛びではないのだから、ばれたら捕まる、逃げられないのは分かっている ことだし、ばれない訳が無いのだ。も〜のすごく頭の悪い詐欺師であり、 それに引っかかる枢機卿もアホアホである。
     犯罪映画としてはダメダメ。史実がこれならどうしようもないけれど。
     「ただ名誉を取り戻したいだけ」という映画のトーンと、詐欺事件の 浅ましさには相当の飛躍があり、空々しい空気が寒い映画ではある。
     どうせなら、悪い奴らの出鱈目ぶりをガンガン描けばよかったのでは ないかと思うのだが、無理にヒロイックに描こうとしたハリウッドの頭の悪さ がこの結果なんだろうと思う。
     王妃と枢機卿をハメたというのに、ジャンヌは二年の投獄の後追放という 意外に軽い罪で済んでいる。損をしたのは宝石屋だと思うが、商人の利益なんて この裁判では問題外だったのかな。
     「フランス革命の引き金」という宣伝文句は、映画自体が否定している。
     つまり、事件が起きた頃にはすでに民衆の心は革命に向かって怒濤のように 動いており、だからこそ、王妃の贅沢事件として首飾りがスキャンダルになった のだ。これは、多くの醜聞の一つに過ぎない。
     ただ、この事件が面白いのは、裁判の後国外に追放された関係者の複数が 海外で「暴露本」を出版したということ。だから、エピソードとして有名に なった。
     映画はラストを無理やりマリーアントワネットの断頭台のシーンで 締めているが、話は首飾り事件で一旦完結しており、そこから革命がおきて 王妃が捕まってという段取りは一切なしに断頭台なので、まこと唐突。
     「断頭台」のエンディングは、監督の脳内因果関係の補完の無い 観客には「なんだこれ」としか言いようがないお粗末だ。

     まぁ、しょうも無い事件であるが、映画として面白くないというほど のものでもない。「映画で見る西洋史」の一つとして一度見ておくのは 良いんじゃないかという程度には意味がある。

  • 宝塚中継花組公演「ルートヴィヒII世」鑑賞(BShi) ★☆
     ハイビジョンといったら宝塚だろう。で妻と鑑賞。
     お話は「ルートヴィヒII世の即位から死までの歴史絵巻」。
     やっぱ、キラキラはハイビジョンに向いている。
     宝塚はヨーロッパの宮廷モノを色々やっているから、得意分野だと思うが、 ルートヴィヒ二世自身が結婚もしなかった引きこもり王なので、結果的に 女ッ気が少ない舞台だ。
     精神科医とか、政治家、ワーグナー、ビスマルクなんか出てきて男役だらけ。 女役は婚約破棄されたエリザベートの妹とか出てくるけれど、メインは 「幻の白鳥の女」だったりする。
     結局見せ場は、ロココの妄想に浸る王自身の華やかな衣装と、 妄想に登場するマリーアントワネットなどの宮廷人。
     政治的駆け引きの果てに、狂王の烙印を押されて幽閉されるのは 実在の王の人生としてはドラマチックでは有るが、舞台としては 全体に地味である。
     全人生を二時間に押し込んでいる事も、平板な印象の原因だろう。
     婚約破棄事件、ワーグナーに熱中する王、築城に没頭する王、 ドイツ統一の人間ドラマ、廃位に関する陰謀などの主要なエピソードを 単独で掘り下げれば、もっとドラマとして見ごたえがあるだろう事は 間違いない。
     地味のテコ入れするかのように活躍するのは、悪役、精神科医。 冒頭から猛烈に悪そうに振舞うが、医者が其処まで悪意に振舞う根拠って ものが無いので、理不尽が空回りしている。
     「反王政派の金に目がくらんだ」でも何でも理由があれば 納得できようが、最初から悪意を飛ばしまくっているので、 ただの思い込み野郎にしか見えないんだな。

     続くのはレビュー
     今回はアジアの民族舞踊がテーマで、純和風以外のあちこちの民族衣装風の ドレスで踊りまくるもの。
     1時間踊りっぱなしってのはこってりして凄い。
     最初はアジア風の衣装というのは地味かなとも思ったが、実際はやっぱり派手だった。
     こうしてみると、宝塚のレビューは踊ってはいるけれど「衣装を見せるためのもの」 なんだろうな。振り付けも大勢がヒラヒラしているだけで、ダンスとしてのキレとか、 そういうものとは無縁のようだ。
     エンディングは、羽を背負って勢ぞろいは、毎回同じだが、トップの羽飾りの 巨大さはもはや「紅白歌合戦」級で、それまで派手だと思っていた準主役の さらに倍もあり、あんぐりして見るしかない(笑)
     いや〜、タカラヅカ恐るべし。
     何だかんだ文句を言いながらも、居眠りもせず、110インチハイビジョン画面に 輝く虹色のラメラメ世界を堪能したよ(^^;;;;
  • ラメラメ舞台は、プロジェクターに対する要求が高い。
     照明が当った真っ白な衣装よりさらに眩しく輝くってのは、特別設定が必要。 映画には 1,000 ANSI-lm もあれば十分とか言うけれど、ラメラメが要求する 輝度は際限ないな(笑)
     ランプ限界が近い我が家の環境では、今ちょっと厳しい。

  • 今週始まりのドラマの多くを予約対象とする。
     たくさんあるドラマのどれが生き残るか楽しみにしたい。
     しかし「第一話を見るかどうか」というのは、結局役者、脚本家の 名前と番組タイトル(題材)くらいしか手がかりが無い。
     つり、視聴率と内容の良し悪しは関係ないってことだよなぁ。 いくら評判が良くても何週間もたってから途中参戦もしないし、普通。
2002.10.5
  • ソファを選びに大塚家具に行く
     どれもこれも帯に短し、たすきに流しだ…。
  • 機動戦士ガンダムSEED放送開始
    [公式サイト]
     私はヤマト〜ガンダムがリアルタイムだった1st世代だが、 ZZ以降はほとんどリアルタイムでは見てこなかったので、今回、久しぶりに 付き合ってみようかと思った。  …というのは、HDDレコーダのおかげで留守録が簡単になったおかげだ。 1stの時代にはTVの前にテープレコーダーを置いて録音していたのを思い 出すと懐かしい。もちろん部活は早引けだ(笑)
     当時ガンダムが画期的だったのは「戦争と組織」を描いたことで、 SFを読み始めた高校生には刺激的だった。
     後に続くガンダムも、リアル系とヒーロー系の系統が あるが、堅くリアル系支持。今回のSEEDは、リアル系に行きそうでちょっと 期待している。(さすがに今はアニメ雑誌とか読んでいないので事前知識ゼロ)

     初回のオープニングは、スペースノイドの地球攻撃、開戦シーンから 始まった。
     4機のモビルスーツが搭載される降下ポッドが大気圏突入シーケンスを こなしていく描写はSFマインドが高く、元祖「宇宙の戦士」の香りがする。
     もちろん真面目に戦略的に考えたら「開戦時、まずは空爆だろう」と思うけれど、 奇襲ならアリかも知らん。備えの無い都市のど真ん中に降りれば、象徴的な 意味もあるかも。
     SEED第一話の舞台は、開戦後まだ戦火の及んでいいない一見平和なコロニー。 そこに敵が潜入し、開発中のガンダムを奪うというのは、1stを忠実になぞって いて興味深い。
     主人公の青年は大学生らしい。研究室では「ヌエ・デザイン風」の パワードスーツの開発風景がチラと映る。アムロは開発者の息子の機械マニア だったがSEEDではモロに本人が関連研究をやっている。
     恐らく彼がこの先 ガンダムを操縦するのだろうが、SEEDでは敵の攻撃の中シェルターを探しなが ら軍の施設を歩く内に軍のパイロットに拾われる形でガンダムに乗り込む。 つまり「乗せてもらう」ということだが。
     敵に狙われるガンダムが攻撃の中で起動するシーンが有るのも、1stと 重なっている。まぁ、どんな作品でも第一話は出撃シーンをフル・シークェンス で描くのは重要なサービスだと思うが。
     敵方に目を向けると、当然「敵コロニーへの潜入シーン」はお約束。ただし、 1stが偵察任務だったのに対してSEEDはいきなりのガンダム奪取作戦で、 テンポは速い。
     コロニーの港に入港している軍艦は、お約束のように、敵艦にけちょん けちょんにやられる。ここでベテラン勢を減らしておかないと、若い主人公 たちが正規軍に変わって活躍するという物語にならないからね。
     戦艦のブリッジは、さすがにホワイトベースよりぐっと今風に進化して、 3D作戦ディスプレイやら、マルチウィンドウのスクリーン表示(ちょっと UNIX風)など、見栄えはする。ただし六角形の並ぶアラート画面 は『エヴァンゲリオン』の匂いが濃厚でイタダケナイ。
     ブリッジで命令を受けた兵士が、どこも蹴らずに宙を移動していくのも 「あれ」っと思う。
     どことなく『ガサラキ』の匂いもするが、まあ、現行の自衛隊や米軍の 雰囲気をアレンジしてらしく作ると、似てきてしまうのかもなと思わんで もない。
     白いマスクの士官が登場するのは、こりゃ「シャア」その人。
     マスクのデザインは、元祖よりいささか装飾的になっているものの、その テイストはマンマだし、恐らく敵のエース的存在でありながらなにやら 独自にハカリゴトがあるのでしょう、彼は。
     そういう1st的設定と展開の上で、SEED独自の設定は、 主人公の友人が敵の兵士となっていて、いきなり第一話で遭遇する こと。
     敵の中に友人がいる若しくは友人が敵、というのは1stの シャアとセイラ、ランバラル、あるいはアムロとララア、カイとミハル、 シャアとガルマ、キシリアなどなど、枚挙に暇が無いが、第一話から これで、たぶん本筋に絡んでくるというのは、『第08MS小隊』あたり の話に近い展開になるのかいな…。
     コンピュータの描写や、パワードスーツの開発風景など、二足歩行ロボット の開発が華やかでパソコンが文具な現在だからこそ描かれた画面。 いくら好きでも1stの描写は古びてきたと思う現代には、相応しい正常進化。
     メカの書き込みも、1stは「ソフビ」的に省略された線で書かれていた のが、より金属的なハードなタッチになっていると思う。毎回クオリティーが 保てるかどうかは分からないが。
     ダメダメだと思うのは「キャラ設定」で、主人公とそれを取り巻く面子 が実にデッサンの狂った奇怪な面相だ。ヘタなアニメ顔だと思う。アニメ だけど。軍艦や街行く「その他大勢」の人々は普通の顔で、主要人物だけ 明らかに「頭蓋骨の骨格からして違う」というのは、並べたときに相当 違和感があると思うが、どうか?
     空気がソコハカとなくエヴァっぽい所に、ミサトさん風の女声ナレーター も苦しい。「サービスシチャウワヨ」って幻聴が(笑)

     ともあれ、1stと共通するスタッフが大勢集まって、1stの第一話の 展開を下敷きにして今風のリアリズムでリメイクに挑戦したようなこの話。 それだけでも、1st世代には美味しい一話だったと思う。

  • コロニー独立戦争はあるか?
     地球とスペースコロニーは、なんと言っても物資の行き来が大変。
     ということは、恒久的なコロニー建設には「自給自足」の確立が 大前提だと思う。希少資源や芸術品などは地球に依存するにしても、 基本的な資源と食糧、エネルギーの自給、これは必須。
     人的な往来も難しいから必然的に隔離が進み、一世代もしないうちに 独立国家的体裁を持つようになると思う。
     そのとき、独立戦争が起きるかというと、起きないんじゃなかろうか?
     戦争とは「資源の浪費」であるから、都市コロニーが軍備を持つことは とてつもなく大変そうだ。
     一方、アメリカなんかが「コロニーの独立は認めない」と言ってみた ところで、重力の井戸の底からでは、コロニーに対する空爆は不可能に 近い。逆に頭上に石でも落とされるほうが怖い。
     現実味があるのは経済封鎖だが、恐らくコロニーは「超リサイクル社会」 だから、ほとんど無限に粘る事ができるだろう。その間に、アメリカに 落とす石ころの幾つかを軌道上に投入すれば、どう見てもコロニー有利だ。
     そんなわけで、コロニーは、技術的に閉じた生態系が可能になった 段階で自然に独立を勝ち取り、無重力空間でしか製造できないハイテク 素材などが実現すると、石油産出国のようにそれなりの発言権も生まれ、 交戦が必要になることは無さそうだ。

  • 妻とロード・オブ・ザ・リングの特典を見る。
     CE版の特典はインタビューがメインだけれど、12月発売の拡張版の 予告を見るとそちらの特典は特撮のテクニカルな話題が、みっちり 詰まっているようだ。
2002.10.4
  • ↓オマケ目当てで予定外の買い物をしてしまう
    • 『オール・ザット・ジャズ』DVD購入
    • 『ザ・シンプソンズ フィルム・フェスティバル』DVD購入
    • 『FOXヒストリー』DVDオマケでもらう
      FOX DVDを二枚買うとオマケでくれる。で、この中の映像を見てまた買うという…(^^;;

  • BShiで黒澤映画放送中
     嬉しいが、一日2本一週間連続放送とかやられるのは、とても じゃないが見切れないんだがどうよ?
  • 永久磁石を用いた冷凍システム
     中部電力の研究。「磁界をかけると発熱し、磁界を取り去ると冷える」 という磁石の性質を利用して冷凍機を作る事が出来、これが通常の 気体をコンプレッサーで圧縮する冷凍機より効率が良いのだとか。
     そのうち、オカルト音質改善グッズに応用されそうなネタ(笑)
  • 金子監督のエッセイ
2002.10.3
  • パルコ劇場DVD『彦馬が行く』購入
  • 『ロード・オブ・ザ・リング』本編鑑賞
     長いので、見るのに勇気がいる(笑)
     深夜のため途中でダウン。昼間音量上げて見ないとな…。
  • 字幕の変更点一覧
2002.10.2
  • 『UH3+』DVD購入 ★☆
     宇多田ヒカルのビデオクリップ集。
     全作品を旦那さんが撮っているわけだが、こうして見ると、どれも物凄く細かい カット割りでイメージをぶつけているだけで意外にワンパターンなのかなと思う。 お金は掛かっているみたいだけれど。
     なんか、テンポの速さにごまかされているみたいでちょっと嫌だなぁと 抵抗を感じるのは、映画寄り過ぎる意見だろうか?
     反対に「光」みたいに固定カメラでずっと台所を撮っているなんて曲も あるけれど、なんか、極端から極端に走って、誤魔化されているような気が する。気がするだけ?(笑)

  • 『ロード・オブ・ザ・リング』DVD発売 ★★☆
     まずは特典ディスクから鑑賞。
     外国の放送局が製作したメイキング特番が2本入っていて、わりと重複が多く デジャブに襲われる(^^;
     ともあれ、メイキングに関しては映画では冒頭のわりと短い時間しか映らなかった 「ホビット庄」がたっぷり見られて良かった。何しろ全体が暗い映画だから 明るくて美しいホビット庄は本当はもっとたくさんじっくりと見せて欲しい。
     それにしても、あのホビット庄の風景が、ほとんどCG処理されていない本物の 風景だというのには驚いた。
     イラストレーターのデザイン画に本当にそっくりの丘陵地帯が広がっていて、 映画としては、道路とホビット穴、小さな農園などを付け足しただけで、遥か かなたまで広がる緑が全て本物なのだから驚くしかない。
     遥かな荒野、雪に覆われた山々も含めて、ニュージーランドは本当に失われた 中つ国が現存する場所なのだなぁと思う。元イメージのヨーロッパでは、産業革命 以降木は切りつくされて自然林はほとんど残っていないそうだから、まさに、 この作品の悪い物側のイメージか…。
     SPECIAL EDITION プレビュー … 30分の追加映像のあるDVDの予告 もかなりの注目。
     原作を読んでこのシーンは大切だったと思うカットシーンが、たくさん 復活していて、次々と見せられる断片を見て唸りっぱなし(笑) 凄い、早く見たい!
     『二つの塔』プレビュー … 予告編というよりは「ただいま製作中」の メイキング映像。
     2,3話はほとんどが辛い戦闘シーンに終始するはずなので、見るのも大変だろうと 思うのだが、映像の凄さはハンパでは無さそうな予感。
     雑誌などではすでに、第二部について原作を読んでいないと知りえないはずの ネタバレががんがん飛び交っているけれど、このDVDの中にはそんな無粋な情報は 少しも含まれていないのは立派だ。
  • 台風21号通過…
     我が家のあたりでは、強風であったとはいえ、MBの扉が開いて中の軽いものが飛んで いったくらいで済んだが、庭木はだいぶ折れたようだった。枯れて弱くなった枝が 多かったからだと思うが。
     世間では、最大瞬間風速56m/sとかで、送電の鉄塔が飴のように曲がったり、 死者行方不明者も出たとかで大変。
     それにしても毎年のように「堤防から高波にさらわれた」という一般人が 耐えないのはどういうことだろう。捜索隊が気の毒だ。
     逆に「川の中州でキャンプして取り残された」という事件は、今年の夏はあまり 聞かなかった。こちらは、去年の事故をまだまだ覚えているということだな。
2002.10.1
  • 台風21号接近
  • 『アウトロー』鑑賞(TV) ★
    1976/米,監督/主演:クリント・イーストウッド
     西部劇というより、南北戦争もの。
     北軍は「勝てば官軍」というわけで、南軍を残虐なまでに追い詰める残党狩りで 女房子供を殺されたクリント・イーストウッドがインディアンの首長を相棒に、 残虐な北軍の隊長に復讐する話。
     もぅ、北軍は「鬼、畜生」として描かれている。降伏した南軍の兵士を武装解除して 機関銃で皆殺し。どこまで本当か知らないけれど、米国史の暗部という感じですな。 クリントは南部人の子孫てこと?
     タイトルの『アウトロー』はだから普通の無法者とは違って、「御上にたてつくもの」 という感じ。
     とにかく主人公は強い。冒頭シーンから、リボルバーはなんだか18連発ぐらい撃てるし、 北軍のマシンガンも彼の手に落ちると、無限に玉が出る。20対1の勝負でも主人公に弾は 当たらない。(もちろんヒロインにも当らないさ)
     彼の敵は、北軍のほかにも無数の賞金稼ぎ、盗賊などなど多いが、結局は全てを切り抜け ついに妻を殺した隊長と合いまみえる。激戦の果てに撃ちつくした何丁もの拳銃を、 空打ちして(つまり、ロシアン・ルーレットで)壁際に追い詰め、最後は敵のサーベルで ぐさり。ここの「弾切れ演出」は、それまで無限に撃ちまくっていたくせに「クサイ」 といえば言えるが、いい緊張感が出ているのも事実。
     「細かいこといわずに、俺様を見な」ということだな(笑)
     この1976年という時代と「孤独なヒーロー」という組合せが良いんじゃないか。
     現代なら主人公は最後に殺して感動的に上げ祭るんだろうけれど、この作品では 「死んだこと」になって何処にか消え去るんだよね。渋いぜ。

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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!