映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2001年7月
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2001.7.31
  • 「おめしあがりですか」
     最近ファーストフードで、こう聞かれることが良くあるが、飲食店で「お召し上がり…?」 と聞かれるなんてちょっとしたミステリーだと思う。
     勿論「こちらでお召し上がりですか?」を省略しているのだろうが、 略しすぎだ。反対の「お持ち帰りですか?」も良く聞くが、やはり一番印象が良いのは 「こちらでお召し上がりですか?」だろう。
     たとえばマクドナルドの場合店内のやりとりはマニュアル化された言葉を使用しているが、 接客用語のマニュアルってないのかなぁ?
     でも英語の"eat in"の方が短くて言いやすいのは確かかな?
  • 時代劇はテンポが遅い。それは、言葉の速度が遅いことにもよる。
     現代の映画は、どんどんテンポが速くなっている。言葉は早い。
     若者言葉がどんどん短く早くなっていくのも時代か。自分も携帯電話のメール なら凄く少ない文字数で済ませる。短縮言葉は今後どんどん加速するかもね。
  • 今日のみんごる3
     寝る前の1ラウンド(笑) だが今日の海沿いリゾートのコースではOB連発、木に当てるetc. で悲惨な目にあった。眠い目に反射神経系のコントロールは酷だということ(^^;
    (やるなら、反射神経要らずのFFXにしておけば良かった…)
2001.7.30
  • 『タワーリング・インフェルノ』鑑賞(レンタルDVD) ★
     いわゆる災害パニック物のはしりである。
     舞台はニューヨーク。今までの倍以上の高さを誇る120階建て(ぐらいだったと思うな)の 超高層建築が完成間近。建物内ではすでにいくつかのオフィスが稼働し初め、スタッフは 竣工パーティーの準備や最終点検げに大忙し。
     ところが、実際には防災センターは完全には機能しておらず、電源系統は社長の身内の 電気工事責任者が工事代金をピンハネして規格外の配線を行ったために、配電盤の試験中 に火を噴く。
     設計者は責任者を捜して何とかしようとするが、中層階の物置の中で、漏電が原因で 発火したぼやが誰にも見つかることなく徐々に燃え広がっていく。
     しかし、竣工パーティーの準備は進んでいく。
     パーティーが始まった頃、ついに煙が廊下に漏れだし駆けつけたスタッフが大火傷を 負い、消防署を呼ぶ。消防員は「完全な消火活動が可能なのは11階建て(?)までなのに、 建築家は無謀に高い建物を造りたがる」と毒づきながら消火を開始するが、最上階の パーティー会場では、はるか離れた下のフロアーの出来事と楽観して宴は続く。 しかし、事態はどんどん悪くなって行くばかりだった…
     …という話。
     いわゆる「タイタニック」的な、技術の過信、人間の傲慢、神を恐れぬ者への罰、 ということがテーマであるが初っぱなからこの人たちのやってることは「杜撰過ぎ」 で、大事故が起きるのはミエミエである。ちょっとやり過ぎじゃないかな。
     たぶんキリスト教的な価値観が濃厚に込められていて、悪い奴には天罰が下る ぞというのを徹底的に描きたかったのだろう。
     とはいえ、これほど杜撰な工事ではそもそも超高層は建たないだろうという ほど悪すぎてリアリティーを損ねている気はする。平凡なミス、思いも寄らない 原因から大事に至ってこそ災害の怖さが身にしみるのであって「こいつらバカだな」 と思ってしまうともう、人ごとだから。
    ●特撮のこと
     火というのは、水と同じでミニチュア化できない。炎のサイズから、物理的な 大きさが推測できてしまう。そういうわけでビル火災の遠景はあからさまに ミニチュアっぽくて時代を感じてしまった。今ならCG合成で相当のことが出来 そうだが。
     細かなことだが、玄関ホールから超高層を見上げる視点がたくさん出てくるが、 100階建て以上の建物を壁に触れるくらいの距離から見上げて「こんな角度で見えないぞ」 という画が多いのも気になった。あまり模型撮影の技術は高くなかったのかも。
  • 『王様のレストラン 3』レンタル
     i-modeクーポンで190円セール中である。
  • 今日のFFX
     相変わらず時間もないので一回に1イベントしか進まない。 今日は不気味な老師に(といっても若いようだ)ヒロインが結婚を申し込まれたぞ。 これは絶対悪だくみだな〜。
    ・セーブスフィアで自動回復
     今回の新機能だが、やはり宿屋で一晩…でないと、休んだ気がしないな(^^;
2001.7.29
  • グローブ座カンパニー「子供のためのシェイクスピア『リチャードII世』」観劇
    公式ページ
     王、リチャード二世と、従兄弟ヘンリー四世が王位を争う物語。
     今回は、本作公演の最終日。
     本番15分前に「イエロー・ヘルメッツ」という黒衣に黄色い工事ヘルメットの 一群が現れて、踊りつつ歌う…というより、CDに合わせて口パクで踊る。 謎である(^^;
     本編。「子供のための…」と銘打っても、やはりシェイクスピア史劇は難解だ。
     グローブ座カンパニーのシェイクスピア劇は一人の女優と、口上役、狂言回し、 亡霊などを勤める腹話術人形の存在、それから、黒衣に身を包んで集団で演じる ような演出が特徴的。
     手拍子のリズムに乗ってすり足で一群となって舞台を移動していく 様はなんとなく暗い威圧感に満ちて、人間離れした感じ、運命とか、群集心理とか… そういうものを巧みに表している。
     浪費の王、リチャード2世は、 王の従弟ヘンリー・ボリングブルックが、ノーフォーク公 モーブレーを国家への反逆者、として提訴したのを仲裁して、 両者とも追放する。
     この仕打ちにボリングブルックの父、ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントが 病に倒れると、王はその財産を没収し戦争につぎ込む。
     しかし、王に不信感をつのらせるノーサンバランド伯らは、 王のアイルランド出征の間に、帰国したボリングブルックの 「父の遺産を相続する正統な権利」をうち立てて兵を起こし、 王と対決する。
     王の側近の貴族は瞬く間に逃げ出し、丸裸でボリングブルックと 対峙した王は、何もかも失いヘンリーに譲位。ロンドン塔に送られる。
     だが王位についたヘンリー4世も早々にリチャード派による 謀反の企てに悩まされ、安穏と暮らせない。
     ヘンリーは、リチャードの不安を取り除こうとする騎士の手で暗殺される。
     だが、リチャードはその死を喜ぶことも出来ず、己の王位が先王の 暗殺によって安泰となったことを嫌悪し、自らも陰謀と暗殺の輪の中に 組み込まれた恐怖に苦しむ。

     とにかく、人名が沢山出てきて複雑怪奇な権力争い。もちろん、 リチャードがヘンリーに王位を譲る大きな流れがあるので、それを見失 うことはないが、権力の腐敗、若き王の復讐劇、しかしその権力もまた 血にまみれていることの暗さが、はてしなくドロドロして暗い話だ。
     この劇団では、リチャード2世の愚王ぶりを多少コミカルに演出したり、 「嵐」のシーンを大がかりに演出して、難破したシーンに客席の女性を 引き上げて(ナンパ?)トークしたり、身長3メートル?の大男を舞台に 出したりと、要所で気分を変えて真っ暗けにならないように努力している。
     おかげで、なんとか最後まで気力をとぎらせることなく 見ることが出来たし、それでも、最後の二人の王の苦悩のシーンなどは シリアスな迫力が高まった中で見ることが出来た。
     決闘シーンが、かなりスピード感があって激しいのも見所か。
     この劇団でさらに他の作品も見たいと思う出来映えだった。ま、今回の 話は、確かに難しかったけれど。

  • シェイクスピアの薔薇戦争 - シェイクスピアの8本の英国史劇を通じて、薔薇戦争を見るというページ。
  • 『リチャードを捜して』という映画は、シェイクスピアものらしい。 見るか?
    シェイクスピア関連作品 というビデオ店のページも
  • シェイクスピアの森シェイクスピア全37作品を紹介
  • 参議院選挙
     朝投票して、帰宅後はTVに釘付け。
     投票率は前回の選挙より3.3%ダウン。「小泉改革」で政治が盛り上がっている 最中に不思議なことだが、「今の政治はダメだ」という方向が見えていた当時 (3年前って小渕さんか?)と比べると、「小泉は何かやりそうだが、良く分からない」 という「解らなさ」が出足を遠のけたと言うことか。
     結果は自民党がやや議席数を伸ばして終わったわけだが、小泉内閣が何を やるにしても、やりすぎを戒め、やらな過ぎを叱咤する「外部の監査役」が 必要だと思う。
     それに小泉氏は今まで以上に「鮮明な右より政治家」だということも 分かっていることだから、真ん中に繋いでおくための歯止めは必要だ。
     さあ、今後どうなることやら。 
2001.7.28
  • 内覧会
     5時間かかる。デジカメで撮りまくる。係員の抵抗は激しい(^^;;
     たとえば、木部の塗装ムラ。
     「天然素材ですから、これは仕方有りません。直してもこれより綺麗にはなりませんよ」
     しかし、塗装のムラというのは基本的には下地作りで決まるわけで「技術の問題」 だし、これが固定でない家具ならば塗装ムラのある商品は「わけ有り品、半額セール」 だろう。固定されているが故に「これ以上良くならない」という言い訳は あり得ないと思うが…。
2001.7.27
  • PS2メモリーカード新品を購入して起動システム再作成にトライ
     掲示板でメモリーカードの初期不良の製造番号を教えて貰ったが、それはずばり 不良ロットであった。新しいメモリーカードに再インストールして無事起動可能に なる。(しかし、遊ぶ暇がない…(^^;)
  • みんなのGOLF 3購入(PS2)
     FFXは進んでいないけれど、じつはみんごる2の大ファンだったので、3を 購入。ちょっとだけ遊ぶ。
     (前作とほとんど同じはずだが)すっかり操作を忘れていて、まるきりボールが 飛ばず、説明書を読み直すまでに6打超過(^^; その後のホールはパーで回って 平入賞(?)だけど、普通リセットするかも(笑)
     今回はグリーンのでこぼこ表示機能が付いている。
     傾きに沿って網線上を小さな粒が流れていて、その粒の早さが傾斜角を示す。 直感的に分かりやすくて、パットが妙な方向に転がったとしても納得がいく。
     ちなみに、初心者用コースでは18ホール回って一時間足らずか。
     まだ、ちょっと手を付けただけだが、とにかく景色が綺麗なのは楽しい。
2001.7.26
  • PS2のメモリーカード破損?
     先日FFXのプレイ中に「セーブしようとするとメモリーカードが見えない」 という問題が起きたが、その後本体が起動しなくなった。
     調べてみるとメモリーカードを抜いたときに起動することがわかったので、 メモリーカードに作る「ハードディスク用起動システムファイル」を再作成 しようとすると、ファイルのコピー中に異常終了。
     とにかくメモリーは壊れているらしい。FFXがソフト的に壊したのか、 ハード的に壊れているのかはわからないが、とにかくお手上げ。
  • マルチチャンネル再生可能なSACD発売 - これは意外に早かった。
  • 千と千尋スタートダッシュ - オープン四日間の興行収益約20億円を記録。もののけ姫の約二倍で日本映画の新記録だそうだ。
     このペースだとタイタニックの記録も塗り替えるか…と書いてあるけれど、 リピーターに支えられたタイタニックと比べたら、今後の動きはだいぶ違うの ではないかな。なにしろタイタニックは一日に可能な上映回数が少なかったから、 単純比較はできん。
     シネコン(VC市川)では、パールハーバー7回、A.I.8回、千と千尋9回という配分。
    当然これらはすべて複数スクリーンを使用しており、昼間はポケモン、夕方ハムナプトラ2、 夜は三大作で独占というような回し方をしている。
     実際、千と千尋公開数日間はこれだけ回しているにもかかわらず 「切符が買えなくて先送りにした」という人も居たらしい。普段はすきま風が 吹いているこの映画館がこんなことになるとは、やっぱり作品次第と言うこと なんだろうが、「VC市川には初めて来た」という人も多いだろうから、これを きっかけに「良い映画館は良い」と思う人が増えると良いんだけれど。
  • ちなみに、パールハーバーは二日間で約9億円。目標100億以上のクリア 確実だそうだが、宣伝費は15億円なんだそうだ。う〜ん。(でも公開以後まったく CMを出していないのは不思議)
2001.7.25
  • 『王様のレストラン 2』鑑賞(レンタル(VHS)) ★★ [鑑賞記]
     前に見たのは5/6。ブランク長かった。
    ●第3話 「ヤメてやる、今夜」
    ●第4話 「偽りの料理の鉄人」
    ●第5話 「奇跡の夜」
  • NHKで「ポツダム宣言米ソの攻防」という番組を見る。
     原爆投下の記念日が近づくにつれてこういう番組が多くなる。
     この番組では、米国の終戦へのシナリオについては(1)ソ連参戦、 (2)天皇制を残す条件降伏、(3)原爆投下、の三通りがあった。
     日本への終戦勧告文書を作る階段で、ソ連(スターリン)が 終戦後の領土的野心を燃やすのに対して、米国(トルーマン)は戦後処理から ソ連を排除するために、ソ連の参戦前に決着をつけたかった。
     側近に無条件降伏でなければ国民世論が納得しないと進言するものがいた。
     ということで(1)(2)の道が消えて(3)の原爆投下が決定したという経緯が説明 されていた。
     「天皇制を残すことは世論が納得しない」というのは、ヒトラー、ムッソリーニ、 天皇を並べて極悪独裁者として国威発揚をしていた当時の米国のマスコミの 宣伝が浸透していたからだろう。
     そうしてみると、日本が国民世論に支持されて軍部の暴走を許したのも、 トルーマンに原爆投下の決断を促したのもマスコミが作り出した世論、熱気が 重要な要素になったということだろうか。
2001.7.24
  • 葛飾花火大会
     毎年何かやる花火大会だが、今年は音楽とのシンクロとか、花火に音階を出させるというすごい荒業を見せた。
     「ドレミの歌」のBGMにあわせて、「ぴゅ〜」っと花火が上がっていく音に音階がついてタイミングも完璧。音程はびみょうに怪しいが来年はぜひ複数同時打ち上げで和音に 挑戦してほしい。
     「センチュリー21」という大げさな名前の花火は、音楽に合わせた演出で次々上がり、ディズニーのファンタジアみたいなノリで、じつに考えてある。
     葛飾には何度も行っているが、確実に新世紀演出に突入したようだ。
  • 某掲示板で『千と千尋…』でもの凄く盛り上がっているツリーを発掘してしまった。 う〜む、見に行こうか?
  • SW EP2の鉄人 - EP2の予想、噂のサイト
  • 先日「あるある大辞典」で「暑い夏には暑い国のお茶が体にいい」という 特集をやっていたが、相変わらず妙な番組だ。取り上げられたのは、ルイボス茶、 マテ茶、○○茶の三種。だがルイボス茶以外は薬みたいな味だそうで、結局これが また飛ぶように売れるのであろう。TVは凄い。
     でも、本気でそういう番組を作るならもっと普通のお茶を飲んだときとの 効果の違いを調べるべきで、個人的な見解は「緑茶で良し」って感じかな。
2001.7.23
  • 夏日。東京は36-37度くらい。いくらエアコン控えめでも28度なら 8-9度の温度差で病気になりそうである。といって、設定温度が30度以上では 冷やし損という感じだし。湿った熱気が重い。
     18で東京に出てきて10年はエアコンの無い家に住んで別に平気だったので、 80年代は絶対に今より気温が低かったと思う。暑くて儲かる業種も有るけれど、 (科学的根拠は薄弱だけど)「京都議定書がどうのこうの」とハッキリしない 政治家たちは「エアコン使用禁止」 である。ついでに「票も入れない」…怒りの順番が逆かも知れないけど…
     ハリウッド映画で「気候変動で水没する南の島の悲劇」なんてストーリーは 絶対に不採用なんだろうなぁ。
  • 今日のFFX
     都市を出て、また長い旅に出る。が、始まりの街道が見た目にはぜんぜん 距離が感じられない割には、道行く人に話しかけると全員意味のある返事をして、 物をくれたりするし、なにより「三歩歩けばモンスターに当たる」という 状況なので、相手が弱くて危険度が低いとはいえ次のセーブポイントまで 一時間半もかかり、今日はそれだけでお終い。
     ところが、セーブしようとするとエラーになった(^^;;
     メモリーカードを抜き差ししてごちゃごちゃやっているうちに復活して 事なきを得たが、ps2もごくたまにしか使わないので接触不良が起きたのかも。
     しかもこのあと再起動もしなくなり、復旧までびびる。今回はHDDも 乗っているので、壊れたときの被害は大きいぞ。
  • 街で11円げっと。
     久しぶりに小銭を拾った。一緒に街を歩いても妻はまったく落とし物には 気付かない(遠くを見ている)ので、かなり視点が異なるようだ。RPGの おかげで探し癖が付いている?
     しかし、RPGと違って街に何千円も落ちていることは滅多にない。
     魔物を倒してお金を得るのは、追い剥ぎっぽいのは別にして 「魔物が貨幣経済に組み込まれているのか?」というのがちょっと疑問だし、 「他人の家の宝箱を開ける」という行為もちょっと英雄的でないのだが そのへんを解決したゲームはあるのかな…。
     FFXでは、リアルな八頭身キャラのプレイだけに、世界観に それなりの現実味も付帯してしまうのだが、基本的な飲み食いは、 「召喚士を守る」という仕事の報酬として生活が成り立っているようなので あまり不自然ではない。財布は「ご一行様」だし、たぶん村の人から預かった 資金をヒロインが管理しているのであろう。
     そのせいか、がんがん戦っている割には所持金があまり増えない。
     街道を行く人たちは、妙に親切で物をくれる人が多い。なんとなく、 「西域にお経を取りに行く三蔵法師一行」のようである。もちろん主役は 夏目雅子。
  • たけしの番組(外国のホームビデオ紹介)で 「幼児が怒濤のネコパンチを食らう」映像が流れていた。
     窓際のネコに幼児が近づくとまず、この子のくりくりの頭に 片手でパンチ・パンチ、それでも 幼児はネコに迫るので、反対の手でパンチ・パンチ。さらに接近されると、 立ち上がって両手でパンチ・パンチの乱れ打ち。
     結局ネコが降参して逃げてしまったのだけれど、幼児がぜんぜん平気だった ところを見ると、パンチを繰り出しながらも爪は立てていない様子で、 迷惑に思いながらも相手は家族の一員…と猫も思っているのだろう。
2001.7.22
  • ランキング番組で『パール・ハーバー』一位。
     来週ランクインするはずの『千と千尋の神隠し』との攻防が楽しみ。
  • 『宋家の三姉妹』鑑賞 ★★ [鑑賞記]
     1900年代前半、激動の中国で一人の銀行家と二人の革命家(孫文、蒋介石) に嫁いだ三姉妹の物語。
     97年、香港・日本合作2時間25分の作品であるが、香港返還の狭間に あって中国政府の厳しいチェックのために、革命に対する描写はかなり の検閲を受けているという。しかし、政治的には極力中立の立場で 作られているように見える。
2001.7.21
  • 『60セカンズ』鑑賞(レンタル) ★ [鑑賞記]
     映画館で見て「暗くて名車もよく見えないよ」と思い、 「DVDになったらストップモーションでもっと観察できるかも」と思ったの だが、やっぱり暗くてよく見えなかった(^^;;
  • 特典は、プロデューサー「ジェリー・ブラッカイマー」の過去の作品の自慢話 も含む。最新作「パール・ハーバー」からの映像もちらっとあるのだけれど、 この人の過去の作品を次々と紹介して話を進めているのを見ると、 『パール・ハーバー』も一連の「楽しさ最優先のエンターテイメント映画」の 流れのひとつであって、テーマが戦争だからといって歴史認識問題とか、 反戦思想とか、他の多くの戦争映画が多かれ少なかれ持っている「何かを感じて もらいたい」という視点は無いよな。ということを再確認した。
     ジェリー・ブラッカイマーの目的はただひとつ、「お客さんに受ける」
     彼が監督(作家)ではなくプロデューサーだというのが、これをより、色濃くし ていると思う。
     ちなみに、メイキングに出てくる作品は、
    • 『ザ・ロック』
    • 『60セカンズ』
    • 『コン・エアー』
    • 『アルマゲドン』
    • 『パール・ハーバー』
    • 『コヨーテ・アグリー』
    • 『エアフォースワン』
    • 『タイタンズを忘れない』
     まぁ、「アメリカってすばらしい and/or 派手な大爆発」のエンターテイメント 作品が見事に並んでいる。
     このラインナップを見ると『パール・ハーバー』の制作者が 「ラブストーリーとして見てくれ」しつこく言うのも分かる気がするが、 だったら舞台は「スターウォーズ」でも良いはずで、真珠湾を持ち出したのは 『タイタニック』以来の「史実は受ける」という単純発想と、真珠湾で試写会を やれば受けるかも。というイベント的発想がありそう。もちろん、 『プライベート・ライアン』の存在も大きいだろう。
  • 今日のFFX
     妻が留守の間に約8時間連続プレイ。舞台は小さな村からこの世界唯一の巨大な 都市に移って、なんとなく「正義のフリヲシタ隠れ悪役」みたいなキャラが登場して きた。
     今度のFFは絵が綺麗だし、しゃべるし、いちだんと「映画みたい度」があがって 大画面プレイにマッチする。
     背景も3D化しているので、迷路では「3D酔い」が発生して気持ち悪いけれど、 FF9みたいな紙芝居感は無くムービーとの境も「ほとんどシームレス」。キャラの 質感がリアルに変化することだけが違いだ。
2001.7.20
  • 『ロミオ・マスト・ダイ』鑑賞(レンタル) ★
     やっぱり、ワイヤーの使いすぎだ。
     本編は映画館で見たので特典狙いでレンタルしたけれど、あまりたいした特典ではなかった。
2001.7.19
  • FFXとHDD到着。本日はインストールのみ。
2001.7.18
  • シャープからワイドなDLPプロジェクターが発売らしく、ぐらぐら。高いけど(笑)
     カラーフィルターが5倍速だというので、是非実機で確認してみたいところ。
    ニュースリリース
  • フジテレビで8/31〜9/1に『タイタニック』放送とか。 「ディレクターズ・カット版」とのニュースもあるらしいが真相は?(CMのタイミングを 作っただけだったりして(^^;?)(もっとも、ネタモトはスポーツ紙)
  • ちなみに、今日からFOXの期間限定セールで、『タイタニック』は2500円。
     確か正価は4900円だったような(^^;;
     在庫を整理した上で、ニューバージョンの発売か?なんてのは邪推か?
     『2001年宇宙の旅』もスクイーズで新登場というのが憎い。あわててリリース しなくて良いから、最初から充実仕様で出して欲しいな。
  • ダイオキシン関連情報サイトへのリンク集
2001.7.17
  • 『ホワイトアウト』鑑賞(レンタル)
  • 『メイキング・オブ・ホワイトアウト』鑑賞(無料レンタル)
     映画館で鑑賞したが、数多くの謎を残したので、なにか手がかりがあるのかなぁ と期待しつつ、メイキングの無料ビデオてセットでレンタル。
     しかし、このメイキング・ビデオは、本編ビデオ販促用の色が濃く 「雪山でこんなにハードな撮影をした」という自慢話が中心で、映画で 描き漏らした事象とか、ダムの迷路の解説、地理関係の解説など、あったら 嬉しい新情報は無かった。ちょっと残念。やっぱりDVDのオマケよりは浅い。
     改めて作品を見ると、やはり折角雪山で苦労して撮影したその大変さが、 あまり画面から感じられないのが、この映画の物足りなさの大きな要因に 思えた。
     とにかく、織田君や松嶋ななこの大アップが多く画はTV的。
     真っ白な吹雪の中で俳優を追うにはカメラが近づくしかないのかも 知れないけれど「白バックに顔」という画ばかり繰り返し出てくると、 真冬の黒部ダムロケでも、スタジオでも、どっちでもわからないじゃん。 と思うし、本物の雪山の「スケール感」も、あの閉塞的な画面からは 表現されようも無い。
     メイキングを見ると、雪山に350馬力の送風機を持ち込んで役者に 風を送っているのだけれどちょっと虚しい。
     ダムの踊り場での格闘、ダムの迷路の中での格闘、水路のトンネルの 中の逃避行、スノーモービルの正面衝突。いずれもメイキングでは 本物のダムで、織田本人が演じたことを誇っているが、作品的には 安全なセットを組んで、ベテランスタントマンを起用して大立ち回り した方が面白くなると思う。
     『MI:2』なんかは、ほとんどのアクションをトムクルーズ本人が こなしたなんてのが、それなりに話題になっていたけれど、織田君の ファンがそういうことを喜ぶとも思えないし、「腰が痛いんだから、 大事にした方が…」なんて思ってしまう。
     私が思いついた「ここが弱点」というのは、
    • 警察署長がコーヒーをひっくり返すのは嘘臭い
    • 警察署長の推理が何の役にも立っていない
    • 犯人が威しの放水をやるけれど、結果水位が増して緊張が高まるというような描写がないので効果が出ない。
    • 警察内部の縄張り争いが滑稽
    • ダムの制御ソフトのメッセージが英語で出来ていて、そんなはずは無い。
    • 松嶋なな子の見せ場が少なすぎ。
    • 推理部分の伏線が不十分で、謎解きで「なるほど」と思うより「なにを〜」と思ってしまう。
    • 雪山の地理関係、ダムの構造が見えない。
    • 携帯電話が圏外なのを大写しにするが、ダム職員なら知ってて当たり前
    • 隣のダムまでの距離や方角を地図で確認する様を大写しするが、ダム職員なら知ってて当たり前
       
2001.7.16
  • 外務省ハイヤー代水増し事件
     それにしても、1200万円も水増ししてごまかせるというのは、どういう感覚なのだろう?  一回千円の距離を乗ったとしたら、1万2千回もタクシーに乗れるんだぞ。
  • 米国迎撃ミサイル実験成功
     いや〜、本当に迎撃できるとなれば、敵も「ひょいっと避けるミサイル」くらい つくるよ、きっと。
     ピストルの弾をピストルで撃ち落とすくらい難しいと言うから、ちょっとでも 相手に避ける気があればもう追えないでしょう。無駄な技術だと思うけどなあ。
     そもそも、100発のうち一発でも外したら、核弾頭の被害は途轍もない。
     ならば、「軍縮努力」こそが最善だと思うが、アメリカは世界の戦争で勝ち まくっているから、引くことなんか考えてないのだな、きっと。
  • 「パールハーバー」失速産経
     先月のニュースだけれど、公開翌週から大失速でライバルに抜かれ、日本での興行に期待するとある。 この土日の興行はどうだったのかな?
  • マイナスイオンの記事
     先日近所の娘向き雑貨屋で「マイナスイオンを発生させる石」というのが売っていて、 かなりぶっ飛んだ。売っている親爺も理屈がわかっている分けないが、 科学的にどう考えてもあり得ない売り文句で商品を売るのは詐欺ではないか。
    (エネルギー供給なしにイオンが出たりしたら、それはオカルトだ(^^;)
2001.7.15
  • 妻がベルギー旅行の他の人の写真を借りてきたので、パソコンに取り込み。
     午前中から真夜中まで集中してやっていたら、肩とPhotoShopで多用する指に 筋肉痛が…熱中しすぎ(^^;;
     もうすぐFFXの発売なので、そうしたらまた肩こり、筋肉痛かも。
2001.7.13
  • 『アラビアのロレンス』がDVDで発売されるらしい。9/14。これは買い。
     基本的に戦争映画は見ないのだが、この映画はドンパチ映画になっていないのが 心引かれる。エアチェックのへなへなテープしか持っていないので、きっと 美しかろう。
     その他に現在戦争物で評価しているのは『地獄の黙示録』。
     戦争の狂気を表現しているのが、善し悪しの判断を越えてインパクトがある。 まあ、ベトナム戦争はアメリカが唯一「勝てなかった戦争」で、一時はざくざく ベトナム戦争映画が作られていたのに、最近はどうも「勝った戦争を華々しく回顧する」 というのが主流か。
     ベトナム戦争関連作品では『タクシー・ドライバー』も良い。これも、心を扱った 映画だ。
     『ディア・ハンター』は、ちょっと日本人には分かりにくいと思う。
     『シン・レッド・ライン』は太平洋戦争物で、しかも「勝って嬉しい」という 単純な映画じゃないのは評価したいところだが、如何せん映画全体のデキが ちょっとうまく行っていないような気がする。
     『大脱走』は、戦時下ではあるけれど、戦争ではなく脱走の技術とチーム ワークを扱った変な作品だ。まあ、面白い。
  • 活性酸素
     講談社現代新書の新刊で科学物質の毒性を告発する本が出ていた。
     「検証!くらしの中の化学汚染物質」河野修一郎
     これが「天下の講談社新書」にしてはタダの恐怖本。
     活性酸素は恐ろしいが、某社のイオン水を飲むことで消去することが 出来る。有り難いことだなんて書いてあるのを見て、がっくり。
     ちなみに、活性酸素のうち最強の毒性を持つ物は"・OH"で、 水の分子から水素がちぎれた形の物。で、この記事では「電気分解で 活性水素が溜まった水を飲むと活性酸素が無毒化できる」とある。 さらに「病気が治る研究が進むと医者は仕事がなくなるので医者は こういう研究をやらない」だって(^^;;;
    活性酸素の基礎
    ・活性酸素は細胞の中において、放射線、光、呼吸によって出来る。
    ・活性酸素には複数の種類があるが、"・OH"以外の形は細胞の中で 「活性酸素消去酵素」で消去されるので、問題は小さい。
    ・活性酸素は活性が高いために、生成後直ちに回りの物質と反応して、 通常一秒以下の寿命しかなく、細胞の核には入りにくい。活性の低い 「過酸化水素」が核に入り込んで、そこで活性酸素に変化する方が危険。
2001.7.12
  • ランプ交換による色温度調整。
    カスタムゲインバイアス
    カスタム高20868169827898
    カスタム低24664126827898
     バイアスは、カラーバーの右下の黒レベル確認バーでまずDVP-S9000ESのパラメータの 明るさで全黒が浮くぎりぎりまで上げ(+8)、そのあと、プロジェクターのバイアス値で ぎりぎり沈む明るさに落とす。
     色温度が高いのは、『タイタニック』
     色温度が低いのは、『恋に落ちたシェイクスピア』を参考に。
     交換前と比べて、赤を持ち上げ、青を落とすようなバランスになった。
     色温度が高いほうは、TVと同じ色合いになることを目標に設定。
     低いほうは、白人女優の白い肌の透明感を赤みを抑えて白く美しく、なおかつ 衣装の色彩は深く濃くを 目標に設定。これがなかなか上手くいって、感動の美しさ。
     色の美しさでは新型に負けない。とかく取りざたされる緑のくすみも 皆無だし。
     でも、暗い部分の透明感はちょっと新型に負ける。くぅ〜(^^;
  • 『チャーリーズ・エンジェル』鑑賞 ★★
     「あ〜、こういう何にも考えていないおばかな映画だったのか〜」と、関心(笑)
     正直言って、ギャグがすべりまくって辛いところもあるのだが、とにかく見た 目が派手でお馬鹿な映画が作りたいという熱意に満ちているし、「オースティン パワーズとマトリックスに多大な影響を受けた」と臆面もなく言われるとまったく そのとおりで、笑うしかない。
     たぶん時代設定は現代だと思うのだけれど、ディスコのお立ち台に招かれて いきなり、トラボルタな振り付けでフロアの空気を凍らせるというギャグもある。 これって、特に踊りに興味の無い20代の若者には本当に意味不明な可能性もあると 思うのだけれど、チャーリーズ・エンジェルのTV版を楽しんだ世代にはすごく 共感できるのかもしれない。このネタが結構好き。
     大きな流れはあるが、ストーリーはたぶんあまり重要ではない。
     一つ一つのネタ、四コマ漫画をたくさん繋げたような印象。危険な仕事を 楽しくこなしているというのがポイントで、登場人物がにこにこしているのが 可愛くて良いと思う。お色気もごく健康的だし。

     ところで、SPEのケースサイズの話題だが、この作品はトールの売り上げが ジュエルの売り上げを上回っているようだが、うちの近所の店では、そもそも トールしか置いてなかった。小型の店ではどちらか一方しか在庫しない店は 多かったのではないかと思われる。
     これでは客が選んだというより、店の都合というのも大きいんじゃなかろうか?  まあ、店はトールが飾りやすく整理しやすいのは確かだと思うのだけれど。
  • 『パールハーバー』論を読む(2)
     某掲示板に「たかが映画なんだから」という趣旨の投稿が載っていた。
     でも、それはアメリカと平等になったつもりでいる平和な日本人の考えなのだと思う。 なにしろ「進化論を教えてはいけない」なんて法律が存在できる国なんだから、彼らにとって 正しいことというのは、論理的だったり、歴史的だったり、真実はどうでも良い。自分が 信じるものが正しい。
     そういうメンタリティーの彼らにとって国威発揚映画が、たかが映画と見られるだろうか? 日本人の感覚とは違うと思う。
     日本人が「加害者日本」の映画を喜んで見ることだって、南京大虐殺や、従軍慰安婦問題 を取り扱った映画を韓国、中国が作ったら見るかな? 特撮のスペクタクルが派手なら やはり売れるのだろうか?でも、作った国の人々は「たかが映画」と思ってみるだろうか?
     真珠湾が過去の風化した出来事だと思っているのは、日本の若者だけじゃないだろうか?
  • 妻が一言「米国はスミソニアン博物館の原爆展示を潰した」と言ってた。
     そうだよね…。戦争を「映画」としてだけ見られるのは、日本人だけだ。
     原爆にしろ、東京大空襲にしろ、あれだけの民間人に対する無差別爆撃を実行したことを 多くの米国民はやって当然と考えるのだろうし。
     ジブリの戦争映画『ほたるの墓』は、米国では「残虐につき年齢制限有り」と 言うのも有名な話だ。
2001.7.11
  • 『パールハーバー』論を読む
     産経の正論という耳がくすぐったくなるようなタイトルのページに 反パールハーバーの論文 が載っていた。
     別の何かの記事(ユリイカの宮崎駿特集だったか?)でも読んだが、「戦争映画が成立するのは、 理屈は色々あるけど戦闘が格好いいからだ」という主張があって、それは全く正しいと思う。
     飛行機、船、爆発。ああいう物は全く格好いい。同じ飛行機でも旅客機より戦闘機の方が 断然格好いい。それは私も思うがだけど戦争は反対だ。
     スペースシャトルだって、宇宙戦艦仕様にしたらきっともっと格好いい(けど、本当に 空に戦争を持ち込むのはやめて欲しいぞ。レーガン)

     戦争映画でも良い物はある。『プライベートライアン』みたいに極限の状況下で 人生の意味を考える兵士たちの人間ドラマは素晴らしいと思うが、冒頭の先頭シーン なんて長々とやるほど下らないと思う。「老人になったライアンが墓参りするシーン」も 兵隊さんよありがとうという退役軍人会に対する挨拶に過ぎず、作品的には不要なカットだ。
     監督は「戦争の再現」がやりたくて、その 正当化のために人間ドラマをくっつけたのじゃないかとさえ思える。

     『パールハーバー』は尚更冒頭の先頭シーンが肥大して、『プライベート ライアン』と同じく戦争と人情をくっつけた構成だが、より視覚効果的に戦争のかっこよさを 肥大させている。
     監督が人情を戦争の口実にしているように、アメリカの観客もまた 「あれはラブストーリーなんだよ」と、CGの戦争を楽しむ。でも映画館を出るときには 「黄色い猿をぶっ殺せ」と心の中では思ってるだろう。
     ハリウッドには沢山の「国威発揚映画」があるし、観客もそれが大好きだ。
     しかし「えひめ丸」が沈んだハワイの軍艦に退役軍人etc.を招待して試写会を開く というのは、お金儲けのためにしてもやりすぎだ。日本に売り込むために、刺激的な 表現をカットして、米国と違う物を見せられるのも、日本人をなめてる。金儲けしかない。
     そうやって、無知なアメリカ大衆は感動的に盛り上げられたフィクションと歴史の 区別も付かずに「やっぱり日本は叩くべき国」と心に刻んで、アメリカは正義であるから 二酸化炭素も出し放題…という、自己中な正義感に陶酔する。
     この映画を「歴史の授業」の一つとしてみせる学校もあるそうだが、戦争は避ける 物であって、「やられたらやり返せ」という物ではないはず。
     そんな映画を、日本人が喜んで見ていて良いのかな?
     「日本人意識のない日本人」はもはや沢山居ると思うが、米国人は愛国意識ムンムン なのが普通だ。純真な日本人が「かっこいい」と思ってみている海の向こうで、 この映画を見たアメリカの子供たちが「日本は卑怯で叩きつぶすべき国だ」と 言う意識を植え付けられるのは、なんとも遺憾なことだ。
  • こういうときにいつも考えるのが、ドイツのことだ。
     どこの国でもたいていの戦争映画でナチス・ドイツは悪役だ。あれってドイツ国内では どうなって居るんだろう?『ライフ・イズ・ビューティフル』なんてドイツでは ヒットしたのかな?
     この作品は私も見たが、後半の悲惨さはどうしても楽しめない。
     『サウンド・オブ・ミュージック』でさえ、長女に感情移入するとちょっと辛い。
  • そういえばハリウッドには原爆を落としに行った英雄物語の映画もあった。
     日本には、原爆をテーマにした映画も小さい物は沢山あるはずだが、あまり見ない。
     米国で上映してもきっと、売れないだろう。
     戦争中の日系人差別を描いた『ヒマラヤ杉に降る雪』も米国では全然ヒット しなかったが、あれだって「戦時下のラブ・ロマンス」には違いない。あの映画の中で 「私はアメリカ人の正義と平等を信じる」というようなセリフを一人の米国人 が言っていたが、それは「祈らねばならないほど頼りない物だから」に違いない。
  • だいたい、そのハワイにしたって、どうしてアメリカの国土なの?
     そもそも、極東支配のための軍事拠点として、原住民からだまし取った 物なんじゃないの?アメリカの正義って何か変じゃない?
  • 確かに日本は悪い。しかし悪いのは戦争指導者であって、そういう意味では 日本を追い込むような政策を取った米国の政治家も悪い。
     戦地に送り込まれた兵士は、日本人も米国人もどちらも被害者だ。しかし、 映画はそういうことは伝えない。
  • 沖縄の米兵が繰り返し問題を起こすのも「米国は偉いから何してもいい」 と彼らが思っている証拠だろう。つまりは、子供の教育の問題だと思う。 きっと彼らは今でも「占領軍」で沖縄は「敗戦国の地」なんだ。

     まあ、そういうことをつらつら考えてしまう戦争映画なのである。
     「戦火に翻弄される恋人たち」を描いても、それが反戦映画になるとは限らない。 アメリカが作るとほとんどの戦争映画は国威発揚映画になってしまうのが、彼ら の基本姿勢なんだと思う。飛び交う飛行機は「実名スターウォーズ」という 感じがする。

2001.7.10
  • ついにプロジェクターのランプ交換。
     稼働時間は約2210時間。定格よりほぼ10%超過。
     たまたま画面に大きな緑のゴミが出たので、分解掃除のついでにと思って交換した。
     パネル回りを綺麗にして、ランプを変えて映すと「おおっ!」まるで 新製品のようではないか(笑)
     カラーバランスも良いし、白は抜けるようだし、コントラストもキリッとして とっても新製品との差が縮まった気分。らっき〜。
     さて、何が新品と変わっているのか、取り出したランプをのぞいてみると、 反射器の表面に細かなひび割れが入っているのが目に付く。
     ここは圧力を受けていないところなので強度の問題はないと思うが、数百回の 温度変化を受け止めてこういうことになったのだろう。
     さらにハロゲン灯に透かして見ると、新品と比べて反射器が赤色をより通すようになっている。
     さては、この変化が色合いの変化の主な要因?
     こういうランプはもともと熱(赤外線)を逃がすために、赤外線以下の短い波長の 光だけを前に反射するように作ってある。この反射コーティングがどうやら 変化して、赤が後ろに抜けてしまうので、カラーバランスが狂うようだ。
2001.7.9
  • 妻が「出会い系サイトのメールが来るようになってウザイ」とi-modeの メールアドレスを変えた。
     翌日やっぱり同じメールが来た。
     変更したアドレスに翌日出会い系メールが来るというのは、docomoのメールサーバは ハッキングされてるんじゃないか?それとも、docomoの社員の内部犯行か。
     私の携帯にも最近出会い系メールが入るが、妻にしろ私にしろ性別不明の記号的アドレスなのに、 妻には女性向けの、私には男性向けのメールが入る。ということは、相手はランダムに メールしているわけではなく、個人情報を持っていると言うことだ。 少人数の友人の他は、docomoとツタヤとスポニチしか、メールアドレスは知らないはず。 やっぱり、docomoが一番怪しい気がする。
2001.7.8
  • 『みんなのいえ』鑑賞(VC市川#2) ★★ [鑑賞記]
     久しぶりの映画鑑賞。VC市川に行くと日曜の15時頃人で溢れている。珍しいことだが、 『A.I.』と『ポケモン』を上映しているためらしい。『A.I.』なんか3スクリーンを 順に使って毎時見られるような状態。えらいこっちゃ。
     そんな中で『みんなのいえ』は、#1(A.I.)の隣の小さな#2スクリーンで、程々の 入りで鑑賞。といっても、100人弱は入っているようだから盛況とも言える。「ブランチ」 のランキングでは4位だったかな?(すぐ上には健さんの『ホタル』も居る)
     ともあれ「夏の映画界は盛況じゃないか」と思う。
  • 50秒ダイエット(特命リサーチ200X)
     一日たったの50秒で、筋肉増強して基礎代謝を向上することが出来るそうだ。
     筋肉を使って疲労し、痛んだ筋繊維を修復するときに以前より更に強くなろうとする 働き、これを「超回復」というが、どのくらいの運動が効率的なのかを調べた結果なんと たったの7秒(100%の力で)でmaxに達してしまう。
     だから、100%の力というのはかなりな物なのだが、一カ所あたり7秒筋肉に全力を 出させれば、筋肉は増える。トレーニングは成長ホルモンが出る直前、つまり寝る前が 最高に効率的。
     普段眠っていてトレーニング効果の高い場所は、 大胸筋、背筋(左右)、腹筋(左右)、大腿筋(左右)の7カ所なので、7*7で49秒。これが、 50秒ダイエット。
     大胸筋を鍛えるのに、手のひらを合わせてぐっと押す、なんて方法は筋トレの 手段として昔から知っていたが、わずか7秒で最大の効果に到達してしまうというのは 初耳。しかし、運動してすぐ寝ると筋肉が太るというのは「お相撲さん」がやっている 方法なので、確かに効きそう。
     逆に早起きや昼休みのジョギングは、効率が悪いってことなのかな?
     とにかく、試してソンはなさそうな話だ。
  • ついでに、ビールの美味しい飲み方
     上記番組の続き。丁寧に取材していたが、ビールの注ぎ方(いわゆる三度つぎ)、 二杯め以降を美味しく飲む方法(塩辛いつまみを食べる)とも、「そりゃ当たり前」 という話で目新しさは無し。
     凄いと思ったのは、ダイエットの取材の後に、美味しいビールの飲み方を持って 来るという一回の番組の構成方法。鬼だ(^^;;
2001.7.7
  • 七夕である。市川駅に、今年は飾りがなかった。ちょっと寂しいかも。
2001.7.6
  • バーンスタイン/ミュージカル『キャンディード』鑑賞
     バーンスタインの直弟子佐渡裕の振るミュージカルを有楽町の東京国際フォーラム・ホールCで鑑賞。
  • 写真の整理って地味な作業だが、単にスライドショーにするだけじゃなくて、複数の写真 を組んでレイアウトしたりコメント入れたりしているうちに創造の刺激に目覚めてしまい、 大変なことになっている(^^;
     96年のシドニーの写真はweb用の1/4 VGAクラスのデータしかないので、必要なものは再スキャン し、説明的カットはコマ割りしてストーリー的に並べたりと、色々やっていると、あの 「からからさんって写真下手?」と言われた屈辱の記録が新たな価値を帯びてくるような 気がするのだ。
     鑑定団でも「箱に価値がある」とか、あるぢゃん(笑)
     ちなみにシドニーで「写真が下手」に見えた最大の原因は、レンズの暗〜いコンパクト カメラで夜景を撮ってたから。海外旅行なので三脚も使ってないから、ブレブレで何を撮りたかったの か分からない写真も多い(笑)
     そういうダメ写真は潔く捨てて、使える写真だけでアルバムを構成すれば、結構 行けるというのが、今回の作業の楽しいところ。
     現在は、一眼レフの明るいレンズとか、ブレ補正レンズでいかに暗い場所でフラッシュを 焚かずに撮るか、にこだわっている。…というのは、他の多くの人はフラッシュを使うので、 人と違う写真を撮るなら自然光を生かすのが分かりやすいからだ。
  • ふと、PhotoShop5/6の解説本を読んだら、4.0からどえらく進化していることが分かった。
     何せ4.0では「写真や文字が浮いているように見える影」を作るのも輪郭線を切り出してレイヤーを 作成してetc.と一仕事だが、5.0以降はコマンド一発でいつでも出来るし変更も簡単(らしい)。
     バージョンアップすればいいような物だが、最近はPhotoShopElementsとかいう廉価版も出て 下手をするとこちらの方が楽?という雰囲気もあり、選べずに困っているのだなぁ。
2001.7.5
  • 神奈川県のカラスが三倍に増えた話
     これはTVのニュースで聞いた話で、ごみの増加と半透明ビニール袋になったことで 餌がとりやすくなったことが増加につながったらしい。
     しかし、写真雑誌に載っていた記事だが、「カラスの自然界での使命は環境 クリーニングである」ということ。生き物の死骸を片付けてくれるのがカラス。 カラスがいないと、腐肉に病原菌が沸いて大変なことになる。
     東京都はカラスの巣を撤去したりしているらしいが、カラスが増えているとい うのは、イコール、ごみ問題。根本的には「ごみを減らす」 「食べ物を粗末にしない」ということが必要なんでしょう。
2001.7.4
  • 秋葉原某店で、ヤマハのDLPプロジェクターを見る。
     平行して映していたのは三菱のL2000V。ソフトは『セブン』
     店内は文字が読めないくらいの薄暗さ。真っ暗のちょっと手前。
     DLPは確かに黒浮きが軽微で、比較すると三菱の液晶の余黒がうす青く見える。 そして、雨に濡れた車のガラスの 水滴が金属光沢を放って先鋭感がある。反面先鋭感優先で暗部の階調が潰れている (黒の引き込みが過ぎる) 感じもするが、こういうのは調整で何とかなりそうだという雰囲気。個人的に黒は 潰さずにそこにある情報を 見せる調整が好きなので、黒さをアピールしたい調整とはちょっと違う。
     腰をすえて見ようかな?と思った瞬間、視界に「赤・青・緑」の帯が飛び込ん できたので、 一瞬「眩暈でも起きたのか」と思ってしまった(暑かったし…)が、すぐに レインボー・ノイズだと思い起こす。
     その筋の掲示板では「あれは大失敗作」「気にならない人なら大丈夫」と意見が 分かれているが、 私的には「吐き気がして見続けられない」という感じ。
     せっかく「黒に強い」というのが売りなのだが、『セブン』を見ると暗い背景の 中に出る字幕、 ワイシャツの白い襟、窓から差す光など、真っ黒に近い背景にコントラストの強い 白が存在するシーンでは のきなみ超幅広の三原色の帯が目に付いて、いわゆる「ぴかちゅう現象」に近い 刺激がある。
     カット換わりや、字幕の出入り、カメラのパンなど、視線が移動する要因の あるシーンではことごとく虹色で、黒バックに白の時が最悪なので、おそらく 白黒映画など最悪だろう。
     すでに買ってしまった人が、努力して体のほうを慣らすというのはあるだろう が、お店で視聴するときにはいわゆる「明るくて綺麗な映像」ではなく、ダークな 背景に光が差す、セブンのような映画を使ったり、白黒映画を使ったり、たぶん 宇宙空間に満天の星というのも、厳しいシーンだと思うので、そういう条件で 試すといいんじゃないか。
     いずれにしても、あれほどの透明感を持ちながら、未完成な感じでもった いないこと。
     早々と、バージョンアップするんじゃ…という気もしたりして…(^^;
  • ついでに?VW11HTも見せてもらう。
     黒浮きの少なさはほとんどDLPと変わらず、素直にこれはすごいと思う。
     思えば、VW10HTが出たときにも当時「比較に耐える他機種が無い」くらいの インパクトがあったが、黒浮きと透明感に関しては他の液晶と明らかに次元が 違うことがわかる。ちょっと悔しい(^^;
     色は、最高に調整しつくした10HTに近い色合いがプリセットで出ているので、 自分で調整すればさらに上にいけるだろうし、とにかく黒がしまったことによる すっきり感は高く、ヤマハのやり過ぎなくらいのツヤツヤ感にもかなり近いが、 一歩手前か…というくらい。
  • 先日有楽町で見た三菱の三管の印象と比較すると、あちらも渋い 色合いが特徴の『プライベート・ライアン』なんかを上映していたが、色合いの 癖の無さ、落ち着きではどちらもいい勝負。
     階調表現では、ヤマハのツヤツヤ感に作為を感じるので、よりナチュラルな 感じのVW11HTが好みに合い、三管の「元が優秀なので無理に作らなくていい」 という意味での余裕感に通じるものがある。ただし、ヤマハのツヤツヤも、 一般受けは高いと思うけれど。
     いずれにしても、先日の「三管ほしい衝動」がひっこむ画質なのは確かだ。
2001.7.2
  • 二週間前くらいから、七夕飾りがあちこちで目に付く。
     駅の短冊などを見ると願いは、受験や恋愛成就が多いようだが。もともとの 成り立ちからすれば「恋愛成就」に一番効果があるのかなぁ?東京じゃなかなか 天の川も見えないので、ああいうのどかなロマンも薄味だけれど。
  • 病院の病棟の突き当たりにも七夕飾りがあって、短冊も用意されてあるが、 プリ・インストールされた短冊には、「病気快癒」「親身の看護」とか書いてある。 病気快癒はともかく、「…看護」はお願いじゃなくて標語だって(^^;
     しかし、院内の短冊に「早く退院できますように」くらいなら可愛いが、 あんまり詳しいことを書くと生々しくてちょっと怖くなるような気がする。
2001.7.1
  • 一日、妻と留守中ため込んだビデオの消化。16時間くらいず〜っとTVの前に 居たのでさすがに消耗する(^^;
  • 飲み会のおかげで、スタートから3kg減だった体重が1kg以上戻る。 暑くて水分が切れていた部分にビールが染み込んだのかも。そして日曜も ビデオばかり見ていたので維持(^^;
     『どっちの料理ショー』を見て、勝ち負けに関係なく気に入った料理を妻が 作ることが多いが、「冷やし中華vs冷やし天ざるうどん」を見て妻が作ったのは、 冷やし中華風のうどんだった。
     「味噌vsマヨネーズ」の対決の時は生野菜にマヨネーズを付けて試食する司会者に 「味噌マヨが最高」という意見で我が家は一致(笑)
  • ダイエーに買い物に行き相変わらず生鮮食料売り場で「○○は××に良い」 という効能書きの多さにあらためて呆れる。食はバランスに尽きる。

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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!