映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2000年 5月
[先月|目次|翌月]

2000.5.31
  • カウンターが60,000突破 毎度愛読者の方々に感謝いたします。
  • 『アンナ・カレーニナ(ソフィー・マルソー)』をBSで見る(録画)。
     ロシアの文豪トルストイの原作をフランス人キャストで英語で撮っているというのは 多国籍だなぁと思う。ともあれ、ソフィーマルソー主演ということで、恋に運命を翻弄 される悲劇のヒロインという雰囲気はたっぷり。ただ、大河小説を二時間弱の枠に収め るために、話が駆け足で主人公以外にも大勢登場人物はいるのだがそこまでは書き込み 不足であり「あらすじ」風になっていたのは勿体ないことだと思った。
     BS2をS-VHS三倍で録画したわりには美しく、大画面で見てもレンタルビデオより 格段に高画質。やっぱ、映画はBSだね。
  • 生ゴミ処理。昨日入れた大根とキュウリの皮は、まだまだ微生物の活動が始まって いないのでしんなりした程度。ところが、突然「空豆の皮」が大量発生したために いきなりプランターの容量いっぱい。投入打ち止めになったのだった(^^;;
     ただ、三角コーナーに放置しただけでも怪しくなってくるのだから、土に埋めた 野菜屑はきっと消滅してくれるだろうと期待しているのだが、先は長そう。
2000.5.30
  • 東映がDVDに参入
  • パークシティー市川・交流掲示板
  • 本日より「生ゴミ処理」の実験開始。
     いくら種をまいても芽が出なかった矢車草のプランターに生ゴミを埋め込んで みただけだが、市販の生ゴミ処理機も「適温を保って攪拌しているだけ」なので、 このくらい暖かければ、土をかぶせて適当にスコップで掻き回してやれば プランターの中で微生物が分解してくれるのではないかという目論見である。
2000.5.29
  • 踊る!オーディオ・アクセサリをちょっと増強。
     今回は、電源ケーブルと、モンスターケーブルの理論。一般に効果有りといわれているが、 これも実は理詰めで説明するのは難しい世界だと思う。
  • 先日立ち読みしたHiVi別冊の「ホームシアター」本。
     ここ何号かはじわじわと一般シアター化してきて「参考にはなるが物足らない」 という微妙な線か?
     しかし今号で目立ったのは「狭い部屋に三管を押し込んだ部屋」
     趣味であるから心意気は素晴らしいが、どの部屋も「ベストポジションは 三管が占め、主は部屋の隅からのぞき見るようなレイアウト」になって しまっている。これはちょっと楽しくない。
     どうせ壁際にエレクターシェルフを置いて乗せるなら、これを使った 擬似天吊りは簡単なことだと思うし、そうすればベスト・ポジションで ゆったり鑑賞できるのになあ。
2000.5.28
2000.5.27
  • YMOのCDを見つけたので購入。
    『イエロー・マジック・オーケストラ』
    『ソリッド・ステート・サバイバー』
    『X∞MULTIPLIES 増殖』…ノリノリだ(笑)
2000.5.26
  • ロミオ・マスト・ダイの特撮の売り、“X-rayバイオレンス”
     殴られた瞬間 X線撮影のような映像になって、骨まで痛い!という感じを出しているが、先日見た 『新造人間キャシャーン』の敵メカがやられるシーンで、敵ロボットが、まさに “X-rayバイオレンス”状態で、骨組みが透けて見える映像に電撃が走る というエフェクト。そう言えば、タイムボカンシリーズでも、電撃ビリビリ状態で 骨が透けて見えるのは毎週のことだったような。タツノコプロのお家芸だな、これは。 思い出すと笑ってしまいそうだぜ(^^)
     ところで、この作品設定が「ロミオとジュリエット」なんですね…。
  • 最近、スクリーンとスピーカーを検討中。あてもなく(笑)
     現在使っているスピーカー、型は古いけれど中型で30Hzあたりまでちゃんと出る 2Wayバスレフ型。周波数特性も大きな癖はなく、明るく気持のいい音がする。 …というと、あまり不満はないのだが(笑)、AVと2chの両立を目指して、もう少し 高解像度なタイプも良いなあと思ったりして。
     しかし、30Hzまできちんと出るスピーカーは昨今の小型SPブームで少ない。 大型SPは高価だしスペース的に置けない。という問題があってぴったり来る スピーカーがなかなか無い。
     また、我が家ではインテリア性も重要。メカメカしたスピーカーではなく、 家具としても違和感のない作りの美しい物が欲しい。(と言うわりには、部屋が ごちゃごちゃしていて、美しくないが…(^^;)
     という所で、JBLから"XTi100"という機種が出た。
     昨年発売になった、ラウンドフォルムのちょっと円錐っぽい美しいスピーカー の、シリーズ的には弟分らしい。こちらは、円を描くのではなく不当偏6角形の エンクロジャーで合理的だし、写真で見る限りなかなかしっかりして見える。
     インテリア性も高いので、実際の音やベストバイ記事が楽しみだ。
     先日書いたSB-M800は、値段の割に合板っぽいところが寂しい。何年も使う ことを考えると見栄えは馬鹿に出来ないからなあ…。
    JBL輸入代理店のページ には、まだ乗っていないみたいだな。
  • キャノンから 一眼レフなデジカメの新型発表。358000円と言うから、まだまだ高いけれど…。
  • 7/19発売の『踊る大捜査線』のDVDは特典映像が40分も付くそうだ。ふん、良いな。
  • 合唱団のちゃむさん主催の飲み会に出かける。 外夫(合唱団員の妻を持つ団外の夫=妻が留守がちで閑(笑))の会の 寺ちゃんと映画の話。アクション映画(リーリンチェイ)バットマン、 SF系、昔のアニメ…などで盛り上がっていたが、なぜか最終的に シェイクスピア系映画の話に突入し、 『恋におちたシェイクスピア』『十二夜』『から騒ぎ』の「シェイクスピア喜劇の夕べ」 を催すことになった。
2000.5.25
  • 『がんばっていきまっしょい』鑑賞。
     だいぶ前に購入したのだが、やっと開封。HiViに邦画の高画質ソフトとして 掲載されていたからだが、色彩は綺麗。ただし、解像度不足という印象を受けた。
     夕日に映える瀬戸内海の望遠ショット…などという、圧縮映像にはめちゃ厳しい条件の 映像も入っているわけだが、やはりというか、細かなさざ波が圧縮ノイズっぽく写って しまって爽やかでない。だから、画質的には中の上といったところ。VHSやLDより上だと 言えるレベルには到達しているから、立派とも言えるが。
     内容は、主人公が作った高校の女子ボート部に、誘われて集まった5人の女の子が、 全員運動部未経験で、初戦敗退「お嬢さんボート部」と笑われるような悲惨な状態から 頑張って「どべを脱出しよう」とみんなで頑張る青春物。
     「良くある話し」だけれど、「良い話」だと思った。
     主人公をつとめる田中麗奈は、これで無数の新人賞を総なめにしたが、最近CMで 見かけるよりずっと少女っぽく普通で、それも可愛いものだ。
2000.5.24
  • 『科学忍者隊ガッチャマン Vol.1』購入
     1〜3話。忍者というだけ有って彼らの役目は「ギャラクターの基地を探し出すこと」で、 戦闘はやむを得ない場合に限り…という建前らしい。気が付きませんでした。
     今見るとなんとなく緩いテンポだが、DVD化で素晴らしい高画質に蘇っているし、実写の 爆発映像などを加工して組み合わせた実験的なアニメーションであったりもする。先が見たい…(^^;
  • 『新造人間キャシャーン Vol.1』購入
     1〜3話。敵アンドロイド軍団の情けないキャラ・デザインは鉄腕アトム並の古さであるし、 主人公の研究室がヨーロッパの崖の上に建つ古城というのは、フランケンシュタインの伝説 の世界である。無理矢理レトロ感覚で作っているのかも知れない。今見るとそういう 美術感覚には違和感があるが、「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった鋼の体… キャシャーンがやらねば誰がやる」…という名調子のナレーションは、今聞いても格好いいし、 体操選手のような複雑なひねりこみを伴うジャンプのアニメーションは、アニメーターの 技量の凄さが伝わってきて驚異的ですら有る。
     続けて見ると、ガッチャマンとキャシャーンの人相がよく似ている気がするのは、 気のせいか?顔が西洋人なのは、輸出を考えていたのか。
     そう言えば、スペインで見た「マッハGO!GO!GO!」も顔はそっくりで、ヨーロッパ に溶け込んでいたなあ。
  • 『ガサラキv.9』鑑賞(レンタルDVD)
     リアルなメカ描写、軍隊描写でそそられたこの作品の最終話。
     途中からヤバイ感じはしていたのだが、最終話はなんと「心の問題」に昇華してしまって これじゃ全くエヴァンゲリオンの世界(^^;;;
     反米革命も小規模な戦闘の結果「アメリカが参った」と言ったのでそれきりお終い。
     「戦争のない平和な世界への第一歩だ」とかいう理屈を付けて首謀者は自殺。
     ガサラキの復活は、搭乗者の心の問題が解決してしまい、お流れ。
     ガサラキにまつわる謎は何一つ説明されないまま、広げるだけ広げた風呂敷を たたむことも出来ずに幕切れ。『設定は作れても、物語を作る力がない』。 こんなことで良いのか?
  • stereo誌のベストバイでパナソニックのSB-M800が5-10万円のスピーカーで一位になっていた。
     これは以前から気になるスピーカーで、数年前からstereo誌ではこのシリーズの評価が高いが、HiViにはかすりもしない。不思議だ。
2000.5.23
  • SONY VPL-VW10HT 画質調整を考える - タイタニック、恋におちたシェイクスピア を色温度・高・低の代表作とし、そのパラメータの中間値を作り、三段階切り替えで全ての映画を快適に。
  • 先日発売になった「ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」のDVD、三話入りで2980円だとか。 買う気にさせる値段だなあ…。
     出来れば4話以上収録して欲しいところだが、どうも片面一層では、これが限度らしい。片面二層 6話収録で5980円の方が個人的には嬉しいけれどね。
  • KINO701のページが、出荷直前情報になった。 5月発売と書いてあるが、本当に本当?(^^;
2000.5.22
  • NHKのBSデジタルなページ
  • 電磁波関係リンク
     先日『電磁波防止ジャケット』なる背広を発見。内ポケットに導電性繊維が使われて いるらしいが「雷に注意」とか書いてある。つかえね〜よ(^^; しかも、携帯電話は 電波の届きにくい場所ほど強い電波を出す仕組みになっているので、中途半端な 逆効果。電磁波シールドは電池寿命を縮めるだけだ。電源を切るしか無い。

    読売(大阪)有害説/無害説
    この中で携帯電話の周波数と電子レンジの周波数が近いと書いているが、電子レンジの周波数は 2450MHzで、携帯の800MHzよりだいぶ高く水に吸収されやすい帯域(1000-3000MHz)にも外れているので 効率はかなり低いはず。
     電気製品は動けば暖まるわけで、本体そのものの発熱の方がよほど大きそう。
    あるある大辞典 - TVの ページだけ有ってセンセーショナルな記事が多いが、真偽不明(^^; しかしこのページ
    [電磁波]電気を通した時、その電気の粒子の粒が周辺まで飛んでいく。その粒子の粒を 電磁波という。電磁波は電気を使うと必ず発生するもの。
     なんて、凄いことが書いてある。科学的に怪しいばかりか日本語としても 変じゃないですか…(^^; 理科の授業で寝てたんじゃないの? 私も二行じゃ説明できないけれど、交流を流したときに電場と磁場が直交して 波のように進行していく図は教科書に載っているはず。粒が飛んでいくってのは、 量子力学か(^^;;
     「携帯電話からは電子レンジの10倍の電磁波がでる」という説明は、 電子レンジが料理するパワーを連想させようと言う狙いだと思うが、 電子レンジが凄いのは内側の話しなんで、なんか頓珍漢だと思う。
     番組の結論は「電磁波の影響は未知」で、妥当なところだが番組作りは 「つかみ」として、明らかに脅しが入っていると思う。
    産経 - 「電磁波と発癌性の関係は無い」という日本の研究報告。携帯電話の周波数で 実験しているところが新しいらしい。(従来は送電線が対象の実験が多い)
    会計事務所の環境問題コーナー - 全般的に怖い感じの記事(^^;
    電磁界ホームページ(関西電力) - 電磁波と、電磁界の違いが説明されている。低い周波数の領域では世界中の研究機関が シロと言っているという説明。
    シグマベストのページ - かなり強烈に電磁波の害を力説している。でもこれは 「電磁波を細胞が活性化する育成波動に変換し健康を維持する」という怪しい 商品の解説(笑)
    電磁波の有害説と無害説 - 両方の説を並べてあり、好感の持てるページです。
  • ペースメーカーへの影響
    通話中の直角接触で電気刺激消失 - 通話中に特定の角度で直接当てたときに誤動作という報告。待機中は問題ないらしい。
    ペースメーカー使用、電磁波への不安増す - 「日本心臓ペースメーカー友の会」によると、「実際の事故報告はなく、あまり神経質になる 必要はないが、不安を抱えている人が多いことも理解して欲しい」という見解らしい。
     JRの車内アナウンスで「ペースメーカーが誤動作する」と連呼することのほうが よほど心臓に悪いのじゃないかという感じがする。とにかくJRはアナウンスが多すぎ。 詳細な知識を伝えること無しにダメダメダメと言うのはJRの努力不足だと思う。
     メーカーでは、携帯電話の影響を受けないペースメーカーは出荷済みで、 既存機種でも自己拍動のセンサーの感度を適切に設定することで、誤動作を防げる というので、早晩実際面の不安も解消されていくことだろうが 「心理的携帯ヒステリー」は今後も続くのでしょうな。
  • 「ためしてガッテン」で「血糖値を下げるには脂肪分を控えることが大切」と 聴いてから油を控えた食生活にしようと画策しているのだが、妻の作った 油控えめパスタを食べながら「やっぱり、イタリアンは油が大事だよな〜」とも思う。
     日本人は和食かね、やはり…。
  • ついに近所のスーパーで「ルッコラ」を発見したので食す。本当にゴマの味がする ので不思議、不思議。
  • 『オセロ('95)』『ガサラキ(9)』レンタル
2000.5.21
  • 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』鑑賞(レンタルVHS)★
     戯曲としてかなり有名で、インターネットで見る限り日本でもかなり 上演されている作品らしいこの話の映画化作品。
     主役の二人が「ゲイリー・オールドマン(レオンなど)」と「ティム・ロス(海の上のピアニスト)」 という役者らしい役者だというのも興味を引く。
     ハムレットのスジをちゃんと記憶していて小難しい映画でもじっと座って我慢 できる人にしか向かないと思うが、劇中劇の部分など目を見張るほど面白い部分 もあって、遅いようなぶっ飛ばしているような不思議なテンポ感に付いて行けれ ば、まあまあ。
     ちょっと人には勧めがたいけれど、シェイクスピアに興味を持った人なら 押さえておくのは良いかもという感じ。
  • インターネットで検索すると、芝居としてのこの作品の情報は山ほど有るので、けっこうメジャーらしい
    ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(映画)
    シェイクスピアとその時代
    ハムレットを10倍楽しむ!!方法オペラもあるらしい。
    ゲイリーオールドマンの出演作(こんなに色々出ているとは知らなんだ…)
  • しかし、地味な映画ばかりの週末だった(笑)
  • カーペット掃除の粘着ローラー購入
     以前から掃除機のパワーが弱いな〜と思っていたのでやっと粘着ローラー購入。
     取れる取れるぐんぐん取れる。けど、こんなにホコリがあったと思うと…(^^;;
2000.5.20
  • 『ベルリン天使の歌』鑑賞(BS2)★☆  先日録画した物を妻と鑑賞。これも結構ブンゲイブンゲイした作品で前半は我慢の一時間だったが、 コロンボの正体には笑ったし、結末はハリウッド版(シティー・オブ・エンジェル)より全然好き(^^; (ネタバラはしないけど…)
     映画はまさに「天使の時間」を表現するかのように淡々と白黒のベルリンの人間模様が繰り返され、 まったく前に進まない。人類が生まれる前から存在していた天使にとっては、時間は無限にある物だ から…。あんまり堂々巡りが長いのでここで挫折してしまう人も居るんじゃないかと思うけれど、 面白くなるのは後半から(^^;
     この天使がサーカスのブランコ乗りの娘に恋をするところから、映画の中の時間も動き始める。
     永遠を捨てて、白黒の世界から色に溢れた世界へ。そして、サーカスの解散と共に姿を消した 娘を捜して当てもなくベルリンをさまよい歩く天使。あてもないはずなのに、娘も天使も出会いの 予感だけは確信を持っているらしいところが、何となく暖かな感じがする。
     失業したサーカスのブランコ乗りと、空から落ちてきた天使の恋人では、現実の世界を生きて いくのは大変だろうなぁと思うけれど、純愛で二人が幸せならそれでいいよね…。と納得して しまうラストが偉い。じわじわっと来る良い映画だ。
    紹介ページ
  • 『美味しんぼう』の中から家庭料理の役に立つネタを抽出したリスト作成
    とりあえず1〜10巻。最初の方は材料の本物志向に対するうんちくが多くあまり役に立たない感じ(^^;
2000.5.19
  • 『追憶』DVD鑑賞(レンタル)★
     なにしろテーマ曲の「追憶」が名曲なので、名曲物は一通り見ようという流れで鑑賞。
     「大学時代はフットボールの選手で今は赤狩りに揺れるハリウッドの脚本家」の男 (ロバートレッドフォード)と、 「彼と同じ文学部の出身で、学生時代から続けている政治活動に情熱を燃やす女 (バーブラ・ストライザンド)」の物語。
     学生時代の記憶から始まって、再会と結婚、出産、離婚、また再会…と、きっと同時代を 生きたアメリカ人には訴えるのだろうなあ…と思うがあいにく現代の日本人なので、 それほど深い印象も持たずに淡々と終わってしまった(^^;;;
     二人の接点は文学部のクラスメートだったというだけで、「お気楽男」vs 「イデオロギー全開の真面目一徹女」の組み合わせで、このこの二人が結婚に至った こと自体が、寂しい女をお気楽男が受け入れたという構図以上のものではない気がするし、 別れて当然のような性格の二人ではある。
     映画としてどうかな〜とは思うが、人生、そういうことも有るでしょう。という 感じ方もするのは年を取った証拠か。まさに追憶…(^^;
    さとなおさん
  • 『ソフィーマルソーの三銃士』DVD鑑賞(レンタル)★
     ソフィーマルソーが「修道院に隠されて育ったダルタニヤンの娘」という設定で、 ルイ14世(だったかな?)を亡き者にしようとする悪人相手に彼女が剣を手に暴れまくり ます。
     ストーリーは悪人が洗濯物リストを暗号表と取り違えたりなどという、ジョークを 全体に散りばめたしょ〜も無いもので(フランス人のギャグセンスはよくわからん(^^;;) 基本的に「アイドル映画」という感じだけれど、惜しいことに剣の腕前では キャサリン・ゼタ・ジョーンズは負けたかな、という…。
     DVDとして画質が良ければ買っても良かったのだけれどレンタルで正解の画質だった のも辛い(^^; 画質の良いヨーロッパ作品て、なかなか無いなぁ…。
2000.5.18
  • タイタニックを見よう…という宴会の構想があるので、タイタニックが 一番格好良く見えるようにプロジェクターの色温度調整。
2000.5.17
  • 青年アナキン決定!  というわけで、ホームページに行くと子供、青年、ダースベイダーの中身、と三人並んだ写真が 掲載されているのであるが、見事に中間。そして、葛藤の末に暗黒面を選択する、その複雑な心理を 表現してくれそうな憂い顔。彼の顔を見ただけで、暗黒面への道のりが平坦な物ではなかったことが 想像される。
     Hayden Christensen, a 19-year-old Canadian actor...だそうだが、いやはや探せばそういう 顔の人が居るもんだ。噂で最右翼だった『ディカプリオ』は、このクリステンセンと比べてみると、 「子供のアナキン」に近すぎて、「後のダースベイダー」に至る陰りは持ち合わせていないように 見える。
  • 過去の仕事は、といっても19歳だけどTVで活躍していた人 らしい。
  • 環境goo生ゴミ処理機をキャンペーン価格で  買うとおまけに天然水が6本付いてくるらしいが、環境をテーマにしているくせに ペットボトル商品を配るとはいかなる矛盾か…?
  • 会社の消火訓練に参加。
     ホースを持って走り回る(^^; 他に消化器訓練もあり、豪快に粉まみれになる(^^;;
     一番思ったのは「消化器のレバーは結構重い」…力一杯握らないときちんと動作しない。
     それから、 「若い女の子とおばさんは全然駄目」…もたもたもたもたして、全然消火器を扱えない。 訓練であれじゃあ、本当の火事では何一つ出来ないだろうな。
    1.「火事だ〜」と叫んで回りに知らせる
    2.消火器を持って火元に近づく
    3.ピンを抜く。
    4.ホースを持つ、
    5.レバーを握る。
     これだけのことなのに、なぜ使えないのかなぁ…。特に叫べない、握れない。
     消防署の人のお話の中に、「火事で109番に掛けた」という話しも。そりゃ〜渋谷の デパートだって(^^;; 人間あわてると使い物にならないな。
2000.5.16
  • 迷光対策暖簾
     先日、右スピーカー前の壁面にキーボードが置いてあったのを片づけてしまったため、 白い壁面がそのまま表れた。
     これがものすご〜く、明るい。左は黒布を掛けたオーディオラックなので、なおさら 右壁面の白が目立つ。
     東急ハンズのカーテン売場に、ごく薄いインド綿を藍色に染めた暖簾状の物が売っていたので これを試してみる。サイズは178cm*100cm。ちょうど目的の壁面にエアコンがあるので、これに 棒を引っかけて簡単設置。軽いので多分画鋲で留めてもOK。
     光が透けるほど薄い布だが、迷光対策にはこれで十分だし、上映中の雰囲気が落ち着いて、 普段の部屋のイメージが暗くなりすぎない。ちょうどいい買い物だったと思う。
  • ハンズ新宿店でやっと「トスカのポール」の実物に遭遇。
     感想は、ごついけど格好いい。
  • 『梟の城』DVD購入
     二枚組でDD,DTS両対応、特典満載と、値段はちょっと高いが頑張った仕様のディスク。
     まず特典ディスクから見たが、フジテレビの忍者特番がまるまる収録されていてこれが結構 面白い。マンガの忍者と現代の傭兵と、忍術伝承者の三者のコメントを比較して本物の忍者の 技を再現しようと言う企画。
     予告編集やキャストへのインタビューもけっこうボリュームがあり、speなどの出している コレクターEd.にも負けない感じ。おまけディスクだけで1200円くらいの価値があると見た(^^)
     本編はなかなか鮮やかな発色でコントラストもしっかりしており、邦画の中ではかなりの 水準を行っていると思う。
  • ためしてガッテン『糖尿病対策』
     私も健康が気になるお年頃である。
     糖尿病は「もともとインシュリンの出が悪い」という日本人の体質と 「脂肪細胞からインシュリンの阻害物質が出る」という仕組みと「血糖値が上がるほど インシュリンの働きが悪くなる」という暴走が組合わさって起きるらしい。
     つまり、ある程度血糖値が高くなると、インシュリンが効かなくなって細胞に糖分が 取り込まれなくなるため満腹中枢が「空腹」と誤判断し食欲が暴走して悪循環にはまる。 これは怖い仕組みだ。
     カロリー制限して運動するというのは常識だが、「脂肪分」の摂取が多いと総カロリー を減らしても血糖値が下がらないと言うのも知らなかった。脂肪と血糖値が直結している とは意外。
2000.5.15
2000.5.14
  • 実家の庭の花をデジカメで撮影し、妻への土産とする。
  • 物置の(捨てがたい)がらくたのうち、オークションで売れる価値の残っていそうな物を救済。 ラジオ、テレコ、エフェクター、シーケンサーetc.
     一方、アニメ/SF関係の蔵書が雨漏りのために損壊しているのを発見して大打撃である。
     カリオストロの城、ガンダム、地球へ、009、イデオンなど今でも懐かしい作品の映画化 に関するリアルタイムの記事などが沢山あってお宝だと思うのだが…。
     SF関係では「SFマガジン・星新一ショートショート1001作記念」なんてのも懐かしい。
  • 実家から戻って「妹の夫が写真機家で…」という話をしていたら、
     「やっぱり機械は使かわなくっちゃね」と相づちを打っていた妻が、ふと、
     「だからといってやたらに買わないように」とか…(^^;
  • ちなみに私の欲しいカメラは キャノン EOS-1v
     妹の夫のカメラよりちょっと高いかな?でも私は写真撮るぞ(^^;;
2000.5.13
  • NHK交響楽団の定期演奏会(Cプロ)鑑賞
    ・ハイドン交響曲93番
     ハイドンの曲としては弦の本数が多い。(そういう時期の作品だということらしい)  弦の密度が濃くて心地よい演奏。
    ・ヴァレーズ/積分
     弦は低音だけで、管と打楽器が主役という曲で舞台転換に時間がかかる(^^;  アヴァンギャルドの走りのような曲であるが、実はこういう曲ほど各プレイヤーの 「音色の冴え」なんていうものが物を言う。無機的になりがちな管一本のロングトーン を聴かせる音にするのはやっぱり名人の技か。なかなかの演奏。
    ・指揮者のデービット・ロバートソンは、ピエール・ブーレーズの後任として アンサンブル・アンテルコンテンポランを指揮しているということで、古典と現代の 交錯したプログラミングには納得だが、さて、周囲のお客さんは付いてきているのか…(^^?
    ・モーツァルト/モテット『踊れ、喜べ、幸いなる魂よ』
     ソプラノの森麻季はコンクールでドミンゴに発掘された逸材とか。  技巧的な見せ場の多いこの曲を柔らかく冴えた響きで歌いこなした。  オペラ的なそれとは異なる、はったり抜きの清々しい技巧に聞き惚れる。
    ・バルトーク/組曲「中国の不思議な役人」
     妻が先日この曲の合唱で舞台に乗ったが、ここでは合唱無し。なんで?と 思ったら合唱は全曲番にしかなかった。組曲は最後の怪しい音楽が無い。
     演奏はエネルギッシュで迫力有り。というか、N響的に安定している。
  • ホールの外に出ると「ワイソニック(Y-SONIC)」というテクノ歌謡バンドが 演奏していた。女の子のボーカルに、男のキーボード2とドラム。シーケンスパターンは MDのMTR。歌詞もちょっとテクノ風味。
     いまどきテクノ・ビートを聴くと懐かしくてちょっと燃える。YMO世代だから(笑)
  • ダッシュで新宿バスターミナルに向かい帰郷。
  • 実家で妹と話しているうちに、妹の夫が「写真機家」で有ることが判明する。
     「写真機家」とはサンダー平山氏の造語で「写真より写真機を愛する人」の意で、 毎月数冊の写真雑誌を買ってきては「帰ってきて見、着替えて見、ご飯食べて見、 お風呂に入って見、寝床で見」と写真雑誌を眺める合間に生活しているらしい。
     そこで妹が「そんなに欲しいなら買えば」と言ったら ミノルタα−9 を買った。現在は防湿ケースに保管し、毎日磨いているらしい(^^)
     しかし可笑しいのは、旅行に行くときには「重いから」、あるいは「ホコリが付くから」 という理由でコンパクト・ズーム機でしか写真は撮らないという。まさに写真機家(^^)
     現在は「重い方が安定するんだよね」といっては 縦位置コントロールグリップを欲しがり「重いから撮らないんじゃないの」と か、突っ込まれているらしい(^^)
     んなこんなで、現在の妹夫婦の主力写真機は『チェキ』。 女子高生みたいでぃ…(^^;;
  • しかし妹は夫の指導で「シャッター半押し」の特訓などを受けているらしい。
     カメラ雑誌も読むように言われており、専門用語の羅列もぜんぜん平気に 成長していたのだった。
     もともと「下手のメカ好き」な人ではあるが、こういうのも夫婦の個性なのかね〜。
  • 注:下手のメカ好き … 電気製品や車の選択基準が「とにかくボタンやインジケーターが 山ほど付いて、いじるところが多いこと」な人。
     コンポならグライコ必須、車ならオプションはフル装備。兄弟なので気持ちは分かる(笑)
  • ちなみに、妹の新車は「トヨタ/ファンカーゴ」でオプション総額50万(^^; DVDカーナビは 当然だし、シフトはF-1みたいなハンドルに仕込んだボタン式セミオートマ。 ちっ、格好いいなぁ(^^;;
  • 母とはリサイクル問題で討論する。
     つまりは、30年前にはこんなにゴミは出なかったねぇ…という昔話であるが、 昔は「循環型社会」出会ったことは間違いない。コカコーラ1リットルサイズ瓶の 補償金が50円だったという話は、強烈に懐かしい。
2000.5.12
  • サントリーホールで、日フィルの 「20世紀の作曲家たち」第V期【Part 17】5月12日(金) 《日本のシンフォニック・ウェーヴ I》
    • 黛 敏郎:BUGAKU【舞楽】(1962)
    • 芥川也寸志:弦楽のための三楽章〔トリプティーク〕(1953)
    • 三木 稔:レクィエム[オーケストラ付混声版・初演](1963/76)
    指揮/小林研一郎
    バリトン独唱/青戸 知
    合唱/武蔵野合唱団

    を聴く。
     来年3月までの会員券を求めての第一回目。
     この回の一番の目当ては芥川也寸志のトリプティークの実演を聴くことだったが、 全体的にイメージよりも数段叙情的な厚い演奏だった。これもまた新鮮。ただ、楽章ごとの 「メカニカルな鮮烈さ」と「叙情」のコントラストはこういう演奏では弱まって しまうかも知れない。
     BUGAKUはこんな物か。
     三木稔のレクィエムは、三木稔じたい好きなわけではないので評価は辛くなるかも 知れないが、合唱がしばしば混沌と言葉が聞き取れなくなるのは不満だった。
     バスはまだ良いのだが全体が歌うと何を言っているのか不明で、極めて単調な響き の連続。現代音楽の試行錯誤の時代の作品であることを割り引いても 「日本人の現代音楽」としての個性もなければ、西洋の流行(当時)が生きている感じも しないので、曲は「長い長い語りを聴かされている気分」に終わってしまった。

     会員券を買うのが直前だったので、良い席は取れなかったが、 会場全体に「小林研一郎ファンクラブ」の雰囲気があり、異常におばさん度が高い。
     二階中央ブロック最後列の私の席の周囲では、前にずらりと「仲良し4人組」が陣取り 全員双眼鏡持参。休憩時間といわず、"演奏中"といわず、とにかく喋りまくる。
     左横方向のおばさんは、ペンライトを取りだしパンフレットを読む。ライトを取り出す ときにキーホルダーの音をがちゃがちゃさせる。とにかく「お茶の間TV」状態。
     「この人達はなんだ」と思っていたら、正体は合唱曲の時に判明。
     武蔵野合唱団のお友達グループで、並び終わった団員に向けて手を振り 「気がつかないわね〜、せーので手を振ってみましょうか」と言ったかと思ったら 4人が一斉に両手を上げてゆらゆらと…、私はまるで「バーレーボールの試合で 東洋の魔女にブロックされたロシアのアタッカー」のごとく憂鬱な気分に落ちたの だった。
     「きゃっ気が付いてくれたわ!」といって、舞台で手を振っている合唱団員も アマチュアだからといって、素人気分丸出しで不愉快。

     演奏後、指揮者が出てきて 「日フィルにとって現代音楽の演奏会を企画するリスクは大きい。皆さんの暖かい 支援をお願いしたい」 という内容のスピーチをしていたが、察するに、これらのおばさん方はチケットが 売れないが為に合唱団のコネを利用して安価にばらまかれた、現代音楽などには全く 興味のない、ただのお友達、あるいは指揮者のファンクラブの例会に過ぎないのでは 無いか。
     コバケン氏のスピーチの美声を聴いていると、それで氏のファンになるママサン コーラス関係者が多いのは想像が付いた。
     しかし、オーケストラ経営の苦しさには理解を示すとしても、「ばらまきチケット」 の客にまともな「現代音楽リスナー」の集中力を台無しにされるような集客をして いるのでは本末転倒ではないか。出演料が高いから(?)といって、素人気分丸出しの 合唱団を使うことが、お金を払って聴きに来る客に失礼ではないのか、もう一度 考えて欲しい。
     「日フィルの現代物は客層が悪い。次回は止めておこうか。」私はそう思って しまったが、4回分のチケットを買ってしまった後ではいかんともしがたく、 不安を我慢するだけである。
     次回、次次回とコーラス無しであり、最終回の栗友会が「セミプロ」クラス なのがせめてもの希望の種だ。

2000.5.11
2000.5.10
2000.5.9
  • お台場メディアージュのページ
  • 連休明けですいているだろうと思い『アクアシティー』に。
     先に出来たビーナスフォートは女性だけがターゲットであまり面白いこと 無かったけれど、ここはアベックか、一人で来ても楽しそうな様々な店が 入っていて面白い。次はメディアージュで映画も見よう。
2000.5.7
  • 編集おわり。最後は打ち上げパーティーの飛び入り演奏を、酔っぱらいの 下品な嬌声を繰り返し聴取に耐えるようにカットし、演奏と奏者のコメント だけテンポよく繋いでいく(笑) 意外に本編よりもノリが良いだけに楽しめたりする。
     GW中に編集が終わって良かった〜(^^;;
  • 夕方妻の出演するコンサート鑑賞
     演目は『J.S.バッハ/マタイ受難曲』。これがドイツ語で3時間半も ある大作だ。オケ、ソリスト、合唱、すべて密度の高い響きがして良い 演奏だったが、演奏する人に負けずに聴く方も疲れるね。
  • しかし、この連休はちっとも映画を見られなかったな〜
2000.5.6
  • まだ編集。
2000.5.5
  • 演奏会テープの編集。
     DATからYAMAHAのデジタルリバーブ経由でMDに落とし、パソコンの MDコントロールソフトでカット編集を加えていく。客席の咳や曲目紹介の 言い直し、演奏の小さな弾き直しまで、細かく刈り込んでいくので 気力の勝負である。
2000.5.4
  • 朝から晩まで演奏会。DATテープ4本に録音。
2000.5.3
  • リコーダーと合唱の練習。明日は演奏会である。
2000.5.2
  • 『エリザベス』DVDで液晶プロジェクターの色温度調整
     エリザベスはコンポジットマスターだし、全体に緑の霧がかかったような 画像でかなり低画質の部類にはいるのだが、これを綺麗に見るための色温度 設定を試みる。
    詳細はこちらで
  • 『機動戦士ガンダム/第08MS小隊 - ミラーズ・リポート -』鑑賞(レンタル)
  • 『機動戦士ガンダム/第08MS小隊 - ラスト・リゾート -』鑑賞(レンタル)
  • 蜷川達夫の『真夏の夜の夢』鑑賞(彩の国芸術劇場)
     和風に演出されたシェイクスピア。
     舞台が石庭風になっていて、白い砂を踏み散らしての演技。
     公爵は殿様、芝居する職人も日本の職人になっており、パックは 京劇役者が踊り俳優がセリフを担当するという方法で軽やかな演技 を演出。
     なかなか面白かったが、公爵(=オペロン)のカクゼツが悪かった のだけが惜しかった。
2000.5.1
  • 妻と三郷の中古ピアノ屋さんに、ピアノを見に行く。ホームページを持っていて、 妻がメールでやりとりして話を進めたらしい。経営者一人、調律師一人という感じのお店 …というか倉庫であった。
  • 北小金のあじさい寺に行く(散歩)。花の寺として有名だが桜、菖蒲、紫陽花、紅葉… すべてOFFシーズン。わずかに小手鞠と小さな藤棚があり、紅葉の新緑が綺麗。
     というわけで、参道にある無人販売の巨大ほうれん草と菜の花を買って帰る。
  • 近所に出来る巨大新築マンションのモデルルームを見学。ちょっと良いかも。
  • 晩御飯に、北小金のほうれん草のおひたし。『美味しんぼ』に載っていた 「根っこの赤い部分のみじん切りを散らすと甘くて美味しい」というのを再現。 ちょっとおいしさUP。お浸しがご馳走に。
     北小金の菜の花を使ったスパゲティーも。ほろ苦さに春を感じる(^^)


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!